JP3091578U - 調整自在の３ｄ多色ウェーブ生成器システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本物の３Ｄウェーブのコラム形状をより良好
に生成し、同時にこのコラムを照明して、視覚的効果を
完全なものにする。 【解決手段】 光源５と、光の色を変えるカラーディス
ク８を備え、さらに、その第１の端部でコードホルダ４
に取り付けられるコード３を備え、コードホルダ４は、
固体表面に固定されていて、その内部でコード３を自由
に回転させるとともに、コード３の、波を生成する回転
の固定端として用いられ；コード３の第２の端部は、該
コード３を回す駆動されたディスク７に、回転の中心か
ら半径方向に所定距離離れたところで取り付けられ；コ
ードホルダ４と、コード３と、ベースユニット２とが独
立した部材として別々に設置可能とされた、調整自在の
３Ｄ多色ウェーブ生成器システムにおいて、高い柔軟性
を有するが、長さ方向には伸びることのできない材料か
らコード３を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、娯楽目的の照明システム全般に係り、光源と、光の色を変えるカラ ーフィルタ手段とを備え、さらに、その第１の端部でコードホルダに取り付けら れるコードを備え、前記コードホルダは、その内部で前記コードを自由に回転さ せるとともに、波（ウェーブ）を生成する回転の固定点として用いられ、前記コ ードの第２の端部が回転の中心から半径方向に所定距離離れたところで該コード を回転する駆動されたディスクに取り付けられてなる、改良された調整自在の３ Ｄ多色ウェーブ生成器システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】

多くのディスコ用照明システムと違って、本考案は、ステージ用に限定される ものではなく、家やビジネスに使えるものである。本考案は、１〜２５ｍの高さ を使って、０．４平方メートルに満たないところで動作させることができる。

【０００３】 現在、目新しくてエキゾチックな照明効果に対する市場は広い。大抵の照明効 果は、二次元（２Ｄ）に限られている。レーザ照明は、擬似的に三次元（３Ｄ） を実現するが、普通、全体のコストが高い。英国特許出願公開第２２３９３０７ 号明細書に開示されているような駆動された回転する構成が知られているが、こ の場合には、光源を回転させ、回転するフィルタ手段によって色を変えることが ランダムなやり方で行われる。これは、目に見える範囲に良く分離された部分を 有するような、目的とする照明効果を得るのには適していない。国際公開第０１ ／４１１０６号パンフレットは、多色ウェーブ（波）生成器について記述してい るが、コードが長さ方向に伸びる際に幾分問題があって、つまりは形状が不安定 になる可能性がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、本物の３Ｄの波（ウェーブ）のコラム（円柱）形状をより良 好に生成し、同時にこのコラムを照明して、視覚的効果を完全なものにすること にある。

【０００５】 また、本考案の目的は、ホルダとともに、適切に選ばれた材料からコードを形 成して、これにより、向上したコードの自由な動きを可能にするとともに、コー ドの摩耗を最小限にすることにある。

【０００６】 国際公開第０１／４１１０６号パンフレットの生成器においては、コードは、 長さ方向に伸びる可能性があり、回転と、その結果得られる形が不安定になり得 るという結果になりかねない。他方、コードが太くなり過ぎると、形を得るのに 必要な柔軟性が不十分となる。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案の上記の観点により、先に述べたシステムは、非常にしなやかだが長さ 方向には伸びない材料から形成されているコードをさらに備えている。

【０００８】 本考案は、ユーザないし観客の体験を高揚させるために遠隔制御（リモートコ ントロール）によって制御することも可能である。本考案は、その形状をさらに 操作するために、触れることもできる。

【０００９】 本考案のその他の課題、特徴、および長所は、以下の詳細な記載ならびに図よ り、当業者には自明となろう。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案の好ましい実施形態が図に示されている。全ての図を通して、同じ参照 符号は、全て同じ部材を示すものである。

【００１１】 この装置は、三つのユニット、すなわち、ベースユニット、コードホルダ、お よびコードから構成されている。コードは、ベースユニットとコードホルダとを つないでいる。ベースユニットの回転するディスクがコードをぐるぐる回して３ Ｄ波（ウェーブ）を形成する。カラーフィルタを通過した後、光がコードを照明 して、多色の効果を生み出す。コードは、その輝度が最大になり、その周囲の照 明が最小限になるように照らされる。

【００１２】 図、特に図１を参照すると、調整自在の３Ｄ多色ウェーブ生成器１は、１）家 庭用ムード照明効果、２）ディスコ照明効果、３）教育道具、４）ビジネス用の 宣伝道具、というような、室内ないし室外での動作に適応可能である。調整自在 の多色ウェーブ生成器１は、三つの組み合わされた部材、すなわち、ベースユニ ット２と、コードホルダ４と、コード３とから構成されている。コード３は、回 転して３Ｄウェーブを形成できるように十分ゆるくベースユニット２とコードホ ルダ４との間につなげられている。動作中、コードホルダ４は、固定されて動か ないままであり、その内部では、コード３が自由に動けるようになっている。コ ード３は、さらに、回転するディスク７に対して、このディスク内に形成された どの穴を通しても取り付けられるようになっている。コード３は、良く反射して 、耐久性があり、かつ、柔軟で可撓な材料から形成され、さらに、その直径がコ ードホルダ４の穴よりも若干小さ目になっている。しかしながら、この柔軟性が 長さ方向の伸びを許すものであってはならないという点が基本的に重要である。 この長さ方向の伸びは、形状の半径方向の伸びにつながるであろうし、さらには 、増加する遠心力に起因する正のフィードバックとあいまって、効果を完全に台 無しにしてしまいかねない。

【００１３】 図２および図３を参照すると、ベースユニット１は、少なくとも一つの光源５ と、駆動モータ６と、透明なディスク７ならびにカラーディスク８と、反射鏡９ および電子回路とからなり、このうち後者については図示されていない。

【００１４】 光源５は、コード３全体を照らすのに十分広い照明範囲が得られ、しかもその 周囲の照明を最低限に抑えるように決められた二つのスポット式ハロゲン電球か らなる。モータ６は、少なくとも２０００ＲＰＭの速度とされているのが好まし い。というのも、この速度が、波の形を作り、光の色を素早く切り替えるのに大 体必要とされるからである。第１のモータ６の軸は、直に透明なディスク７に取 り付けられ、その一方で、もう一つのモータは、直にカラーディスク８に取り付 けられている。カラーディスク８は、異なる色からなるパイ形状の同形部分に分 けられているため、回転することにより、通り抜けてくる光の色が変更される。 光源５は、反射鏡９に向けられ、この反射鏡９が、ぐるぐる回るカラーディスク ８に光を反射する。アパーチャーを十分小さくすることによって、別々の色に分 けることができる。その効果は、あたかも高速の多色のストロボ光のようである 。透明なディスク７は、光のビームを通過させるように選ばれたものである。彩 色光を透明なディスク７の中心にできるだけ近いところから放射させることによ って、波の表面全体にわたって、一層むらの少ない照明分布を得ることができる 。

【００１５】 図４および図５は、コードホルダ４を示している。コード３は、コードホルダ ４のドームの凸状の側を通して導かれ、結び目が凹面上に拘束されている。この 結び目は、コード３がコードホルダ４から滑り落ちないようにはするが、十分小 さくて、コードホルダ４内でぐるぐる回ることができるようになっている。コー ドホルダ４内には、三つの穴が設けられていて、これにより、壁、屋根、天井、 床などといったどんな表面にもこのコードホルダ４を固定できるようになってい る。コラム（円柱）は、両端が固定され、その間に何も障害物がない限り、どん な角度でも（垂直、水平、あるいは斜めに）動作可能とされている。回転の軸が 斜めになると、つまり、コードホルダ４が回転ディスク７の真上にないと、コー ド３の重さが伸ばす力を非対称にするために、コード３の伸びがより危険な結果 につながる可能性がある。ユーザは、生成される波の振動数を左右する透明なデ ィスク７の回転速度を調整することができる。また、ユーザは、光の強さや、色 の回転速度も調整することができる。

【００１６】 多色かつダイナミックな３Ｄウェーブコラムを作る装置は、その好ましい実施 形態においては、手動ないし自動で調整可能とされている。カラーフィルタ手段 の周波数、光源の強度、コードの長さも、例えば、リモートコントロールユニッ トを介して自動ないし手動で調整することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 作動時における本考案に係る装置全体を示す
概略図である。

【図２】 ベースユニットの機能を説明するための概略
図である。

【図３】 図２のＡ−Ａ線における断面図である。

【図４】 コードホルダを示す概略図である。

【図５】 図４のＢ−Ｂ線に沿った断面図である。

【符号の説明】

１・・・調整自在の３Ｄ多色ウェーブ生成器（調整自在
の３Ｄ多色ウェーブ生成器システム） ２・・・ベースユニット ３・・・コード ４・・・コードホルダ ５・・・光源 ６・・・駆動モータ ７・・・透明なディスク（回転駆動されるディスク） ８・・・カラーディスク（カラーフィルタ手段） ９・・・反射鏡

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【手続補正書】

【提出日】平成１４年８月２７日（２００２．８．２
７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項９

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (9)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 光源（５）と、光の色を変えるカラーフ
   ィルタ手段を備え、さらに、その第１の端部でコードホ
   ルダ（４）に取り付けられるコード（３）を備え、前記
   コードホルダ（４）は、固体表面に固定されていて、そ
   の内部で前記コード（３）を自由に回転させるととも
   に、波を生成する前記コード（３）の回転の固定端とし
   て用いられ；前記コード（３）の第２の端部は、該コー
   ド（３）を回す駆動されたディスク（７）に、回転の中
   心から半径方向に所定距離離れたところで取り付けら
   れ；前記コードホルダ（４）と、前記コード（３）と、
   ベースユニット（２）とが独立した部材として別々に取
   り付け可能とされた、調整自在の３Ｄ多色ウェーブ生成
   器システムにおいて、 前記コード（３）は、高い柔軟性を有するが、長さ方向
   には伸びることのできない材料からなることを特徴とす
   る調整自在の３Ｄ多色ウェーブ生成器システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の調整自在の３Ｄ多色ウ
   ェーブ生成器システムにおいて、 前記光源（５）からの光が反射鏡（９）組品に向けられ
   るように構成されていることを特徴とする調整自在の３
   Ｄ多色ウェーブ生成器システム。
3. 【請求項３】 請求項２に記載の調整自在の３Ｄ多色ウ
   ェーブ生成器システムにおいて、 反射された前記光は、カラーフィルタ手段の一部に向け
   られるように構成されていることを特徴とする調整自在
   の３Ｄ多色ウェーブ生成器システム。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の調整自在の３Ｄ多色ウ
   ェーブ生成器システムにおいて、 前記カラーフィルタ手段は、パイ形状の部分のそれぞれ
   に対して異なる色で色付けされた透過性のディスク
   （８）を備えていることを特徴とする調整自在の３Ｄ多
   色ウェーブ生成器システム。
5. 【請求項５】 請求項１に記載の調整自在の３Ｄ多色ウ
   ェーブ生成器システムにおいて、 前記ディスク（７）は、透明な材料からなり、該ディス
   ク（７）に取り付けられたコード（３）の動きによって
   作られた前記波の周波数を制御するのに、調整自在の速
   度で回転するように構成されていることを特徴とする調
   整自在の３Ｄ多色ウェーブ生成器システム。
6. 【請求項６】 請求項１に記載の調整自在の３Ｄ多色ウ
   ェーブ生成器システムにおいて、 その第２の端部で前記ディスク（７）に取り付けられた
   前記コード（３）は、その第１の端部上で、前記コード
   ホルダ（４）を介して垂直な表面につながれていること
   を特徴とする調整自在の３Ｄ多色ウェーブ生成器システ
   ム。
7. 【請求項７】 請求項１に記載の調整自在の３Ｄ多色ウ
   ェーブ生成器システムにおいて、 長さを変える良く反射するコード（３）が用いられるよ
   うに構成されていることを特徴とする調整自在の３Ｄ多
   色ウェーブ生成器システム。
8. 【請求項８】 請求項１に記載の調整自在の３Ｄ多色ウ
   ェーブ生成器システムにおいて、 前記カラーフィルタ手段の色が変わる周波数、前記光源
   （５）の明るさ、およびコード長さが、リモートコント
   ロールを介して自動ないし手動で制御可能とされている
   ことを特徴とする調整自在の３Ｄ多色ウェーブ生成器シ
   ステム。
9. 【請求項９】 請求項に記載の調整自在の３Ｄ多色ウェ
   ーブ生成器システムにおいて、 作られる波の形や大きさを変えるのに異なる長さのいく
   つかのコード（３）が挿入可能とされていることを特徴
   とする調整自在の３Ｄ多色ウェーブ生成器システム。