JP2001266622A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP2001266622A
JP2001266622A JP2000072931A JP2000072931A JP2001266622A JP 2001266622 A JP2001266622 A JP 2001266622A JP 2000072931 A JP2000072931 A JP 2000072931A JP 2000072931 A JP2000072931 A JP 2000072931A JP 2001266622 A JP2001266622 A JP 2001266622A
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pattern
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transmitting
umbrella
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JP2000072931A
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Kazuo Ogura
和男 小倉
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SHINKO SANGYO TRADING
Shinko Industries Co Ltd
Original Assignee
SHINKO SANGYO TRADING
Shinko Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点灯時に意外性のある光の装飾効果を出すこ
とのできる照明装置を得ること。 【解決手段】 第2のパイプの上には電球状の蛍光ラン
プ223を取り付けたソケット221が配置されてい
る。ソケット221の周囲に固定されたリング状部材2
22から上方に伸びた支持棒225によって内側傘22
4が固定されている。内側傘224と外側傘226はそ
れらの上端部で溶接されている。内側傘224と外側傘
226は共に光を透過しない非透過部に光を透過するそ
れぞれ微小な形状の透過部が所定のパターンで緻密に配
置されている。したがって、蛍光ランプ223の光はこ
れらを通過する際に干渉して特異な照明効果を演出す
る。内側傘224と外側傘226のいずれか一方がモー
タ等によって回転するものであってもよいし、温度によ
って色を変化させるようなものであってもよい。プラス
チック等のシートを使用する際にはこれによる着色効果
も持たせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は照明装置に係わり、
特にインテリアとして適した照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】照明装置の歴史は古く、各種の装置が登
場している。特に最近では本来の照明という機能だけで
なく、インテリアとしての色彩を濃くした照明装置も各
種提案されている。
【0003】図9は、このうち床面に装飾模様を形成す
るようにした照明装置を示したものである。特開平09
−134605号公報に開示されたこの照明装置101
は、その本体内部の天井部分に配置されたランプ102
の下方に2枚の装飾パターン板103、104を上下方
向に間隔をおいて配置している。これら2枚の装飾パタ
ーン板103、104を透過した光によって床面105
に所定の装飾パターンが形成されるようになっている。
【0004】特開平09−134606号公報では、同
様に床面に装飾模様を形成する技術を開示しているが、
こちらの技術では2枚の装飾パターン板をそれぞれ独立
して揺動させている。これにより、床面における装飾模
様に変化が生じることになる。
【0005】この他、特開平09−265818号公報
では、ひごを螺旋状に巻回して形成した骨組の表面に和
紙を貼り付けた提灯型のランプシェードを開示してい
る。この提案では、ランプシェードを構成する和紙のほ
ぼ全面にスリットを多数形成し、スリットを透過する灯
影がひごに一部遮られて光と影が組み合わされた独特の
形状の直接光による模様を実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように各種のイン
テリアとしての要素をもった照明装置が登場している。
しかしながら、図9に示した照明装置は床面を照明する
ものであり、また特開平09−265818号公報に開
示されたランプシェードも提灯型であるので、用途が限
定されてしまうという問題があった。また、提灯型のラ
ンプシェードの場合には、スリットとひごを透過する光
と影の組み合わせを使用しているので、これから生じる
光のパターンが大きく、想定できる光と影の組み合わせ
であって、点灯した際に常識的な装飾効果を出すに過ぎ
ないという問題があった。
【0007】そこで本発明の目的は、点灯時に意外性の
ある光の装飾効果を出すことのできる照明装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)発光体と、(ロ)この発光体の周囲を覆い、
光を透過しない非透過部に光を透過するそれぞれ微小な
形状の透過部が所定のパターンで緻密に配置された第1
の光パターン透過部材と、(ハ)この第1の光パターン
透過部材と間隔を置いてこれよりも外側に配置され、第
1の光パターン透過部材を透過した光が干渉するよう
に、光を透過しない非透過部に光を透過するそれぞれ微
小な形状の透過部が所定のパターンで緻密に配置された
第2の光パターン透過部材とを照明装置に具備させる。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、発光体
から発せられる光が第1の光パターン透過部材と第2の
光パターン透過部材を順に通って照明光として出力され
るようにしている。第1の光パターン透過部材と第2の
光パターン透過部材は共に光を透過しない非透過部に光
を透過するそれぞれ微小な形状の透過部が所定のパター
ンで緻密に配置されており、両者の間で干渉が発生す
る。このため、発光体の点灯時にこの干渉パターンによ
って光の装飾効果を出すことができる。しかも、第1の
光パターン透過部材と第2の光パターン透過部材の微妙
な違いや間隔の不均一によって、干渉パターンが変化す
るので、意外性のある効果も得られる。
【0010】請求項2記載の発明では、(イ)発光体
と、(ロ)この発光体の周囲を覆い、光を透過しない非
透過部に光を透過するそれぞれ微小な形状の透過部が所
定のパターンで緻密に配置された第1の光パターン透過
部材と、この第1の光パターン透過部材と間隔を置いて
これよりも外側に配置され、第1の光パターン透過部材
を透過した光が干渉するように、光を透過しない非透過
部に光を透過するそれぞれ微小な形状の透過部が所定の
パターンで緻密に配置された第2の光パターン透過部材
とを備えた照明部と、(ハ)この照明部をその先端に配
置した支柱と、(ニ)この支柱の途中から分岐した分岐
した1または複数の枝部と、(ホ)この枝部にそれぞれ
取り付けられた物品収容のための皿部とを照明装置に具
備させる。
【0011】すなわち請求項2記載の発明では、照明部
を請求項1記載の発明と同一の構成とし、その下の支柱
部分に枝部を配置しこれらに物品収容のための皿部を取
り付けたので、皿部に適宜物品を配置して照明部を作動
することでインテリアとして優れた照明装置を実現する
ことができる。
【0012】請求項3記載の発明では、(イ)発光体
と、(ロ)この発光体の周囲を覆い、光を透過しない非
透過部に光を透過するそれぞれ微小な形状の透過部が所
定のパターンで緻密に配置された第1の光パターン透過
部材と、(ハ)この第1の光パターン透過部材と間隔を
置いてこれよりも外側に配置され、第1の光パターン透
過部材を透過した光が干渉するように、光を透過しない
非透過部に光を透過するそれぞれ微小な形状の透過部が
所定のパターンで緻密に配置された第2の光パターン透
過部材と、(ニ)これら第1および第2の光パターン透
過部材のいずれか一方をこれらの相対的な配置関係を保
った状態で回動自在に保持する回転軸とを照明装置に具
備させる。
【0013】すなわち請求項3記載の発明では、発光体
から発せられる光が第1の光パターン透過部材と第2の
光パターン透過部材を順に通って照明光として出力され
るようにしている。第1の光パターン透過部材と第2の
光パターン透過部材は共に光を透過しない非透過部に光
を透過するそれぞれ微小な形状の透過部が所定のパター
ンで緻密に配置されており、両者の間で干渉が発生す
る。このため、発光体の点灯時にこの干渉パターンによ
って光の装飾効果を出すことができる。しかも、第1お
よび第2の光パターン透過部材のいずれか一方をこれら
の相対的な配置関係を保った状態で回動自在に保持する
回転軸を有しているので、両者の位置関係を一方の回転
によって変えることにより、干渉パターンを変化させる
ことができる。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載の照明装置で、第1の光パターン透過部材の透
過部は熱によって透過光の色を変化させる材料で構成さ
れていることを特徴としている。
【0015】すなわち請求項4記載の発明では、第1の
光パターン透過部材の透過部が透過光の色を変化させる
材料で構成されているので、発光体等の熱源によって照
明光を変化させることができる。
【0016】請求項5記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載の照明装置で発光体の表面は、熱によって透過
光の色を変化させる材料で構成されていることを特徴と
している。
【0017】すなわち請求項する請求項5記載の発明で
は、発光体の表面そのものを、熱によって透過光の色を
変化させる材料で構成することによって、透過光の色を
効率的に変化させることにしている。
【0018】請求項6記載の発明では、請求項3記載の
照明装置で回転軸を回転させる駆動手段を具備すること
を特徴としている。
【0019】すなわち請求項6記載の発明では単に回転
軸を有しているだけでなく、モータ等の駆動手段を備え
ることで積極的に回転を行わせるようにしている。
【0020】
【発明の実施の形態】
【0021】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0022】第1の実施例
【0023】図1は本発明の第1の実施例における照明
装置を表わしたものである。この照明装置201は、台
202に垂直に取り付けられた大径の第1のパイプ20
3を備えており、その最上部には第1のクランプ204
が取り付けられている。第1のパイプ203には小径の
第2のパイプ205が挿通されており、クランプ204
によって上下方向に任意の位置で止められるようになっ
ている。第2のパイプ205の上部には照明部206が
取り付けられている。また、第1のパイプ203には第
2〜第5のクランプ207〜210が取り付けられてお
り、これらのクランプ207〜210にはそれぞれ腕木
部211を介して受け皿212が取り付けられている。
【0024】本実施例の第2〜第5のクランプ207〜
210の筒状の内面部分と第1のパイプ203の外周面
の間には、図示しないプラスチックシートが介在してい
る。このため、これらのクランプ207〜210にそれ
ぞれ取り付けられたネジを第1のパイプ203の方向に
押し込んで、腕木部211および受け皿212の上下方
向の移動を止めた状態でも、これらのクランプ207〜
210を第1のパイプ203の中心軸を中心として自在
に回転させることができる。なお、プラスチックシート
を介在させる技術については実用新案登録第30565
21号公報に記載がある。
【0025】図2は、照明部を具体的に表わしたもので
ある。照明部206は、第2のパイプ205の最上部に
取り付けられたソケット221と、このソケット221
の周囲に固定されたリング状部材222と、ソケット2
21に上方向に向けて取り付けられた電球状の蛍光ラン
プ223と、内側傘(第1の光パターン透過部材)22
4と、リング状部材222と内側傘224の内面の間に
120度間隔で合計3本取り付けられた支持棒225
と、内側傘224の小径となった頂部にその頂部の内面
側を溶接させた外側傘(第2の光パターン透過部材)2
26で構成されている。本実施例の内側傘224と外側
傘226は共に扇状の金属板を部分円錐状に曲げて側部
を溶接したものであり、それらの全面に等密度に規則正
く小孔を開けている。内側傘224はその内面と外面を
白色に塗装しており、外側傘226は暗色系の塗料、た
とえば深緑色の塗料でその内面と外面を塗装している。
【0026】図3は外側傘の一部を拡大して示したもの
である。外側傘226と内側傘224はそれらの傘のサ
イズが異なるものの、パンチングされたそれぞれの小孔
231のサイズおよびピッチは全く同じである。すなわ
ち、加工に際しては両者を全く同一のパンチングマシン
を使用して加工を行うことができる。本実施例では上下
方向あるいは左右方向に1センチメートル間隔で4つの
小孔231が存在するようなピッチで配置しているが、
小孔231のサイズやピッチは各種変形が可能である。
【0027】図4および図5は傘の一部をそれぞれ拡大
したものである。このうち図4は円形の小孔231Aの
直径が7mmであり、この部材241Aの光の透過率は
45パーセントとなっている。これに対して、図5は小
孔231Bの直径が3mmであり、この部材241Bの
光の透過率は30パーセントとなっている。これらの図
では小孔231、231A、231Bは共に円形となっ
ているが、これに限るものではない。たとえば、四角形
等の多角形やハート型あるいはスペード型となっていて
もよいし、本人のイニシャルの文字が繰り返し打ち抜か
れているものであってもよい。
【0028】このように本実施例の照明部206はその
内側傘224と外側傘226の小孔231によるパター
ンが全く同一の形状に打ち抜かれたものである。このた
め、図2に示す電球状の蛍光ランプ223が点灯する
と、内側傘224と外側傘226の間で光の干渉(モア
レ)が発生する。外側傘226はその外面が深緑色等の
暗色系の塗料で塗布されているため、周囲を比較的暗く
すると、周囲とうまく溶けあった暗い外側傘226の表
面から光が漏れて神秘的かつ落ち着いた照明効果を与え
る。また、内側傘224と外側傘226は同心円状に取
り付けられているが、取り付けに際して円周方向に厳密
には微妙な位置ずれが存在している。したがって、図1
に示した第1のパイプ203に対して第2のパイプ20
5を回動自在に取り付けたり、あるいはソケット221
に対してリング状部材222を回動自在に配置すること
で、内側傘224と外側傘226の目に見える回転位置
を変化させることができる。これにより自分に好ましい
光のパターンを再現させることができる。
【0029】第1の変形例
【0030】図6は、本発明の第1の実施例の変形例と
して内側傘が回転する照明装置の構成を表わしたもので
ある。先の実施例の図1および図2と同一部分には同一
の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。こ
の変形例の照明部206Aでは、電球状の蛍光ランプ2
23のソケット301の小径部の周囲に取り付けられた
図示しない固定具によって複数本の金属パイプ302の
下端部が固定されている。これらの金属パイプ302の
上端部は、中空で下端近傍の外周が螺刻された上部固定
パイプ303の1対のナット304、305によって挟
持されて固定されている。
【0031】上部固定パイプ303のナット305から
わずかの距離を隔ててその上部には軸受306が固定さ
れている。この軸受306には内側傘(第1の光パター
ン透過部材)224Aの上部を溶接したリング状の内側
傘上部固定板307が取り付けられている。したがっ
て、内側傘224Aは、軸受306によって上部固定パ
イプ303に対して回動自在に配置されていることにな
る。
【0032】内側傘上部固定板307の上部にはその外
周部分が螺刻された第1のギア308が上部固定パイプ
303と同心状に配置されており、ネジ309によって
これらが固定されている。第1のギア308はその中心
部に上部固定パイプ303の外周部の直径よりも大きな
空洞を有するリング状の形状をしており、その外周部分
には第2のギア311が螺合している。この第2のギア
311は、上部固定パイプ303の外周部に固定された
モータ312の回転軸313に取り付けられている。こ
のモータ312の図示しない2本の電線は、上部固定パ
イプ303の内部ならびに金属パイプ302の内部を経
てソケット301の内部に引き込まれている。ソケット
301はプルスイッチ315を押し下げるたびに、
(a)電球状の蛍光ランプ223の点灯、(b)蛍光ラ
ンプ223の点灯とモータ312の駆動、(c)蛍光ラ
ンプ223の消灯とモータ312の駆動停止の3つの回
路動作を順に繰り返すようになっている。
【0033】上部固定パイプ303の上端には中心部に
穴が穿たれた外側傘上部固定板317が載置されてい
る。上部固定パイプ303の上端近傍はその内面が螺刻
されている。止めネジ318の締め付けによって上部固
定パイプ303に外側傘上部固定板317が固定されて
いる。両者は溶接されていてもよい。外側傘上部固定板
317の外周部分には、外側傘226Aの上部が溶接さ
れている。内側傘224Aと外側傘226Aは、先の実
施例と同様に二次元的に等間隔に図示しない小孔がこれ
らの全面に配置されている。
【0034】したがって、プルスイッチ315を操作し
て電球状の蛍光ランプ223の点灯とモータ312の駆
動を同時に行うようにすると、第2のギア311の駆動
力が第1のギア308に伝達されて内側傘224Aが上
部固定パイプ303を中心としてゆっくりと回転する。
外側傘226Aは上部固定パイプ303に固定されてい
て回転しないので、電球状の蛍光ランプ223から出た
光が回転する内側傘224Aを通過し、その外側に配置
された外側傘226Aを通過した光のパターンが外側傘
226Aの周囲に現われることになる。先の実施例で説
明したように内側傘224Aと外側傘226Aには同一
のパターンとなった小孔231(図3参照)が多数穿た
れているが、これらの傘224A、224Bの微妙な配
置ずれによって、外側傘226Aを通過する光のパター
ンが内側傘224Aの回転に伴って微妙に変化する。し
たがって、電球状の蛍光ランプ223の点灯状態でモー
タ312を駆動させると、ファンタスティックな視覚効
果を得ることができる。もちろん、モータ312を停止
させた状態で電球状の蛍光ランプ223を点灯させた場
合にも、実施例で説明したような落ち着いた光の効果を
得ることができるので、好みによって両者を選択するこ
とができるようになっている。
【0035】なお、この第1の実施例の変形例では外側
傘226Aを固定して内側傘224Aを回転させること
にしたが、内側傘224Aを固定して外側傘226Aを
回転させることが同様にして可能である。
【0036】第1実施例の変形例の変形
【0037】図7は、本発明の第1の実施例の変形例を
更に変形した照明装置の要部を表わしたものである。こ
の図7で図6と同一部分には同一の符号を付しており、
これらの説明を適宜省略する。この変形例で内側傘22
4Bは、小孔231(図3参照)に相当する透過部分を
不透明な背景部分に規則正しく多数配置するように印刷
されたプラスチックシートを部分円錐状に曲げて側部を
接着したものである。この内側傘224Bの上部を固定
する内側傘上部固定板307Bはその外周部分にすそ部
307B1が加工されており、この部分には適宜、ネジ
孔が設けられている。内側傘224Bの上部にもこれら
のネジ孔に対応する箇所にネジ401を通すための小孔
が開けられている。内側傘224Bの光の透過する部分
は、その材質により、あるいは印刷によって、赤色、青
色等の所定の色になっており、この部分を透過する光が
着色されるようになっている。
【0038】したがって、この変形例の場合には内側傘
224Bと外側傘226Aの組み合わせによる光のパタ
ーンを楽しむだけでなく、照明部206Aの外側傘22
6Aを透過する光の色を楽しむこともできる。なお、内
側傘224Bは適宜交換して、色の変化を楽しむことが
できる。この場合には、まず止めネジ318を外して外
側傘上部固定板317と外側傘226Aを取り外し、外
部に露出した内側傘224Bの上部を止めているネジ4
01を取り外して、新しい内側傘224Bと交換すれば
よい。
【0039】更に、内側傘224Bを構成するシート状
部材の中に、熱によって発色する樹脂あるいは特殊な発
色性高分子構造体を分散させておけば、電球状の蛍光ラ
ンプ223あるいは白熱灯の熱によって発色させたり色
を変化させることができ、光の干渉と併せて微妙な色の
変化を楽しむことができる。
【0040】第2の実施例
【0041】先の実施例および変形例では図1に示した
ように大径の第1のパイプ203の上部に照明部206
を配置して第1のパイプ203には任意の数のクランプ
207〜210を介して受け皿212を配置することに
したが、照明部206をそのまま台202等の固定部に
取り付けて照明を主体とした装置を構成してもよい。ま
た、照明部206は天井や階段の手すり等の他の場所に
配置することも自由である。
【0042】図8は、本発明の第2の実施例として他の
照明装置の構成を表わしたものである。この第2の実施
例の照明装置501は球状の照明部502が短い支柱部
503を介して台504に固定された構造を有してい
る。照明部502は、その上から3分の1程度の高さの
位置までがパンチングメタルを使用したほぼ半球状の上
部照明部505を構成しており、それより下のほぼ半球
状の下部照明部506は透明または半透明のプラスチッ
クまたはガラスで作製されている。これらのプラスチッ
クまたはガラスは、その表面に凹凸の加工が施されてい
てもよい。上部照明部505は下部照明部506に螺合
しており、必要に応じて取り外すことができる。照明部
502の内部には第1の実施例と同様に電球状の蛍光ラ
ンプ223が配置されており、また、上部照明部505
の内側には同じくパンチングメタルを使用したほぼ半球
状の内部傘507が支持具508によって固定されてい
る。
【0043】このような第2の実施例の照明装置501
によれば、内部傘507を透過した光が上部照明部50
5を更に透過する際に美しい光のパターンを生じさせ
る。また、デスクにこの照明装置501を置いているよ
うな場合には、この上部照明部505を通過する光が間
接照明としての効果を発揮するだけでなく、天井にダイ
ヤカット模様等のパンチングされた小孔231の組み合
わせによるファンタスティックなパターンを投影する。
【0044】もちろん、この第2の実施例の照明装置5
01も各種の変形が可能である。たとえば、上部照明部
505や内部傘507をプラスチックやその他の素材に
したり、内部傘507をモータによって回転させること
もできる。特に蛍光ランプ223の代わりに白熱球を使
用し、上部照明部505の上部に放熱のための窓を開け
たような変形の場合には、同じく下部照明部506の最
下部等に開けた空気取り入れ用の穴から空気が上方に移
動する。したがって、たとえば内部傘507にプロペラ
を付けてこれを支柱部503の軸を中心として回動自在
に配置しておくだけで、内部傘507を電源を必要とせ
ずに回転させることができる。
【0045】なお、第2の実施例の照明装置501では
その上部のみを小孔が2層配置されるようにしたが、用
途によっては球あるいはこれを変形した立体形状の表面
の全面をこのような2層構造として、光の干渉による照
明効果を楽しむようにすることも可能である。
【0046】また、実施例では内側傘あるいは内部傘か
らなる第1の光パターン透過部材と、外側傘あるいは上
部照明部からなる第2の光パターン透過部材のそれぞれ
の微小な形状の透過部(小孔)を同一形状とし、同一の
ピッチで二次元平面上に配置する場合を説明したが、特
にプラスチック等の透明体に印刷技術を使用して小孔と
同様の光の透過部分を形成する場合には、各種の変形が
可能である。たとえば、ランプに近い第1の光パターン
透過部材の方の光が通過する部分と第2の光パターン透
過部材のそれのサイズを微妙に変化させたり、位置に応
じてパターンを変化させることも、視覚的に各種のパタ
ーンを出現させる上で有効である。
【0047】更に実施例あるいは変形例では金属板ある
いはプラスチックシートを使用したが、紙等の各種の素
材も使用可能である。また、変形例ではプラスチックシ
ートを単独で使用することにしたが、たとえば鉄、アル
ミニウム、チタン等の金属自体をパンチングする一方
で、これらの表面に着色フィルムを貼り付けることによ
っても、所望の色に着色することが可能である。また、
発光体の表面そのものを、熱によって透過光の色を変化
させる材料で構成することも可能であり、これにより電
球状の蛍光ランプのようにそれ自体が発熱量の少ないも
のであっても、効率的に色の変化を行わせることができ
る。ランプも電球状のものに限らず、リング状等の各種
のものを使用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、発光体から発せられる光が第1の光パターン
透過部材と第2の光パターン透過部材を順に通って照明
光として出力されるようにし、しかも第1の光パターン
透過部材と第2の光パターン透過部材は共に光を透過し
ない非透過部に光を透過するそれぞれ微小な形状の透過
部が所定のパターンで緻密に配置されたものとしたの
で、両者の間で干渉が発生し、発光体の点灯時にこの干
渉パターンによって光の装飾効果を出すことができる。
しかも、第1の光パターン透過部材と第2の光パターン
透過部材の微妙な違いや間隔の不均一によって、干渉パ
ターンが変化するので、意外性のある効果も得られる。
【0049】また請求項2記載の発明によれば、照明部
を請求項1記載の発明と同一の構成とし、その下の支柱
部分に枝部を配置しこれらに物品収容のための皿部を取
り付けたので、皿部に適宜物品を配置して照明部を作動
することでインテリアとして優れた照明装置を実現する
ことができる。
【0050】更に請求項3記載の発明によれば、第1お
よび第2の光パターン透過部材のいずれか一方をこれら
の相対的な配置関係を保った状態で回動自在に保持する
回転軸を有することにしたので、両者の位置関係を一方
の回転によって変えることにより、干渉パターンを自在
に変化させることができる。
【0051】また請求項4記載の発明によれば、第1の
光パターン透過部材の透過部が透過光の色を変化させる
材料で構成されているので、発光体等の熱源によって照
明光を変化させることができる。
【0052】更に請求項5記載の発明によれば、発光体
の表面そのものを、熱によって透過光の色を変化させる
材料で構成することによって、透過光の色を効率的に変
化させることができる。
【0053】また請求項6記載の発明によれば、請求項
3記載の照明装置で回転軸を回転させる駆動手段を具備
することにしたので、第1および第2の光パターン透過
部材の相対的な位置の変化をオートマチックに生じさ
せ、これによる干渉パターンの変化を楽しむことができ
る。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における照明装置を表わ
した斜視図である。
【図2】本実施例の照明部を具体的に表わした斜視図で
ある。
【図3】本実施例で外側傘の一部を拡大して示した要部
拡大斜視図である。
【図4】小孔の配置の他の例について傘の一部を拡大し
た平面図である。
【図5】小孔の配置の更に他の例について傘の一部を拡
大した平面図である。
【図6】本発明の第1の実施例の変形例として内側傘が
回転する照明装置の要部を表わした一部断面図である。
【図7】本発明の第1の実施例の変形例を更に変形した
照明装置の要部を表わした一部断面図である。
【図8】本発明の第2の実施例の照明装置の外観を示す
斜視図である。
【図9】従来提案された照明装置の概要を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
201、501 照明装置 202、504 台 203 第1のパイプ 205 第2のパイプ 206 照明部 211 腕木部 212 受け皿 221 ソケット 222 リング状部材 223 電球状の蛍光ランプ 224、224A、224B 内側傘 225 支持棒 226、226A 外側傘 231 小孔 303 上部固定パイプ 306 軸受 307 内側傘上部固定板 308 第1のギア 311 第2のギア 312 モータ 317、317B 外側傘上部固定板 505 上部照明部 507 内部傘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21Y 101:00 F21S 1/12 G 103:025

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光体と、 この発光体の周囲を覆い、光を透過しない非透過部に光
    を透過するそれぞれ微小な形状の透過部が所定のパター
    ンで緻密に配置された第1の光パターン透過部材と、 この第1の光パターン透過部材と間隔を置いてこれより
    も外側に配置され、第1の光パターン透過部材を透過し
    た光が干渉するように、光を透過しない非透過部に光を
    透過するそれぞれ微小な形状の透過部が所定のパターン
    で緻密に配置された第2の光パターン透過部材とを具備
    することを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 発光体と、この発光体の周囲を覆い、光
    を透過しない非透過部に光を透過するそれぞれ微小な形
    状の透過部が所定のパターンで緻密に配置された第1の
    光パターン透過部材と、この第1の光パターン透過部材
    と間隔を置いてこれよりも外側に配置され、第1の光パ
    ターン透過部材を透過した光が干渉するように、光を透
    過しない非透過部に光を透過するそれぞれ微小な形状の
    透過部が所定のパターンで緻密に配置された第2の光パ
    ターン透過部材とを備えた照明部と、 この照明部をその先端に配置した支柱と、 この支柱の途中から分岐した1または複数の枝部と、 この枝部にそれぞれ取り付けられた物品収容のための皿
    部とを具備することを特徴とする照明装置。
  3. 【請求項3】 発光体と、 この発光体の周囲を覆い、光を透過しない非透過部に光
    を透過するそれぞれ微小な形状の透過部が所定のパター
    ンで緻密に配置された第1の光パターン透過部材と、 この第1の光パターン透過部材と間隔を置いてこれより
    も外側に配置され、第1の光パターン透過部材を透過し
    た光が干渉するように、光を透過しない非透過部に光を
    透過するそれぞれ微小な形状の透過部が所定のパターン
    で緻密に配置された第2の光パターン透過部材と、 これら第1および第2の光パターン透過部材のいずれか
    一方をこれらの相対的な配置関係を保った状態で回動自
    在に保持する回転軸とを具備することを特徴とする照明
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の光パターン透過部材の透過部
    は熱によって透過光の色を変化させる材料で構成されて
    いることを特徴とする請求項1〜請求項3記載の照明装
    置。
  5. 【請求項5】 前記発光体の表面は、熱によって透過光
    の色を変化させる材料で構成されていることを特徴とす
    る請求項1〜請求項3記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記回転軸を回転させる駆動手段を具備
    することを特徴とする請求項3記載の照明装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101056123B1 (ko) * 2010-09-27 2011-08-10 (주)씰링테크 조명장치
CN105782895A (zh) * 2016-05-13 2016-07-20 江苏海事职业技术学院 一种旋转式炫彩灯具
JP2016193204A (ja) * 2016-05-23 2016-11-17 ニチレイマグネット株式会社 装飾具及び装飾具による模様の変化方法
JP2017059431A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 ニチレイマグネット株式会社 照明装置及び投影模様の変容方法

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