JP3090036U - 画像表示プロジェクタ用光源ランプの駆動回路と同回路を有した画像表示プロジェクタ - Google Patents

画像表示プロジェクタ用光源ランプの駆動回路と同回路を有した画像表示プロジェクタ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像表示プロジェクタ用光源ランプの駆動回
路において、光源ランプが劣化している場合や光源ラン
プを再起動する場合に、光源ランプの起動電圧をより高
圧にして光源ランプを点灯させることができる。 【解決手段】 イグナイタ回路13は、可変電圧レギュ
レータ12からの入力電圧をトランスTにより高圧に変
換出力し、その出力電圧を光源ランプ8の起動電圧とし
て光源ランプ8に供給する。可変電圧レギュレータ12
は、起動電圧調整摘みを操作して可変抵抗器VRの抵抗
値を下げると、サイリスタThの導通度が変わり、トラ
ンジスタTr2の出力電圧が上昇する。これにより、イ
グナイタ回路13への入力電圧は上昇し、イグナイタ回
路13は、トランスTからより高圧の起動電圧を出力
し、その起動電圧を光源ランプ8に供給する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、画像表示デバイスに表示される画像をスクリーン等に投影するため の画像表示プロジェクタ用光源ランプの駆動回路と同回路を有した画像表示プロ ジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば液晶等による画像表示デバイスに画像を表示し、その画像表示面 に光源ランプからの光を透過又は反射させて、その画像をスクリーン等に投影表 示させる画像表示プロジェクタが知られている。このような画像表示プロジェク タでは、画像を投影するための光源ランプとして、一般に真空放電によるものが 用いられている。真空放電による光源ランプは、点灯中に供給する電力とは別に 、高圧な起動電圧を供給することで点灯を開始する。画像表示プロジェクタは、 光源ランプに高圧な起動電圧を供給することで、光源ランプを点灯させ、画像の 投影を行っている。
【0003】 一方、液晶表示装置に関し、定電圧回路からの一定電圧により光源を駆動して 液晶パネルを照明することにより、電源電圧が変動しても液晶パネルの輝度が変 動しないものが知られている(例えば、実開平5−50488号公報参照)。ま た、液晶表示装置付き電子機器に関し、液晶パネル後方の補助光源の輝度が確認 でき、かつ補助光源の輝度が設定できるものが知られている(例えば、特開平4 −250495号公報参照)。また、車載用液晶表示装置のバック照明の制御回 路に関し、警報表示を行う際に、バック照明の発光量を高めるものが知られてい る(例えば、実開平4−67623号公報参照)。また、液晶プロジェクタの光 源調光装置に関し、周囲光量検出手段や手動電力設定手段によって、光源用ラン プを調光するものが知られている(例えば、特開2000−131668号公報 参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の画像表示プロジェクタに用いられる光源ランプは、 古くなり劣化が進むと、初期における起動電圧よりもより高圧な起動電圧を供給 しなければ、光源ランプが起動されず点灯を開始しないという性質を有している 。また、光源ランプの消灯直後等において、光源ランプが高温状態となっている 場合にも、通常時よりもより高圧な起動電圧を供給しなければ、光源ランプが起 動されず点灯しないという性質を有している。
【0005】 ところが、上述した従来の画像表示プロジェクタにおいては、光源ランプの起 動電圧を可変する機能が備えられておらず、光源ランプの起動電圧は常に一定で あった。このため、光源ランプが古くなり劣化が進むと、まだ光源ランプの寿命 でもないのに光源ランプが点灯しないという事態が起こり、寿命でない光源ラン プを新しいものと交換してしまっていた。また、不意に光源ランプを消灯してし まうと、光源ランプを再点灯させるようとしても直ぐに再点灯できず、光源ラン プの温度が低下し、光源ランプを再点灯できる状態になるまで待っているしかな かった。なお、上述した実開平5−50488号公報、特開平4−250495 号公報、実開平4−67623号公報、及び特開2000−131668号公報 に開示の内容を適用したとしても、上述の課題を解決することはできない。
【0006】 本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、光源ランプの起動 電圧を可変にし、光源ランプが劣化している場合や光源ランプを再起動する場合 に、光源ランプの起動電圧をより高圧にして光源ランプを点灯することができる 画像表示プロジェクタ用光源ランプの駆動回路と同回路を有した画像表示プロジ ェクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、画像表示デバイスに表示される 画像を投影するための光源ランプに電力を供給するランプ電力供給回路と、前記 光源ランプの点灯起動時に、該光源ランプの点灯起動に必要な高い起動電圧を発 生するイグナイタ回路とを備えた画像表示プロジェクタ用光源ランプの駆動回路 において、可変抵抗器を有し、該可変抵抗器の抵抗値に応じて出力電圧が可変で 、前記イグナイタ回路に電圧を印加する可変電圧レギュレータを備え、前記光源 ランプの劣化により該光源ランプが正常に点灯しなくなったとき、及び/又は前 記光源ランプの消灯直後であって該光源ランプを再起動するときに、前記可変抵 抗器の抵抗値が変えられて、前記可変電圧レギュレータによる前記イグナイタ回 路への入力電圧を上昇させ、前記光源ランプの起動電圧をより高圧にすることが できるようにしたものである。
【0008】 この構成においては、可変抵抗器の抵抗値を変えて可変電圧レギュレータの出 力電圧を上昇させると、イグナイタ回路が発生する光源ランプの起動電圧は、よ り高圧なものとなる。このため、光源ランプが劣化して今までの起動電圧では点 灯しなくなった場合、可変抵抗器の抵抗値を変えて光源ランプの起動電圧をより 高圧にすることで、劣化した光源ランプを点灯させることができる。また、光源 ランプの消灯直後に光源ランプを再起動する場合にも、可変抵抗器の抵抗値を変 えて光源ランプの起動電圧をより高圧にすることで、光源ランプを点灯させるこ とができる。
【0009】 請求項2の考案は、画像表示デバイスに表示される画像を投影するための光源 ランプに電力を供給するランプ電力供給回路と、前記光源ランプの点灯起動時に 、該光源ランプの点灯起動に必要な高い起動電圧を発生するイグナイタ回路とを 備えた画像表示プロジェクタ用光源ランプの駆動回路において、前記イグナイタ 回路に電圧を入力する電圧源が電圧可変回路により構成され、前記光源ランプの 劣化により該光源ランプが正常に点灯しなくなったとき、及び/又は前記光源ラ ンプの消灯直後であって該光源ランプを再起動するときに、前記イグナイタ回路 への入力電圧を上昇させ、前記光源ランプの起動電圧をより高圧にすることがで きるようにしたものである。
【0010】 この構成においては、電圧可変回路によりイグナイタ回路への入力電圧を上昇 させると、イグナイタ回路が発生する光源ランプの起動電圧は、より高圧なもの となる。このため、光源ランプが劣化して今までの起動電圧では点灯しなくなっ た場合や光源ランプの消灯直後に光源ランプを再起動する場合、イグナイタ回路 への入力電圧を上昇させて光源ランプの起動電圧をより高圧にすることで、光源 ランプを点灯させることができる。
【0011】 請求項3の考案は、請求項2に記載の画像表示プロジェクタ用光源ランプの駆 動回路において、電圧可変回路が可変電圧レギュレータであるものである。
【0012】 この構成においては、イグナイタ回路に電圧を入力する電圧源が可変電圧レギ ュレータであるため、イグナイタ回路への入力電圧は、変動の少ない安定したも のとなり、これにより、イグナイタ回路が発生する光源ランプの起動電圧も安定 したものとなる。
【0013】 請求項4の考案は、投影画像の基となる画像を表示する画像表示デバイスと、 前記画像表示デバイスに光を照射し、該画像表示デバイスに表示される画像を投 影するための光源ランプと、前記光源ランプを点灯起動するための駆動回路とを 備えた画像表示プロジェクタにおいて、前記駆動回路は、前記光源ランプに電力 を供給するランプ電力供給回路と、前記光源ランプの点灯起動時に、該光源ラン プの点灯起動に必要な高い起動電圧を発生するイグナイタ回路と、可変抵抗器の 抵抗値に応じて出力電圧が可変で、前記イグナイタ回路に電圧を印加する可変電 圧レギュレータとを備え、前記光源ランプの劣化により該光源ランプが正常に点 灯しなくなったとき、及び/又は前記光源ランプの消灯直後であって該光源ラン プを再起動するときに、前記可変抵抗器の抵抗値が変えられて、前記可変電圧レ ギュレータによる前記イグナイタ回路への入力電圧を上昇させ、前記光源ランプ の起動電圧をより高圧にすることができるようにしたものである。
【0014】 この構成においては、可変抵抗器の抵抗値を変えて可変電圧レギュレータの出 力電圧を上昇させると、イグナイタ回路が発生する光源ランプの起動電圧は、よ り高圧なものとなる。このため、光源ランプが劣化して今までの起動電圧では点 灯しなくなった場合、可変抵抗器の抵抗値を変えて起動電圧をより高圧にするこ とで、劣化した光源ランプを点灯させることができる。また、光源ランプの消灯 直後に光源ランプを再起動する場合にも、可変抵抗器の抵抗値を変えて起動電圧 をより高圧にすることで、光源ランプを点灯させることができる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。まず、 本考案の一実施形態に係る画像表示プロジェクタの構成を図1に示す。画像表示 プロジェクタ100は、画像をスクリーン等に投影表示する装置である。画像表 示プロジェクタ100は、装置本体1の前面に、画像投影部2が設けられており 、この画像投影部2からスクリーン等に向けて画像を投影する。
【0016】 装置本体1の上面には、操作部3が設けられている。操作部3は、装置本体1 の内部に設けられた画像投影用の光源ランプ(不図示)を点灯するためのランプ 点灯スイッチや、画像投影部2から投影する画像の明るさ等を調整するための各 種画像調整スイッチを備えている。これら操作部3を操作することで、光源ラン プの点灯や投影画像の明るさ等の調整が行われる。装置本体1の前面には、リモ コン(不図示)からの信号を受信するリモコン受信部4が設けられており、リモ コンを操作することによっても、同様の操作が行われる。また、装置本体1の前 面には、装置本体1内部の熱を逃がすための通気部6が設けられている。
【0017】 また、装置本体1の上面には、光源ランプの起動電圧を調整するための起動電 圧調整摘み5が設けられている。起動電圧調整摘み5は、スライド式となってお り、ユーザがこの起動電圧調整摘み5をスライド操作することで、光源ランプの 起動電圧を調整することができるようになっている。
【0018】 次に、本実施形態に係る画像表示プロジェクタ100における光源ランプの駆 動回路を含む電気的ブロック構成を図2に示す。画像表示プロジェクタ100は 、上述した操作部3及びリモコン受信部4に加え、画像表示デバイス7、光源ラ ンプ8、ランプ電力供給回路9、イネイブル回路11、可変電圧レギュレータ( 電圧可変回路)12、及びイグナイタ回路13から成っている。ランプ電力供給 回路9、可変電圧レギュレータ12、及びイグナイタ回路13により、光源ラン プ8の駆動回路が構成されている。
【0019】 画像表示デバイス7は、スクリーン等に投影する画像の基となる画像を表示す るものであり、液晶等による透過型又は反射型のものが用いられる。この画像表 示デバイス7は、CPU20による制御のもと、不図示のパソコン等から入力さ れる画像データによる画像を表示する。光源ランプ8は、画像表示デバイス7に 光を照射する。そして、画像表示デバイス7が透過型の場合はその透過光が、ま た、反射型の場合はその反射光が不図示の投影レンズを介して上述の画像投影部 2から投光され、これにより、スクリーン等に画像が投影表示される。
【0020】 イネイブル回路11は、ランプ電力供給回路9及び可変電圧レギュレータ12 を動作させる回路であり、抵抗R1、R2、及びフォトトランジスタTr1から 構成されている。イネイブル回路11は、CPU20からイネイブル信号が入力 されると、フォトトランジスタTr1がオンし導通状態となる。このとき、フォ トトランジスタTr1から出力される信号はランプ電力供給回路9へ入力される 。ランプ電力供給回路9は、この信号の入力を受けて動作し、光源ランプ8への 電力供給を行う。
【0021】 可変電圧レギュレータ12は、イグナイタ回路13に電圧を供給する回路(イ グナイタ回路13に電圧を入力する電圧源)であり、抵抗R3、R4、トランジ スタTr2、コンデンサC1乃至C5、サイリスタTh、及び可変抵抗器VRか ら構成されている。可変電圧レギュレータ12は、イネイブル回路11のフォト トランジスタTr1が導通状態になると、トランジスタTr2がオンし、その後 、サイリスタThの導通度がそのゲートに供給される電圧により変化することで 、トランジスタTr2からの出力電圧を制御する。この出力電圧は、コンデンサ C5により平滑化され直流電圧となり、この直流電圧出力がイグナイタ回路13 に供給される。
【0022】 可変電圧レギュレータ12は、サイリスタThのゲートが可変抵抗器VRに接 続されているため、可変抵抗器VRの抵抗値を変えると、サイリスタThの導通 度が変化し、これにより、トランジスタTr2の出力電圧も変化する。このため 、可変電圧レギュレータ12は、可変抵抗器VRの抵抗値を変えると、イグナイ タ回路13への供給電圧が変化する。可変抵抗器VRの抵抗値は、上述の起動電 圧調整摘み5をスライド操作することにより変えられる。可変電圧レギュレータ 12からの出力電圧は、可変抵抗器VRの抵抗値を下げると、出力電圧が上昇し 、逆に、可変抵抗器VRの抵抗値を上げると出力電圧が低下する。
【0023】 イグナイタ回路13は、光源ランプ8の点灯起動に必要な高圧の起動電圧を発 生し、その起動電圧を光源ランプ8に供給する回路であり、抵抗R5乃至R12 、トランジスタTr3乃至Tr5、コンデンサC6乃至C8、コイルL1、ダイ オードD1乃至D6、及びトランスTから構成されている。イグナイタ回路13 は、可変電圧レギュレータ12から電圧が入力されると、トランジスタTr4と Tr5が交互にスイッチング動作する。これにより、イグナイタ回路13に入力 された電圧は、スイッチングされた状態でトランスTの1次側巻線に供給される 。これにより、トランスTの2次側巻線には、高圧に変換された電圧が出力され 、イグナイタ回路13は、その出力電圧を光源ランプ8の起動電圧として光源ラ ンプ8に供給する。
【0024】 また、イグナイタ回路13は、コンデンサC6、抵抗R5、トランジスタTr 3から成るタイマ回路14を備えている。このタイマ回路13は、可変電圧レギ ュレータ12から電圧が入力されると、最初の数秒間だけトランジスタTr3が オンし、その後はトランジスタTr3がオフすることで、その間だけイグナイタ 回路13を動作させる。これにより、イグナイタ回路13は、可変電圧レギュレ ータ12から電圧が入力されると、最初の数秒間だけ動作して光源ランプ8へ起 動電圧を供給し、その後は、動作を停止する。
【0025】 CPU20は、操作部3のランプ点灯スイッチが操作されると、イネイブル回 路11にイネイブル信号を出力する。これにより、イネイブル回路11のフォト トランジスタTr1が導通し、ランプ電力供給回路9が、光源ランプ8に電力を 供給すると共に、可変電圧レギュレータ12が、イグナイタ回路13に電圧を供 給する。このとき、可変電圧レギュレータ12がイグナイタ回路13に供給する 電圧は、可変抵抗器VRの抵抗値に応じた電圧となる。そして、イグナイタ回路 13が、可変電圧レギュレータ12の出力電圧を基に光源ランプ8を点灯起動す るのに必要な高圧の起動電圧を発生し、その起動電圧を光源ランプ8に供給する ことで、光源ランプ8が点灯を開始する。
【0026】 また、CPU20は、ランプ電力供給回路9からの信号に基づいて、光源ラン プ8が点灯しているかどうかを判断する。そして、CPU20は、光源ランプ8 が点灯している状態において、操作部3及びリモコン受信部4からの入力信号に 基づいて、画像表示デバイス7による投影画像の表示制御や、ランプ電力供給回 路9による光源ランプ8の明るさ等を制御する。
【0027】 上記構成の画像表示プロジェクタ100によれば、起動電圧調整摘み5を操作 して可変抵抗器VRの抵抗値を下げると、可変電圧レギュレータ12からイグナ イタ回路13への入力電圧が上昇し、これにより、イグナイタ回路13が発生す る起動電圧をより高圧にすることができる。このため、光源ランプ8が劣化して 今までの起動電圧では点灯しなくなった場合に、起動電圧調整摘み5を操作して 起動電圧をより高圧にすることで、劣化した光源ランプ8を点灯させることがで きる。また、光源ランプ8の消灯直後に光源ランプ8を再起動する場合にも、同 様に、起動電圧調整摘み5を操作して起動電圧をより高圧にすることで、光源ラ ンプ8を点灯させることができる。
【0028】 なお、光源ランプ8は、通常の起動電圧で点灯するにも拘らず、より高い起動 電圧で起動すると、劣化を早める虞がある。このため、劣化して今までの起動電 圧では点灯しなくなった場合や、消灯直後における通常の起動電圧では点灯しな い場合にのみ、起動電圧を高めるのが好ましい。従って、起動電圧調整摘み5の 近く等、ユーザの目に留まる箇所に注意書き等を記しておくのが望ましい。
【0029】 なお、本考案は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。 例えば、上記実施形態において、可変抵抗器VRに代えて周知の電子ボリューム を用いると共に起動電圧調整摘み5に代えて押下式の起動電圧調整スイッチを用 い、起動電圧調整スイッチを押下した場合、CPU20が、自動的に電子ボリュ ームを制御して可変電圧レギュレータ12からの出力電圧を上昇させてもよい。 このような構成によっても、上記実施形態と同様に、光源ランプ8の起動電圧を より高くすることができる。
【0030】 また、起動電圧調整スイッチを押下した直後(例えば数秒以内)や起動電圧調 整スイッチを押下しながらランプ点灯スイッチをオンしたときだけ、可変電圧レ ギュレータ12からの出力電圧を上昇させてもよい。また、光源ランプ8が点灯 した場合には、その後、可変電圧レギュレータ12からの出力電圧値を自動的に 初期値に戻してもよい。このような構成によれば、光源ランプ8が通常の起動電 圧では点灯しない非常時にのみ、光源ランプ8の起動電圧をより高くすることが できる。
【0031】 また、上記実施形態において、可変抵抗器VRに代えて周知の電子ボリューム を用い、光源ランプ8が点灯しなかった場合、CPU20が、自動的に電子リュ ームを制御して可変電圧レギュレータ12からの出力電圧を上昇させ、光源ラン プ8を再起動させるようにしてもよい。このような構成によれば、光源ランプ8 が通常の起動電圧では点灯しなければ、自動的に光源ランプ8の起動電圧がより 高くされて光源ランプ8が再起動される。また、上記実施形態において、可変電 圧レギュレータ12に代えて、他の構成の電圧可変回路を用いてイグナイタ13 への入力電圧を可変にしてもよい。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1の考案によれば、可変抵抗器の抵抗値を変えて光 源ランプの起動電圧をより高圧にすることができ、これにより、光源ランプが劣 化している場合や光源ランプを消灯直後に再起動する場合でも、光源ランプを点 灯させることができる。このため、まだ寿命でない光源ランプを新しいものと交 換してしまうことがなく、光源ランプを無駄なく使用することができる。また、 不意に光源ランプを消灯してしまっても、直ぐに光源ランプを点灯して画像を投 影表示することができる。
【0033】 請求項2の考案によれば、イグナイタ回路への入力電圧を上昇させて光源ラン プの起動電圧をより高圧にすることができ、これにより、光源ランプが劣化して いる場合や光源ランプを消灯直後に再起動する場合でも、光源ランプを点灯させ ることができる。このため、まだ寿命でない光源ランプを新しいものと交換して しまうことがなく、光源ランプを無駄なく使用することができる。また、不意に 光源ランプを消灯してしまっても、直ぐに光源ランプを点灯して画像を投影表示 することができる。
【0034】 請求項3の考案によれば、可変電圧レギュレータにより安定した電圧がイグナ イタ回路へ入力され、イグナイタ回路で安定した光源ランプの起動電圧が発生さ れるため、光源ランプを確実に点灯させることができる。
【0035】 請求項4の考案によれば、可変抵抗器の抵抗値を変えて光源ランプの起動電圧 をより高圧にすることができ、これにより、光源ランプが劣化している場合や光 源ランプを消灯直後に再起動する場合でも、光源ランプを点灯させて画像を投影 することができる。このため、まだ寿命でない光源ランプを新しいものと交換し てしまうことがなく、光源ランプを無駄なく使用することができる。また、不意 に光源ランプを消灯してしまっても、直ぐに光源ランプを点灯して画像を投影表 示することができるため、使い勝手が良く便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態に係る画像表示プロジェ
クタの概略構成を示す斜視図。
【図2】 同画像表示プロジェクタにおける光源ランプ
の駆動回路を含む電気的ブロック構成図。
【符号の説明】
7 画像表示デバイス 8 光源ランプ 9 ランプ電力供給回路 11 イネイブル回路 12 可変電圧レギュレータ(電圧可変回路) 13 イグナイタ回路 100 画像表示プロジェクタ VR 可変抵抗器

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示デバイスに表示される画像を投
    影するための光源ランプに電力を供給するランプ電力供
    給回路と、前記光源ランプの点灯起動時に、該光源ラン
    プの点灯起動に必要な高い起動電圧を発生するイグナイ
    タ回路とを備えた画像表示プロジェクタ用光源ランプの
    駆動回路において、 可変抵抗器を有し、該可変抵抗器の抵抗値に応じて出力
    電圧が可変で、前記イグナイタ回路に電圧を印加する可
    変電圧レギュレータを備え、 前記光源ランプの劣化により該光源ランプが正常に点灯
    しなくなったとき、及び/又は前記光源ランプの消灯直
    後であって該光源ランプを再起動するときに、前記可変
    抵抗器の抵抗値が変えられて、前記可変電圧レギュレー
    タによる前記イグナイタ回路への入力電圧を上昇させ、
    前記光源ランプの起動電圧をより高圧にすることができ
    るようにしたことを特徴とする画像表示プロジェクタ用
    光源ランプの駆動回路。
  2. 【請求項2】 画像表示デバイスに表示される画像を投
    影するための光源ランプに電力を供給するランプ電力供
    給回路と、前記光源ランプの点灯起動時に、該光源ラン
    プの点灯起動に必要な高い起動電圧を発生するイグナイ
    タ回路とを備えた画像表示プロジェクタ用光源ランプの
    駆動回路において、 前記イグナイタ回路に電圧を入力する電圧源が電圧可変
    回路により構成され、 前記光源ランプの劣化により該光源ランプが正常に点灯
    しなくなったとき、及び/又は前記光源ランプの消灯直
    後であって該光源ランプを再起動するときに、前記イグ
    ナイタ回路への入力電圧を上昇させ、前記光源ランプの
    起動電圧をより高圧にすることができるようにしたこと
    を特徴とする画像表示プロジェクタ用光源ランプの駆動
    回路。
  3. 【請求項3】 前記電圧可変回路が可変電圧レギュレー
    タであることを特徴とする請求項2に記載の画像表示プ
    ロジェクタ用光源ランプの駆動回路。
  4. 【請求項4】 投影画像の基となる画像を表示する画像
    表示デバイスと、前記画像表示デバイスに光を照射し、
    該画像表示デバイスに表示される画像を投影するための
    光源ランプと、前記光源ランプを点灯起動するための駆
    動回路とを備えた画像表示プロジェクタにおいて、 前記駆動回路は、前記光源ランプに電力を供給するラン
    プ電力供給回路と、前記光源ランプの点灯起動時に、該
    光源ランプの点灯起動に必要な高い起動電圧を発生する
    イグナイタ回路と、可変抵抗器の抵抗値に応じて出力電
    圧が可変で、前記イグナイタ回路に電圧を印加する可変
    電圧レギュレータとを備え、 前記光源ランプの劣化により該光源ランプが正常に点灯
    しなくなったとき、及び/又は前記光源ランプの消灯直
    後であって該光源ランプを再起動するときに、前記可変
    抵抗器の抵抗値が変えられて、前記可変電圧レギュレー
    タによる前記イグナイタ回路への入力電圧を上昇させ、
    前記光源ランプの起動電圧をより高圧にすることができ
    るようにしたことを特徴とする画像表示プロジェクタ。
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