JP3280513B2 - 課電装置 - Google Patents
課電装置Info
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Description
ードケーブル等の取扱いに好適な課電装置に関する。
試験物である高圧電気機器との間を接続するリードケー
ブルは、極めて大型重重量化することから、一般的に、
大型のドラムに巻き取られた状態で現場に搬入され、現
場において引き出されて使用される。直流耐圧試験の課
電電圧は数十kVに及ぶため、図2に示されているよう
に、リードケーブル1の一端には、被試験物2の課電用
接続端子3に接続するためのスリップオン式の終端コネ
クタ4が設けられている。また、リードケーブル1の他
端には、電源(図示せず)に接続するための気中ケーブ
ルヘッド5が設けられている。
に露出していることから、安全性を考慮して、高所に保
持される。そのため、気中ケーブルヘッド5を保持する
ための仮架設台6を現場で組み立ている。
安定であり、高電圧を扱う作業現場の環境からすれば、
十分な安全性を確保する必要がある。しかも、安定した
頑強な架設台を用いることは、現場での架設台組立て作
業に多大の組立て作業時間を必要とすると共に、この架
設台のためのスペースの確保も問題となる。従って、本
願発明の目的は、安全かつ確実に接続でき、しかもその
接続作業が簡単で取扱いおよび運搬作業が容易な課電装
置を提供することにある。
全な接続に利用されている課電用気中ブッシングの存在
に着目する。さらに、本発明は、この課電用気中ブッシ
ングの基部に接続端子が、また上部に接続のための導体
引出し棒がそれぞれ設けられていることに着目し、課電
を回転可能に支持する台車上に、ドラムから所定の間隔
をおいて課電用気中ブッシングを配置したことを特徴と
する。
様に例えば被試験物の課電用接続端子に接続される。ま
た、ケーブルの他端は課電用気中ブッシングを介して電
源側の課電終端接続部に接続される。即ち、ケーブルの
他端は課電用気中ブッシングの基部に設けられた接続端
子に接続され、電源側の課電終端接続部への接続は、課
電用気中ブッシングの上部に設けられた導体引出し棒を
介して行われる。従って、電源側との接続には、従来用
いられていたような架設台を用いる必要はなく、しか
も、電気絶縁性に優れかつ電気的に極めて安定性の高い
課電用気中ブッシングが介在する。
明する。図1は、本発明に係る課電装置を概略的に示す
斜視図である。本発明に係る課電装置10は、高電圧用
リードケーブル12が巻き付けられたドラム14を回転
可能に支持するための台車16と、台車16上に配置さ
れる従来よく知られた課電用気中ブッシング18とを備
える。
全体にコの字状に曲げ成形されて形成される主フレーム
部16aと、主フレーム部16aと同様に、断面L字状
のフレーム部材を全体にコの字状に曲げ成形されて形成
された補助フレーム部16bとを備える。主フレーム部
16aは、その開放部側より補助フレーム部16bを補
助フレーム部16bの開放部側から入れ子式に滑動可能
に受け入れる。これにより、台車16はその長手方向に
伸縮可能であり、ねじ部材からなるストッパー20によ
り、所望の位置に両フレーム部16a、16bを相互に
固定することができる。
補強プレート22が設けられ、また主フレーム部16a
四隅の下面および補助フレーム部16bの外方部下面に
は、それぞれキャスター24が設けられている。さら
に、主フレーム部16aの下面には、台車固定用のスト
ッパー26が設けられている。主フレーム部16aの両
側からは、それぞれ支持架台28が上方へ向けて伸張す
る。各支持架台28の頂部には、ドラム14の回転軸3
0を受け入れる軸受け32が設けられており、これによ
り、ドラム14は主フレーム部16a上で回転可能に支
持されている。
示されているように、リードケーブル12の一端に設け
られた終端コネクタ34aを胴体部分14aの内方へ収
容するための切り欠き36が形成されている。また、胴
体部分14aには、リードケーブル12の他端に設けら
れた終端コネクタ34bを係止するための同様な第2の
切り欠き38(図1参照)が形成されている。これら終
端コネクタ34aおよび34bは、高電圧ケーブルの着
脱接続に用いられる従来よく知られたスリップオン式の
接続端子である。
に示すように、キャスター40a付き支持台40に支持
されており、この支持台40ごと補助フレーム部16b
に取り外し可能に載せられている。また、補助フレーム
部16bには、支持台40を拘束するための板状のスト
ッパー42が設けられている。
ブル12の終端コネクタ34aを受け入れるための接続
端子18aを有する。また、課電用気中ブッシング18
は、頂部に、接続端子18aに電気的に接続された引出
し棒の一部18bを露出させる。また、課電用気中ブッ
シング18の高圧側と低圧側には、近傍電界を整えるた
めの従来よく知られた第1および第2のシールドリング
44aおよび44bが設けられている。課電用気中ブッ
シング18はその接続端子18aをドラム14へ向けて
配置されている。なお、図6に示すように、ケーブル1
2の端末に設けられた終端コネクタ34aは、例えば金
属ケース内に図示しないゴムモールドストレスコーン等
を配置したもので、ドラム巻回時は保護キャップ35が
被せられている。また、この終端コネクタ34aは、T
型構造のエポキシ樹脂モールド部19に装着される。こ
の内部には、図1に示した導体引出し棒18bに連結さ
れた内部導体19aが埋設されている。
ム部16bを主フレーム部16aへ向けて押し込み、ス
トッパー20を外して図5に示すように、押し込み位置
に両フレーム部16aおよび16bを固定し、5図に示
されているようなコンパクト化を図った状態で保管され
る。課電装置10は、例えば図7に示すように、高圧電
気機器2の耐圧試験に際し、この電気機器2と、電源側
50との間の電気的接続に使用される。この試験現場へ
の課電装置10の搬入は、図5に示したコンパクトな押
し込み位置に保持された状態で行われる。
た位置決め用ストッパー26により台車16が固定され
た後、ストッパー20が緩められ、補助フレーム部16
bが図1に示された引出し位置へ引き出される。これに
より、ドラム14と課電用気中ブッシング18との間に
は、十分に安全な間隔が保持され、この状態でストッパ
ー20により両フレーム部16aおよび16bが固定さ
れる。
外側に位置する終端コネクタ34bがドラム14から引
き出され、この終端コネクタ34bが電気機器2の課電
用接続端子に接続される。他方、ドラム14内に保持さ
れていた他方の終端コネクタ34aは、課電用気中ブッ
シング18の接続端子18aに接続される。また、課電
用気中ブッシング18の導体引出し棒18bが、電源5
0に接続される。
は不要であり、ケーブル12を架設台を設けることなく
電源に電気的に接続することができ、架設台の組立て時
間を不要とする分、その作業時間の短縮を図ることがで
きる。また、不安定な架設台を用いる必要がないことか
ら、接続作業は安全かつ確実に行うことができる。しか
も、リードケーブル12は、直接に電源に接続されるこ
とはなく、電気絶縁性に優れかつ電気的に安定な課電用
気中ブッシング18を介して接続されることから、極め
て安全である。
支持台40ごと台車16に載せた例について説明した
が、課電用気中ブッシング18を補助フレーム部16b
に直接もしくは固定的に配置することができる。しかし
ながら、課電用気中ブッシング18にそれのみでも使用
できるような汎用性を与える上で、支持台40を介して
取り外し可能に配置することが好ましい。また、台車1
6を固定的な一体フレーム構成等とすることができる。
しかしながら、その場合、ドラム14と、課電用気中ブ
ッシング18との間に電気絶縁性を確保するための間隔
を保持する必要があることから、これに相当する分、台
車の長さ寸法が増大する。従って、保管および移動時の
コンパクト化を図る上で、伸縮可能な台車を用いること
が望ましい。本発明に係る課電装置は、実施例に示した
ような耐圧試験用に限らず、応急用バイパスケーブル等
種々の目的に利用することができる。
を発生した場合、本発明によるケーブルの一端の終端コ
ネクタを一方の機器に接続する。そして、そのケーブル
の他端を課電用気中ブッシングに接続する。このとき、
ドラムは必ずしも必要としない。相手方の機器にもケー
ブルを同様に接続する。こうして機器に対しケーブルを
介して接続された課電用気中ブッシングを適当な間隔を
開けて配置し、両者の導体引出し棒を適当なリード線で
接続すれば機器間の接続が完了する。一方の機器側に気
中ブッシングが設けられていれば、図7に示した方法で
接続できる。
以外のケーブル収納手段があれば、図1の実施例のよう
なドラムを載せたフレームは不要となる。従って、支持
台40上に課電用気中ブッシング18を載せたものだけ
用意すればよい。この支持台40を自由に移動できるよ
うに、支持台40のキャスター40aはいくつあっても
よく、また、支持台40に手押し車によく用いられる取
っ手を付けるようにしてもよい。
に、機器や電源間の接続は、従来用いられていたよう
な、多大な組立て時間およびスペースを必要とする架設
台を用いることなく行うことができ、しかも電気絶縁性
に優れかつ電気的に極めて安定性の高い課電用気中ブッ
シングを介在させることから、安全、確実、簡単かつ能
率的に高圧電気の接続作業を行うことができる。
的な横断面図である。
面図である。
す正面図である。
面図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 台車と、該台車上に回転可能に配置さ
れ、両端にスリップオン式終端コネクタを有するケーブ
ルが巻き付けられるドラムと、前記台車上に前記ドラム
から所定の間隔をおいて配置され、基部に前記ケーブル
の前記終端コネクタを受け入れる接続端子を有しかつ上
部に導体引出し棒を有する課電用気中ブッシングとを含
む、課電装置。 - 【請求項2】 前記台車は、前記ドラムを支承する主フ
レーム部と、該主フレーム部に伸縮可能に配置される補
助フレーム部とを備え、該補助フレーム部に前記課電用
気中ブッシングが配置されていることを特徴とする請求
項1に記載の課電装置。 - 【請求項3】 前記課電用気中ブッシングは、キャスタ
ー付支持台上に配置され該支持台ごと前記補助フレーム
部に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の
課電装置。 - 【請求項4】 前記課電用気中ブッシングは前記接続端
子を前記ドラムへ向けて配置されていることを特徴とす
る請求項1、2、または3に記載の課電装置。 - 【請求項5】 両端にスリップオン式終端コネクタを有
するケーブルと、台車上に配置され、基部に前記ケーブ
ルの前記終端コネクタを受け入れる接続端子を有しかつ
上部に導体引出し棒を有する課電用気中ブッシングとを
含む課電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8241794A JP3280513B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 課電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8241794A JP3280513B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 課電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07270484A JPH07270484A (ja) | 1995-10-20 |
JP3280513B2 true JP3280513B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=13774022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8241794A Expired - Lifetime JP3280513B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 課電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3280513B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102309365B1 (ko) * | 2015-02-26 | 2021-10-05 | 엘에스전선 주식회사 | 내전압 시험 장치 |
JP7401348B2 (ja) * | 2020-03-05 | 2023-12-19 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | コネクタ用キャップ、及び、導電路のドラム巻回方法 |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP8241794A patent/JP3280513B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07270484A (ja) | 1995-10-20 |
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