JP3088489U - 情報提供装置 - Google Patents

情報提供装置

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JP3088489U JP2002001228U JP2002001228U JP3088489U JP 3088489 U JP3088489 U JP 3088489U JP 2002001228 U JP2002001228 U JP 2002001228U JP 2002001228 U JP2002001228 U JP 2002001228U JP 3088489 U JP3088489 U JP 3088489U
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穎生 近藤
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株式会社日本環境福祉総合研究所
大塚オーミ陶業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 豊富な情報を提供することができ、また、広
告収益を向上させることのできる情報提供装置を提供す
る。 【解決手段】 各種情報を点字(t1〜t7)で表した
触知案内盤(3)と、該触知案内盤内の前記各種情報に
関連した音声データおよび映像データを記憶する記憶手
段(データ格納装置20)と、前記触知案内盤内の所定
に配置され、前記音声データおよび映像データを選択す
る1つ以上のスイッチ(SW1〜SW7等)と、前記ス
イッチの操作に基づいて前記記憶手段から読み出された
音声データを出力する音声出力手段(スピーカ4)と、
前記スイッチの操作に基づいて前記記憶手段から読み出
された映像データを出力させる映像出力手段(モニタ装
置2)と、前記音声出力および前記映像出力に関する制
御を司る制御手段(制御装置C)とを備えるようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、触知案内盤に付される点字、各出力手段から出力される音声および 映像により触知案内盤に描かれた各建物もしくは各施設または各部屋もしくは各 設備に関する情報等を提供する情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
役所や郵便局、あるいは空港や鉄道の駅などの公共施設においては、それら施 設内に設けられた例えばトイレやレストラン等の位置を視覚障害者等が容易に知 ることができるように、それら諸設備や部屋の入り口の位置あるいは行き方を音 声により説明する情報提供装置の一種としての案内装置(以下、音声案内装置と 称する)が普及してきている。
【0003】 この音声案内装置には、図7に示すように、施設内の間取りやレイアウトの平 断面図上に「トイレ」、「レストラン」などの名称を点字により表したいわゆる 触知案内盤100が操作パネル102上に設けられており、視覚障害者等がその 触知案内盤100に触れることによって施設内の間取りやレイアウトを大まかに 知ることができるようになっている。そして、操作パネル102上の触知案内盤 100の横にはトイレやレストラン等にそれぞれ対応したスイッチ103,10 3,・・・がそれらの名称を表す文字及び点字と共に並べられており、視覚障害 者等が適当なスイッチ103を選択して押すことによってその選択された設備等 までの具体的な行き方が音声により案内されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、各種施設等への行き方等の音声案内等は、子供や高齢者あるいは一 般人にも有用である場合が多いが、上述のような音声案内装置は主な使用者が視 覚障害者であることを前提に設計されて設置されているので、子供や高齢者等に とっては必ずしも使い勝手が良くなかった。 例えば、情報提供装置としての設置場所に関していえば、一般人の使用も考慮 に入れるなら、人の往来が頻繁な駅前広場や繁華街の入口等に設けることが望ま しいが、従来の音声案内装置は建物の壁際とか、部屋の隅などに設置されること が多かった。このような設置位置とするのは、音声案内装置を操作している者が 往来の妨げとならないようにすることが一つの理由ではあるが、駅前広場や繁華 街の入口等のような好適な場所は地価が高い場合が多いため設置費用が嵩んでし まうという事情もあった。
【0005】 また、従来の音声案内装置では、たとえ子供や高齢者や一般人が利用し易い場 所に設置したとしても、提供される情報が限られているため、利用するメリット が少なく、高い利用率は見込めないという問題があった。そして、このように現 行の音声案内装置では、あまり高い利用率は見込めないという事情から、例えば 、音声案内装置自体や周辺に広告スペースを設け、広告収益で設置費用等を賄お うとしてもスポンサーとなる企業へのアピールポイントが少なく、協力企業を思 うように集められないという問題があった。そのため、自治体等の限られた予算 では、上記のような駅前広場や繁華街の入口等の設置条件の良い場所に音声案内 装置を設けることは事実上困難であった。
【0006】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、豊富な情報を提供することがで き、また、広告収益を向上させることのできる情報提供装置を提供することを目 的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、各種情報を点字(t1〜t7)で表した触 知案内盤(3)と、該触知案内盤内の前記各種情報に関連した音声データおよび 映像データを記憶する記憶手段(データ格納装置20)と、前記触知案内盤内の 所定に配置され、前記音声データおよび映像データを選択する1つ以上のスイッ チ(SW1〜SW7等)と、前記スイッチの操作に基づいて前記記憶手段から読 み出された音声データを出力する音声出力手段(スピーカ4)と、前記スイッチ の操作に基づいて前記記憶手段から読み出された映像データを出力させる映像出 力手段(モニタ装置2)と、前記音声出力および前記映像出力に関する制御を司 る制御手段(制御装置C)とを備えるようにした。
【0008】 これにより、音声出力に加えて、映像出力を行うことができるので、従来の音 声案内装置と比較して、多種多様の豊富な情報を提供することができる。したが って、視覚障害者向けの情報に加えて、子供や高齢者や一般人向けの情報も用意 することにより、利用率を高めることが期待でき、また、広告を音声出力あるい は映像出力することによりスポンサーとなる企業を多数集めることが期待できる 。よって、広告収益を高めることにより、情報提供装置を駅前広場や繁華街の入 口等の設置条件の良い場所に設置することも可能となる。 なお、映像出力手段としては、大画面のモニタを採用して、多数の通行人等が 映像情報を視認できるようにすることが望ましい。
【0009】 また、所定の者が携帯する所定の信号送信装置から出力される微弱電磁波を受 信可能な受信手段と、該信号送信装置が所定距離内に近づいて、前記受信手段に よって所定の微弱電磁波が受信された際に、前記音声出力手段から所定の音また は音声を出力させて当該情報提供装置の存在位置を報知する報知手段とからなる 音声案内システムをさらに備えるようにできる。これにより、視覚障害者等が所 定の信号送信装置を携帯することで、当該視覚障害者等が情報提供装置に近づく と、報知手段によって自動的に当該情報提供装置の存在位置を報知することがで きるので、視覚障害者等の利便性を一層高めることができる。
【0010】 また、前記触知案内盤には、所定地域の地図または建物内の間取りもしくはレ イアウトが描かれており、前記スイッチは、該触知案内盤内の各建物もしくは各 施設の概要を表す点字情報または各部屋もしくは各設備の概要を表す点字情報の 近傍に設けられるようにできる。これにより、当該スイッチを操作することによ り、触知案内盤内に示される各建物等に関する情報を音声および映像で提供する ことができる。
【0011】 また、交通情報、災害発生情報等の各種行政情報を取得する情報取得手段をさ らに備え、該情報取得手段によって取得した各種行政情報を前記音声出力手段お よび前記映像出力手段を介して出力させるようにしてもよい。これにより、道路 の渋滞情報、交通事故の発生状況、地震や水害等の発生状況等の公共性の高い各 種行政情報を音声および映像によって通行人に速やかに且つ正確に報知すること ができる。なお、交通情報、災害発生情報等の各種行政情報は、各行政機関等か ら配信される情報を電話回線、専用回線等を介して取得するようにできる。
【0012】 また、前記記憶手段に記憶されている前記各種情報に関連した音声データおよ び映像データは、前記触知案内盤に描かれた各建物もしくは各施設または各部屋 もしくは各設備に関する情報を含むようにできる。これにより、触知案内盤内に 示される各建物等に関する情報を音声および映像で提供することができる。また 、例えば各建物等がレストラン等の飲食店である場合には、関連する情報として 、例えば提供される料理の種類、値段等を音声および映像で報知するうようにし てもよい。
【0013】 また、前記記憶手段に記憶されている前記各種情報に関連した音声データおよ び映像データは、広告情報、観光案内情報を含むようにできる。これにより、情 報提供装置の設置のスポンサーとして協賛する企業の広告や、観光施設等の案内 等を行うことにより、広告収益を高めることが期待でき、その財源をもとに情報 提供装置を駅前広場や繁華街の入口等の設置条件の良い場所に設置することも可 能となる。
【0014】 また、前記制御手段は、通常時において、前記広告情報または観光案内情報を 前記音声出力手段および前記映像出力手段に出力させ、前記スイッチが操作され た際には、前記広告情報または観光案内情報に併せて、あるいは前記広告情報ま たは観光案内情報に代えて、該当する前記触知案内盤に描かれた各建物もしくは 各施設または各部屋もしくは各設備に関する情報を前記音声出力手段および前記 映像出力手段に出力させるようにできる。これにより、触知案内盤のスイッチが 操作されない状況においては、広告情報または観光案内情報を音声出力および映 像出力させて、広告を効果的に行うことにより広告収益を上げ易くするとともに 、スイッチが操作された際には、即座に所望情報を提供することにより、利用者 の利便性を担保することができる。
【0015】 また、前記制御手段は、通常時において、前記広告情報または観光案内情報を 前記音声出力および前記映像出力に出力させ、前記情報取得手段が、何れかの行 政情報を取得した際には、前記広告情報または観光案内情報に併せて、あるいは 前記広告情報または観光案内情報に代えて、交通情報、災害発生情報等の各種行 政情報を前記音声出力手段および前記映像出力手段に出力させるようにしてもよ い。これにより、触知案内盤のスイッチが操作されない状況においては、広告情 報または観光案内情報を音声出力および映像出力させて、広告を効果的に行うこ とにより広告収益を上げ易くするとともに、交通情報、災害発生情報等の緊急性 を要する行政情報を取得した際には、即座にこれらの情報を提供することにより 、通行人等に重要な情報を速やかに提供することができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案に係る情報提供装置の実施形態を図1から図4に基づいて説明 する。 図1は本実施形態に係る情報提供装置の外観を示す正面図、図2はその側面図 、図3は本実施形態に係る情報提供装置の要部を構成する触知案内盤の構成例を 示す平面図、図4は本実施形態に係る情報提供装置の概略構成を示すブロック図 である。 本実施形態に係る情報提供装置Dは、例えばステンレス鋼板等で形成される筐 体1をコンクリート等の土台1にボルト(図には現れない)等によって固定して 設置される。なお、筐体1の各部は、溶接によって接合されるが、雨水等が侵入 しないようにコーキング剤等により防水加工が施される。 また、情報提供装置Dの配置場所は特には限定されないが、例えば、駅前の広 場や繁華街の入口等、人の往来が頻繁な場所に設けることが情報提供を行う上で 効果的である。
【0017】 筐体1の上段には、映像出力手段としてのモニタ装置2が設けられている。モ ニタ装置2としては、例えば大画面(42型等)のプラズマディスプレイ等を採 用できる。また、モニタ装置2の左右には音声出力手段としてのスピーカ4が配 設されている。 筐体1の中段には、図2に示すように手前側に下方に所定の傾斜を有する載置 部1aが形成され、この載置部1aの上に触知案内盤3が固定されている。触知 案内盤3の構成の詳細については後述する。 筐体1の天頂部には、後述する信号送信装置Bからの微弱電磁波を受信可能な アンテナ5が配置されている。 なお、図1において、符号6で示される部位は、筐体1内部の熱を放出するた めの換気口である。
【0018】 触知案内盤3は、例えば陶板(セラミック)の表面に地図等を焼き入れした物 等が採用される。このような陶板製の触知案内盤は、耐候性、耐久性に優れてお り、屋外の設置に適している。 触知案内盤3には、例えば図3に示すような地図Mが描かれている。 この例において、地図Mは、所定の公園の主な施設の配置図m1と、近隣の観 光施設の紹介部m2とから構成されている。
【0019】 配置図m1には、公園内の主な施設(例えば、店舗,トイレ,イベント会場, 管理事務所,モニュメント,休憩所、レストラン等)の絵図a1〜a7および点 字t1〜t7が標されており、各施設の絵図a1〜a7の近傍位置には押しボタ ン型のスイッチSW1〜SW7が配置されている。これらの各スイッチSW1〜 SW7を操作することにより、各施設への行き方や施設の概要が、モニタ装置2 からは映像情報として、スピーカ4からは音声情報としてそれぞれ出力される。 また、例えばレストランに関連した情報として、料理の種類やメニュー等を音声 および映像で提供することもできる。これにより、視覚障害者に限らず子供や高 齢者を含む一般人も情報を共用することができるため、情報提供装置Dの利用率 を高めることができる。
【0020】 観光施設の紹介部m2には、例えば各観光施設の写真(例えば、陶板3の表面 に焼き付けられる)P1〜P4が配置され、各写真P1〜P4の近傍位置には押 しボタン型のスイッチSW10〜SW13が配置されている。 また、紹介部m2の下方には、例えば「公園の最新情報」との表記および点字 t10が配置され、その近傍位置には押しボタン型のスイッチSW20が配設さ れている。 これらのスイッチSW10〜13,SW20が操作されることにより、各観光 施設の行き方や概要あるいは公園の最新情報がモニタ装置2からは映像情報とし て、スピーカ4からは音声情報としてそれぞれ出力される。これにより、多種多 様の豊富な情報を提供することができ、情報提供装置Dの利用率を一層高めるこ とができる。
【0021】 次に、図4のブロック図を参照して本実施形態に係る情報提供装置Dの制御系 の概要を説明する。 情報提供装置Dの制御全般を司る制御装置Cは、例えば1チップマイクロコン ピュータやパーソナルコンピュータ等で構成される。 制御装置Cには、上述のモニタ装置2、スピーカ4、触知案内盤3内のスイッ チ群SW(スイッチSW1〜SW7,SW10〜SW13,SW20)が接続さ れている。モニタ装置2およびスピーカ4からは、スイッチ群SWの操作に基づ いて、後述するデータ格納装置20から所定のデータが読み出され、映像および 音声として出力される。なお、スイッチ群SWが操作されない状況においては、 データ格納装置20からスポンサーの広告に関連するデータが読み出され、映像 および音声として出力されるように制御される。
【0022】 さらに、制御装置Cには、視覚障害者等が携帯するカード型の信号送信装置B からの微弱電磁波Wを受信するアンテナ5を備えた信号受信装置Aと、スイッチ 群SWの操作に基づいて、モニタ装置2およびスピーカ4から出力される映像デ ータおよび音声データを格納するデータ格納装置20、各自治体等によって設け られる基地局40から電話回線あるいは専用線Lを介して交通情報や災害情報等 の行政情報を受信する行政情報受信装置30が接続されている。
【0023】 前記カード型の信号送信装置Bと号受信装置Aからなる報知システムは、特開 平6−63070号の「音声誘導案内システム」に詳細が開示されているが、例 えば、視覚障害者等が信号送信装置Bを携帯することで、当該視覚障害者等が情 報提供装置Dに近づくと、スピーカ4から所定の報知音を出力するなどして情報 提供装置Dの存在位置を報知することができるようにしたものであり、視覚障害 者等の利便性を一層高めることができる。
【0024】 データ格納装置20としては、各施設の概要、観光案内、スポンサーの広告等 に関する映像データおよび音声データを格納したハードディスク装置や、これら のデータを書き込んだ所定の媒体(例えば、コンパクトディスク(CD−ROM )やMOディスク等)とその再生装置(例えば、CD−ROMドライブ装置や、 MOドライブ装置)などで構成することができる。
【0025】 次に、図5のフローチャートを参照して制御装置Cによって行われる制御手順 について説明する。 まず、ステップS1でスポンサーの広告に関するデータをデータ格納装置20 から読み出してステップS2に移行する。 ステップS2では、読み出したスポンサー広告のデータをモニタ装置2の全面 に映像出力させる。即ち、例えば図6(a)に示すように、「この情報提供装置 は、・・・株式会社の協賛により設置されています。」等のメッセージや企業紹 介の映像が表示される。なお、映像には静止画および動画が含まれる。また、協 賛企業が複数社ある場合には所定時間毎に表示および音声出力を切り換えるよう に制御する。
【0026】 次いで、ステップS3に移行して、スポンサー広告に関する音声(例えば、上 記メッセージの音声読み上げなど)およびBGMをスピーカ4から出力する。 次に、ステップS4に移行して、行政情報受信装置30が行政情報を受信した か否かが判定され、受信していないと判定された場合にはステップS6に移行し 、受信したと判定された場合にはステップS5に移行する。
【0027】 ステップS5では、受信した行政情報をモニタ装置2に映像出力させると共に 行政情報を提供中である旨をスピーカ4から音声出力させる。即ち、例えば図6 (b)に示すように、受信した行政情報として「地震速報 ・・・で震度4の地 震が発生しました。」等の表示および音声出力を行う。この際に、協賛企業の表 示を画面の隅(本例では、画面の下端部)に縮小表示させるように制御すること ができる。なお、協賛企業が複数社ある場合には例えばテロップ表示で社名等を 表示せるようにしてもよい。また、行政情報の提供中は協賛企業の表示を消すよ うにしてもよい。また、行政情報としては、地震発生情報のほかに、道路の渋滞 情報、交通事故の発生情報等が含まれる。また、これらの行政情報の表示および 音声出力は、所定時間継続された後に、元の広告表示に復帰するように制御でき る。 ステップS6では、スイッチ群SWの何れかのスイッチが操作されたか否かが 判定され、操作されていないと判定された場合にはステップS1の処理に戻り、 操作されたと判定された場合にはステップS7に移行する。
【0028】 ステップS7では、操作されたスイッチに対応するデータをデータ格納装置2 0から読み出し、ステップS8で読み出したデータを映像出力並びに音声出力さ せた後、ステップS1以降の処理にリターンする。即ち、例えば触知案内盤3内 のイベント会場のスイッチS3が操作された場合には図6(c)に示すように、 イベント会場までの道順や入口の位置等を示す詳細な地図を表示させると共に、 「現在、・・・展示会が開催されています。」など、イベント会場で行われてい る催し物の案内を表示させる。この際に、協賛企業の表示を画面の隅(本例では 、画面の下端部)に縮小表示させるように制御することができる。なお、協賛企 業が複数社ある場合には例えばテロップ表示で社名等を表示せるようにしてもよ い。 また、スピーカ4からは「右手方向に徒歩3分です。」などのメッセージを音 声出力させることができる。
【0029】 以上述べたように、本実施形態に係る情報提供装置Dによれば、音声出力に加 えて、映像出力を行うことができるので、従来の音声案内装置と比較して、多種 多様の豊富な情報を提供することができる。したがって、視覚障害者向けの情報 に加えて、子供や高齢者を含む一般人向けの情報も用意することにより、利用率 を高めることが期待でき、また、広告を音声出力あるいは映像出力することによ りスポンサーとなる企業を多数集めることが期待できる。よって、広告収益を高 めることにより、情報提供装置Dを駅前広場や繁華街の入口等の設置条件の良い 場所に設置することも可能となる。
【0030】 以上本考案者によってなされた考案を実施形態に基づき具体的に説明したが、 本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で 種々変更可能であることはいうまでもない。 例えば、モニタ装置2としてはプラズマディスプレイに限らずCRTや液晶表 示装置を用いてもよい。また、触知案内盤3としては陶板に限らず、ステンレス 鋼板等で構成してもよい。また、触知案内盤3に描かれる地図およびスイッチ群 SWの配置は、情報提供装置Dが設置される場所によって変わることは勿論であ る。また、当然ではあるが、地図およびスイッチ群SWの配置が変わる場合には 、提供されるデータはその地図および表示された各施設等に応じて作成されて格 納されることもいうまでもない。
【0031】
【考案の効果】
本考案によれば、各種情報を点字で表した触知案内盤と、該触知案内盤内の前 記各種情報に関連した音声データおよび映像データを記憶する記憶手段と、前記 触知案内盤内の所定に配置され、前記音声データおよび映像データを選択する1 つ以上のスイッチと、前記スイッチの操作に基づいて前記記憶手段から読み出さ れた音声データを出力する音声出力手段と、前記スイッチの操作に基づいて前記 記憶手段から読み出された映像データを出力させる映像出力手段と、前記音声出 力および前記映像出力に関する制御を司る制御手段とを備えるようにしたので、 音声出力に加えて、映像出力を行うことができ、従来の音声案内装置と比較して 、多種多様の豊富な情報を提供することができるという効果がある。したがって 、視覚障害者向けの情報に加えて、子供や高齢者や一般人向けの情報も用意する ことにより、利用率を高めることが期待でき、また、広告を音声出力あるいは映 像出力することによりスポンサーとなる企業を多数集めることが期待できる。ま た、広告収益を高めることにより、情報提供装置を駅前広場や繁華街の入口等の 設置条件の良い場所に設置することも可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る情報提供装置の実施形態の一例を
示す正面図である。
【図2】本考案に係る情報提供装置の実施形態の一例を
示す側面図である。
【図3】本実施形態に係る情報提供装置の要部を構成す
る触知案内盤の構成例を示す平面図である。
【図4】本実施形態に係る情報提供装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図5】本実施形態に係る情報提供装置が備える制御装
置による制御手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態に係る情報提供装置における映像出
力の例を示す説明図である。
【図7】従来の音声案内装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
D 情報提供装置 1 筐体 2 モニタ装置 3 触知案内盤 4 スピーカ 5 アンテナ 10 土台 SW スイッチ群 SW1〜7,SW10〜13,SW20 押しボタンス
イッチ t1〜t7 点字 a1〜a7 各施設の絵図 P1〜P4 観光施設の写真 C 制御装置 20 データ格納装置 30 行政情報受信装置 A 信号受信装置 B 信号送信装置

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種情報を点字で表した触知案内盤と、 該触知案内盤内の前記各種情報に関連した音声データお
    よび映像データを記憶する記憶手段と、 前記触知案内盤内の所定に配置され、前記音声データお
    よび映像データを選択する1つ以上のスイッチと、 前記スイッチの操作に基づいて前記記憶手段から読み出
    された音声データを出力する音声出力手段と、 前記スイッチの操作に基づいて前記記憶手段から読み出
    された映像データを出力させる映像出力手段と、 前記音声出力および前記映像出力に関する制御を司る制
    御手段と、 を備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 【請求項2】 所定の者が携帯する所定の信号送信装置
    から出力される微弱電磁波を受信可能な受信手段と、 該信号送信装置が所定距離内に近づいて、前記受信手段
    によって所定の微弱電磁波が受信された際に、前記音声
    出力手段から所定の音または音声を出力させて当該情報
    提供装置の存在位置を報知する報知手段と、 からなる音声案内システムをさらに備えることを特徴と
    する請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 【請求項3】 前記触知案内盤には、所定地域の地図ま
    たは建物内の間取りもしくはレイアウトが描かれてお
    り、 前記スイッチは、該触知案内盤内の各建物もしくは各施
    設の概要を表す点字情報または各部屋もしくは各設備の
    概要を表す点字情報の近傍に設けられていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 【請求項4】 交通情報、災害発生情報等の各種行政情
    報を取得する情報取得手段をさらに備え、 該情報取得手段によって取得した各種行政情報を前記音
    声出力手段および前記映像出力手段を介して出力させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載
    の情報提供装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段に記憶されている前記各種
    情報に関連した音声データおよび映像データは、前記触
    知案内盤に描かれた各建物もしくは各施設または各部屋
    もしくは各設備に関する情報を含むことを特徴とする請
    求項1から請求項4の何れかに記載の情報提供装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段に記憶されている前記各種
    情報に関連した音声データおよび映像データは、広告情
    報、観光案内情報を含むことを特徴とする請求項1から
    請求項5の何れかに記載の情報提供装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、 通常時において、前記広告情報または観光案内情報を前
    記音声出力手段および前記映像出力手段に出力させ、 前記スイッチが操作された際には、前記広告情報または
    観光案内情報に併せて、あるいは前記広告情報または観
    光案内情報に代えて、該当する前記触知案内盤に描かれ
    た各建物もしくは各施設または各部屋もしくは各設備に
    関する情報を前記音声出力手段および前記映像出力手段
    に出力させることを特徴とする請求項6に記載の情報提
    供装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、 通常時において、前記広告情報または観光案内情報を前
    記音声出力および前記映像出力に出力させ、 前記情報取得手段が、何れかの行政情報を取得した際に
    は、前記広告情報または観光案内情報に併せて、あるい
    は前記広告情報または観光案内情報に代えて、交通情
    報、災害発生情報等の各種行政情報を前記音声出力手段
    および前記映像出力手段に出力させることを特徴とする
    請求項6または請求項7に記載の情報提供装置。
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