JP3088003B2 - ハイブリッド車両 - Google Patents

ハイブリッド車両

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JP3088003B2
JP3088003B2 JP25759698A JP25759698A JP3088003B2 JP 3088003 B2 JP3088003 B2 JP 3088003B2 JP 25759698 A JP25759698 A JP 25759698A JP 25759698 A JP25759698 A JP 25759698A JP 3088003 B2 JP3088003 B2 JP 3088003B2
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    • Y02T10/62Hybrid vehicles

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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハイブリッド車両に係
り、詳細には、モータと内燃エンジンを駆動力として走
行するハイブリッド車両に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料の供給が容易な従来のエンジンと、
クリーンな電気エネルギを使用するモータとを利用する
ハイブリッド車両が提案されている。このハイブリッド
車両には、エンジンを発電用に使用してバッテリを充電
するシリーズ型と、エンジンを車両の駆動系に連結する
パラレル型、および、パラレル型とシリーズ型を組み合
わせたもの(シリパラ型)がある。特に、シリパラ型ハ
イブリッド車両として、図13に示すように、発電機を
エンジンに連結し、エンジンからの出力の一部を発電、
残りを直接出力軸に出力するハイブリッド車両が提案さ
れている(USP3566717)。このハイブリッド
車両は、バッテリからの電力(B)によってモータで駆
動力を発生すると共に、エンジン駆動力の一部による発
電機からの電力(A)でバッテリを充電している。この
ハイブリッド車両によれば、エンジンを高効率領域で使
用でき、また、シリーズ型のハイブリッド車両のように
エンジンで発生したエネルギを全部発電に使用するので
はないので、燃費を向上させることができる。また、エ
ンジンを定常状態で運転することもできるので、排ガス
を低減できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記公報記載
のハイブリッド車両では、発電機で発電した電力を一度
バッテリに充電した後にモータで使用しているため、バ
ッテリの充放電に伴うエネルギを損失していた。また、
車両の走行と無関係に、バッテリの残容量SOCが低下
した場合に発電機の回転数を上げて発電量を増加させて
いる。このため、突然エンジン回転数が増加すると共に
エンジン音が変化し、運転者による走行感覚と異なって
いた。
【0004】本発明は、発電機がエンジンに連結され、
エンジンからの出力の一部が発電機、残りが直接出力軸
に伝達されるハイブリッド車両において、車両を駆動す
るための必要要求負荷に応じて電力を発電することが可
能なハイブリッド車両を提供することを第1の目的とす
る。また、エンジン音が走行感覚により一致しているハ
イブリッド車両を提供することを第2の目的とする。ま
た本発明は、アクセル開度と車速に基づいて電力を発電
することが可能なハイブリッド車両を提供することを第
3の目的とする。また本願発明は、発電機による電力を
効率的に使用することが可能なハイブリッド車両を提供
することを第4の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、エンジンのエンジン回転数NE、発電機の発電機回
転数NG、および出力軸回転数NOUTの関係が、a、
bを定数とした場合に、NE=a・NG+b・NOUT
となるように前記エンジンと前記発電機と前記出力軸が
連結された差動ギヤと、前記出力軸に連結されるモータ
と、前記モータに電力を供給するとともに、前記モータ
及び前記発電機からの電力により充電される電源装置
と、車両を駆動するための必要要求負荷を判断する必要
要求負荷判断手段と、この必要要求負荷判断手段で判断
された必要要求負荷に応じて前記発電機回転数を制御
る発電機制御手段と、をハイブリッド車両に具備させて
前記第1及び第2の目的を達成する。請求項2記載の発
明では、エンジンのエンジン回転数NE、発電機の発電
機回転数NG、および出力軸回転数NOUTの関係が、
aを定数とした場合に、NE=a・NG+NOUTとな
るように、前記エンジンからのトルクが入力される回転
自在に配設されたステータと前記出力軸に連結されるロ
ータからなる発電機と、前記出力軸に連結されるモータ
と、前記モータに電力を供給するとともに、前記モータ
及び前記発電機からの電力により充電される電源装置
と、車両を駆動するための必要要求負荷を判断する必要
要求負荷判断手段と、この必要要求負荷判断手段で判断
された必要要求負荷に応じて前記発電機回転数を制御
る発電機制御手段と、をハイブリッド車両に具備させて
前記第1及び第2の目的を達成する。請求項3記載の発
明では、エンジンの出力トルクが発電機の反力トルクと
出力軸の出力軸トルクの合成トルクとなるように、前記
エンジンと前記発電機と前記出力軸が連結された差動ギ
ヤと、前記出力軸に連結されるモータと、前記モータに
電力を供給するとともに、前記モータ及び前記発電機か
らの電力により充電される電源装置と、車両を駆動する
ための必要要求負荷を判断する必要要求負荷判断手段
と、この必要要求負荷判断手段で判断された必要要求負
荷に応じて前記発電機回転数を制御する発電機制御手段
と、をハイブリッド車両に具備させて前記第1及び第2
の目的を達成する。 請求項4記載の発明では、請求項
、請求項2又は請求項3に記載したハイブリッド車両
において、前記発電機制御手段により前記発電機で発電
された電力を前記モータに供給する供給手段を具備させ
る。請求項5記載の発明では、請求項1、請求項2又は
請求項3に記載したハイブリッド車両において、前記発
電機制御手段は、前記必要要求負荷判断手段で判断され
た必要要求負荷に基づいて前記発電機の目標回転数を設
定し、該目標回転数になるように前記発電機の回転数を
制御する。請求項6記載の発明では、請求項1、請求項
2又は請求項3に記載したハイブリッド車両において、
前記必要要求負荷判断手段は、前記車両の駆動力要求度
を示すアクセル開度、前記モータの出力、前記電源装置
の残容量、前記電源装置の出力のうちの少なくとも1つ
の要素から判断する。請求項7記載の発明では、請求項
5に記載したハイブリッド車両において、前記発電機制
御手段は、前記アクセル開度の増加、前記モータの出力
の増加、前記電源装置の残容量の減少、前記電源装置の
出力の降下に応じて前記発電機の回転数を増加させるよ
うに発電機の目標回転数を設定する。請求項8記載の発
明では、請求項6に記載したハイブリッド車両におい
て、前記必要要求負荷判断手段は、前記モータの回転
数、アクセル開度、車速から算出される前記モータの必
要電力から、前記モータ出力を判断する。
【0006】請求項9に記載した発明では、エンジンの
エンジン回転数NE、発電機の発電機回転数NG、およ
び出力軸回転数NOUTの関係が、a、bを定数とした
場合に、NE=a・NG+b・NOUTとなるように前
記エンジンと前記発電機と前記出力軸が連結された差動
ギヤと、前記出力軸に連結されるモータと、前記モータ
に電力を供給するとともに、前記モータ及び前記発電機
からの電力により充電される電源装置と、アクセル開度
を検出するアクセルセンサと、車速を検出する車速セン
サと、前記エンジンを制御するエンジン制御装置と、前
記発電機を制御する発電機制御装置と、前記モータを制
御するモータ制御装置と、前記エンジン制御装置、前記
発電機制御装置、及び前記モータ制御装置を制御すると
ともに、前記アクセルセンサが検出したアクセル開度と
前記車速センサが検出した車速に基づく制御信号を前記
発電機制御装置に供給する車両制御装置と、をハイブリ
ッド車両に具備させて前記第3の目的を達成する。請求
項10記載の発明では、請求項9に記載したハイブリッ
ド車両において、前記車両制御装置は、前記制御信号と
して前記発電機の目標回転数を前記発電機制御装置に供
給し、前記発電機制御装置は該目標回転数になるように
前記発電機の回転数を制御する。請求項11記載の発明
では、請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項9に
記載したハイブリッド車両において、前記発電機の回転
数の変化率に上限を設ける。請求項12記載の発明で
は、請求項11に記載したハイブリッド車両において、
前記発電機の回転数の変化率の上限は、アクセル開度の
増加に応じて大きく設定される。請求項13に記載した
発明では、請求項1,請求項3、及び請求項9のうち
いずれか1の請求項に記載されたハイブリッド車両にお
いて、前記差動ギヤは、キャリヤが前記エンジンの出力
軸と連結され、サンギヤが前記発電機の入力軸と連結さ
れ、リングギヤが前記出力軸に連結されている。請求項
14に記載した発明では、請求項1,請求項3、及び請
求項9のうちのいずれか1の請求項に記載されたハイブ
リッド車両において、前記エンジンは、エンジン回転数
に対応してスロットル開度が制御され、エンジン出力が
制御される。
【0007】
【実施例】以下、本発明のハイブリッド車両における一
実施例を図1ないし図12を参照して詳細に説明する。
図1はハイブリッド車両の駆動装置の配列を示すスケル
トン図(骨図)である。この図1に示すように、ハイブ
リッド車両の駆動装置は、エンジン(EG)1、プラネ
タリギヤ2、発電機(ジェネレータG)3、モータ
(M)4、およびデファレンシャルギヤ5を備えてお
り、4軸構成になっている。第1軸としてのエンジン1
の出力軸7上には、プラネタリギヤ2および発電機3が
配置されている。プラネタリギヤ2は、キャリヤ22が
エンジン1の出力軸7と連結され、サンギヤ21が発電
機3の入力軸9と連結され、リングギヤ23が出力軸2
4に連結され、出力軸24が第1カウンタドライブキア
11に連結されている。発電機3は、入力軸9の他端側
に、固定手段としてのブレーキBが接続されており、こ
のブレーキBをON状態にすることで発電機3の回転お
よびサンギヤ21の回転が固定されるようになってい
る。第2軸としてのモータ4の出力軸13には、第2カ
ウンタドライブギヤ15が連結されている。第3軸とし
てのカウンタシャフト31には、カウンタドリブンギヤ
33及びデフピニオンギヤ35が保持されており、カウ
ンタドリブンギヤ33には第1カウンタドライブギヤ1
1と第2カウンタドライブギヤ15が噛合されている。
デファレンシャルギヤ5は、第4軸を有するデフリング
ギヤ37を介して駆動され、このデフリングギヤ37と
デフピニオンギヤ35とが互いに噛合している。
【0008】プラネタリギヤ2は差動ギヤであり、キャ
リヤ22の入力回転数に対し、リングギヤ23の出力回
転数を決定するのは、サンギヤ21の回転数である。即
ち、発電機3の負荷トルクを制御することによって、サ
ンギヤ21の回転数を制御することが可能である。例え
ば、サンギヤ21を自由回転させた場合、キャリヤ22
の回転はサンギヤ21により吸収され、リングギヤ23
は停止して、出力回転は生じないようになっている。プ
ラネタリギヤ2において、キャリヤ22の入力トルク
は、発電機3の反力トルクと出力軸トルクの合成トルク
となる。すなわち、エンジン1からの出力はキャリヤ2
2に入力され、発電機3はサンギヤ21に入力される。
エンジン1の出力トルクはリングギヤ23から出力さ
れ、エンジン効率に基づいて設定されたギヤ比でカウン
タギヤを介して駆動輪に出力される。またモータ4の出
力はモータ効率のよいギヤ比に基づいてカウンタギヤを
介して駆動輪に出力される。
【0009】図2は、このようなハイブリッド車両の制
御部の構成を表したものである。この図2に示すよう
に、ハイブリッド車両は、駆動系40と、駆動系40そ
の他各部の状態を検出するセンサ系41と、駆動系40
各部の制御を行う制御系42を備えている。駆動系40
は、エンジン1、発電機3、ブレーキB、モータ4、お
よびバッテリ43を有している。バッテリ43は、モー
タ制御装置423における制御により、モータ4に電力
を供給すると共に、モータ4からの回生電力および発電
機3の電力で充電されるようになっている。また、発電
機3で発電された電力は、バッテリに充電され、また、
モータ制御装置423の制御によりモータ4の駆動に直
接使用される。この場合のモータ制御装置423は、供
給手段として機能する。ブレーキBは、発電機3と連結
されており、発電機3の回転を固定するようになってい
る。センサ系41は、運転者の車両駆動力への要求度を
示すアクセル開度αを検出するアクセルセンサ411、
車速Vを検出する車速センサ412、発電機3の回転数
NGを検出する発電機回転数センサ413、エンジン1
の回転数メモリEを検出するエンジン回転数センサ41
4、を備えている。また、センサ41は、後述する第3
の実施例において、バッテリ43の状態を検出するバッ
テリ状態センサ415を備えている。バッテリ状態セン
サ415は、バッテリ43の状態として残容量SOCを
検出するようになっている。
【0010】制御系42は、エンジン1を制御するエン
ジン制御装置421、発電機3を制御する発電機制御装
置422、モータ4を制御するモータ制御装置423、
およびブレーキBを制御するブレーキアクチュエータ4
25を備えている。また制御系42は、エンジン制御装
置421、発電機制御装置422、モータ制御装置42
3、およびブレーキアクチュエータ425に対して制御
指示や制御値を供給することで車両全体を制御する車両
制御装置424を備えている。この車両制御装置424
は、例えばCPU(中央処理装置)、各種のプログラム
やデータが格納されたROM(リード・オンリ・メモ
リ)、ワーキングエリアとして使用されるRAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)等を備えたマイクロコンピュ
ータによって実現される。
【0011】車両制御装置424は、エンジン制御装置
421に対して、図示しないイグニッションキーのON
/OFFに応じたエンジンのON/OFF信号を供給す
るようになっている。また、車両制御装置424は、モ
ータ制御装置423に対して、アクセルセンサ411か
らのアクセル開度αと車速センサ412からの車速Vと
に応じたトルクTM*を供給する。また、エンジン1や
発電機3の駆動に伴うトルク変動をモータ4で吸収する
ために必要な補正トルクΔTMをモータ制御装置423
に供給する。
【0012】補正トルクΔTMは、次のように算出され
る。発電機イナーシャをInG、発電機角加速度(回転
変化率)をαGとした場合、サンギヤ21に作用するサ
ンギヤトルクTSは、TS=TG+InG・αGとな
る。なお、回転変化率αGが非常に小さい場合はTS=
TGとなる。そして、リングギヤ23の歯数がサンギヤ
21の2倍とすると、リングギヤトルクTRは発電機ト
ルクTGの2倍となり、モータ4で吸収すべきサンギヤ
トルクΔTMは、カウンタギヤ比をiとした場合、ΔT
M=2・i・TS=2・i・(TG+InG・αG)と
なる。
【0013】また、車両制御装置424は、発電機制御
装置422に対して、発電機3の目標回転数NG*を供
給する。目標回転数NG*は、アクセルセンサ411か
らのアクセル開度αの関数NG*=f(α)として、図
3に示すように決められている。すなわち、目標回転数
NG*は、アクセル開度α>20%の場合アクセル開度
αに比例して大きく決められ、α≦20%の場合NG*
=0に決められる。さらに、車両制御装置424は、ブ
レーキアクチュエータ425に対して、発電機3の回転
を固定する場合にON信号、発電機3を回転する場合に
OFF信号を出力するようになっている。
【0014】そして、エンジン制御装置421は、車両
制御装置424から供給されるON信号と、エンジン回
転数センサ414から供給されるエンジン回転数NEに
応じてスロットル開度θを制御することで、エンジン1
の出力を制御するようになっている。発電機制御装置4
22は、目標回転数NG*となるように、電流(トル
ク)IGを制御する。モータ制御装置423は、車両制
御装置424から補正トルクΔTMが供給される場合に
はTM=TM*−ΔTMとなるように、また、供給され
ない場合にはTM=TM*となるように、モータ4の電
流(トルク)IMを制御する。これによって、出力トル
クは発電機3やエンジン1のトルクの影響を受けること
なく、常時定められたトルクTM*が維持される。ブレ
ーキアクチュエータ425は、車両制御装置424から
供給されるON/OFF信号に従ってブレーキBの係合
と開放を行う。
【0015】次に、このように構成された実施例によ
る、各制御部の動作について説明する。 (A)動作の概要 本実施例では、必要要求負荷としてアクセル開度αを使
用する。そして、このアクセル開度αが所定値以下の場
合、ブレーキBを係合して発電機回転数を固定する。こ
れによって発電機3に電流を流す必要がないので、発電
機3でのロスを防止することができる。一方、必要要求
負荷が高い(アクセル開度αが大きい)ほどモータ4の
消費電力も大きくなる。そこで、アクセル開度αが所定
値以上である場合にはブレーキBを開放し、アクセル開
度αに比例して発電機3の回転数を上げて発電量を増加
させる。そして、図4に示すように、必要要求負荷に応
じて発電機3で発電された電力(C)を、モータ4で直
接消費するようにする。これによって、バッテリ43へ
の充放電による効率低下が防止される。
【0016】(B)動作の詳細 図5は、各制御部による動作の詳細を表したものであ
る。車両制御装置324は、まずアクセルセンサ411
から必要要求負荷としてアクセル開度αを入力し(ステ
ップ11)、20%以下か否かを判断する(ステップ1
2)。アクセル開度αが20%以下である場合、車両制
御装置424は、ブレーキBが既にON状態か否かを判
断し、ON状態であれば(ステップ13;Y)、そのま
まの状態を維持し、メインルーチンにリターンする。
【0017】ブレーキBがON状態でない場合、すなわ
ちアクセル開度が20%以下で、ブレーキがOFF状態
である場合(ステップ13;N)、発電機3の回転を停
止しても大丈夫が否かを判断する。すなわち、発電機3
の回転数NGの絶対値|NG|が、発電機回転数NGの
誤差の許容値ΔNG*以上であるか否かを判断する(ス
テップ14)。|NG|が許容値ΔNG*より大きい場
合(ステップ14;Y)、車両制御装置424は、発電
機3の目標回転数NG*を、図3に従ってNG*=0と
し(ステップ15)、これを発電機制御装置3に供給し
た後(ステップ16)、メインルーチンにリターンす
る。一方、|NG|が許容値ΔNG*以下である場合
(ステップ14;N)、車両制御装置424は、ブレー
キアクチュエータ425にON信号を供給することで、
ブレーキアクチュエータ425がブレーキBを係合し
(ステップ17)、メインルーチンにリターンする。ブ
レーキBが係合することで、発電機3の回転は固定され
る。
【0018】このように、|NG|≧ΔNG*の場合、
アクセル開度αが20%以下であっても直ちにブレーキ
BをONせずに、目標回転数NG*=0まで発電機3の
回転数NGを許容値ΔNG*以下まで下げることで、ブ
レーキBに生じる衝撃を低下させることができる。
【0019】車両制御装置424は、ステップ11で入
力したアクセル開度αが20%より大きい場合(ステッ
プ12;N)、ブレーキBがON状態か否かを判断する
(ステップ18)。ブレーキBがOFF状態である場合
(ステップ18;N)、車両制御装置424は、図3に
従って、アクセル開度αから発電機3の目標回転数NG
*を決定し(ステップ19)、これを発電機制御装置3
に供給した後に(ステップ16)、メインルーチンにリ
ターンする。
【0020】一方、ブレーキBがON状態である場合
(ステップ18;Y)、車両制御装置424は、発電機
3の回転数を保持するため、発電機3のトルクTGをエ
ンジントルクTEによって定まる設定値TG*に保持す
る(ステップ20)。その後車両制御装置424は、ブ
レーキアクチュエータ424にOFF信号を供給するこ
とで、ブレーキBの係合を開放する(ステップ21)。
なお、ステップ20において、TG=TG*とするのは
エンジン1の回転が急に上昇して排ガスが増加すること
を防止するためである。すなわち、アクセル開度αが2
0%よりれ大きくて、かつその時のブレーキBがON状
態の時は(ステップ18;Y)、ブレーキBをOFF
(ハイブリッド走行)にし、発電機3の回転数NGをア
クセル開度αに応じた発電機回転数NG*としたい状態
にある。しかし、発電機3の回転数NGにかかわらず急
にブレーキBをOFFにすると、エンジン1の回転が急
に上昇して排ガスを排出するおそれがある。このため、
発電機3の回転数を保持するため、その時のエンジント
ルクによって定まる発電機トルクTG*に予め上昇させ
る。その後にブレーキBをOFFにすることで、エンジ
ン1の反力に要素である発電機3がエンジン1の急な上
昇を抑えるように機能し、排ガスの排出が防止される。
また、発電機制御装置がトルク指令値ではなく回転数指
令により構成されている場合には、ステップ20で発電
機回転数目標値NG*をNG*=0とすることにより、
同様の効果が得られる。
【0021】次に、制御系40の制御動作による駆動系
40の各部の動作について、図6に示すタイムチャート
に従って説明する。この図6に示すように、アクセルが
踏み込まれてゼロであったアクセル開度αが時刻t1で
α1になり(a)、時刻t2でα2に変化し(b)、そ
の後時刻t3で再びゼロになった場合(c)に分けて説
明する。なお、アクセル開度α1およびα2は共に20
%よりも大きいものとする。
【0022】(a)アクセル踏み込み時(α=α1) 時刻t1にアクセルが踏み込まれると、発電機トルクT
Gを設定値TG*に保持する(図において点線Aで示
す。以下同じ。)。このとき、ブレーキBはONの状態
が維持される(点線B)。そして、TG=TG*になっ
た後、時刻t12において、ブレーキをOFFにすると
同時に発電機回転数NGが上昇する(点線C)。そして
発電機トルクTGの上昇と共に発電機回転数NGも上昇
し(点線D)、アクセル開度α1から図3に従って求ま
る目標回転数NG*1に対して、|NG−NG*1|<
ΔNG*(誤差の許容値)となったら、発電機1の回転
上昇を停止する。以後、アクセル開度α1が変化するま
で、発電機回転数NGを目標値NG*1に保持する(点
線E)。
【0023】(b)アクセル開度αが変化した場合(α
1→α2) アクセル開度αが時刻t2でα2に変化した場合、図3
に従って求まるα2に対応した目標回転数NG*2まで
発電機回転数NGを除々に変化させる(点線F)。発電
機回転数NGが、目標回転数NG*に対して誤差許容値
ΔNG*の範囲になったら、その目標回転数NG*を保
持する(点線G)。
【0024】(c)アクセル開度αが設定値(20%)
を下回った場合 アクセル開度が時刻t3でゼロになると、アクセル開度
α=0に対応する目標回転数NG*=0まで、発電機回
転数NGを除々に下げる(点線H)。発電機3が停止ま
たは誤差許容値ΔNG*の範囲内になった後に、ブレー
キBをONさせ(点線I)、その後発電機3の制御を終
了する(点線J)。
【0025】以上の駆動系40における動作において、
エンジンと発電機と出力軸はプラネタリギヤにより連結
されているので、エンジン回転数NE、発電機回転数N
G、および出力軸回転数NOUTの関係は、a、bを定
数とした場合次の式(1)のようになる。 NE=a・NG+b・NOUT … (1) ここで、ブレーキBがONになり、発電機3の回転が固
定された場合NG=0となるので、NEはNOUTに比
例し、NE=b・NOUTとなる。そして、ブレーキB
がOFFになり、発電機3の回転数が解放された場合、
エンジン回転数NEの増分は、発電機回転数NGに比例
することになる。
【0026】次に第2の実施例について説明する。第1
の実施例ではアクセル開度αに応じて目標回転数NG*
になるように発電機回転数NGを変化させているが、第
2の実施例では、この発電機回転数NGの変化率ΔNG
に上限を設けるようにしたものである。すなわち、発電
機制御装置422は、発電機回転数NGの値を逐次入力
しながらその変化率ΔNGを計算し、上限変化率ΔNG
MAXを越えないように除々に回転数を目標回転数NG
*まで上昇させる。図6に示すタイムチャートでは、点
線D、F、Hにおいて変化率ΔNGが上限変化率ΔNG
MAXを越えないように目標回転数NGα1、NGα
2、0まで変化させる。
【0027】図7は、発電機3の上限変化率ΔNGMA
Xを表したものである。この図7に示すように、上限変
化率ΔNGMAXは、アクセル開度αの値が大きいほど
大きくなるように決定される。なお、この上限変化率Δ
NGMAXは、アクセル開度αの関数として求めずに、
一定値としてもよい。この第2の実施例によれば、発電
機3の回転数の変化率ΔNGが上限値以下に抑えらるれ
るので、エンジン1の排ガス量の増加を防止することが
きる。
【0028】次に第3の実施例について説明する。第1
の実施例では発電機3の目標回転数NG*を決定する場
合、アクセル開度αのみの関数としてNG*=f(α)
として図3から求めたが、この第3の実施例では、アク
セル開度αとバッテリ43の残容量SOCの関数として
目標回転数NG*を求めるものである。図8は、目標回
転数NG*とアクセル開度αおよび残容量SOCの関係
を表したものである。この図に示すように、目標回転数
NG*は、アクセル開度αが小さくなるほど小さくな
り、残容量SOCが小さいほど大きくなるように決めら
れている。そして、ブレーキBをON/OFFするため
のアクセル開度αも、バッテリ43の残容量SOCに応
じて変化させる。すなわち、図5のステップ12におい
て、SOC=80%の場合、アクセル開度α≦60%で
あればステップ13に移行する。また、SOC=60%
の場合アクセル開度α≦20%であれば、SOC=40
%、20%の場合アクセル開度α=0%であれば、それ
ぞれステップ13に移行する。
【0029】次に第4の実施例について説明する。第1
の実施例では必要要求負荷としてアクセル開度αの値を
用いたが、第4の実施例では、必要要求負荷としてモー
タ出力を用いるものである。図9は、目標回転数NG*
とモータトルク指令値IM(電流値)および車速Vとの
関係を表したものである。モータ出力は、モータトルク
と回転数(車速)に比例する。そこで、図9に示すよう
に、モータトルク指令値IMと車速Vが高いほど、発電
機の目標回転数NG*が高く設定されている。車両制御
装置424は、モータ制御装置423からモータ4に供
給するモータトルク指令値IMと、車速センサ412か
らの車速Vとから、図9のマップに従って、目標回転数
NG*を求め、発電機制御装置422に供給する。この
第4の実施例では、ブレーキBをON/OFFするか否
かについてモータトルクIMの値によって判断するが、
その値IMは、第3の実施例と同様に、車速Vによって
変化させる。すなわち、図5のステップ12において、
車速がV=0km/hの場合モータトルク指令値IM≦
80Aであればステップ13に移行する。同様に、車速
V=40km/hの場合IM≦40Aで、車速70km
/hの場合IM≦20Aで、車速V=100km/hの
場合IM≦8Aで、それぞれステップ13に移行する。
【0030】次に第5の実施例につてい説明する。この
第5の実施例も第4の実施例と同様に必要要求負荷とし
てモータ出力を使用するが、本実施例では、モータ4の
必要電力PMを演算し、この電力PMの関数として目標
回転数NG*を求めるものである。車両制御装置424
はアクセル開度αおよび車速Vを、アクセルセンサ41
1および車速センサ412から入力する。そして、モー
タ出力トルクTMを、アクセル開度αと車速Vの関数T
M=f(α,V)として、図10から求める。そして、
モータ回転数NMを、図示しないモータ回転数センサか
ら読み込み、モータ4の必要電力PMを、式PM=TM
×NMから演算する。車両制御装置424は、演算した
必要電力PMから、図11に従って、目標回転数NG*
を算出する。この実施例の場合、ブレーキBをON/O
FFするか否かについて、モータ必要電力PMの値によ
って判断する。
【0031】なお、以上説明した第4および第5の実施
例では、必要要求負荷としてアクセル開度α以外にモー
タ出力を使用したが、他に、バッテリ43の出力を用い
るようにしてもよい。バッテリ出力43としては、例え
ばバッテリ電流IBまたはバッテリ電圧降下量VBを使
用してもよい。この場合、図2におけるバッテリ状態セ
ンサ415は、それぞれ、バッテリ電力IB、バッテリ
電圧降下量VBを検出する。
【0032】次に第6の実施例について説明する。図1
2は、第2の実施例におけるハイブリッド車両の駆動装
置の配列を示すスケルトン図である。なお、図1に示す
第1の実施例と同一の構成部分には同一の符号を付して
その説明を適宜省略することとする。この図12に示す
ように、第2の実施例では、エンジン1の出力軸7bが
発電機3bのステータ51(ケースには保持されていな
い)に連結され、発電機3bのロータ52が出力軸53
に連結されている。また、モータ4bも出力軸53に連
結されている。この出力軸53には、カウンタドライブ
ギヤ11が連結され、このカウンタドライブギヤ54に
は、カウンタシャフト31のカウンタドリブンギヤ33
が噛合されている。発電機3bには、図1に示した第1
の実施例におけるブレーキBに相当するものとして、固
定手段として機能するクラッチCが配置されている。ク
ラッチCは、ステータ51とロータ52に接続されてい
る。このクラッチをON状態にすることで発電機3の回
転およびサンギヤ21の回転が固定されるようになって
いる。この第6の実施例の構成においても、第1から第
5の実施例において説明した制御を適用することができ
る。なお、この第6の実施例の場合、エンジン回転数N
E、発電機回転数NG、および出力軸回転数NOUTの
関係を示す式(1)において、定数bはb=1となる。
【0033】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではなく、種々の変形が可能である。例え
ば、第1の実施例では、エンジンと発電機がプラネタリ
ギヤを介して出力軸に接続されている構成について説明
したが、本発明では、ベベルギヤ等の他の差動ギヤを介
して出力軸に接続されるようにしてもよい。
【0034】以上説明した各実施例によれば、発電機3
で発電した電力をモータ4で直接使用するので、バッテ
リ43を経由しない分、効率が向上する。また、バッテ
リ43を経由する電力量を減らすことができるので、バ
ッテリ43の寿命が向上する。また、高負荷時に発電機
3の回転数を上げ、発電機回転数に比例してエンジン1
の回転数が上昇するので、エンジン音が走行感覚により
一致しており、走行フィーリングが自然になる。一方、
必要要求負荷が高い(アクセル開度αが大きい)ほどモ
ータ4の消費電力も大きくなる。そこで、アクセル開度
αが所定値以上である場合にはブレーキBを開放し、ア
クセル開度αに比例して発電機3の回転数を上げて発電
量を増加させる。そして、図4に示すように、必要要求
負荷に応じて発電機3で発電された電力(C)を、モー
タ4で直接消費するようにする。これによって、バッテ
リ43への充放電による効率低下が防止される。さら
に、エンジンでオイルポンプ(O/P)を回す場合、高
負荷になるほどO/P回転数も上昇するので、潤滑や冷
却の油を増加させることができる。
【0035】また、実施例では、モータ4との間で電力
の授受を行う電源装置としてバッテリ43を用いる場合
について説明したが、本発明では、他の電源装置とし
て、キャパシタ、フライホイール・バッテリ、油(空)
圧アキュムレータ等の他の電源装置を使用するようにし
てもよい。キャパシタとしては、例えば、単位体積当た
りの容量が大きく、かつ、低抵抗で出力密度が大きい電
気2重層コンデンサ、その他のキャパシタが使用され
る。電源装置としてキャパシタを使用する場合、残容量
SOCとしては、キャパシタの電圧値を使用する。フラ
イホイール・バッテリは、フライホイールに同軸に配置
されたモータでフライホイールを駆動・回生することに
より、電力の授受を行うバッテリである。このフライホ
イールバッテリを電源装置として使用する場合の残容量
SOCとしては、フライホイールの回転数を使用する。
油(空)圧アキュムレータは、アキュムレータに連結さ
れた油(空)圧ポンプによりアキュムレータに油(空)
圧を出し入れすることにより、電力の授受を行うバッテ
リである。この油(空)圧アキュムレータ電源装置とし
て使用する場合の残容量SOCとしては、油(空)圧を
使用する。
【0036】なお、エンジンとモータの少なくとも一方
からの出力が出力軸に伝達され、前記エンジンの出力は
発電機と前記出力軸に伝達されるハイブリッド車両であ
って、前記モータに電力を供給すると共に、前記発電機
および前記モータによって充電される電源装置と、車両
を駆動するための必要要求負荷を判断する必要要求負荷
判断手段と、この必要要求負荷判断手段で判断された必
要要求負荷の増加に応じて、前記発電機の回転数を増加
させる発電機制御手段と、この発電機制御手段の制御に
より前記発電機で発電された電力を前記モータに直接供
給する供給手段と、を具備することを特徴とするハイブ
リッド車両としてもよい。また、前記必要要求負荷判断
手段は、前記車両の駆動力要求度を示すアクセル開度、
前記モータの出力、前記電源装置の残量のうちの少なく
とも1つの要素から判断することを特徴とするハイブリ
ッド車両としてもよい。また、前記発電機制御手段は、
発電機回転数の変化率に上限を設けたことを特徴とする
ハイブリッド車両としてもよい。また、前記発電機制御
手段は前記発電機の回転を固定する固定手段を備え、こ
の固定手段は、前記必要要求負荷判断手段で判断された
必要要求負荷が所定値以下である場合に前記発電機の回
転を固定することを特徴とするハイブリッド車両として
もよい。以上のようにすることで、発電機がエンジンに
連結され、エンジンからの出力の一部が発電機、残りが
直接出力軸に伝達されるハイブリッド車両において、発
電機による電力を効率的に使用することが可能になる。
また、走行感覚に近いエンジン音とすることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、エンジンのエンジン回
転数NE、発電機の発電機回転数NG、および出力軸回
転数NOUTの関係が、a、bを定数とした場合に、N
E=a・NG+b・NOUTとなるように前記エンジン
と前記発電機と前記出力軸が差動ギヤによって連結され
ているので、発電機回転数を制御することにより、発電
機による電力を効率的に使用することができる。また、
エンジン音を走行感覚により一致させることができる。
また、アクセル開度と車速に基づいて電力を発電するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるハイブリッド車両の
駆動装置配列を示すスケルトン図である。
【図2】同上、ハイブリッド車両の制御部の構成図であ
る。
【図3】同上、ハイブリッド車両の目標回転数NG*と
スロットル開度αとの関係を示す説明図である。
【図4】同上、ハイブリッド車両における電力の状態を
示す説明図である。
【図5】同上、ハイブリッド車両における各制御部によ
る動作の詳細を示すフローチャートである。
【図6】同上、ハイブリッド車両の駆動系各部の動作を
示すタイムチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例において、発電機の上限
変化率ΔNGMAXとアクセル開度αとの関係を示す説
明図である。
【図8】本発明の第3の実施例において、発電機の目標
回転数NG*とアクセル開度αおよび残容量SOCの関
係を示す説明図である。
【図9】本発明の第4の実施例において、発電機の目標
回転数NG*とモータトルク指令値IMおよび車速Vと
の関係を示す説明図である。
【図10】本発明の第5の実施例において、モータトル
クTMとアクセル開度αとの関係を示す説明図である。
【図11】本発明の第5の実施例において、発電機の目
標回転数NG*とモータの必要電力PMとの関係を示す
説明図である。
【図12】本発明の第5の実施例におけるハイブリッド
車両の駆動装置配列を示すスケルトン図である。
【図13】従来のハイブリッド車両における電力の状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 プラネタリギヤ 21 サンギヤ 22 キャリヤ 23 リングギヤ 24 出力軸 3 発電機 4 モータ 5 デファレンシャルギヤ 11 第1カウンタドライブギヤ 15 第2カウンタドライブギヤ 31 カウンタシャフト 33 カウンタドリブンギヤ 35 デフピニオンギヤ 40 駆動系 41 センサ系 411 アクセルセンサ 412 車速センサ 413 発電機回転数センサ 414 エンジン回転数センサ 415 バッテリ状態センサ 42 制御系 421 エンジン制御装置 422 発電機制御装置 423 モータ制御装置 424 車両制御装置 425 ブレーキアクチュエータ 43 バッテリ B ブレーキ C クラッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 11/14 F02D 29/02 B60K 6/02

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのエンジン回転数NE、発電機
    の発電機回転数NG、および出力軸回転数NOUTの関
    係が、a、bを定数とした場合に、 NE=a・NG+b・NOUT となるように前記エンジンと前記発電機と前記出力軸が
    連結された差動ギヤと、 前記出力軸に連結されるモータと、 前記モータに電力を供給するとともに、前記モータ及び
    前記発電機からの電力により充電される電源装置と、 車両を駆動するための必要要求負荷を判断する必要要求
    負荷判断手段と、 この必要要求負荷判断手段で判断された必要要求負荷に
    応じて前記発電機回転数を制御する発電機制御手段と、 を具備することを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 【請求項2】 エンジンのエンジン回転数NE、発電機
    の発電機回転数NG、および出力軸回転数NOUTの関
    係が、aを定数とした場合に、 NE=a・NG+NOUT となるように、前記エンジンからのトルクが入力される
    回転自在に配設されたステータと前記出力軸に連結され
    るロータからなる発電機と、 前記出力軸に連結されるモータと、 前記モータに電力を供給するとともに、前記モータ及び
    前記発電機からの電力により充電される電源装置と、 車両を駆動するための必要要求負荷を判断する必要要求
    負荷判断手段と、 この必要要求負荷判断手段で判断された必要要求負荷に
    応じて前記発電機回転数を制御する発電機制御手段と、 を具備することを特徴とするハイブリッド車両。
  3. 【請求項3】 エンジンの出力トルクが発電機の反力ト
    ルクと出力軸の出力軸トルクの合成トルクとなるよう
    に、前記エンジンと前記発電機と前記出力軸が連結され
    た差動ギヤと、 前記出力軸に連結されるモータと、 前記モータに電力を供給するとともに、前記モータ及び
    前記発電機からの電力により充電される電源装置と、 車両を駆動するための必要要求負荷を判断する必要要求
    負荷判断手段と、 この必要要求負荷判断手段で判断された必要要求負荷に
    応じて前記発電機回転数を制御する発電機制御手段と、 を具備することを特徴とするハイブリッド車両。
  4. 【請求項4】 前記発電機制御手段により前記発電機で
    発電された電力を前記モータに供給する供給手段、 を備えたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求
    項3に記載したハイブリッド車両。
  5. 【請求項5】 前記発電機制御手段は、前記必要要求負
    荷判断手段で判断された必要要求負荷に基づいて前記発
    電機の目標回転数を設定し、該目標回転数になるように
    前記発電機の回転数を制御することを特徴とする請求項
    1、請求項2又は請求項3に記載したハイブリッド車
    両。
  6. 【請求項6】 前記必要要求負荷判断手段は、前記車両
    の駆動力要求度を示すアクセル開度、前記モータの出
    力、前記電源装置の残容量、前記電源装置の出力のうち
    の少なくとも1つの要素から判断することを特徴とする
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載したハイブリッ
    ド車両。
  7. 【請求項7】 前記発電機制御手段は、前記アクセル開
    度の増加、前記モータの出力の増加、前記電源装置の残
    容量の減少、前記電源装置の出力の降下に応じて前記発
    電機の回転数を増加させるように発電機の目標回転数を
    設定することを特徴とする請求項5に記載したハイブリ
    ッド車両。
  8. 【請求項8】 前記必要要求負荷判断手段は、前記モー
    タの回転数、アクセル開度、車速から算出される前記モ
    ータの必要電力から、前記モータ出力を判断することを
    特徴とする請求項6に記載したハイブリッド車両。
  9. 【請求項9】 エンジンのエンジン回転数NE、発電機
    の発電機回転数NG、および出力軸回転数NOUTの関
    係が、a、bを定数とした場合に、 NE=a・NG+b・NOUT となるように前記エンジンと前記発電機と前記出力軸が
    連結された差動ギヤと、 前記出力軸に連結されるモータと、 前記モータに電力を供給するとともに、前記モータ及び
    前記発電機からの電力により充電される電源装置と、 アクセル開度を検出するアクセルセンサと、 車速を検出する車速センサと、 前記エンジンを制御するエンジン制御装置と、 前記発電機を制御する発電機制御装置と、 前記モータを制御するモータ制御装置と、 前記エンジン制御装置、前記発電機制御装置、及び前記
    モータ制御装置を制御するとともに、前記アクセルセン
    サが検出したアクセル開度と前記車速センサが検出した
    車速に基づく制御信号を前記発電機制御装置に供給する
    車両制御装置と、 を具備したことを特徴とするハイブリッド車両。
  10. 【請求項10】 前記車両制御装置は、前記制御信号と
    して前記発電機の目標回転数を前記発電機制御装置に供
    給し、 前記発電機制御装置は該目標回転数になるように前記発
    電機の回転数を制御することを特徴とする請求項9に記
    載したハイブリッド車両。
  11. 【請求項11】 前記発電機の回転数の変化率に上限を
    設けることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3、又は請求項9に記載したハイブリッド車両。
  12. 【請求項12】 前記発電機の回転数の変化率の上限
    は、アクセル開度の増加に応じて大きく設定されること
    を特徴とする請求項11に記載したハイブリッド車両。
  13. 【請求項13】 前記差動ギヤは、キャリヤが前記エン
    ジンの出力軸と連結され、サンギヤが前記発電機の入力
    軸と連結され、リングギヤが前記出力軸に連結されてい
    ることを特徴とする請求項1、請求項3、及び請求項9
    のうちのいずれか1の請求項に記載されたハイブリッド
    車両。
  14. 【請求項14】 前記エンジンは、エンジン回転数に対
    応してスロットル開度が制御され、エンジン出力が制御
    されることを特徴とする請求項1、請求項3、及び請求
    項9のうちのいずれか1の請求項に記載されたハイブリ
    ッド車両。
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