JP3087793U - ドアロッカーのロックプレート - Google Patents

ドアロッカーのロックプレート

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JP3087793U
JP3087793U JP2002000495U JP2002000495U JP3087793U JP 3087793 U JP3087793 U JP 3087793U JP 2002000495 U JP2002000495 U JP 2002000495U JP 2002000495 U JP2002000495 U JP 2002000495U JP 3087793 U JP3087793 U JP 3087793U
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JP
Japan
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lock
door
lock plate
handle
claw
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JP2002000495U
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English (en)
Inventor
勝巳 斉藤
Original Assignee
株式会社サイトウミクロ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】閉ざされたドアを開ける時に、一々ドアハンド
ルを廻さずに、ドアを押すだけで、或いは、ドアハンド
ル等の取っ手を引くだけで、開扉出来る様に工夫された
ドアロッカー用のロックプレートを提供する。 【解決手段】ばねにより前進付勢されたロック爪と、ロ
ック爪の後退動機構を組付けたハンドルとを備えて、ド
ア側に取付けられる本体と、ロック爪を挿嵌させるロッ
ク孔を備えて、ドアフレーム側に取付けられるロックプ
レートとを組合わせたものに於いて、前記ロックプレー
トには、ロック孔の周縁部のうち、ロック爪を挿・脱さ
せる際に爪が摺接する摺接縁部に、所定の角度でロック
孔の内側に向けて傾斜する所定長さの傾斜片を延設した
ことを特徴とする。傾斜片の先端には、延長片を更に延
設してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば、肢体が不自由な為にドアハンドルを廻すことが出来なかっ たり、車椅子に乗っていてドアハンドルに手が届かなかったり、或いは、物を抱 える等して両手が塞がっていても、閉ざされているドアを容易に開けられる様に 工夫された、ドアロッカーのロックプレートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の、極く一般的なドアロッカーは、図7に略示した様に、ドア100側に 取付けられるハンドル付きの本体10と、ドアフレーム200側に取付けられる ロックプレート20とを組合わせた構成を備えている。 本体10は、ばね12により前進付勢されたロック爪11と、この爪を後退動 させる為のロック解除機構を組付けたハンドル13とを備えている。
【0003】 そして、ドア100を閉ざした時に、ロック爪11が、ロックプレート20に 設けたロック孔21に押し込まれる様になっている。 ロックプレート20には、閉扉時にロック爪11が接触する側端箇所に、ロッ ク爪11を一旦後退動させる為、の摺接曲面20aを形成させている。 尚、一旦開いたドアを、自動的に閉じさせる為の、油圧作動式のドアクローザ ーを、ドアとドアフレームとの間に跨設している場合が多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の構造を備えた従来のドアロッカーは、図7から理解される様に、ドア1 00を閉ざすと、ばね12により前進付勢されているロック爪11が、ロック孔 21に押し込まれて、その平坦な側面11bが、ロック孔21の孔縁に直交向き に引っ掛かる。 その為、一旦閉ざしたドア100は、ハンドル13を廻してロック爪11を、 ばね力に抗して後退動させなければ、開けることが出来ない。
【0005】 ところが、肢体が不自由な為に、ハンドル13を簡単に廻せない人も少なくな い。 又、車椅子に乗っている人は、ハンドル13迄は手が届かない。 或いは、両手で物を抱えている人は、抱えていた物を一旦床に置いてからでな いとドア100を開けられなくて、すこぶる面倒である。
【0006】 この様な不都合を無くす為には、従来は、ロック爪11がロック孔21に押し 込まれる直前の位置で、ドア100の動きを止める為のストッパー片(図示略) を、適宜の位置に取付けて置く等の方策が講じられて来た。
【0007】 ところが、その様にすると、ドア100を完全に閉じ切れなくなるので、ドア 100とドアフレーム200との間の隙間から、隙間風が吹き込んだり、室内の 遮音・断熱性能の低下を招くことになる。
【0008】 そこで、本考案の目的は、ドアハンドルを廻す操作を要せず、単に、ドアを押 すだけで、或いは、ドアハンドル等の取っ手を引くだけで、閉ざされているドア を開けられる様に改良した、ドアロッカーのロックプレートを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為の、本考案によるドアロッカーのロックプレートは、 ばねにより前進付勢されたロック爪と、ロック爪の後退動機構を組付けたハン ドルとを備えて、ドア側に取付けられる本体と、ロック爪を挿嵌させるロック孔 を備えて、ドアフレーム側に取付けられるロックプレートとを組合わせたものに 於いて、 前記ロックプレートには、ロック孔の周縁部のうち、ロック爪を挿・脱させる 際に爪が摺接する摺接縁部に、所定の角度でロック孔の内側に向けて傾斜する所 定長さの傾斜片を延設したことを特徴とする。 そして、傾斜片の先端には、所定長さの延長片を、ロックプレートとほぼ並行 方向に延設するとよい。 又、傾斜片は、その長さ方向に、膨出曲面又は凹入曲面状に湾曲させてもよい 。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の一実施例に就いて、図1〜図4、及び既述の図7を参照しな がら説明する。 図1は、この実施例のロックプレートの平面図、図2は、図1の右側視側面図 、図3は、図1のX−X線に沿う断面図、図4は、ドアフレームへのロックプレ ートの取付状態を示す要部の縦断面図で、ロックプレートの機能の説明図も兼ね ている。 尚、図4に於いて、図7と共通する部材には、この図と同じ符号を付している 。
【0011】 図4から理解される様に、この実施例のロックプレートAが、図7に示した従 来のロックプレート20と全く異なる箇所は、ロック爪11を挿嵌させる為のロ ック孔21の部分である。 その他の部分の構成は、従来のロックプレート20と比べて大差は無い。
【0012】 即ち、ロック孔21の周縁部のうち、ロック爪11を挿・脱させる際にこの爪 が摺接する、図では左側の摺接縁部aには、所定の角度でロック孔21の内側に 向けて傾斜する所定長さの傾斜片1を延設している。 更に、傾斜片1の先端には、所定長さの延長片2を、ロックプレートAの板面 とほぼ並行方向に延設している。
【0013】 この実施例の傾斜片1は、図4に示した様に、ばね12により前進付勢されて いるロック爪11の先端が、傾斜片1の傾斜下端の近傍に当接する様に、その傾 斜角度と長さとを設定している。 延長片2は、ロック爪11がばね12の付勢力で前進動するのを規制するスト ッパーとしての役割を果たせる様にその長さを設定している。
【0014】 図1中の符号3は、ロックプレートAをドアフレーム200に取付ける為の螺 孔であり、符号20aは、ロック爪11を摺接させて、ドア100が閉ざされる 直前に、ロック爪11を一旦後退動側に押しやる為の摺接曲面である。
【0015】 次に、ロックプレートAの作用に就いて説明する。 ロックプレートAを、ドアフレーム200に取付ける位置や、その取付方法は 、図4,図7に示されている様に、従来のドアフレーム20のそれとほぼ同じで ある。
【0016】 ドア100を閉ざした状態で、ロック爪11は、図4に実線で示した様に、そ の先端が、丁度、傾斜片1の先端と延長片2との連接箇所に当接されている。 傾斜片1は、ロック爪11がこの様な当接状態になる様に、既述の如くその傾 斜角度と長さを予め設定されている。 そして、ばね12により前進付勢されているロック爪11が、上記の当接位置 から更に前進動しようとしても、傾斜片1の先端に延設した延長片2がそれを確 実に阻止してくれる。
【0017】 この様に、ロック爪11が、傾斜片1の斜面に引っ掛かり、且つ、図4に示し た様に、ドア100が戸当たり201に当接することによって、ドア100はロ ックされる。 尚、延長片2は、傾斜片1の長さをより長くすることによって、省くことも出 来る。
【0018】 このロック状態から、ドア100を、図4の右側から開く時には、従来の様に ハンドル13を廻す手間を省いて、そのままドア100を押すだけでよい。 ドア100が押されると、その動きに連れて、その先端が傾斜板1の斜面に当 接されているロック爪11は、図4中に仮想線で示した様に、この斜面に摺接し ながら、ばね12の押圧力に抗して次第に後退動することを余儀なくされる。
【0019】 そして、ロック爪11が、傾斜片1によってロック孔21の外に押し出されて しまえば、ドア100はロックを解除される。 ドア100を、図4の左側から開く時にも、ハンドル13を廻す必要は無く、 単に、ハンドル13を引っ張るだけでよい。
【0020】 従って、例えば、肢体が不自由な為にドアハンドルを廻すことが出来なかった り、車椅子に乗っていてドアハンドルに手が届かなかったり、或いは、物を抱え る等して両手が塞がっていても、閉ざされているドアを容易に開けられる様にな る。
【0021】 ところで、ロック孔21内に収まったロック爪11は、従来のロックプレート 20を用いた場合とは異なって、図7に示した様に、その側面11bがロック孔 21の孔縁部に引っ掛かって、完全に動きを止められた状態にあるわけではない 。 つまり、完全な不動状態でロックされているわけではない。 然し、大抵のドアには、既述のドアクローザーを取付けてあるので、実用上の 支障は生じない。
【0022】 ドアクローザーを取付けていないドアに、ロックプレートAを取付ける場合に は、ロック爪11を、傾斜片1の斜面に掛止させることによって得られる、言わ ば、“ロック強度”を極力大きくしてやることが望ましい。 それには、傾斜片1の傾斜角度を、ドア100を開く時の押圧(引張)抵抗の 増大との兼ね合いを考慮した上で、なるべく大きくしてやればよい。 もっとも、傾斜角度は無制限に変えられるわけではなくて、ロック爪11やロ ック孔21のサイズ等によって、自づから制約を受けることになる。
【0023】 そこで、図5及び図6に、傾斜片1の傾斜角度を増さなくても、上記した“ロ ック強度”を増大させる様に構成した、本考案の別の実施例としてのロックプレ ートAを示した。
【0024】 図5に示したロックプレートAは、傾斜片1の斜面を平坦面にせずに、その長 手方向に膨出曲面に形成している。 これによって、例えば、吹き込む風等の、ドア100を開かせ様とする力に対 する抵抗力を増大させることが出来る。
【0025】 そして、図6に示したロックプレートAは、傾斜片1の斜面を平坦面にせずに 、その長手方向に凹入曲面に形成することによって、上記の抵抗力を増大させて いる。 この膨出又は凹入曲面の曲率は、ドア100を開くのに要する力が大きくなり 過ぎない様に、試行錯誤を重ねたうえで選定する必要がある。
【0026】
【考案の効果】
以上の説明によって明らかな様に、本考案によるドアロッカーのロックプレー トは、従来のロックプレートに比べて、以下に列挙した如き実用上の優れた効果 を発揮する。 (a)肢体が不自由な為にドアのハンドルを廻せない人でも、閉ざされている ドアを容易に開くことが出来る。 (b)車椅子に乗っていて、ハンドル迄手が届かなくても、車椅子の一部でド アを押すだけでドアを開けられる。 (c)ドアを開く時に、ハンドルを廻す必要がないので、両手で物を抱えてい る場合でも、体の一部でドアを押せば簡単に開けることが出来る。 (d)本考案によるロックプレートは、既設のドアロッカーのロックプレート と、至極簡単に交換出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、ロックプレー
トの平面図である。
【図2】同上、図1の右側視側面図である。
【図3】同上、図1のX−X線に沿う断面図である。
【図4】同上、ドアロッカーの取付箇所の要部を示した
部分縦断面図で、ロックプレートの機能の説明図も兼ね
ている。
【図5】ロックプレートの別の実施例を示した、図3図
相当図である。
【図6】ロックプレートの更に別の実施例を示した、図
3図相当図である。
【図7】従来例を示すもので、ドアロッカーの取付状態
及びその作用を説明した部分縦断側面図である。
【符号の説明】
100 ドア 200 ドアフレーム A ロックプレート 1 傾斜片 2 延長片 3 螺孔 a 摺接縁部 10 本体 11 ロック爪 11a 摺接曲面 11b 側面 12 ばね 13 ハンドル 20 従来のロックプレート 20a 摺接曲面 21 ロック孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばねにより前進付勢されたロック爪と、
    ロック爪の後退動機構を組付けたハンドルとを備えて、
    ドア側に取付けられる本体と、ロック爪を挿嵌させるロ
    ック孔を備えて、ドアフレーム側に取付けられるロック
    プレートとを組合わせたものに於いて、 前記ロックプレートには、ロック孔の周縁部のうち、ロ
    ック爪を挿・脱させる際にロック爪が摺接する摺接縁部
    に、所定の角度でロック孔の内側に向けて傾斜する所定
    長さの傾斜片を延設したことを特徴とするドアロッカー
    のロックプレート。
  2. 【請求項2】 傾斜片の先端に、所定長さの延長片を、
    ロックプレートとほぼ並行方向に延設したことを特徴と
    する請求項1記載のドアロッカーのロックプレート。
  3. 【請求項3】 傾斜片は、その長さ方向に、膨出曲面又
    は凹入曲面状に湾曲させたことを特徴とする請求項1記
    載のドアロッカーのロックプレート。
JP2002000495U 2002-02-06 2002-02-06 ドアロッカーのロックプレート Expired - Lifetime JP3087793U (ja)

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