JP3091494U - 油圧舵取り制御式トランスミッション用舵取り装置 - Google Patents

油圧舵取り制御式トランスミッション用舵取り装置

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JP3091494U
JP3091494U JP2002004425U JP2002004425U JP3091494U JP 3091494 U JP3091494 U JP 3091494U JP 2002004425 U JP2002004425 U JP 2002004425U JP 2002004425 U JP2002004425 U JP 2002004425U JP 3091494 U JP3091494 U JP 3091494U
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hydraulic
cam
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徳義 岩井
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石狩造機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両用油圧舵取り制御式トランスミッションを
制御する油圧パイロット弁の操作軸を、ハンドルで操作
することによって、安定した旋回操作性が得られかつ安
全に車両を操作できるようにする。 【解決手段】ハンドル1に伝えられた運転手からの旋回
操作を、連結棒3L、3Rを介して定められた曲線を有
するカム2に伝え、該カムによって操作軸4aを定めら
れた位置へ移動し、油圧パイロット弁4から圧油を油圧
舵取り制御式トランスミッション5へ流し、該油圧舵取
り制御式トランスミッションに内蔵されているクラッチ
装置およびブレーキ装置を制御する。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本考案は、車輪式車両および履帯式車両の油圧舵取り制御式トランスミッショ ン用舵取り装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来の油圧パイロット弁を用いた油圧舵取り制御式トランスミッションの舵取 り装置は、該油圧パイロット弁に付属している操作軸を直接操作するか、もしく は操作軸に操作桿を取り付け油圧舵取り制御式トランスミッションを制御する方 法が採用されている。 【0003】 しかし、操作軸を直接操作すると操作軸の操作範囲がせまいため、車両を旋回 させるための動作レスポンスが敏感になり、旋回操作性が悪く更に安全性にも影 響をおよぼす。 【0004】 【本考案が解決しようとする課題】 本考案は、操作軸を直接操作することによる旋回操作性が悪いという問題点を 解決し、一般の車両運転手が慣れているハンドル操作によって「安定した旋回操 作が得られ、かつ安全に車両を操作できる」という課題を解決した油圧舵取り制 御式トランスミッション用舵取り装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】 本考案は、以上の課題を解決するため、油圧舵取り制御式トランスミッション を制御する油圧パイロット弁の操作軸を定められた動きをせしめるために、定め られた曲線を有するカム、および該カムに操作を伝えるハンドルと該ハンドルの 動作を該カムへ伝えるための連結棒を有することを特徴とする。 【0006】 【実施例】 以下、本考案の実施例を説明する。 【0007】 図1は、本考案を車輪式車両に取り付け、油圧パイロット弁および油圧舵取り 制御式トランスミッションとの連係を示した図である。 【0008】 図1において、1はハンドル、2は定められた曲線を有するカムそして3Lお よび3Rはハンドル1の動作をカム2に伝えるための各々左右の連結棒を表す。 【0009】 4は本考案が直接対象とする油圧パイロット弁、4aは該油圧パイロット弁の 操作軸を示す。 【0010】 5は油圧パイロット弁によって制御される油圧舵取り制御式トランスミッション を示し、油圧パイロット弁4と油圧舵取り制御式トランスミッション5は、それ ぞれクラッチ用配管6L、6Rおよびブレーキ用配管7L、7Rによって連係さ れている。 【0011】 8Lおよび8Rは、車輪を示し各々独立して動力が伝達される仕組みとなってい る。 【0012】 図1において、カム2は操作軸4aを中立の位置に保持し、車両を直進動作に制 御している状態を示している。 【0013】 図2は、本考案によって油圧パイロット弁4を左方向への緩旋回動作に制御し ている状態を示している。 【0014】 図3は、本考案によって油圧パイロット弁4を左方向への急旋回動作に制御して いる状態を示している。 【0015】 【作用】 図2において、ハンドル1の切り角が小さいとき、カム2は操作軸4aを矢印の 方向へ移動し、油圧舵取り制御式トランスミッション5のクラッチ装置を制御す る。 【0016】 操作軸4aのクラッチ装置を制御する動作によって、油圧パイロット弁4から油 圧舵取り制御式トランスミッション5へ、クラッチ用配管6Lを経由して圧油が 流れ油圧舵取り制御式トランスミッション5内の旋回方向内側のクラッチ装置が はたらき、車輪8Lに動力が伝達されず車両は左側へ緩旋回する。 【0017】 図3において、ハンドル1を緩旋回状態よりさらに切り角を大きくすると、カム 2は操作軸4aを矢印の方向へ移動し、油圧舵取り制御式トランスミッション5 のブレーキ装置を制御する。 【0018】 操作軸4aのブレーキ装置を制御する動作によって、油圧パイロット弁4から油 圧舵取り制御式トランスミッション5へブレーキ用配管7Lを経由して圧油が流 れ、油圧舵取り制御式トランスミッション5内の旋回方向内側のブレーキ装置が はたらき、車輪8Lに制動力が作用し、前もって作用しているクラッチ動作と相 まって車両は左側へ急旋回する。 【0019】 【考案の効果】 本考案は、以上説明した通り、油圧パイロット弁の操作軸を直接操作することに よる旋回操作性が悪いという問題点を解決し、一般の車両運転手が慣れているハ ンドル操作によって「安定した旋回操作が得られ、かつ安全に車両を操作できる 」という課題を解決し、車両運転手に運転労力の軽減を提供する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案を車輪式車両に取り付け、油圧パイロッ
ト弁および油圧舵取り制御式トランスミッションとの連
係を示す図。 【図2】図1を緩旋回動作に制御した状態を示す図。 【図3】図2をさらに急旋回動作に制御した状態を示す
図。 【符号の説明】 1 ハンドル 2 カム 3L 連結棒L 3R 連結棒R 4 油圧パイロット弁 4a 操作軸 5 油圧舵取り制御式トランスミッション 6L クラッチ用配管L 6R クラッチ用配管R 7L ブレーキ用配管L 7R ブレーキ用配管R 8L 駆動輪L 8R 駆動輪R

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 油圧舵取り制御式トランスミッションを
    制御する油圧パイロット弁の操作軸を定められた動きを
    せしめるために、定められた曲線を有するカム、および
    該カムに操作を伝えるハンドルと該ハンドルの動作を該
    カムへ伝えるための連結棒とを有することを特徴とする
    油圧舵取り制御式トランスミッション用舵取り装置。
JP2002004425U 2002-07-17 2002-07-17 油圧舵取り制御式トランスミッション用舵取り装置 Expired - Lifetime JP3091494U (ja)

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