JP3091485B2 - インキジェットプリンタのプリンタヘッドからインキを吸出すためとプリンタヘッドを被覆するための吸込み及び被覆装置 - Google Patents

インキジェットプリンタのプリンタヘッドからインキを吸出すためとプリンタヘッドを被覆するための吸込み及び被覆装置

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JP3091485B2 JP03500947A JP50094791A JP3091485B2 JP 3091485 B2 JP3091485 B2 JP 3091485B2 JP 03500947 A JP03500947 A JP 03500947A JP 50094791 A JP50094791 A JP 50094791A JP 3091485 B2 JP3091485 B2 JP 3091485B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、請求項1の上位概念に記載のインキジェッ
トプリンタのプリンタヘッドからインキを吸出すためと
プリンタヘッドを被覆するための吸込み及び被覆装置に
関する。
背景技術 マイクロプロセッサの高性能化が間断なく進む現在の
状況下でインキジェットプリンタは、例えばワイヤドッ
トプリンタ、ドットマトリクスプリンタ、熱転写プリン
タ、電子写真プリンタ等の多数のその他の種類のプリン
タと同様にユーザーにとって益々強い関心の対象となっ
ている。テキスト処理の周辺機器の高性能化によりプリ
ンタの購入の際の主な判断基準は迅速性、経済性、文字
品質等になってきている。これらの判断基準に加えてカ
ラー印刷が可能がどうかが、異なる利用分野にとって重
要な判断基準になってきている。カラー印刷には熱転写
印刷の他に、簡単かつ小コストで製造可能なカラーイン
キによるインキジェット印刷が最適である。
カラーインキのカラーは、例えばドイツ特許出願公開
第3736916号公報ではイエロー、シアン、マゼンタ、ブ
ラックである。プリンタヘッドのノズル噴出口の中のイ
ンキは、インキ休止期間が長いと乾燥する。インキの乾
燥を阻止するためにインキジェットプリンタは、例えば
清掃及び密封ステーション又は吸込み及び再生装置を有
する。清掃及び密封ステーションは、インキジェットプ
リンタの中のプリンタヘッドのノズル噴出口の汚れを除
去するためにも用いることが可能である。すなわち清掃
及び密封ステーションによりプリンタヘッドは規則的な
時間間隔で清掃される。清掃及び密封ステーションは吸
込み及び被覆装置を有する。吸込み及び被覆装置は、プ
リンタが長期にわたり使用されない場合にプリンタヘッ
ドを密封するために用いられる。
このような吸込み及び被覆装置がカラー印刷に用いら
れる場合、ノズル噴出口の領域内での清掃及び密封の際
に異なるカラーのインキが混合され、これにより印刷画
像に障害が生じ、インキジェットプリンタが停止されな
ければならず、付加的な清掃が必要となるおそれがあ
る。
負圧の原理で動作するプリンタの場合にはノズル噴出
口の中のインキのメニスカスが、プリンタヘッドのイン
キ供給領域内への空気の侵入を阻止するように通常はな
っている。吸込み及び被覆装置はこのような遮断メニス
カスを破壊することがある。すなわち吸込み及び被覆装
置がノズル噴出口の中に空気を押込み、これにより遮断
メニスカスが破壊されることがある。このメニスカスの
破壊を阻止するために付加的な排気手段が必要となるこ
ともある。
ドイツ特許出願公開第DE−A1−3316474号公報、ドイ
ツ特許出願公開第DE−A1−3316968号公報、ドイツ特許
出願公開第DE−A1−3604373号公報、ドイツ特許出願公
開第DE−A1−3611333号公報、ドイツ特許出願公開第DE
−A1−3633239号公報、ドイツ特許出願公開第DE−A1−3
726671号公報、ドイツ特許出願公開第DE−A1−3810698
号公報、ヨーロッパ特許出願公開第EP−A1−0094220号
公報のそれぞれから、異なる方法でインキジェットプリ
ンタのプリンタヘッドのノズル噴出口を清掃及び洗浄
し、プリンタが長い間にわたり使用されない場合にノズ
ル噴出口を密封するために用いられる、インキジェット
プリンタのプリンタヘッドのための清掃及び密封ステー
ション又は吸込み及び再生装置が公知である。
技術的課題 本発明の課題は、プリンタヘッドの機能を損なうこと
なしにプリンタヘッドが確実に清掃及び密封されること
と、吸込み及び被覆装置によりプリンタヘッドのノズル
噴出口の中に空気が押込られることが回避されることと
が実現されるようにインキジェットプリンタのプリンタ
ヘッドからインキを吸出すためとプリンタヘッドを被覆
するための吸込み及び被覆装置を改善することにある。
なおその際、インキジェットプリンタのプリンタヘッ
ドのインキ吐出開口の中に、空気がこの吸込みおよび被
覆装置を介して押し込まれることは避けられねばならな
い。
上記課題は、請求項1の特徴部分に記載の特徴により
解決される。
有利な実施例はその他の請求項に記載されている。
本発明の吸込み及び被覆装置により、複数のノズル列
を有するプリンタヘッドが確実かつ漏れなしに洗浄及び
被覆されることが可能である。
吸込みチャネルの中に弁装置が配置されることによ
り、吸込み及び被覆装置の各被覆キャップからインキを
制御しつつ排出することが可能となり、このインキ排出
の際に異なるノズル列から別個に吸出れたインキが混合
されないようにすることができる。これは、プリンタヘ
ッドが多色プリンタヘッドとして形成され、それぞれの
ノズル列がそれぞれ1つの他とは異なる色のインキに割
当られている場合に特に有利である。
本発明の吸込み及び被覆装置では、ドッキングの際に
空気がノズル列のノズル噴出口の中に侵入することがな
く、従ってプリンタヘッドがドッキングの際の空気の侵
入により損なわれることがない。
プリンタヘッドが被覆され場合に必要である、ノズル
噴出口の領域内の空気の湿潤性は、吸込みキャップの中
に配置されている液体吸収性詰物により保証され、これ
によりインキの乾燥が阻止される。
吸込みキャップの吸込みチャネルに割当られている毛
細管フィルターにより、清掃及び密封ステーションが静
止している状態でそれぞれの吸込みキャップを、完全
に、インキ残さずに、空にすることが可能となる。
次に本発明を実施例に基づき図を参照しながら詳細に
説明する。
図面の簡単な説明 第1図はインキジェットプリンタの上面図、第2図は
清掃及び密封ステーションの斜視図、第3図から第5図
は清掃及び密封ステーションの旋回てこの中に配置され
ている吸込み及び被覆キャップの原理図、第6図は吸込
み及び被覆キャップの構成を示す概念図、第7図は第6
図の切断線VII−VIIによる断面図、第8図は吸込み及び
被覆キャップの担体部分の構成を示す背面図、第9図は
吸込及び被覆キャップの第2の実施例の前面図、第10図
は第9図の切断線X−Xによる吸込み及び被覆キャップ
の断面図である。
発明の最良の実施形態 第1図の上面図は、インキジェットプリンタ1の構造
を原理的に示す。インキジェットプリンタ1の構造の特
徴は、キャリッジ7の上面に配置されているプリンタヘ
ッド列装置8を、担持装置10の2つのケーシング壁10
0、102の中に回転可能に支承されている印字行送りロー
ラー及び圧胴兼用形プラテン9に平行に動かしうること
にある。駆動装置90により第1の駆動ピニオン歯車900
を介し伝動装置91を介して図示の回転方向で駆動される
プラテン9は、例えば印字領域DBに延在する用紙状の記
録担体を、プリンタヘッド列装置8及びプラテン9によ
り形成されている印字ゾーンDZの中へ搬送する。本例で
はインキジェットプリンタ1は4色カラープリンタとし
て形成されている。従ってインキプリンタヘッド列装置
8は、4つの互いに隣接するプリンタヘッド80を有す
る。プリンタヘッド80のノズル噴出口面800は記録担体
に向かっている。4つのカラーインキの色は、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックである。カラーインキ
は、4つの異なるプリンタヘッド80に任意に割当られる
ことが可能である。しかし、プリンタヘッド80の清掃と
の関係でこれらの色が上記の順序でプリンタヘッド80に
右から左へ順次に割当られることが推奨される。
用紙状の記録担体における、プリンタヘッド80に対向
して位置する領域は印字ゾーンDZとして示されている。
用紙状の記録担体を印字領域DBの全幅にわたり印字する
ことができるようにキャリッジ7は、2つの互いに平行
に走行しケーシング壁100、102の中に固定されている案
内棒70の上を往復運動する。ドイツ実用新案出願公開第
8906727号公報に記載のようにキャリッジ7の往復運動
は、方向変換ロール72と電動機73の駆動ピニオン歯車73
0とを形状結合で巻いている牽引手段71により行われ
る。
プラテン9を介して案内される記録担体を印字領域DB
の中で印字するために、キャリッジ7はプリンタヘッド
列装置8と共に、印字領域DBを制限している位置の間を
往復運動する。作動モードとして単方向印字作動も双方
向印字作動も可能である。単方向印字作動の場合には記
録担体はただ1つの運動方向で行毎に印字される。単方
向作動に比して大幅に高い印字速度を可能にする双方向
印字作動の場合には記録担体は、印字領域DBの中でプリ
ンタヘッド列装置8ひいてはプリンタヘッドの両方の運
動方向で行毎に印字される。
作動モードとは独立に、印字領域DBの外部の静止位置
Cにあるキャリッジ7は先ず初めに位置Aまで加速され
る。これによりキャリッジ7は、連続印字に必要な、記
録担体に対する相対速度に到達する。位置Aは第1の可
能な印字位置である。次いで実際の印字領域DBの中でキ
ャリッジ7は一定速度で位置Bまで動かされ、この間に
印字が行われる。この場合に位置Bは、印字領域DBにお
ける最後に可能な印字位置である。位置Bを越えるとキ
ャリッジ7は制動されて位置Dに到達して静止され、次
いで記録担体がプラテン7の周縁を1つの印字行だけ歩
進される。後続の行を印字するためにキャリッジ7は反
対の方向で位置Dから位置Bへ加速されて到達する。こ
の場合に位置Bは、印字する後続の行の第1の印字位置
である。位置Bで印字速度に到達すると後続行が印字位
置BとAとの間に印字されることが可能である。キャリ
ッジ7が最後の可能な印字印字Aに到達するとキャリッ
ジ7は位置Cに再び制動されて到達する。次いで再び1
つの行だけ歩進が行われ、この行が印字される。このよ
うな方法で記録担体が1行毎に順次に印字される。
単方向作動の場合にはキャリッジ7が急速戻し動作で
位置Bから位置Cへ動かされると好適である。
区間CA及びBDは以降において行過ぎ領域UEBと呼ばれ
る。行過ぎ領域UEBは印字領域DBと共働してプリンタヘ
ッド列装置8のための作業領域ABを形成している。行過
ぎ領域UEBの長さは、物理的に必要な加速区間及び制動
区間により定まる。ただしその際に機械的公差が考慮さ
れなければならない。第1図との関連で説明された実施
例においては行過ぎ領域UEBは約40mmである。
印字作動において紙の塵埃によりプリンタヘッド80が
汚されることがある。従ってプリンタヘッド80は時々清
掃されなければならない。清掃の際にプリンタヘッド80
は洗浄される。洗浄は、インキがプリンタヘッド80のノ
ズル噴出口から吸出されることによって行われる。プリ
ンタヘッド80が洗浄されることにより、印字作動で使用
されなかったプリンタヘッド80のノズル噴出口における
インキが乾燥することが阻止される。清掃を行うために
インキジェットプリンタ1の中には清掃及び密封ステー
ション6が設けられている。清掃及び密封ステーション
6はキャリッジ7の行過ぎ領域UEBの中に配置されてい
る。左側の行過ぎ領域UEBでも右側の行過ぎ領域UEBでも
よいが、左側の方が有利であることが分かった。
プリンタヘッド80を清掃するためにキャリッジ7は行
過ぎ領域UEBの中を担体装置10のケーシング壁100に当接
するまで動かされる。ケーシング壁100は、清掃及び密
封ステーション6とキャリッジ7とに共通の基準面を形
成する。この基準面は清掃動作にとって重要である。次
に清掃動作を図を参照しながら詳細に説明する。
第2図は清掃及び密封ステーション6の構造の斜視図
である。清掃及び密封ステーション6は以降においてRD
ステーションと呼ばれる。RDステーション6は、インキ
ジェットプリンタ1とは独立に機能する自律的なユニッ
トとして形成されている。RDステーション6は、系とし
て閉じているユニットとしてインキジェットプリンタ1
の中に設けられることが可能である。これは、RDステー
ション6がOEM(original equipment manufacturin
g)製品として異なるインキジェットプリンタの中に使
用されることが可能である利点を有する。インキジェッ
トプリンタ1が故障なしに作動するために必要である、
プリンタヘッド80のサービス処理がRDステーション6に
より行われる。サービス処理の1つの例は、プリンタヘ
ッド80のノズル噴出口がインキにより汚されたりそのイ
ンキが乾燥するのを阻止するために所与の時間間隔でプ
リンタヘッド80とそのノズル噴出口とを清掃することで
ある。サービス処理の別の1つの例は、例えばプリンタ
ヘッド80の中に空気が侵入して故障が発生した場合に空
気を除去するためにプリンタヘッド80の中のインキを吸
出すことである。サービス処理の別の1つの例は、ノズ
ル噴出口の中に例えば紙の塵埃が侵入してノズル噴出口
を汚したりノズル噴出口の中のインキを乾燥させたりす
ることを阻止するためにノズル噴出口を被覆することで
ある。サービス処理の別の1つの例は、インキジェット
プリンタ1が使用されず搬送及び保管される際にインキ
がノズル噴出口から流出するのを阻止するために前記の
例と同様にノズル噴出口を被覆することである。
第1図のRDステーション6は、インキジェットプリン
タ1の印字作動のために必然的に担持装置8を担持する
キャリッジ7のための行過ぎ領域UEBの中に配置されて
いるので、インキジェットプリンタ1は幅が狭い構造と
なる。
印字動作中にキャリッジ7が加速動作及び制動動作に
より一時的に行過ぎ領域UEBの中にある時、RDステーシ
ョンRD6は、位置Aと位置Cとの間のキャリッジ7の行
過ぎ区間を遮ってはならない。
サービス作動中にプリンタヘッド列装置8のノズル噴
出口が清掃される際にRDステーション6は正確な位置で
プリンタヘッド列装置8にドッキングされなければなら
ない。何故ならば正確な位置でのドッキングにより初め
てインキがノズル噴出口から吸出れることが可能となる
からである。ただし“ドッキング”とはRDステーション
6がプリンタヘッド列装置8に結合されることを意味す
る。
インキジェットプリンタ1が使用されず搬送及び保管
される際にノズル噴出口のインキの乾燥及び流出が防止
されなければならない。従って、RDステーション6は正
確な位置でプリンタヘッド列装置8にドッキングされな
ければならない。何故ならばこれによりノズル噴出口が
完全に密封されることが可能となるからである。
RDステーション6は、転てつクラッチ2、旋回てこ
3、吸込み及び被覆キャップ4(以降においてSAキャッ
プと呼ばれる)、ベローズポンプ5を有する。
転てつクラッチ2は板カム20ところ21とを有する。こ
ろ21は板カム20の輪郭を転がる。板カム20は、電動機73
とは別の第2図に示されていない電動機の駆動軸の上に
固定されている。従って板カム20はこの電動機から回転
モーメントDMを受取ることが可能である。この電動機と
して有利には直流電動機が用いられる。
板カム20の、この電動機から対向方向を背けて位置す
る端面には、偏心配置されて突出しているクランクピン
200を有する。クランクピン200は棒部材50を介してベロ
ーズポンプ5のベローズ51に接続されている。板カム20
が、偏心配置されているクランクピン200と一緒に回転
されることによりベローズ51が棒部材50を介して交互に
伸長又は圧縮される。これによりベローズポンプ5がポ
ンピングを行う。このポンピングによりRDステーション
6は、例えば第1図のプリンタヘッド80のノズル噴出口
からインキを吸出す。このインキ吸出しを実現するため
にベローズポンプ5は可撓性管52と可撓性空気管53との
双方を介してSAキャップ4に接続されている。しかしRD
ステーション6は、種々異なる噴射装置からインキ以外
の液体を吸出し排出することも可能である。
インキジェットプリンタ1のプリンタヘッド80からイ
ンキを吸出すためにSAキャップ4の中には4つの同一の
大きさで同一の形状の吸込み開口(以降において中空室
又は凹部と呼ばれることもある)40が配置されている。
吸込み開口40は、一方ではベローズポンプ5に固定され
ている排出容器54に可撓性管52(吸込みチャネル)を介
して接続され、他方では可撓性空気管53(圧力変動補償
チャネル)を介して雰囲気に接続されている。可撓性空
気管53は、例えばベローズポンプ5に結合されている制
御可能な換気弁55を有する。更に可撓性空気管53は、SA
キャップ4から側方へ突出している換気ノズル43の回り
に嵌められている。ベローズポンプ5の代りにインキ
は、可撓性管ポンプ、ピストンポンプ、ダイヤフラムポ
ンプによりノズル噴出口から吸出れることも可能であ
る。RDステーション6のSAキャップ4の中に含まれてい
る吸込み開口40の数は、使用されるプリンタヘッドに対
応される。本例の場合のようにプリンタヘッド1により
例えば4色印字画が形成されなければならない場合には
インキジェットプリンタ1のサービス処理も、所要の4
つのプリンタヘッド80からのインキ排出に整合されて実
施されていなければならない。プリンタヘッド80のノズ
ル噴出口からインキが吸出れる間にインキ液が混合され
るのを回避するために吸込み開口40の数は、プリンタヘ
ッド80に割当られている使用されるインキの数に等し
い。
SAキャップ4の、プリンタヘッド列装置8に対向して
位置する面に設けられているそれぞれの中空室すなわち
吸込み開口40の中には弾性キャップの形のそれぞれ1つ
のバスタブ状のゴム挿入体41が配置されている。ゴム挿
入体41は、液体吸収性詰物42を有する。プリンタヘッド
42からインキを吸出すためにSAキャップ4は、前述のよ
うにプリンタヘッド列装置8にドッキングされる。ドッ
キングの際に弾性キャップすなわちゴム挿入体41はノズ
ル噴出口を覆う。以降においてSAキャップ4のドッキン
グとは、後述のように旋回てこ3を介してSAキャップ4
が旋回てこ3を介して側方へずらされことと旋回される
こととにより実現されるものを意味する。インキが中空
室すなわち吸込み開口40及び可撓性管52を介して支障な
く吸出れることが可能なようにバスタブ状ゴム挿入体41
の上にはシールリップすなわちリップタイプシール410
が配置されている。シールリップ410はゴム挿入体41の
バスタブ開口411を包囲している。SAキャップ4がドッ
キングされる際にシールリップ410はプリンタヘッド列
装置8に押圧される。これによりシールリップ410はプ
リンタヘッド80のノズル噴出口をハーメティックに密封
する。
SAキャップ4のドッキングは旋回てこ3により実現さ
れる。旋回てこ3は、担持装置10のケーシング壁100と1
01との間に渡されて設けられている第1の軸の上にずれ
可能及び旋回可能に支承されている。旋回てこ3が最小
の力でずらされ旋回されることが可能なように摩擦はで
きるだけ小さく抑えられなければならない。
旋回動作は、電動機により供給される回転モーメント
DMが転てつクラッチ20を介して、旋回てこ3に作用する
傾動モーメントKMに変換されることにより行われる。回
転モーメントDMが傾動モーメントKMに変換されることを
実現するために旋回てこ3はころ21を介して板カム20に
ばねにより押圧されている。このばね押圧による負荷を
小さく抑えるために旋回てこ3は2つの部分に分割され
て形成されている。すなわちこれにより、摩擦の原因で
ある、旋回てこ3の自重も分割される。しかし旋回てこ
3が2つの部分に分割される本当に重要な理由は別にあ
る。その理由とは、SAキャップ4が正確な位置でドッキ
ングされるためには旋回てこ3が側方へずらされること
が可能でなければならないことである。仮に旋回てこ3
が一体的構造だとする。この場合に旋回てこ3が側方へ
ずらされると、ころ21が板カム20の輪郭のころ接触面の
上を側方へずらされる。従って板カム20の輪郭のころ接
触面は、ころ21の側方へのずれの最大値に整合されて幅
広く形成されていなくてはならない。従って一体的構造
は不利である。これが、2分割構造にされる本当に重要
な理由である。
旋回てこ3の、SAキャップ4を担持するてこ上部31は
2つの旋回アーム310、311を介して旋回可能及び側方ず
れ可能に軸30の上に配置されている。旋回てこ3のてこ
上部31は、互いに対向して位置する支持アーム312、313
を有する。支持アーム312、313の、プリンタヘッド列装
置8から対向方向を背けて位置する面は、U字状の横材
314を介して互いに接続されている。SAキャップ4を支
承するための第1の実施例ではU字状の横材314のそれ
ぞれの脚部の中にはそれぞれ1つのT字状の凹部315が
設けられている。凹部315は、SAキャップ4の支承ピン4
4が自由に可動に支承されるために用いられる。SAキャ
ップ4を支承するために支承ピン44はT字状凹部315の
中に押込められる。旋回アーム310、311と支持アーム31
2、313との間にてこ上部31は方形の中間部316を有す
る。中間部316の中にはポケット状凹部317が設けられて
いる。
SAキャップ4が正確な位置でプリンタヘッド列装置8
にドッキングされることが可能なように位置決め装置が
設けられている。位置決め装置は、互いに対向して位置
し旋回てこ3の旋回方向で鋭角で先細になっている2つ
のセンタリングフィンガー33から成る。センタリングフ
ィンガー33はu字状横材314の脚部で支持アーム313の側
面に配置されている。旋回てこ3が旋回されると第1の
センタリングフィンガー33は、プリンタヘッド列装置8
の中に設けられている第2図に示されていない第1のセ
ンタリング窓81(第12図)を自動的に求めて第1のセン
タリング窓81の中に入る。これによりRDステーション6
はプリンタヘッド列装置8に対して位置決めされる。位
置決めのために旋回てこ3はRDステーション6と一緒に
側方へずらされることが可能である。
SAキャップ4がドッキングされるように傾動モーメン
トKMは旋回てこ3のてこ下部32を介して旋回てこ3のて
こ上部31へ伝達される。この伝達を実現するためにてこ
下部32は、てこ上部31と同様に軸30の上に旋回可能に配
置されている。てこ下部32の特徴は、てこアーム320と
副アーム321とにある。すなわちてこアーム320は中央領
域内で軸30により貫通され、副アーム321は基部領域内
で軸30により貫通されている。てこアーム320と副アー
ム321との間には第1の凹部322が軸30の領域内で設けら
れている。凹部322の中にはてこ上部31の旋回アーム310
が配置されている。凹部322は、てこ上部31がてこ下部3
2とは独立に必要に応じて側方へずらされることが可能
なように定められている。てこアーム320と副アーム321
との間には第2の凹部323が設けられている。凹部323の
中にはころ21が第2の軸35の上に軸方向移動可能かつ回
転可能に支承されている。凹部323の中で軸35の上に第
1のばね36が設けられている。第1のばね力Fにより第
1のばね36は、ころ31の軸方向での可動性に抗してい
る。軸35は第2の凹部324を通り抜けている。凹部32は
てこアーム320のの基部に設けられている。第3の凹部3
24の中で軸35に第2のばね37がばね力F2で懸架されてい
る。第2図には示されていないが第2のばね37は、旋回
てこ3の旋回動作のためにインキジェットプリンタ1の
担持装置10に接続されている。ばね37の第2のばね力F2
によりころ21は板カム20に押圧される。SAキャップ4が
ドッキングされるために行われなければならない旋回て
こ3の旋回運動は、てこ下部32のてこアーム320からて
こ上部31へ伝達される。この旋回運動の伝達を実現する
ためにてこアーム320は、旋回アーム310、311の間でて
こ上部31に設けられているポケット状凹部317の中に旋
回てこ3の旋回方向で小さい遊びで滑子のように係合す
る。てこ上部31を軸30の上でずらすことが可能なように
てこ上部31のポケット状凹部317は、てこ上部31ひいて
はSAキャップ4の側方へのずらされる必要のある距離の
値だけてこ下部32のてこアーム320に比して幅が広い。
第3図の上面図には、プリンタヘッド列装置8に正確
な位置でドッキングされているSAキャップ4が旋回てこ
3の中で旋回可能に支承されていることが示されてい
る。SAキャップ4が正確な位置でドッキングされること
を実現するために第1のセンタリングフィンガー33はプ
リンタヘッド列装置8のセンタリングフィンガー81の中
に挿入される。すなわちこれにより旋回てこ3もSAキャ
ップ4もプリンタヘッド列装置8に対して側方に関して
位置決めされる。旋回てこ3の旋回動作とは独立にSAキ
ャップ4が自動的に位置決めされることは、一方ではSA
キャップ4がてこ上部31の中で旋回可能かつ自由に可動
に支承され、他方ではドッキングに必要な押圧力FAがU
字状の横材314の中心に伝達され次いで横材314とプリン
タヘッド列装置8とのそれぞれの接触個所を介して互い
に等しい大きさでプリンタヘッド列装置8へ一様に伝達
されることにより可能となる。この伝達を実現するため
にU字状横材314は、SAキャップ4の重心に対応して配
置されている部分球体318を有し、部分球体318は、SAキ
ャップ4の裏面に配置されている押圧プレート60に当接
している。これにより、自由に可動に支承されプリンタ
ヘッド列装置8の対向面に対して対向方向が直角になる
まで旋回されたSAキャップ4は、そのままの位置ですな
わちプリンタヘッド列装置8の対向面に対して直角の対
向方向で位置決めされる。押圧力FAはばね力F2の絶対値
に対応し、ばね力F2に対して反対の方向で旋回てこ3に
作用する。
第4図の側面図にはSAキャップ4が旋回てこ3のてこ
上部31の中に支承されているのが示されている。SAキャ
ップ4を支承するための第2の実施例ではU字状の横材
314の脚部の中に長円形穴319が配置されている。長円形
穴319の中にはSAキャップ4のピン44が押圧力FAの方向
で自由に可動に支承されている。SAキャップ4のプリン
タヘッド列装置8へのドッキングのためには、押圧力FA
の方向に直角な方向ではSAキャップ4のプリンタヘッド
列装置8に対する位置は重要でないので、長円形319と
なっている。
SAキャップ4がT字状の凹部315の中に押込められ
る、SAキャップ4を支承するための第1の実施例とは異
なり、第2の実施例ではSAキャップ4が旋回てこ3の中
に支承されるためには支持アーム312、313は互いから遠
ざかるように押圧されなければならない。従ってSAキャ
ップ4及び転てつクラッチ2の他に旋回てこ3も有利に
は合成樹脂により形成されている。しかしSAキャップ4
を支承するための第1の実施例でRDステーション6のす
べての記載の素子が金属により形成されていることも可
能である。
第4図においてSAキャップ4の下面に可撓性管52のた
めの吸込口45が配置されている。可撓性管5は、ノズル
噴出口から吸込れたインキを排出容器54へ導く。
第5図の背面図において、SAキャップ4は、旋回てこ
3の中で回動可能かつ自由に可動に支承され、部分球体
318はU字状横材314の上に配置され、吸込み口はSAキャ
ップ4の下面に配置されている。
第6図の上面図にはプリンタヘッド80の4つのノズル
噴出口からインキを互いに別個に吸出すための4つの中
空室すなわち吸込み開口を有するSAキャップ4の第1の
実施例の詳細な構造が示されている。吸込み開口40もゴ
ム挿入体41も第6図に示すために吸込み開口40のうちの
2つの吸込開口の中にゴム挿入体41が挿入され、ゴム挿
入体41のうちの1つのゴム挿入体は長手方向で切開され
ている。
SAキャップ4は、長方形で例えば4隅が丸く形成され
ている担体部分46を有する。担体部分46の中には凹部す
なわち中空室すなわち吸込み開口40が長手方向でも幅方
向でも一様に分散されて設けられている。それぞれの凹
部すなわち中空室すなわち吸込み開口40は、圧力の変動
を補償するためのそれぞれ1つの圧力変動補償チャネル
403、463と、吸込れたインキを導出するための吸込みチ
ャネル461、401と、バスタブ状のゴム挿入体41、41aを
固定するための中央に配置されている開口462とを有す
る。バスタブ状のゴム挿入体41、41aを収容するために
凹部すなわち中空室すなわち吸込み開口40は、有利には
長円形の第1の室400を有する。この長円形室400の中に
はバスタブ状ゴム挿入体41が設けられ、開口462に固定
されることが可能である。圧力変動補償チャネルは、室
402を有する接続開口463から成る。吸込みチャネルは、
第2の室401を有する接続開口461から成る。
長円形の代りに室400は、軽度に丸く形成されている
隅を有する方形であることも可能である。しかしこの場
合にも、ゴム挿入体41が第1の室400の中に形状結合で
配置されることが可能であることが保証されなければな
らないことに変わりない。
ゴム挿入体41は、バスタブ開口411を包囲するシール
リップすなわちリップタイプシール410と、ゴム挿入体4
1の中に配置されている詰物42とを有する。この構造に
よりゴム挿入体41は、プリンタヘッド列装置8にSAキャ
ップ4がドッキングされインキが吸出れる際にインキが
シールリップ410とノズル噴出口800との間のドッキング
個所から漏れないようにプリンタヘッド80のノズル噴出
口を密封することが可能である。プリンタヘッド80のノ
ズル噴出口からインキは負圧により吸出れるのでゴム挿
入体41は、一方ではインキ吸出しのためにある程度の弾
性を有し、他方ではSAキャップ4のドッキングのために
ある程度の剛性を有しなければならない。ある程度の弾
性とある程度の剛性との双方を有する構造のゴム挿入体
41は、第6図のバスタブ状ゴム挿入体41が、バスタブ形
状を形成するバスタブ底面412を有し、中空横断面体と
して形成されている薄壁414がバスタブ底面412を包囲
し、横肋材413が薄壁414に配置されることにより実現さ
れる。それぞれの横肋材413は、それぞれの場所で薄壁4
14の横断面を形成し、並んで配置されている。他方で横
肋材413はバスタブ状すなわち長円形のゴム挿入体41の
長円の内部へ向かって突出している突出部を有し、同時
にこの突出部は、バスタブ底面412の上の小さい隆起体
を形成し、この隆起体の上に詰物42が載っている。従っ
て詰物42がゴム挿入体41のバスタブ底面412の上に直接
に載らないことが実現されている。バスタブ底面412の
中にはバスタブ底面412の長手方向で、互いに間隔yを
おいて離れて位置する2つの貫流開口415、416が設けら
れている。間隔yは、バスタブ底面412の長手軸の全長
の有利には2/3に対応する。中空室すなわち吸込み開口4
0の中に設けられているゴム挿入体41の第1の貫流開口4
15は圧力変動補償チャネル403の中に連通している。圧
力変動補償チャネル403は換気ノズル43に接続されてい
る。ゴム挿入体41の第2の貫流開口416は吸込みチャネ
ル401の中に連通している。吸込みチャネル401は吸込み
ノズル45に接続されている。
第7図の横断面図は、第6図のSAキャップ4を切断線
VII−VIIに沿って切断したものである。SAキャップ4の
担体部分46の裏面は被覆プレート47により被覆されてい
る。被覆プレート47により室401、402、403は閉鎖され
る。切断線VII−VIIに沿って被覆プレート47は凹部470
を有する。凹部470は長円形のふるい48により被覆され
ている。ふるい48は担体部分46の凹部464の中に形状結
合で配置されている。SAキャップ4が組立られる際にふ
るい48は被覆プレート47の突出部471により担体部分46
に押圧される。SAキャップ4が組立られる際に被覆プレ
ート47は例えば担体部分46に溶接される。しかし被覆プ
レート47は担体部分46に着脱可能に接合されることも可
能である。ただしこの場合にはインキがSAキャップ4か
ら漏れないことが保証されなければならない。凹部470
は、中空室すなわち吸込み開口40の吸込みチャネルの室
401とふるい48と共働して1つの共通の排出チャネルを
形成する。この排出チャネルは出口として吸込みノズル
45を有する。ふるい48は、中空室すなわち吸込み開口40
の中にゴム挿入体41が設けられる際に漏斗状ノズル417
のためのストッパとして用いられる。漏斗状ノズル417
はバスタブ底面312の節状延長部418の上に第2の貫流開
口416の領域内で配置されている。節状延長部418と漏斗
状ノズル417とにより貫流開口416はふるい48まで延長さ
れている。
ゴム挿入体41が中空室すなわち吸込み開口40の中に設
けられるために節状延長部418は、帽子のつば状に形成
されている突出部419を有する。突出部419は、節状延長
部418が孔461を通って挿入される際に分離壁460に下か
ら当接する。節状の延長部418及び漏斗状のノズル417の
全長は、ノズル噴出口から吸出されて貫流開口416を通
って到来したインキが漏斗状ノズル417の領域内でのみ
ふるい48を通って凹部470の到達するように定められて
いる。
第1の貫流開口415の領域内とバスタブ底面412の中央
領域内とにおいてバスタブ底面412の下に2つの別の節
状延長部418が第2の孔462又は第3の孔463を通って同
様に分離壁460に下から当接している。節状延長部418は
第1の貫流開口415の領域内で、貫流開口415が第4の室
403の中に連通するように形成されている。バスタブ底
面412の中央領域内の節状延長部418によりゴム挿入体41
は担体部分46の中で一様に固定されている。これは、プ
リンタヘッド列装置8にドッキングされているゴム挿入
体41がインキ吸込みの際に2つの貫流開口415、416の間
で第1の室400から離されない利点を有する。
SAキャップ4から、中空室すなわち吸込み開口40の中
に配置されているゴム挿入体41を通って凹部470の中に
到達した異なる色のインキは、ふるい48を通り、担体部
分46の中に配置されているインキ収集室49とを通り、イ
ンキ収集室49の中に連通している、吸込ノズル45の排出
チャネル450を通って排出容器54の中に吸込まれる。有
利にはインキ収集室49は担体部分46の中央領域内で凹部
すなわち中空室すなわち吸込み開口40の吸込みチャネル
の2つの互いに隣接する室401の間に配置されている。
ふるい(フィルター)48に当接している漏斗状ノズル41
7により、吸込チャネル及び凹部470を通ってのインキ吸
込みの際に個々のカラーインキ又はそれらの混合インキ
が、互いに隣接する吸込みチャネル又はそれらの凹部す
なわち中空室すなわち吸込み開口40の中へ侵入すること
が阻止される。
第8図の背面図には、被覆プレート47に溶接されてい
ない担体部分46が示されている。この場合にインキ収集
室49は、室401と、ふるい48のための長円形の凹部464と
同様に、吸込みノズル45に接続されているチャネル系の
構成部分である。空気を換気弁55から可撓性空気管53を
介し換気ノズル43の空気チャネル430を介して一様にSA
キャップ4の圧力変動補償チャネル403へ分配すること
が可能なように圧力変動補償チャネル403は、担体部分4
6の中に設けられている分岐チャネル状の凹部465を介し
て互いに接続されている。これにより全体として前述の
吸込みノズル45のためのチャネル系の場合と同様に1つ
の圧力変動補償チャネル系が形成されている。吸込みノ
ズル45のためのチャネル系の場合と同様に関係ノズル43
のためのチャネル系も、被覆プレート47が担体部分46に
接続されることにより閉鎖されている。
以上、SAキャップ4の詳細な構造を説明した。次にSA
キャップ4の機能を説明する。
プリンタヘッド80のノズル噴出口の清掃、例えばプリ
ンタヘッド80を洗浄し新たにインキを充填するために
は、換気弁が開いている状態で、SAキャップ4は、プリ
ンタヘッド列装置8へ押圧される。SAキャップ4がドッ
キングされる際に換気弁が開いていなければならない理
由は、発生する押圧圧力によりSAキャップ4がプリンタ
ヘッド列装置8に押圧されて被覆させられる際に、空気
がノズル噴出口の中に押込められることがあるからであ
る。このように空気がノズル噴出口の中に押込められる
と、ノズル噴出口の中のインキメニスカスが破壊され
る。ノズル噴出口の中に空気が流入するとインキジェッ
トプリンタ1が故障する。換気弁55の制御はインキジェ
ットプリンタ1の中の制御装置により行われる。制御装
置は通常の方法で構成されている。
SAキャップ4がプリンタヘッド列装置8にドッキング
されると、換気弁は閉じられ、板カム20の回転方向の反
転によりポンピングが開始される。インキは、換気弁が
閉じられることにより発生する負圧によりプリンタヘッ
ド80のノズル噴出口から吸出れる。ノズル噴出口から吸
出れたインキは、先ず初めに詰物42により吸収される。
液体吸収性詰物42が飽和されると、吸収されなかったイ
ンキはゴム挿入体41の第2のノズル噴出口416を介して
吸込みチャネル401を通りふるい48を通りインキ収集室4
9を通り吸込みノズル45の排出チャネル450を通り可撓性
管52を通り排出容器54に到達する。
プリンタヘッド80が十分に洗浄され次いで新たにイン
キを充填されると、中空室すなわち吸込み開口40の中に
残った余分なインキが吸出される。中空室すなわち吸込
み開口40の中に残った余分なインキが吸出されないと、
プリンタヘッド列装置8に再びSAキャップ4がドッキン
グされる際に、中空室すなわち吸込み開口40ひいてはSA
キャップ4の中に残りすでに乾燥していることもあるイ
ンキがプリンタヘッド列装置8のノズル噴出口面800に
沈澱しノズル噴出口面800を閉塞する。従って中空室す
なわち吸込み開口40の中に残った余分なインキが吸出さ
れることが必要である。中空室すなわち吸込み開口40の
中に残った余分なインキが吸出されたにもかかわらずプ
リンタヘッド列装置8のノズル噴出口面800にインキが
沈澱しても、印字画像に障害が生じないように、SAキャ
ップ4の中空室すなわち吸込み開口40から余分のインキ
が吸出れることの外に、プリンタヘッド列装置8のノズ
ル噴出口面800が、洗浄及び新たなインキ充填が終了さ
れてキャリッジ7が第1のサービス及び休止領域から搬
出される毎に規則的に払拭される。
余分のインキがSAキャップ4の吸込み開口40から吸出
れることは、換気弁がポンピング動作中に再び開かれる
ことにより開始される。これにより吸込れた空気がイン
キをゴム挿入体41及び凹部すなわち吸込み開口すなわち
中空室40から押出す。液体吸収性詰物42とゴム挿入体41
との間のインキが第2の貫流開口を通って流出すること
ができるように、ゴム挿入体41の中に突出している横肋
材413がバスタブ底面412の上に配置されている。これに
加え、ある1つのキャップすなわちゴム挿入体41がイン
キを空にされると、このキャップすなわちゴム挿入体41
を通って空気が侵入し、これによりこのキャップすなわ
ちゴム挿入体41に隣接している別の1キャップすなわち
ゴム挿入体41がインキを空にされることが不可能にな
る。これを阻止するためにふるい48は毛細管状に形成さ
れている。ふるい48の毛細管効果は、ふるい48がSAキャ
ップ4の中の例えば500ミリバールの全圧力に対して、
例えばそれぞれ16μmの直径を有する非常に細い孔が密
に詰まったふるい構造を有することにより生じる。ふる
い48に印加される圧力が例えば50ミリバール以下の場合
には空気48はふるい48により遮断される。ふるい48に印
加される遮断圧力影響を与えるために、吸込みノズル45
の排出チャネル450は、プリンタヘッド80から吸出れた
インキのための排出チャネル450がチョークとして作用
するように設計されている。例えば排出チャネル450の
典型的な直径は例えば8/10mmである。
遮断圧力を維持するためには、排出チャネル450にお
ける圧力は、SAキャップ4の中の全圧力に対する圧力差
が、ふるい48における空気に対する遮断圧力より小さく
なるように、大きくなければならない。従って遮断圧力
が50ミリバールとして前もって与えられ、SAキャップ4
の中の全圧力が500ミリバールである場合には、排出チ
ャネル450における圧力は450ミリバールより大きくなけ
ればならない。排出チャネル450における圧力は、イン
キの流速により定まり、SAキャップ4の中のインキ量ひ
いては依存して変化する。採用される流速に結びついて
いる圧力降下は、中空室すなわち吸込み開口40及びゴム
挿入体41が完全にインキを空にされる際に前記圧力差が
ふるい48における所与の遮断圧力を上回り従ってふるい
48の中の毛細管の中のインキが途切れるように、選択さ
れる。
インキジェットプリンタ1が長い間にわたり使用され
ない場合にはSAキャップ4は、換気弁55が開かれている
状態でプリンタヘッド80にドッキングされる。インキを
吸収している詰物42によりプリンタ不使用期間にわたり
プリンタヘッド列装置8のノズル噴出口における空気は
十分な湿気を含み、従ってプリンタヘッド80の中のイン
キが蒸発及び乾燥することが阻止される。
第9図の上面図には、SAキャップ4aの中に内蔵されて
いる、プリンタヘッド80のそれぞれのノズル噴出口から
インキをそれぞれ別個に吸出すための4つのバスタブ状
ゴム挿入体41aを有するSAキャップ4の第2の実施例の
詳細な構造が示されている。SAキャップ4と異なりSAキ
ャップ4aは、換気弁55及び換気ノズル43を介して空気が
制御される必要がない。SAキャップ4aの構造の特徴は、
4つの同一の大きさの2重チャンバ40aがSAキャップ40a
の上に一様に分散配置され、それぞれのSAキャップ40a
の全面がバスタブ状ゴム挿入体41aのそれぞれ1つのバ
スタブ底面412aにより被覆されていることにある。バス
タブ状のゴム挿入体41aはシールリップすなわちリップ
タイプシール410aを有する。シールリップ410aはゴム挿
入体41aのバスタブ開口411aを包囲している。シールリ
ップ410aは、SAキャップ4aがドッキングされる際にプリ
ンタヘッド列装置8に押圧され、これによりSAキャップ
4aはプリンタヘッド80のノズル噴出口をハーメティック
に密封する。SAキャップ4の場合と同様にバスタブ開口
411aを通されて液体吸収性詰物42aがバスタブ状ゴム挿
入体41aの中に詰込れる。2重チャンバ40aはインキチャ
ンバ401aと圧力変動補償チャンンバ403aとから成る。イ
ンキチャンバ401aは、SAキャップ4aの中に配置されてい
るチャネル系を介して吸込みノズル45aの排出チャネル4
05aに接続されている。吸込みノズル45aには可撓性管52
aが嵌められている。可撓性管52aは、SAキャップ4aから
吸出れたインキを排出容器54に導く。プリンタヘッド80
から吸出れたインキがバスタブ状のゴム挿入体41aから
インキチャンバ401aへ到達することが可能なようにバス
タブ底面412aの中にはスリット弁420が配置されてい
る。スリット弁420は、例えばダイヤフラムとして形成
されているバスタブ底面412aが1個所または複数の個所
でスリットされていることにより実現される。SAキャッ
プ4aがプリンタヘッド列装置8にドッキングされ、次い
でインキがプリンタヘッド80のノズル噴出口から吸出れ
ると、インキは先ず初めに詰物42aを飽和し、次いでイ
ンキは、吸込み方向で開くスリット弁420を通ってイン
キチャンバ401aの中に到達し、次いでインキは吸込みノ
ズル45aの排出チャネル450aを通って排出容器54の中に
到達する。
スリット弁420を一旦通過したインキは逆流すること
がない。何故ならばスリット弁420のスリット開閉薄片
は、吸込み方向とは反対の方向で開くことを詰物42aに
より阻止されるからである。これにより、バスタブ状ゴ
ム挿入体41aの領域内で異なるカラーインキが混合し、
次いで行う印字動作の際に印字画像が乱れるという望ま
しくないことの発生が阻止される。
中間壁421によりインキチャンバ401aから分離されて
いる圧力変動補償チャンバ403aは、バスタブ底面412aの
中に設けられている貫流開口415aを介してゴム挿入体41
aに接続されている。SAキャップ4aがプリンタヘッド列
装置8にドッキングされる際に生じる空気過圧は貫流開
口415aを介して補償され、プリンタヘッド80のノズル噴
出口の中の毛細管現象によるメニスカスは、破壊されな
い。
第10図には第9図の切断線X−XによるSAキャップ4a
の断面図が示されている。第10図にはSAキャップ4aが担
体部分46a及び被覆部材47aにより形成されていることが
示されている。担体部分46aの中にはインキチャンバ47a
及び圧力変動補償チャンバ403aが設けられている。イン
キチャンバ401aが盲穴状に形成されているのに対して圧
力変動補償チャンバ403aは担体部分46aを完全に貫通し
ている。圧力変動補償チャンバ403aは、SAキャップ4aに
おける、シールリップ410aに対向しない側で部分的によ
り大きく形成されている。これにより段部422が生じ
る。段部422において、圧力変動補償ダイヤフラムとし
て作用する中空の薄膜袋423が締付け装置424により固定
締付けされている。締付け装置424は、段部422の中に配
置されているo字状リング425からなる。o字状リング4
25の上に薄膜袋423は有孔ディスク426により固定締付け
されている。圧力変動補償ダイヤフラムとして作用する
薄膜袋423は、SAキャップ4aの中の圧力変化に応動して
大きくなったり小さくなったりする。例えばSAキャップ
4aがプリンタヘッド列装置8にドッキングされると、SA
キャップ4aの中には過圧が発生する。この過圧により薄
膜袋423は状態Eから状態Fに移行する。これにより過
圧が補償される。SAキャップ4aの中のその都度の圧力に
薄膜袋4aが整合されることは、SAキャップ4aが温度変化
にさらされている場合でも機能する。これに加えて薄膜
袋423は非浸透性又は微弱浸透性材料からなり、従って
インキジェットプリンタ1が作動せずSAキャップ4aがプ
リンタヘッド列装置8にドッキングされている際にプリ
ンタヘッド80のノズル噴出口は乾燥から良好に保護され
る。
第10図にはバスタブ状ゴム挿入体41aが、担体部分46a
の中に設けられているインキチャンバ401aの上に配置さ
れ、圧力変動補償チャンバ403aの上に配置されているこ
とが示されている。バスタブ状ゴム挿入体41aが、担体
部分46aと被覆部材47aの間に挟まれて固定配置されてい
ることも示されている。被覆部材47aはゴム挿入体41の
バスタブ開口411aの周縁に沿って切断されて穴を開けら
れている。被覆部材47aは担体部分46aの端縁で折曲され
て担体部分46aの側面を覆っている。この側面で担体部
分46aは担体部分46aに溶接されている。
参照番号リスト 1 インキジェットプリンタ 2 転てつクラッチ 3 旋回てこ 4、4a 吸込み及び被覆キャップ(SAキャップ) 5 ベローズポンプ 6 清掃及び密封ステーション(RDステーション) 7 キャリッジ 8 プリンタヘッド列装置 9 プラテン 10 担体装置 20 板カム 21 ころ 30 第1の軸 31 てこ上部 32 てこ下部 33 第1のセンタリングフィンガー 34 第2のセンタリングフィンガー 35 第2の軸 36 第1のばね 37 第2のばね 40 中空室、凹部、吸込み開口 40a、2重チャンバ 41、41a 弾性キャップ(バスタブ形ゴム挿入体) 42、42a 液体吸収性詰物 43 換気ノズル 44 ピン 45、45a 吸込み口 46、46a 担体部分(成型部品) 47 被覆プレート(成型部品) 47a 被覆部材 48 フィルター(弁装置の一部) 49 インキ収集室(排出チャネルの一部) 50 棒部材 51 ベローズ 52、52a 可撓性管 53 可撓性空気管 54 排出容器 55 換気弁 60 押圧プレート 70 案内棒 71 たわみ牽引手段 72 方向変換ロール 73 電動機 80 プリンタヘッド 81 第1のセンタリング窓 90 駆動装置 91 伝動装置 100、101、102 ケーシング壁 200 クランクピン 310、311 てこ上部の旋回アーム 312、313 てこ上部の支持アーム 314 横材 315 U字状凹部 316 てこ上部の中央部分 317 ポケット状凹部 318 部分球体 319 長円穴 320 てこ下部のてこアーム 321 てこ下部の副アーム 322 第1の凹部 323 第2の凹部 324 第3の凹部 400 凹部(吸い込みチャネルの一部) 401 吸込みチャネル 401a インキチャンバ 402 固定開口 403 圧力変動補償チャネル 403a 圧力変動補償チャンバ 410、410a シールリップ(周縁部) 411、411a キャップ開口 412、412a キャップ底面 413 横肋材 414 薄壁 415、415a 第1の貫流開口(圧力変動補償チャネル
の一部) 416 第2の貫流開口 417 漏斗状のノズル 418 節状の延長部 419 帽子のつば状の突出部 420 スリット弁 421 中間壁 422 段部 423 薄膜袋 424 締付け装置 425 o字状リング 426 有孔ディスク 430 排気チャネル 450 排出チャネル(チョーク) 450a 排出チャネル 460 分離壁 461 第1の開口(孔) 462 第2の開口(孔) 463 第3の開口(孔)(圧力変動補償チャネルの一
部) 464 長円形凹部 465 凹部(排気チャネルの一部) 470 排出チャネル 471 ストッパ 730 第2の駆動ピニオン歯車 800 ノズル噴出口面 900 第1の駆動ピニオン歯車 A,B,C,D キャリッジの作業領域 E,F 薄膜袋の状態 AB キャリッジの作業領域 DB 印字領域 DM 回転モーメント DZ 印字ゾーン FA 押圧力 FG 平衡力 F1,F2 ばね力 KM 傾動モーメント UEB キャリッジの行過ぎ領域 y 貫流開口と貫流開口との間の間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/165 B41J 2/18 B41J 2/185

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の特徴を有する、インキジェットプリン
    タ(1)のプリンタヘッド(80)からインキを吸出すた
    めとプリンタヘッド(80)を被覆するための吸込み及び
    被覆装置。 a) プリンタヘッド(80)に嵌められることが可能な
    弾性キャップ(41、41a)がプリンタヘッド(80)の数
    に対応して設けられている。 b) それぞれのキャップ(41、41a)に、それぞれの
    キャップ(41、41a)の中の圧力の変動を補償するため
    のそれぞれ1つの圧力変動補償チャネル(403、415、46
    3)と、インキを排出するためのそれぞれ1つの吸込み
    チャネル(401、400)とが割当られている。 c) キャップ(41、41a)の圧力変動補償チャネル(4
    03、415、463)が圧力変動補償装置(43、55、403a、42
    3)に接続されている。 d) 吸込みチャネル(401、400)が1つの共通の排出
    チャネル(49、470)の中に連通し、排出チャネル(4
    9、470)は吸込み装置(5)に接続されている。 e) 各吸込みチャネル(401、400)に、各キャップ
    (41、41a)からインキを制御して排出するための弁装
    置(48、420)が割当られている。
  2. 【請求項2】圧力変動補償装置が圧力変動補償チャネル
    を介して接続されている1つの排気チャネル(465、43
    0)を備え、さらに吸込み及び被覆装置の作動位置に依
    存して空気を供給するための制御可能な開閉素子(55)
    を有することを特徴とする請求項1に記載のインキジェ
    ットプリンタのプリンタヘッドからインキを吸出すため
    とプリンタヘッドを被覆するための吸込み及び被覆装
    置。
  3. 【請求項3】圧力変動補償装置が外気に対して閉じられ
    ている系として形成され、圧力変動補償チャネル(40
    3、465)のために共通に圧力変動補償チャンバ(403a)
    が設けられ、外気に対して圧力変動補償チャンバ(403
    a)を閉じる圧力変動補償ダイヤフラム(423)を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のインキジェットプリ
    ンタのプリンタヘッドからインキを吸出すためとプリン
    タヘッドを被覆するための吸込み及び被覆装置。
  4. 【請求項4】吸込みチャネル(401、400)に割当られて
    いる弁装置(48、420)が毛細管フィルター(48)を備
    え、排出チャネル(49、470)に作用する吸込み圧力
    が、吸込みチャネルのインキが排出されて完全に空にな
    ると、吸込みチャネル(400、401)の中に流入する外気
    により初めて毛細管フィルター(48)が克服されるよう
    に選択されていることを特徴とする請求項1から請求項
    3のうちのいずれか1つの請求項に記載のインキジェッ
    トプリンタのプリンタヘッドからインキを吸出すためと
    プリンタヘッドを被覆するための吸込み及び被覆装置。
  5. 【請求項5】吸込みチャネル(400、401)に割当られて
    いる弁装置が、インキ吸込み方向では自動的に開きイン
    キ吸込み方向に対して反対の方向では自動的に閉じる逆
    止め弁であることを特徴とする請求項1から請求項3の
    うちのいずれか1つの請求項に記載のインキジェットプ
    リンタのプリンタヘッドからインキを吸出すためとプリ
    ンタヘッドを被覆するための吸込み及び被覆装置。
  6. 【請求項6】キャップ(41、41a)が、液体吸収性材料
    からなる詰物(42、42a)を有することを特徴とする請
    求項1から請求項5のうちのいずれか1つの請求項に記
    載のインキジェットプリンタのプリンタヘッドからイン
    キを吸出すためとプリンタヘッドを被覆するための吸込
    み及び被覆装置。
  7. 【請求項7】キャップ(41、41a)がバスタブ状に形成
    されていることを特徴とする請求項1から請求項6のう
    ちのいずれか1つの請求項に記載のインキジェットプリ
    ンタのプリンタヘッドからインキを吸出すためとプリン
    タヘッドを被覆するための吸込み及び被覆装置。
  8. 【請求項8】キャップ(41、41a)が、キャップ底面(4
    12、412a)を包囲する弾性に形成されている周縁部(41
    0、414、413)を有し、プリンタヘッド列装置(8)に
    キャップ(41、41a)が押圧されるとハーメティックに
    密封することを特徴とする請求項1から請求項7のうち
    のいずれか1つの請求項に記載のインキジェットプリン
    タのプリンタヘッドからインキを吸出すためとプリンタ
    ヘッドを被覆するためとの吸込み及び被覆装置。
  9. 【請求項9】キャップ(41)のキャップ底面(412)を
    包囲し、弾性に形成されている周縁部(410、414)が横
    肋材(413)を通って並んで配置されている薄壁(414)
    を備え、キャップ開口(411)の境界を形成しているシ
    ールリップが薄壁(414)の上に配置されていることを
    特徴とする請求項8に記載のインキジェットプリンタの
    プリンタヘッドからインキを吸出すためとプリンタヘッ
    ドを被覆するための吸込み及び被覆装置。
  10. 【請求項10】シールリップ(410)が、キャップ(4
    1)の中に配置されている液体吸収性詰物(42、42a)が
    外れないことを保証されるように形成されていることを
    特徴とする請求項9に記載のインキジェットプリンタの
    プリンタヘッドからインキを吸出すためとプリンタヘッ
    ドを被覆するための吸込み及び被覆装置。
  11. 【請求項11】キャップ(41、41a)がキャップ底面(4
    12、412a)に節状の延長部(418)を有し、節状の延長
    部(418)は、キャップ(41)を固定するために成型部
    品(46、47)の中に設けられていることを特徴とする請
    求項8から請求項10のうちのいずれか1つの請求項に記
    載のインキジェットプリンタのプリンタヘッドからイン
    キを吸出すためとプリンタヘッドを被覆するための吸込
    み及び被覆装置。
  12. 【請求項12】圧力変動補償チャネル(403、465)及び
    /又は吸込みチャネル(400、401)を収容する節状の延
    長部(418)がキャップ底面(412、412a)に配置されて
    いることを特徴とする請求項1から請求項10のうちのい
    ずれか1つの請求項に記載のインキジェットプリンタの
    プリンタヘッドからインキを吸出すためとプリンタヘッ
    ドを被覆するための吸込み及び被覆装置。
  13. 【請求項13】吸込みチャネルを収容する節状の延長部
    (418)が漏斗状のノズル(417)を有し、キャップ(4
    1)が組込れた状態では漏斗状ノズル(417)は毛細管フ
    ィルター(48)に当接していることを特徴とする請求項
    12に記載のインキジェットプリンタのプリンタヘッドか
    らインキを吸出すためとプリンタヘッドを被覆するため
    の吸込み及び被覆装置。
  14. 【請求項14】毛細管フィルター(48)が、毛細管開口
    を有するふるいであることと、排出チャネル(470、4
    9)に液圧チョーク(450)が配置され、チョークの中を
    流れるインキによる圧力低下が、少なくとも、印加され
    ている吸込み圧力に対する差圧が空気とふるいとの境界
    面における毛細管遮断圧力より小さくなることを保証す
    る大きさとなるように、上記チョークの寸法が定められ
    ていることを特徴とする請求項4に記載のインキジェッ
    トプリンタのプリンタヘッドからインキを吸出すためと
    プリンタヘッドを被覆するためとの吸込み及び被覆装
    置。
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