JP3092446B2 - 消失模型の製造方法 - Google Patents

消失模型の製造方法

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JP3092446B2 JP06118823A JP11882394A JP3092446B2 JP 3092446 B2 JP3092446 B2 JP 3092446B2 JP 06118823 A JP06118823 A JP 06118823A JP 11882394 A JP11882394 A JP 11882394A JP 3092446 B2 JP3092446 B2 JP 3092446B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湾曲した筒形状の消失
模型を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の消失模型の製造方法としては、
例えば特開昭64−40139号公報に開示された技術
を挙げることができる。この公報の技術によれば、発泡
スチロールによって湾曲した筒形状の消失模型を上下に
分割して個々に成形し、これらを別途成形された中子に
合わせて接合し、相互の接合面を接着液によって接着し
ている。なお前記中子を使用するのは、消失模型がその
使用前に変形するのを避けるためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術におい
ては、二つに分割して成形された消失模型を接着する工
程が必要であり、また曲率の異なる消失模型を成形する
にはそれぞれの曲率毎に模型成形用の型を用意しなけれ
ばならない。本発明が解決しようとする課題は、筒形状
の消失模型をストレートに一体成形することによって分
割された消失模型の接着工程を不要とし、この消失模型
の成形作業を簡素化するとともに、消失模型の曲げ度合
いを選択することで、消失模型の成形型は一種類でも曲
率の異なる複数種の消失模型の提供を可能とすることで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明における消失模型の製造方法は、筒形状の消
失模型をストレートに成形した後に所定の湾曲形状に曲
げて保持し、その状態で消失模型の中空部及びその外周
部の少なくとも一方に造型材を充填してこの造型材を硬
化させることを特徴とする。
【0005】
【作用】前記の方法によれば、所定の湾曲形状に曲げて
保持された前記消失模型の中空部あるいは外周部に造型
材を充填してそれを硬化させることにより、要求に応じ
た湾曲形状の消失模型が作られる。そして最初の工程で
は消失模型をストレートに成形すればよいので、二つに
分割して成形した模型を接合する手間が省けて成形作業
が簡単となる。またストレートに成形した消失模型の曲
げ度合いを選択することにより、一種類の成形型で成形
した消失模型から曲率の異なる複数種の消失模型を作る
ことが可能となる。さらにストレートに成形された一つ
の消失模型を所定の長さに切断することにより、複数個
の消失模型として使用することもできる。
【0006】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。 実施例1 図1は消失模型20の製造工程を表した説明図である。
まず図1(A)で示すように模型用の成形型10によっ
て筒形状の消失模型20をストレートに成形する。つま
り消失模型20がストレートであるから、前記成形型1
0はこれまでの上型12及び下型14にスライド型16
を加えることにより、筒形状の消失模型20を分割する
ことなく一体に成形できる。なおこの消失模型20は周
知のように発泡スチロールなどによって成形され、鋳造
時には消失模型20と溶湯とが入れ替わって筒状の製品
が鋳造される。そしてこの鋳造の対象となる製品として
は、例えばエンジンのインテークマニホールドやエキゾ
ーストマニホールドを構成するパイプである。
【0007】図1(B)で示すようにストレートに成形
された消失模型20の両端部を図1(C)で示すように
チャック24で把持し、この消失模型20を所定の湾曲
形状に曲げてその形状に保持している。なおチャック2
4による把持箇所は、要求される湾曲形状などに応じて
追加すればよい。つぎに湾曲形状に保持されている消失
模型20の一方の開口端部を図1(C)で示すように通
気性のある蓋26で閉塞し、他方の開口端部から砂と粘
結材とを混合した造型材30を消失模型20の中空部内
に入れる。この中空部内に造型材30が充填されたら、
消失模型20の湾曲形状を保持した状態で造型材30を
硬化させる。これによって前記チャック24を外しても
消失模型20は湾曲形状のままに保たれる。
【0008】前記造型材30を硬化させた後の消失模型
20はチャック24などによる拘束を要することなく所
定の湾曲形状に保持されているので、これを例えばイン
テークマニホールドのパイプ以外の部分に対応する模型
(図示外)に接合してインテークマニホールド全体の消
失模型を作ることが可能である。また本実施例では前記
消失模型20を他の関連模型と接合する前に、この消失
模型20の中空部内に造型材30を充填しているので、
消失模型20が仮に細い場合でも造型材30を容易に、
かつ均一に充填することが可能である。
【0009】実施例2 図2に消失模型20を所定の湾曲形状に保持するための
別実施例が示されている。この実施例では、上型40に
対して消失模型20を所定の湾曲形状に曲げた状態でセ
ットし、この上型40と下型42とを型合わせする。こ
の状態で消失模型20の中空部内に例えば実施例1の場
合と同様の手段によって造型材30を充填し、かつ上型
40の開口部(図示外)などを利用して下型42の内
部、つまり消失模型20の外周部にも造型材30を充填
する。この後、消失模型20の中空部及び外周部の造型
材30を硬化させれば、消失模型20はその中空部及び
外周部の造型材30によって所定の湾曲形状に保持され
る。したがって消失模型20を硬化後の造型材30と共
に前記下型42から取り出すことができる。そこで消失
模型20を造型材30と共にそのまま鋳造用の金型(図
示外)にセットして鋳造を行うことも可能である。
【0010】この実施例2においては、前記上型40と
下型42とに対して曲率の異なる複数個の消失模型20
をセットして前記のように造型材30を硬化させること
により、各消失模型20を同時にそれぞれの湾曲形状に
保持することができる。なお実施例2において消失模型
20の外周部にのみ造型材30を充填して硬化させるこ
ととし、中空部に対する造型材30の充填は省略しても
消失模型20の湾曲形状は充分に保持される。ただし鋳
造時には消失模型20の中空部に鋳物砂が充填されるの
は言うまでもない。
【0011】実施例3 図3に実施例2をさらに変更した例が示されている。こ
の実施例3では図3(A)で示すように消失模型20の
中空部に対し、ストレートの状態においてシリコーンゴ
ムなどの素材からなる弾性部材46を挿入しておく。そ
してこの弾性部材46の両端を実施例2と同構成の上型
40にセットし、消失模型20を所定の湾曲形状に曲げ
て保持する。その後、実施例2と同様に上型40と下型
42とを型合わせし、かつ下型42の内部、つまり消失
模型20の外周部に造型材30を充填する。この造型材
30を硬化させた後に前記弾性部材46を消失模型20
から抜き取る。この実施例3においても各消失模型20
を硬化後の造型材30と共に下型42から取り出し、そ
のまま鋳造用の金型にセットして鋳造を行うことができ
る。
【0012】このように消失模型20をその中空部内に
弾性部材46を挿入した状態で曲げることにより、消失
模型20に微妙な湾曲形状が要求された場合でも精度よ
く曲げることが可能である。なお前記弾性部材46を抜
き取った後の消失模型20の中空部内に、鋳造時におい
て鋳物砂が充填されるのは前記の場合と同じである。
【0013】以上の各実施例において消失模型20の形
状は円筒に限らず、角筒形状であってもよい。また消失
模型20の外周の一部に突起などがある場合でも、その
突起の位置によっては前記の技術で充分に対応できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、筒形状の消失模型をストレー
トに成形してから所定の湾曲形状に曲げることにより、
従来技術のように二分割して成形した消失模型を後から
接着するのと違って消失模型の成形作業が簡素化される
とともに、ストレートに成形された消失模型の曲げ度合
いを選択することで、消失模型の成形型は一種類でも曲
率の異なる複数種の消失模型を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における消失模型の製造工程を表した
説明図である。
【図2】実施例2を表した断面図である。
【図3】実施例3における消失模型の製造工程を表した
説明図である。
【符号の説明】
20 消失模型 30 造型材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状の消失模型をストレートに成形し
    た後に所定の湾曲形状に曲げて保持し、その状態で消失
    模型の中空部及びその外周部の少なくとも一方に造型材
    を充填してこの造型材を硬化させることを特徴とする消
    失模型の製造方法。
JP06118823A 1994-05-31 1994-05-31 消失模型の製造方法 Expired - Fee Related JP3092446B2 (ja)

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