JP3088453U - 漉し器 - Google Patents

漉し器

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JP3088453U
JP3088453U JP2002001186U JP2002001186U JP3088453U JP 3088453 U JP3088453 U JP 3088453U JP 2002001186 U JP2002001186 U JP 2002001186U JP 2002001186 U JP2002001186 U JP 2002001186U JP 3088453 U JP3088453 U JP 3088453U
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strainer
support cylinder
bag
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side plates
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春生 平佐
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株式会社エヌビーシー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 使い捨ての状態で漉し袋を使用したままでも
支持筒体の方は何回も再使用することができ、且つ強度
の高いものとなる漉し器を提供する。 【解決手段】 左右の側板8、後板9とによって略三角
形状の開口を有し、左右の側板8相互間の三角頂部、側
板8と後板9との間の三角頂部、後板9の中央部それぞ
れに配した罫線11に沿って折り曲げて偏平状に折畳可
能とした支持筒体1を形成する。この支持筒体1の各三
角頂部下端に前記罫線11を介して鋭角に折り曲げられ
ている係合突起12,13,14と、後板9の下側に中
央の罫線11に向かって鋭角凹状に切り込まれた切欠部
26とを備え、前記支持筒体1の左右の側板8、後板9
それぞれの上辺縁部に前記漉し袋19の上端部開口縁を
着脱可能に掛架させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ドリップ式のコーヒーを作ったり、あるいはウーロン茶、紅茶、緑 茶等を漉したりする際に使用する漉し器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、漉し器として例えばコーヒードリッパー等の種々の形式のものが提案さ れているが、いずれも構造が複雑で高価であるのみならずコンパクトに折り畳ん でおくことができない構成となっているため保管・搬送・販売等の取り扱いに不 便であった。このため本件出願人自身が考案した実用新案登録第1988965 号公報に開示されている如き漉し器を提案するに至った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら従来提案の漉し器は、構造を簡素化して安価に量産でき、使い捨 て用に適したものとなると共に、折畳自在に形成して保管・搬送・販売等の取り 扱いに便ならしめたものとなるものの、ただ実用新案登録第1988965号公 報によれば、漉し袋を固定収納するための支持筒体は、長方形の厚紙に所定の寸 法で上下方向に向けた平行な罫線(折り目)を施して側板、後板、糊代を構成し 、漉し袋の開口縁部外側を支持筒体の側板の上辺縁部内側に配した接着部に接着 固定しておき、この厚紙を罫線に沿って順に折り曲げると共に、糊代を側板の端 縁に接着して三角形の筒状となるように形成するものであって、この場合の漉し 袋は接着部によって支持筒体と一体となっているため、使用後には漉し袋と支持 筒体とを同時に廃棄処分するという使い捨て構造に限られてしまうのである。
【0004】 そこで本考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創案されたもので、従来 の漉し器をさらに改良すべく、使い捨ての状態で漉し袋を使用したままでも支持 筒体の方は何回も再使用することができるものとし、さらに量産化と低コスト化 を向上させると共に、従来よりもまして組み立て容易で且つ強度の高いものとな る漉し器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するため、本考案にあっては、上下端を開口した筒状に形 成されているプラスチック製もしくは厚紙製等の支持筒体1の内部に、上端を開 口し下端が幅狭となっている漉し袋19を着脱可能に収納する漉し器であって、 前記支持筒体1は一対の側板7,8を設け、それぞれの側板7,8の上辺縁部に 前記漉し袋19の上端部開口縁20の折曲縁を着脱可能に掛架させて成るもので ある。 前記支持筒体1は、左右の側板7,8、後板9とによって略三角形状の開口を 有し、左右の側板7,8相互間の三角頂部、側板7,8と後板9との間の三角頂 部、後板9の中央部それぞれに配した罫線4,5,11に沿って折り曲げて偏平 状に折畳可能とし、前記漉し袋19に、前記支持筒体1の三角頂部に対応する当 該漉し袋19と一体または別体の支持片体31を設けて構成することができる。 前記支持筒体1は、各三角頂部下端に前記罫線4,5,11を介して鋭角に折 り曲げられている係合突起12,13,14と、後板9の下側に中央の罫線11 に向かって鋭角凹状に切り込まれた切欠部26とを備え、前記支持筒体1の左右 の側板7,8、後板9それぞれの上辺縁部に前記漉し袋19の上端部開口縁を着 脱可能に掛架させて成るものとすることができる。 右側もしくは左側の側板7,8と後板9との間の三角頂部に配した罫線に沿っ てこれを切断すると共に、この切断箇所を差し込み連結させることで支持筒体1 を組み立て可能にすべく互いに逆向きの切り込みスリット状の連結部10、もし くは切断箇所同士を接着させるための糊代部を形成配置させたものとできる。 前記支持片体1は、鋭角な頂部を有する矢頭状に開いた状態と偏平状に折り畳 んだ状態とを可能にすべく中央に罫線32を配置した左右の側板37,38と、 該左右の側板37,38の上辺内側にそれぞれ設けた接着部21とを有し、前記 漉し袋19の上端開口縁20の外側を前記接着部21に接着固定して成るものと することができる。 前記支持片体1の下端には、前記罫線32を介して鋭角に折り曲げられている 係合突起33を備えているものとすることができる。 前記支持片体1の下側には、前記罫線32に向かって鈍角凹状に切り込まれた 切欠部34を備えているものとすることができる。
【0006】 以上のように構成された本考案に係る漉し器において、左右の側板7,8相互 間の三角頂部、側板7,8と後板9との間の三角頂部、後板9の中央部それぞれ に配した罫線4,5,11に沿って折り曲げて偏平状に折畳可能とした支持筒体 1は、コンパクトにパック包装可能にさせる。 使用に際し、この支持筒体1は罫線4,5,11を介して筒状に膨らませた状 態で、当該支持筒体1内部に、漉し袋19の上端開口部を開放させて収納配置し た後、カップ容器C上に載置させられ、この漉し袋19内に適量のコーヒー粉末 、ウーロン茶、紅茶、緑茶等を入れ、この状態で上から漉し袋19内に熱湯を適 量づつ注ぐと、熱湯はコーヒー粉末等に浸潤してエキスを滲出させ、漉し袋19 の底部からカップ容器C内に滴下するのでこれによりドリップコーヒー等が造ら れる。 使用後には支持筒体1内部から使用済みコーヒー粉末等の入った漉し袋19を 取り出してこの漉し袋19だけが廃棄処分される一方、支持筒体1の方は次回に 再使用される。 支持筒体1の各三角頂部下端に前記罫線4,5,11を介して鋭角に折り曲げ られている係合突起12,13,14は、カップ容器C上での支持筒体1の確実 な位置決めを可能にさせる。しかも後板9両側にある係合突起12,13,14 同士の間の距離は後板9の中央の罫線4,5,11の曲げ角度で自由に調整でき 、種々の開口径を有するカップ容器Cに対応可能にさせる。 前記支持筒体1の左右の側板7,8の上辺内側の略中央部にそれぞれ設けた接 着部21に、前記漉し袋19の上端開口縁20の外側を接着固定して成るので、 後板9中央の罫線4,5,11の曲げの妨げにならず支持筒体1と漉し袋19と の変形が極めて円滑に行なえる。 右側もしくは左側の側板7,8と後板9との間の三角頂部に配した罫線4,5 ,11に沿って切断された部位に設けてある互いに逆向きの切り込みスリット状 の連結部10は、当該連結部10を差し込み連結させることで接着剤無しでも支 持筒体1の組み立てを可能にさせる。 使い捨て用の漉し器の2枚折状の支持片体31は、偏平状に折り畳んだ状態か ら、鋭角な頂部を有する矢頭状に開いた状態に膨らますことで、当該支持片体3 1内側に固定してある漉し袋19の上端開口部も開放され、予めカップ容器C上 に載置させられている支持筒体1の左右の側板7,8、後板9それぞれの上辺縁 部に掛架される。 この漉し袋19内に適量のコーヒー粉末、ウーロン茶、紅茶、緑茶等を入れ、 この状態で上から漉し袋19内に熱湯を適量づつ注ぐと、熱湯はコーヒー粉末等 に浸潤してエキスを滲出させ、漉し袋19の底部からカップ容器C内に滴下する のでこれによりドリップコーヒー等が造られる。 使用後には支持片体31と、使用済みコーヒー粉末等の入った漉し袋19とが 共に廃棄処分される。 支持片体31の下端において前記罫線32を介して鋭角に折り曲げられている 係合突起33、および前記支持片体31の下側において前記罫線32に向かって 鈍角凹状に切り込まれた切欠部34は、カップ容器C上での支持筒体1の支持を 安定にさせる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下図面を参照して本考案の一実施の形態を説明すると、図1乃至図3におい て示される符号1は、上下端を開口して筒状に形成すると共に、偏平状に折り畳 み可能に形成した例えばプラスチック製もしくは厚紙製等の支持筒体1であり、 この支持筒体1は、左右の側板7,8および後板9によって略三角形状の開口2 ,3を形成し、この内部に上端を開口し下端が幅狭となっている漉し袋19が着 脱可能となるように収納されるものとしてある。すなわち左右の側板7,8相互 間の三角頂部、側板7,8と後板9との間の三角頂部、後板9の中央部それぞれ に上下方向に向いた平行な罫線4,5,11(折り目)を施して、この罫線4, 5,11に沿って折り曲げて偏平状に折畳可能とし、前記支持筒体1の左右の側 板7,8、後板9それぞれの上辺縁部に前記漉し袋19の上端部開口縁20を着 脱可能に掛架させるものとしてある。このとき漉し袋19の上端開口縁20は側 面から見て略三角形状となるように切断形成されており、この上端開口縁20の 三角先端側を若干外側に折り返し折曲縁40を形成した状態にすれば左右の側板 7,8の上辺縁部側に確実に掛架できる。
【0008】 そして、前記支持筒体1の各三角頂部下端には、前記罫線4,5,11を介し て鋭角に折り曲げられた係合突起12,13,14が突設されると共に、各係合 突起12,13,14の内側には係合凹部15a,15b,15c,15dが連 設されている。このように構成すると、支持筒体1をカップ容器C上に載置した 際、上記各係合凹部15a,15b,15c,15dがカップ容器Cの上縁に係 合すると共に、上記各係合突起12,13,14がカップ容器Cの上縁の外側に 係合することとなって支持筒体1を安定させてカップ容器C上に載置することが できる。また後板9の下側には、中央の罫線4,5,11に向かって鋭角凹状に 切り込まれた切欠部26が穿設されている。さらにこの切欠部26に対向すべく 後板9の上側には、中央の罫線4,5,11から左右に斜め上方向に沿った罫線 18を設けてあり、支持筒体1を筒状に膨らませた際、この罫線18を介して後 板9の上縁を例えば外側へ向けて若干折曲しておくと支持筒体1自身の三角形状 を安定させて保形維持させることができる。尚、側板7,8にはそれぞれ斜め方 向に罫線17が施されている。
【0009】 使用の際には支持筒体1を罫線4,5,11を介して筒状に膨らませた状態に してからカップ容器C上に載置させて使用するものとしてある。このとき図2に 示すように、支持筒体1内部に収納固定してある漉し袋19の上端開口部も開放 され、ここから漉し袋19内に適量のコーヒー粉末22、ウーロン茶、紅茶、緑 茶等を入れ、この状態で上から漉し袋19内に熱湯を適量づつ注ぐことでコーヒ ー粉末22等に浸潤してエキスを滲出させ、漉し袋19の底部からカップ容器C 内に滴下するものとしている。
【0010】 図3には本実施の形態における支持筒体1の他の例が示されており、図3(a )に示すように、右側もしくは左側の側板7,8と後板9との間の三角頂部に配 した罫線4,5,11に沿ってこれを切断しておき、この相対峙する切断箇所そ れぞれにおいて互いに逆向き方向の切り込みスリット状の連結部10を形成配置 させてある。そして使用時には図3(b)に示すように、連結部10によって切 断箇所を差し込み連結させることで支持筒体1が簡単に組み立てられる一方、不 使用の場合には連結部10を外すことで容易に平面に展開できるようにしてある 。尚、このような連結部10を設ける他に、切断箇所同士を接着させるための糊 代部を形成配置させても良い。すなわち相対峙するそれぞれの切断縁部側に罫線 4,5,11と平行となる糊代部を設け、側板7,8、後板9それぞれを罫線4 ,5,11に沿って順に折り曲げてから糊代部同士を接着して三角形筒状の支持 筒体1が組み立てられるのである。
【0011】 次に以上のように構成された実施の形態についての使用、組立の一例を説明す る。先ず、製造元において、支持筒体1は左右の側板7,8相互間の三角頂部、 側板7,8と後板9との間の三角頂部、後板9の中央部それぞれに配した罫線4 ,5,11に沿って折り曲げて偏平状に折り畳んだ状態にしてコンパクトにパッ ク包装させてから店頭側へ搬送され、そこで販売される。また使用に際し、図1 に示すように、パック包装から取り出した支持筒体1を罫線4,5,11を介し て筒状に膨らませた状態にしてから当該支持筒体1内部に、漉し袋19の上端開 口部を開放させて収納配置した後、この状態でカップ容器C上に載置される。こ のとき支持筒体1の各三角頂部下端に前記罫線4,5,11を介して鋭角に折り 曲げられている係合突起12,13,14により、カップ容器C上での支持筒体 1を確実に位置決めさせておく。また後板9両側にある係合突起12,13,1 4同士の間の距離を、後板9の中央の罫線4,5,11の曲げ角度でもって自由 に調整することで、種々の開口径を有するカップ容器Cに対応させれば良い。そ して、この漉し袋19内に適量のコーヒー粉末22、ウーロン茶、紅茶、緑茶等 を入れ、この状態で上から漉し袋19内に熱湯を適量づつ注ぐと、熱湯はコーヒ ー粉末22等に浸潤してエキスを滲出させ、漉し袋19の底部からカップ容器C 内に滴下するのでこれによりドリップコーヒー等が造られる。使用後には支持筒 体1内部から使用済みコーヒー粉末等の入った漉し袋19を取り出してこの漉し 袋19だけが廃棄処分される一方、支持筒体1の方は次回に再使用される。
【0012】 また、図4、図5には第2の実施の形態が示されており、第1の実施の形態を 示した図1乃至図3と同一の構成部分については同一の符号が付されることでそ の詳細な説明は省略されている。本実施の形態では前記漉し袋19に、前記支持 筒体1の三角頂部に対応する当該漉し袋19と一体または別体の使い捨て用の支 持片体31を設けて構成してある。すなわち、プラスチック製もしくは厚紙製等 の2枚折状の支持片体31の内側に上端を開口し下端が幅狭となっている漉し袋 19を固定することでこれ自体が使い捨てタイプのものとして形成されている。 具体的な支持片体31としては、図5に示すように、支持片体31は鋭角な頂部 を有する矢頭状に開いた状態と偏平状に折り畳んだ状態とを可能にすべく中央に 罫線32を配置した左右の側板37,38と、該左右の側板37,38の上辺内 側にそれぞれ設けた接着部21とを有し、前記漉し袋19の上端開口縁20の外 側を前記接着部21に接着固定して一体となるように構成されている。
【0013】 このとき図5(a)に示すように、前記支持片体31の下側には、前記罫線3 2に向かって鈍角凹状に切り込まれた切欠部34を備えており、罫線32を介し て支持片体31を折曲した際に、左右両側が下方に出っ張った状態となって、予 めカップ容器C上へ載置されている支持筒体1の上端開口縁部に掛架させられる ようにしてある。
【0014】 また図5(b)、図5(c)に示すように、前記支持片体31の下端には、前 記罫線32を介して鋭角に折り曲げられている係合突起33を備えるように構成 しても良い。このとき罫線32を介して支持片体31を折曲した際には、中央の 罫線32箇所の下方へ延びた係合突起33が支持筒体1の三角頂部の外側で係止 固定されて支持片体31自体を支持筒体1の上端開口縁部に安定に掛架させられ るようにしてある。
【0015】 使用時には、図4に示すように、この支持片体31を、偏平状に折り畳んだ状 態から、鋭角な頂部を有する矢頭状に開いた状態に膨らますことで、当該支持片 体31内側に固定してある漉し袋19の上端開口部を開放させ、予めカップ容器 C上に載置されている支持筒体1の左右の側板7,8、後板9それぞれの上辺縁 部に掛架させておいてから、漉し袋19内に適量のコーヒー粉末、ウーロン茶、 紅茶、緑茶等を入れ、この状態で上から漉し袋19内に熱湯を適量づつ注ぐと、 熱湯はコーヒー粉末等に浸潤してエキスを滲出させ、漉し袋19の底部からカッ プ容器C内に滴下するのでこれによりドリップコーヒー等が造られるのである。 尚、これらの支持片体31自体は使用後には漉し袋19と共に折り畳んでそのま ま可燃ゴミとして廃棄処分される。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているために、従来の漉し器をさらに改良すべ く、使い捨ての状態で漉し袋を使用したままでも支持筒体の方は何回も再使用す ることができるものとし、さらに量産化と低コスト化を向上させると共に、従来 よりも増して組み立て容易で且つ強度の高いものとなる漉し器を提供することが できる。
【0017】 すなわちこれは本考案が、上下端を開口した筒状に形成されているプラスチッ ク製もしくは厚紙製等の支持筒体1の内部に、上端を開口し下端が幅狭となって いる漉し袋19を着脱可能に収納する漉し器であって、前記支持筒体1は一対の 側板7,8を設け、それぞれの側板7,8の上辺縁部に前記漉し袋19の上端部 開口縁20を着脱可能に掛架させて成るからであり、これにより、使い捨ての状 態で漉し袋19を使用したままでも支持筒体1の方は何回も再使用することがで きる。特にプラスチック製による支持筒体1であっては、耐熱性、耐久性、耐候 性を有するが故に半永久的に再使用することができしかも従来よりも増して組み 立て容易と同時に強度の高いものとなる。また支持筒体1自体は罫線4,5,1 1を介して偏平状に折り畳み可能に構成してあるため、コンパクトにパック包装 することができ、搬送や販売等の取り扱いが便利なものとなる。
【0018】 また、支持筒体1の各三角頂部下端に前記罫線4,5,11を介して鋭角に折 り曲げられている係合突起12,13,14によりカップ容器C上での支持筒体 1の位置決めが確実なものとでき、しかも後板9両側にある係合突起12,13 ,14同士の間の距離は後板9の中央の罫線4,5,11の曲げ角度で自由に調 整することができ、種々の開口径を有するカップ容器Cに対応させることができ る。さらに、前記支持筒体1の左右の側板7,8、後板9それぞれの上辺縁部に 前記漉し袋19の上端部開口縁20を折曲縁で着脱可能に掛架させてあるだけで あるので、支持筒体1をカップ容器Cに載せたままでの使用済みの漉し袋19の 取り出しが容易である。
【0019】 右側もしくは左側の側板7,8と後板9との間の三角頂部に配した罫線4,5 ,11に沿ってこれを切断すると共に、この切断箇所を差し込み連結させること で支持筒体1を組み立て可能にすべく互いに逆向きの切り込みスリット状の連結 部10を形成配置させたので、当該連結部10を差し込み連結させることで接着 剤無しでも支持筒体1の組み立てが容易なものとなる。
【0020】 前記支持筒体1の三角頂部に対応する当該漉し袋19と一体または別体の使い 捨て用の支持片体31を設けると共に、この支持片体31の具体的構成としては 、鋭角な頂部を有する矢頭状に開いた状態と偏平状に折り畳んだ状態とを可能に すべく中央に罫線4,5,11を配置した左右の側板37,38と、該左右の側 板37,38の上辺内側にそれぞれ設けた接着部21とを有し、前記漉し袋19 の上端開口縁の外側を前記接着部21に接着固定して成るので、使い捨て用の漉 し器の2枚折状の支持片体31を、偏平状に折り畳んだ状態から、鋭角な頂部を 有する矢頭状に開いた状態に膨らますことで、当該支持片体31内側に固定して ある漉し袋19の上端部開口縁20も開放されて簡単に使用することができる。 また2枚折状の支持片体31という簡易構成により、量産化と低コスト化をさら に向上させることができる。しかも支持片体31は偏平状に折り畳み可能に構成 してあるため、コンパクトにパック包装することができ、搬送や販売等の取り扱 いが便利なものとなる。
【0021】 前記支持片体31の下端には、前記罫線32を介して鋭角に折り曲げられてい る係合突起33を備えていたり、前記罫線32に向かって鈍角凹状に切り込まれ た切欠部34を備えていたりしてあるので、カップ容器C上において支持筒体1 を安定に支持させておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態における使用状態を
示す斜視図である。
【図2】同じく支持筒体の縦断面図である。
【図3】本考案の第1の実施の形態における他の例を示
すもので、(a)は支持筒体の展開状態の平面図、
(b)は組み付け状態の支持筒体の斜視図である。
【図4】本考案の第2の実施の形態における使用状態を
示す斜視図である。
【図5】同じく(a)乃至(c)は支持片体の具体例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
C…カップ容器 1…支持筒体 2,3…開口 4,5,11…罫線 7,8…側板 9…後板 10…連結部 12,13,14…係合突起 15a,15b,15c,15d…係合凹部 17,18…罫線 19…漉し袋 20…上端開口縁 21…接着部 22…コーヒー粉末等 31…支持片体 32…罫線 33…係合突起 34…切欠部 37,38…側板 40…折曲縁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下端を開口した筒状に形成されている
    プラスチック製もしくは厚紙製等の支持筒体の内部に、
    上端を開口し下端が幅狭となっている漉し袋を着脱可能
    に収納する漉し器であって、前記支持筒体は一対の側板
    を設け、それぞれの側板の上辺縁部に前記漉し袋の上端
    部開口縁の折曲縁を着脱可能に掛架させて成ることを特
    徴とする漉し器。
  2. 【請求項2】 前記支持筒体は、左右の側板、後板とに
    よって略三角形状の開口を有し、左右の側板相互間の三
    角頂部、側板と後板との間の三角頂部、後板の中央部そ
    れぞれに配した罫線に沿って折り曲げて偏平状に折畳可
    能とし、前記漉し袋の上端開口縁の折曲縁は、前記支持
    筒体の三角頂部に対応する当該漉し袋とは別の支持片体
    を設け、前記支持片体は、鋭角な頂部を有する矢頭状に
    開いた状態と偏平状に折り畳んだ状態とを可能にすべく
    中央に罫線を配置した左右の側板と、該左右の側板の上
    辺内側にそれぞれ設けた接着部とを有し、前記漉し袋の
    上端開口縁の外側を前記接着部に接着固定して成る請求
    項1記載の漉し器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3200342U (ja) * 2015-07-29 2015-10-15 株式会社レーベン販売 カップ被せ部に段差を有するドリップ補助具
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WO2023223708A1 (ja) * 2022-05-18 2023-11-23 株式会社オーディオテクニカ ドリッパーセット

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