JP3091569U - 在宅健康維持システム及び健康状態判断装置 - Google Patents

在宅健康維持システム及び健康状態判断装置

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JP3091569U JP2002004513U JP2002004513U JP3091569U JP 3091569 U JP3091569 U JP 3091569U JP 2002004513 U JP2002004513 U JP 2002004513U JP 2002004513 U JP2002004513 U JP 2002004513U JP 3091569 U JP3091569 U JP 3091569U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】距離的な条件の制約を受けずに、自己の健康状
態により適した専門知識を有する専門家の判定が受けら
れることができるシステムを提供する。 【解決手段】使用者(患者)端末2と専門家(医師)端
末3と、サーバー1とを通信ネットワーク6を介して双
方向通信可能に接続し、使用者は、自己の健康状態に関
する情報を、専門家は、自己の専門分野に関する情報を
サーバー1にそれぞれ蓄積する。使用者端末2から自己
の健康状態に関する判定(診断)を依頼すると、サーバ
ー1は、使用者の健康状態に適した専門分野の専門家を
抽出し、使用者端末2と専門家端末3とを双方向通信可
能に接続する。双方向通信により、実際に診察を受けて
いる場合と同様の状態で、診察を受けることが可能とな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、在宅健康維持方法とそのシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、人が健康を維持管理するためには、規則正しい生活、栄養のバランスの 取れた食事、適度な運動、仕事に対するやりがいなど、いくつかの要素を、不十 分な知識に基づいて個人的に実践し、健康維持に努めている。また、病気にかか った場合には、病院へ出向き、医師の診察を受け、治療や処方箋の発行を受けて いる。しかし、病院へ通う場合には、診察の予約を入れて、長時間待たされ、実 際の診察は数分という場合が多く、患者は十分な医療サービスを受けることがで きない。また、長時間待たされることで、身体的な負担も増大する。
【0003】 そこで、近年では、電子メールで医師に病状を伝えことのできるホームページ や、インターネットで診察の予約ができるサービスが提供されている。また、特 開2000−116732号では、医療機器が設置された端末から、この医療機 器で測定されたデータを、通信回線を介してサーバーに伝達し、テレビ電話等に より、患者の問診、病院間のテレビ会議、相互のコミュニケーションを行うもの が提案されている。また、特開平11−120261号では、患者側端末の表示 画面に、各医師の名前が表示され、受信する医師を選択すると、その医師が使用 する端末がオンライン接続され.る技術が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、患者と医者とのやりとりが片方から他方 への一方向通信であり、最終的には、患者は病院に足を運び、医師の診察を得な ければならない。また、患者は、医者についての情報を十分に得る手段がなく、 居所の近くの病院など、地理的な条件で選ぶことが殆どであり、患者の症状に応 じて最も適切な専門知識を有する医者の診断を受けるということは難しかった。
【0005】 また、医者の作成するカルテは、従来では、カルテを最初に作成した医者が保 管しており、患者が他の医者の診察を受ける場合には、従前の医者の許可を得て 、新たに診察を受ける医師に、カルテを渡す必要がある。しかし、このようなこ とは、患者の医者に対する気兼ねから、あまり行われず、医者を変える場合には 、従前の治療内容が正確にわからず、治療の継続性が損なわれ、十分な治療がで きないという問題があった。
【0006】 また、医者の側では、自らの専門知識を生かして治療できる患者を積極的に探 すことは困難で、患者の側から医者を探して診察を受けに来ることが一般的であ る。しかし、このような場合、必ずしも医者の専門知識に合致した患者が診察を 受けに来るとは限らず、専門知識を十分に生かす機会が得られない場合がある。
【0007】 この考案は、距離的な条件の制約を受けずに、自己の健康状態により適した専 門知識を有する専門家の判定が受けられること、そして、専門家が積極的に特定 の健康状態の使用者を探すことができるシステム等を提供することを目的として いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的は、以下の考案により達成される。 (1) 通信ネットワークを介して接続されたサーバーと、 通信ネットワークを介してサーバーに接続可能な使用者側入出力端末と、 通信ネットワークを介してサーバーに接続可能な専門家側入出力端末とを用い て使用者の健康状態を維持する健康維持システムであって、 前記サーバーは、専門家毎の健康状態を判定する能力に関する情報を記録した 専門家情報データベースと、使用者毎の健康状態を記録した健康状態データベー スとを備え、 使用者の健康状態情報を、使用者毎に取得する健康状態情報取得手段と、 取得した健康状態情報を使用者毎に健康状態データベースに記録する健康状態 記録手段と、 使用者からの、専門家による判定要求を取得する判定要求取得手段と、 使用者からの要求内容と、その使用者の健康状態情報とに基づいて、専門家デ ータベースから、使用者の要求に合致した専門家を抽出する専門家抽出手段と、 判定要求した使用者の健康状態と判定要求内容を専門家側入出力端末に表示し 、判定を促す判定要求表示手段と、 抽出された専門家が健康状態について判定した判定情報を専門家から取得する 判定情報取得手段と、 取得した判定情報を使用者側入出力端末に提示する判定情報提示手段とからな る在宅健康維持システム。
【0009】 (2) 抽出された専門家が複数である場合には、その複数の専門家を使用者 に提示する提示手段と、提示された複数の専門家の中から使用者が選択した専門 家を取得する選択手段とを有する上記(1)に記載の在宅健康維持システム。
【0010】 (3) 通信ネットワークを介して接続されたサーバーと、 通信ネットワークを介してサーバーに接続可能な使用者側入出力端末と、 通信ネットワークを介してサーバーに接続可能な専門家側入出力端末とを用い て使用者の健康状態を維持する健康維持システムであって、 前記サーバーは、使用者毎の健康状態を記録した健康状態データベースを備え 、 特定の健康状態の使用者を抽出する抽出条件を専門家から取得する抽出条件取 得手段と、 取得した抽出条件に基づいて、健康状態データベースから、抽出条件に合致し た使用者を抽出する使用者抽出手段と、 抽出された使用者の健康状態を専門家側入出力端末に提示する抽出情報提示手 段と、 提示された使用者について、専門家が健康状態の判定をするかの決定を取得す る被選択取得手段と、 抽出された使用者の使用者側入出力端末に対して、特定の専門家から抽出され たことを通知する抽出通知手段と、 通知された使用者から使用者側入出力端末を介して、専門家による判定を承諾 するか否かの意思表示を取得する許可取得手段と 判定を承諾した使用者に対して、専門家がおこなった健康状態について判定し た判定情報を専門家側入出力端末から取得する判定取得手段と、 取得した判定情報を使用者側入出力端末に提示する判定提示手段とを備えた在 宅健康維持システム。
【0011】 (4) 指名通知手段は、指名した専門家の専門家情報を含んだ通知を行う上 記(3)に記載の在宅健康維持システム。
【0012】 (5) 抽出情報提示手段では、使用者の氏名は匿名で表示される上記(3) 又は(4)に記載の在宅健康維持システム。
【0013】 (6) 使用者側入出力端末と専門家側入出力端末とを双方通信可能に接続す る双方向通信接続手段を有する上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の在宅 健康維持システム。
【0014】 (7) 健康状態データベースには、使用者の健康状態の経時変化をも蓄積さ れている上記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の在宅健康維持システム。
【0015】 (8) 使用者側入出力端末は、使用者の身体から健康状態に関する情報を直 接取得する測定手段を備えている上記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の在 宅健康維持システム。
【0016】 (9) 使用者側入出力端末と専門家側入出力端末は、操作者を写す撮像手段 と、相手側の撮像手段で撮像した画像を表示する画像出力手段を有する上記(1 )〜(8)のいずれか1つに記載の在宅健康維持システム。
【0017】 (10) 判定情報を健康状態情報として蓄積する判定情報記録手段を有する 上記(1)〜(9)のいずれか1つに記載の在宅健康維持システム。
【0018】 (11) 使用者側入出力端末と、専門家側入出力端末とが通信ネットワーク を介して接続可能な健康状態判断手段であって、 使用者側入出力端末を介して、その使用者の健康情報が蓄積される使用者健康 情報記録手段と、健康状態を判定するための専門知識を有する専門家に関する情 報が蓄積される専門家情報記録手段とを備え、 使用者健康情報記録手段に記録された各使用者の健康情報は、各使用者の許諾 を条件に専門家側入出力端末から接続可能に構成され、専門家情報記録手段に記 録された各専門家に関する情報は、使用者側入出力端末から接続可能に構成され 、 使用者健康情報記録手段に蓄積されている健康情報に基いて、使用者の健康状 態が推定する健康状態推定手段と、 推定された健康状態に応じて、その健康状態に関する専門知識を有する専門家 を検索する専門家検索手段を備えた健康状態判断手段。
【0019】
【実施の形態】
以下本考案の好適実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図 1は、本考案のシステム構成を示す概念図である。本考案の在宅健康維持システ ムは、健康情報記録手段としてのサーバー1と、使用者側入出力端末としての使 用者端末2と、専門家側入出力端末としての専門家端末3と、薬局側端末4と、 課金サーバー5と、管理端末10とを備えており、それぞれ通信ネットワーク6 を介して接続可能に構成されている。
【0020】 使用者端末2は、例えば、パーソナルコンピュータであり、このパーソナルコ ンピュータは、双方向通信を可能とするための入力手段と、出力手段とを備えて おり、さらに、使用者の健康状態を検出するための健康状態検出手段を有してい る。また、パーソナルコンピュータには、インターネットに接続するためのソフ トウエアー(ブラウザ)や、電子メールを送受信するためのソフトウエアー等が 備えられている。
【0021】 入力手段は、例えば、使用者の音声を検出するマイク21等で構成される聴覚 情報検出装置や、使用者の顔等の姿や仕草等を検出する撮像装置22、特に連続 画像を検出できる撮影装置の視覚情報検出装置などで構成されている。聴覚情報 には、例えば、使用者の声、咳の音などが含まれる。視覚情報には、使用者の顔 色、舌の色、唇の色、白目の色等の色彩情報や、髪の毛状態、目の形、鼻の形、 爪の形等の形態情報、或いは、使用者の仕草、表情の変化などのような動態情報 等が含まれる。
【0022】 これらの入力手段は、即時性を有し、使用者が発する現在の聴覚情報、視覚情 報を検出して、これらの情報を即時、相手方の端末に供給する。 また、出力手段は、スピーカ又はヘッドホーン23等を備えた聴覚情報出力装 置と、CTR24や液晶画面等の画像出力を行う視覚情報出力装置とを備えてお り、相手方の端末から供給された、上記聴覚情報や視覚情報を出力する。そして 、使用者端末2は、上記入出力手段と通信ネットワークに接続するための接続装 置を備えている。健康状態検出手段25は、例えば、血圧計、体温計、体重計、 脈派検出装置などを備えている。血圧計によって検出された血圧値や脈拍数、体 温計によって検出された体温値、体重計によって検出された体重値や体脂肪率、 脈派検出装置によって検出された脈派形は、パーソナルコンピュータに入力され 、接続装置を介して送信される。
【0023】 専門家端末3は、例えば、パーソナルコンピュータであり、このパーソナルコ ンピュータは、双方向通信を可能とするための入力手段と、出力手段とを備えて おり、パーソナルコンピュータの構成や、これらの入出力手段については、使用 者端末2同様であるので、説明を省略する。
【0024】 薬局側端末4は、例えばパーソナルコンピュータであり、インターネットに接 続するためのソフトウエアー(ブラウザ)や、電子メールを送受信するためのソ フトウエアー等を備えている。この端末を介して、専門家である医者からの処方 箋データの受け取りや、薬料金(課金情報)の入力が行われる。
【0025】 サーバー1は、使用者から入力された使用者情報、専門家に関する専門家情報 、専門家から入力された使用者情報等のデータが保管されるメモリと、特定の条 件に基づいて、使用者又は専門家を検索する処理部等を備えている。また、課金 情報を保管する課金サーバー5が設けられている。サーバー1と、課金サーバー 5を管理する管理端末10が設けられている。この管理端末10は、専門家端末 3と同様の構成である。
【0026】 管理端末10と課金サーバー5は、通信ネットワーク6を介して上記サーバー 1や使用者端末2、専門家端末3とつながっている。課金サーバー5には、使用 者及び専門家に課される料金が記録される。この料金の例としては、例えば、本 考案の在宅健康維持システムを利用するために支払われる、入会金、及び使用者 と専門家に課される年会費(月会費)等がある。その他、専門家の判定に対して 使用者が支払う判定料(例えば、医師に対しては診察料、心理カウンセラーに対 してはカウンセリング料、栄養士に対しては指導料などか挙げられる。)や、健 康状態を維持するために継続的に又は一時的に提供されるサービス(例えば、専 門家が医師である場合には、最初に処方を受けた内容を実施している際の医師か ら提供されるアドバイスや病後の健康状態に関する質問に対する応答、専門家が 心理カウンセラーである場合には、最初のカウンセリング後の心理状態に関する 使用者からの報告や、その報告に対するコメント、専門家が栄養士である場合に は、最初の指導内容に関する質問などに関する応答などがある。)に対して支払 われる付随的サービス料金等がある。判定料や付随的サービス料金は、一括した 総合サービス料金として課金サーバー5に蓄積される構成とすることもできる。 この他、薬局に支払われる薬代金などがある。使用者における、医師等の診療を 受けたときの診察費用や薬の費用、付随的サービス料金等が、課金サーバー5で 蓄積され、一括して使用者に請求される構成とすることもできる。
【0027】 上記、既述のように、使用者端末2、専門家端末3、サーバー1、管理端末1 0、薬局側端末4、課金サーバー5は、通信ネットワーク6を介して、双方向通 信可能に接続される。この通信ネットワークは、一般公衆回線、ISDN(Inte grated Service Digital Network)、WAN(Wide Area Network)、ATM(A synchronous Transfer Mode)網、FTTH(Fiber ToThe Home)、ADSL(A symmetric Digital Subscriber Line)、VDSL(VeryHigh-Bit-Rate DSL)、衛 星通信回線網、移動通信網、CATV網、VOIP(Voice over IP)、光通信 網等で構成することができる。管理端末10は、サーバー1と課金サーバー5に 直接接続された構成をとってもよい。
【0028】 次に、サーバー1に記録されるデータについて説明する。図2は、サーバー1 の構成を示す概念図である。サーバー1の記憶装置101には、使用者情報を記 録する使用者情報ファイル11と、専門家情報を記録する専門家情報ファイル1 2とを備えている。 使用者情報ファイル11には、個人情報ファイル111、健康情報ファイル1 12が設けられ、健康情報ファイル112には、健康状態に関する情報など、個 人の身体に関する情報が含まれる。
【0029】 図3に示されているように、個人情報ファイル111には、氏名、住所、生年 月日、家族構成等が記録される。健康情報ファイル112には、個人の健康状態 を示す情報が記録され、固定情報ファイル112aと可変情報ファイル112b が備えられている。図4に示されているように、固定情報ファイル112aは、 その個人の身長、性別、血液型、遺伝子情報などのように、値の変わらない固定 情報が記録されている。図5に示されているように、可変情報ファイル112b には、健康状態によって変化する数値(可変情報)が記録される。可変情報の例 としては、体重、体脂肪率、血圧、脈拍数の他、各種血液検査によって検出され る数値や、尿検査で検出される数値などが含まれる。血液検査によって検出され る数値には、例えば、脂質検査として、総コレステロール、中性脂肪などがあり 、肝臓の状態を示す検出項目としては、総蛋白、AL-P、GOT、GPT、γ- GPTなどがあり、腎臓の状態を表す検出項目としてはクレアチニンなどがあり 、その他、尿酸、血糖、白血球数、赤血球数、血色素量等が挙げられる。尿検査 で検出される数値の項目としては、尿蛋白、潜血、尿糖などが挙げられる。この ような数値情報の他、心電図、脈派図のような線図や、レントゲン写真等の写真 なども画像情報として可変情報に含まれる。これら可変情報は、時系列を追って 蓄積される。従って、例えば、数値情報の場合には、時間経過による数値変化を 表示することが可能で、例えは゛、グラフ等の視覚データ(画像データ)として 出力することができる。これらの他、可変情報は、服用中または、過去に服用し た薬の種類と量、服用期間等を含んでもよい。
【0030】 可変情報には、判定情報も含まれる。判定情報とは、使用者の健康状態を表す 数値情報や、画像情報等に基づいて、その使用者の健康状態について専門家が判 定した内容に関する情報である。この判定情報には、例えば、医療に関する専門 家である医師が判定した医療判定情報、カウンセリングに関する専門家である心 理カウンセラが判定した心理判定情報、栄養に関する専門家である栄養士が判定 した栄養判定情報等が含まれる。医療判定情報には、例えば、双方通信によって 医師が判定した症状情報(例えば、白目が黄色い、舌が荒れている、目がうつろ である等:本人では認識できにくい症状等)、病名などの診断情報、治療方法な どの治療情報、薬の処方箋、治療具などの処方情報などか含まれる。心理判定情 報には、例えば、心理カウンセラが判定した症状(落ち着きが無い、目の動きが 散漫である等、本人では自覚できにくい症状等)、例えば、注意欠陥多動性障害 などのような心理診断情報、対処方法に関する対処情報等が含まれる。栄養判定 情報には、例えば、栄養士が判定した食生活の状態、指導した食品の種類、調理 方法などが含まれる。
【0031】 一方、専門家情報ファイル12は、専門家個人情報ファイル121と、専門家 履歴情報ファイル122と、専門家評価情報ファイル123と、専門家スケジュ ールファイル124とを備えている。図6に示されている専門家個人情報ファイ ル121には、専門家個人の固定情報が記録される。固定情報としては、例えば 、氏名、生年月日、住所、勤務(又は経営)している病院名、医師、心理カウン セラ、栄養士等の専門家の類別、医師であれば、内科、外科等の専門分野などが 挙げられる。
【0032】 図7に示されているように、専門家履歴情報ファイル122には、医師として の経歴が記録されている。この経歴には、専門分野毎の経歴として記録される。 経歴としては、例えば、勤務した病院名、内科、外科等の専門分野、勤務期間、 手術の回数、手術の内容(例えば、手術部位、手術の難度等)等が挙げられ、こ れらの経歴は、順次、記録され蓄積される。また、各専門分野毎の経験値も記録 される。この経験値は、例えば5段階評価とし、手術経験の回数などにより、適 宜修正が加えられる。
【0033】 図8に示されているように、専門家評価情報ファイル123には、使用者側か らの評価情報が記録される。評価の内容は、例えば、複数の項目に別けられ、項 目毎に、例えば4段階評価(A:優/B:良/C:可/D:不可)で、その専門 家に相談した使用者が評価する。評価項目は、例えば、症状の説明の解りやすさ 、症状が改善した度合などが挙げられる。専門家が、複数の専門分野を有する場 合には、専門分野毎に、評価の入力が可能である。専門家に関する情報としては 、この他、論文、医療情報雑誌(ヘルスケア雑誌)、手術の回数および手術の内 容(例えば、手術部位、手術の難度等)、インターネット等の通信ネットワーク を介して複数の使用者が情報を交換する場(チャット)において、交換された特 定の専門家に関する評価(評判)、テレビ・新聞に記載された専門家に関する評 価等が挙げられる。これらの情報は、管理端末10を介して、健康管理主体10 0に属する者(例えば、医師等)が入力する。或いは、チャットなどで交換され た情報については、良い評価と、悪い評価とを交換する場をそれぞれ設定し、そ れぞれの場で登場する専門家の氏名の登場頻度を計量し、その頻度に応じて、評 価を決定する構成を加えることもできる。
【0034】 図9に示されているように、専門家スケジュールファイル124には、専門家 の対応可能時間が記録されている。双方向通信により使用者側と対話することが できる時間帯(空時間)が、記録されている。また、直接、会って診察するこの とできる日時(診療日)や時間帯(診療時間)についても、同様に記録されてい る。 さらにサーバー1は、上記各ファイルに記録されたデータを処理するための処 理部102を有し、該処理部102において、各ファイルへのデータの入出力と 、各ファイルに記録されているデータの検索、及び蓄積された専門家評価情報に 基づいて決定される最終的な評価判定、専門家のスケジュールの管理、診察の予 約処理等が行われる。サーバー1、課金サーバー5、管理端末10は、健康管理 主体100(健康管理会社)により維持・管理される。この健康管理主体は、管 理端末10を介して、サーバー1に記録されている各種情報を入出力することが できる。つまり、管理端末10は、使用者側入出力端末として、又は専門家端末 として使用することができ、その他、サーバー1のメンテナンス等に用いられる 。健康管理主体100には、医師、心理カウンセラ、栄養士等が属していてもよ く(例えば、健康管理会社に医師、心理カウンセラ、栄養士等が雇われている場 合がある。)、管理端末10と使用者端末2とを双方向通信により接続する構成 とし、健康管理主体100に属する医師等が診断する構成を取ることもできる。
【0035】 以下本考案の在宅健康維持システムの作用について、図10に示されているフ ローチャートに基づいて説明する。 使用者から個人情報を取得する(ステップS101)。健康維持を欲する使用 者が、インターネット上の健康管理主体の運営管理するホームページにアクセス すると、使用者端末2の出力画面に、入力項目が配置された入力画面を表示し、 個人情報と、健康に関する固定情報、可変情報等の入力を促す。例えば、最初の 入力画面には、氏名、年齢、性別等の固定情報を入力する画面が表示され、これ らの固定情報が入力されると、会員登録の申請があったものと判断し、この申し 込み者(使用者)専用のファイルが作られ、ID番号等が決定される。次に、可 変情報の入力を促す画面が表示され、血圧等の可変情報を入力する画面が表示さ れる。入力された可変情報は、個人ID番号に応じた健康情報として、ファイル に記録される。健康情報の取得は、入力画面における数値の入力により取得する 場合の他、健康状態検出手段により検出された値を直接取得する手法に基づいて もよい。
【0036】 所定の情報の入力が終了すると、使用者端末2の出力画面には、会員ID番号 と、暗証番号を表示する。この会員ID番号と、暗証番号は別途電子メール、郵 送等により、会員に通知してもよい。 登録が完了した使用者は、以後、サーバー1にアクセスするときには、ID番 号と暗証番号を入力することにより、同一人と認証される。記録されている登録 者とアクセスしてきた者との同一性の認定は、暗証番号の他、電子認証、音声認 証、画像認証などにより行う構成とすることもできる。この実施形態では、個人 の医療情報等を管理するため、蓄積している情報に対するセキュリティの信頼性 を高くすることのが好ましく、使用者を認証する手段としては、音声認証等のよ うに個人の身体的な特徴に基づく認証であるとよい。
【0037】 登録が完了した使用者からは、使用者端末2を介して、適宜健康情報を取得す る。例えば、定期的に、電子メールを使用者端末2に送信し、健康情報を入力す ることを促すような通知を行うことにより、健康情報を継続して取得する手段を 用いることもできる。
【0038】 専門家から専門家情報を取得する(ステップS103)。使用者から個人情報 を取得する場合と同様の方法により、専門家から専門家情報を取得する。専門家 にも、ID番号と、暗証番号が通知される。専門家に関する評価情報についても 、健康管理主体が、管理端末10を介して入力することもできる。この場合の評 価情報は、例えば、学術論文、難度の高い手術の成功などに基づく評価などであ り、段階に別けた評価に限らず、例えば、論文や著書の数、難手術を成功させた 回数など、絶対的な数値であってもよい。
【0039】 以上のように、サーバー1に使用者の情報と、専門家の情報が記録された状態 において、使用者端末2から健康状態についての判定依頼があるか判断する(ス テップS105)。判定依頼する場合には、同時に、ステップS101で説明し たような健康状態に関する健康情報の取得もすることができる。例えば、病気に かかった場合、病院に直接行く前に、使用者端末2によりサーバー1にアクセス する。使用者端末2には、健康状態を入力する画面が表示され、また、健康状態 に対する判定(診断)を希望するか否かを意思表示するための選択項目(Yes 又はNoを選択する)が表示される。ここで、判定を希望する項目を選択した場 合には、判定依頼があったものと判断する。
【0040】 判定依頼時に入力された健康情報を取得する(ステップS107)。この依頼 時健康情報を重視して、この健康状態について判定(診断)をするのに適合する 専門分野を有する専門家を検索する(ステップS109)。検索における検索条 件式は、使用者の入力した依頼時健康情報の他、専門家側のスケジュール情報、 専門分野情報、地域に関する情報(使用者と地理的に近いか否か?)を考慮して 作成される。つまり、使用者の依頼時の健康状態を判定するために適した専門分 野の専門家であって、スケジュール情報に基づいて、現在、双方向通信によって 通信が可能な者であること、使用者の所在地を基準にして、距離的に近くに位置 している者が抽出される。また、使用者が専門家を自ら指定した場合には、使用 者の意思が尊重される。
【0041】 以上のような検索が行われた後、検索結果を使用者端末2に出力する(ステッ プS111)。使用者端末2には、検索された複数の専門家のリストが表示され る。リストには、専門分野、所在地、評価内容等の専門家情報が同時に表示され 、又は所望の専門家の専門家情報を閲覧できるボタンが表示される。検索される 専門家には、健康管理主体に属する専門家も含まれる。
【0042】 使用者端末2から、専門家リストから特定の専門家の指定があったか判断する (ステップS113)。例えば、専門家の指定は、表示画面に表示された専門家 リストの各専門家の表示欄に設けられた選択領域を、ポインティングデバイスで 指定することにより行われる。同時に、使用者は、診察のために都合のよい時間 帯を、表示画面の希望時間帯入力位置に入力し、希望時間帯を通知する。
【0043】 指定があった場合には、指定された専門家に判定の指名があったことを通知す る(ステップS115)。通知手段は、例えば、指定された専門家へ電子メール を送信する、或いは、携帯電話又はポケットベル等で呼び出す事等により構成さ れる。 使用者と専門家の相互のスケジュールが合致している場合には、その時点で、 使用者端末2と専門家端末3とを、通信ネットワーク6を介して双方向通信可能 に接続する(ステップS117)。
【0044】 使用者端末2と専門家端末3とが双方向通信を可能とすることにより、以下の ような利点がある。使用者は、家にいながらにして医師やその他の専門家の診察 を受けることができる。また、病院などで長時間待たされることもなく、診察を 依頼した時点で、即時医師からの診察が受けられるという即時性も得られる。ま た、健康状態検出手段によって、医師は、健康状態に関して必要な情報も、その 場で得ることができ、直接診察をした場合と略同等の、より信憑性の高い診察( 健康状態に対する判定)をすることができる。
【0045】 双方向通信により使用者に面談した専門家の所見を、専門家端末3から取得す る(ステップS119)。この情報は、例えば医師がカルテに記載する内容と同 じである。具体的には、専門家端末3の入力画面には、カルテと同様の書式が表 示され、このカルテに専門家が所見を入力するようにすることができる。このよ うに、特定の使用者に関する健康情報が逐次蓄積されることとなる。同時に、使 用者端末2からは、診察を受けた使用者側からの、医師に対する評価が取得され る(ステップS120)。さらに、面談した専門家は、使用者の健康状態につい て、より適正な専門知識を有する専門家を紹介することもできる。紹介の対象と なる専門家は、医師に限らず、心理カウンセラや栄養士等も含まれる。患者の訴 えの内容によっては、心理カウンセラや栄養士などによる指導が必要と判定する 場合もあるからである。
【0046】 サーバー1は、専門家が紹介した他の専門家に関する情報を、専門家端末3よ り取得し、その紹介された専門家に、紹介されたことを通知し、その専門家が紹 介に応じる場合には、その専門家の専門家端末3と使用者端末2とを、双方向通 信可能に接続する。 このように紹介された専門家も双方向通信を基づいて、健康状態を判定し、こ の専門家の所見も、専門家端末3からサーバー1に取り込まれる。複数の専門家 からの所見を得ることによって、健康状態についてのより精度の高い判定が可能 となる。
【0047】 双方向通信の結果、直接面談して診察する必要があると判断した場合には、専 門家は、専門家端末3から直接診察が必要である旨、入力するので、サーバー1 は、直接診察という医師の意向が入力されたかを判断し(ステップS121)、 入力されている場合には、登録されている医師の中から、使用者の居所に近い病 院の医師のスケジュールを検索し、近隣で診察を受けられる時間帯を抽出する( ステップS123)。抽出された医師と時間帯は、複数あり、その中から使用者 が選択できるように、使用者端末2の画面に表示される(ステップS125)。 表示されたリストの中から使用者の選択した医師と時間帯を取得する(ステップ S127)。
【0048】 ステップS127で取得した情報に基づき、選択された医師に通知し、患者の 予約があったことを通知する(ステップS129)。この際、予約した患者(使 用者)の健康状態に関してサーバー1に蓄積された情報も、通知された医師が欲 すれば専門家端末3を介して閲覧することができる。このように、端末を介して 予約ができるシステムとすることにより、患者が病院で長時間待たされるといっ たことがなく、患者の身体的な負担も軽減される。また、医師においては、診察 する患者(使用者)の健康状態に関する情報を予め把握することができるので、 より精密でかつ迅速な診察が可能となる。特に、この健康情報は、時系列を追っ て蓄積されているので、診察時点での健康状態のみでなく、過去からの健康状態 の変化を含めた総合的な判断が可能となる。また、この健康情報には、他の専門 家の所見も含まれているので、より客観的で精度の高い診察ができる。
【0049】 診察の結果、専門家から処方される処方箋は、専門家端末3から取得し(ステ ップS131)、薬局側端末4に、取得した処方箋情報を供給する(ステップS 133)。処方箋を受け取った薬局側からは、薬の用意ができる時刻を、端末4 を介して取得し(ステップS134)、取得した時刻を使用者へ通知する(ステ ップS135)。用意された薬は、宅配便等により直接使用者に送付する構成で あってもよい。
【0050】 医師の診療費用と、薬の費用は、適宜課金サーバー5に蓄積される。課金サー バー5に蓄積された費用に関しては、一定の期間毎に、請求書が使用者に送付さ れる。例えば、一定期間内(例えば、一ヶ月)に、この在宅健康維持管理システ ムを介して、医師の診察を2回以上受け、その後その診察内容に付随する指導等 を受けた場合には、その内容と回数に応じた料金が課金サーバー5に蓄積される 。
【0051】 使用者に関して発生する費用は、既に説明したように、判定料としての診察費 用と、その診察に付随して行われる付随的サービス料等が挙げられる。判定料や 付随的サービス料金は、一括した総合サービス料金として、又は別個に課金サー バー5に蓄積され、それぞれ料金が使用者に請求される。また、専門家に関して も、自己が提供した判定等に関する報酬が、課金サーバー5に蓄積され、一定期 間毎に、一括して支払われる。
【0052】 以上の説明は、医師が専門家として検索される場合を挙げているが、専門家と して心理カウンセラや栄養士等であってもよい。心理カウンセラの場合には、双 方向通信によって相談者(使用者)と交信し、出力画面に表示された相談者の仕 草や全体の雰囲気から相談者の心理状態(健康状態)について、診断(判定)す る。相談者(使用者)は、最初に使用者端末2に健康情報を入力する際、画面に 表示された心理分析テストなどを行い、性格分析などの心理学的なデータを予め サーバー1に蓄積しておくこともできる。この場合には、対応した心理カウンセ ラは、心理分析結果などを参考にして、診断することができるので、精密かつ迅 速な判定が可能となる。また、双方向通信を介して行われた、相談者と心理カウ ンセラとのやり取りは、画像データ、録音データとして記録しておくことができ るので、後に記録データを繰り返し分析して、より詳しい診断をすることができ る。
【0053】 専門家が栄養士である場合には、双方向通信によって、実際に食している食事 の内容を把握することができる。相談者(使用者)は、自ら採っている食事の内 容を栄養士に伝える場合には、相談者の主観が入り、塩分の量、食事の量など、 情報の正確性が担保できない場合がある。しかし、双方向通信によって実際に食 している食事内容を把握することができ、摂取している栄養について正確な情報 を得ることができる。また、サーバー1に蓄積された情報が、過去の情報を含む 時系列を追って順に蓄積された蓄積情報なので、相談者の栄養摂取の傾向、栄養 の偏り等をより正確に把握でき、相談者の健康状態に一層合致した栄養摂取プロ グラムを個別に作成することができ、また、その効果も確認することが容易であ る。
【0054】 以上のような構成の他、サーバー1は、ステップS107の後、使用者の健康 情報ファイル112に蓄積された健康情報に基き、独自に使用者の健康状態を推 定するステップ(健康状態推定ステップ)を有し、その推定された健康状態を使 用者端末2の表示画面に表示する構成とすることもできる。また、この際、同時 に、専門家検索ステップとしてステップS109を実行し、検索された専門家リ ストも表示することもできる。サーバー1は、健康状態を推定するために必要な 推定基準情報ファイルを有し、そのファイルには、病気、心理状態、栄養状態等 の指標となる症状が予め記録されており、この情報に基いて使用者の健康状態を 推定する。例えば、特定の病気の症状のリストに、使用者の健康状態を当てはめ 、該当する場合には、その特定の病気である疑いがある旨表示する。また、病名 に限らず、血糖値が高い場合には、食事制限や、運動を促す表示をすることもで きる。
【0055】 また、可変情報を時系列で分析し、可変情報の過去から現在までの経緯と比較 して、大きな変化が生じている場合には、その旨を表示して注意を促す構成とし てもよい。可変情報の過去から現在までの経緯から将来の数値の変化を予測する 構成としてもよい。 専門家を検索する場合には、専門家の専門分野に基き検索する場合の他、使用 者の居所に近い場所に位置する専門家を検索する(距離的な条件に基いて)構成 とすることもできる。
【0056】 以上説明した作用は、使用者側から本考案の在宅健康維持システムを使用する 場合の作用であるが、この他専門家がこの在宅健康維持システムを使用する場合 について説明する。以下は、専門家として医師が、この在宅健康維持システムを 使用する場合を例に挙げて、図11に示されているフローチャートに基づき説明 する。
【0057】 健康管理主体100は、通信ネットワーク6上に、各使用者側の了解を得て、 その使用者の現在健康状態を検索し得るデータベースを有する。このデータベー スには、専門家である医師がアクセスし、専門家の指定した検索条件に合致した 条件の使用者(患者)が抽出できる。このデータベースは、既に説明した、使用 者情報ファイル11である。 例えば、専門分野が循環器系である医師が、心臓に関する特定の症例の患者を 探している場合には、その症例の患者が検索されるように、検索式を作成し、使 用者端末4に入力する。この検索式は、具体的に心臓病の病名を挙げる場合のほ か、症状の組み合わせなどで構成される。
【0058】 サーバー1は、専門家端末3から、患者(使用者)を検索するための検索式の 入力があったか判断し(ステップS201)。入力があった場合には、検索式に 該当する使用者を検索する(ステップS203)。検索された患者のリストを、 専門家端末3の出力画面に出力する(ステップS205)。専門家に提示された 患者リストには、患者の氏名や住所など、個人を特定する情報は表示されず、専 門家が入力した検索式に合致した症状があること、年齢、性別等が表示される。 このように、使用者が健康状態情報を開示する際、氏名を伏せた匿名とすること により、使用者のプライバシーを守ることができる。
【0059】 リストの中から専門家が選択した患者を、専門家端末3を介して取得する(ス テップS207)と、その旨を、選択された患者に通知する(ステップS209 )。通知を受けた患者は、使用者端末2を介して、サーバー1にアクセスすると 、表示画面にその患者を選択した医師の情報が開示される(ステップS211) 。表示内容には、医師の経歴、専門分野、評価情報等が含まれる。その患者を選 択した医師が複数名いる場合には、各医師の情報が表示画面に表示される。
【0060】 表示された医師リストから患者が選択した医師を、使用者端末2を介して取得 する(ステップS213)。この時、同時に患者のスケジュール情報も取得する 。患者が選択した医師に、選択された旨通知する(ステップS215)。通知を 受けた医師からは、専門家端末3を介して、スケジュール情報を取得し(ステッ プS217)。患者と医師のスケジュール情報に基づいて、双方向通信による診 察が可能な時間帯を決定する(ステップS219)。決定した時間帯において、 使用者端末2と専門家端末3とを双方向通信可能に接続する(ステップS221 )。
【0061】 双方向通信による医師の所見は、専門家端末3を介してサーバー1に蓄積され (ステップS223)、また、患者による医師に対する評価は、使用者端末2を 介して、評価情報としてサーバー1に蓄積される(ステップS225)。 以上のように、医師の有する専門知識を十分に生かせる患者を積極的に探し出 すことができる。また、患者側では、自分の症状に対して特に有益な技能や専門 知識を有する医師を容易に探し出すことが可能となる。
【0062】
【考案の効果】
以上のような本考案によれば、専門家の所在場所に出向くことなく、使用者の 健康状態に合致した専門知識を有する専門家の判定を受けることができる。また 、使用者の健康状態に関する情報は、サーバーが管理するので、常に任意の専門 家に健康状態の判定を要請することが可能となり、より客観的な判定を受けるこ とができる。
【0063】 双方向通信可能とすることによって、通信ネットワークを介して使用者と専門 家が直接会話することができるので、即時性のある健康情報の取得が可能となり 、より正確な判定が可能となる。 健康状態の経時変化を蓄積することによって、専門家は健康状態の変化を考慮 した判定が可能で、一層正確な判定が可能となる。
【0064】 さらに、健康状態に関する情報を直接取得する測定手段を設け、この測定手段 を介して、外見からでは判断できない健康状態を、より詳しく取得できる。 撮像手段と画像出力手段を設けることで、使用者の外見を判断することができ 、直接面接して判定する場合と同等の判定が可能となる。
【0065】 使用者の健康状態に合致した専門知識を有する専門家を複数知ることかできる ので、複数の専門家からの判定を得ることができ、より客観的な判定を得ること ができる。 専門家による判定内容を、さらに健康状態情報として蓄積することにより、次 の判定の精度を上げることが可能となる。
【0066】 使用者が健康状態情報を開示することで、専門家側からの使用者の抽出を可能 とし、専門家から使用者を積極的に探し出すことが可能となった。これにより、 使用者は、自分の健康状態に対して積極的に判定しようとする専門家を見つけ出 すことができる。さらに、その専門家の情報を同時に提示することによって、そ れらの専門家を比較対照する資料が得られるので、自分の意図に合致した判定を 得る機会を一層増やすことができる。
【提出日】平成14年8月15日(2002.8.15)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 (11) 使用者側入出力端末と、専門家側入出力端末とが通信ネットワーク を介して接続可能な健康状態判断手段であって、 使用者側入出力端末を介して、その使用者の健康情報が蓄積される使用者健康 情報記録手段と、健康状態を判定するための専門知識を有する専門家に関する情 報が蓄積される専門家情報記録手段とを備え、 使用者健康情報記録手段に記録された各使用者の健康情報は、各使用者の許諾 を条件に専門家側入出力端末から接続可能に構成され、専門家情報記録手段に記 録された各専門家に関する情報は、使用者側入出力端末から接続可能に構成され 、 使用者健康情報記録手段に蓄積されている健康情報に基いて、使用者の健康状 態が推定する健康状態推定手段と、 推定された健康状態に応じて、その健康状態に関する専門知識を有する専門家 を検索する専門家検索手段を備えた健康状態判断装置。
【提出日】平成14年8月16日(2002.8.16)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 (11) 使用者側入出力端末と、専門家側入出力端末とが通信ネットワーク を介して接続可能な健康状態判断装置であって、 使用者側入出力端末を介して、その使用者の健康情報が蓄積される使用者健康 情報記録手段と、健康状態を判定するための専門知識を有する専門家に関する情 報が蓄積される専門家情報記録手段とを備え、 使用者健康情報記録手段に記録された各使用者の健康情報は、各使用者の許諾 を条件に専門家側入出力端末から取得可能に構成され、専門家情報記録手段に記 録された各専門家に関する情報は、使用者側入出力端末から取得可能に構成され 、 使用者健康情報記録手段に蓄積されている健康情報に基いて、使用者の健康状 態を推定する健康状態推定手段と、 推定された健康状態に応じて、その健康状態に関する専門知識を有する専門家 を検索する専門家検索手段を備えた健康状態判断装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシステム構成を示す概念図である。
【図2】サーバー1の構成を示す概念図である。
【図3】個人情報ファイルの構成図である。
【図4】固定情報ファイルの構成図である。
【図5】可変情報ファイルの構成図である。
【図6】専門家個人情報ファイルの構成図である。
【図7】専門家履歴情報ファイルの構成図である。
【図8】専門家評価情報ファイルの構成図である。
【図9】専門家スケジュールファイルの構成図である。
【図10】フローチャートである。
【図11】フローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバー 2 使用者端末 3 専門家端末 4 薬局側端末 5 課金サーバー 6 通信ネットワーク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月15日(2002.8.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 在宅健康維持システム及び健康状態
判断手段装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【請求項11】 使用者側入出力端末と、専門家側入出
力端末とが通信ネットワークを介して接続可能な健康状
態判断手段であって、 使用者側入出力端末を介して、その使用者の健康情報が
蓄積される使用者健康情報記録手段と、健康状態を判定
するための専門知識を有する専門家に関する情報が蓄積
される専門家情報記録手段とを備え、 使用者健康情報記録手段に記録された各使用者の健康情
報は、各使用者の許諾を条件に専門家側入出力端末から
接続可能に構成され、専門家情報記録手段に記録された
各専門家に関する情報は、使用者側入出力端末から接続
可能に構成され、 使用者健康情報記録手段に蓄積されている健康情報に基
いて、使用者の健康状態が推定する健康状態推定手段
と、 推定された健康状態に応じて、その健康状態に関する専
門知識を有する専門家を検索する専門家検索手段を備え
た健康状態判断装置。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月16日(2002.8.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 在宅健康維持システム及び健康状態
判断装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを介して接続されたサ
    ーバーと、 通信ネットワークを介してサーバーに接続可能な使用者
    側入出力端末と、 通信ネットワークを介してサーバーに接続可能な専門家
    側入出力端末とを用いて使用者の健康状態を維持する健
    康維持システムであって、 前記サーバーは、専門家毎の健康状態を判定する能力に
    関する情報を記録した専門家情報データベースと、使用
    者毎の健康状態を記録した健康状態データベースとを備
    え、 使用者の健康状態情報を、使用者毎に取得する健康状態
    情報取得手段と、 取得した健康状態情報を使用者毎に健康状態データベー
    スに記録する健康状態記録手段と、 使用者からの、専門家による判定要求を取得する判定要
    求取得手段と、 使用者からの要求内容と、その使用者の健康状態情報と
    に基づいて、専門家データベースから、使用者の要求に
    合致した専門家を抽出する専門家抽出手段と、 判定要求した使用者の健康状態と判定要求内容を専門家
    側入出力端末に表示し、判定を促す判定要求表示手段
    と、 抽出された専門家が健康状態について判定した判定情報
    を専門家から取得する判定情報取得手段と、 取得した判定情報を使用者側入出力端末に提示する判定
    情報提示手段とからなる在宅健康維持システム。
  2. 【請求項2】 抽出された専門家が複数である場合に
    は、その複数の専門家を使用者に提示する提示手段と、
    提示された複数の専門家の中から使用者が選択した専門
    家を取得する選択手段とを有する請求項1に記載の在宅
    健康維持システム。
  3. 【請求項3】 通信ネットワークを介して接続されたサ
    ーバーと、 通信ネットワークを介してサーバーに接続可能な使用者
    側入出力端末と、 通信ネットワークを介してサーバーに接続可能な専門家
    側入出力端末とを用いて使用者の健康状態を維持する健
    康維持システムであって、 前記サーバーは、使用者毎の健康状態を記録した健康状
    態データベースを備え、 特定の健康状態の使用者を抽出する抽出条件を専門家か
    ら取得する抽出条件取得手段と、 取得した抽出条件に基づいて、健康状態データベースか
    ら、抽出条件に合致した使用者を抽出する使用者抽出手
    段と、 抽出された使用者の健康状態を専門家側入出力端末に提
    示する抽出情報提示手段と、 提示された使用者について、専門家が健康状態の判定を
    するかの決定を取得する被選択取得手段と、 抽出された使用者の使用者側入出力端末に対して、特定
    の専門家から抽出されたことを通知する抽出通知手段
    と、 通知された使用者から使用者側入出力端末を介して、専
    門家による判定を承諾するか否かの意思表示を取得する
    許可取得手段と 判定を承諾した使用者に対して、専門家がおこなった健
    康状態について判定した判定情報を専門家側入出力端末
    から取得する判定取得手段と、 取得した判定情報を使用者側入出力端末に提示する判定
    提示手段とを備えた在宅健康維持システム。
  4. 【請求項4】 指名通知手段は、指名した専門家の専門
    家情報を含んだ通知を行う請求項3に記載の在宅健康維
    持システム。
  5. 【請求項5】 抽出情報提示手段では、使用者の氏名は
    匿名で表示される請求項3又は4に記載の在宅健康維持
    システム。
  6. 【請求項6】 使用者側入出力端末と専門家側入出力端
    末とを双方通信可能に接続する双方向通信接続手段を有
    する請求項1〜5のいずれか1つに記載の在宅健康維持
    システム。
  7. 【請求項7】 健康状態データベースには、使用者の健
    康状態の経時変化をも蓄積されている請求項1〜6のい
    ずれか1つに記載の在宅健康維持システム。
  8. 【請求項8】 使用者側入出力端末は、使用者の身体か
    ら健康状態に関する情報を直接取得する測定手段を備え
    ている請求項1〜7のいずれか1つに記載の在宅健康維
    持システム。
  9. 【請求項9】 使用者側入出力端末と専門家側入出力端
    末は、操作者を写す撮像手段と、相手側の撮像手段で撮
    像した画像を表示する画像出力手段を有する請求項1〜
    8のいずれか1つに記載の在宅健康維持システム。
  10. 【請求項10】 判定情報を健康状態情報として蓄積す
    る判定情報記録手段を有する請求項1〜9のいずれか1
    つに記載の在宅健康維持システム。
  11. 【請求項11】 使用者側入出力端末と、専門家側入出
    力端末とが通信ネットワークを介して接続可能な健康状
    態判断手段であって、 使用者側入出力端末を介して、その使用者の健康情報が
    蓄積される使用者健康情報記録手段と、健康状態を判定
    するための専門知識を有する専門家に関する情報が蓄積
    される専門家情報記録手段とを備え、 使用者健康情報記録手段に記録された各使用者の健康情
    報は、各使用者の許諾を条件に専門家側入出力端末から
    接続可能に構成され、専門家情報記録手段に記録された
    各専門家に関する情報は、使用者側入出力端末から接続
    可能に構成され、 使用者健康情報記録手段に蓄積されている健康情報に基
    いて、使用者の健康状態が推定する健康状態推定手段
    と、 推定された健康状態に応じて、その健康状態に関する専
    門知識を有する専門家を検索する専門家検索手段を備え
    た健康状態判断手段。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008130094A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 General Electric Co <Ge> 電子医療記録データのフリーテキスト検索のシステムおよび方法
JP2014226515A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 セコム株式会社 診断支援システム

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