JP3089562U - 携帯式拡声器 - Google Patents
携帯式拡声器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】拡声器を、それの取り扱いが楽で、かつ、使用
が両手をフリーにした状態で行え、しかも、使用する者
の所属する団体・または身分等を表示する名札として機
能させ得るようにする。 【解決手段】別体としたマイクロフォンmと無線または
有線で接続するスピーカーsを、反響盤20と平板状の
振動板21とにより、超薄型で着衣の胸のポケット3の
前面に装着する名札状の大きさ形状に形成し、その薄型
のスピーカーsの上縁側と、胸のポケット3に落し込め
る大きさの平箱状に形成した電源ボックス4の上縁側と
を、それらに渡架する連結具により連結して、電源ボッ
クス4の胸のポケット3への差し込みにより名札状の超
薄型のスピーカーsがポケット3の前面に装着されるよ
うにする。
が両手をフリーにした状態で行え、しかも、使用する者
の所属する団体・または身分等を表示する名札として機
能させ得るようにする。 【解決手段】別体としたマイクロフォンmと無線または
有線で接続するスピーカーsを、反響盤20と平板状の
振動板21とにより、超薄型で着衣の胸のポケット3の
前面に装着する名札状の大きさ形状に形成し、その薄型
のスピーカーsの上縁側と、胸のポケット3に落し込め
る大きさの平箱状に形成した電源ボックス4の上縁側と
を、それらに渡架する連結具により連結して、電源ボッ
クス4の胸のポケット3への差し込みにより名札状の超
薄型のスピーカーsがポケット3の前面に装着されるよ
うにする。
Description
【0001】
本考案は、ハンディタイプのマイクロフォンと、ハンディタイプのラウドスピ ーカーとを組み合わせたハンドマイクまたはハンドスピーカー等の携帯式拡声器 についての改良に関する。
【0002】
携帯式拡声器Aには、図1にあるように、ラウドスピーカーaのボディにマイ クロフォンmが一体的に組み込まれたハンドスピーカーと呼ばれる形態のものと 、図2にあるように、ポータブルのマイクロフォンmがラウドスピーカーaと別 体に作られてコードまたは無線アンテナにより接続している形態のものとがある 。
【0003】
ラウドスピーカーaのボディにマイクロフォンmを組み込んだ形態の携帯式拡 声器Aは、ラウドスピーカーaのボディに設けた把持部1を片手で握り、ラウド スピーカーaの全体を持って使用することから、取り扱いの際、片手がふさがら れてしまい、例えば、観光旅行の団体のガイドが用いる場合には、その団体のメ ンバーに対する指示・誘導を空いている他方の手だけで行わなければならず、そ の空いている手により行う指示・誘導の動作が、一方の手で持っている大きなラ ウドスピーカーaによる制約を受け、不明確なものとなる問題がある。
【0004】 ポータブルのマイクロフォンmをポータブルのラウドスピーカーaと別体にし て有線または無線により接続した形態の拡声器Aは、ラウドスピーカーaを、身 体に締めるバンドに装着するなどで、手に持つ必要はなくなるが、マイクロフォ ンmを持つ片手がふさがれるようになる問題があり、また、身体に装着するラウ ドスピーカーaが、上述のマイクロフォンmが一体に組み込まれる形態のラウド スピーカーaと略同様の大きさ形状のものとして作られていることで、取り扱い が不便で、かつ、空いている他方の手で行うツアーのメンバーに対する指示動作 に制約を与える問題がある。
【0005】 さらに、団体の観光旅行のガイドは、その団体のメンバーに対してガイドを行 うのであり、幾つもの団体が行き合う観光地においては、ガイドする団体のメン バーに対して、団体の標識となる旗などを手に持って掲げることから、この携帯 式拡声器を用いる際の、メンバーに対する指示動作に手を充分に使用できないこ との制約は大きな問題となる。
【0006】 本考案は、従前の携帯式拡声器に生じている上述の問題を解消せしめるために なされたものであって、拡声器の取り扱いが楽で、かつ、使用が両手をフリーに した状態で行え、しかも、使用する者の所属する団体・または身分等を表示する 名札として機能させ得るようになる携帯式拡声器を提供することを目的とする。
【0007】
従前の携帯式拡声器に生じている上述の問題は、それにセットされるスピーカ ーが、ラッパ状の形状をなすいわゆるラウドスピーカーとして作られ、形状が大 きなものとなっていることに起因している。
【0008】 スピーカーは、ラウドスピーカーの形態としなくても、反響盤に振動板を重合 した平板状のもの、または、反響盤と振動板とを極く薄いケースに組み込んだ薄 型で小型のもので、拡声器の機能を充分に発揮するものが開発されている。また 、スピーカーに組み合わせるマイクロフォンも、例えば、使用する人の頭に装着 するヘッドセット式のもの、使用する人の衣服の襟もとなどにピンで装着するピ ンマイクロフォン式のものがある。
【0009】 携帯式拡声器を、それのスピーカーに、ラウドスピーカーではなく上述の薄型 で小型のものを用い、マイクロフォンをヘッドセット式またはピンマイクロフォ ン式のものを用いて、これらをコードで接続するかまたは無線アンテナによりワ イヤーレスとして接続することで携帯式拡声器に構成し、かつ、薄型のスピーカ ーには、使用する人の身体の外面に装着し得る適宜の掛止具を装備せしめておけ ば、この携帯式拡声器を使用する人は両手をフリーの状態として使用できるよう になる。例えば観光のツアーのガイドが使用するときに、ツアーのメンバーに対 し両手を自由に使っての動作による指示を行いながら拡声器を用いての説明がで きるようになる。
【0010】 このとき、薄型のスピーカーは、それに装備せしめる掛止具を、使用する人が 着用する衣服の胸のポケットの前面位置に装着し得るようにしておくことで、こ の薄型のスピーカーを、胸に着ける名札状に装着できるようになる。
【0011】 そして、このように装着した薄型のスピーカーは、それの前面側に、例えば、 ツアーの名称やガイドの身分・氏名などを表示しておくことで、ツアーのメンバ ーに対しガイドが所属するツアーの標識・目印を兼ねたものとなる。
【0012】 さらに、携帯式拡声器に電源として組み込む電池を、胸のポケットに挿入し得 るサイズの平箱状のボックス内に装填しておき、このボックスの上端側と薄型の 名札型に形成したスピーカーの上端縁との間に、それらを電気的に継ぐコードな どを利用する適宜の連結具をブリッジ状に渡架しておくことで、この平箱状の電 源ボックスを胸のポケットに落し込むことにより、これに連結する薄型のスピー カーが、この電源ボックスを掛止具として、胸のポケットの前面に名札状に装着 されるようになる。
【0013】 さらにまた、この電源ボックスには、発信回路等を設けた基盤およびボリュー ム等を組み込んでコントロールボックスに構成し、上端面に、電源を電源をオン ・オフ制御する電源スイッチおよびボリュームの操作ダイヤルを組み付け、また 、ヘッドセット・ピンマイクロフォンと接続する接続コードの挿込口、またはマ イクロフォンと無線で接続するための無線アンテナを装設しておくことで、胸の ポケットに、このコントロールボックスと薄型のスピーカーとで挟み付けるよう に装着した状態において、手の指先をポケットに差し込むようにして電源スイッ チおよび操作ダイヤルの操作をすることで、拡声器のコントロールが行えるよう になる。
【0014】 そして、このような知見が得られたことから、本考案においては、上述の目的 を達成するための手段として、請求項1に記載した、別体としたマイクロフォン mと無線または有線により接続するスピーカーsを、反響盤20と平板状の振動 板21とにより着衣の胸のポケット3の前面に装着する名札状の大きさ形状に形 成し、それの上縁側と、胸のポケット3に落し込める大きさの平箱状に形成した 電源ボックス4の上縁側とを、それらの間に渡架する連結具により連結して、電 源ボックス4の胸のポケット3への差し込みにより名札状の薄型スピーカーsが ポケット3の前面に装着されるようにしたことを特徴とする携帯式拡声器を提起 し、また、これに併せて、請求項2に記載した、スピーカーsを、着衣の胸のポ ケット3の前面に装着する名札状の大きさ形状の薄いケース2と、そのケース2 に組み付ける反響盤20と平板状の振動板21とにより名札状に形成することを 特徴とする請求項1記載の携帯式拡声器を提起し、さらに、請求項3に記載した 、電源ボックス4を、それの内部に基盤を組み込み、上面側に電源スイッチ40 およびボリュームの操作ダイヤル41を組み付けてコントロールボックスとする ことを特徴とする請求項1記載の携帯式拡声器を提起し、さらに、また、請求項 4に記載した名札型に形成するスピーカーsの前面に、使用する人の所属団体・ 身分等の標識を表記して、スピーカーsを名札に兼用することを特徴とする請求 項1記載の携帯式拡声器を提起するものである。
【0015】
次の本考案の実施の態様を、実施例の図面に従い説明する。 図3は、本考案を実施せる携帯式拡声器Aを、使用する人の身体に装着した使 用状態の全体の斜視図で、同図において、mはマイクロフォン、sはスピーカー を示す。
【0016】 マイクロフォンmは、図4に示しているように、使用する人の頭に装着するマ ッドセットbに組み付けた支持アームcの先端に支持せしめたヘッドセット式の ものが用いられている。
【0017】 スピーカーsは、反響盤20に平板状の振動板21を重合して構成する超薄型 スピーカーと呼ばれる形態のものであり、この例においては、通常、着衣の胸の ポケット3の前面に装着される名札と同程度の大きさの薄い平箱状のケース2を 形成し、それの内部に図7にあるように、そのケース2の後壁を形成するように 反響盤20を設け、それの前面に平板状の振動板21を重合して取り付け、それ の周囲に振動板21から発生する音声に指向性を与えるためのコーン状の筒体2 2を設け、ケース2の前壁に網目状の細孔23を設けることで、スピーカーsを 組み立て、かつ、それの大きさ形状を名札状に形成している。
【0018】 そして、この名札状に形成したスピーカーsは、それのボディとなるケース2 の上縁部に取り付けておく挟み具などの掛具により着衣の胸のポケット3の開口 縁に掛着することでその胸のポケット3の前面に装着するようにするが、この例 においては、胸のポケット3内に装入し得る大きさ形状のボックスに成形して内 部に電池を装填する電源ボックス4を別に形成し、これの上面側と前述の名札型 のスピーカーsのケース2の上面側との間に、接続コード42などで適宜形成す る連結具を渡架しておいて、この電源ボックス4を胸のポケット3に落し込むこ とで、この電源ボックス4を掛止具に利用して名札型のスピーカーsの装着が行 えるようにしている。
【0019】 この電源ボックス4は、それの内部に、ダイオード・トランジスタ・ボリュウ ム等を組み込んだ基盤を組み込み、上面側には、名札型のスピーカーsと連結す る連結具の他に、電源をオン・オフする電源スイッチ40と、マイクロフォンm に接続するコードdの挿込口43と、ボリュームを調節する操作ダイヤル41を 設けて、コントロールボックスに構成するようにしてよい。
【0020】 このようにしたときは、このコントロールボックスとした電源ボックス4を胸 のポケット3に落し込んで、名札型にsに成形したスピーカーsを胸のポケット 3の前面に名札状に装着したとき、手を指先のポケット3内に差し込んで、コン トロールボックスとした電源ボックス4に設けた電源スイッチ40およびダイヤ ル41を操作することで、この携帯式拡声器のコントロールが行えるようになる 。
【0021】 ヘッドセット式またはピンセット式とするマイクロフォンmとスピーカーsと の接続は、接続コードdによる有線の接続の他、無線アンテナを用いて無線によ る接続とする場合がある。その場合は、コントロールボックスとした電源ボック ス4の上面側に、無線アンテナ44を設けるようにする。また、マイクロフォン mには音声の入口側にスピーカーsからの音声が流入して異常音を発生させるの を防ぐための囲い壁を具備せしめておく。
【0022】
以上説明したように、本考案による携帯式拡声器は、使用する人が両手を自由 に使えるようになり、また、スピーカーの身体への装着が、電源ボックスをポケ ットに挿し込むことで行えるようになる。しかも、使用する人の所属団体・身分 を表示する名札を兼ねたものとし得るようになる。
【図1】従前の携帯式格式の使用状態の斜視図である。
【図2】同上の別の形態の携帯式拡声器の使用状態の斜
視図である。
視図である。
【図3】本考案による携帯式拡声器の使用状態の斜視図
である。
である。
【図4】同上の身体から外した状態の斜視図である。
【図5】同上電源ボックスとスピーカーの斜視図であ
る。
る。
【図6】同上の電源ボックスの前面図である。
【図7】同上のスピーカーの縦断面図である。
【図8】同上スピーカーの前面図である。
A…拡声器、a…ラウドスピーカー、b…マッドセッ
ト、c…支持アーム、d…接続コード、m…マイクロフ
ォン、s…スピーカー、1…把持部、2…ケース、20
…反響盤、21…振動板、22…筒体、23…細孔、3
…ポケット、4…電源ボックス、40…電源スイッチ、
41…操作ダイヤル、42…接続コード、43…挿込
口、44…無線アンテナ。
ト、c…支持アーム、d…接続コード、m…マイクロフ
ォン、s…スピーカー、1…把持部、2…ケース、20
…反響盤、21…振動板、22…筒体、23…細孔、3
…ポケット、4…電源ボックス、40…電源スイッチ、
41…操作ダイヤル、42…接続コード、43…挿込
口、44…無線アンテナ。
Claims (4)
- 【請求項1】 別体としたマイクロフォンmと無線また
は有線で接続するスピーカーsを、反響盤20と平板状
の振動板21とにより、超薄型で着衣の胸のポケット3
の前面に装着する名札状の大きさ形状に形成し、その薄
型のスピーカーsの上縁側と、胸のポケット3に落し込
める大きさの平箱状に形成した電源ボックス4の上縁側
とを、それらに渡架する連結具により連結して、電源ボ
ックス4の胸のポケット3への差し込みにより名札状の
超薄型のスピーカーsがポケット3の前面に装着される
ようにしたことを特徴とする携帯式拡声器。 - 【請求項2】 スピーカーsを、着衣の胸のポケット3
の前面に装着する名札状の大きさ形状の薄いケース2
と、そのケース2に組み付ける反響盤20と平板状の振
動板21とにより名札状に形成することを特徴とする請
求項1記載の携帯式拡声器。 - 【請求項3】 電源ボックス4を、それの内部に基盤を
組み込み、上面側に電源スイッチ40およびボリューム
の操作ダイヤル41を組み付けてコントロールボックス
とすることを特徴とする請求項1記載の携帯式拡声器。 - 【請求項4】 名札型に形成するスピーカーsの前面
に、使用する人の所属団体・身分等の標識を表記して、
スピーカーsを名札に兼用することを特徴とする請求項
1記載の携帯式拡声器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002365U JP3089562U (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 携帯式拡声器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002365U JP3089562U (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 携帯式拡声器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3089562U true JP3089562U (ja) | 2002-10-31 |
Family
ID=43240817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002002365U Expired - Fee Related JP3089562U (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 携帯式拡声器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3089562U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022030369A1 (ja) * | 2020-08-06 | 2022-02-10 | 大介 宇野 | マスク用小型拡声器 |
-
2002
- 2002-04-25 JP JP2002002365U patent/JP3089562U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022030369A1 (ja) * | 2020-08-06 | 2022-02-10 | 大介 宇野 | マスク用小型拡声器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |