JP3087782U - 食器洗浄機用食器供給装置 - Google Patents

食器洗浄機用食器供給装置

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JP3087782U
JP3087782U JP2002000483U JP2002000483U JP3087782U JP 3087782 U JP3087782 U JP 3087782U JP 2002000483 U JP2002000483 U JP 2002000483U JP 2002000483 U JP2002000483 U JP 2002000483U JP 3087782 U JP3087782 U JP 3087782U
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弘美 原田
健一郎 竹島
政之 草野
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タニコー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 食器供給装置は、食器保持24Cおよび
解放手段と、食器保持および解放手段24から解放され
てくる食器を、所定の受止め位置において受け止めて食
器搬送ユニットへと送り込む食器受止めおよび送込み手
段と、食器保持および解放手段から食器受止めおよび送
込み手段へ解放されてくる食器が所定枚数以上重なって
いる場合には、受止め位置の近傍において阻止して食器
搬送ユニットへと送り込まれないようにする送込み阻止
手段25と、送込み阻止手段25によって重なった食器
が阻止されたことを検出する食器阻止検出手段とを備え
る。 【効果】 食器の2枚重ねを直ぐその場にて検知して取
り除くことがでる。枚数検知センサと2枚重ね検知セン
サとを1つで共用でき、部品点数の削減、ソフトウエア
の削減等により、装置全体のコストダウンとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、食器洗浄機用食器供給装置に関するものであり、特に、食器が所定 枚数以上重なった状態で供給されてしまうことを防止できるようにした食器供給 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の食器供給装置としては、洗浄すべき食器を多数積み重ねて保持 しておき最下部の食器から順に1枚1枚、食器洗浄機の食器搬送ユニットを構成 する、例えば、コンベアネットの上へと送り込んでいくような形式のものが開発 され使用されている。このような従来の食器供給装置においては、食器が重なり 合った状態で食器洗浄機内へと搬送されていってしまうことを防ぐため、この食 器供給装置と食器洗浄機の入口との間に食器二枚落ち検出装置を設けている。こ の食器二枚落ち検出装置は、振り子型ステーと専用センサとから構成されている 。従来の装置では、通常、この食器二枚落ち検出装置のための専用センサとは、 別個のセンサを設けて、食器洗浄機へと送り込まれる食器の枚数もカウントする ようにしている。
【0003】 この従来の食器供給装置と食器洗浄機との間の動作は、次のようになされてい る。食器供給装置から解放されて落下してくる食器を食器落下衝撃吸収板にて一 旦受け止めてから、その食器を食器洗浄機の入口へと送り込んでいく。この場合 において、食器が重なり合った状態にて食器洗浄機へと送り込まれようとすると きには、食器洗浄機入口に配置した食器二枚落ち検出装置の振り子型ステーがそ の重なり合った食器の上端部分によって接触されて振られることにより、そこに 近接配置された専用センサがそのことを感知して、食器二枚重ね検知信号を発す ることになる。食器洗浄機は、この食器二枚重ね検知信号を受けてコンベアネッ トの作動を停止させることにより、食器が重なり合った状態で洗浄機入口から洗 浄機内部へと搬送されていってしまうことを阻止する。同時に、食器供給装置も 食器二枚重ね検知信号を受けてその動作を停止する。その作業者は、食器洗浄機 入口に止められた重なり合った食器を取り出して、食器供給装置に保持された食 器積み重ねの最上部へとそれら食器を戻して、食器洗浄機および食器供給装置の 作動を再開させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述したような従来の食器供給装置においては、食器の重なりを検出してそれ らが食器洗浄機内へと送り込まれてしまうのを自動的に防止できるのであるが、 その検出阻止場所は、食器洗浄機の入口であるので食器供給装置から比較的に離 れていて作業者がアクセスし難い場所となっている。したがって、作業者は、食 器の二枚重ねが検出される度に、食器供給装置の場所から食器洗浄機の入口のと ころまで行って、そのアクセスし難い場所から重なり合った食器を取り出して、 再び食器供給装置の場所に戻ってそれら食器を食器供給装置内へと戻す作業を行 わなければならない。これは、作業者にとっては大変な作業となるだけでなく、 装置の停止時間もそれだけ長くなり、全体としての食器洗浄時間も長くなってし まうことになり、作業効率の点で問題があった。
【0005】 その上、前述したような従来の食器供給装置においては、枚数検知センサと二 枚量ね検知センサとを別々に設けているものであるので、部品点数がそれだけ多 くなり、それらの制御のためのソフトウエア等も必要となり、全体装置のコスト ダウンのための一つのネックとなっていた。
【0006】 本考案の目的は、前述したような従来技術の問題点を解消しうるような食器洗 浄機用食器供給装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、食器洗浄機の食器搬送口近傍に配置されて、洗浄すべき食器 を食器洗浄機内を通して搬送する食器搬送ユニットに対して供給していくための 食器洗浄機用食器供給装置において、洗浄すべき食器を重ねた状態において保持 しておき最下部の食器から順に解放して前記食器洗浄機の食器搬送ユニットに対 して送り込めるようにするための食器保持および解放手段と、該食器保持および 解放手段の下方に設けられて該食器保持および解放手段から解放されてくる食器 を、所定の受止め位置において受け止めて該受止め位置から前記食器搬送ユニッ トへと送り込むための食器受止めおよび送込み手段と、該食器受止めおよび送込 み手段の下流側にあって、前記食器保持および解放手段から該食器受止めおよび 送込み手段へ解放されてくる食器が所定枚数以上重なっている場合には、該重な った食器を前記受止め位置の近傍において阻止して前記食器搬送ユニットへと送 り込まれないようにする送込み阻止手段と、該送込み阻止手段によって前記重な った食器が阻止されたことを検出するための食器阻止検出手段とを備えることを 特徴とする。
【0008】 本考案の一つの実施の形態によれば、前記食器阻止検出手段は、食器が前記受 止め位置の近傍に存在することを検知すると共に、該存在が所定時間以上継続さ れるか否かを検知することにより、前記存在の検知毎に、該存在が所定時間以上 継続されたことを検知しない限り、前記重なった食器でない食器が前記食器搬送 ユニットへと送り込まれたことを指示する食器送込み信号を発生し、一方、該存 在が所定時間以上継続されたことを検知した場合には、前記重なった食器が阻止 されたことを指示する重なり食器信号を発生する。
【0009】 本考案の別の実施の形態によれば、前記食器阻止検出手段からの前記食器送込 み信号をカウントすることにより前記食器搬送ユニットへ送り込まれた食器の枚 数を指示する送込み食器枚数指示手段と、前記食器阻止検出手段からの前記重な り食器信号に応答して前記食器搬送ユニットの作動を停止させる食器搬送ユニッ ト停止手段とをさらに備える。
【0010】 本考案のさらに別の実施の形態によれば、前記食器阻止検出手段は、前記受止 め位置の近傍に存在する食器によって遮断される光路の両端に配置される1組の 発光側センサおよび受光側センサと、前記光路が遮断されている時間を測定する 遮断時間測定手段とを含む。
【0011】 本考案のさらに別の実施の形態によれば、前記食器受止めおよび送込み手段は 、前記食器保持および解放手段の実質的に真下に配置され且つ前記食器搬送ユニ ットに向かって下方に傾斜していて前記受け止めた食器が該食器搬送ユニットに 向かって滑り降りるようにする板部材からなり、前記送込み阻止手段は、前記下 部材の上方において、前記重なり食器の通過は許さないが、そうでない食器の通 過は許す所定の高さ位置に配設された棒部材からなる。
【0012】 本考案のさらに別の実施の形態によれば、前記板部材と前記棒部材とは、前記 所定の高さを調整できるように互いに調整可能とされている。
【0013】 本考案のさらに別の実施の形態によれば、少なくとも、前記板部材の前記受止 め位置に対応する部分には、食器落下時の衝撃を吸収しうる衝撃吸収部材が施さ れている。
【0014】
【考案の実施の形態】
次に、添付図面に基づいて、本考案の実施の形態および実施例について本考案 をより詳細に説明する。
【0015】 図1は、本考案の一実施例としての食器供給装置を組み付けた食器洗浄機の一 部分を示す概略正面図である。図1に示されるように、食器洗浄機10は、入口 部11および洗浄室12等を構成する本体ハウジング1を有しており、この本体 ハウジング1は、架体2にて床面に安定に設置されうるものとされている。さら に、この食器洗浄機10には、通常のように、入口部11から洗浄室12等を通 して出口部(図示していない)を通して、洗浄すべき食器を搬送していくための 食器搬送ユニットとしてのコンベアネット13およびコンベアネット13を駆動 するためのプーリー14が設けられている。また、洗浄室12の内部には、通常 のように、コンベアネット13の上方から下方に向けて洗浄水を噴射するための 上部洗浄ノズルパイプ15およびコンベアネット13の下方から上方へ洗浄水を 噴射するための下部洗浄ノズルパイプ16が配設されている。この洗浄機の構成 および動作は、通常知られたものであるので、これらについてこれ以上詳細には 説明しない。
【0016】 本考案による食器供給装置20は、図1に示されるように、食器洗浄機10の 入口部11の上部に配置されていて、洗浄すべき食器をコンベアネット13の上 へと供給していくためのものである。以下、この実施例の食器供給装置20の構 成および動作について詳細に説明する。
【0017】 図2は、食器供給装置20のみを示す一部破断正面図であり、図3は、その一 部破断側面図である。さらに、図4は、食器供給装置20の一部を構成する高さ 調整板のみを示す斜視図である。図2および図3によく示されているように、食 器供給装置20は、主として、食器洗浄機10の入口部11の上に組付けられる 基部21と、この基部21の上に取り付けられたハウジング部22と、このハウ ジング部22の下方で基部21に取り付けられる高さ調整板23と、送込み阻止 棒部材25と、発光側センサ26および受光側センサ27を含む食器阻止検出ユ ニットとを備えている。
【0018】 ハウジング部22内には、洗浄すべき食器を重ねた状態において保持しておき 最下部の食器から順に解放して食器洗浄機の食器搬送ユニットに対して送り込め るようにするための食器保持および解放ユニット24が配設されている。この食 器保持および解放ユニット24は、図3によく示されているように、食器洗浄機 10の食器搬送ユニットのコンベアネット13の巾方向に亘って複数個並置され ている。図3の例示から分かるように、これら食器保持および解放ユニット24 は、洗浄すべき食器のサイズに合せて異なるサイズのものとされている。
【0019】 食器保持および解放ユニット24自体は、公知の種々な形式のものを使用しう るが、この実施例では、三角形の各頂点を通して上下に延びる3本の回転シャフ ト24Aと、これら3本の回転シャフト24Aを同期させて回転駆動させるため の駆動機構24Bとからなる形式のものを使用している。この形式においては、 各回転シャフト24Aの下端に、切り欠き部を有する円板状の食器保持部24C と、傾斜カム面を有した円板状の食器切分け部24Dとが重ねた形で取り付けら れている。また、各回転シャフト24の下端部には、洗浄すべき食器Aが重ねら れた状態にて食器保持部24Cの周縁上に支持された形で保持されるように案内 するためのガイド部24Eが設けられている。この実施例において使用されてい る食器保持および解放ユニット24の動作について簡単に説明しておくと、先ず 、作業者は、駆動機構24Bが停止している状態において、洗浄すべき食器Aを 、3本の回転シャフト24Aによって画定された食器保持空間内へと上方から順 次重ねるようにして入れていく。このとき、最下部の食器Aの周縁は、各回転シ ャフト24Aの下端の食器保持部24Cの周縁によって支持されるので、その上 に食器Aを重ねて保持させることができる。このようにして、所望枚数の食器A を食器保持空間に重なり合った状態で収納した後、作業者が駆動機構24Bの作 動を開始させると、その食器保持空間に保持された食器は、最下部の食器から順 次解放されて下方へと落下させられていく。これは、切り欠き部を有する円板状 の食器保持部24Cと傾斜カム面を有した円板状の食器切分け部24Dとの同期 した回転動作によって行われるものである。すなわち、回転シャフト24Aが回 転していない状態において、食器保持部24Cの周縁にて支持されていた最下部 の食器は、回転シャフト24Aの回転により、食器保持部24Cの切り欠き部が 回って来たときに、その周縁の支持が外されることにより、解放されて下方へ落 下する。これと同時に、最下部の食器のすぐ上に重なって保持されていた食器は 、食器切分け部24Dの傾斜カム面の作用により、最下部の食器から切り分けら れて一時的にこの食器切分け部24Dの周縁によって支持されることになる。そ して、回転シャフト24Aがほぼ一回転するとき、その最下部の食器から切り分 けられて一時的に食器切分け部24Dの周縁によって支持されていたすぐ上にあ った食器は、食器切分け部24Dの周縁の支持が外されることにより、すぐ下の 食器保持部24Cの周縁によって支持されることになる。このような動作の繰り 返しにより、回転シャフト24Aの1回転毎に1枚ずつ食器が解放させられて落 下していくことになるのである。前述したように、この食器保持および解放ユニ ット24自体は、公知のものであるので、これ以上詳述しない。
【0020】 次に、高さ調整板23の構成および動作について説明する。この実施例におけ る高さ調整板23は、食器保持および解放ユニット24の下方に設けられてこの 食器保持および解放ユニット24から解放されてくる食器Aを、所定の受止め位 置において受け止めて該受止め位置から食器搬送ユニットのコンベアネット13 上へと送り込むための食器受止めおよび送込み手段を構成するもので、図4の斜 視図によく示されるように、全体として断面コ字状に板材等からプレス加工等で 形成されたものである。この実施例の高さ調整板23は、側面板部23Aと、こ れら側面板部23Aをつなぐ底面板部23Bとを備えている。この実施例では、 底面板部23Bの上には、食器落下時の衝撃を吸収するための衝撃吸収部材23 Cが設けられている。また、側面板部23Aには、後述すような発光側センサお よび受光側センサを互いに対向させて光路が形成されるようにするための切欠き 口23Dが形成されており、また、後述すような高さ調整のための細長いスロッ ト23Eが形成されている。
【0021】 この高さ調整板23は、図2および図3に示されるように、各食器保持および 解放ユニット24の下方に位置するように基部21に、例えば、ネジ止め等にて 取り付けられるようになっている。図2によく示されるように、この高さ調整板 23は、底面板部23Bが食器洗浄機10の入口部の方へ向かって若干下方へ傾 斜するようにして配置されうるように構成されている。 送込み阻止棒部材25は、高さ調整板23の下流側にあって、高さ調整板23 による食器の送込み方向を横切るようにして基部21に取り付けられていて、食 器保持および解放ユニット24から高さ調整板23の底面板部23Bへ解放され てくる食器が所定枚数以上重なっている場合には、該重なった食器を受止め位置 の近傍において阻止して食器洗浄機10の食器搬送ユニットのコンベアネット1 3へと送り込まれないようにする送込み阻止手段を形成している。
【0022】 したがって、この送込み阻止棒部材25と高さ調整板23の底面板部23B( 衝撃吸収部材23C)との離間距離は、送込むべき食器の高さサイズによって適 宜適正に設定される必要がある。この実施例では、高さ調整板23の側面板部2 3Aのと細長スロット23Eを形成しておくことにより、これを容易に可能とし ている。すなわち、高さ調整板23を基部21に対してネジ等を用いて取り付け 固定する場合において、食器のサイズに合せて、細長スロット23Eに対するそ のネジを通す位置を変えることにより、容易に底面板部23Bと棒部材25との 間の距離を調整することができる。
【0023】 最後に、食器阻止検出ユニットについて説明するに、この食器阻止検出ユニッ トは、送込み阻止棒部材25によって重なった食器が阻止されたことを検出する ためのもので、この実施例では、例えば、発光ダイオード等にて構成される発光 側センサ26と、例えば、受光ダイオード等にて構成される受光側センサ27と を備える。これら1組の発光側センサ26および受光側センサ27は、高さ調整 板23の底面板部23B上の受止め位置の近傍に存在する食器によって遮断され る光路の両端に配置されている。そして、この実施例では、食器阻止検出ユニッ トは、これら1組の発光側センサ26および受光側センサ27によって形成され る光路が遮断されている時間を測定する遮断時間測定ユニット(図示していない )を含んでいる。
【0024】 遮断時間測定ユニットは、遮断時間が所定時間以上継続されない場合には、食 器が食器洗浄機10の食器搬送ユニットのコンベアネット13上へと送込まれた として、食器送込み信号を発生させるようにし、一方、遮断時間が所定時間以上 継続する場合には、重なった食器が阻止されたことを指示する重なり食器信号を 発生させるように作動する。
【0025】 さらにこの実施例では、遮断時間測定ユニットによって発生せしめられる食器 送込み信号をカウントすることにより食器搬送ユニットへ送り込まれた食器の枚 数を指示する送込み食器枚数指示ユニット(図示していない)と、遮断時間測定 ユニットによって発生せしめられる重なり食器信号に応答して食器搬送ユニット の作動を停止させる食器搬送ユニット停止ユニット(図示していない)とをさら に備えるように構成している。
【0026】 前述したような実施例の食器供給装置20の構成および動作についてより理解 し易くするため、図5から図7を参照して説明を繰り返す。先ず、図5は、食器 保持および解放ユニット24の作動により、そこに保持されていた最下部の食器 Aが高さ調整板23の底面板部23B上の受止め位置に落下したところを示して いる。この食器の落下による衝撃は、底面板部23Bに敷設された衝撃吸収部材 23Cによって吸収される。食器保持および解放ユニット24が正常に動作して 、このように最下部の食器Aが1枚だけ解放された場合には、解放されて底面板 部23Bの上の受止め位置に落下した食器Aは、底面板部23Bの傾斜面にそっ てすぐに下方へと滑り降りて送込み阻止棒部材25の下を潜り抜けて、食器搬送 ユニットのコンベアネット13の上へと送込まれる。図6は、この状態を示して いる。したがって、発光側センサ26と受光側センサ27との間の光路は、食器 Aによって一旦遮断されるが、すぐにその遮断は解かれることになる。この場合 、発光側センサ26および受光側センサ27に関連付けられた遮断時間測定ユニ ットは、1つの食器送込み信号を発生させるようにするが、重なり食器信号を発 生するようには作動しない。
【0027】 しかし、例えば、食器保持および解放ユニット24の動作不具合等のため、2 枚以上の食器が重なった状態で高さ調整板23の底面板部23B上に落下させら れてしまう場合には、重なり合った食器は、底面板部23B上の受止め位置から 若干下方へ滑り落ちるが、そのすぐ近くに位置した棒部材25に上部食器の部分 が突き当たってしまうので、それ以上滑り降りることはできず、その受止め位置 の近傍にて阻止され、食器搬送ユニットのコンベアネット13の上へは送り込ま れない。図7は、このような重なり食器の送込み阻止状態を示している。したが って、このような送込み阻止状態においては、発光側センサ26と受光側センサ 27との間の光路は、食器Aによって所定時間継続して遮断されることになるの で、発光側センサ26および受光側センサ27に関連付けられた遮断時間測定ユ ニットは、重なり食器信号を発生させるように作動し、食器送込み信号を発生さ せないように作動する。
【0028】 こうして、重なり食器信号が発生された場合には、この信号に応答して、食器 保持および解放ユニット24の作動を自動的に停止させ、また、食器搬送ユニッ トの作動を自動的に停止させるようにするのが好ましい。この場合において、作 業者は、図7に示すように底面板部23B上の受止め位置のすぐ近くに止められ た重なり合った食器を、その場ですぐに取り除くことができ、食器保持および解 放ユニット24によって形成された食器保持空間の上方へ戻すことができる。そ して、作業者は、食器保持および解放ユニット24および食器搬送ユニットの作 動を再開させるようにすればよい。この場合において、勿論、重なり合った食器 の除去に応じて自動的に、食器保持および解放ユニット24および食器搬送ユニ ットの作動が再開させられるように構成することもできる。
【0029】
【考案の効果】
食器洗浄機への食器の供給時において、食器が重なり合った状態で供給されよ うとした場合でも、そのことを直ぐその場にて検知して作業者がそれらを取り除 くことができるので、作業能率の改善につなげることができる。
【0030】 枚数検知センサと2枚重ね検知センサとを1つで共用できるので、部品点数の 削減、ソフトウエアの削減等により、装置全体のコストダウンを行うことができ る。
【0031】 高さ調整板の使用により、洗浄すべき食器のサイズの違いに容易に対応できる と共に、食器落下時の衝撃を容易に吸収できるような構成とすることが容易とな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての食器供給装置を組み
付けた食器洗浄機の一部分を示す概略正面図である。
【図2】図1に示された本考案の実施例の食器供給装置
のみを示す一部破断正面図である。
【図3】図2の食器供給装置の一部破断側面図である。
【図4】図2の食器供給装置の一部を構成する高さ調整
板のみを示す斜視図である。
【図5】図2の食器供給装置の動作を説明するための図
であり、食器保持および解放ユニットから1枚の食器が
解放されたところを示す図である。
【図6】図2の食器供給装置の動作を説明するための図
であり、食器保持および解放ユニットから解放された食
器が食器搬送ユニットへと送り込まれたところを示す図
である。
【図7】図2の食器供給装置の動作を説明するための図
であり、食器保持および解放ユニットから二枚重ねで食
器が解放されたところを示す図である。
【符号の説明】
1 本体ハウジング 2 架体 10 食器洗浄機 11 入口部 12 洗浄室 13 コンベアネット 14 プーリー 15 上部洗浄ノズル 16 下部洗浄ノズル 20 食器供給装置 21 基部 22 ハウジング部 23 高さ調整板 23A 側面板部 23B 底面板部 23C 衝撃吸収部材 23D 切欠き口 23E 細長スロット 24 食器保持および解放ユニット 24A 回転シャフト 24B 駆動機構 24C 食器保持部 24D 食器切分け部 24E ガイド部 25 送込み阻止棒部材 26 発光側センサ 27 受光側センサ A 食器

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器洗浄機の食器搬送口近傍に配置され
    て、洗浄すべき食器を食器洗浄機内を通して搬送する食
    器搬送ユニットに対して供給していくための食器洗浄機
    用食器供給装置において、洗浄すべき食器を重ねた状態
    において保持しておき最下部の食器から順に解放して前
    記食器洗浄機の食器搬送ユニットに対して送り込めるよ
    うにするための食器保持および解放手段と、該食器保持
    および解放手段の下方に設けられて該食器保持および解
    放手段から解放されてくる食器を、所定の受止め位置に
    おいて受け止めて該受止め位置から前記食器搬送ユニッ
    トへと送り込むための食器受止めおよび送込み手段と、
    該食器受止めおよび送込み手段の下流側にあって、前記
    食器保持および解放手段から該食器受止めおよび送込み
    手段へ解放されてくる食器が所定枚数以上重なっている
    場合には、該重なった食器を前記受止め位置の近傍にお
    いて阻止して前記食器搬送ユニットへと送り込まれない
    ようにする送込み阻止手段と、該送込み阻止手段によっ
    て前記重なった食器が阻止されたことを検出するための
    食器阻止検出手段とを備えることを特徴とする食器洗浄
    機用食器供給装置。
  2. 【請求項2】 前記食器阻止検出手段は、食器が前記受
    止め位置の近傍に存在することを検知すると共に、該存
    在が所定時間以上継続されるか否かを検知することによ
    り、前記存在の検知毎に、該存在が所定時間以上継続さ
    れたことを検知しない限り、前記重なった食器でない食
    器が前記食器搬送ユニットへと送り込まれたことを指示
    する食器送込み信号を発生し、一方、該存在が所定時間
    以上継続されたことを検知した場合には、前記重なった
    食器が阻止されたことを指示する重なり食器信号を発生
    する請求項1に記載の食器洗浄機用食器供給装置。
  3. 【請求項3】 前記食器阻止検出手段からの前記食器送
    込み信号をカウントすることにより前記食器搬送ユニッ
    トへ送り込まれた食器の枚数を指示する送込み食器枚数
    指示手段と、前記食器阻止検出手段からの前記重なり食
    器信号に応答して前記食器搬送ユニットの作動を停止さ
    せる食器搬送ユニット停止手段とをさらに備える請求項
    2に記載の食器洗浄機用食器供給装置。
  4. 【請求項4】 前記食器阻止検出手段は、前記受止め位
    置の近傍に存在する食器によって遮断される光路の両端
    に配置される1組の発光側センサおよび受光側センサ
    と、前記光路が遮断されている時間を測定する遮断時間
    測定手段とを含む請求項3に記載の食器洗浄機用食器供
    給装置。
  5. 【請求項5】 前記食器受止めおよび送込み手段は、前
    記食器保持および解放手段の実質的に真下に配置され且
    つ前記食器搬送ユニットに向かって下方に傾斜していて
    前記受け止めた食器が該食器搬送ユニットに向かって滑
    り降りるようにする板部材からなり、前記送込み阻止手
    段は、前記下部材の上方において、前記重なり食器の通
    過は許さないが、そうでない食器の通過は許す所定の高
    さ位置に配設された棒部材からなる請求項1から4のう
    ちのいずれか1項に記載の食器洗浄機用食器供給装置。
  6. 【請求項6】 前記板部材と前記棒部材とは、前記所定
    の高さを調整できるように互いに調整可能とされている
    請求項5に記載の食器洗浄機用食器供給装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも、前記板部材の前記受止め位
    置に対応する部分には、食器落下時の衝撃を吸収しうる
    衝撃吸収部材が施されている請求項5または6に記載の
    食器洗浄機用食器供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05287960A (ja) * 1992-04-09 1993-11-02 Hideo Miyazawa ドア枠内隅等のコーナー内隅の連結構造

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JPH05287960A (ja) * 1992-04-09 1993-11-02 Hideo Miyazawa ドア枠内隅等のコーナー内隅の連結構造

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