JP3090527U - 電気機器用キャビネットの防爆錠用掛け金カバー構造 - Google Patents
電気機器用キャビネットの防爆錠用掛け金カバー構造Info
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- JP3090527U JP3090527U JP2002003398U JP2002003398U JP3090527U JP 3090527 U JP3090527 U JP 3090527U JP 2002003398 U JP2002003398 U JP 2002003398U JP 2002003398 U JP2002003398 U JP 2002003398U JP 3090527 U JP3090527 U JP 3090527U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 掛け金カバーの脱落後の取り付け作業を、扉
を開放することなく、簡単にできる電気機器用キャビネ
ットの防爆錠用掛け金カバー構造を提供する。 【解決手段】 掛け金カバー受け7の表面側に、掛け金
軸3よりも上方に位置するように、掛け金カバー受け7
をキャビネットの扉2にネジ止めするネジ10に挿入保
持して板バネ20を設け、この板バネ20により掛け金
カバー8の上方向からの抜けを防止するようにして、掛
け金カバー8の脱落後の取り付けにおいて、掛け金カバ
ー8を掛け金カバー受け7の上方から板バネ20の力に
抗して押圧下降させることにより取り付け可能に構成す
る。
を開放することなく、簡単にできる電気機器用キャビネ
ットの防爆錠用掛け金カバー構造を提供する。 【解決手段】 掛け金カバー受け7の表面側に、掛け金
軸3よりも上方に位置するように、掛け金カバー受け7
をキャビネットの扉2にネジ止めするネジ10に挿入保
持して板バネ20を設け、この板バネ20により掛け金
カバー8の上方向からの抜けを防止するようにして、掛
け金カバー8の脱落後の取り付けにおいて、掛け金カバ
ー8を掛け金カバー受け7の上方から板バネ20の力に
抗して押圧下降させることにより取り付け可能に構成す
る。
Description
【0001】
この考案は、モールドジスコン等の高圧の電気機器を収納するキャビネットに 設けられる防爆錠の掛け金カバー構造に関するものである。
【0002】
電気機器用キャビネットの防爆錠としては、例えば、実公昭61−45684 号公報に記載されているようなものが一般に用いられている。この防爆錠は、図 5に示すように、キャビネット本体1の開閉自在な扉2を通して、該扉2に回動 可能に取り付けた掛け金軸3と、その先端部に固定した掛け金4とを有し、掛け 金軸3を所定方向に回動させて図6に実線で示すように、掛け金4をキャビネッ ト本体1に設けた掛け金受け5に係合させることにより、扉2をキャビネット本 体1に施錠し、掛け金軸3を逆方向に回動させて図6に仮想線で示すように、扉 2に設けたストッパ6に当接させて、掛け金4の掛け金受け5に対する係合を解 除することにより、扉2を開錠するように構成されている。
【0003】 また、扉2の施錠状態を保持するため、図7(a)および(b)に部分正面図 および底面図をも示すように、扉2の表面には、その裏面側からネジ止めして掛 け金軸3が貫通するように掛け金カバー受け7を取り付け、この掛け金カバー受 け7の両側面に上下方向に延在してスライド用溝7a,7bを設けて、これらス ライド用溝7a,7bに係合して上下方向に移動可能に掛け金カバー8を設けて いる。さらに、掛け金軸3の頭部には、施錠状態で上下方向に延在するようにガ イド溝3aを形成し、掛け金カバー8には、その裏面中央部に上下方向に延在す る軸ガイド9を設け、この軸ガイド9をガイド溝3aに係合させることにより、 扉2の施錠状態を保持するようにしている。
【0004】 また、掛け金カバー8には、図8に背面図をも示すように、掛け金カバー受け 7からの落下を防止するため、その上端部に掛け金カバー受け7の上端部と当接 する突起部8aを設け、下端部の両側縁部には、掛け金カバー受け7からの上方 向からの抜けを防止するため、掛け金カバー受け7を扉2にネジ止めする上方の 2つのネジ10にそれぞれ当接するように係止部8b,8cを設けている。図7 (a)は、掛け金カバー8を上方に移動させて、係止部8b,8cをネジ10に それぞれ係止させた状態を示している。なお、掛け金カバー受け7をネジ止めす る下方の2つのネジ11は、係止部8b,8cに当接しないように、その先端を 掛け金カバー受け7の表面にほぼ一致させている。
【0005】
上述した掛け金カバー受け7および掛け金カバー8を有する従来の掛け金カバ ー構造では、掛け金カバー受け7のネジ止め用の上方のネジ10が、掛け金カバ ー8の上方向からの抜け止め用のストッパとしても機能するようになっているこ とから、掛け金カバー受け7を扉2にネジ止めするのに先立って、掛け金カバー 受け7に掛け金カバー8を係合させ、その状態で、扉2を開放して掛け金カバー 受け7を扉2の裏面側からネジ止めする必要がある。
【0006】 ところで、上記のようにしてキャビネット1に取り付けられた掛け金カバー8 は、機械的衝撃による変形によって、掛け金カバー受け7との係合が外れ、落下 する場合がある。この場合、落下した掛け金カバー8の変形を修正して、あるい は新たな掛け金カバー8を掛け金カバー受け7に係合保持する必要がある。しか しながら、上述した従来の掛け金カバー構造にあっては、掛け金カバー受け7を 扉2にネジ止めした状態では、ネジ10が邪魔になって掛け金カバー8を掛け金 カバー受け7に係合保持できないため、その取り付けにあたっては、掛け金軸3 を回動して施錠を解除し、扉2を開放した状態で、ネジ10を掛け金カバー8の 係止部8b,8cが当接しない程度まで緩めて、掛け金カバー8を係合させる必 要がある。このため、作業が面倒になるという問題があると共に、扉2を開放し て作業するため、高圧機器が露出し、危険を伴うという問題がある。
【0007】 また、従来の掛け金カバー構造にあっては、掛け金カバー8の軸ガイド9を、 断面矩形状に形成し、この軸ガイド9を掛け金カバー8の本体にロー付け等によ り固定するようにしている。このため、製作が面倒でコスト高になるという問題 があると共に、ロー付け不良により若干の機械的衝撃によって軸ガイド9がカバ ー本体から脱落してしまうという問題がある。
【0008】 この考案の主たる目的は、掛け金カバーが脱落した後の取り付け作業を、キャ ビネットの扉を開放することなく、したがって何ら危険を伴うことなく、簡単に できるよう適切に構成した電気機器用キャビネットの防爆錠用掛け金カバー構造 を提供しようとするものである。
【0009】
上記目的を達成するため、この考案は、電気機器用キャビネットの扉表面にネ ジ止めされる掛け金カバー受けと、この掛け金カバー受けに係合して上下方向に 移動可能に設けられ、該掛け金カバー受けを通して回動可能に設けられる掛け金 軸の頭部に形成されたガイド溝に上方より選択的に係合して、前記扉の施錠状態 を保持するための軸ガイドを有する掛け金カバーとを具える電気機器用キャビネ ットの防爆錠用掛け金カバー構造において、 前記掛け金カバー受けの表面側には、前記掛け金軸よりも上方に位置するよう に、該掛け金カバー受けを前記扉にその裏面側からネジ止めするネジに挿入保持 して、前記掛け金カバーの移動方向と直交する方向に延在する板バネを設け、 前記掛け金カバーには、その上端部に前記掛け金カバー受けの上端部に当接し て落下を防止するための突起部を設け、その下端部の両側縁部には、前記板バネ の両端部にそれぞれ当接して前記掛け金カバー受けからの上方向からの抜けを防 止するための係止部を設け、 前記掛け金カバーを、前記掛け金カバー受けの上方から前記板バネの力に抗し て押圧下降させることにより、前記掛け金カバー受けに移動可能に支持し得るよ う構成したことを特徴とするものである。
【0010】 前記軸ガイドは、平板状部材によりその一部に形成し、この平板状部材を前記 掛け金カバーの本体に取り付けるのが、掛け金カバーを簡単かつ安価にでき、し かも機械的衝撃によるカバー本体からの脱落を防止する点で好ましい。
【0011】
以下、この考案の実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態にお いて、図5〜図8に示したものと同一作用を成すものには同一符号を付して、そ の詳細な説明は省略する。 図1(a)および(b)は、この考案の第1実施形態を一部切り欠いて示す正 面図および底面図である。この実施形態において、掛け金カバー受け7は、従来 と同様に形成するが、この掛け金カバー受け7の表面側に、該掛け金カバー受け 7をキャビネットの扉2に、その裏面側からネジ止めする上方の2つのネジ10 に挿入保持して、掛け金カバー8の移動方向と直交する方向に延在する板バネ2 0を設ける。
【0012】 板バネ20は、例えば、図2(a)に展開図を示すように、一枚のバネ用ステ ンレス鋼帯の一方の側の両端部にネジ10が貫通する穴21を、他方の側の中央 部に掛け金カバー8の軸ガイド9が貫通する切り欠き22をそれぞれ形成し、こ れら穴21を有する一方の側と、切り欠き22を有する他方の側とを、両端部に 切り込み23を形成して折り曲げることにより、図2(b)および(c)に正面 図および底面図を示すように、他方の側の両端部に切り欠き22を境とするバネ 部20a,20bを形成する。
【0013】 一方、掛け金カバー8は、その移動方向と直交する方向における係止部8b, 8cの寸法を、板バネ20の対応するバネ部20a,20bにはそれぞれ係合す るが、ネジ10には当たらないように、従来よりも短くする。その他の構成は、 従来と同様とする。なお、図1(a)は、掛け金カバー8を上方に移動させて、 係止部8b,8cを対応するバネ部20a,20bにそれぞれ係止させた状態を 示している。
【0014】 この実施形態によれば、掛け金カバー受け7の表面側に、該掛け金カバー受け 7を扉2にネジ止めする上方の2つのネジ10に挿入保持して板バネ20を設け 、その板バネ20の両端部のバネ部20a,20bを掛け金カバー8の下端部の 係止部8b,8cに係合させるようにしたので、掛け金カバー8の掛け金カバー 受け7からの上方向からの抜けを有効に防止することができる。また、掛け金カ バー8が機械的衝撃による変形によって掛け金カバー受け7から脱落した場合に は、掛け金カバー受け7を扉2にネジ止めした状態で、変形を修正した、あるい は新たな掛け金カバー8を、図3に示すように、係止部8b,8cがバネ部20 a,20bの上部に当接するように、掛け金カバー受け7に一部係合させた状態 から、バネ部20a,20bのバネ力に抗して押圧下降させることにより、バネ 部20a,20bを乗り越えて、掛け金カバー受け7に係合保持することができ る。したがって、扉2を開放することなく、施錠したままで掛け金カバー8を取 り付けることができるので、何ら危険を伴うことなく、その取り付け作業を容易 に行うことができる。
【0015】 図4(a)および(b)は、この考案の第2実施形態の要部の構成を示す背面 図および底面図である。この実施形態は、掛け金カバー8の構成のみが、第1実 施形態と異なるものである。すなわち、この実施形態では、軸ガイド9を、平板 状部材25の中央部に、例えばプレス加工により形成し、この軸ガイド9を形成 した平板状部材25を掛け金カバー8の本体裏面に接着等により固定する。
【0016】 このように、軸ガイド9を平板状部材25に形成して掛け金カバー8の本体に 取り付けるようにすれば、従来のように断面矩形状の軸ガイド9をロー付け等に より固定する場合に比べて、容易かつ安価に製作できると共に、機械的衝撃によ って軸ガイド9が脱落することもなくなる。
【0017】 なお、上述した各実施形態において、掛け金カバー8の係止部8b,8cは、 掛け金カバー受け7のネジ止め用の下方のネジ11にも当接しないので、これら ネジ11として上方のネジ10と同一長さのものを用いて、掛け金カバー受け7 の表面から突出させるようにしても良い。
【0018】
この考案によれば、掛け金カバー受けの表面側に、掛け金軸よりも上方に位置 するように、該掛け金カバー受けをキャビネットの扉にネジ止めするネジに挿入 保持して板バネを設け、この板バネにより掛け金カバーの上方向からの抜けを防 止するようにしたので、掛け金カバーの脱落後、再度、掛け金カバーを取り付け る場合には、キャビネットの扉を開放することなく、したがって何ら危険を伴う ことなく、掛け金カバーを掛け金カバー受けの上方から板バネの力に抗して押圧 下降させることにより、簡単に取り付けることができる。
【図1】 この考案の第1実施形態を一部切り欠いて示
す正面図および底面図である。
す正面図および底面図である。
【図2】 図1に示す板バネの展開図、正面図および底
面図である。
面図である。
【図3】 第1実施形態による掛け金カバーの取り付け
動作を説明するための図である。
動作を説明するための図である。
【図4】 この考案の第2実施形態の要部の構成を示す
背面図および底面図である。
背面図および底面図である。
【図5】 この考案を適用し得る防爆錠の構成を示す図
である。
である。
【図6】 図5の動作を説明するための図である。
【図7】 図7は、図5に示す従来の掛け金カバー構造
を説明するための正面図および底面図である。
を説明するための正面図および底面図である。
【図8】 図5に示す掛け金カバーの背面図である。
1 キャビネット本体 2 扉 3 掛け金軸 3a ガイド溝 4 掛け金 5 掛け金受け 6 ストッパ 7 掛け金カバー受け 7a,7b スライド用溝 8 掛け金カバー 8a 突起部 8b,8c 係止部 9 軸ガイド 10,11 ネジ 20 板バネ 20a,20b バネ部 21 穴 22 切り欠き 23 切り込み 25 平板状部材
Claims (2)
- 【請求項1】 電気機器用キャビネットの扉表面にネジ
止めされる掛け金カバー受けと、この掛け金カバー受け
に係合して上下方向に移動可能に設けられ、該掛け金カ
バー受けを通して回動可能に設けられる掛け金軸の頭部
に形成されたガイド溝に上方より選択的に係合して、前
記扉の施錠状態を保持するための軸ガイドを有する掛け
金カバーとを具える電気機器用キャビネットの防爆錠用
掛け金カバー構造において、 前記掛け金カバー受けの表面側には、前記掛け金軸より
も上方に位置するように、該掛け金カバー受けを前記扉
にその裏面側からネジ止めするネジに挿入保持して、前
記掛け金カバーの移動方向と直交する方向に延在する板
バネを設け、 前記掛け金カバーには、その上端部に前記掛け金カバー
受けの上端部に当接して落下を防止するための突起部を
設け、その下端部の両側縁部には、前記板バネの両端部
にそれぞれ当接して前記掛け金カバー受けからの上方向
からの抜けを防止するための係止部を設け、 前記掛け金カバーを、前記掛け金カバー受けの上方から
前記板バネの力に抗して押圧下降させることにより、前
記掛け金カバー受けに移動可能に支持し得るよう構成し
たことを特徴とする電気機器用キャビネットの防爆錠用
掛け金カバー構造。 - 【請求項2】 前記軸ガイドを平板状部材によりその一
部に形成し、この平板状部材を前記掛け金カバーの本体
に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の電気機器
用キャビネットの防爆錠用掛け金カバー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003398U JP3090527U (ja) | 2002-06-06 | 2002-06-06 | 電気機器用キャビネットの防爆錠用掛け金カバー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003398U JP3090527U (ja) | 2002-06-06 | 2002-06-06 | 電気機器用キャビネットの防爆錠用掛け金カバー構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3090527U true JP3090527U (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=43241740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002003398U Expired - Lifetime JP3090527U (ja) | 2002-06-06 | 2002-06-06 | 電気機器用キャビネットの防爆錠用掛け金カバー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090527U (ja) |
-
2002
- 2002-06-06 JP JP2002003398U patent/JP3090527U/ja not_active Expired - Lifetime
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