JP3090883B2 - 蓄熱再生式バーナの運転方法 - Google Patents
蓄熱再生式バーナの運転方法Info
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- JP3090883B2 JP3090883B2 JP08227996A JP22799696A JP3090883B2 JP 3090883 B2 JP3090883 B2 JP 3090883B2 JP 08227996 A JP08227996 A JP 08227996A JP 22799696 A JP22799696 A JP 22799696A JP 3090883 B2 JP3090883 B2 JP 3090883B2
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- Japan
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- combustion
- furnace
- burners
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の炉に配置さ
れた蓄熱再生式バーナの運転方法に関するものである。
れた蓄熱再生式バーナの運転方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】蓄熱再生式バーナは燃焼用空気の流路に
蓄熱体を備えたバーナであり、通常は２本を１組として
炉に設置される。そして一方のバーナが燃焼するときに
は反対側のバーナの燃焼用空気の流路を通じて排気動作
を行わせ、排気ガスの保有熱を蓄熱体で回収する。次に
反対側のバーナが燃焼するときにはその燃焼用空気を蓄
熱体で予熱し、バーナの熱効率を高める。このような燃
焼動作と排気動作を３０秒程度の短い周期で繰り返すこ
とにより、通常のバーナよりもはるかに優れた省エネル
ギ効果を達成できるものである。
蓄熱体を備えたバーナであり、通常は２本を１組として
炉に設置される。そして一方のバーナが燃焼するときに
は反対側のバーナの燃焼用空気の流路を通じて排気動作
を行わせ、排気ガスの保有熱を蓄熱体で回収する。次に
反対側のバーナが燃焼するときにはその燃焼用空気を蓄
熱体で予熱し、バーナの熱効率を高める。このような燃
焼動作と排気動作を３０秒程度の短い周期で繰り返すこ
とにより、通常のバーナよりもはるかに優れた省エネル
ギ効果を達成できるものである。
【０００３】ところがこのような蓄熱再生式バーナは、
燃焼量制御（燃焼量を絞ること）を行うと温度分布が悪
化する。このため、炉内温度を比較的低温にコントロー
ルしたい場合には、図２に示すような希釈空気を併用す
る運転方法が取られてきた。なお図２の上段には炉の必
要熱量の時間的変化が記載されており、説明を分かりや
すくするため、以下の記載はいずれもこの必要熱量の時
間的変化を前提として行うものとする。
燃焼量制御（燃焼量を絞ること）を行うと温度分布が悪
化する。このため、炉内温度を比較的低温にコントロー
ルしたい場合には、図２に示すような希釈空気を併用す
る運転方法が取られてきた。なお図２の上段には炉の必
要熱量の時間的変化が記載されており、説明を分かりや
すくするため、以下の記載はいずれもこの必要熱量の時
間的変化を前提として行うものとする。
【０００４】図２の中段には、この必要熱量の時間的変
化に対応するトータルバーナ燃焼量のグラフが示されて
いる。トータルバーナ燃焼量とは、炉内あるいは炉内の
特定ゾーンに配置された複数のバーナの燃焼量の総量を
意味する。また図２の下段には、Ａ，Ｂ２つの蓄熱再生
式バーナに燃焼を分解したグラフを示す。なおこのグラ
フ中、横軸の下部は排気を示す。これらのグラフに示さ
れるように、蓄熱再生式バーナはバーナ効率の点から全
開燃焼（燃焼量：５）または燃焼停止（燃焼量：０）の
何れかの状態で間欠運転される。しかし炉の必要熱量が
わずかである場合には、図２のように間引き運転を行っ
てもなおトータルバーナ燃焼量が多すぎるため、下向き
の矢印で示すように希釈空気を投入して炉内温度を下げ
る必要がある。その結果、排気熱のロスが多くなり、や
はり省エネルギ効果が低下することとなるのである。
化に対応するトータルバーナ燃焼量のグラフが示されて
いる。トータルバーナ燃焼量とは、炉内あるいは炉内の
特定ゾーンに配置された複数のバーナの燃焼量の総量を
意味する。また図２の下段には、Ａ，Ｂ２つの蓄熱再生
式バーナに燃焼を分解したグラフを示す。なおこのグラ
フ中、横軸の下部は排気を示す。これらのグラフに示さ
れるように、蓄熱再生式バーナはバーナ効率の点から全
開燃焼（燃焼量：５）または燃焼停止（燃焼量：０）の
何れかの状態で間欠運転される。しかし炉の必要熱量が
わずかである場合には、図２のように間引き運転を行っ
てもなおトータルバーナ燃焼量が多すぎるため、下向き
の矢印で示すように希釈空気を投入して炉内温度を下げ
る必要がある。その結果、排気熱のロスが多くなり、や
はり省エネルギ効果が低下することとなるのである。
【０００５】そこで希釈空気の使用を避けるために、や
むを得ず図３のように間引き運転と燃焼量制御を行うこ
とも考えられる。しかし前記したように、蓄熱再生式バ
ーナは燃焼量制御を行うと燃焼ガス量が減少するため、
炉内攪拌効果が低下して温度分布が悪化することとな
る。
むを得ず図３のように間引き運転と燃焼量制御を行うこ
とも考えられる。しかし前記したように、蓄熱再生式バ
ーナは燃焼量制御を行うと燃焼ガス量が減少するため、
炉内攪拌効果が低下して温度分布が悪化することとな
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、省エネルギ効果および炉内攪拌効
果を低下させることなく、炉内温度を低温〜高温にコン
トロールすることができる蓄熱再生式バーナの運転方法
を提供するためになされたものである。
の問題点を解決して、省エネルギ効果および炉内攪拌効
果を低下させることなく、炉内温度を低温〜高温にコン
トロールすることができる蓄熱再生式バーナの運転方法
を提供するためになされたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、周期的に燃焼と排気とを繰り返
す３本以上の蓄熱再生式のバーナを炉内に配置してお
き、各バーナの各周期内の燃焼継続時間を、炉の必要熱
量に応じて変化させながら、かつあるバーナが燃焼して
いる時に、燃焼していない他の全てのバーナから排気を
行わせるようにしながら、順次燃焼させることを特徴と
するものである。
めになされた本発明は、周期的に燃焼と排気とを繰り返
す３本以上の蓄熱再生式のバーナを炉内に配置してお
き、各バーナの各周期内の燃焼継続時間を、炉の必要熱
量に応じて変化させながら、かつあるバーナが燃焼して
いる時に、燃焼していない他の全てのバーナから排気を
行わせるようにしながら、順次燃焼させることを特徴と
するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に本発明を、図１を参照しつ
つ詳細に説明する。図１の例では、炉内にＡ，Ｂの２本
の蓄熱再生式のバーナが配置されているものとして説明
を進めるが、上記のようにバーナの本数は必ずしも偶数
とする必要はなく、３本以上としてもよい。
つ詳細に説明する。図１の例では、炉内にＡ，Ｂの２本
の蓄熱再生式のバーナが配置されているものとして説明
を進めるが、上記のようにバーナの本数は必ずしも偶数
とする必要はなく、３本以上としてもよい。
【０００９】各バーナは、一方が燃焼している時には他
方から排気を行うように周期的に燃焼と排気とを繰り返
すものであり、その周期は図１のＸに固定されている。
このように各バーナの周期を固定した点は、実は図２、
図３に示した従来技術でも同様である。しかし、図２、
図３の方法では各バーナの各周期内の燃焼継続時間は一
定であったのに対して、本発明では図１の中段及び下段
のグラフに示すように、各バーナの各周期内の燃焼継続
時間が炉の必要熱量に応じて変化される。
方から排気を行うように周期的に燃焼と排気とを繰り返
すものであり、その周期は図１のＸに固定されている。
このように各バーナの周期を固定した点は、実は図２、
図３に示した従来技術でも同様である。しかし、図２、
図３の方法では各バーナの各周期内の燃焼継続時間は一
定であったのに対して、本発明では図１の中段及び下段
のグラフに示すように、各バーナの各周期内の燃焼継続
時間が炉の必要熱量に応じて変化される。
【００１０】即ち、炉内温度が低温である場合には燃焼
継続時間はごく短く、炉内温度が高温となるに従い燃焼
継続時間は長くなる。ただし燃焼継続時間は常に、固定
周期Ｘをバーナ本数ｎで割った値Ｘ／ｎ未満としてお
く。そしてその燃焼継続時間中は、各バーナは燃焼量制
御されることなく全開燃焼され、その燃焼ガスは燃焼し
ていない他のバーナから排気されて排熱を蓄熱体に回収
される。このため、蓄熱再生式のバーナに特有の優れた
バーナ効率はそのまま維持される。また燃焼量制御を行
わないため、何れかのバーナが燃焼している際の燃焼ガ
ス量が減少することはなく、炉内攪拌効果が低下して温
度分布が悪化することもない。特にバーナ本数ｎを３以
上とし、あるバーナが燃焼している時に、燃焼していな
い他の全てのバーナから排気を行わせるようにしておけ
ば、燃焼するバーナが変わる毎に炉内のガス流が大きく
変化し、優れた炉内攪拌効果を達成することが可能とな
る。
継続時間はごく短く、炉内温度が高温となるに従い燃焼
継続時間は長くなる。ただし燃焼継続時間は常に、固定
周期Ｘをバーナ本数ｎで割った値Ｘ／ｎ未満としてお
く。そしてその燃焼継続時間中は、各バーナは燃焼量制
御されることなく全開燃焼され、その燃焼ガスは燃焼し
ていない他のバーナから排気されて排熱を蓄熱体に回収
される。このため、蓄熱再生式のバーナに特有の優れた
バーナ効率はそのまま維持される。また燃焼量制御を行
わないため、何れかのバーナが燃焼している際の燃焼ガ
ス量が減少することはなく、炉内攪拌効果が低下して温
度分布が悪化することもない。特にバーナ本数ｎを３以
上とし、あるバーナが燃焼している時に、燃焼していな
い他の全てのバーナから排気を行わせるようにしておけ
ば、燃焼するバーナが変わる毎に炉内のガス流が大きく
変化し、優れた炉内攪拌効果を達成することが可能とな
る。
【００１１】このように、本発明によれば蓄熱再生式の
バーナの持つ優れた省エネルギ効果を低下させることな
く、周期内の燃焼継続時間を調節することにより時間当
たりの発熱量を増減し、炉内温度を低温〜高温にコント
ロールすることができるようにしたものである。このた
め、希釈空気の使用による省エネルギ効果の低下もな
い。
バーナの持つ優れた省エネルギ効果を低下させることな
く、周期内の燃焼継続時間を調節することにより時間当
たりの発熱量を増減し、炉内温度を低温〜高温にコント
ロールすることができるようにしたものである。このた
め、希釈空気の使用による省エネルギ効果の低下もな
い。
【００１２】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明に
よれば３本以上の蓄熱再生式のバーナの各周期内の燃焼
継続時間を、炉の必要熱量に応じて変化させることによ
り、蓄熱再生式のバーナの持つ省エネルギ効果および炉
内攪拌効果を低下させることなく、炉内温度を低温〜高
温にコントロールすることができる利点がある。
よれば３本以上の蓄熱再生式のバーナの各周期内の燃焼
継続時間を、炉の必要熱量に応じて変化させることによ
り、蓄熱再生式のバーナの持つ省エネルギ効果および炉
内攪拌効果を低下させることなく、炉内温度を低温〜高
温にコントロールすることができる利点がある。
【図１】本発明の実施の形態を示す図であり、上段は炉
の必要熱量の時間的変化を示すグラフ、中段はトータル
バーナ燃焼量のグラフ、下段はＡ，Ｂ２つの蓄熱再生式
バーナに燃焼を分解したグラフである。
の必要熱量の時間的変化を示すグラフ、中段はトータル
バーナ燃焼量のグラフ、下段はＡ，Ｂ２つの蓄熱再生式
バーナに燃焼を分解したグラフである。
【図２】第１の従来例を示す、図１と同様のグラフであ
る。
る。
【図３】第２の従来例を示す、図１と同様のグラフであ
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項１】周期的に燃焼と排気とを繰り返す３本以上
の蓄熱再生式のバーナを炉内に配置しておき、各バーナ
の各周期内の燃焼継続時間を、炉の必要熱量に応じて変
化させながら、かつあるバーナが燃焼している時に、燃
焼していない他の全てのバーナから排気を行わせるよう
にしながら、順次燃焼させることを特徴とする蓄熱再生
式バーナの運転方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08227996A JP3090883B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 蓄熱再生式バーナの運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08227996A JP3090883B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 蓄熱再生式バーナの運転方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1073213A JPH1073213A (ja) | 1998-03-17 |
| JP3090883B2 true JP3090883B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=16869552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08227996A Expired - Lifetime JP3090883B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 蓄熱再生式バーナの運転方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3090883B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4449084B2 (ja) | 1998-08-28 | 2010-04-14 | 坂東機工株式会社 | ガラス板の折割機械 |
| JP4832501B2 (ja) | 2008-12-11 | 2011-12-07 | 中外炉工業株式会社 | 蓄熱燃焼式熱処理炉の燃焼制御方法 |
| CN101943420B (zh) * | 2010-08-11 | 2012-05-09 | 中冶华天工程技术有限公司 | 换向燃烧系统间歇延时控制工艺 |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP08227996A patent/JP3090883B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1073213A (ja) | 1998-03-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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