JP3089725B2 - 靴用の表示制御装置 - Google Patents
靴用の表示制御装置Info
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Description
関する。
体タンクを備えた靴が開発されている。この靴はポンプ
シューズと呼ばれるもので、靴底部分,くるぶし部分等
に気体タンクを設け、この気体タンクにエアを注入して
衝撃から足を保護するものである。
用者の手加減で靴内部に設けられた気体タンクの圧力を
調整するので、圧力がどれくらいなのか判断できず空気
圧の調整が困難であった。そこで、本出願人は気体タン
クの圧力を測定する圧力計を設け、容易に空気圧の調整
ができると共に、歩数データ等のような運動結果をも記
憶できるポンプシューズを考案し出願した(実願平2−
291525号)。
は、歩行の際の踏込みにより気体タンクの圧力が設定圧
力の1.5倍を越えたときに歩数をカウントしている。
この場合、踏込みにより多くの圧力ピークが出現するた
め、その後は所定時間(0.5秒)の間、圧力の検出を
停止し複数カウントされるのを防止していた。このよう
に、先願の靴では検出の停止手段を設けているので回路
が複雑になっていた。また、歩いている時と、ゆっくり
走っている時とでは踏込み時の圧力レベルや圧力ピーク
の出現形態が異なるので、設定圧力の所定倍を越えたこ
とを検出するのでは誤動作が発生しやすいという欠点が
あった。
するためになされたもので、極めて簡単な構成で、歩い
たり走ったりした場合に得られる歩数データを、迅速か
つ正確に視認することができる靴用の表示制御装置を提
供することを目的とする。
示制御装置は、このような課題を解決するために、靴本
体(1)に設けられる気体タンク(6、7)内の圧力を
検出する圧力検出手段(10)と、この圧力検出手段に
より検出された圧力の値が予め設定されれた圧力値(図
11のD1レベル)以下の値に降下した回数を計数する
計数手段(14)と、この計数手段により計数された前
記回数に対応する歩数データを表示させる表示制御手段
(14、12)と、を具備したことを特徴とする。
1に基づいて説明する。図1は靴の外観図、図2はその
内部に配置された気体タンクの位置を示す図、図3は図
2のX−X断面図、図4は図2のY−Y断面図である。
し且つ足を覆う胛被1と、甲を押えるベロ2と、靴底3
と、胛被1の踵部分の外側に装着されるカバー部4とか
ら構成されている。カバー部4の内側には後述する図5
の圧力測定装置10(図1では図示せず)が配置される
と共に、透明部5を通して圧力測定装置10の表示内容
を見ることができる。
靴底3部分には気体タンク6が設けられ、くるぶしの部
分には踵をホールドする気体タンク7が設けられてい
る。図3に示すように、気体タンク6は靴底3の先端全
体に設けられており、歩行時のクッションとなる。
が設けられている。中敷8の内部にはエア管9a,9b
が設けられ、気体タンク6と気体タンク7とが連通され
ている。従って、気体タンク6,7に適量のエアを注入
すれば、靴底3から受ける衝撃を気体タンク6により緩
和できると共に、気体タンク7により踵をサポートでき
る。なお、気体タンク6,7にエアを注入する場合は、
図示しないバルブにエアポンプを接続し、エアポンプか
らエアを注入する。
力測定装置10の外観図である。同図に示すように、圧
力測定装置10の機器ケース11には圧力等を表示する
表示部12と、K1キー〜K4キーと、気体タンク6,
7に連通されたエア管13とが設けられている。ここ
で、K1キーは電源をON/OFFさせるキーであり、
K2キーはモードに応じて圧力測定を開始させ或いは後
述するフラグレジスタFの内容を反転させるキー、K3
キーはモードレジスタMの内容を変更させるキー、K4
キーはその他のキーである。なお、この実施例ではカバ
ー部4および圧力測定装置10は、左右の靴の片方にの
み装着されるものである。
回路構成を説明する。なお、この圧力測定装置10はモ
ニタモード「M=0」と歩数計モード「M=1」とを有
し、モニタモードでは気体タンク6,7内の圧力を測定
し、歩数計モードでは気体タンク6,7内の圧力変化に
よって歩数を測定する。
OM17に予め記憶したマイクロプログラムに基づい
て、気体タンク6,7内の圧力測定,データ格納等の各
種処理を行なう中央処理部である。センサ部15は圧力
センサにより構成されており、エア管13を介して気体
タンク6,7内の圧力を検出し、その圧力に応じた検出
電圧信号を増幅・電圧比較部16に出力する。
ら出力された測定圧力信号を増幅し、更にA/D(アナ
ログ/デジタル)変換して制御部14に出力すると共
に、制御部14から出力される比較圧力D1 とセンサ部
15からの測定圧力とを比較する。なお、センサ部15
および増幅・電圧比較部16は制御部14から供給され
る動作信号aに応じて動作する。
で、図7に示すように各種レジスタが設けられている。
表示レジスタ18aは表示データを記憶するレジスタで
ある。モードレジスタMはモードデータを記憶するレジ
スタであり、「M=0」のときはモニタモード、「M=
1」のときは歩数計モードである。タイマーTは圧力測
定の時間間隔を計時する。カウンタCは歩数をカウント
する歩数カウンタである。フラグレジスタFは歩数のカ
ウントを指示するもので、「M=1,F=1」のとき歩
数がカウントされる。測定圧力レジスタD0 は単位時間
(例えば3秒)毎に測定された圧力データを記憶するレ
ジスタである。比較圧力レジスタD1 は歩数カウントの
とき基準となる比較圧力データを記憶するレジスタであ
る。
すK1〜K4キーを具備したもので、キー入力に応じた
キー入力信号を制御部14に出力する。発振器20は水
晶発振子を内蔵し、例えば約64kHZ のクロックパル
スを出力するもので、クロックパルスは分周・タイミン
グ信号発生回路21に供給される。分周・タイミング信
号発生回路22は発振器20から供給されたクロックパ
ルスを分周して計時信号等の各種タイミング信号を発生
し、制御部14に供給する。ドライバ22は制御部14
から出力される表示データに基づいてLCD(液晶表示
素子)により構成された表示部12に対して表示駆動信
号を出力する。
施例の動作を説明する。図8は全体の動作を示すフロー
チャート、図9はK2キーを操作したときの動作を示す
フローチャート、図10は使用手順を示すフローチャー
ト、図11は図10の使用手順に沿った気体タンク6,
7内の圧力の変化を示す図である。
ず、使用者は靴を履いて(ステップC1)、気体タンク
6,7に連通された図示しないバルブにエアポンプを装
着する(ステップC2)。次に、K1キーを操作して圧
力測定装置10の電源をONすると共に、K3キーを操
作してモードレジスタMの内容を「M=0」に設定する
(ステップC3)。これにより、図8に示す処理が開始
され、気体タンク6,7の圧力が3秒毎に測定されて表
示部12に表示される。そして、表示部12に表示され
た圧力データを見ながら、エアポンプにより気体タンク
6,7にエアを注入して、気体タンク6,7内のエアを
調整する(ステップC4)。
に示す処理が開始される。まず、ステップA1では「M
=0」か否か即ちモードレジスタMの内容が「0」か否
かが判断される。ステップA1でYESの場合はステッ
プA2に進み、NOの場合はステップA5に進む。い
ま、初期設定により「M=0」であるから、ステップA
1からステップA2に進む。
れて時間カウントされる。次に、ステップA3に進んで
「T=3秒」即ちタイマTの内容が3秒に相当する値か
否かが判断される。ステップA3でYESの場合はステ
ップA4に進み、NOの場合はステップA7に進む。
らステップA7に進み、モードレジスタMの内容に応じ
た表示処理が実行される。即ち、「M=0」のモニタモ
ードでは測定圧力レジスタD0 に記憶された測定圧力デ
ータが表示部12に表示され、「M=1」の歩数計モー
ドではカウンタCに記憶された歩数データが表示部12
に表示される。ステップA7の実行後はステップA1に
戻り、上述と同様に、ステップA1〜A3,A7を繰り
返し実行する。
「T=3秒」になると、ステップA3でYESと判断さ
れてステップA4に進む。ステップA4では、気体タン
ク6,7内の圧力をセンサ部15で測定し、測定された
圧力データを測定圧力レジスタD0 に記憶する。即ち、
制御部14は3秒毎にセンサ部15および増幅・電圧比
較部16に動作信号aを出力し、これらを動作させる。
これにより、センサ部15から出力されるセンサ電圧は
増幅・電圧比較部16に入力され、デジタル信号に変換
されて制御部14に入力される。制御部14は、増幅・
電圧比較部16から入力された測定値をRAM18の測
定圧力レジスタD0 に記憶する。また、タイマTをクリ
アして新たな時間カウントを開始する。ステップA4か
らはステップA7に進み、上述と同様に表示処理が行な
われ、測定圧力レジスタD0 に記憶された測定圧力デー
タを表示部12に表示される。
力は図11の「エア注入」と記載されているように徐々
に上昇するので、最適のサポート状態になったときエア
注入を止める。次に、足を上げて靴を地面から離す(ス
テップC5)と、使用者の体重が靴にかからなくなるの
で、図11のAに示すように、気体タンク6,7内の圧
力が大幅に減少する。減少が安定した図11のBの時、
K2キーを操作すると、気体タンク6,7内の圧力が測
定されて、比較圧力データが比較圧力レジスタD1 に設
定される(ステップC6)。
ーチャートに示す処理が開始される。まず、ステップB
1では「M=0」か否かが判断される。ステップB1で
YESの場合はステップB2に進み、NOの場合はステ
ップB3に進む。いま、上記ステップC3の実行により
「M=0」に設定されているので、YESと判断されて
ステップB2に進む。
7内の圧力をセンサ部15で測定し、測定された圧力デ
ータを1.2倍した圧力データを比較圧力レジスタD1
に記憶する。即ち、制御部14はセンサ部15および増
幅・電圧比較部16に動作信号aを出力し、これらを動
作させる。これにより、センサ部15から出力されるセ
ンサ電圧は増幅・電圧比較部16に入力され、デジタル
信号に変換されて制御部14に入力される。制御部14
は、増幅・電圧比較部16から入力された測定値を1.
2倍したものを比較圧力レジスタD1 に記憶する。ステ
ップB2の実行により図9の処理を終了する。これによ
り、歩数検出の基準となる比較圧力データが比較圧力レ
ジスタD1 に記憶されたことになる。
モードレジスタMの内容を「0」から「1」に反転させ
て「M=1」を設定する(ステップC7)。次に、再び
K2キーを操作してフラグレジスタFの内容を「F=
1」にする(ステップC8)。
に、図9のフローチャートに示す処理が開始される。ま
ず、ステップB1では「M=0」か否かが判断され、い
ま「M=1」であるからNOと判断されてステップB3
に進む。ステップB3においては「F=0」か否かが判
断される。ステップB3でYESの場合はステップB4
に進み、NOの場合はステップB6に進む。いま、「F
=0」なのでYESと判断されステップB4に進む。な
お、「F=1」のときにK2キーが操作されるとステッ
プB3からステップB6に進み、フラグレジスタFに
「0」が書き込まれる。
に記憶された比較圧力データを表示部12に出力すると
共に、カウンタCをクリアする。続くステップB5にお
いては、フラグレジスタFに「1」を書き込んで「F=
1」とし、図9の処理を終了する。
始すると、歩数カウントが開始される(ステップC
9)。このとき、図8のフローチャートに示す処理が実
行される。ステップA1では「M=1」なのでNOと判
断されてステップA5に進む。ステップA5では「F=
1」か否かが判断され、いま「F=1」なのでYESと
なりステップA6に進む。
実行される。図11に示すように、足が地面に着地する
と、気体タンク6,7内の圧力がピークになる。そし
て、足が地面から離れると、気体タンク6,7内の圧力
が急激に降下して、一時的に体重がかからない状態とな
る。この実施例では、測定圧力データが比較圧力レジス
タD1 に記憶された比較圧力データ(図11のD1レベ
ル)以下に降下した時、これを1歩として歩数をカウン
トしている。
に記憶された比較圧力データを増幅・電圧比較部16に
入力する。増幅・電圧比較部16は、センサ部15から
出力される測定圧力データと、比較圧力データとを比較
し、測定圧力データが比較圧力データ(図11のD1 レ
ベル)以下に降下したか否かを判断する。
下に降下した場合、増幅・電圧比較部16は制御部14
に対して検出信号を出力する。これにより、制御部14
はカウンタCを+1して歩数をカウントする。なお、左
右の歩数を得たい場合には+1ではなく+2するように
してもよい。しかして、ステップA6からはステップA
7に進む。ステップA7では、「M=1」なのでカウン
タCに記憶された歩数データが表示部12に表示され
る。ステップA7の実行後はステップA1に戻る。
A7が繰り返し実行され、カウンタCにより歩数がカウ
ントされる。
空気を注入したが、注入するものは空気に限らず、炭酸
ガス等の空気以外のガスや、液体でもよい。また、この
発明は通常の靴以外に、運動靴、革靴、スキーシュー
ズ、ゴルフシューズ、各種ブーツなどの種々の靴に適用
できる。
気体タンク内の圧力を検出し、この検出された圧力の値
が予め設定されれた圧力値以下の値に降下した回数を計
数し、この計数された回数に対応する歩数データを表示
させるようにしているので、極めて簡単な構成で、歩い
たり走ったりした場合に得られる歩数データを、迅速か
つ正確に視認することができる、という効果を有する。
Claims (1)
- 【請求項1】 靴本体に設けられる気体タンク内の圧力
を検出する圧力検出手段と、 この圧力検出手段により検出された圧力の値が予め設定
されれた圧力値以下の値に降下した回数を計数する計数
手段と、 この計数手段により計数された前記回数に対応する歩数
データを表示させる表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする靴用の表示制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03214872A JP3089725B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 靴用の表示制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03214872A JP3089725B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 靴用の表示制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549505A JPH0549505A (ja) | 1993-03-02 |
JP3089725B2 true JP3089725B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=16662965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03214872A Expired - Lifetime JP3089725B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 靴用の表示制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3089725B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101872505B1 (ko) * | 2016-12-06 | 2018-06-29 | (주)매직코스 | 위치기반으로 사고위험을 예방하는 안전우산 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105866341A (zh) * | 2016-05-06 | 2016-08-17 | 深圳市元征科技股份有限公司 | 基于鞋子的异味气体数据处理方法、装置及智能鞋 |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP03214872A patent/JP3089725B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101872505B1 (ko) * | 2016-12-06 | 2018-06-29 | (주)매직코스 | 위치기반으로 사고위험을 예방하는 안전우산 |
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---|---|
JPH0549505A (ja) | 1993-03-02 |
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