JP3091505U - シート角度調節器のコア回動装置 - Google Patents

シート角度調節器のコア回動装置

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JP3091505U
JP3091505U JP2002004436U JP2002004436U JP3091505U JP 3091505 U JP3091505 U JP 3091505U JP 2002004436 U JP2002004436 U JP 2002004436U JP 2002004436 U JP2002004436 U JP 2002004436U JP 3091505 U JP3091505 U JP 3091505U
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cam
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JP2002004436U
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English (en)
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正坤 黄
賢虎 羅
Original Assignee
湖北中航救生科技グフェン有限公司
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コア回動部材における主に力が作用する部材
であるカムの力作用状況が悪いという問題を解決すると
ともに、角度調節器の自己係止の信頼性を高め、調節制
度と両方装備の同時調節の信頼性を向上させる。 【解決手段】 スライダ内端中央にはフランジ部が設け
られ、係止カムの円周辺上にはスライダフランジ部に対
応するカムフランジ部が設けられ、カムフランジ部の外
縁曲線とカム溝のインボリュート曲線とが同期している
回動部材である。調節器を自己係止させる場合、係止カ
ムのカムフランジ部とスライダフランジ部とを互いの頂
点を接触させ、スライダを外方向に押動することで、力
作用の状態が改善され、スライダに力が作用したときに
回転の偏りが発生することによる角度調節器の自己係止
の信頼性への影響を防止でき、ラチェットホイール上に
おいては更にフランジ部とスライド溝板の溝とを対応さ
せるとともに、溝内に係合しその隙間に合わせ、回動部
材の構造を簡素化する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、あらゆるタイプのシート背もたれ取付板とシート取付板とに連結され た後、自動車のシートまたはその他シートの背もたれ角度の調節に用いられるこ との可能な板ばね型シート角度調節器のコア回動部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の板ばね型角度調節器の技術においては、背もたれ連結板、シート連結板と 角度調節器の回動手段は一体に構成されており、角度調節器における回動部材は 独立してその機能を発揮することはできず、しかも調節範囲は扇形である歯車板 の歯数の制限を受けるため、一種類の角度調節器はある一種類の型式の自動車の みにしか適用できない。したがって、この種の角度調節器の汎用性は高くない。
【0003】 そして、もう一種類の角度調節器である手動型角度調節器は確かに独立したコア 回動部材を有するが、当該角度調節器は遊星ギア回動を採用しているため、その 回転比は96:1という調節が不便なものであった。
【0004】 中国特許ZL99237062.0では板ばね型シート角度調節器のコア回動装 置を開示しており、上記した角度調節器の欠点を克服し、同一種類のコア回動部 材は単に異なる連結板に交換するのみで、異なる形式の自動車におけるシートに 使用できるものの、コア回動部材において主に力が作用する部材であるカムの強 度が低く(力が作用する状況が悪い)、両方の係止状態を同時に解除する際の信 頼性が低いという不足があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、コア回動部材における主に力が作用する部材であるカムの力作用状況 が悪いという問題を解決するとともに、角度調節器の自己係止の信頼性を高め、 調節制度と両方装備の同時調節の信頼性を向上させるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
ラチェットホイール機構、カム機構およびリターン付勢手段などでシートの角度 調節器におけるコア回動装置を構成する。当該カム機構の係止解除カム上にはカ ム溝が設けられ、スライダ上の突起はカム溝内に挿入され、スライダはスライダ 溝板の対応するスライダ溝内に挿入され、スライダの外端にはラチェットホイー ル歯部に噛合するスライダ側ラチェット歯部が設けられ、スライダが最も外側に 至ったときラチェットホイールに噛合し、逆では離脱する。スライダ内端中央に はスライダフランジ部が設けられ、カム機構上には係止カムが設けられ、係止カ ムの円周辺上にはスライダフランジに対応するカムフランジ部が均一に設けられ 、カムフランジ部の外縁曲線とカム溝のインボリュート曲線とが同期している( 均等距離)。調節器を自己係止させる場合、回動軸を反時計回りに回転し、係止 カムのカムフランジ部とスライダフランジ部とを互いの頂点を接触させ、同時に スライダを外方向に押動することでラチェットホイール歯部に噛合させる。
【0007】 このように、スライダにおける力の作用状況を改善でき、スライダに力が作用し た時における回転の偏りを防止でき、角度調節器の自己係止信頼性を向上できる 。調節器を解除する場合、順時計回りに回転し、カム溝がスライダを半径方向に 沿って引戻し、スライダ上のラチェット歯部とラチェットホイール歯部とを離脱 させる。
【0008】 本考案は、係止カム上のフランジ部曲線の傾斜角はα≦5°であることで、角度 調節器の信頼性のある自己係止を保証したことを特徴とする。
【0009】 本考案は、ラチェットホイールの歯数を増加し、歯の高さを低くし、調節精度を 高めた(各歯の調節は2°)。レバー操作におけるストロークの短縮、優れた両 方の係止解除性、精密プレス性能の改善を達成し、精密プレス金具の寿命を延ば したことを特徴とする。
【0010】 前記ラチェットホイールの歯数については、n個のスライダ側のラチェット歯部 とラチェットホイール歯部が同時に噛合または離脱するようにし、干渉を避けら れるよう、スライダの数量の整数倍数とすべきである。
【0011】 本考案ではまた、ラチェットホイール上にフランジ部を設け、スライダ溝板上に 溝を設け、フランジ部と溝とを対応させるとともに、溝内に係合しその隙間に合 わせ、ラチェットホイールとスライダ溝板とを一体に係合することを特徴とする 。角度調節器が係止解除状態において、ラチェットホイールがスライダ溝板に相 対して同心に回動し、角度調節器のコア回動部材における更なる簡素化趨勢に寄 与し、かつコスト削減を保証する。
【0012】
【考案の実施の形態】
図1において、係止解除カム17上には3つのカム溝5が均一に設けられ、スラ イダ7上のスライダ突起部11はその対応するカム溝5に挿入され、3つのスラ イダ7はスライダ溝板15の対応するスライダ溝16内に挿入され、スライダ溝 板15はラチェットホイール9と共に係合されている。スライダ7が最も外側に ある時、スライダ側ラチェット歯部12とラチェットホイール歯部2とが噛合し 、逆では離脱する。スライダ7内端中央にはスライダフランジ部4が設けられ、 係止カム18上にはスライダフランジ部4と対応して設置されたカムフランジ部 3が設けられている。らせん状のリターン付勢手段6はその外端が1カム溝5の 孔内にあり、内端は回転軸10に係合しており、らせん状のリターン付勢手段6 の力作用方向はスライダとラチェットホイールとを最終的には噛合させる方向で あり、外力が作用しない状況下で、リターン付勢手段6の弾性力により係止カム 18を駆動させることで、スライダ7のスライダ溝板における中心方向から遠心 する運動を連動させ、3つのスライダ7のスライダ側ラチェット歯部12とラチ ェットホイール9のラチェット歯を同時に噛合させ、調節器の自己係止状態を保 証する。ラチェットホイール9の歯数は180であり、各歯は2°、高さは0. 65mmとなっている。ラチェットホイール9上にはラチェットホイール側溶接部 1を設け、背もたれ連結板の間をプロジェクション溶接し、スライダ溝板15上 にはシート連結板とプロジェクション溶接するための2つのスライダ溝側溶接部 8を設ける。
【0013】 図2において、回転軸10と係止解除カム17、および係止カム18を一体に固 定し、回転軸10をスライダ溝板15の中心孔とラチェットホイール9の中心孔 内に挿入する。ラチェットホイール9上のラチェットホイールフランジ部13と 溝板上のスライダ溝板溝部14とを対応させるとともに、スライダ溝板溝部14 内に配置し、その隙間に合わせ、ラチェットホイール9とスライダ溝板15とを 一体に係合する。11はスライダ突起部であり、12はスライダ側ラチェット歯 部である。
【0014】 図3において、4はスライダ7内端中央のスライダフランジ部であり、係止解除 カム17上にはカム溝5が設けられ、係止カム18上にはスライダフランジ部4 に対応したカムフランジ部3が設けられ、カムフランジ部3の外縁曲線とカム溝 5のインボリュート曲線とが同期し、半径方向に沿って外方向に延伸している。 回転軸10が反時計回りに回転したとき、係止カム18のカムフランジ部3(ab は作用部分)とスライダ7のスライダフランジ部4とが互いの頂点を接触させ、 同時にスライダを外方向に押動しラチェットホイール歯部に噛合させる。カムフ ランジ部3のab部分の曲線傾斜は5°であり、カム溝dc部分は早戻し(スナップ バック)部分であり、回転軸10が順時計回りに回転すると、cd作用部分は、ス ライダを半径方向に沿って引戻す。
【0015】 図4において、スライダ7のスライダ突起部11は係止解除カム17のカム溝5 内に挿入され、係止カム18のカムフランジ部3とスライダフランジ部4とは互 いの頂点を接触させており、矢印で示すものはその力の作用方向であり、力の作 用方向は基本的にスライダの力の作用方向と同一平面上にある。
【0016】
【考案の効果】
従来の技術と比較すると、本考案の実用新案は高い強度、優れた自己係止性、集 積化された構造、小さな体積、高い汎用性、高い調整精度、そして使用が簡単で あるなどの長所を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構造の概略図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】カムとスライダとの対応関係の概略図である。
【図4】図3の側面図である。
【符号の説明】
1 ラチェットホイール側溶接部 2 ラチェットホイール歯部 3 カムフランジ部 4 スライダフランジ部 5 カム溝 6 リターン付勢手段 7 スライダ 8 スライダ溝側溶接部 9 ラチェットホイール 10 回転軸 11 スライダ突起部 12 スライダ側ラチェット歯部 13 ラチェットホイールフランジ部 14 スライダ溝板溝部 15 スライダ溝板 16 スライダ溝 17 係止解除カム 18 係止カム

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラチェットホイール機構と、カム機構と、
    リターン付勢手段とを備え、前記カム機構の係止解除カ
    ム(17)上にはカム溝(5)が設けられ、スライダ突
    起部(11)はカム溝(5)内に挿入され、スライダ
    (7)はスライダ溝板(15)に対応するスライダ溝
    (16)内に挿入され、スライダ(7)の外端にはラチ
    ェットホイール歯部(2)に噛合するスライダ側ラチェ
    ット歯部(12)が設けられ、前記スライダ(7)が最
    も外側に至ったときラチェットホイール(9)に噛合
    し、逆では離脱するシート角度調節器のコア回動装置に
    おいて、前記スライダ(7)内端中央にはスライダフラ
    ンジ部(4)が設けられ、係止カム(18)の円周辺上
    には前記スライダフランジ部(4)に対応するカムフラ
    ンジ部(3)が設けられ、前記カムフランジ部(3)の
    外縁曲線と前記カム溝(5)のインボリュート曲線とが
    同期していることを特徴としたシート角度調節器のコア
    回動装置。
  2. 【請求項2】前記カムフランジ部(3)上の外縁曲線ab
    部分曲線の傾斜角はα≦5°であることを特徴とする請
    求項1に記載の回動装置。
  3. 【請求項3】前記ラチェットホイール(9)の歯数は前
    記スライダ(7)の数量の整数倍数であることを特徴と
    する請求項1または2に記載の回動装置。
  4. 【請求項4】前記リターン付勢手段(6)はその力作用
    方向が前記スライダと前記ラチェットホイールとを最終
    的には噛合させる方向である、らせん状スプリングであ
    り、前記リターン付勢手段(6)の外端は前記スライダ
    溝板(15)の孔に挿入され、内端は回転軸(10)の
    扁平突起上に係合されていることを特徴とする請求項1
    に記載の回動装置。
  5. 【請求項5】前記ラチェットホイール(9)上にフラン
    ジ部(13)を設け、前記スライダ溝板(15)上に溝
    (14)を設け、前記フランジ部(13)と前記溝(1
    4)とを対応させるとともに、前記溝(14)内に係合
    しその隙間を合わせることを特徴とする請求項1に記載
    の回動装置。
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