JP3076634U - 携帯電話用吊り下げ具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドフリー状態での吊り下げが可能であっ
て、かつ携帯電話の使用時に、携帯電話の使用を妨げる
ことのない携帯電話の吊り下げ具を提供すること。 【解決手段】 携帯電話用吊り下げ具において、携帯電
話１を倒立した状態で収納し正立した状態では収納でき
ないように構成された収納ケース５と、携帯電話１が倒
立した状態で収納された収納ケース５をハンドフリー状
態で吊り下げることのできる吊り下げ部材１０とを備え
ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話の吊り下げ具に係わり、特に、携帯電話使用時の利便性を 改善した携帯電話の吊り下げ具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

登録実用新案公報第３０６８７１１号には、携帯電話をイヤホンやマイクを備 えた吊り下げ部材によって吊り下げるハンドフリータイプの吊り下げ構造の一例 が開示されている。この種の構造のものは、図３に示すように、ストラップ（吊 り革）２２によって携帯電話２１上部に設けられた吊下部にて携帯電話２１を吊 り下げ、アンテナ２３が上方に位置する正立状態で携帯電話２１を吊り下げ保持 するように構成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記に示した従来技術のものは、図４に示すように、使用時に携帯電 話のディスプレイを見たり、ボタン操作をする際に、携帯電話２１上にストラッ プ２２が位置してしまい、ストラップ２２が視界に入って邪魔になり、携帯電話 ２１の使用を妨げ、使いづらいという欠点を有していた。

【０００４】 本考案の目的は、上記の従来技術の問題点に鑑みて、ハンドフリー状態での吊 り下げ及び使用が可能であって、かつ携帯電話の使用時に、携帯電話の使用を妨 げることのない携帯電話の吊り下げ具を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採用した。

【０００６】 第１の手段は、携帯電話用吊り下げ具において、携帯電話を倒立した状態で収 納し正立した状態では収納できないように構成された収納ケースと、前記携帯電 話が倒立した状態で収納された前記収納ケースをハンドフリー状態で吊り下げる ことのできる吊り下げ部材とを備えることを特徴とする。

【０００７】 第２の手段は、第１の手段において、前記収納ケースは、携帯電話を倒立した 状態で収納した際に、前記携帯電話のアンテナが当該収納ケース外に突出するこ とのできるアンテナ用孔を備えていることを特徴とする。

【０００８】 第３の手段は、第１の手段または第２の手段において、前記収納ケースは、上 部に蓋体を有し、前記携帯電話を正立した状態で前記収納ケースに収納した際に 、前記蓋体の蓋をすることができないように構成されていることを特徴とする。

【０００９】 第４の手段は、第１の手段ないし第３の手段のいずれか１つの手段において、 前記収納ケースは、透明ケースで構成されていることを特徴とする。 第５の手段は、第１の手段ないし第４の手段のいずれか１つの手段において 、前記吊り下げ部材は、ハンドフリーマイクを備えると共に、前記ハンドフリー マイクと前記携帯電話間を接続する接続ケーブルを保持していることを特徴とす る。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案の一実施形態を図１および図２を用いて説明する。

【００１１】 図１は、本実施形態に係る携帯電話の吊り下げ具の構成を示す斜視図であり、 図２は、図１に示す携帯電話の吊り下げ具の使用態様を示す図である。

【００１２】 これらの図において、１は携帯電話、２は携帯電話１に設けられる送受信用の アンテナ、３は携帯電話１に設けられる操作ボタン、４は後述するプラグ１３を 差し込むための携帯電話１に設けられた差込み口、５は携帯電話１を収納すると 共に、後述するストラップ１０によって吊り下げ可能に設けられた透明ケース、 ６は携帯電話１を収納または取り出すために透明ケース５に設けられた蓋体、７ はアンテナ２を透明ケース５外に突出できるように透明ケース５の底部に設けら れたアンテナ用孔、８は操作ボタン３を操作できるように透明ケース５に設けら れた開口部、９はプラグ１３を差込み口４に差し込みできるように透明ケース５ に設けられたプラグ用孔、１０は透明ケース５に設けられた吊り下げ部を介して 透明ケース５を吊り下げるために設けられた吊り下げ部材としのストラップ、１ ２は携帯電話１に使用者の音声を入力するためにストラップ１０に設けられたマ イクロホン、１１は携帯電話１にて受信された音声を聴取するためにストラップ １０に設けられたイヤホン、１３は後述する接続ケーブル１４と携帯電話１間を 電気的に接続するために設けられたプラグ、１４はマイクロホン１２やイヤホン １１と携帯電話１間を電気的に接続するためにストラップ内に設けられた接続ケ ーブルである。

【００１３】 なお、ここで、携帯電話用吊り下げ具は、最適な例として透明ケース５の大き さが、例えば、約縦１２ｃｍ、約横４ｃｍ、約奥行き１０ｍｍであり、また、ス トラップ１０の長さが約９０ｃｍのものである。

【００１４】 本実施形態の考案によれば、これらの図に示すように、使用者は、透明ケース ５に携帯電話１を収納し、ストラップ１０を首に掛けてハンドフリー状態で持ち 運びすることができる。また、ストラップ１０によって吊り下げられた状態では 携帯電話１は透明ケース５内に倒立した状態で収納されているので、携帯電話１ を使用するときは、携帯電話１を持ち変えることなく、手を下げた自然の状態で 透明ケース５を持ってそのまま持ち上げ、アンテナ２が上になった正立した状態 で携帯電話１を保持することができる。このとき、ストラップ１０は、透明ケー ス５の下側に垂れ下がった状態になるので、従来のもののように、ストラップ１ ０が利用者の視界に入って邪魔になるようなことはなく、使用者はディスプレイ を容易に見ることができ、また、操作ボタン３の操作を容易に行うことができる 。 なお、本実施形態の考案では、携帯電話１を透明ケース５内に収納する際に、 アンテナ２を上に向けた状態で収納しようとすると、アンテナ２が突出している ために、蓋体６を閉じることはできない。それに対して、アンテナ２を下に向け た状態で収納する場合は、透明ケース５の底部に設けたアンテナ用孔７を通して アンテナ２が透明ケース５外に突出させることができるので、携帯電話１を透明 ケース５内に倒立した状態で収納することができ、誤って正立した状態で携帯電 話１を透明ケース５内に収納することを回避することができる。

【００１５】 また、携帯電話１を収納するケースを透明ケース５とすることにより、透明ケ ース５を通してディスプレイを見ることができ、また、携帯電話１が倒立した状 態で収納されていることを容易に把握することができる。

【００１６】

【考案の効果】

請求項１記載の考案によれば、収納ケース内に携帯電話を収納し、吊り下げ部 材を首に掛けてハンドフリー状態で持ち運びすることができる。また、携帯電話 が収納ケース内に倒立した状態で収納されるので、携帯電話を使用する際に、携 帯電話を持ち上げると、吊り下げ部材が、収納ケースの下側に垂れ下がった状態 となり、ディスプレイを見たり、ボタン操作する際に邪魔にならず、携帯電話の 使い勝手を向上させることができる。

【００１７】 請求項２記載の考案によれば、携帯電話を確実に倒立した状態で収納ケース内 に収納するようにすることができる。

【００１８】 請求項３記載の考案によれば、携帯電話を誤って正立した状態で収納ケース内 に収納できないようにすることができる。

【００１９】 請求項４記載の考案によれば、透明ケースを通してディスプレイを見ることが でき、また、携帯電話が倒立した状態で収納されていることを容易に把握するこ とができる。

【００２０】 請求項５記載の考案によれば、吊り下げ部材を利用してにマイクを設置できる ので、マイクを設置するための別部材の必要がなく、また、マイクを利用して容 易に携帯電話に音声入力することができる。

【提出日】平成１２年１１月１６日（２０００．１１．１６）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００６

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００６】 第１の手段は、携帯電話用吊り下げ具であって、携帯電話を倒立した状態で収 納するように構成された収納ケースと、当該収納ケースに設けられた吊り下げ部 材としてのストラップとを備えることにより、前記携帯電話が倒立した状態で収 納された前記収納ケースをハンドフリー状態で吊り下げることを特徴とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態に係る携帯電話の吊り下げ
具の構成を示す斜視図である。

【図２】図１に示す携帯電話の吊り下げ具の使用態様を
示す図である。

【図３】従来技術に係る携帯電話の吊り下げ具の構成を
示す斜視図である。

【図４】図３に示す携帯電話の吊り下げ具の使用形態を
示す図である。

【符号の説明】

１ 携帯電話 ２ アンテナ ３ 操作ボタン ４ 差込み口 ５ 透明ケース ６ 蓋体 ７ アンテナ用孔 ８ 開口部 ９ プラグ用孔 １０ ストラップ １１ イヤホン １２ マイクロホン １３ プラグ １４ 接続ケーブル

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年１１月１６日（２０００．１１．
１６）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯電話を倒立した状態で収納するよう
   に構成された収納ケースと、前記携帯電話が倒立した状
   態で収納された前記収納ケースをハンドフリー状態で吊
   り下げることのできる吊り下げ部材とを備えることを特
   徴とする携帯電話用吊り下げ具。
2. 【請求項２】 前記収納ケースは、携帯電話を倒立し
   た状態で収納した際に、前記携帯電話のアンテナが当該
   収納ケース外に突出することのできるアンテナ用孔を備
   えていることを特徴とする請求項１記載の携帯電話用吊
   り下げ具。
3. 【請求項３】 前記収納ケースは、上部に蓋体を有し、
   前記携帯電話を正立した状態で前記収納ケースに収納し
   た際に、前記蓋体の蓋をすることができないように構成
   されていることを特徴とする請求項１または請求項２記
   載の携帯電話用吊り下げ具。
4. 【請求項４】 前記収納ケースは、透明ケースで構成
   されていることを特徴とする請求項１ないし請求項３の
   いずれか１つの請求項記載の携帯電話用吊り下げ具。
5. 【請求項５】 前記吊り下げ部材は、ハンドフリーマ
   イクを備えると共に、前記ハンドフリーマイクと前記携
   帯電話間を接続する接続ケーブルを保持していることを
   特徴とする請求項１ないし請求項４のいずれか１つの請
   求項記載の携帯電話用吊り下げ具。