JP3090458U - カメラケース - Google Patents

カメラケース

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JP3090458U
JP3090458U JP2002003321U JP2002003321U JP3090458U JP 3090458 U JP3090458 U JP 3090458U JP 2002003321 U JP2002003321 U JP 2002003321U JP 2002003321 U JP2002003321 U JP 2002003321U JP 3090458 U JP3090458 U JP 3090458U
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camera
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camera case
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラケースにストッパーとしての凹凸物を
設けなくとも、安定したグリップ感が得られ、カメラの
操作性を損ねることのないカメラケースを提供すること
を目的とするものである。 【解決手段】 ケース本体1の前面にカメラレンズ用切
欠部2cが設けられ、その上面をカメラ挿入用開口部と
し、その下底を底板で塞がれたカメラケースであって、
ケース本体1のケース後壁2に開口部4を設けたもので
あり、開口部4に指を掛けてカメラをホールディングす
ることができ、しかも親指で開口部4に露呈するスイッ
チ類の操作をし易くし、開口部4からカメラの制御パネ
ル等を目視することができるカメラケースである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、カメラを装着してカメラシューとして用いられるカメラケースに係 り、特に、カメラケースにストッパーとしての凹凸物を設けなくとも安定したグ リップ感が得られ、ホールディング性の良好なカメラケースに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラは、デジタルカメラはもとより、エレクトロニクス化が高度に進 み、カメラの背面に液晶パネルによる制御パネルが設けられているものがあり、 デジタルカメラでは液晶モニターが背面に設けられているものが多く見られる。 このような状況下にあって、カメラケースはソフトケースが主流となり、ケース 自体がカメラシューを兼ねるものが少なくなっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、デジタルカメラを含むカメラは、ボデーの軽量化が進んで強固な構造 体ではなく、比較的衝撃に弱い構造となっている。従って、カメラのボデーを衝 撃等から保護するとともに、カメラをカメラケースに収納したとしても操作性を 損ねることがなく、安価であって、カメラシューとして利用することができるカ メラケースが望まれている。
【0004】 また、カメラシューを兼ねるカメラケースでは、一般にグリップ感を良好なも のとするために、カメラケースに凹凸物を設けたものがある。この凹凸物は、必 ずしもデザイン的に優れたものではなく、この凹凸物が携帯時の衣服に擦れて不 快感を与えることがあり、好ましいものではなかった。また、カメラケースに凹 凸物を設けなければならないので、高価になる欠点があった。
【0005】 本考案は、上記課題に鑑みなされたものであり、カメラケースにストッパーと しての凹凸物を設けなくとも、安定したグリップ感が得られ、カメラの操作性を 損ねることのないカメラケースを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記課題を達成するために、請求項1の考案は、ケース前壁にカ メラレンズ用切欠部を設け、該ケース前壁の両側壁に連続するケース後壁を設け 、底面を底板で塞いでその上面をカメラ挿入用開口部としたカメラケースにおい て、前記ケース後壁に開口部を設けたことを特徴とするカメラケースである。
【0007】 請求項1の考案では、カメラのケース後壁に開口部を設けることによって、カ メラをホールディングする際に、この開口部の側縁部に両手の指を掛けてことが 容易となり、しかもカメラ本体はケースに収納されているので、衝撃等から保護 することができる。また、液晶パネル等による制御又は表示パネルを背面に設け たカメラでは、このカメラケースの開口部に露呈する制御又は表示パネルを視認 して撮影することができる。また、開口部にスイッチ類が露呈しているので、カ メラをホールディングした状態で指でスイッチ類の操作ができる。
【0008】 また、請求項2の考案は、前記開口部周囲のケース後壁の厚みが他の後壁の厚 さより厚いことを特徴とする請求項1に記載のカメラケースである。
【0009】 請求項2の考案では、開口部周囲のケース後壁の厚みが他のカメラケースの後 壁の厚さより厚くすることで、開口部周縁部に指が掛かり易くなり、グリップ感 を良好なものとして、ホールディング性が良好となるとともに、カメラ本体の背 面が開口部周縁部の面より深い位置となるので、スイッチ類の不要な接触や誤動 作を防止することができる。さらにまた、このケース本体は、開口部周囲に補強 板を設けることで、カメラに適度な重量を付与することができ、シャッターブレ 等の解消に効果を有する。
【0010】 また、請求項3の考案は、前記開口部がカメラ本体の背面に設けられた制御又 は表示パネル等を目視できる開口面積を有することを特徴とする請求項1又は2 に記載のカメラケースである。
【0011】 請求項3の考案では、カメラをカメラケースに収納したとしても、開口部がカ メラの制御や表示パネルの位置に対応しており、その開口部が制御や表示パネル を目視できる程度の開口面積を有し、制御又は表示パネルの表示を確認しながら 指でスイッチ類を操作することができるので、カメラケースを使用したとしても カメラの操作性を損なうことがない。
【0012】 また、請求項4の考案は、前記開口部の側縁部が湾曲したことを特徴とする請 求項1,2又は3に記載のカメラケースである。
【0013】 請求項4の考案では、開口部の側縁部が湾曲しており、開口部の側縁部に指を 掛けた際のグリップ感が良好となり、特別に凹凸物を設けることなく、良好なホ ールディング感が得られる。
【0014】 また、請求項5の発明は、前記ケース後壁の両側上部に、前記ケース前壁の両 側上部を開閉する舌片状部材が設けられいることを特徴とする請求項1,2,3 又は4に記載のカメラケースである。
【0015】 請求項5の発明では、舌片状部材でケース前壁の両側上部を開閉するようにし たので、カメラケースへのカメラ本体の収納、取り出しを容易としたカメラケー スであり、舌片状部材の先端部に設けた固定具の突起部等を指を掛ける突起とし て利用することができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係るカメラケースの実施形態について、図面を参照して説明す る。図1〜図3は、本実施形態のカメラケースを示し、図4,図5はその使用状 態を示す図である。
【0017】 本実施形態のカメラケース1は、カメラ本体の周側面囲及び底部を覆うように 、カメラ用切欠部2cを形成した皮革または合成皮革製のケース前壁2の両側壁 で覆い、カメラ本体の後側を覆うケース後壁3が設けられ、ケース前壁2とケー ス後壁3との底部が底板5で覆われている。カメラケース1には、カメラ本体の 取り付けと取り外しを容易とするために、ケース後壁3の両端部には、舌片部材 2a,2bが設けられ、舌片部材2a,2bは、ケース前壁2の両上側部を開閉 することができる。舌片部材2a,2bの先端部には、固定具として留め金具6 が設けられている。また、ケースの左側上端壁には、湾曲状の切欠部9が設けら れ、かつケースの左右側壁には、カメラ吊り具7が設けられている。
【0018】 このカメラケース1のケース後壁3には、長四角形状の比較的大きな開口部4 が設けられ、開口部4の両側縁部4aが湾曲している。開口部4の大きさは、カ メラに備えられた機能等に合わせて、例えばカメラの制御パネルや日付等の表示 パネルが視認可能な程度の大きさ、若しくは制御スイッチ類の操作が可能な開口 面積、又は両方を満足する開口面積を有すればよい。また、開口部4の周囲には 、ケース後壁3の内面側に補強板8が設けられ、開口部4の周囲の厚さは、補強 板8により他のケース後壁3の厚さより厚くなっている。また、補強板8はケー スの強度を高めることができ、しかもカメラケースに適度な重量を付与すること が可能である。
【0019】 図4は、カメラケース1にカメラ本体10を収納した状態を示す背面図である 。カメラ本体10の後側部には、制御又は表示用の液晶パネル11が設けられ、 操作スイッチ12が設けられている。制御又は表示用である液晶パネル11には 、シャッタースピード表示、絞り表示、フィルムカウンタ、セルフタイマーマー ク、バッテリーチェック表示、日付表示等が表示されている。また、電源スイッ チや日付設定用等のスイッチ類12が設けられている。さらに、カメラ本体10 の後側部には、表示ランプ等が設けられている場合がある。カメラケース1の後 壁に設けた開口部4は、液晶パネル11やスイッチ類12或いは表示ランプ等を 視認することができ程度の開口面積を有し、親指でスイッチ類12を操作して撮 影することができる。
【0020】 本実施形態のカメラケースは、図5に示したように、カメラ本体10をカメラ ケース1に収納して、カメラをホールディングして撮影することが可能であり、 右手Rの親指Rtは開口部4の湾曲した右側縁部4aに掛けられ、人さし指Rf はシャッターに載せられ、他の指はカメラ用切欠部2c等に掛けられる。左手L の親指Rtは開口部4の湾曲した左側縁部4aに掛けられ、人さし指Rfは切り 欠け部9とカメラ上部とに掛け、他の指はカメラ用切欠部2c等に掛けられる。 カメラは、このカメラケースを利用してホールディングすることで、特別な凹凸 物を設けることなく、グリップ感が良好となる。
【0021】 一方、本実施形態のカメラケースは、ケース前壁2の両側上部に、留め金具6 が設けられた舌片部材2a,2bが設けられている。カメラ本体を収納する際に 、固着した留め金具6を脱離して、ケース前壁2の両側上部を開いて、ケース内 にカメラ本体を収納した後、舌片部材2a,2bの先端部の留め金具6で固定す ることがケース前壁2の両側上部が閉じられてカメラ本体10が固定され、カメ ラ本体を取り付け又は取り外しが易いな構造とすることができる。また、留め金 具6部分の突起部は、指の固定用に利用することもでき、グリップ感を良好なも とすることができる。
【0022】 また、本実施形態のカメラケースは、グリップ感を良好なものとするために凹 凸物を設けることなく、開口部4や留め金具6の突起部、切欠部等を利用するこ とで、ホールディングを良好なものとすることができる。
【0023】 また、本実施形態のカメラケースは、開口部を一ヶ所に限定するものではなく 、数ヶ所設けてもよいし、また、開口部の形状は、長四角に限定するものではな く、機種に対応して定められた形状とすればよい。
【0024】 また、本実施形態のカメラケースは、本実施形態の外観形状に限定されるもの ではなく、他の形状のカメラケースであっても、そのケース後壁に開口部を設け ることで、同様な効果を得ることができる。
【0025】
【考案の効果】
上記記載のように、本考案によれば、カメラケースの後壁部に開口部が設けら れているので、この開口部の左右の湾曲した側縁部に親指を掛けることによって 、ホールデイング性が良好となる利点があり、カメラをホールディングする際の 凹凸物をカメラケースに設ける必要がないので、カメラケースを安価に提供する ことができる利点がある。
【0026】 また、この開口部は、開口部内に露呈するカメラの制御パネルやスイッチ類を 外部から視認し得るような開口面積を有しており、カメラをホールディングした 状態で、制御又は表示パネルやランプの表示を確認することができ、しかも、開 口部に露呈するスイッチ類を親指で操作することが可能であって、操作性が良好 となる利点があり、また、開口部の周囲の後壁の厚さが他の後壁部の厚みより厚 みがあり、スイッチ類等が保護されており、他のものと不用意に接触し難い利点 がある。
【0027】 また、本考案によれば、ケース前壁の両側上部に開閉する舌片部材が設けられ ており、カメラ本体の収納と取り出しが容易である利点があり、舌片部材に指を 掛けてホールディング性を良好にし得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態であるカメラケースの正面
図である。
【図2】本実施形態の背面図である。
【図3】本実施形態の上面図である。
【図4】本実施形態のカメラケースにカメラ本体を収納
した状態を示す背面図である。
【図5】本実施形態の使用状態を示す背面図である。
【符号の説明】
1 カメラケース 2 ケース前壁 2a,2b 舌片部材 2c カメラ用切欠部 3 ケース後壁 4 開口部 4a 側縁部 5 底板 6 留め金具 7 カメラ吊り具 8 補強板 9 切欠部 10 カメラ本体

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース前壁にカメラレンズ用切欠部を設
    け、該ケース前壁の両側壁に連続するケース後壁を設
    け、底面を底板で塞いでその上面をカメラ挿入用開口部
    としたカメラケースにおいて、 前記ケース後壁に開口部を設けたことを特徴とするカメ
    ラケース。
  2. 【請求項2】 前記開口部周囲のケース後壁の厚みが他
    の後壁の厚さより厚いことを特徴とする請求項1に記載
    のカメラケース。
  3. 【請求項3】 前記開口部がカメラ本体の背面に設けら
    れた制御又は表示パネル等を目視できる開口面積を有す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラケー
    ス。
  4. 【請求項4】 前記開口部の側縁部が湾曲したことを特
    徴とする請求項1,2又は3に記載のカメラケース。
  5. 【請求項5】 前記ケース後壁の両側上部に、前記ケー
    ス前壁の両側上部を開閉する舌片状部材が設けられいる
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のカメ
    ラケース。
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