JP3088381B2 - アンテナの保持機構 - Google Patents

アンテナの保持機構

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JP3088381B2
JP3088381B2 JP10192119A JP19211998A JP3088381B2 JP 3088381 B2 JP3088381 B2 JP 3088381B2 JP 10192119 A JP10192119 A JP 10192119A JP 19211998 A JP19211998 A JP 19211998A JP 3088381 B2 JP3088381 B2 JP 3088381B2
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rotating
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一夫 河野
慶三 太田
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日本電気移動通信株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナの保持機
構に関し、詳しくは、無線機等に使用するヘリカルアン
テナを倒立回転可能に保持するアンテナの保持機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】防災無線系等に使用されるアンテナはヘ
リカルアンテナと呼ばれ、その主な形状はアンテナカバ
ー(ゴム製)の中にらせん状に巻いた導線が入ってお
り、その導線で電波を受信する様になっている。車携帯
無線機の場合には、使用時にのみアンテナを立て、持ち
運ぶときはアンテナを倒して無線機に平行保持するのが
一般的であり、その手段としてアンテナ本体を無線機に
回転機構を介して保持している。
【0003】図9に示す従来例は、回転機構がアンテナ
本体4に固定された回転側ヒンジ106と、無線機(図
示せず)に固定された固定側ヒンジ107がねじ109
付きの回転軸108で回転自在に連結された構造のもの
で、回転側ヒンジ106および固定側ヒンジ107は金
属製であって、金属同志の面接触で電気的に接続されて
いる。回転軸108のねじ109の締め付け力を利用し
て面接触による摩擦力で回転の制動を行うと共に、アン
テナ本体4からの電気的導通もこの金属同志の面接触で
行っている。図10に示す他の従来例は、回転軸108
が通しピン状態のものであり、また、アンテナ本体4と
の導通手段として、アンテナ本体4と接続したターミナ
ル101を使用し、固定側ヒンジ107内に通された導
線102で無線機と接続したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9の様な従来構造
は、以下のような問題がある。すなわち、回転側ヒンジ
6および固定側ヒンジ7は共に金属製であり、金属同志
の面接触で電気的導通および両者の摩擦力で回転の制動
を行っているため、屋外使用の場合に雨、ほこり等によ
る錆で導通不良が発生し、機器が使用できなくなること
がある。
【0005】また、回転の制動もネジ109の締め付け
力に頼っているため、繰り返し使用により制動が甘くな
り、長期に使用する場合の磨耗等により、その制動機能
が損なわれやすい。更に回転機構全体が金属でなければ
ならないために、アンテナが高出力の場合には感電の恐
れもある。
【0006】また、図10の構造は、導通部分に導線1
02を使用しているため、図10(b)のように導線1
02が回転軸108に当たって屈曲を繰り返し、疲労に
より断線等の不具合を起こしやすい。本発明は、このよ
うな問題に鑑みてなされたものであって、その目的とす
るところは、特に、アンテナ本体と無線機間の導通およ
び回転機構の摩擦制動が良好で、信頼性の高いアンテナ
の保持機構を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するべ
く、本発明は、無線機に倒立可能に装着されたアンテナ
の保持機構であって、無線機本体側に固定された樹脂製
の固定側ヒンジと、アンテナ本体の基端に固定された樹
脂製の回転側ヒンジとから構成され、前記固定側ヒンジ
は、凸状の軸受け部の先端に溝が形成され、前記回転側
ヒンジの先端の切欠部が形成された円筒部を前記固定側
ヒンジの前記軸受け部に嵌合させ、前記回転側ヒンジの
円筒部の両側に固定された回転軸を前記軸受け部に回転
自在に保持させ、かつ、前記回転側ヒンジに金属製円柱
状のターミナルを内蔵し、該回転側ヒンジにねじ込まれ
た前記アンテナ本体の雄ねじと前記ターミナルを電気的
に接続し、該ターミナルの導線を固定側ヒンジの前記溝
から内部の孔を通って導出したことを特徴とする。
【0008】また、本発明の好ましい実施の形態は、前
記固定側ヒンジの軸受け部に、前記回転側ヒンジの円筒
部の内周面に弾性的に接触する制ピンを設けている。
前記制ピンが接触する部分の前記円筒部内面に凹凸部
を形成することが好ましい。前記導線の外周に密着させ
るように圧入されているパッキンにより前記導線と前記
回転側ヒンジおよび前記固定側ヒンジとの間をシールし
ている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のアンテナの回転部
構造の一実施の形態について、図面を参照して説明す
る。なお、図9および図10と同一部材または同一機能
のものは同一符号で示している。図1において、1は車
携帯の無線機であって、前面側に種々のスイッチ等が実
装されている操作部2を備え、この操作部2にヘリカル
アンテナ3が取り付けられている。該ヘリカルアンテナ
3は、円柱形状のアンテナ本体4と基部のアンテナ回転
機構5とで構成されている。
【0010】前記アンテナ回転機構5の詳細を図2に示
している。該アンテナ回転機構5は、樹脂製の回転側ヒ
ンジ6と固定側ヒンジ7とを備えている。回転側ヒンジ
6は、上部の円柱部6aの下部に円筒部10が形成され
たもので、円柱部6aに雌ねじ8が切られ、雌ねじ8の
下端部にはねじが切られていない嵌合孔12が形成され
ている。円筒部10に切欠部10aが形成されている。
【0011】前記固定側ヒンジ7は、フランジ13の上
部に軸受け部14が突出され、下部には雄ねじ16が形
成されたものである。軸受け部14の中央に溝15が形
成され、両側に軸受け孔26が形成されている。固定側
ヒンジ7は、前記操作部2のネジ孔21にねじ込まれて
固定されている。また、回転側ヒンジ6の雌ねじ8には
前記アンテナ本体4の基部に形成されている雄ねじ22
にねじ込まれて固定される。
【0012】回転側ヒンジ6の円筒部10を固定側ヒン
ジ7の軸受け部14の外側に嵌め、円筒部10の外側か
らピン状の回転軸24、24を円筒部10の孔25に固
定すると共に、軸受け部14の軸受け孔26に挿入して
いる。軸受け孔26は軸24より大きくなっており、回
転側ヒンジ6は回転軸24を介して固定側ヒンジ7の軸
受け孔26で回転自在に保持されている。
【0013】金属製円柱状のターミナル17は、上部に
孔18が形成され、下部に導線20が接続されている。
該ターミナル17は回転側ヒンジ6の嵌合孔12に嵌合
され、上部の孔18と雄ねじ22の先端とが密着して電
気的に接続される。ターミナル17の導線20は、固定
側ヒンジ7の溝15から内部の孔23を通って操作部2
に導出されている。
【0014】図3において、ターミナル17の下端部に
はパッキン27が、また、孔23の入口にはパッキン2
8が各々装着され、回転側ヒンジ6および固定側ヒンジ
7への雨水の侵入を防止している。
【0015】以上の構成により、アンテナ本体4は回転
側ヒンジ6を介して軸24を支点として軸受け部14に
沿ってフランジ13に当たる位置、すなわち、約90度
の範囲で回転が可能となる。導線20は回転側ヒンジ6
の回転より、溝15内で略90度の範囲で屈曲を繰り返
す事になるが、屈曲部分である溝15には回転用の回転
軸24がないため解放されており、矯正された不自然な
屈曲がないので、屈曲疲労による断線等は避けることが
できる。
【0016】図4(a)(b)のように、アンテナ本体
4が操作部2に納められた状態からほぼ90度に回転さ
せるとき、固定側ヒンジ7の軸受け部14が円筒部10
の内壁面に接触して制動される。この回転時の範囲で
は、どこの位置でも確実に制動する事が必要である。通
常は、上記のように回転側ヒンジ6と固定側ヒンジ7の
接面している部分の摩擦で行ってもよいが、使用数頻度
が高くなり回転させる回数が増加した場合には、面同士
の摩擦力だけではしだいにその機能が低下してしまうこ
とがある。
【0017】これを解決するため、図5に示すように、
摩擦力を一定に保つようにすることができる。すなわ
ち、固定側ヒンジ7の軸受け部14に制御ピン30を取
り付け、内部に設けられているばね等の弾性体31によ
り常時外側に付勢し、その先端部分で回転側ヒンジ6の
円筒部10の内面に一定の圧力を加えて摩擦制動を付与
するものである。この制御ピン30は複数に設けても良
いが最低一カ所あればよい。
【0018】前記円筒部10の内面に、図6に示すよう
になだらかな凹凸部32を形成し、制御ピン30の先端
をこの凹凸部32に食い込ませるようにしてもよい。凹
凸部32をなだらかなアール状にすれば円滑な動きが得
られる。前記回転軸24は、図7に示すように雄ねじ部
24aを有するピン状のものを使用し、雄ねじ部24a
を円筒部10にねじ込むようにすることができる。この
構造では分解が簡単にできる利点がある。
【0019】図8は、導線20とターミナル17の接続
構造の例であって、(a)は、ターミナル17の引出し
孔38の後端部に拡大部分38a設けておき、導線20
の先端のリード線部分20aをその孔38にハンダ付け
している。また、(b)は、ターミナル17の外周から
止めネジ39をネジ込んでリード線部分20aを締め付
け固定したものである。
【0020】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、回転側ヒンジおよび固定側ヒンジを樹脂製にし、回
転側ヒンジの先端の筒部と固定側ヒンジとを嵌合させ、
筒部の両側に固定された軸を固定側ヒンジの軸受け孔に
回転自在に保持させたので、回転側ヒンジおよび固定側
ヒンジの錆の発生や感電等防止できると共に、錆で導通
不良が発生することがなくなる。
【0021】また、回転側ヒンジに金属製円柱状のター
ミナルを内蔵し、該回転側ヒンジにねじ込まれたアンテ
ナ本体の雄ねじと電気的に接続したので、回転側ヒンジ
や固定側ヒンジの状態と関係なく良好な導通を維持でき
る。さらにまた、導線を固定側ヒンジの溝に配置したの
で、導線の屈曲時に軸その他の規制物に当たることがな
くなり、導線の長寿命化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアンテナの保持機構を備えた無線機
の斜視図である。
【図2】 本発明のアンテナの保持機構の実施の形態を
示す分解斜視図である。
【図3】 ターミナルの取り付け手段を示す斜視図であ
る。
【図4】 保持機構の90度回転時の状態を示し、
(a)は正面図、(b)は側部断面図である。
【図5】 アンテナの保持機構の他の実施の形態を示す
斜視図である。
【図6】 制動手段の変形例で、(a)は斜視図、
(b)は要部拡大斜視図である。
【図7】 回転軸の変形例を示す斜視図である。
【図8】 (a)および(b)は導線の取付け構造の二
例を示す断面図である。
【図9】 (a)は従来のアンテナの保持機構の分解斜
視図、(b)は断面図である。
【図10】 他の従来のアンテナの保持機構で、(a)
は断面図、(b)は側面図、(c)は回転時の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 無線機 3 アンテナ 4 アンテナ本体 5 回転機構 6 回転側ヒンジ 7 固定側ヒンジ 10 筒部 10a 切欠部 14 軸受け部 15 溝 17 ターミナル 20 導線 22 雄ねじ 24 回転軸 27、28 パッキン 30 制御ピン 32 凹凸部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線機に倒立回転可能に装着されたアン
    テナの保持機構であって、 無線機本体側に固定された樹脂製の固定側ヒンジと、ア
    ンテナ本体の基端に固定された樹脂製の回転側ヒンジと
    から構成され、 前記固定側ヒンジは、凸状の軸受け部の先端に溝が形成
    され、 前記回転側ヒンジの先端の切欠部が形成された円筒部を
    前記固定側ヒンジの前記軸受け部に嵌合させ、前記回転
    側ヒンジの円筒部の両側に固定された回転軸を前記軸受
    け部に回転自在に保持させ、かつ、前記回転側ヒンジに
    金属製円柱状のターミナルを内蔵し、該回転側ヒンジに
    ねじ込まれた前記アンテナ本体の雄ねじと前記ターミナ
    ルを電気的に接続し、該ターミナルの導線を固定側ヒン
    ジの前記溝から内部の孔を通って導出したことを特徴と
    するアンテナの保持機構。
  2. 【請求項2】 前記固定側ヒンジの軸受け部に、前記回
    転側ヒンジの円筒部の内周面に弾性的に接触する制
    ンを設けたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ保
    持機構。
  3. 【請求項3】 前記制ピンが接触する部分の前記円筒
    部内面に凹凸部を形成したことを特徴とする請求項2項
    記載のアンテナの保持機構。
  4. 【請求項4】 前記導線の外周に密着させるように圧入
    されているパッキンにより前記導線と前記回転側ヒンジ
    および前記固定側ヒンジとの間をシールしたことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のアンテナの
    保持機構。
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