JP3092088B2 - サスペンション装置 - Google Patents

サスペンション装置

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JP3092088B2
JP3092088B2 JP03276931A JP27693191A JP3092088B2 JP 3092088 B2 JP3092088 B2 JP 3092088B2 JP 03276931 A JP03276931 A JP 03276931A JP 27693191 A JP27693191 A JP 27693191A JP 3092088 B2 JP3092088 B2 JP 3092088B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/40Type of actuator
    • B60G2202/41Fluid actuator
    • B60G2202/416Fluid actuator using a pump, e.g. in the line connecting the lower chamber to the upper chamber of the actuator
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2500/00Indexing codes relating to the regulated action or device
    • B60G2500/02Supply or exhaust flow rates; Pump operation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車輛の懸架系として
のアクティブサスペンション等への利用に最適となるサ
スペンション装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】車輛の懸架系としてのアクティブサスペ
ンション等に利用されるサスペンション装置について
は、従来から種々の提案があるが、例えば、図7に示す
サスペンション装置にあっては、車輛の四輪各部(図中
には一輪部のみ示す)における車軸A(Tはタイヤ)と
車体Bとの間に配設された油圧シリンダたるアクチュエ
ータ1に油圧源2からの作動油を制御弁3を介して供給
することでアクチュエータ1における圧力を上昇させる
と共に、該アクチュエータ1からの油圧を制御弁3を介
してタンク4に排出することでアクチュエータ1におけ
る圧力を低下させて車輛の四輪各部における車高制御を
なし得るとしている。
【0003】尚、アクチュエータ1には懸架ばね(図示
せず)が介装される一方でガスばね1a及び減衰バルブ
1bが付設されている(図8参照)。
【0004】制御弁3は、コントローラCからの指令信
号で所謂アクティブに作動するように構成されている
が、コントローラCには車体Bに装備されて前後加速度
や横加速度を検出するセンサC1及び上下加速度を検出
するセンサC2からの信号がそれぞれ入力されるとし、
各センサC1,C2からの検出値が該コントローラCで
演算処理されて、上記制御弁3への指令信号として出力
されるとしている。
【0005】一方、上記サスペンション装置のための具
体的な油圧回路としては、例えば、図8に示すような構
成のものが提案される。
【0006】即ち、該油圧回路は、油圧源2と制御弁3
との間を供給路5で連通する一方で制御弁3とタンク4
との間を排出路6で連通し、かつ、制御弁3とアクチュ
エータ1との間を油路Lで連通するとしている。
【0007】尚、図中には、車輛のフロント側のみを示
し、車輛のリヤ側については同一の構成となるのでその
図示を省略する。
【0008】供給路5にはフローコントロール弁5a、
フェールセーフ弁5b、アキュムレータ5cが直列に配
設されると共に、排出路6にはオペレートチェック弁6
aが配設され、かつ、供給路5と排出路6とを連通する
連通路7にはリリーフ弁7aが配設され、さらに、制御
弁3にはフェールセーフ弁3aが並列するように配設さ
れるとしている。
【0009】それ故、上記した油圧回路によって制御さ
れる従来のサスペンション装置によれば、路面走行中の
車体Bに現れる車輛の状況を検出する各センサC1,C
2からの検出信号がそれぞれコントローラCに入力され
ると共に、これが該コントローラCにおいて予め設定さ
れているところに基づいて処理された信号として制御弁
3に出力され、該制御弁3の作動によってアクチュエー
タ1における圧力を高低制御し、走行路面の状況に応じ
て車輛の四輪各部における車高をアクティブに制御し得
ることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のサスペンション装置にあっては、その汎用性の向上
を期待できない危惧がある。
【0011】即ち、上記従来のサスペンション装置にあ
っては、走行路面の状況に応じて車輛の車高をアクティ
ブに制御するための制御弁3に加えて、長時間の駐車等
でエンジンを切った時の車高を保持するためのチェック
弁やオペレートチェック弁6aが必要になると共に、フ
ェールセーフ時の車高保持のためのフェールセーフ弁5
bやフェールセーフチェック弁3a等が必要とされてい
る。
【0012】それ故、機器類が多いことによる該装置に
おける組立行程数の増大化や装置全体の大型化あるいは
全体重量の増大化が招来されると共に生産コストの上昇
化が招来され、さらには多くの機器類を配管で接続する
ために該装置の車輛への搭載に際して多大の組立工程数
を必要とすることになり、その汎用性の向上を期待でき
ないことになる。
【0013】この発明は、前記した事情に鑑みて創案さ
れたものであって、その目的とするところは、所謂アク
ティブな車高制御が可能なのは勿論のこと、そのために
のみのバルブ類を必要とせずに駐車時やフェールセーフ
時の車高保持が可能であり、しかも構造簡単にして搭載
性に優れ安価であり、その汎用性の向上を期待するに最
適となるサスペンション装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の手段は、車輛の四輪各部に配設されて上端
が車体に連結され下端が車軸に連結されるアクチュエー
タに対して作動油を給排することで該アクチュエータに
おける圧力を制御して車輛の四輪各部における車高制御
をなし得るように形成されてなるサスペンション装置に
おいて、アクチュエータをシリンダと、シリンダ内にピ
ストンを介して出没可能に挿通したピストンロッドと、
シリンダ内にピストンを介して区画したロッド側油室と
ピストン側油室とで構成し、上記ロッド側油室とピスト
ン側油室とをシリンダの外部で連通するバイパス路を設
け、このバイパス路の途中にポンプからなる作動油供給
手段を設けてロッド側油室又はピストン側油室のいずれ
か一方に選択的に作動油を供給させ、更に上記ロッド側
油室とピストン側油室とを連通する他の油路を設け、こ
の油路の途中にロッド側油室から排出される作動油の通
過時に減衰力発生を可能にする第1の減衰力発生機構
と、ピストン側油室から排出される作動油の通過時に減
衰力発生を可能にする第2の減衰力発生機構とを設け、
各減衰力発生機構がそれぞれに連通するシリンダ内油室
からの作動油の流出を阻止するチェック弁を有してなる
と共にシリンダ内油室からの作動油の通過時に減衰力を
発生させる減衰バルブを有してなることを特徴とするも
のである。
【0015】そして、第1の減衰力発生機構がロッド側
油室とタンク側とを連通するシリンダ外部の油路に配設
されてなる一方で、第2の減衰力発生機構がピストン側
油室とタンク側とを連通するシリンダ外部の油路、ある
いはピストンのいずれかに配設されてなるとするもので
ある。
【0016】そしてまた、各減衰力発生機構における減
衰バルブは、要する場合には、発生減衰力を変更し得る
ように設定されているとし、作動油供給手段は、正逆転
可能なポンプを有して、あるいは方向切換弁を有してバ
イパス路における作動油の両方向流れを可能にするよう
に設定されているとする。
【0017】
【作用】それ故、車輛の四輪各部における車高が走行路
面の状況で変化されるとき、該車高変化の状況が車体に
装備の前後加速度や横加速度及び上下加速度を検出する
各センサで検出されると共に、該各センサからの検出信
号がそれぞれコントローラに入力される。
【0018】コントローラは、予め設定されているとこ
ろに基づいて上記各信号を演算処理して、これを作動油
供給手段への指令信号として出力する。
【0019】作動油供給手段は、例えば、正逆転可能な
両方向ポンプを有していて、該両方向ポンプが正転され
るとき、バイパス路を介してシリンダ内のピストン側油
室に作動油を供給してアクチュエータを伸長傾向にし、
該アクチュエータにおける圧力を上昇させる。
【0020】また、上記両方向ポンプが逆転されると
き、バイパス路を介してシリンダ内のロッド側油室に作
動油を供給してアクチュエータを収縮傾向にし、該アク
チュエータにおける圧力を低下させる。
【0021】その結果、車輛の四輪各部に配設のアクチ
ュエータにおける圧力が車輛の走行路面の状況に応じて
高低制御され、車輛の四輪各部における車高変化が阻止
されて、車輛における姿勢制御が可能になる。
【0022】一方、アクチュエータにおける圧力制御が
休止されている間は、該アクチュエータの伸縮時に第1
及び第2の各減衰力発生機構における減衰バルブを作動
油が通過することになり、このときそれぞれ所定の減衰
力が発生されて、該アクチュエータにショックアブソー
バ機能を持たせることが可能になる。
【0023】
【実施例】以下、図示したところに基づいてこの発明を
説明する。
【0024】図1に示すように、この発明の一実施例に
係るサスペンション装置は、アクチュエータ1と、作動
油供給手段8と、第1の減衰力発生機構9及び第2の減
衰力発生機構10と、を有してなる。
【0025】アクチュエータ1は、懸架ばね1cの配在
下に車輛の四輪各部に配設されて上端が車体Bに連結さ
れ下端が車軸Aに連結されるもので、シリンダ11内に
出没自在に挿通されたピストンロッド12の図中下端と
なる先端に連設されたピストン13でシリンダ11内に
ロッド側油室R1とピストン側油室R2とを区画形成し
てなる。
【0026】上記ロッド側油室R1とピストン側油室R
2は、シリンダ11の外部に配設のバイパス路L1で連
通されており、該バイパス路L1には、作動油供給手段
8が配在されている。
【0027】尚、この実施例にあっては、上記ピストン
ロッド12の上端部と車体Bとの間にはロードセルC3
が配設されていて、アクチュエータ1における圧力を検
知し得るように設定されている。
【0028】作動油供給手段8は、バイパス路L1にお
ける作動油の両方向流れを可能にするように構成されて
なるとするもので、この実施例にあっては、駆動源たる
両方向モータ8aと、該両方向モータ8aで駆動される
油圧源たる両方向ポンプ8bと、を有してなる。
【0029】両方向モータ8aは、正逆転を可能にす
る、即ち、コントローラCからの指令信号で正転、逆転
のいずれかに選択的に駆動し得るように設定されてな
り、その正転時には両方向ポンプ8bを正転させ、その
逆転時には両方向ポンプ8bを逆転させるように構成さ
れている。
【0030】尚、コントローラCには、前記した従来例
と同様に、車体Bに装備されて前後加速度や横加速度を
検出するセンサC1及び上下加速度を検出するセンサC
2からの信号がそれぞれ入力されると共に、この実施例
にあっては、上記ロードセルC3からの検出信号も入力
されるとしている。
【0031】両方向ポンプ8bは、この実施例にあっ
て、その正転時にはシリンダ11内のピストン側油室R
2に作動油を供給し、その逆転時にはシリンダ11内の
ロッド側油室R1に作動油を供給するように設定されて
いる。
【0032】一方、第1の減衰力発生機構9及び第2の
減衰力発生機構10は、それぞれシリンダ内油室からの
作動油の流出を阻止するチェック弁9a,10aと、シ
リンダ内油室から排出される作動油の通過時に減衰力発
生を可能にする減衰バルブ9b,10bと、を有してな
る。
【0033】そして、この実施例にあっては、第1の減
衰力発生機構9は、ロッド側油室R1とタンク4とを連
通するようにシリンダ11の外部に設けられた油路L2
に配設され、第2の減衰力発生機構10は、ピストン側
油室R2とタンク4とを連通するようにシリンダ11の
外部に設けられた油路L3に配設されている。
【0034】また、各減衰力発生機構9,10におい
て、チェック弁9a,10aと減衰バルブ9b,10b
はそれぞれ並列するように設定されている。
【0035】それ故、上記した実施例において、例え
ば、両方向ポンプ8bが正転される際には、タンク4か
らの作動油が第1の減衰力発生機構9におけるチェック
弁9a及びシリンダ11内のロッド側油室R1を介して
バイパス路L1中に流通され、該作動油がシリンダ11
内のピストン側油室R2に供給されることになる。
【0036】このとき、ピストン側油室R2は第2の減
衰力発生機構10における減衰バルブ10bを介してタ
ンク4に連通されているので、該ピストン側油室R2と
上記ロッド側油室R1との間に差圧を生じる。
【0037】従って、ピストン側油室R2における油圧
がロッド側油室R1より高くなり、ピストン13がシリ
ンダ11内を上昇する傾向になる、即ち、該アクチュエ
ータ1が伸びるようになって、該アクチュエータ1にお
ける圧力が上昇されることになる。
【0038】上記と逆に、両方向ポンプ8bが逆転され
る際には、タンク4からの作動油が第2の減衰力発生機
構10におけるチェック弁10a及びシリンダ11内の
ピストン側油室R2を介してバイパス路L1中に流通さ
れ、該作動油がシリンダ11内のロッド側油室R1に供
給される。
【0039】このとき、ロッド側油室R1は第1の減衰
力発生機構9における減衰バルブ9bを介してタンク4
に連通されているので、該ロッド側油室R1と上記ピス
トン側油室R2との間に差圧を生じる。
【0040】その結果、ロッド側油室R1における油圧
がピストン側油室R2より高くなって、ピストン13が
シリンダ11内を下降する傾向、即ち、該アクチュエー
タ1が縮むようになって、該アクチュエータ1における
圧力が低下される。
【0041】尚、上記のアクチュエータ1における圧力
の変化は、前記したロードセルC3で検知されると共
に、該ロードセルC3で検知されたところがコントロー
ラCに所謂フィードバック信号として入力される。
【0042】一方、作動油供給手段8が休止されている
場合には、バイパス路L1を作動油が流通しないので、
該アクチュエータ1が伸縮作動する際には、シリンダ1
1内のロッド側油室R1からの作動油は第1の減衰力発
生機構9における減衰バルブ9bを介して、また、ピス
トン側油室R2からの作動油は第2の減衰力発生機構1
0における減衰バルブ10bを介して、タンク4側に排
出される。
【0043】その結果、アクチュエータ1の伸縮作動時
には、各減衰発生機構9,10において、所定の減衰作
用が発現されることになり、該アクチュエータ1にショ
ックアブソーバ機能を持たせることが可能になる。
【0044】図2は、各減衰力発生機構9,10におけ
る減衰バルブ9c,10cが可変式とされているもの
で、この実施例による場合には、アクチュエータ1の圧
力を制御する際に各減衰バルブ9c,10cによる減衰
力を高いものとすることで、少ない作動油の流量でアク
チュエータ1に大きい制御力を得ることが可能になると
共に、フェールセーフ時には低い減衰力発生に止めて硬
過ぎないサスペンションとすることが可能になる。
【0045】図3は、作動油供給手段8の構成が変更さ
れた実施例を示すもので、駆動源たる一方向モータ8c
と、該一方向モータ8cで駆動される油圧源たる一方向
ポンプ8dと、方向切換弁8eと、を有してなる。
【0046】この実施例による場合には、駆動源及び油
圧源の各構成が簡単になり、方向切換弁8eの配設を必
要としても、該作動油供給手段8全体の耐久性を向上さ
せながら廉価にすることが可能になる。
【0047】図4に示すサスペンション装置は、この発
明の他の実施例を示すもので、第1の減衰力発生機構9
がロッド側油室R1とタンク4側とを連通するシリンダ
11の外部の油路L2に配設されてなるに対して、第2
の減衰力発生機構10におけるチェック弁10aがピス
トン側油室R2とタンク4側とを連通するシリンダ11
の外部の油路L3に配設されるとし、かつ、第2の減衰
力発生機構10における減衰バルブ10bがシリンダ1
1内で摺動するピストン13に配設されてなるとするも
のである。
【0048】因に、上記ピストン13においては、減衰
バルブ10bの下流に別途にチェック弁10dが配設さ
れてなるとし、該チェック弁10dはロッド側油室R1
からの作動油がピストン側油室R2内に流入することを
阻止している。
【0049】この実施例に係るサスペンション装置にあ
っても前記図1に示す実施例のサスペンション装置と同
様に作動すること勿論であるが、この実施例によれば、
シリンダ11内のピストン13に減衰バルブ10bを配
設されるので、特に、シリンダ11の外部におけるタン
ク4側の構成が簡単になる利点がある。
【0050】図5は、各減衰力発生機構9,10におけ
る減衰バルブが可変式の減衰バルブ9c,10cがとさ
れているもので、この実施例に係るサスペンション装置
にあっては、前記図2に示す実施例の場合と同様に、ア
クチュエータ1における圧力制御が容易になり、フェー
ルセーフ時に低い減衰力下でのサスペンションとするこ
とが可能になる。
【0051】図6は、前記図3の実施例と同様に作動油
供給手段8に方向切換弁8を有してなるとするものであ
る。
【0052】尚、該作動油供給手段8は、駆動源たる一
方向モータ8c及び油圧源たる一方向ポンプ8dを有し
てなること勿論である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果がある。 (1) 各請求項の発明によれば、ポンプからなる作動油供
給手段を作動させてシリンダ内のロッド側油室とピスト
ン側油室の圧力を高低制御するのでシリンダ内の圧力制
御が確実に実行される。特にシリンダは複動シリンダで
あり、ピストンに加わる圧力の方向を変えるため、供給
圧力を有効に使用できる。 (2) 同じくポンプからなる作動油供給手段で直接シリン
ダ内の圧力を制御するため、アキュムレータ,ガスば
ね,制御弁等が不要となり、非常に簡易な構成でサスペ
ンション装置を実現できる。 (3) 同じく作動油供給手段が作動されない時にはシリン
ダ内のロッド側油室とピストン側油室とがいずれかの減
衰力発生機構における減衰バルブを介して流通されてア
クチュエータにショックアブソーバ機能を持たせること
が可能になり、少ない部品点数で所定の車高制御と乗り
心地が可能になり、少ない部品点数が故に構造簡単にし
て組立行程の削減や軽量化及びコストの低廉化が可能に
なり、安価にして搭載性に優れ、その汎用性の向上を期
待するに最適となる等、幾多の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るサスペンション装置
を示す図である。
【図2】図1に示す実施例に対して減衰力発生機構にお
ける減衰バルブの構成を変更した実施例を示す図であ
る。
【図3】図1に示す実施例に対して作動油供給手段の構
成を変更した実施例を示す図である。
【図4】この発明に他の実施例に係るサスペンション装
置を示す図である。
【図5】図4に示す実施例に対して減衰力発生機構にお
ける減衰バルブの構成を変更した実施例を示す図であ
る。
【図6】図4に示す実施例に対して作動油供給手段の構
成を変更した実施例を示す図である。
【図7】サスペンション装置の車両への搭載状態を示す
図である。
【図8】サスペンション装置の回路図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ 4 タンク 8 作動油供給手段 9 第1の減衰力発生機構 9a チェック弁 9b,9c 減衰バルブ 10 第2の減衰力発生機構 10a チェック弁 10b,10c 減衰バルブ 11 シリンダ 12 ピストンロッド 13 ピストン A 車軸 B 車体 L1 バイパス路 L2,L3 油路 R1 ロッド側油室 R2 ピストン側室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 17/015 B60G 17/056

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輛の四輪各部に配設されて上端が車体
    に連結され下端が車軸に連結されるアクチュエータに対
    して作動油を給排することで該アクチュエータにおける
    圧力を制御して車輛の四輪各部における車高制御をなし
    得るように形成されてなるサスペンション装置におい
    て、アクチュエータをシリンダと、シリンダ内にピスト
    ンを介して出没可能に挿通したピストンロッドと、シリ
    ンダ内にピストンを介して区画したロッド側油室とピス
    トン側油室とで構成し、上記ロッド側油室とピストン側
    油室とをシリンダの外部で連通するバイパス路を設け、
    このバイパス路の途中にポンプからなる作動油供給手段
    を設けてロッド側油室又はピストン側油室のいずれか一
    方に選択的に作動油を供給させ、更に上記ロッド側油室
    とピストン側油室とを連通する他の油路を設け、この油
    路の途中にロッド側油室から排出される作動油の通過時
    に減衰力発生を可能にする第1の減衰力発生機構と、ピ
    ストン側油室から排出される作動油の通過時に減衰力発
    生を可能にする第2の減衰力発生機構とを設け、各減衰
    力発生機構がそれぞれに連通するシリンダ内油室からの
    作動油の流出を阻止するチェック弁を有してなると共に
    シリンダ内油室からの作動油の通過時に減衰力を発生さ
    せる減衰バルブを有してなることを特徴とするサスペン
    ション装置。
  2. 【請求項2】 第1の減衰力発生機構がロッド側油室と
    タンク側とを連通するシリンダ外部の油路に配設されて
    なる一方で、第2の減衰力発生機構がピストンに配設さ
    れてなる請求項1記載のサスペンション装置。
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