JP3087484B2 - マイクロロボット - Google Patents

マイクロロボット

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JP3087484B2
JP3087484B2 JP04346792A JP34679292A JP3087484B2 JP 3087484 B2 JP3087484 B2 JP 3087484B2 JP 04346792 A JP04346792 A JP 04346792A JP 34679292 A JP34679292 A JP 34679292A JP 3087484 B2 JP3087484 B2 JP 3087484B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型でワイヤレス制御可
能なマイクロロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボットをワイヤレス制御する場
合にはラジオコントロールと言われる制御を行ってお
り、電波を利用した制御方式が用いられていた。また、
方向を制御するためには電波に制御信号を重畳させて操
舵していた。更に、自律的に所望の方向に向かわせるた
めには指向性を有するアンテナを用いたり、視覚センサ
等を併用したりしていた。走行部には車輪を用いて走行
抵抗を減らしていた。また、充電するためにの端子は剛
体の接点から成り、框体の凹部に形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のロボ
ットの制御方式では電波を利用しているため、送信側及
び受信側共に多くの電気素子を必要とし、操舵のための
機構が必要なことから小型化には適していなかった。ま
た、例えば電波が発信される方向に自律的に移動させる
システムにするためには前述のアンテナやセンサを付加
する必要があり、この点においても小型化には適してい
なかった。更に、駆動部以外の部分を車輪で支持した場
合には車輪が小さいと大きな凹凸を乗り越える事ができ
ず、逆に、車輪が大きいと小型化が困難であった。充電
端子も取り扱い上小さくする事ができず、小型化の妨げ
になっていた。
【0004】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、小型でワイヤレス制御可能なマイクロロ
ボットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】(1)本発明の
一つの態様によるマイクロロボットは、検出領域が一部
重複し、検出量に応じた出力を発生する少なくとも2個
のセンサと、互いに独立して駆動するように装着された
少なくとも一対の駆動部と、CPUを含み、センサの出
力が所定の基準値を超えた時、その基準値を超えたセン
サに対して対角側に位置する前記駆動部の駆動を制御す
る制御部と、充電可能な電池を含み、センサ、駆動部及
び制御部に電源電圧を供給する電源装置とを有するマイ
クロロボットにおいて、コード信号を発する発信素子を
更に有し、制御部は、センサの出力にコード信号の反射
信号が含まれていると障害物が有るものと判定して駆動
部に回避の動作を行わせるものである。
【0006】このように構成したことにより、小形化が
可能になっている。特にセンサの検出領域を重複させた
ことにより、簡単な回路で目標に対して自律的に移動す
る機能が得られる。また、駆動部がそれぞれ独立して制
御されるので、簡単な機構で複雑な動作を制御すること
ができる。そして、センサの出力に基づいて障害物の有
無を判定し(前記のコード信号の反射信号の有無に基づ
いて)、障害物があれば回避動作を行わせる。
【0007】(2)本発明の他の態様によるマイクロロ
ボットは、側部にそれぞれ設けられ、検出領域が一部重
複し、検出量に応じた出力を発生する一対のセンサと、
前輪及び後輪からなる一対の車輪を備え、互いに独立し
て駆動するように装着された駆動部と、マイクロロボッ
ト本体の姿勢制御を行うためにマイクロロボット本体の
移動方向を制御するための舵とり部と、CPUを含み、
一対のセンサの出力に応じて駆動部の駆動を制御する
御部と、充電可能な電池を含み、センサ、駆動部及び制
御部に電源電圧を供給する電源装置とを備え、前輪は舵
とり部によって移動方向が可変制御され制御部は、一
対のセンサのうち、一方のセンサの出力が他方のセンサ
の出力よりも大である場合には、他方のセンサが配置さ
れた側にマイクロロボット本体が移動するように、舵と
り部を制御することにより前輪の移動方向を制御する。
【0008】(3)また、本発明の他の態様によるマイ
クロロボットは、上記(1)又は(2)のマイクロロボ
ットにおいて、制御部は主としてCPU−ICから構成
され、センサとCPU−ICとを可撓性を有する回路基
板に一体化して実装し曲げて配置してなる。このように
構成したことにより、センサの相対的な位置が予め決め
られ、センサの検出精度が高められる。
【0009】(4)また、本発明の他の態様によるマイ
クロロボットは、上記(1)、(2)又は(3)のマイ
クロロボットにおいて、一対の駆動部に駆動される駆動
車と、筆記具からなる接触部とにより点で支持される
ものである。このように構成したことにより、ロボット
本体を移動させることによって筆記具で文字等を安定し
て描かせることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例のマイクロロボット
の側面図であり、図2はその上面図である。ロボット本
体10の正面部には図示のように一対のセンサ12,1
4が設けられている。このセンサ12,14には例えば
フォトダイオード、フォトトランジスタ等からなる光セ
ンサや、音波を圧電素子により電圧に変換する超音波セ
ンサ等が用いられるが、この実施例においてはフォトト
ランジスタを用いるものとする。そして、センサ12は
検出領域としての視野A1を有し、センサ14も検出領
域としての視野A2を有しており、両視野A1,A2は
その中央部で重複しており、両センサ12,14は重複
した視野A3を有する。従って、光源からの光が正面即
ち視野A3にあるときには、両センサ12,14がその
光を検出することになる。なお、センサ12はロボット
本体10の左側に配置されているので後述する図面のフ
ローチャートにおいてはLセンサと記述し、また、セン
サ14はロボット本体10の右側に配置されているので
同様にしてRセンサと記述する。ロボット本体10の正
面部には更に発信素子13が取り付けられており、後述
するように障害物の検出及び作業指令の入力に使用され
る。
【0011】図3は図1の底面図である。電源部16が
中央部分に配置されており、これは例えば電気二重層コ
ンデンサ、ニッケルカドニウム電池等からなり、充電と
バランサのために設けられた触覚部18及び尾20を介
して充電可能に構成されている。この電源部16に近接
して回路部22が設けられている。この回路部22は回
路基板23に実装したCPU−IC24、プルダウン用
のチップ抵抗26等を含んでおり、その詳細は後述す
る。駆動部28,30はそれぞれステップモータ及び減
速機構を内蔵し、回路部22により制御され、これらの
ステップモータ及び減速機構を介して、出力軸32,3
4と嵌合した車輪36,38を回転駆動する。車輪3
6,38は外周にゴムが取り付けられている。なお、車
輪36,38の形状は円形に限られず、その用途に応じ
て三角形、四角形等の種々の形状を取り得る。
【0012】スペーサ39は、框体39aに対して電源
部16、回路部22及び駆動部28,30を支持してい
る。電源部16及び回路部22は一対の駆動部28,3
0の間であって、両者が重なるように配置されている。
従って、電源部16及び回路部22は全体の体積の割に
は面積を広くとれる。このため、電源部16においては
コンデンサや二次電池の内部抵抗を小さくできるので大
電流が効率良く取り出せ、回路部22においては複雑な
機能を有する大型のICチップの実装に有利である。更
に、駆動部28,30は相互に離れた位置に配置されて
いるので磁気的な干渉等がなくなる。
【0013】図4はCPU−IC24の詳細を示したブ
ロック図である。ALU、各種のレジスタ等で構成され
たCPUコア40には、プログラムが格納されているR
OM42、そのROM42のアドレスデコーダ44、各
種データが格納されるRAM46、及びそのRAM46
のアドレスデコーダ48が接続されている。水晶振動子
50は発振器52に接続され、発振器52の発振信号は
CPUコア40にクロック信号として供給される。入出
力制御回路54にはセンサ12,13,14の出力が入
力し、それはCPUコア40に出力される。電圧調整器
56は電源部16の電圧を低電圧にかつ安定化して回路
部22に供給するためのものである。モータ駆動制御回
路58はCPUコア40との間で制御信号の授受を行
い、モータ駆動回路60,62を介してステップモータ
64,66を制御する。以上の各回路等の電源電圧は電
源部16又は電圧調整器56から供給されている。
【0014】なお、ステップモータ64は駆動部30に
内蔵されており、ロボット本体10の右側に配置されて
いるので、後述する図面のフローチャートにおいてはR
モータと記述し、また、ステップモータ66は駆動部2
8に内蔵されており、ロボット本体10の左側に配置さ
れているので同様にしてLモータと記述する。
【0015】図5はセンサ12の回路図である。センサ
12はホトトランジスタ12aから構成されており、こ
のホトトランジスタ12aのエミッタに直列にプルダウ
ン抵抗26が接続されている。ホトトランジスタ12b
のエミッタから受光出力が取り出され、受光出力は入出
力制御回路54にて波形整形されてCPUコア40に出
力される。この回路図はセンサ12の例であるが、セン
サ14も全く同一の構成からなっている。
【0016】図6は駆動部30の平面図であり、図7は
その展開図である。ステップモータ64は励磁コイル6
8及び、マグネットからなるロータ70を有し、電子時
計において用いられる電磁式2極ステップモータがこの
実施例においては用いられている。ロータ70はピニオ
ン72を駆動し、ピニオン72はギヤを介してピニオン
74を駆動し、ピニオン74はギヤを介してピニオン7
6を駆動し、このようにして減速されたピニオン76は
車輪38を回転駆動する。この図6及び図7の機構は電
子時計の機構を適用したものである。駆動部28の機構
も図6及び図7に示された機構と同一である。ステップ
モータ64,66は、図6及び図7に示すように、高速
回転させたものを減速させて車輪を回転駆動するように
しているので駆動部30,28の小形化が図られてい
る。更に、励磁コイル68がロータ70から離れた位置
に設けられいるので、この点においても駆動部30,2
8の薄形化・小形化が図られている。
【0017】図8は上述の実施例のロボットの基本動作
例を示したタイミングチャートである。センサ12,1
4に光が入射しないとその出力は0Vであるが、入射す
るとその光量に応じた電圧を出力する。その電圧は入出
力制御回路54において所望のスレッショルド電圧で波
形成形され、CPUコア40に入力し、モータ駆動制御
回路58は駆動回路64,66を介してステップモータ
64,66に正、逆に交互に駆動パルスを供給する。従
って、センサ12が受光している区間Sはステップモ
ータ64が駆動し、車輪38が回転駆動される。センサ
14が受光している区間Sはステップモータ66が駆
動し、車輪36が回転駆動される。双方のセンサ12,
14が受光している区間Wではステップモータ64,6
6が駆動し、車輪38,36が回転駆動される。
【0018】従って、最も単純な駆動例として、光源か
らの光が視野A1にあると(但し視野A3を除く)光セ
ンサ12はそれを受光し、ステップモータ64がその受
光出力に応じて車輪38を回転させる。このとき、車輪
36は停止状態になっているので、ロボット本体10は
全体が左の方向に向かって旋回移動することになる。ま
た、光源からの光が視野A2にあると(但し視野A3を
除く)光センサ14はそれを受光し、ステップモータ6
6はその受光出力に応じて車輪36を回転させる。この
とき、車輪38は停止状態になっているので、ロボット
本体10は全体が右方向に向かって旋回移動することに
なる。更に、光源からの光が視野A3にあると光センサ
12,14はそれを受光し、ステップモータ64,66
はその受光出力に応じて車輪38,36を回転駆動さ
せ、ロボット本体10は真っ直ぐ移動することになる。
ロボット本体10はこのようにして制御されることによ
り光源に向かって移動することになる。
【0019】ところで、上記の動作説明においては受光
センサ12,14が受光したときには一定の速度で駆動
する場合の例について説明したが、駆動開始時には加速
度をつけて駆動した方が駆動力が高まる。図9は駆動開
始時に加速制御する場合の基本動作を示すフローチャー
トである。まず、CPUコア40はステップモータ64
の駆動パルスのクロック周波数Rcを16Hzに設定し
(S1)、次にそ駆動パルスを計数するカウンタの値Rc
をリセットする(S2)。次に、センサ12からの受光出力
があるかどうかを判断し(S3)、受光出力があった場合に
は、上記のクロック周波数Rcの駆動パルスを1パルス
供給してステップモータ64を駆動し、そのときのパル
スを計数する(S4)。その計数値Rnが所定値例えば15
であるかどうかを判断し(S5)、15になっていなければ
上述の処理(S3),(S4)を繰り返す。
【0020】クロック周波数Rc(=16Hz)の駆動
パルスで15パルス分駆動すると、次に、駆動パルスの
クロック周波数Rcが128Hz(最大値)に達してい
るかどうかを判断し、その値に達していない場合には、
駆動パルスのクロック周波数Rcを例えば32Hzに設
定して(S7)、上述の処理を同様に繰り返す。そして、駆
動パルスのクロック周波数Rcが128Hz(最大値)
に達すると(S6)、それ以後はその周波数の駆動パルスで
駆動する。センサ12の受光出力がなくなると(S3)、ス
テップモータ64を停止する(S8)。このフローチャート
はセンサ12(Lセンサ)とステップモータ64(Rモ
ータ)との関係を示したものであるが、センサ14(R
センサ)とステップモータ66(Lモータ)との関係も
全く同様である。
【0021】ところで、図9のフローチャートは理解を
容易にするために、センサ12とセンサ14と関係を述
べなかったが、例えばセンサ14が受光状態にあってス
テップモータ66が駆動され、ロボット本体10が光源
の方に向ていくと、センサ12も受光状態になる。この
ように場合にはセンサ12によって駆動されるステップ
モータ64の駆動状態をステップモータ66の駆動状態
に一致させる必要がある。このように駆動状態を位置さ
せなければ、ロボット本体10が光源の方に向いた時点
で直線移動ができなくなる。つまり旋回移動から直線移
動への移行が円滑に行われなくなる。
【0022】図10は上記の点を考慮した制御のフロー
チャートである。上述の場合と同様に、CPUコア40
はステップモータ64の駆動パルスのクロック周波数R
cを16Hzに設定し(S1)、次にその駆動パルスの数を
計数するカウンタの値Rcをリセットする(S2)。次に、
もう一方の側のセンサ14の受光出力があるかどうかを
判断する(S2a) 。センサ14の受光出力があった場合に
は、センサ14の側の制御系の駆動パルスのクロック周
波数Lc及びカウンタの値Lnをセンサ12側の駆動パ
ルスのクロック周波数Rc及びカウンタの値Rnとして
初期設定する(S2b) 。このようにして設定した後には、
図9のフローチャートと同様に処理される。なお、この
フローチャートもセンサ12の制御系についての動作を
示すものであるが、センサ14の制御系においても同様
である。
【0023】つまり、駆動開始時に他のセンサの制御系
が駆動状態にあるとその状態を初期値として取り込んで
始動するようにしたので、一方のセンサにのみが受光し
た場合には加速しながら方向を変え、そして両方のセン
サが受光するようになるとその瞬間に両制御系を同じ駆
動状態にさせて直進させる。従って、旋回移動から直線
移動への移行が円滑に行われ、光に対する応答性が向上
する。
【0024】ところで、上述の説明においては説明を簡
単にするために赤外線や超音波等によるコード信号を発
する発信素子13の動作については説明を省略したが、
次に、この発信素子13の動作について説明する。図1
1は発信素子13の動作を説明するための説明図であ
り、図においてコントローラ80からは発信素子13の
コード信号とは異なる赤外線や超音波等によるコード信
号が放射できるようになっているものとする。以下、発
信素子13として赤外線を照射する発光ダイオードを用
い、コントローラ80からは赤外光によるコード信号を
発生し、センサ12,14は赤外光にも反応するものと
して説明する。
【0025】図12は発光ダイオード13の動作を加味
した動作を示すフローチャートである。まず、ステップ
モータ64,66を駆動する(S11) 。次に、発光ダイオ
ード13を一定のコード信号に基いて発光させる(S12)
。その後、センサ12,14の受光信号を入出力制御
回路54が入力し(S13) 、そこで増幅及びフィルタリン
グをした後にCPUコア40に取り込む(S14) 。このと
き、センサ12,14が受光するのは、発光ダイオード
13の光が障害物に当たって反射して戻ってくる光と、
コントロータ80の作業指令による光信号とがある。C
PUコア40は入力信号が障害物コードであるかどうか
を判断する(S15) 。入力信号が障害物のコードではない
と判断されると、センサ12,14どちらへの入力信号
であってもコントローラ80からの信号をデコードし(S
16) 、その内容に基いた作業(走行・作業)をさせる(S
17) 。入力信号が障害物のコードであると判断される、
Rセンサ14に入光があるかどうかを判断し(S18) 、R
センサ14に入光があると判断されるとRモータ64を
所定時間例えば5秒間逆回転させ障害物を回避する(S1
9) 。Rセンサ14に入光がないと判断されると、次に
Lモータ66を所定時間例えば5秒間逆回転させ障害物
を回避する(S20) 。以上のようにして障害物を回避する
と共に、コンローラ80から任意の作業指令を与えるこ
とができる。この様な構成においては、光センサ12,
14により指向性による方向の制御ばかりでなく、コー
ド信号を受光する事により作業の制御をする事もでき
る。
【0026】なお、上述の実施例においては発光ダイオ
ード13によって発光させることにより障害物を監視す
る例について説明したが、障害物がコード信号を出すの
であればこの発光ダイオード13を省略することも可能
であり、その場合には図13の処理(S12) が省略され
る。また、Lセンサ12及びRセンサ14によりコード
信号を受光させる場合について説明したが、コード信号
を受信する専用のセンサを設けてもよい。さらに、図1
3に示すように、発信素子13の内部に前述の機能を示
す発光ダイオード(LED)13b及びフォトセンサ1
3aを内蔵しても良い。この場合、VDDとVSSの端
子に電圧を与えることにより発光し、受光信号はOUT
端子に現れる。
【0027】図14は本発明の他の実施例の不倒式マイ
クロロボットの上面図であり、図15はその正面図であ
る。ロボット本体82の前部及び後部にそれぞれタイヤ
84,86が取り付けられており、タイヤ84はその方
向が自転車の前輪のように左右に舵とりされるものとす
る。ロボット本体82には図4と同様な回路部を内蔵し
ており、一方のモータはロボットを駆動する駆動部に内
蔵され、他方のモータはタイヤ84の方向を制御するた
めの舵とり部に内蔵され駆動制御回路58で制御されて
いる。また、ロボット本体82の上部にはランプ88が
点灯しているものとする。
【0028】図16はロボット本体82が自立するため
の制御を示したフローチャートである。まず、Lセンサ
12の受光出力とRセンサ14の受光出力とが同一であ
るかどうかを判定し(S11) 、両者が同一であると判断さ
れるとロボット本体82は垂直に自立しているものとし
てタイヤ84の向きは現状維持とする(S12) 。また、L
センサ12の受光出力とRセンサ14の受光出力とを比
較し、Lセンサ12の受光出力<Rセンサ14の受光出
力の場合には、ロボット本体82が右側へ戻るようにタ
イヤ84の方向を操作する(S14) 。つまり、タイヤ84
の向きを図14のL側に制御する。また、Lセンサ12
の受光出力<Rセンサ14の受光出力の条件を満たさな
い場合には、ロボット本体82が左側へ戻るようにタイ
ヤ84の方向を操作する(S15) 。つまり、タイヤ84の
向きを図14のR側に制御する。以上の処理を繰り返す
ことによりロボット本体82は自立することになる。
【0029】図17は図14及び図15の実施例の変形
例を示すマイクロロボットの正面図である。このマイク
ロロボットにおいては、線材89の中央部分が支点90
としてロボット本体82に取り付けられ、線材89の一
端にランプ92を取り付け、他端に重り94を取り付け
ている。このようにランプ92及び重り94を取り付
け、重り94が常に垂直方向を向くようにしたことによ
り、例えば図示のようにロボット本体82が傾いた場合
にはRセンサ14の受光出力が大となり、図16のフロ
ーチャートに従って制御されることにより、自立制御が
なされる。
【0030】ところで、マイクロロボットを使用する環
境によっては防水・防塵構造を必要とする場合がある。
図18はそのような場合の防水・防塵構造のマイクロロ
ボットの断面図であり、ここでは磁気カップリングによ
る例が示されている。全体が磁気を透過する防水壁10
0により覆われており、防水壁100の内部にはRモー
タ64及びLモータ66が配置されると共にそれらによ
ってそれぞれ駆動される一対の駆動輪102が左右に配
置される。そして、この駆動輪102には永久磁石10
4が分布して取り付けられる。防水壁100の外側に設
けられた窪みの部分にも一対の駆動輪106が配置され
る。この駆動輪106には、永久磁石104と対向した
位置に永久磁石108が取り付けらる。従って、Rモー
タ64及びLモータ66がそれぞれ駆動されると一対の
駆動輪102も回転する。この駆動輪102が回転する
と、その永久磁石102に駆動輪106の永久磁石10
8が吸引されて駆動輪106も回転することになる。こ
の駆動輪106の回転駆動によりロボット本体は移動す
ることになる。
【0031】図19は防水・防塵構造のマイクロロボッ
トの他の例の断面図であり、ここでは直接駆動による例
が示されている。全体が磁気を透過する防水壁100に
より覆われており、防水壁100の内部には一対の電磁
石110が左右に配置されている。防水壁100の外側
に設けられた窪みの部分にも一対の駆動輪112が配置
される。この駆動輪112には、電磁石110と対向し
た側に永久磁石114が取り付けられている。そして、
電磁石110及び永久磁石114によりフラットモータ
116が構成されている。従って、電磁石110を適宜
励磁することによりフラットモータ116が回転し、駆
動輪112が回転してロボット本体が移動する。なお、
図19の実施例は電磁力を利用したモータの例について
説明したが、超音波モータも同様に適用することができ
る。
【0032】図20は防水・防塵構造のマイクロロボッ
トの他の例の断面図であり、駆動モータとして円環型の
超音波モータを用いている。駆動回路134は振動子1
32を駆動する信号を発生し、防水壁100を介し振動
部131で車輪130と摩擦接触し回転させる。防水壁
100の下部には除振部133が設けられており、これ
は振動の伝達と防水の機能をもっている。この様な構成
においては防水壁100を介して振動を伝える事ができ
る為、防水・防塵が容易である。もちろん、超音波モー
タとしては各種の方式が利用できるし、車輪を駆動する
までもなく、走行面に直接振動を加えて移動する事も可
能である。さらに、液体中であれば、超音波振動による
流れを起こし推進する事もできる。
【0033】図21はマイクロロボッットの軌道を示し
た平面図であり、図22はその22−22断面図であ
る。基盤118に図示のような凸部120a,120b
を設けると、この凸部120a,120bにより案内壁
が形成される。従って、マイクロロボットに対する光源
による案内を厳密にしなくとも、この軌道120に沿っ
てマイクロロボットを移動させることができる。
【0034】図23は上述の軌道の変形例を示した断面
図である。この軌道120Aはその全体が突起状になっ
ており、図21の例とは反対にマイクロロボットの移動
が不安定になる。これは例えばマイクロロボットをゲー
ムに使用する場合に有益である。例えば軌道120Aに
沿って終点まで行ったら勝ちであり、軌道から外れてマ
イクロロボットが倒れたら負けとするようなゲームをす
ることができる。図21及び図22,23に示した軌道
は、紙を素材としてそれをプレス加工することにより実
現することができ、例えば雑誌等に綴じ込んでおくこと
もできる。
【0035】図24はセンサ12,14と回路部22の
関係を示す平面図であり、可撓性を有する回路基板23
上にCPU−IC24と指向性を有するセンサ12,1
4を実装している。前述のように検出領域を一部重複さ
せ、かつ、安定した指向特性を保持させるにはセンサの
位置関係が重要であることは言うまでもない。従って、
センサ12とセンサ14とを一体の回路基板で結合して
両者の距離を一定化し、さらに配線を容易にする為にC
PU−IC24を実装した回路基板23とも一体化して
いる。加えて、回路基板23はポリイミド等の材質から
なり可撓性をもたせることにより、図1、図2等で示し
たロボット本体10の目の部分への取りつけを可能にし
ている。この時、ロボット本体10によりセンサ12,
14の方向を定める事により検出領域の指向特性をより
安定化している。
【0036】図25は本発明の他の実施例のマイクロロ
ボットの側面図であり、本実施例においては、ロボット
本体10に図1における尾20の代りに筆記具120を
取りつけている。このような構成においては、ロボット
の走行に伴って軌道が描画されるので、プログラミング
や外部からの指令により文字や絵がかける。従って、超
小型のプロッタが構成される。
【0037】図26は本発明の他の実施例のマイクロロ
ボットの回路図である。本実施例においては上述のマイ
クロロボットの最も簡略化した形態をとっており、セン
サとして非接触で作動し検出領域が相互に一部重複する
スイッチ150,160を用いている。このスイッチ1
50,160のオン・オフにより電源部からR・Lモー
タ64,66に供給する電力を制御する。この場合スイ
ッチ150,160にはR・Lモータ64,66を直接
駆動することのできる電流を供給することができる、例
えばダーリントンタイプのフォトトランジスタやホール
IC等を用いる。本実施例において、例えばスイッチ1
50が被検出物(例えば光)を検出するとオンになり、
Rモータ64は電力が供給されて駆動を開始し、ロボッ
ト本体は左側に向かって移動する。また、スイッチ16
0が被検出物を検出するとオンになり、Lモータ66は
電力が供給されて駆動を開始し、ロボット本体は右側に
向かって移動する。更に、スイッチ150,160の双
方が検出するとR・Lモータ64,66が駆動されて、
前進することになる。
【0038】
【発明の効果】本発明の一つの態様によるマイクロロボ
ットによれば、センサの検出領域を重複させたことによ
り、簡単な回路で目標に対して自律的に移動する機能が
得られる。また、駆動部がそれぞれ独立して制御される
ので、簡単な機構で複雑な動作を制御することができ
る。特に、一方のセンサの出力があると対角側の駆動部
を駆動し、両方のセンサの出力があると両方の駆動部を
駆動することで、非常に簡単なロジックで目的の方向に
誘導させることができるという優れた効果が得られてい
る。
【0039】また、センサの出力に基づいて障害物の有
無を判定し(コード信号の反射信号の有無に基づい
て)、障害物があれば回避動作を行わせるようにしたの
で、障害物の有無に応じた適切な移動動作を行わせるこ
とが可能になっている。
【0040】本発明の他の態様によるマイクロロボット
によれば、側部にそれぞれ設けられた一対のセンサの
ち、一方のセンサの出力が他方のセンサの出力よりも大
である場合には、他方のセンサが配置された側にマイク
ロロボット本体が移動するように、舵とり部を制御する
ことにより前輪の移動方向を制御してロボット本体の姿
勢を制御するようにしたので、ロボット本体が細長く可
倒なものであっても、非常に簡単なロジックで自立しな
がら目的の方向に移動することが可能になっている
【0041】また、本発明の他の態様によるマイクロロ
ボットは、制御部は主としてCPU−ICから構成さ
れ、センサとCPU−ICとを可撓性を有する一体化し
た回路基板に実装したので、センサが相対的な位置が予
め決められており、検出精度が高められる。
【0042】また、本発明の他の態様によるマイクロロ
ボットは、ロボット本体を駆動車及び筆記具により3点
で支持するようにしたので、ロボット本体を移動させる
ことによって筆記具で文字等を安定して描かせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のマイクロロボットの側面図
である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】図1の底面図である。
【図4】図1の回路部の詳細を示したブロック図であ
る。
【図5】センサの回路図である。
【図6】図1の駆動部の平面図である。
【図7】図6の展開図である。
【図8】図1の実施例のロボットの基本動作例を示すタ
イミングチャートである。
【図9】図1の実施例のロボットの駆動開始時の基本動
作を示すタイミングチャートである。
【図10】図1の実施例のロボットの駆動開始時の動作
を示すタイミングチャートである。
【図11】図1の発・受光素子の動作を説明するための
説明図である。
【図12】発信素子の動作を加味した動作を示すフロー
チャートである。
【図13】発・受光素子の詳細を示した回路図である。
【図14】本発明の他の実施例の不倒式マイクロロッボ
ットの上面図である。
【図15】図14のマイクロロッボットの正面図であ
る。
【図16】図15のロボット本体が自立するための制御
を示したフローチャートである。
【図17】図14及び図15の実施例の変形例を示すマ
イクロロボットの正面図である。
【図18】本発明の他の実施例のマイクロロボットの断
面図である。
【図19】本発明の他の実施例のマイクロロボットの断
面図である。
【図20】本発明の他の実施例のマイクロロボットの断
面図である。
【図21】マイクロロボッットの軌道を示した平面図で
ある。
【図22】図21の22−22断面図である。
【図23】図22の変形例を示した断面図である。
【図24】センサと回路部との関係を示した平面図であ
る。
【図25】本発明の他の実施例のマイクロロボットの側
面図である。
【図26】本発明の他の実施例のマイクロロボットの回
路図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 13/08 B25J 5/00 G05D 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出領域が一部重複し、検出量に応じた
    出力を発生する少なくとも2個のセンサと、 互いに独立して駆動するように装着された少なくとも一
    対の駆動部と、 CPUを含み、前記センサの出力が所定の基準値を超え
    た時、その基準値を超えたセンサに対して対角側に位置
    する前記駆動部の駆動を制御する制御部と、 充電可能な電池を含み、前記センサ、前記駆動部及び前
    記制御部に電源電圧を供給する電源装置とを有するマイ
    クロロボットにおいて、 コード信号を発する発信素子を更に有し、前記制御部
    は、前記センサの出力に前記コード信号の反射信号が含
    まれていると障害物が有るものと判定して前記駆動部に
    回避の動作を行わせることを特徴とするマイクロロボッ
    ト。
  2. 【請求項2】 側部にそれぞれ設けられ、検出領域が一
    部重複し、検出量に応じた出力を発生する一対のセンサ
    と、前輪及び後輪からなる一対の車輪を備え、 互いに独立し
    て駆動するように装着された駆動部と、マイクロロボット本体の姿勢制御を行うためにマイクロ
    ロボット本体の移動方向を制御するための 舵とり部と、 CPUを含み、一対のセンサの出力に応じて前記駆動部
    の駆動を制御する制御部と、 充電可能な電池を含み、センサ、駆動部及び制御部に電
    源電圧を供給する電源装置とを備え、前記前輪は前記舵とり部によって移動方向が可変制御さ
    前記制御部は、前記一対のセンサのうち、一方のセンサ
    の出力が他方のセンサの出力よりも大である場合には、
    前記他方のセンサが配置された側にマイクロロボット本
    体が移動するように、前記舵とり部を制御することによ
    り前記前輪の移動方向を制御するこ とを特徴とするマイ
    クロロボット。
  3. 【請求項3】 前記制御部は主としてCPU−ICから
    構成され、前記センサと前記CPU−ICとを可撓性を
    有する回路基板に一体化して実装し曲げて配置してなる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のマイクロロボッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記一対の駆動部により駆動される駆動
    車と、筆記具からなる接触部とにより点で支持される
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のマイクロロ
    ボット。
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