JP3090195U - 人形の収納構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】人形を傷つけることなく、運搬、保管できる人
形の収納耕造を提供する。 【解決手段】上蓋付き箱体１と、この箱体の内部に収脱
自在な人形支持材３とからなる人形の収納構造であっ
て、人形支持材は底板４と、この底板上面に取り付け固 支持体５と、左右の起立側板６を具備し、 の上面板と底板との間に形成される人形台配置部に人形
台を配し、この人形台に 切り込みの縁辺で支持するように形成し、前記左右の起
立側板７の内、一方の起立側板に人形の背部を支承する
内向凸部１５を設けると共に、他方の起立側板に人形の
腹部１６を支承する内向凸部１５を設け、左右の起立側
板に手掛穴をあけてなる人形の収納構造を特徴とする

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、人形の収納構造に関し、詳しくは、市松人形の収納構造に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、市松人形等の人形は、直接、ボール紙製箱体等に収納させた状態で運搬 、保管されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記のような荷姿で取扱い、運搬される市松人形等の人形は運搬途中 の荷崩れ、転倒、高積み、揺れ等によって損傷し勝ちであるため、人形の商品価 値が半減してしまうといった問題点があった。本考案は上記の問題点に鑑みなさ れたもので、詳しくは、本考案の目的は、運搬、保管時にあっては。人形が揺動 するのを確実に防止することができて人形に損傷を及ぼすことが無く、また、人 形の飾り付け時にあっては、人形の取り出しが容易にできる人形の収納構造を提 供するにある。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

本考案は、上蓋付き箱体と、この箱体の内部に対して収脱自在な人形支持材と からなる人形の収納構造であって、前記人形支持材は底板と、この底板上面に取 り付け固 の上面板と前記底板との間に形成される人形台配置部に人形台を配し、この人形 台に 切り込みの縁辺で支持するように形成し、前記左右の起立側板の内、一方の起立 側板に前記人形の背部を支承する内向凸部を設けると共に、他方の起立側板に前 記人形の腹部を支承する内向凸部を設け、左右の起立側板に手掛穴をあけてなる 人形の収納構造を特徴とする（請求項１）。 また、前記上蓋、箱体、人形支持材はボール紙聖であることを特徴とする（請 求項２）。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。図面符号１は箱体、２は上蓋、 ３は箱体１の内部に対して収脱自在な人形支持材を示し、この人形支持材３は底 板４、底 形成し、この人形台配置部９に人形台１０を配し、この人形台１０に直立して固 定さ 切り込み１２の縁辺１３で支持するように形成する。

【０００６】 前記左右の起立側板６、７の内、一方の起立側板６には、前記人形１１の背部 １４を支承するための内向凸部１５を設け、他方の起立側板７には、人形１１の 腹部１６を支承するための内向凸部１７を設け、更に、左右の起立側板６、７に 手掛穴１８、１９をあけている。なお、前記箱体１、上蓋２、人形支持材３はボ ール紙によって形成される。図面符号２０は人形１１の足を示し、人形台１０に 取り付け固定される。

【０００７】 このようにしてできた人形支持材３に人形１１をセットし、これを箱体１の内 部に収納させ、上蓋２を閉蓋し、適宜梱包方法を講じて運搬するときは、人形支 持材３によって人形１１の上下、及び前後左右の揺れは解消され、かつ、人形１ １が損傷しないようになる。また、箱体１より人形１１を取り出す場合は、上蓋 ２を開蓋し、人形支持材３の左右の起立側板６、７に設けた手掛穴１８、１９に 手指を通し、箱体１から人形支持材３を持ち上げた後、人形支持材３より人形１ １を離脱させることにより、人形１１を取り出すことが可能になる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案に係る人形の収納構造は以上説明したように、上蓋付き箱体と、この箱 体に対して収脱自在な人形支持材とからなる人形の収納構造であって、前記人形 支持材は の上面板に設けられる⊂字状切り込みの縁辺で支持するように形成し、前記左右 起立側板に設けた内向凸部に前記人形の背部及び腹部を支承させて人形支持材を 形成するようにしてあるので、人形の運搬時といえども、人形の揺動とこれに伴 う人形の損傷を確実に防止することができ、人形の商品価値を半減させる等の懸 念も解消される。また、前記人形支持体の左右起立人形側板に手掛穴をあけるよ うしてあるので、箱体より人形支持材にセットされている人形を取り出す場合に 至便であるという利点もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る人形の収納構造の分離斜視図であ
る。

【図２】本考案に係る人形の収納構造の側断面図であ
る、

【図３】本考案に係る人形支持材の底部構造の断面図で
ある。

【符号の説明】

１ 箱体 ２ 上蓋 ３ 人形支持材 ４ 底板 ６ 起立側板 ７ 起立側板 ８ 上面板 ９ 人形台配置部 １０ 人形台 １１ 人形 １２ ⊂字状切り込み １３ ⊂字状切り込みの縁辺 １４ 人形の背部 １５ 内向凸部 １６ 人形の腹部 １７ 内向凸部 １８ 手掛穴 １９ 手掛穴

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【手続補正書】

【提出日】平成１４年６月１４日（２００２．６．１
４）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上蓋付き箱体と、この箱体の内部に対して
   収脱自在な人形支持材とからなる人形の収納構造であっ
   て、前記人形支持材は底板と、この底板上面に取り付け 体の上面板と前記底板との間に形成される人形台配置部
   に人形台を配し、この人形台 状切り込みの縁辺で支持するように形成し、前記左右の
   起立側板の内、一方の起立側板に前記人形の背部を支承
   する内向凸部を設けると共に、他方の起立側板に前記人
   形の腹部を支承する内向凸部を設け、左右の起立側板に
   手掛穴をあけてなることを特徴とする人形の収納構造。
2. 【請求項２】前記上蓋、箱体、人形支持材はボール紙製
   であることを特徴とする請求項１記載の人形の収納構
   造。