JP2008277230A - ランプシェ−ド交換可能な行灯形照明器具 - Google Patents

ランプシェ−ド交換可能な行灯形照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】 ランプシェ−ド部を簡単に交換でき、交換後は一体物となる嵌合部をもつ行灯形照明器具を提供する。
【解決手段】 電灯を含む基台部1を構成する、上、下フランジ部16、17を具備する軸側溝車9と、ランプシェ−ド部2を構成する穴側リング8との嵌合部からなり、両者は嵌め合い関係にある。また上フランジ部16の各小欠落部15の間の弧長を非等長にする。
穴側リング8の内周部には、各小欠落部15に対向し且つ湾入した位置に突起ピン19を設け、かかる位置関係では穴側リング8がスラスト上部方向に動き得て、脱着が可能である。穴側リング8をスライド回転して小欠落部15の非対向位置にするとスラスト上部方向に動き得ず、脱着が不可能になる。尚、小欠落部が任意複数でも同様である。
基台部1からランプシェ−ド部2の脱着が簡単で、着脱不可能位置では強固な接合状態となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フロア、テ−ブル、あるいはデスクなどに置いて使用する照明器具であって、そのうちのランプシェ−ドを有する置き型照明器具に係わる。
置き型照明器具は、フロアやテ−ブルに置いて使用するタイプと、デスクスタンドとがあるが、後者デスクスタンドは精密事務や勉強などの視作業に必要な照明器具で、作業内容や時間に応じて、明るさや光の広がりをコントロ−ルできるものが使われている。
後者に対し、前者のフロアやテ−ブルに置いて使用するタイプにおいては、部屋に光のアクセントを求めるなどの目的のために、インテリアの一環として設置される場合が多いが、その光で簡単な読書程度ができる器具も多い。
次に、本発明に関連あるフロアやテ−ブルに置いて使用する置き型照明器具に係わる文献の例を示す。
特開2006−73542 特開2005−259423 特開平9−190710 登録実用新案3038270 なお、前記文献の概略説明において、前記文献からの引用文およびその説明は、前記文献に用いられている表現そのままを用いるものとする。
「特許文献1」は、単色照明から彩色照明にごく短時間で取り替えることが可能で、さらに各種の模様紙を使用した装飾シェ−ドを取り替えることが可能な、台座容器による電気スタンドならびに吊り下げ式照明器具に関する開示である。
「特許文献1」の段落番号「0004」に、「・・・この柄和紙の模様紙(商品名)型染紙、友禅紙を使用し、シェ−ド製作し、内から光源の光を灯すと色が鮮やかに映し出されるのである。」、と開示されている。
また、「特許文献1」の「要約」の「解決手段」欄に、「わっか4側面に竹型1と2を交互に接着し、上部に竹棒3、31、32、33を接着固定し、竹型を竹棒で前後に挟んで紐5を竹型の穴に入れ、編み取り付け、わっか4上部にベニヤの円板6を接着固定し、中央に穴を空け、中空軸7を入れ、ナット8で固定し、中空軸7にコ−ド9を入れ、コ−ドとソケット10を締結し、電球形蛍光ランプ11もねじで締結し、台座容器14下部のコ−ド9にスイッチ12とプラグ13を取付け、円形台座容器14の数個の支え止め上部内面に模様紙製作の提灯27を保持させるようにした。」、と開示されている。
また、「特許文献1」の段落番号「0011」に、「・・・中空軸ソケットと支え止めに取り付けるシェ−ドは豊富な模様の彩色染め出したシェ−ドを中心に、より変化と色効果を自由に楽しめる台座容器と共に提灯、布シェ−ド他を取り付けられる。
竹製作の台座容器は軽く、持ち運びに便利で、直立式、吊り下げ式両方の照明に使用でき、容器をポリエステルで製作すれば、従来の提灯側のように釘等を使用してへぎ付きの提灯をポリ側に取り付けることもなく、光源の取り替えも便利で、双方の取り替え、取り外しは数秒から短時間ででき、地域特産のお土産の豆提灯にも応用できる。」、と開示されている。
「特許文献2」は、設置スペ−スの制約に合わせて、可撓性シェ−ド部を、巻き取り、あるいは巻き戻しによって、円筒形から長方形に自在に変形可能で、前記シェ−ド部の取り替えが容易に行え、しかして自由な照明と自在な形状にすることができるインテリアスタンドに関する開示である。
「特許文献2」の段落番号「0004」に、「・・・形状の変化には〔請求項1〕に基づき、巻き取り軸(2)に取り付けられた反射材(3)の巻き取りつまみ(1)による巻き取り巻き戻しにより、シェ−ド部(5)が光源(11)を挟んで反射材(3)と対峙し、大きく湾曲した長方形から変形ガイド(7)に巻きついた円筒形へと自在な形状に変形する構造を持つことで、スペ−スが広く使える場所では反射材(3)を巻き戻した長方形の形状で使用し、スペ−スが狭い所では反射材(3)を巻き取った円筒形の形状で使用することで好みの絵柄模様(13)をそのまま楽しむことが可能である。」、と開示されている。
また、「特許文献2」の段落番号「0005」には、「また、もう1つの要素である雰囲気や好みの変化に対しては〔請求項2〕に基づき、光源(11)の光の透過により絵柄模様(13)を浮き立たせ、巻き取りつまみ(1)による巻き取り巻き戻しに合わせて湾曲する適度な柔軟性と弾力性を持ち、接続部(4)により取り替えが容易に可能なシェ−ド部(5)であることから、好みの写真や水墨画、水彩画、クレパス画等の具材が剥離しない絵図若しくは、カレンダ−等の印刷物を絵柄模様(13)として用いることで、常に新鮮な雰囲気を醸し出す照明を楽しむことが可能となる。」、と開示されている。
「特許文献3」は、従来の電池式の照明具が、ド−ム状の透光性保護カバ−付きのランタン形式か、あるいは探照灯形式であったものを、布製シェ−ドを適用して、前記照明具を多目的に使用することを可能にした開示である。
「特許文献3」の段落番号「0004」に、「・・・本体ケ−シングの直径部分に対応する周側面に一対の連結ア−ムをその長手方向に出退移動可能で本体ケ−シングに対して回転可能な状態で枢着し、各連結ア−ムの先端に布製シェ−ドの支持体を揺動可能に枢支し、このシェ−ド支持体を線体で形成した環状部と、この環状部の直径対応部分から連出した脚体部とで構成し、脚体部の先端部を連結ア−ムの先端部に揺動可能に連結し、このシェ−ド支持体に布製シェ−ドを被付けた状態で載置する・・・」、と開示されている。
また、「特許文献3」の段落番号「0016」には、「・・・シェ−ド支持体に布製のシェ−ドを被せ付けた状態ではシェ−ドを通した光での趣のある照明を行うことができながらも、シェ−ドを外した状態では、シェ−ド支持体をスタンドとして使用することにより、スポットライト的な使用もできる。・・・」、と開示されている。
「特許文献4」は、光源とその熱で発生する上昇気流を利用して、シェ−ドの文字絵柄などの表示を照らし出し、前記シェ−ドを回転させる、シェ−ド回転式照明器具に関する開示である。
「特許文献4」の段落番号「0006」に、「・・・最上部に点状光源を装着したスタンドと、前記点光状源に直接下端を挟着する挟着部を有し、前記挟着部より前記点状光源の直上へと先端が延びる棒状の支柱を有する支持部材と、和紙からなる略円筒状の表示部を有し、前記表示部の一開口部に設けられた前記表示部の中心軸位置で前記支持部材の支柱に回転自在に支持され垂直方向の上昇気流が発生すると前記表示部とともに回転する風車を有するシェ−ドを備えたものである。」、と開示されている。
電灯が出現する以前の照明は、動植物の油脂、ろうそく、石油あるいはガスなどによる光の利用で、何れも燃焼光源であり、裸の燃焼光源は風で炎が消える問題もあって、主としてこれを防止するために灯火具が発生したものと思われる。
行灯(あんどん)は日本の昔の灯火具の一つで、文字通り持ち歩くための灯火具であったが、江戸時代に携行用の灯火具として、ろうそくを用いる提灯(ちょうちん)が普及すると、屋内用の灯火具として改良されてきた。
行灯は、木などの枠に和紙を貼りつけ、中に油皿の菜種油に浸した灯芯に火を灯す形式が一般的であり、貼りつける和紙に絵柄などを配したものも出現した。
灯火具としての行灯はその種類でも、置き行灯、掛け行灯、あるいは吊り行灯などに発展し、形も丸行灯、角行灯、あるいは有明行灯などが工夫された。
電灯の時代になって照明技術が一変し、従前の灯火具に比較して非常に明るくなった。
住居用だけでみても、白熱灯、蛍光灯などが使われ、照明用のLED(発光ダイオ−ド)灯、あるいはEL(エレクトロルミネッセンス)灯なども普及の兆しがある。
近年、歴史的に使われてきた灯火具としての行灯に代えて、光源に電灯を用いて、装飾性や情緒醸出などを目的とした行灯形照明器具が注目されだした。
すなわち、和紙などからの透過光の温雅性、住居空間の光のアクセントとしてのインテリア性などが注目され、行灯形照明器具がかなり使われるようになってきた。
灯火具としての行灯は、シェ−ド部としては基本的に木の枠に紙をは貼りつけた構造であり、電灯を用いた行灯形照明器具もこれを踏襲したデザインであった。
つまり、静かに置いて使うものという観念から、手提げで移動させたり、頻繁に置き場所を変えるなど、あまり手荒な扱いをせずに用いることを前提として作られていた。
電灯を用いた行灯形照明器具は、今日においては照明の機能性よりも、装飾性や情緒性醸出などインテリア性を目的としていて、ランプシェ−ド部を交換できるものも現れた。
しかしながら、従前に知られているものは、ランプシェ−ド部そのものを簡単に交換できる構造とはいえず、交換後も交換部が脆弱なものが多かった。
したがって、使用する部屋などの環境、雰囲気、あるいは状況などに適合するように、絵柄をなどを配したランプシェ−ド部を任意に簡単に交換できれば、飛躍的に行灯形照明器具の価値が上がるものと思われる。
また、ランプシェ−ド部の交換後は、堅牢で安定した一体ものとなり、吊下げたりして場所を移動したり、万が一転倒させても交換部が外れたりしない構造が期待されている。
また、置き型の行灯形照明器具は、フロアでの使用においては、畳床、あるいはカ−ペット床などのソフトで凹凸のある不安定な床上に、また、フロアより上部においては、テ−ブル上や棚上などに置いて使用する。
これらの場所は人が触れ易い場所であり、人の接触によって転倒したり、構成部材が破損変形しやすい。
これらを防ぐための対策として、電灯がセットされている台座の面積を広くする、あるいは台座の質量を大きくとるのなどの形式をとることが普通であった。
したがって、卓上用や就寝用電気スタンドの如く、任意の場所に頻繁に持ち運んで使用するのに便利な構造にはなっていなかった。
発明者が解決しようとする第一の課題は、絵柄をなどを配したランプシェ−ド部そのものを任意に、簡単に交換できる機構の創出である。
第二の課題は、前記交換後においては、任意の場所に頻繁に持ち運んで使用するなど、ある程度手荒に扱うことができる、堅牢で安定した一体物となる構造の創出である。
置き型の行灯形照明器具の普及は、前記第一の課題と前記第二の課題共に満足する機構であることにかかっていて、この二つの機能を合わせ持つ機構の創出が、当業者や使用者に望まれているところである。
本発明は、上記従来の課題を考慮して、第一の課題であるランプシェ−ド部を任意に簡単に交換できる機構の創出と、第二の課題である前記交換後においては、多少手荒に扱っても基台部とランプシェ−ド部とが分離しない堅牢で安定した一体物としての構造を提供することを目的とするものである。
発明者は前記目的を考慮して鋭意検討の結果、下記の発明に至った。
すなわち、光源として電灯を用いる行灯形照明器具において、前記行灯形照明器具は、図1の中図(B)に描く如く、基台部1とランプシェ−ド部2とで構成されている。
前記基台部は、台座5に側面が上向きに固定されている上フランジ部16および下フランジ部17を具備する軸側溝車9、前記軸側溝車の側面上部に固定されているソケット10、および電灯11からなる。
前記ランプシェ−ド部は、図1の右図(C)に描く如く、穴側リング8に固定されている筒状のランプシェ−ド胴部6、ならびに上部輪状枠7からなる。
前記軸側溝車と前記穴側リングとは、相互に嵌め合い関係にある。
一方、前記軸側溝車の上フランジ部の外周部には図1の中図(B)あるいは右図(C)に描く如き、3個所の小欠落部15を有し、前記上フランジ部の前記3個所の各小欠落部15の間の弧長は全て非等長である。
他方、前記穴側リングの内周部には、図1の右図(C)に描く如く、3個所の小欠落部に対向し且つ湾入した位置に、前記穴側リングの円心に向かう突起ピン19を有していて、かような位置関係においては、前記軸側溝車と嵌め合い関係にある前記穴側リングがスラスト上方向に動き得て、脱着が可能になる。
なお、軸側溝車の上フランジ部の外周部の小欠落部は3個所でなくて、任意の複数個所でよく、この場合には、前記上フランジ部の複数の前記小欠落部の間の弧長については、次の如く定められる。
すなわち、小欠落部が2個所の場合は、前記小欠落部の間の2個所の弧長が互いに非等長、前記小欠落部が3個所以上の場合は、全ての弧長について任意の前記小欠落部の間の弧長およびその両隣の弧長が互いに非等長であることを要する。
もちろん、前記小欠落部が任意の複数個所の場合には、前記複数個所の各前記小欠落部に対向し且つ湾入した位置に、前記穴側リングの内周にある円心に向かう各突起ピンを有していて、かような位置関係においてのみ、前記軸側溝車と嵌め合い関係にある前記穴側リングの脱着が可能な位置になる。
前記軸側溝車に対して前記穴側リングを1/3回転、あるいは半回転など、1回転未満スライド回転させてセット(静止固定)することによって、前記穴側リング内周の全ての前記突起ピン、あるいは何れかの前記突起ピンが、前記軸側溝車の小欠落部のない前記上フランジ部に掛かり、脱着が不可能になる嵌合構造である。
このように、前記台座部を構成する前記軸側溝車の上フランジ部の複数個所の前記小欠落部と、前記ランプシェ−ド部を構成する前記穴側リングの内周部の前記突起ピンが対向する1周中の唯一つの位置関係でのみ、前記穴側リングがスラスト上方向に動き得て、脱着が可能になる。
他の1周中の位置関係では着脱が不可能である嵌合関係となる。
以上を特徴とする、ランプシェ−ド部交換可能な行灯形照明器具の発明に至ったものである。
また、前記基台部に対して前記ランプシェ−ド部が脱着可能な位置であることが外部から判るように、図1の左図(A)の破線円22内の部分略図に描くように、前記基台部に付している黒点マ−ク24、および前記ランプシェ−ド部に付している黒点マ−ク25の如き、マ−ク付けをしてあることを特徴とする、ランプシェ−ド部交換可能な行灯形照明器具の発明である。
(1) 軸側溝車の上フランジ部の複数個所の欠落部と、穴側リング内周の突起ピンとが対向する、ランプシェ−ド部の一周中唯一の位置関係で、ランプシェ−ド部が着脱可能となる嵌合構造である。
この仕組みは、前記軸側溝車の上フランジ部の任意の小欠落部の間の弧長およびこれに隣合う弧長とが非等長で、これに対応して前記穴側リングにおいては内周部の突起ピンが前記小欠落部に対向する位置関係とすることによって得られる。
したがって、一周中で唯一の前記位置関係でのみ、基台部を構成する前記軸側溝車と、ランプシェ−ド部を構成する前記穴側リングの脱着が可能である。
かかる位置関係から、基台部に対してランプシェ−ド部を1回転未満スライドしてセットすれば、例えば、吊り下げたり、揺すったりしても、前記基台部からランプシェ−ド部が外れ難い、堅牢で安定した一体物となる構造の、ランプシェ−ド部交換可能な行灯形照明器具の提供ができた。
(2) 基台部からランプシェ−ド部を極めて容易に脱着できるので、部屋などのインテリア性を考慮するなどして、ランプシェ−ド部のみを必要に応じて多数用意しておけば、透過光の温雅性、住居空間の光のアクセントの変化など任意の光空間を形作ることが容易に可能になる。
(3) ランプシェ−ド胴部は光線透過性の可撓性のシ−トのみで作り得るボ−ンレス(枠組みなし)構造とすれば、ランプシェ−ド部は容易に低コストで製作できるので、数多く用意しておくことができる。
したがって行灯の趣を、ランプシェ−ド部の交換によって容易に変えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面などを参照して説明する。
図1は、本発明のランプシェ−ド交換可能な行灯形照明器具の、一例の斜視略図を示している。
図1の、左図(A)は斜視完成品略図、中図(B)は基台部1とランプシェ−ド部2を描いている斜視拡散分解略図、右図(C)はさらに各部材を個々に描いている斜視拡散分解略図である。
各図面において、電力を供給するスナップスイッチつきの電気コ−ドを具備しているが、本発明の全ての図面について省略している。
図1の左図(A)は、完成品の斜視略図で、基台部1を構成する台座5、ならびにランプシェ−ド部2を構成する穴側リング8、ランプシェ−ド胴部6、上部輪状枠7および前記上部輪状枠のハンドル部26を描いている。
図1の中図(B)は、完成品である左図(A)を、基台部1と、交換可能なランプシェ−ド部2とに分けた場合の斜視拡散分解図である。
基台部1については、台座5に接着法あるいはネジ止め法などで固定された軸側溝車9、ソケット10、および電灯11を描いている。
ランプシェ−ド部2については、穴側リング8、ランプシェ−ド胴部6、上部輪状枠7、およびハンドル部26を描いている。
図1の右図(C)は、中図(B)をさらに分解した場合の斜視拡散分解図である。
基台部1の台座5は、空気流通溝12、電気コ−ド貫通用孔13を有する。
前記台座に側面を上側にして固定されるべき軸側溝車9は、前記台座の空気流通孔溝12から空気を上部に流通させる空気流通孔14が設けてあり、前記側面にソケット10および電灯11を固定している。
ランプシェード部2は、穴側リング8、これに固定されるべきランプシェ−ド胴部6、上部輪状枠7、ならびにハンドル部26からなる。
嵌め合い構造における軸側と穴側の関係にある、軸側溝車9と穴側リング8とは互いに「すきま嵌め合い」関係にあるが、本発明においては単に「嵌め合い」関係と称するものとする。
図1の中図(B)、右図(C)に示すように、軸側溝車9は溝を形成するための上フランジ部16ならびに下フランジ部17を有する。
軸側溝車9の上フランジ部16には、3個所に小欠落部15を有し、小欠落部15の間の弧長3個所は全て非等長である。
つまり各前記弧長について、弧度法によるラジアン(radian)値が全て非等値であるという意味である。
なお、この場合の弧長とは、小欠落部の特定位置から隣の小欠落部の同様な特定位置までの弧長のことである。
図1の右図(C)には、ランプシェ−ド部2に固定されるべき穴側リング8を描いているが、前記穴側リングの内周部には、前記穴側リングの円心方向に向いた3個の突起ピン19が設けられていてる。
各部材の組立て後には、軸側溝車9の上フランジ部16にある3個所の小欠落部15に、穴側リング8の内周部の3個所の突起ピン19が各対向し且つ湾入して、小欠落部15の間の3個所の弧長、および同様にこれに対向する3個所の突起ピン19の間の3個所の弧長は全て非等長である。
したがって、基台部1からランプシェ−ド部2を脱着可能にする位置関係は、3個所の小欠落部15に、穴側リング8の内周部の3個所の突起ピン19が各対向している位置関係のみである。
なお、軸側溝車の外径と穴側リングの内径は、互いに嵌め合い関係にあるので同じと考えてよく、したがって前記軸側溝車の上フランジ部の前記小欠落部の間の各弧長と、前記穴側リングの内周の前記突起ピンの間の各弧長は、非等長で弧長も同じと考えてよい。
軸側溝車9の上フランジ部16の外周の3個所の小欠落部15に、穴側リング8の内周の3個所の突起ピン19が互いに対向し且つ湾入している位置関係においては、軸側溝車9と穴側リング8の各突起ピン19の上部に小欠落部15が存在するので、スラスト上部方向(軸向き上部方向)に動くことが可能、つまり脱着可能である。
したがって、このような位置関係においては、基台部1を構成する軸側溝車9から、ランプシェ−ド部2を構成する穴側リング8の脱着を行うことが可能である。
小欠落部15や突起ピン19は、図1の左図(A)のような完成品では見えないので、前記位置関係であることが外から判るように、マ−ク付けをしておくものとする。
ところで、図2ならびに図3は、軸側溝車と穴側リングの嵌め合い関係の説明略図である。
すなわち、軸側溝車9に対し穴側リング8がスラスト上部方向に動き得る位置関係と、動き得ない位置関係とを説明するための略図である。
図2は個々の部材、つまり基台部1を構成する台座5、これに固定されるべき軸側溝車9、ランプシェ−ド部2に固定されるべき穴側リング8の斜視拡散分解略図である。
なお、軸側溝車9の上部のソケットおよび電灯は省略している。
図3の左図(G)上段、および右図(H)上段は、図2に描く拡散分解略図を重ね合わせた場合の断面略図である。
図3の左図(G)下段は、左図(G)上段の断面位置での全体の平面図、ならびに同様に右図(H)下段は、右図(H)上段の全体の平面図である。
図3の左図(G)上段は、図2における拡散分解略図をそのまま重ね合わせた断面略図、つまり図2に描く穴側リング8のD−D断面部と、台座5を含む軸側溝車9のF−F断面部とを重ね合わせた場合のD−D断面における断面略図である。
図3の左図(G)上段に描く断面略図において、穴側リング8の内周の右個所の突起ピン19の上部は、軸側溝車9の上フランジ部16の小欠落部15である。
左図(G)下段は、左図(G)上段の断面位置での全体の平面略図であるが、前記平面略図には、前記断面略図では現れない他の2個所の突起ピン19の上部も小欠落部15である。
したがって、台座5に固定されている軸側溝車9に対して、穴側リング8はスラスト上部方向に動き得る位置関係であることが分かる。
よって、図3の左図(G)に示す嵌合関係は、前記基台部を構成する軸側溝車9から、前記ランプシェ−ド部を構成する穴側リング8を脱着することが可能な位置関係であることが分かる。
次に、図3の右図(H)上段は、図2に描く穴側リング8のD−D断面部と、台座5を含む軸側溝車9のE−E断面部とを重ね合わせた場合のD−D断面における断面略図である。
図3の左図(H)上段に描く断面略図において、穴側リング8の内周の右個所の突起ピン19の上部は、軸側溝車9の小欠落部のない上フランジ部16である。
右図(H)下段は、右図(H)上段の前記断面位置での全体の平面略図であるが、前記平面略図には前記断面略図では現れない他の2個所の突起ピン19の上部も小欠落部のない上フランジ部16である。
つまり、右図(H)下段に描くように、穴側リング8の内周の突起ピン19は、何れも上フランジ部16の小欠落部15から外れていて、突起ピン19の上方は上フランジ部16である。
したがって、台座5に固定されている軸側溝車9に対して、穴側リング8はスラスト上部方向に動き得ない位置関係であることが分かる。
よって、図3の右図(H)に示す嵌合関係では、前記基台部を構成する軸側溝車9から、前記ランプシェ−ド部を構成する穴側リング8を脱着することは不可能である。
図3の左図(G)に示す嵌合関係、すなわち軸側溝車9の上フランジ部16の3個所の小欠落部15と、これに穴側リング8の内周の3個所の突起ピンとが対向し湾入する位置関係は、台座5に固定された軸側溝車9に対して、穴側リング8がスライド1周する間の唯一の位置関係である。
その仕組みは、前記軸側溝車の上フランジ部の3個所の小欠落部の間の隣合う弧長と、これに対応する前記穴側リングの内周の3個所の突起ピンの間の隣合う弧長を、全て非等長にすることによって得られる。
台座5に固定された軸側溝車9に対して、穴側リング8の脱着可能な位置関係は、前記穴側軸車がスライド1周する間の唯一の位置関係のみであり、逆に云えば、前記唯一の位置関係以外の大部分の位置関係では、前記ランプシェ−ド部を構成する穴側リング8を脱着することが不可能であることである。
したがって、前記穴側リングを脱着することが可能な位置から、スライド1回転未満の任意角度にずらしてセットすることによって、前記唯一の位置関係以外の位置関係となるゆえに、安定した堅牢な一体物の行灯形器具となるのである。
次に、脱着可能位置を示すマ−ク付けについて説明する。
図1の左図(A)の基台部1とランプシェ−ド部2との境界部に、破線円21で囲まれた部分を示しているが、その下部に同様な部分の部分図を破線円22内に示している。
基台部側の黒点マ−ク24、およびランプシェ−ド部側黒点マ−ク25が、破線円22内の部分図では対向していて、これを図3における左図(G)の嵌合位置関係の如き脱着可能な位置を示すものとしておけば、軸側溝車9から穴側リング8がスラスト上部方向に動き得る脱着可能な位置関係であることが外側から見て分かる。
前記位置関係で、ランプシェ−ド部を簡単に交換できる。
逆に云えば、黒点マ−ク24と25が対向位置でなく、例えば図1の左図(A)の破線円21内の部分のように、ずれた位置にあれば基台部1からランプシェ−ド部2の脱着を行うことが不可能な嵌合関係であることを示す。
かような嵌合関係の一例として、図3の右図(H)に描くように、穴側リングの内周の突起ピン19が小欠落部のない上フランジ部16の下部にあって、前記基台部と前記ランプシェ−ド部が接合状態にあるので、一体物の行灯形照明器具として扱うことができる。
実際のやり方は、図1の左図(A)に描くランプシェ−ド部2の、上部輪状枠7のハンドル部26を手で掴んでスライド回転させることによって行うことができる。
次に、3個所設けられている小欠落部15の間の弧長とこれに隣合う弧長、これに対応して3個所設けられている突起ピン19の間の弧長とこれに隣合う弧長、が非等長であるという意味と、その必要性についての説明をする。
半径1の円について、円周率をπとして、その円心から弧に向かう角度180°の弧長は、弧度法ではπラジアンである。
半径rの円についは、その円心から180°の方向に向かう弧長はπrである。
したがって、円心から各弧長に向き合う角度をθ°とすれば、弧長Lは次の式で求められる。
L=πr(θ°/180°)
図2に描くように、軸側溝車9の上フランジ部16の3個所の小欠落部15の間の3個所の弧長、これに対応する穴側リング8の内周の3個所の突起ピン19の間の3個所の弧長が非等長である一例として、円心から各弧長に向かう角度を、時計回りで各々、120°、140°、100°とする。
なお、軸側溝車9と穴側リング8とは嵌め合い関係であるので、その直径は等しいものとする。
この場合、各々の弧長は、πr(120/180)≒2.093r、πr(140/180)≒2.442r、およびπr(100/180)≒1.744r、となる。
前記小欠落部間、およびこれに対応した突起ピン間の3個所の非等長である各弧長の例を示せば、軸側溝車の半径あるいは穴側リングの内周の半径r=70mmとすれば、おのおの弧長は146.51mm、170.94mm、122.08mmとなり、互いに非等長である。
このように上フランジ部16の小欠落部15の間の3個所の弧長、これに対応した穴側リング8の内周の突起ピンの間の3個所の弧長が非等長であれば、前記軸側溝車の上フランジ部の3個所の小欠落部と、これに対応した穴側リングの内周の3個所の突起ピンが対向し且つ湾入する位置は、前記小欠落部および前記突起ピンの位置関係において、全円周上唯一の位置関係である。
他の位置関係では、3個所あるいは少なくとも2個所の前記突起ピンが、前記軸側溝車の小欠落部のない上フランジ部16に掛かって、前記穴側リングはスラスト上部方向に動き得ない、つまり基台部1からランプシェ−ド部2とは脱着できないのである。
もし、各々3個所の隣合う弧長が等長、つまり円心から弧長に向かう角度が各120°で同一の弧長であれば、各々の弧長は同一で2.093rである。
かように等長であれば、軸側溝車の上フランジ部の3個所の小欠落部と、穴側リングの内周の3個所の突起ピンが対向する位置は、120°毎に出現するので、全円周上で3個所となり、脱着し得る位置関係が3倍になってしまう。
したがって、3個所の弧長が等長であれば、穴側リングの3個所の突起ピンが前記軸側溝車の小欠落部のない上フランジ部16に掛かるように、前記穴側リングをスライド回転してセットしておいても、使用や運搬中などに生じる振動や揺れなどで、偶発的に着脱可能な対向位置関係にスライド回転してしまう確率が増大するのである。
以上は図2に描くような、軸側溝車9の小欠落部15、および穴側リング8の内周の突起ピン19が3個所の場合の例である。
軸側溝車の上フランジ部の小欠落部、ならびにこれに対応して前記小欠落部に対向し且つ湾入する穴側リングの内周の突起ピンの一対は、2個所〜6個所などの任意の複数個所でよく、前記軸側溝車の大きさや、安定性を勘案して任意に定めることができる。
しかしながら、あまりにも多くすると前記小欠落部が増えて、上フランジ部のままの所が少なくなるので、最も適合する個所数とすることが肝要であり、各弧長については、大凡80〜130mm程度内外に定めるのが、一つの目安といえる。
また、ランプシェ−ド胴部の高さの目安は、軸側溝車の直径の大凡3〜5倍程度が見た日に安定した形になることが経験的に分かった。
前記目安に基づくと、前記小欠落部が2個所の場合は、軸側溝車の直径が大凡60〜70mm程度となり、寝床の枕付近に置くなどの使用に適する高さ大凡25cm程度の小さな行灯形照明器具の場合に適用できる。
また、6個所の場合などは、軸側溝車の直径が大凡200mm程度となり、部屋の調度の一つとするような、高さ80cm〜1m程度の大きな行灯形照明器具の場合に適用できる。
もちろん、軸側溝車が大きい場合でも上フランジ部の小欠落部の個所数は、3個所にするなど少なくてもよい。
要は前記目安を勘案して、一方、小欠落部が2個所の場合は前記小欠落部の間2個所の弧長が互いに非等長、前記小欠落部が3個所以上の場合は、任意の2個所の小欠落部間の弧長およびその両隣の弧長が非等長であって、他方、穴側リングの内周部には、これに対応して前記各小欠落部に対向し且つ湾入した位置に、前記穴側リングの円心に向かう突起ピンを有している構造であればよい。
次に、適用する各部材についての説明をする。
サイズの目安として記載すれば、軸側溝車の直径は大凡80〜250mm程度、厚さは大凡15〜25mm程度、上下フランジ部の厚さは大凡各5〜8mm程度、溝の幅は大凡5〜10mm程度、溝の径方向の深さは大凡5〜15mm程度である。
前記軸側溝車の上フランジ部16にある小欠落部15は、図1の中図(B)、右図(C)、あるいは図2においては、U字形の凹部で描いているが、半円形凹部、あるいは片仮名のコの字形凹部など任意形状でよい。
上フランジ部の小欠落部の形状をU字形の凹部で示せば、軸側溝車の側面部の入口の大きさは大凡8〜14mm程度、奥行きは前記溝の深さと同様の5〜15mm程度がその目安であり、前記穴側リングの突起ピンとの対向位置では、スラスト上方向の動きの妨げにならい形状であればよい。
穴側リングの内径の目安は、前記軸側溝車とすきま嵌め合い関係となるサイズで、前記軸側溝車の直径と同じと見なせるサイズで、前記軸側溝車とのかねあいで互いにスラスト方向に動くことが可能な最小の隙間を設け、前記穴側リングの厚さは任意である。
穴側リングの内周から円心に向かっての突起ピンの長さは大凡5〜14mm程度、太さは断面円形としてその直径は5〜7mm程度がその目安である。
要は、前記軸側溝車と嵌め合い関係になる前記穴側リングにおいて、前記上フランジ部の小欠落部と、突起ピンがこれに対向する位置関係では、前記嵌め合状態における上部スラスト上部方向に抵抗なく動き得て脱着でき、その他の位置関係では小欠落部のない上フランジ部に阻まれて脱着できないサイズ関係とすることである。
前記穴側リングの外形は、これにセットされるべきランプシェ−ドとの関係で定められ、一概にはいえない。
完成品にしたときに、外部から見える台座、穴側リング、図1に描く上部輪状枠あるいは図4に描く上部各型枠などの部材は、行灯形照明具であるので、木質感から木材あるいは一見木材の如く見えることが望ましい。
一例として、硬い木材を透明性ニスなどで塗装した木目を強調した木材による部材、あるいは化粧合板などの印刷技術で木目を顕出させた部材なども適合する。
また、穴側リング内周の突起ピンは竹製、ステンレス鋼製などの金属製など、強度が十分であればよい。
他の個所の部材は、合成樹脂、アルミニウムなどの軽金属も部材適所に適用できる。
要は、図1の左図(A)あるいは図4の左図(M)に描く如く、置き場所の移動などで、ハンドル26あるいはハンドル35で吊り下げた場合に、基台部1の質量に十分耐える軸側溝車、穴側リングならびに突起ピンであれば、材質についてはデザイン面などを主体に設計すべきである。
本発明は、台座部を構成する軸側溝車とランプシェ−ド部を構成する穴側リングの嵌め合い関係のもとで、前記穴側リング内周の突起ピンが前記軸側溝車の上フランジ部に掛かる嵌合関係で、前記台座部と前記ランプシェ−ド部との接合部としている。
したがって、前記ランプシェ−ド胴部を枠組構造とし、前記枠組構造に和紙などの光線透過性シ−トを貼り、前記枠組構造部を基台部に接着止め、ネジ止め、あるいは釘止めなどとした、基台部とランプシェ−ド部の結合強度に比較すれば堅固とは云えない。
したがって、前記接合部に出来るだけ負担がかからないようにランプシェ−ド部を軽く作ることが望ましい。
ランプシェ−ド部を構成するランプシェ−ド胴部を軽くするために、前記ランプシェ−ド部の内部の電灯の光線を透過させて外部を照明するランプシェ−ド胴部を可撓性のシ−トのみで構成し、骨部に当たる枠組み構造を用いない、ボ−ンレス構造を採用することが望ましい。
ランプシェ−ド胴部をボ−ンレスにする例としては、大凡0.2mm程度の薄い透明な合成樹脂シ−トによる円筒形あるいは角形などの筒体に、絵柄や文字などを描いた和紙などを貼ることによって、行灯の趣を醸し出すことができる。
ランプシェ−ド胴部の内側が透明樹脂シ−ト筒体である場合、前記透明樹脂シ−ト筒体に、和紙などの薄いシ−ト状物を貼ることによって、従来の灯火具としての行灯様のイメ−ジとなる。
前記薄いシ−ト状物は、透過透明性あるいは拡散透明性の、無地、絵柄、あるいは文字などを配した、紙、不織布、編織布、あるいは樹脂フィルムなどである。
また、不織布や編織布などを基布として、前記基布に和紙、織物、あるいは不織布などの上張シ−トを接着剤で貼付して硬さを付与して複合シ−トとなし、前記複合シ−トを断面円形や断面四角形などの筒体とすれば、ボ−ンレスのランプシェ−ド胴部とすることができる。
例として、前記上張りが和紙の場合には和紙の特徴を生かして、ぼかし調色柄や日本画調など、また、前記上張シ−トが絹織物であれば友禅染めなどの着物柄など、あるいは、前記上張りが不織布の場合には和文字や日本画調など、バラエテイに富んだ柄を任意に選択することができる。
前記基布が不織布の場合には、レ−ヨンと、三椏や楮などの和紙成分との紙漉き法不織布は、光線を透過したときに和紙調の趣を醸し出すことができる。
前記紙漉き法不織布で質量200g/m程度の厚い不織布を採用すれば、不織布成分が繊維素であるので、水系の接着剤との馴染みがよく、ボ−ンレスのランプシェ−ド胴部として十分な硬さと強靭性を持たせることができる。
以上が、本発明にボ−ンレスのランプシェ−ドを用いた場合の説明である。
図1の中図(B)あるいは右図(C)においては電灯11として丸型電灯形で描いているが、本発明に使用する電灯はどのような発光形式、形状のものでもよい。
発光形式は、白熱電灯、蛍光電灯、あるいはLED灯、EL灯などのいずれでもよい。
電灯の形状は、突出型棒状蛍光灯形、複数突出型棒状蛍光灯形、スパイラル蛍光灯形、あるいはカプセル型蛍光灯形など任意のものが使用できる。
図4は、本発明を適用した角型行灯の場合の一例の斜視略図である。
図4の左図(M)は角型行灯の完成品の斜視略図、図4の右図(N)は基台部およびランプシェ−ド部の拡散分解斜視略図である。
図4の右図(N)の拡散分解斜視略図に描くように、図1の中図(B)に描く、台座5、軸側溝車9、ソケット10および電灯11からなる全く同一な基台部1に、図4の右図(M)に描く角型ランプシェ−ド部31を適用した行灯の例である。
図4の左図(M)に描く角型行灯形照明器具は、基台部1と、穴側リング34、角型ランプシェ−ド胴部32、上部角型枠33およびハンドル部35で構成するランプシェ−ド部31からなる。
前記ランプシェ−ド胴部は、一例として透明合成樹脂のシ−トによる四角筒部に絵柄などを描いた和紙などを貼ったもので、上部には上部角型枠33とこれに連なるハンドル部35を備えている。
この場合も基台部1の黒点マ−ク24と、図4の右図(N)に示すように、ランプシェ−ド部31の黒点マ−ク36を基台部側の黒点マ−ク24に対向させた位置が、脱着可能な位置関係である。
図4の左図(M)に描く完成品に示すように、前記ランプシェ−ド側の黒点マ−ク36をスライド回転させてセットし、二つの黒点マ−ク24と36をずらした任意の位置関係では、脱着できない位置関係であることを示す。
このように、本発明を適用すれば、多岐にわたる多彩なランプシェ−ド部を多数用意しておいて、同じ基台部の軸側溝車に、穴側リングを備えたランプシェ−ド部を、前記軸側溝車と前記穴側リングとの嵌め合い構造で容易に変更できる。
しかして、前記基台部に嵌合し、スラスト上部方向に動き得る位置から、前記ランプシェ−ド部を若干回転させることで、堅牢で、安定した一体物の行灯形照明器具とすることができる。
図1に示す如き行灯形照明器具についての実施例を記す。
本例の行灯形照明器具は、図1の中図(B)に示す基台部1とランプシェ−ド部2からなる。
台座5、軸側溝車9の部材は木材とし、表面を透明ニスで塗装したものとした。
これらの各形状を図1の中図(B)、あるいは右図(C)で説明する。
基台部1を構成する台座5は、円盤形で直径は147mm、厚さは20mmで、空気流通溝12の幅は20mm、深さは10mmとした。
前記台座と接着法で一体とした軸側溝車9は、直径が98mm、厚さが16mmで、上フランジ部16および下フランジ部17の幅は各々5mm、溝の幅は6mm、前記溝の径方向の深さを6mmとした。
軸側溝車9にある空気流通孔14は3個とし、台座5の空気流通溝12の上部になる位置に穿孔し、中央の1個は、描くのを省略した電気コ−ドの通貫用と兼用とした。
なお、図示してないが、プラグに至る途中に電灯11の点滅用スナップスイッチを備えた電気コ−ドを使用している。
軸側溝車9の側面上部には、ソケット10と電灯を固定した。
前記電灯は図1の中図(B)、右図(C)では電球形で描いているが、本実施例では定格100V、12Wのスパイラル形蛍光灯とした。
台座5に固定されている軸側溝車9の上フランジ部16の円周には、3個所の小欠落部を設け、半径49mmであるので、弧長は時計回りで各102.6mm、111.1mm、および94.0mmで、円心から各弧長に向かう角度で示せば、各120°、130°および110°である。
前記軸側溝車の上フランジの小欠落部15はU字形の凹部とし、前記上フランジ部の周上の間口の長さを各々10mmとし、径方向の深さは6mmとした。
以上が、前記基台部の仕様の説明である。
次に、ランプシェ−ド部2について、図1の中図(B)あるいは右図(C)で説明する。
前記ランプシェ−ド部の部材は図1の右図(C)に描くように、穴側リング8、ランプシェ−ド胴部6、ならびに上部輪状枠7とそれに連なるハンドル26からなる。
図1の中図(B)の穴側リング8が、基台部1に固定されている軸側溝車9に相互に嵌め合い関係で嵌合して、図1の左図(A)に描く如き行灯形照明器具となる。
前記ランプシェ−ド胴部は、ポリエステル樹脂で、厚さ0.2mmの透明なシ−トの円筒形とし、高さ30cm、直径12cmとし、外側に模様を描いた和紙を貼ったものとした。
ランプシェ−ド部2の下端の穴側リング8の外形は円形で、外径125mm、厚さ16mmとした。
また、上端の上部輪状枠7は、外形が円形で直径125mm、厚さは19mmとし、内側にハンドル部26を設け、前記ハンドルの左右は空気流通孔とした。
前記ランプシェ−ド胴部の下端に前記穴側リングを固定し、図3の穴側リング8の断面に示すような前記穴側リングの外側の段の上段側面に前記ランプシェ−ド胴部を固定し、前記穴側リングをして、前記ランプシェ−ド胴部を補強する役割も与え、ボ−ンレスタイプとした。
前記ランプシェ−ド胴部の上端には、前記輪状枠とハンドル部26を設け、前記ハンドル部は、前記ランプシェ−ド部をスライド回転させる取手の役割と吊下げ用取手の役割をなすようにした。
以上が、前記ランプシェ−ド部の仕様の説明である
次に図5および図6によって、前記基台部を構成する軸側溝車と、前記ランプシェ−ド部を構成する穴側リングとの嵌め合い部における脱着の可能な場合、および不可能な場合の関係を説明する。
図5および図6は、穴側リング8の内周部と、前記軸側溝車の上フランジ部16との関係について、機能的な部分のみを上側から見た場合の平面図として、概念的に描いたものである。
すなわち図3に描く如く、穴側リング8と前記軸側溝車の上フランジ部16との図面上での関係は、図5および図6においては、固定されている前記軸側溝車の上フランジ部16が上側、これに嵌め合い関係でスライド回転し得る穴側リング8の、突起ピン19が下側で、重ね合う上下位置関係で示している。
図5および図6において、前記軸側溝車の上フランジ部16の小欠落部15−1〜15−3は、特定の各小欠落部であることを示し、穴側リング8の内周の突起ピン19−1〜19−3は、特定の各突起ピンであることを示す。
軸側溝車9は前記基台部に固定されているので、前記軸側溝車の上フランジ部16の各特定の小欠落部の位置は、図5の左図(R)および右図(S)ならびに図6の左図(T)および右図(U)共に、常に同じ固定位置で描いている。
隣接する各小欠落部間の弧長は、小欠落部15−1〜15−2間の弧長が102.6mm、15−2〜15−3間の弧長が111.1mm、および15−3〜15−1間の弧長が94.0mmである。
円心40から各弧長に向かう角度で示せば、120°、130°、および110°である。
図5の左図(R)においては、小欠落部15−1には突起ピン19−1、小欠落部15−2には突起ピン19−2、および小欠落部15−3には突起ピン19−3が各々対向し、且つ湾入している。
隣接する各突起ピン間の弧長は、突起ピン19−1〜19−2間aの弧長が102.6mm、19−2〜19−3間の弧長bが111.1mm、および19−3〜19−1間cの弧長が94.0mmである。
円心40から各弧長に向かう角度で示せば、120°、130°、および110°である。
まず、図5の左図(R)に示す如く、穴側リング8の内周に設けている塗り潰しで描く突起ピン19−1〜19−3が上フランジ部16の小欠落部15−1〜15−3の対向位で且つ湾入位置にあって、各上部が小欠落部であるので、上から見えることを示している。
つまり、穴側リング8がスラスト上部方向に動き得て、脱着が可能であることを示していて、前記基台部から前記ランプシェ−ド部の脱着が可能な位置関係となる。
次に一例として、図5の左図(R)の位置関係から、穴側リング8を矢印41方向、つまり反時計方向に弧長で50mm程度、円心から弧に向かう角度では60°程度スライド回転させてセットした位置関係である図5の右図(S)に示す位置関係とする。
図5の右図(S)に示す如く、穴側リング8の内周に設けている斜線(ハッチング)で描く突起ピン19−1〜19−3は、突起ピンが上フランジ部16の下の位置にあって、上部から見えないことを示している。
かような位置関係のもとでは、前記軸側溝車に対し前記穴側リングの突起ピンは、図面上での面において、3個所とも上部が上フランジ部の小欠落部以外の個所であるので、前記上フランジ部に掛かり、スラスト上部方向に動き得ないから、前記基台部から前記ランプシェ−ド部の脱着が不可能な位置関係となる。
次に、図6の左図(T)の位置関係は、穴側リング8が図5の左図(R)に描く位置から時計方向にa=120°回った場合を示し、突起ピン19−1は小欠落部15−2に対向し且つ湾入しているが、他の突起ピン19−2、および19−3は、前記小欠落部の位置からは外れていて、上フランジ部に掛かる位置関係である。
かような位置関係のもとでは、前記軸側溝車に対し前記穴側リングはスラスト上部方向に動き得ないから、図面の面において上方に脱着が不可能な位置関係となる。
次に、図6の右図(U)の位置関係は、穴側リング8が左図(T)から、さらに時計方向にb=130°回った場合を示し、突起ピン19−1は小欠落部15−3には対向し且つ湾入しているが、他の突起ピン19−2および19−3は前記小欠落部の位置から外れていて、上フランジ部に掛かる位置関係である。
かような位置関係のもとでは、前記軸側溝車に対し前記穴側リングはスラスト上部方向に動き得ないから、図面の面において上方に脱着が不可能な位置関係となる。
このように、図5の左図(R)以外のどの位置関係でも、3個所の突起ピンの全個所、あるいは2個所の突起ピンが、前記軸側溝車の上フランジ部16に掛るのである。
このように、図5の左図(R)の位置関係でのみ、前記軸側溝車に対し前記穴側リングはスラスト上部方向に動き得るから、この位置関係のみが前記基台部から前記ランプシェ−ド部を脱着するこを可能にする、全円周における唯一の位置関係となる。
以上が、前記基台部の前記軸側溝車と、前記ランプシェ−ド部の穴側リングとの嵌め合い部の、脱着の可、不可の関係の説明である。
使用状態の行灯形照明具としては、前記ランプシェ−ド部を脱着可能位置関係で前記基台部に嵌め合い状態で嵌合した後、前記基台部に対し前記ランプシェ−ド部を、例えば1/3回転ほどスライド回転させてセットし、図1の左図(A)に描く如き行灯形照明器具とした。
なお、図1の左図(A)の破線円22内の部分図に示すように、前記基台部側の黒点マ−ク24と前記ランプシェ−ド部側の黒点マ−ク25を対向させ、この位置を脱着可能位置として、外側から見える位置に印した。
この二つの前記マ−クを対向させた位置では、前記基台部から前記ランプシェ−ド部を脱着することが可能であるが、図1の左図(A)の破線円21内の部分に示す如く、両者が対向してなく、ずれた位置関係では脱着できず、堅牢で安定した一体ものとなる。
図1の左図(A)に描く如き完成品を、板床において数十回の転倒テスト、また、運搬テストとしてハンドル26を手で吊り下げて、一階と二階を乱暴に数十回往復するテストなどを行った結果、極めて安定した強固な嵌合状態が得られた。
したがって、基台部からランプシェ−ド部が外れない、堅牢で安定した一体物として扱え得る構造であることが実証された。
行灯形照明器具において、前記軸側溝車の複数個所のフランジ部の欠落部と、前記穴側リングの突起ピンとが対向する位置関係でのみ、基台部からランプシェ−ド部を着脱可能となる嵌合構造を採用した。
着脱不可能な位置関係では、吊り下げたり、揺すったり、転倒させても、基台部からランプシェ−ド部が外れ難く、堅牢で安定した一体物の接合状態となる構造のランプシェ−ド部交換可能な行灯形照明器具の提供ができた。
この考え方は、二つの部材をすきま嵌め合いでの嵌合を行う必要のある、機械、器具などに広範囲に援用できる。
また、全体を変えることなく、高コストの部材部を一個とし、低コストな部材を適宜交換して使用するタイプの機器にも応用できる。
したがって、本発明の機構の産業上の利用可能性は高く、産業界に資するところが大きい。
行灯形照明器具の斜視略図 (A)完成図 (B)基台部とシェ−ド部の拡散分解図 (C)各部材の拡散分解図 軸側溝車と穴側リングの嵌め合い関係の説明図 台座に固定の軸側溝車とシェ−ド部の穴側リングの嵌め合い状態の断面略図と平面略図 (G)スラスト方向に動き得る位置関係 (H)スラスト方向に動き得ない位置関係 角型行灯形照明器具の一例の斜視略図 (M)完成品 (N)基台部とシェ−ド部の拡散分解図 固定側の軸側溝車と着脱側の穴側リングからなる嵌め合い部の説明図 (R)着脱可能位置関係 (S)着脱不可能な位置関係の例 固定側の軸側溝車と着脱側の穴側リングからなる嵌め合い部の説明図 (T)、(U)着脱不可能な位置関係の例
符号の説明
1 基台部
2 ランプシェ−ド部
5 台座
6 ランプシェ−ド胴部
7 上部輪状枠
8 穴側リング
9 軸側溝車
11 電灯
12 空気流通溝
13 電気コ−ド孔
14 空気流通孔
15 小欠落部
15−1、15−2、15−3 特定小欠落部
16 上フランジ部
17 下フランジ部
19 突起ピン
19−1、19−2、19−3 特定突起ピン
21 上破線円
22 下破線円
24 基台部側黒点マ−ク
25 ランプシェ−ド側黒点マ−ク
26 ハンドル部
27 溝
28 矢印;スライド回転方向
31 角型ランプシェ−ド部
32 角型ランプシェ−ド胴部
33 上部角型枠
34 穴側リング
35 ハンドル部
36 ランプシェ−ド側黒点マ−ク
40 円心
41 矢印;穴側リングのスライド回転方向
a 穴側リングの突起ピン19−1〜19−2間の弧長
b 穴側リングの突起ピン19−2〜19−3間の弧長
c 穴側リングの突起ピン19−3〜19−1間の弧長

Claims (2)

  1. 光源として電灯を用いる行灯(あんどん)形照明器具において、
    前記行灯形照明器具は、基台部とランプシェ−ド部とで構成されていて、
    前記基台部は、台座に側面が上向きに固定されている軸側溝車と前記軸側溝車の上向き側面の上部に固定されているソケットおよび電灯からなり、前記軸側溝車は溝を形成するための上フランジ部および下フランジ部を有し、
    前記ランプシェ−ド部は、穴側リングに固定されている筒状のランプシェ−ド胴部、ならびに上部枠からなり、
    前記軸側溝車と前記穴側リングとは相互に嵌め合い関係にあり、
    (イ) 一方、前記軸側溝車の前記上フランジ部には複数個所の小欠落部があって、各前記小欠落部の間の弧長については、前記小欠落部が2個所の場合は2個所の前記弧長が互いに非等長、前記小欠落部が3個所以上の場合は、全ての前記弧長について任意の前記弧長およびその両隣の前記弧長が互いに非等長であり、
    (ロ) 他方、前記穴側リングの内周部には、複数個所の各前記小欠落部に対向し且つ湾入した位置に、前記穴側リングの円心に向かう突起ピンを有している仕組みをもつことによって、
    前記(イ)に対して、前記(ロ)の位置関係においてのみ、前記軸側溝車に対して嵌め合い関係にある前記穴側リングがスラスト上方向に動き得る位置関係、つまり前記基台部に対して前記ランプシェ−ド部が脱着可能な位置関係となり、
    脱着可能な前記位置関係から、前記軸側溝車に対して前記穴側リングを1回転未満の任意位置にスライド回転させてセットすることによって、前記穴側リングの内周部の全ての前記突起ピン、あるいは何れかの前記突起ピンが前記軸側溝車の小欠落部のない前記上フランジ部に掛かり、脱着が不可能となる嵌合構造によって、
    前記基台部から前記ランプシェ−ド部が外れ難い、安定した一体物の行灯形照明器具となることを特徴とする、
    ランプシェ−ド部交換可能な行灯形照明器具。
  2. 前記基台部に対して、前記ランプシェ−ド部が脱着可能な位置関係であることが外部から判るように、前記基台部ならびに前記ランプシェ−ド部に、マ−ク付けをしてあることを特徴とする、
    請求項1に記載する、ランプシェ−ド部交換可能な行灯形照明器具。
JP2007142535A 2007-04-27 2007-04-27 ランプシェ−ド交換可能な行灯形照明器具 Pending JP2008277230A (ja)

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