JP3087746U - 足マッサージ器の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】使い勝手が良く、また効果的で且つ破損し難い
足部マッサージ器を提供する。 【解決手段】ふくらはぎ及びすねマッサージ部１１と、
足の裏及び甲マッサージ部１２とより構成されるマッサ
ージ器本体１０を含み、該マッサージ器本体１０は内層
布１０１、外層布１０２が人の足の形状に合わせて縫製
され、且つ該マッサージ器本体１０内部には数個の気嚢
１３が設けられ、該気嚢１３と該外層布１０２間には湾
曲した定型部１２０を設けることで全体に適度な張りを
与えて定型し、また制御器２０内に設置した複数の単方
向バルブ２２と各気嚢１３とを連結させ、該気嚢１３に
充填された気体の圧力が過大になりすぎることを防止す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、足マッサージ器の構造に係り、特に内部に数個の単方向バルブと気 嚢とが連結されており、また、定型部によって適度な張りが提供されていること により、気体が間欠的に注入と放出を繰り返し、足に心地良いマッサージ効果を 提供するものに関わる。

【０００２】

【従来の技術】

現代社会では仕事に追われ、身体の各個所に疲労が溜まり易く、特に立ち仕事 等により足の静脈が怒張を起す者が多いことが懸念されている。このように、疲 労から病気を起すことは非常に深刻な問題であり、現在では各種足専用マッサー ジ器の開発が進んでいる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の製品よりも更に使い勝手が良く、また、効果的で且つ破損し難い足部マ ッサージ器を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ふくらはぎ及びすねマッサージ部と、足の裏及び甲マッサージ部とより構成さ れるマッサージ器本体を含み、該マッサージ器本体は内層布、外層布が人の足の 形状に合わせて縫製され、且つ該マッサージ器本体内部には数個の気嚢が設けら れ、該気嚢と該外層布間には湾曲した定型部を設けることで全体に適度な張りを 与えて定型し、また、制御器内に設置した複数の単方向バルブと各気嚢とを連結 させ、該気嚢に充填された気体の圧力が過大になりすぎることを防止する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１から図３に示すように、本考案の足マッサージ器１は主にマッサージ器本 体１０、制御器２０より構成され、各該マッサージ器本体１０は該制御器２０と 連結されている。

【０００６】 図２に示すように、該マッサージ器本体１０はそれぞれ内層布１０１、外層布 １０２とが重ね合わされて縫製されており、且つ該マッサージ器本体１０の二つ の先端は繰り返して貼り剥がしの行える面状ファスナー１０３が設けられている 。該面状ファスナー１０３を粘着した後、本考案のマッサージ器は中空の長靴状 （図１，図３参照）となり、該マッサージ器本体１０が人の足の形状に相対し、 ふくらはぎ及びすねのマッサージ部１１と足の裏及び甲のマッサージ部１２とに 分かれている。

【０００７】 該マッサージ器本体１０の内層布１０１、外層布１０２間には設置空間１０４ が設けられ、数個の気嚢１３を設置し（図３に示す実施例においては三個として いるがそれに限らない）、該両マッサージ部１１、１２の該気嚢１３と該外層布 １０２間にはそれぞれ定型部１１０、１２０が設けられており、該各定型部１１ ０、１２０は軟質のプラスティック製の薄い片である。

【０００８】 また、各該定型部１１０、１２０は中央より両側に延伸して間隔を空けて配列 するふくらはぎ及びすねの部分の湾曲片体１１１、足の裏及び甲の部分の湾曲片 体１２１を具有し、該湾曲片体１１１の開口部は前方を、また、湾曲片体１２１ の開口部は上方を向いており、また、マッサージ器本体１０の該両マッサージ部 １１、１２の気嚢１３はそれぞれ気体注入管１４と制御器２０とに連結されてい る。

【０００９】 図１に示すように、該制御器２０内には気体充填ポンプ２１、数個の単方向バ ルブ２２、数個の作動バルブ２３、並びに該気体充填ポンプ２１と作動バルブ２ ３を制御する回路板２４が設けられており、また、該気体充填ポンプ２１と各単 方向バルブ２２とが連結されている。

【００１０】 図１、図４に示すように、各単方向バルブ２２には殻状を呈した本体２２０が 設けられており、該本体２２０の一端には該気体充填ポンプ２１と連結される気 体入口２２１が形成されており、もう一端は該作動バルブ２３と連結される気体 注入口２２２が設けられており、且つ該単方向バルブ２２の本体２２０内には隔 離板２２３が設けられ、該気体入口２２１と該気体注入口２２２の間を隔離して おり、該隔離板２２３の側面上には数個の通孔２２４が設けられ、該気体入口２ ２１と気体注入口２２２とが相通している。

【００１１】 また、該隔離板２２３中央にはゴム製の弾性体２２５が嵌設されており、該弾 性体２２５は気体注入口２２２に向かった側の一端に薄い片状を呈した弁膜２２ ６が設けられており、該弁膜２２６は該隔離板２２３側面に密着して各該通孔２ ２４を遮り、気体が該気体注入口２２２より逆流して該気体入口２２１に流入し ないようにしている。

【００１２】 図５に示すように、該各作動バルブ２３は電磁バルブ２３０に穿設されたピス トン軸２３１を具有し、該電磁バルブ２３０の一端には排気口２３２が設けられ ており、該電磁バルブ２３０内には該排気口２３２とピストン軸２３１の先端部 間にばねが設けられており、更に該電磁バルブ２３０のもう一端には結合座２３ ３が固定されており、該結合座２３３の中央には該ピストン軸２３１の先端部を 設置する設置孔２３４が凹設されており、該設置孔２３４の底面は該ピストン軸 ２３１の先端面位置に相対して気体入口２３５が設けられている。

【００１３】 また、該気体入口２３５は気管２５と単方向バルブ２２の気体注入口２２２が 連結されており、該結合座２３３の側面には気体注入口２３６が穿設されて該設 置孔２３４の内壁に至り、該結合座２３３の気体注入口２３６は接頭器具と連結 し、該各接頭器具上の多数の気体出口上には該マッサージ器１内の気嚢１３と連 結されている気体注入管１４と連結する。

【００１４】 以上の構造により、本考案の足マッサージ器１の各マッサージ部１１、１２内 に設けられた定型部１１０、１２０（図１，図３参照）は適当な張りで該各マッ サージ部１１、１２を支えると同時に形状を整え、使用者が履くのに便利なよう にするが、該定位部１１０、１２０の材質は軟性の材質を利用しており、更に該 気嚢１３と該外層布１０２間に挟設されていることより、非常に履き心地がよい ものとなっている。

【００１５】 本考案の足マッサージ器に空気を充填する際、該回路板２４は同時に該気体充 填ポンプ２１及び特定の作動バルブ２３を起動させ、該気体充填ポンプ２１で圧 縮された気体が気体入口２２１より該単方向バルブ２２内部に進入し、注入され た気体は該隔離板２２３の数個の通孔２２４によって該弾性体２２５の弁膜２２ ６を押し開け（図６参照）、更に気体が該単方向バルブ２２の気体注入口２２２ より起動した作動バルブ２３内にまで流出し、該作動バルブ２３が作動するとき 該ピストン軸２３１が移動して該排気口２３２を塞ぐ。

【００１６】 こうすることで該単方向バルブ２２より出る気体は該作動バルブ２３の結合座 ２３３上の気体入口２３５より該設置孔２３４内に進入し（図５破線参照）、更 に該気体入口２３５より直接該気体注入管１４を経て、気体が該各マッサージ部 １１、１２の気嚢１３内に進入して気体の充填を行い（図２参照）、ふくらはぎ 、すね、足の裏、甲が圧力を受け、該気嚢１３が適当な圧力に至ると、該気嚢１ ３内の気体の圧力が逆方向に回流して該単方向バルブ２２に至り、該弁膜２２６ が該気体注入口２２２側の圧力を受け、該隔離板２２３上の通孔２２４を封鎖す る（図７参照）。

【００１７】 こうして、気体がこれ以上、該気嚢１３内に注入されなくなり、圧力が過大に なるのを防止し、また、該気体充填ポンプ２１は圧力が不足している気嚢１３に 対しては続けて気体の充填を行う。また、該気体充填ポンプ２１が充填をストッ プするとき、該各気嚢１３の気体は該単方向バルブ２２の弁膜２２６を圧迫し、 該気嚢１３内の気体が該気体充填ポンプ２１に逆流し、該気体充填ポンプ２１を 圧迫する。

【００１８】 該回路板２４が該気体充填ポンプ２１と作動バルブ２３を閉じるとき、該作動 バルブ２３内のピストン軸２３１はばねの弾力を受けて該気体入口２３５を閉鎖 し、該ピストン軸２３１が移動すると同時に該排気口２３２を開け、該気嚢１３ 内の気体を該排気口２３２より迅速に排出することができる。

【００１９】

【考案の効果】

本考案によると、気体の圧力が過大になることなく使用上安全で破損し難く、 間欠的に気体の充填と排出とが交互に行われることで足における血液の循環促進 が行われ、長い時間の立ち仕事などによる疲労回復も効果的に促進される目的が 達成された。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案における外観説明図である。

【図２】本考案における断面説明図である。

【図３】本考案における側面図である。

【図４】本考案の単方向バルブにおける断面図である。

【図５】本考案の作動バルブにおける断面図である。

【図６】本考案の単方向バルブ通気状態における説明図
である。

【図７】本考案の気嚢内の気体圧力が大き過ぎる際に単
方向バルブで遮断する様子における説明図である。

【符号の説明】

１ 足マッサージ器 １０ マッサージ器本体 １０１ 内層布 １０２ 外層布 １０３ 面状ファスナー １１ ふくらはぎ及びすねマッサージ部 １１０ 定型部 １１１ 湾曲片体 １２ 足の裏及び甲マッサージ部 １２０ 定型部 １２１ 湾曲片体 １３ 気嚢 １４ 気体注入管 ２０ 制御器 ２１ 気体充填ポンプ ２２ 単方向バルブ ２２０ 本体 ２２１ 気体入口 ２２２ 気体注入口 ２２３ 隔離板 ２２４ 通孔 ２２５ 弾性体 ２２６ 弁膜 ２３ 作動バルブ ２３０ 電磁バルブ ２３１ ピストン軸 ２３２ 排気口 ２３３ 結合座 ２２４ 設置孔 ２３５ 気体入口 ２３６ 気体注入口 ２４ 回路板 ２５ 気管

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくともふくらはぎ及びすねマッサー
   ジ部と足の裏および甲マッサージ部の両マッサージ部よ
   り構成されるマッサージ器本体、並びに制御器より構成
   され、且つ該マッサージ器本体と該制御器とは導通して
   いる足マッサージ器の構造において、該マッサージ器本
   体は、内層布と外層布が重ねられて縫製されており、ま
   た、該マッサージ器本体を中空の長靴状に形成するべく
   且つ繰り返し貼り剥がしを行えるべく面状ファスナー部
   が設けられており、該内層布と外層布間には設置空間が
   設けられて複数の気嚢が設置されており、また、ふくら
   はぎ及びすねマッサージ部と、足の裏および甲マッサー
   ジ部の両該マッサージ部と外層布間にはそれぞれ軟質の
   プラスティック製の開口を具有する湾曲した円弧体であ
   る定型部が設けられており、該制御器内には気体充填ポ
   ンプと、適当に充填する気体の圧力を制御する数個の単
   方向バルブ、及び気体の充填及び放出を制御する数個の
   作動バルブ、並びに各部を制御する回路板が設けられて
   おり、該気体充填ポンプと該単方向バルブはそれぞれ作
   動してバルブを連結させ、該ポンプによって気嚢に気体
   の充填を行うことを特徴とする足マッサージ器の構造。