JP3090798B2 - サイリスタバルブ - Google Patents

サイリスタバルブ

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JP3090798B2
JP3090798B2 JP04305329A JP30532992A JP3090798B2 JP 3090798 B2 JP3090798 B2 JP 3090798B2 JP 04305329 A JP04305329 A JP 04305329A JP 30532992 A JP30532992 A JP 30532992A JP 3090798 B2 JP3090798 B2 JP 3090798B2
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thyristor
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正幸 伊村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気絶縁方式のサイリ
スタバルブに関わり、特に保守点検方式を改良したサイ
リスタバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】大容量、長距離送電および異周波連系
等、系統運用上の多くのメリットを有する直流送電が多
方面で使用されている。現在、国内においては一部地域
において系統を連系する250kV直流送電が実施され
ており、この直流送電は今後、大容量、高電圧化するこ
とが望まれている。
【0003】このような直流送電における交直変換所で
は、図3(a)に示すように交流電圧の系統1から入力
した交流出力を変換器用変圧器2,3、一単位のサイリ
スタバルブ(交直変換器)4を通して直流電圧に変換し
て送電している。この場合、各サイリスタバルブ4にバ
ルブアレスタ5が並列にそれぞれ接続されている。
【0004】上記のうち、サイリスタバルブは、前記の
ように交流電圧を直流電圧に、あるいは直流電圧を交流
電圧に変換するもので、その運転実績、保守、点検作業
の容易さから空気絶縁方式のものが多用されており、通
常バルブホールと称される建屋内に収納されている。
【0005】図3(b)はかかる一単位のサイリスタバ
ルブ4を多段積みして一相分を構成した4重バルブ6の
構成を示すものである。すなわち、図3(b)に示すよ
うに一単位のサイリスタバルブ4は、サイリスタ素子、
抵抗、コンデンサ等の電気部品をある単位毎に収納した
サイリスタモジュール8を床板9を介挿して多段積みに
構成され、各サイリスタモジュール8は最下部に設置さ
れた架台7上に各床板9を挿通させて垂直に植設してな
る絶縁支柱10により支持固定されている。この場合、
積層されたモジュールの上下間は、上記したように導体
で電気的に直列接続されると共に、各バルブ毎にバルブ
アレスタ5が設置されている。この一単位のサイリスタ
バルブ4を4重積みにして1相分のサイリスタバルブ6
を構成している。
【0006】このような構成の1相分のサイリスタバル
ブにおいて、各モジュール上下間にはサイリスタ素子数
に相当する分だけの電圧が印加され、絶縁距離はほぼモ
ジュール上下間の電圧を絶縁するのに必要な支柱沿面距
離により決定される。
【0007】ところで、図3に示すように一単位のサイ
リスタバルブを多段積みする4重バルブ構造は、地上高
さが相当な高さとなる。例えば、現段階におけるDC2
50kv用の4重バルブでは地上高さ約12m程度にな
る。このようなサイリスタバルブにおいて、サイリスタ
バルブ内のモジュールを点検する場合、地上高さが高い
ため、高所作業車を用いた作業になる。
【0008】この作業は、高所作業の危険性と、一つの
モジュールを点検する場合でも高所作業車を確保しなけ
ればならないという不合理な点がある。このことは、点
検作業の効率の悪さと作業経費のアップにつながるた
め、改良することが望まれていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】空気絶縁式サイリスタ
バルブは、高電圧化するにつれて大型化する。これに伴
い、地上高さも高くなり、サイリスタバルブ内のモジュ
ールの点検作業が難しくなる。点検作業はサイリスタバ
ルブの場合、変圧器等の高電圧機器に比べ、かなりの頻
度で行われる。従って、高所作業を行うモジュール点検
作業を安全に、しかも容易にできる必要がある。
【0010】本発明では、上記の目的を達成するため、
高所作業になるモジュール点検作業を安全に、しかも容
易にできるサイリスタバルブを提供するすることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、複数個のサイリスタ素子と複数個の電気部
品を直列接続して一単位のサイリスタバルブを構成し、
この一単位のサイリスタバルブを多段積みにして一相分
のサイリスタバルブを構成してなる空気絶縁方式のサイ
リスタバルブにおいて、前記各単位のサイリスタバルブ
内に金属製の昇降用梯子を起倒可能に配設し、前記サイ
リスタバルブ内部の点検時各単位のサイリスタバルブア
ノードとカソード間が短絡されるように前記梯子を立ち
上げ操作する起倒操作機構を地上側に設置したものであ
る。
【0012】
【0013】
【作用】このような構成のサイリスタバルブにあって
は、点検時には各単位のサイリスタバルブ内に、地上か
らの操作により点検用の梯子を立ち上げて各単位のサイ
リスタバルブ内に掛けることが可能となるので、作業員
は高所のサイリスタバルブ内の点検を容易に実施するこ
とができ、またサイリスタバルブ稼働時には該梯子を倒
してバルブ本体の床上に置くことが可能となる。また、
金属製の梯子を使うことにより点検に際しては各単位の
サイリスタバルブのアノードとカソード間が短絡される
ので、サイリスタバルブ内部の残留電荷を放電させるこ
とが可能となり、作業者に対する安全性を確保すること
ができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
【0015】図1は本発明によるサイリスタバルブの構
成例を示すものである。図1において、サイリスタバル
ブの構成は従来と同様にいくつかのモジュール8を床板
9を介挿して多段積みにして電気的に直列に結合し、各
サイリスタモジュール8は最下部に設置された架台7上
に各床板9を挿通させて垂直に植設してなる絶縁支柱1
0により支持固定されている。
【0016】本実施例では、このような一単位のサイリ
スタバルブ4内の上下部の床板9間に跨げて金属製の梯
子11がそれぞれ配設され、この梯子11はサイリスタ
バルブの稼働時には各サイリスタバルブ4下部の床板9
に横倒し可能に支持されている。この場合、梯子11を
立ち上げたとき一単位のサイリスタバルブ4のアノード
とカソード(A−K)間が梯子11によって短絡される
ような位置に配設されている。
【0017】また、この梯子11は図2に示すように地
上側から起倒可能な構成となっている。すなわち、図2
は地上側に一番近い1段目のサイリスタバルブ4上下部
の床板9間に梯子11が掛けられた状態を示すもので、
梯子11の先端に絶縁ロープ12を取付け、この絶縁ロ
ープ12を滑車13を介して架台7上に設置されたモー
タ14により駆動される巻取機15に連結する構成とな
っている。従って、モータ14によって絶縁ロープ12
を巻取機15に巻取ることにより、梯子11を立ち上
げ、また絶縁ロープ12を巻取機15から巻き戻すこと
により梯子11を立ち下げて下部の床板9上に横倒しさ
れることになる。
【0018】上記は一段目の1段目のサイリスタバルブ
4に対する梯子11の起倒構成であるが、4重バルブの
場合には2,3,4段目のサイリスタバルブ4に対して
も同様に適用される。つまり、2,3,4段目のサイリ
スタバルブ4に対して配設された梯子11に別々の絶縁
ロープの先端をそれぞれ取付け、これらの絶縁ロープ1
2を滑車を介して上記巻取機15に連結することによ
り、1〜4段目のサイリスタバルブ4にそれぞれ対応す
る梯子11はすべて連動して起倒できるようにしてあ
る。
【0019】このような構成のサイリスタバルブによれ
ば、点検時にはモータ14により巻取機15をロープ巻
取側に駆動して各梯子11に取付けられた絶縁ロープ1
2を巻取ることにより、各段の梯子11は立ち上げら
れ、各サイリスタバルブ4上下部の床板9間に跨がった
状態で掛けられる。従って、作業者はサイリスタバルブ
内部の高所に昇ることが可能となり、サイリスタバルブ
の点検作業を容易に実施することができる。また、梯子
11は金属製のもので構成され、サイリスタバルブ4上
下部の床板9間に掛けられると、サイリスタバルブ4の
A−K間が短絡されるので、サイリスタバルブ4内部の
残留電荷を放電させることができ、点検作業を安全に実
施することができる。
【0020】また、サイリスタバルブを稼動させる際に
は、モータ14により巻取機15をロープ巻き戻し側に
駆動して各梯子11に取付けられた絶縁ロープ12をそ
れぞれ巻き戻すことにより、各段の梯子11は立ち下げ
られ、各段の床に横倒しの状態になる。従って、サイリ
スタバルブ4の稼動時においては、サイリスタバルブ4
のA−K間の短絡が解除されるので、何等支障を与える
ことなくサイリスタバルブ4を運転することができる。
【0021】
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、サイ
リスタモジュールの点検を高所作業車を用いることな
く、安全且つ容易に実施することができる経済的に有利
なサイリスタバルブを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサイリスタバルブの一実施例を示
す構成図。
【図2】同実施例において、サイリスタバルブ内に配設
された梯子の起倒構成を説明するための構成図。
【図3】従来のサイリスタバルブの構成例を示すもの
で、(a)は交流系統に接続されたサイリスタバルブの
電気回路図、(b)は一相分のサイリスタバルブを示す
構成図。
【符号の説明】
1……交流系統、2,3……変換器用変圧器、4……一
単位のサイリスタバルブ、5……バルブアレスタ、6…
…一相分の4重バルブ、7……架台、8……サイリスタ
モジュール、9……床板、10……絶縁支柱、11……
梯子、12……絶縁ロープ、13……滑車、14……モ
ータ、15……巻取機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨樫 茂義 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝府中工場内 (56)参考文献 特開 昭50−106220(JP,A) 実開 平4−62900(JP,U) 実開 昭60−69509(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/00 - 7/40 H01L 29/74 H02J 1/00 H02M 7/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のサイリスタ素子と複数個の電気
    部品を直列接続して一単位のサイリスタバルブを構成
    し、この一単位のサイリスタバルブを多段積みにして一
    相分のサイリスタバルブを構成してなる空気絶縁方式の
    サイリスタバルブにおいて、前記各単位のサイリスタバ
    ルブ内に金属製の昇降用梯子を起倒可能に配設し、前記
    サイリスタバルブ内部の点検時各単位のサイリスタバル
    ブアノードとカソード間が短絡されるように前記梯子を
    立ち上げ操作する起倒操作機構を地上側に設置したこと
    を特徴とするサイリスタバルブ。
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KR101645471B1 (ko) * 2014-08-05 2016-08-04 주식회사 효성 초고압 직류 송전시스템의 모듈 교체장치

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