JP4845364B2 - 投射型表示装置、制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一般には、投射型表示装置(透過型液晶プロジェクタや反射型液晶プロジェクタ)に係り、特に、放電ランプから照射された光を用いて画像を被投射面に表示する投射型表示装置に関する。本発明は、放電ランプの消灯後に、かかる放電ランプを冷却するクールダウン制御に好適である。
近年、会議やプレゼンテーションなどの業務分野において、多数の人が同時にプレゼンテーション用の画像を見ることができるように、パソコン等の画面をスクリーンに表示する液晶プロジェクター等のプロジェクター(投射型表示装置)が用いられている。プロジェクターの光源に使用される放電ランプ(例えば、超高圧水銀ランプ)は、消灯直後非常に高温であり、その特性上、消灯直後の再点灯が難しい。放電ランプは、一般に、放電管を利用しているため、高温であると、電極の絶縁破壊に非常に高い電圧を必要としたり、非常に高い電圧によって電極が劣化してしまったりするからである。また、プロジェクターの後片付けや放電ランプの交換の際には、ユーザーが火傷してしまう危険性もあるため、少しでも早く放電ランプを冷却したい。
そこで、放電ランプを中心としたプロジェクターの内部の温度をいち早く低下させるために、放電ランプの消灯後、約1分乃至1分半程度の間、冷却ファンによる継続冷却を行っている(クールダウン制御)。なお、冷却ファンの回転速度(ファンスピード)は、冷却時間を短く抑えるために、通常、高速に設定されている。この結果、放電ランプの再点灯が可能な温度、或いは、プロジェクターの後片付け等ができる温度になるまでに必要とする冷却時間(即ち、クールダウン制御の時間)を短くすることができる。勿論、放電ランプの消灯後に急に冷却ファンを停止させると熱がこもり、プロジェクターの内部の温度が急激に上昇して、放電ランプ、光学系やその他の部材に悪影響を与えてしまうため、これを避けるためでもある。
これらの技術に関しては、従来から幾つか提案されている(例えば、特許文献1、2および3参照。)。
特開平04−3943号公報 特開2002−287249号公報 特開2003−121929号公報
しかしながら、従来技術では、放電ランプを消灯すると、放電ランプを冷却するために冷却ファンが高速で回転し、大きなファン騒音を発生させてしまう。そのまま会議を終了する場合には、大きなファン騒音が発生しても問題ない。一方、しばらくの間プロジェクターの表示画面を必要としないような議論となったときに、無駄な電力消費を抑えるため放電ランプを消灯する(又は、電源を切る)場合もある。このような場合には、消灯後のファン騒音は、たとえ約1分乃至1分半程度とはいえ大変煩わしく、議論の妨げとなる。なお、放電ランプを消灯せずにプロジェクターの画像表示をミュートさせることは可能である。しかし、画像表示(通常モード)時のファン騒音をなくすことはできず、加えて、通常モード時と同レベルの電力を放電ランプに供給し続けることは、放電ランプの寿命を縮めたり、供給電力を浪費したりすることになる。
また、従来技術では、放電ランプの冷却時間(例えば、クールダウン制御の残り時間)や、放電ランプの冷却が終了したことを通知する機能がないために、ユーザーが放電ランプの冷却状態を知ることができず、使い勝手が悪かった。
更に、放電ランプの消灯後の放電ランプの冷却時間は、プロジェクター毎に決められており、冷却時間が終了すると、ファンは停止する、或いは、ファン騒音が極めて小さい超低速で回転する状態になる。このとき、放電ランプの温度は、再点灯には支障のない温度になっているが、プロジェクターをケース内にしまえる温度までにはなっていない。このため、放電ランプの冷却が終了しても実際にケース内に片付けられる温度になるまでは、暫く自然放熱状態又は超低速で冷却ファンを回転させた状態で待たなければならなかった。
そこで、本発明は、放電ランプの消灯後のファン騒音を小さくすることを可能にすると共に、従来に比べて使い勝手の向上させた投射型表示装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての投射型表示装置は、放電ランプと、前記放電ランプを冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンを制御する制御回路部を有する投射型表示装置であって、前記制御回路部は、前記放電ランプの消灯後の冷却中に前記放電ランプの点灯操作が行われた場合に、前記冷却ファンの回転速度をより高速な回転速度に変更し、前記冷却ファンの変更後の回転速度に基づいて前記放電ランプの冷却時間を決定し、前記冷却時間に基づく冷却が終了したときに前記放電ランプを点灯させることを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての投射型表示装置の制御方法は、放電ランプと、前記放電ランプを冷却する冷却ファンを有する投射型表示装置の制御方法であって、前記放電ランプの消灯後の冷却中における前記放電ランプの点灯操作の有無を判断するステップと、前記放電ランプの消灯後の冷却中に前記放電ランプの点灯操作が行われた場合に前記冷却ファンの回転速度をより高速な回転速度に変更するステップと、前記冷却ファンの変更された回転速度に基づいて前記放電ランプの冷却時間を決定するステップと、前記冷却時間に基づく冷却が終了したときに前記放電ランプを点灯させるステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、放電ランプの消灯後のファン騒音を小さくすることを可能にすると共に、従来に比べて使い勝手の向上させた投射型表示装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての表示装置について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図1は、本発明の表示装置100の構成を示す概略ブロック図である。
表示装置100は、放電ランプ110から照射された光を用いて、投射手段により被投射面(スクリーン)に画像を表示する投射型表示装置である。表示装置100は、本実施形態では、液晶プロジェクターであるが、CRTプロジェクター、DLP(Digital Light Processing)プロジェクター等を含む。
図1を参照するに、110は、表示装置100の光源として使用される放電ランプである。放電ランプ110は、表示画面を照明する。放電ランプ110は、本実施形態では、超高圧水銀ランプを用いる。但し、放電ランプ110は、超高圧水銀ランプに限定するものではなく、例えば、メタルハライドランプやキセノンランプなどの高輝度放電(HID:High Intensity Discharge)ランプであってもよい。
120は、放電ランプ110の電力及び点灯の制御を行うバラストである。130は、放電ランプ110の温度又は放電ランプ110の近傍の温度を検出する温度センサーである。
140は、放電ランプ110及び/又は後述する画像投射部150(即ち、放電ランプ110の近傍)を冷却する冷却ファンである。冷却ファン140は、回転することによって放電ランプ110及び/又は画像投射部150を冷却し、後述する制御回路部170に制御され、回転速度を変更できるように構成される。
150は、液晶パネルを有し、制御回路部170からの画像信号に基づいて、放電ランプ110からの照明光を用いて図示しないスクリーンに表示画像を投射する画像投射部である。
160は、表示装置100を構成する各部への電源を生成する電源部である。電源部160は、例えば、供給される商用電源(AC100V)を基に、バラスト120の電源(例えば、DC360V)や制御回路部170の各種電圧電源(例えば、5V、12V等)を生成する。
170は、制御回路部であり、パソコンやビデオ機器等から受信した投射画像信号の信号処理や、画像投射部150の一部を構成する液晶パネルへ送信する画像信号の生成や、放電ランプ110や画像投射部150が異常高温になったときにおけるバラスト120又は電源部160の動作の緊急停止などの制御を行う。
制御回路部170は、本実施形態では、冷却ファン170による放電ランプ110の冷却条件を制御することを特徴とする。制御回路部170は、温度センサー130から入力される放電ランプ110の温度や放電ランプ110の近傍の温度やその他の制御の状態を基に、冷却ファン140の回転速度及び冷却ファン140が放電ランプ110を冷却する冷却時間を制御する。制御回路部170は、図1に示すように、メモリ172と、選択手段174と、決定手段176と、操作部178とを有する。
メモリ172は、冷却ファン140の複数の回転速度を格納する。メモリ172は、例えば、冷却ファン140の回転速度として、「高速」、「中速」、「低速」を格納する。但し、メモリ172が格納する冷却ファン140の回転速度は3つに限らず、「超高速」、「超低速」などを加えた回転速度を格納してもよい。
選択手段174は、メモリ172が格納した複数の回転速度のうち、一の回転速度を選択する。選択手段174は、具体的には、操作部178からの指示に基づき、メモリ172に格納された冷却ファン140の回転速度を選択することで、冷却ファン140の回転速度を切り替えることができる。換言すれば、制御回路部170は、選択手段174が選択する回転速度に基づいて、冷却ファン140の回転速度を変更することができる。但し、選択手段174は、放電ランプ110の消灯直後は、メモリ174が格納する回転速度のうち、最も高速な回転速度を選択する。
決定手段176は、選択手段174が選択する冷却ファン140の回転速度に基づいて、放電ランプ110の冷却時間を決定する。放電ランプ110の冷却に必要な総風量(本実施形態では、風量=冷却ファン140の回転速度×冷却ファン140の冷却時間とする。)は決まっているため、選択手段174が選択する回転速度に応じて、決定手段176が放電ランプ110の冷却時間を変更する必要がある。換言すれば、制御回路部170は、決定手段176に基づいて、放電ランプ110の冷却時間を制御する。なお、放電ランプ110の冷却時間の決定する際の具体的な算出については後で詳細に説明する。
操作部178は、表示装置100の表面や赤外線リモコンとして具現化され、表示装置100の動作に必要な操作を行うものである。操作部178は、本実施形態では、放電ランプ110の冷却中に、冷却ファン140の回転速度を変更する操作をする機能を有する。操作部178は、図2に示すように、電源スイッチ178aと、メニューキー178bと、十字キー178cと、LED178dと、スピーカー178eとを有する。ここで、図2は、表示装置100の操作部178の構成を模式的に示す概略平面図である。
電源スイッチ178aは、放電ランプ110の点灯及び消灯を命令する点灯及び消灯命令を出す点灯命令手段としての機能を有する。具体的には、放電ランプ110の点灯中に電源スイッチ178aが押されると放電ランプ110の消灯命令が出され、放電ランプ110の消灯中に電源スイッチ178aが押されると放電ランプ110の点灯が出される。
メニューキー178bは、表示装置100の動作に必要な各種設定画面(例えば、輝度設定、表示位置設定、キーストーン調整、冷却ファン140の回転速度設定など)を呼び出すことができる。なお、メニューキー178bが呼び出す設定画面は、表示装置100が画像を投射するスクリーン等に表示される。
十字キー178cは、メニューキー178bが呼び出した設定画面において、各種設定項目を選択する。例えば、十字キー178cを操作することで、冷却ファンの回転速度を「高速」、「中速」、「低速」から選択することができる。
LED178dは、冷却ファン140の冷却時間を表示する表示手段としての機能を有する。LED178dは、本実施形態では、冷却ファン140の残りの冷却時間を表示し、ユーザーの使い勝手を向上させることができる。具体的には、LED178dの点滅回数で冷却ファン140の残りの冷却時間を表示することができるが、例えば、1回0.5秒ずつの点滅を1サイクルとし、残りの冷却時間10秒に対してこの1サイクルをあて、且つ、そのサイクル数に1を加えた回数を実際のLED178dの点滅周期とする。冷却ファン140の残りの冷却時間が60秒の場合には、7回の点滅が1周期となる。これにより、LED178dの点滅周期の中に1回は必ず点滅しないサイクルが存在することになり、LED178dの点滅数のカウントが行い易くなる。
スピーカー178eは、放電ランプ110の冷却が終了したときに、例えば、軽い通知音を鳴らす。換言すれば、スピーカー178eは、冷却ファン140の冷却が終了したことを通知する通知手段としての機能を有する。これにより、ユーザーの使い勝手を向上させることができる。
ここで、図3を参照して、制御回路部170の動作(即ち、冷却ファン140による放電ランプ110の冷却の制御方法)について説明する。図3は、冷却ファン140の回転速度と放電ランプ110の冷却時間の制御方法について説明するためのフローチャートである。
図3を参照するに、まず、操作部170からの放電ランプ110の消灯操作、又は、異常処理等の制御によって、放電ランプ110の消灯命令が発生したかどうか判断する(ステップ1002)。放電ランプ110の消灯命令がなく、放電ランプ110が点灯している場合には、画像表示時の通常モードの制御を継続する(ステップ1004)。
放電ランプ110の消灯命令が発生している場合には、放電ランプ110を消灯し、放電ランプ110の冷却を開始する(ステップ1006)。なお、この際の冷却ファン140の回転速度及び放電ランプ110冷却時間は、前回の放電ランプ110の冷却のときに設定された回転速度及びそれに対応した冷却時間で開始されることが好ましい。但し、本実施形態では、初めての動作時を想定し、初期設定の回転速度と冷却時間であるとする。通常、表示装置100の放電ランプ110を消灯したユーザーは、放電ランプ110が冷却されるまでの冷却時間をまたなければならないために、初期設定の冷却時間は短時間を優先し、冷却ファン140の回転速度は、「高速」、冷却時間は、例えば、「60秒」としている。
次いで、冷却ファン110の回転速度を変更するかどうか判断する(ステップ1008)。放電ランプ110の冷却中、ファン騒音は大きくなるが、表示装置100の使用が終了(即ち、会議が終了)されている場合には、特に問題となることはない。従って、冷却ファン110の回転速度は変更する必要がなく、後述するステップ1014に進む。しかし、会議の途中等で一時的に表示装置100を使わない議論となる場合がある。このようなときに、表示装置100の放電ランプ110を点灯したままにしてもよいが、放電ランプ110の点灯時も冷却ファン140は回転しているために継続してファン騒音が発生する(従って、議論の妨げとなる)と共に、無駄な電力も消費されるために、放電ランプ110は消灯することが好ましい。従って、ユーザーは、放電ランプ110を消灯するが、冷却ファン140の回転速度が初期設定のままでは、放電ランプ110を冷却中のファン騒音が放電ランプ110の点灯時と同等、或いは、それ以上に大きくなる(例えば、60秒であっても、議論の妨げはより大きくなる)。
そこで、操作部178を操作して、ファン騒音が小さくなるように、放電ランプ110を冷却している冷却ファン110の回転速度を変更する(ステップ1010)。具体的には、操作部178の十字キー178cを操作することで、選択手段174を介して、メモリ172に格納された複数の回転速度のうちの一を選択する(例えば、「低速」)。なお、十字キー178cの1ステップ毎に冷却ファン140の回転速度を割り付けてもよいし、静寂モードと短時間冷却モードのようなモード切替方式にしてもよい。
冷却ファン110の回転速度が変更されると放電ランプ110を冷却する冷却時間も変更する必要が生じるため、決定手段174により、冷却時間を決定する(ステップ1012)。具体的には、放電ランプ110の冷却に必要な総風量を一定とし、冷却ファン140の回転速度(風量)と排熱量がほぼ比例するとして、以下の数式1に示す計算から放電ランプ110の冷却時間を決定する。但し、新しい冷却時間は、放電ランプ110を冷却する残りの冷却時間であることに注意されたい。
また、冷却ファン140の回転速度毎での総冷却時間を予め求めておくことで、以下の数式2に示す計算から放電ランプ110の冷却時間を決定することもできる。
変更した冷却ファン140の回転速度に対応した冷却時間が決定されると、残りの冷却時間(即ち、数式1及び数式2の左辺)をLED178dに表示する(ステップ1014)。そして、放電ランプ110の冷却時間が終了すると(ステップ1016)、スピーカー178eを介して、放電ランプ110の冷却の終了を通知する(ステップ1018)。なお、放電ランプ110の冷却時間が終了するまでは、冷却ファン140の回転速度の変更に備えた状態にある(ステップ1008に戻る)。放電ランプ140の冷却時間の表示や放電ランプ140の冷却が終了したことをユーザーに通知することで、放電ランプ140の冷却が終了するまでの間、ユーザーは他の作業を行うことができるので使い勝手が向上する。
このように、放電ランプ110の消灯後、放電ランプ110の冷却中に冷却ファン140の回転速度を変更し、ファン騒音を小さくすることができるので、例えば、一時的に表示装置100が不要になった場合でも、放電ランプ110の冷却中のファン騒音を気にすることなく放電ランプ110を消灯することができる。
また、制御回路部170は、放電ランプ110の冷却中に、電源スイッチ178aが押された(即ち、放電ランプ110の点灯命令が発生した)場合に、点灯命令があったことを記憶し、放電ランプ110の冷却が終了次第、自動的に放電ランプ110を点灯することができる機能も有する。
ここで、図4を参照して、放電ランプ110の冷却中に放電ランプ110の点灯命令が発生した場合の制御回路部170の動作について説明する。図4は、放電ランプ110の冷却中に放電ランプ110の点灯命令が発生した場合の制御方法について説明するためのフローチャートである。但し、図4においては、図3に示した冷却ファン140の回転速度と放電ランプ110の冷却時間の制御と併せて図示している。ステップ1002乃至ステップ1018については、上述したステップと同様であるため、ここでの説明は省略し、新たに追加したステップ2002乃至ステップ2014について説明する。
図4を参照するに、まず、放電ランプ110の冷却中に放電ランプ110の点灯命令が発生したか(即ち、操作部178の電源スイッチ178aが押されたか)どうか判断する(ステップ2002)。放電ランプ110の点灯命令が発生していない場合には、放電ランプ110の冷却後に点灯処理に入るための点灯フラグをOFF(0)とし(ステップ2004)、冷却ファン140の回転速度はそのままでステップ1008に進む。
放電ランプ110の点灯命令が発生している場合には、そのときの冷却ファン140の回転速度にかかわらず(即ち、強制的に)、冷却ファン140の回転速度をより高速な回転速度に変更する(ステップ2006)。本実施形態では、例えば、冷却ファン140の回転速度を「高速」にする。ユーザーが放電ランプ110の点灯命令を発生させたということは、ファン騒音を気にするよりもできるだけ早く放電ランプ110の点灯を行いたい場合であり、放電ランプ110の冷却時間をできるだけ短時間にすることに重点が置かれるからである。また、点灯フラグをON(1)にする(ステップ2008)。
次いで、放電ランプ110の冷却が終了すると(ステップ1012乃至ステップ1018)、点灯フラグがONであるかどうか判断する(ステップ2010)。点灯フラグがOFFであれば、放電ランプ110の点灯命令は発生していないので、そのまま終了する。点灯フラグがONであれば、放電ランプ110の点灯命令が発生されているため、点灯フラグをOFFにする(ステップ2012)と共に、放電ランプ110を点灯する(ステップ2014)。以後は、通常の放電ランプ110の点灯状態と同様の動作となる。
このように、放電ランプ110の冷却中に放電ランプ110の点灯命令が発生した場合に、冷却ファン140の回転速度が最も早い回転速度に自動的に変更されるため、最短の時間で放電ランプ110が点灯できる状態にすることができる。また、放電ランプ110の冷却が終了すると、自動的に放電ランプ110を点灯させることができるので、放電ランプ110の冷却の終了を気に掛ける必要がなくなり、使い勝手が向上する。
以下、図5を参照して、表示装置100の変形例である表示装置200について説明する。表示装置200は、表示装置100と比べて、制御回路部270に関して異なる。ここで、図5は、表示装置100の変形例である表示装置200の構成を示す概略ブロック図である。
表示装置200は、放電ランプ110から照射された光を用いて、表示画像を被投射面に表示する投射型表示装置である。表示装置200は、図5に示すように、放電ランプ110と、バラスト120と、温度センサー130と、冷却ファン140と、画像投射部150と、電源部160と、制御回路部270とを有する。
制御回路部270は、パソコンやビデオ機器等から受信した投射画像信号の信号処理や、画像投射部150の一部を構成する液晶パネルへ送信する画像信号の生成や、放電ランプ110や画像投射部150が異常高温になったときにおけるバラスト120又は電源部160の動作の緊急停止などの制御を行う。
制御回路部270は、回転制御手段272と、駆動手段274とを有する。なお、制御回路部270は、図5には図示していないが、メモリ172、選択手段174及び決定手段176を有し、制御回路部170と同様の機能を更に有してもよいのは言うまでもない。
制御回路部270は、冷却ファン140を制御する機能を有し、温度センサー130から入力される放電ランプ110の温度や放電ランプ110の近傍の温度やその他の制御の状態を基に、冷却ファン140の回転速度及び冷却ファン140が放電ランプ110を冷却する冷却時間を制御する。
駆動手段274は、放電ランプ110の消灯時、且つ、放電ランプ110が冷却ファン140によって冷却された後に、冷却ファン140を駆動(回転)させる機能を有する。駆動手段274は、具体的には、操作部178からの冷却ファン140の駆動命令に基づいて、冷却ファン140を駆動する。冷却ファン140は、放電ランプ110が点灯できる温度まで冷却すると停止するのが一般的である。しかし、放電ランプ110が点灯できる温度であっても、例えば、表示装置100を片付けられる温度にまで冷却されているとは限らないため、駆動手段274によって冷却ファン140を駆動し、放電ランプ140を更に冷却できる構成にしている。これにより、放電ランプ110の消灯してから表示装置100を片付けられる温度にするまでの時間を短縮することができる。
ここで、図6を参照して、制御回路部270の動作について説明する。図6は、表示装置200の制御回路部270の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、放電ランプ110が消灯され、且つ、放電ランプ110が冷却ファン140によって冷却され、点灯可能な状態(スタンバイモード)であるかどうか判断する(ステップ3002)。スタンバイモードでない場合には、回転制御手段272に従って、通常モードの制御又は放電ランプ110の冷却制御を継続する(ステップ3004)。
スタンバイモードである場合には、冷却ファン140が放電ランプ110を冷却している状態であるかどうか判断する(ステップ3006)。冷却ファン140が放電ランプ110を冷却している状態であれば、回転制御手段272に従って、通常モードの制御又は放電ランプ110の冷却制御を継続する(ステップ3004)。即ち、冷却ファン140が放電ランプ110を冷却している状態ではなく、且つ、放電ランプ110が消灯している状態において、冷却ファン140を駆動できるようにしている。
冷却ファン140が放電ランプ110を冷却している状態でなければ、操作部178を介して、冷却ファン140を駆動する駆動命令が入力されたかどうか判断する(ステップ3008)。駆動命令が入力されていれば、冷却ファン140を駆動する(ステップ3010)。この際、冷却ファン140の回転速度(及び冷却時間)も同時に入力され、かかる回転速度(及び冷却時間)が設定される。冷却ファン140の回転速度も、上述したように、操作部178を介して設定することができる。
このように、放電ランプ110の消灯時に冷却ファン140を駆動することができるため、冷却ファン140による放電ランプ110の冷却が終了していながらも、例えば、片付けるには放電ランプ110の温度が高い場合において、強制的に冷却ファン140を駆動し、待ち時間を短縮することができる。
以上説明したように、本発明の表示装置によれば、放電ランプの消灯後のファン騒音を小さくすることを可能にすると共に、従来に比べて使い勝手を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の一側面としての表示装置の構成を示す概略ブロック図である。 図1に示す表示装置の操作部の構成を模式的に示す概略平面図である。 図1に示す冷却ファンの回転速度と放電ランプの冷却時間の制御方法について説明するためのフローチャートである。 図1に示す放電ランプの冷却中に放電ランプの点灯命令が発生した場合の制御方法について説明するためのフローチャートである。 図1に示す表示装置の変形例である表示装置の構成を示す概略ブロック図である。 図5に示す表示装置の制御回路部の動作について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 表示装置
110 放電ランプ
120 バラスト
130 温度センサー
140 冷却ファン
150 画像投射部
160 電源部
170 制御回路部
172 メモリ
174 選択手段
176 決定手段
178 操作部
178a 電源スイッチ
178b メニューキー
178c 十字キー
178d LED
178e スピーカー
200 表示装置
270 制御回路部
272 回転制御手段
274 駆動手段

Claims (4)

  1. 放電ランプと、
    前記放電ランプを冷却する冷却ファンと、
    前記冷却ファンを制御する制御回路部を有する投射型表示装置であって、
    前記制御回路部は、前記放電ランプの消灯後の冷却中に前記放電ランプの点灯操作が行われた場合に、前記冷却ファンの回転速度をより高速な回転速度に変更し、前記冷却ファンの変更後の回転速度に基づいて前記放電ランプの冷却時間を決定し、前記冷却時間に基づく冷却が終了したときに前記放電ランプを点灯させることを特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記放電ランプの冷却時間を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記放電ランプの冷却が終了したことを通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の投射型表示装置。
  4. 放電ランプと、前記放電ランプを冷却する冷却ファンを有する投射型表示装置の制御方法であって、
    前記放電ランプの消灯後の冷却中における前記放電ランプの点灯操作の有無を判断するステップと、
    前記放電ランプの消灯後の冷却中に前記放電ランプの点灯操作が行われた場合に前記冷却ファンの回転速度をより高速な回転速度に変更するステップと、
    前記冷却ファンの変更された回転速度に基づいて前記放電ランプの冷却時間を決定するステップと、
    前記冷却時間に基づく冷却が終了したときに前記放電ランプを点灯させるステップと、を含むことを特徴とする投射型表示装置の制御方法。
JP2004293752A 2004-10-06 2004-10-06 投射型表示装置、制御方法 Expired - Fee Related JP4845364B2 (ja)

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