JP3090325U - 電気配線用固定具 - Google Patents

電気配線用固定具

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JP3090325U
JP3090325U JP2002003180U JP2002003180U JP3090325U JP 3090325 U JP3090325 U JP 3090325U JP 2002003180 U JP2002003180 U JP 2002003180U JP 2002003180 U JP2002003180 U JP 2002003180U JP 3090325 U JP3090325 U JP 3090325U
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JP
Japan
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base
wire
fixture
arm
claws
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JP2002003180U
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貴都 織田
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ORION ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
ORION ELECTRIC CO., LTD.
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気機器の電気配線を所定の位置に固定する
為の固定具であって、一度に多くの線材を固定すること
が出来、又2つの方法で取付けることが出来る固定具の
提供。 【解決手段】 基台1にはアーム2a,2bを対向して
設けると共にアーム先端には傾斜面5a,5bを形成し
たツメ3a,3bを有し、両ツメ間には線材12が収容
される空間4を設けている。そして基台1の両端にはキ
ャビネット等に起立したリブ11a,11bが嵌る穴6
a,6bを形成し、さらに基台1の一方端にはシールド
板に設けた穴14aに係止する係止片7を有し、他方端
には他方の穴14bに係止するツメ8を設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本発明は電気・電子機器の配線をキャビネットの所定の位置に固定する為の固 定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気機器では各電気部品間の接続用に多数の電気配線が使用されているが、こ れら電気配線が互いに絡み合って混線することを防止する為に、配線用固定具が 用いられている。従来においても以下に述べるごとき色々な固定具が使用されて いる。
【0003】 図7は従来の電気配線用固定具を示している具体例であって、キャビネット2 0の内側に線材をはわす場合、キャビネット20に設けたリブ21,21…の間 に線材22を通し、リブ21,21…を融着させて間に嵌った線材22が外れな いようになる。(a)はキャビネット20に起立したリブ21,21…間に線材2 2を嵌めた場合、(b)はリブ21,21…間に嵌って線材22が外れないように リブ21,21…を融着した場合である。
【0004】 このリブ21,21…を用いて線材22を固定する場合、該リブ21,21… の長さにもよるが、多くの線材22,22…を固定することが出来ない。又、リ ブ21,21…の先端を加熱して融着するが、この際に線材22が加熱されて被 膜層が剥離してしまう危険性もある。そして、一旦固定した線材を取外すことは 容易でなく、取外したならば再び固定することはできない。
【0005】 図8も従来の固定具を示している具体例である。該固定具は金属製バンド23 で構成したもので、この金属製バンドの基部に設けた穴24にネジ25を挿通し てキャビネット20にネジ止めすることが出来る。そこで、金属製バンド23を 折り曲げて(b)に示しているように線材23を固定することが出来る。
【0006】 上記金属製バンド23を用いて線材22を固定する場合も、多くの線材22, 22…を同時に構成することには適していない。そして、金属製バンド23を折 り曲げただけである為に、固定した線材22が外れることも多い。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このように、電気機器の線材を固定する手段は色々知られている。これらの固 定手段には長所及び短所が存在するが、本考案では一度に多くの線材を固定する ことが出来、又2つの方法で取付け出来る固定具を提供する。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係る電気配線用固定具は基台に2本のアームを所定の間隔をおいて起 立し、アーム先端にはツメを内側へ向けて対向して設けている。そして両アーム 間には線材が収容される空間を形成し、アームを外方向へ倒して両ツメを開き、 線材を上記空間へ収めることが出来る。ツメの形状は概略三角形を成すと共に、 上方が内側へ傾斜した斜面となっている為に、線材を両ツメに押圧するならばツ メを押し開いて両アーム間の空間に収容出来る。
【0009】 そして、基台はキャビネットに取付ける為に穴を両端部に設け、キャビネット に起立して形成したリブが穴に嵌り、該リブの先端を融かして固定される。又、 基台には係止ツメ又は係止片を両端に設け、両ツメ等をシールドケース等に形成 した穴に嵌めて取付けることも出来るようにしている。すなわち、2通りの方法 で取付けられるように構成している。ここで、アームは必ずしも垂直に起立する 必要はなく、湾曲することもある。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて 詳細に説明する。
【0010】
【実施例】
図1は本発明に係る電気配線用固定具を示す実施例である。該固定具は樹脂を 材質とした射出成形品であり、基台1にはアーム2a,2b…が垂直に起立し、 該アーム先端にはツメ3a,3b…が形成されている。両アーム2a,2bは所 定の間隔をおいて起立している為に、間は空間4となっているが、アーム先端の ツメ3a,3bにて該空間4は閉じられている。
【0011】 そして、ツメ3a,3bは概略三角形断面を成し、内側へ傾斜した傾斜面5a ,5bを有している。その為に、該ツメ3a,3bの傾斜面5a,5bに線材を 押付けるならば、アーム2a,2bは外方向へ倒れて対向しているツメ3a,3 bは開くことが出来、線材は空間4へ収納される。
【0012】 基台1の両サイドには穴6,6が設けられているが、一方の穴6aは概略四角 形の基台1に対してY方向の長穴となっていて、他方の穴6bは基台1に対して X方向の長穴と成っている。そこで、キャビネットから起立したリブが両穴6a ,6bに嵌ってから先端が融かされて基台が外れないように固定される。この際 、リブ先端を加熱しても空間4に収容されている線材には何ら影響しない。
【0013】 又、基台1の一方端にはL形係止片7を有し、基台1の反対側にはツメ8を設 けている。ツメ8はL形アーム9の先端に形成されていて、該L形アーム9は撓 み変形することが出来る。そこで、シールド板等に設けられた2個の穴の一方に L形係止片7を嵌めると共に、他方の穴にはツメ8を係止して取付けることが出 来る。すなわち、2通りの取付けを可能としている。
【0014】 図2はキャビネットに本発明の固定具を取付ける場合であり、該キャビネット 10には2本のリブ11a,11bが起立している。このリブ11a,11bは 基台1に設けている穴6a,6bに嵌入し、先端が融かされて該固定具が外れな いように固定される。図3はキャビネット10に固定具を取着した場合であり、 そして該固定具には線材12,12が固定されている。
【0015】 すなわち、線材12,12は固定具の両アーム2a,2b間に形成している空 間4に収容され、先端のツメ3a,3bによって外れることはない。又、図3で は固定具の基台穴6a,6bに挿入している状態であるが、リブ11a,11b の先端を加熱して図4(a)、(b)に示すように融かすことで、外れないようにす ることが出来る。
【0016】 図5はシールド板に固定具を別の方法で取付ける場合であり、該シールド板1 3には角穴14a,14bが貫通して設けられている。そして図6は固定具がシ ールド板13に取着した場合を示している。一方の角穴14aにはL形係止片7 が係止し、他方の角穴14bにはツメ8が係止して取付けられる。この際、最初 にL形係止片7を角穴14aに係止したところで、ツメ8を角穴14bに係止す ることになるが、固定具を押圧するならばL形アーム9が撓み変形して該ツメ8 が角穴14bに係止することが出来る。
【0017】 そしてL形アーム9の弾性復元力が角穴14bに作用するために、取付けられ た固定具はガタ付くことなく安定する。固定具には線材12,12が固定される ことになるが、両アーム2a,2bの空間4に収容され、先端のツメ3a,3b にて外れることはない。
【0018】 以上述べたように、本考案に係る電気配線用固定具は線材を収容する為の空間 を形成したアームを対向して基台に設け、又基台両端には穴及び係止片とツメを 形成したものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0019】
【考案の効果】
本考案の固定具はキャビネット等に起立したリブを基台に設けている穴に嵌め て先端を融かすことで外れないように固定される。又、シールド板等に設けた各 穴に係止片及びツメを係止して取付けることが出来る。すなわち、起立したリブ 及び角穴の何れにも取付け出来る。そして上記リブに固定具を取着する場合、リ ブを加熱して融かす熱は収容する線材には何ら影響しない。
【0020】 そして、基台にはアームを対向して起立すると共に先端にはツメを形成してい る為に、アーム間の空間に線材を収容することが出来る。しかも多くの線材が収 容可能となり、該収容空間から線材を取外すことも出来る。この場合、ツメは傾 斜面を有していて、線材を傾斜面に当てて押圧するならば、ツメが開いて線材を 空間に収容でき、又空間に収容された線材が外れることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る固定具を示す実施例。
【図2】固定具をキャビネットに取付ける場合。
【図3】キャビネットに取付けられた固定具。
【図4】穴に嵌ったリブによって固定された基台。
【図5】シールド板の角穴に取付けられる固定具。
【図6】シールド板に取付けられた固定具。
【図7】従来の線材固定方法。
【図8】従来の線材固定方法。
【符号の説明】
1 基台 2 アーム 3 ツメ 4 空間 5 傾斜面 6 穴 7 L形係止片 8 ツメ 9 L形アーム 10 キャビネット 11 リブ 12 線材 13 シールド板 14 角穴
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月31日(2002.5.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器の電気配線を所定の位置に固定
    する為の固定具において、基台にはアームを対向して設
    けると共にアーム先端には傾斜面を形成したツメを有
    し、そして両ツメ間には線材が収容される空間を設け、
    又上記基台の両端にはキャビネット等に起立したリブが
    嵌る穴を形成し、さらに基台の一方端にはシールド板等
    に設けた一方の穴に係止する係止片を有し、他方端には
    他方の穴に係止するツメを設けたことを特徴とする電気
    配線用固定具。
  2. 【請求項2】 上記係止片をL形係止片とし、ツメはL
    形アームの先端に形成した請求項1記載の電気配線用固
    定具。
  3. 【請求項3】 対向して基台に形成しているアームを、
    所定の間隔をおいて2箇所に設けた請求項1、又は請求
    項2記載の電気配線用固定具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014024859A1 (ja) * 2012-08-07 2014-02-13 テイ・エス テック株式会社 部材の取付構造および乗物用シート
JP2014034247A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Ts Tech Co Ltd 部材の取付構造

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