JPH06190759A - マイクロロボット - Google Patents
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- JPH06190759A JPH06190759A JP4346792A JP34679292A JPH06190759A JP H06190759 A JPH06190759 A JP H06190759A JP 4346792 A JP4346792 A JP 4346792A JP 34679292 A JP34679292 A JP 34679292A JP H06190759 A JPH06190759 A JP H06190759A
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Abstract
トを提供する。 【構成】 検出領域が一部重複する少なくとも2個のセ
ンサと、互いに独立して駆動され、移動方向に対し直角
方向に離れた駆動点を有する少なくとも一対の駆動部
と、CPUを含み、受光センサの出力に基づいて駆動部
を制御すると共に、センサの出力に指令信号が含まれて
いるとその指令信号に基づいた制御動作をさせる制御部
と、充電可能な電池を含み、センサ、駆動部及び制御部
に電源電圧を供給する電源装置とを有する。
Description
能なマイクロロボットに関する。
合にはラジオコントロールと言われる制御を行ってお
り、電波を利用した制御方式が用いられていた。また、
方向を制御するためには電波に制御信号を重畳させて操
舵していた。更に、自律的に所望の方向に向かわせるた
めには指向性を有するアンテナを用いたり、視覚センサ
等を併用したりしていた。走行部には車輪を用いて走行
抵抗を減らしていた。また、充電するためにの端子は剛
体の接点から成り、框体の凹部に形成されていた。
ットの制御方式では電波を利用しているため、送信側及
び受信側共に多くの電気素子を必要とし、操舵のための
機構が必要なことから小型化には適していなかった。ま
た、例えば電波が発信される方向に自律的に移動させる
システムにするためには前述のアンテナやセンサを付加
する必要があり、この点においても小型化には適してい
なかった。更に、駆動部以外の部分を車輪で支持した場
合には車輪が小さいと大きな凹凸を乗り越える事ができ
ず、逆に、車輪が大きいと小型化が困難であった。充電
端子も取り扱い上小さくする事ができず、小型化の妨げ
になっていた。
たものであり、小型でワイヤレス制御可能なマイクロロ
ボットを提供することを目的とする。
様によるマイクロロボットは、検出領域が一部重複する
少なくとも2個のセンサと、互いに独立して駆動され、
移動方向に対し直角方向に離れた駆動点を有する少なく
とも一対の駆動部と、CPUを含み、センサの出力に基
づいて駆動部を制御すると共に、センサの出力に指令信
号が含まれているとその指令信号に基づいた制御動作を
させる制御部と、充電可能な電池を含み、センサ、駆動
部及び制御部に電源電圧を供給する電源装置とを有す
る。このように構成したことにより小形化が可能になっ
ている。特にセンサの検出領域を重複させたことによ
り、簡単な回路で目標に対して自律的に移動する機能が
得られる。また、駆動部がそれぞれ独立して制御される
ので、簡単な機構で複雑な動作を制御することができ
る。そして、発信素子等が無くとも同様な機能を得るこ
とができる。
は、検出領域が一部重複する少なくとも2個のセンサ
と、少なくともコード信号を発する発信素子と、互いに
独立して駆動され、移動方向に対し直角方向に離れた駆
動点を有する少なくとも一対の駆動部と、CPUを含
み、センサの出力に基づいて駆動部を制御すると共に、
センサの出力にコード信号の反射信号が含まれていると
障害物が有るものとして判定して回避の動作を行わせ、
センサの出力に指令信号が含まれているとその指令信号
に基づいた制御動作をさせる制御部と、充電可能な電池
を含み、センサ、発信素子、駆動部及び制御部に電源電
圧を供給する電源装置とを有する。このように構成した
ことによりセンサの出力に基いて障害物の有無を判定
し、障害物があれば回避の動作を行わせ、センサの出力
に指令信号が含まれているとその指令信号に基づいた制
御動作をさせることができる。
は、側部にそれぞれ設けられた一対のセンサと、移動方
向を制御する舵とり部と、互いに独立して駆動され、移
動方向に対して駆動力を得る駆動部と、CPUと、充電
可能な電池を含み、センサ、駆動部、舵とり部及びCP
Uに電源電圧を供給する電源装置とを有し、CPUは、
一対のセンサの出力に応じて駆動部を制御すると共に、
一対のセンサの出力の差に応じて舵とり部を制御する。
このように構成したことにより、ロボット本体が細長く
可倒なものであっても自立制御することができる。
は、磁気透過部材から成り、駆動部、制御部及び電源装
置を収納した防水筐体と、防水筐体に収納されて駆動部
により回転駆動され、永久磁石が分布配置された一対の
第1の駆動輪と、防水筐体の外側に配置され、永久磁石
の回転に伴って回転し、ロボット本体を移動させる一対
の第2の駆動輪とを有する。本発明の他の態様によるマ
イクロロボットは、磁気透過部材から成り、制御部及び
電源装置を収納した防水筐体を有し、駆動部は、その一
部が防水筐体に収納され、残りの部分が防水筐体の外側
に配置されている。また、本発明の他の態様によるマイ
クロロボットは、振動伝達部材からなり、制御部、電源
装置及び振動子を収納した防水筐体を有し、防水筐体の
外側に振動子の振動を伝達し駆動力を得る。以上のよう
に防水構造にしたことにより、マイクロロボットを環境
の悪い所で稼動させる場合であっても内部の電源装置、
制御部等を適切に保護することができる。
ボットは、検出領域が一部重複する少なくとも2つのセ
ンサとCPU−ICとを可撓性を有する回路基板に一体
化して実装して構成される。センサの相対的な位置が予
め決められ、センサの検出精度が高められる。また、本
発明の他の態様によるマイクロロボットは、一対の駆動
部に駆動される駆動車と、筆記具からなる接触部とによ
り支持される。このように構成したことにより、ロボッ
ト本体を移動させることによって筆記具で文字等を描か
せることができる。また、本発明の他の態様によるマイ
クロロボットは、非接触で作動し検出領域が一部重複す
る少なくとも2個のセンサと、センサにより電力が供給
されて互いに独立して駆動され、移動方向に対し直角に
離れた駆動点を有する少なくとも一対の駆動部とを有す
る。このように構成したことにより、簡易な構成でセン
サにより制御されるマイクロロボットが実現できる。
の側面図であり、図2はその上面図である。ロボット本
体10の正面部には図示のように一対のセンサ12,1
4が設けられている。このセンサ12,14には例えば
フォトダイオード、フォトトランジスタ等からなる光セ
ンサや、音波を圧電素子により電圧に変換する超音波セ
ンサ等が用いられるが、この実施例においてはフォトト
ランジスタを用いるものとする。そして、センサ12は
検出領域としての視野A1を有し、センサ14も検出領
域としての視野A2を有しており、両視野A1,A2は
その中央部で重複しており、両センサ12,14は重複
した視野A3を有する。従って、光源からの光が正面即
ち視野A3にあるときには、両センサ12,14がその
光を検出することになる。なお、センサ12はロボット
本体10の左側に配置されているので後述する図面のフ
ローチャートにおいてはLセンサと記述し、また、セン
サ14はロボット本体10の右側に配置されているので
同様にしてRセンサと記述する。ロボット本体10の正
面部には更に発信素子13が取り付けられており、後述
するように障害物の検出及び作業指令の入力に使用され
る。
中央部分に配置されており、これは例えば電気二重層コ
ンデンサ、ニッケルカドニウム電池等からなり、充電と
バランサのために設けられた触覚部18及び尾20を介
して充電可能に構成されている。この電源部16に近接
して回路部22が設けられている。この回路部22は回
路基板23に実装したCPU−IC24、プルダウン用
のチップ抵抗26等を含んでおり、その詳細は後述す
る。駆動部28,30はそれぞれステップモータ及び減
速機構を内蔵し、回路部22により制御され、これらの
ステップモータ及び減速機構を介して、出力軸32,3
4と嵌合した車輪36,38を回転駆動する。車輪3
6,38は外周にゴムが取り付けられている。なお、車
輪36,38の形状は円形に限られず、その用途に応じ
て三角形、四角形等の種々の形状を取り得る。
部16、回路部22及び駆動部28,30を支持してい
る。電源部16及び回路部22は一対の駆動部28,3
0の間であって、両者が重なるように配置されている。
従って、電源部16及び回路部22は全体の体積の割に
は面積を広くとれる。このため、電源部16においては
コンデンサや二次電池の内部抵抗を小さくできるので大
電流が効率良く取り出せ、回路部22においては複雑な
機能を有する大型のICチップの実装に有利である。更
に、駆動部28,30は相互に離れた位置に配置されて
いるので磁気的な干渉等がなくなる。
ロック図である。ALU、各種のレジスタ等で構成され
たCPUコア40には、プログラムが格納されているR
OM42、そのROM42のアドレスデコーダ44、各
種データが格納されるRAM46、及びそのRAM46
のアドレスデコーダ48が接続されている。水晶振動子
50は発振器52に接続され、発振器52の発振信号は
CPUコア40にクロック信号として供給される。入出
力制御回路54にはセンサ12,13,14の出力が入
力し、それはCPUコア40に出力される。電圧調整器
56は電源部16の電圧を低電圧にかつ安定化して回路
部22に供給するためのものである。モータ駆動制御回
路58はCPUコア40との間で制御信号の授受を行
い、モータ駆動回路60,62を介してステップモータ
64,66を制御する。以上の各回路等の電源電圧は電
源部16又は電圧調整器56から供給されている。
内蔵されており、ロボット本体10の右側に配置されて
いるので、後述する図面のフローチャートにおいてはR
モータと記述し、また、ステップモータ66は駆動部2
8に内蔵されており、ロボット本体10の左側に配置さ
れているので同様にしてLモータと記述する。
12はホトトランジスタ12aから構成されており、こ
のホトトランジスタ12aのエミッタに直列にプルダウ
ン抵抗26が接続されている。ホトトランジスタ12b
のエミッタから受光出力が取り出され、受光出力は入出
力制御回路54にて波形整形されてCPUコア40に出
力される。この回路図はセンサ12の例であるが、セン
サ14も全く同一の構成からなっている。
その展開図である。ステップモータ64は励磁コイル6
8及び、マグネットからなるロータ70を有し、電子時
計において用いられる電磁式2極ステップモータがこの
実施例においては用いられている。ロータ70はピニオ
ン72を駆動し、ピニオン72はギヤを介してピニオン
74を駆動し、ピニオン74はギヤを介してピニオン7
6を駆動し、このようにして減速されたピニオン76は
車輪38を回転駆動する。この図6及び図7の機構は電
子時計の機構を適用したものである。駆動部28の機構
も図6及び図7に示された機構と同一である。ステップ
モータ64,66は、図6及び図7に示すように、高速
回転させたものを減速させて車輪を回転駆動するように
しているので駆動部30,28の小形化が図られてい
る。更に、励磁コイル68がロータ70から離れた位置
に設けられいるので、この点においても駆動部30,2
8の薄形化・小形化が図られている。
例を示したタイミングチャートである。センサ12,1
4に光が入射しないとその出力は0Vであるが、入射す
るとその光量に応じた電圧を出力する。その電圧は入出
力制御回路54において所望のスレッショルド電圧で波
形成形され、CPUコア40に入力し、モータ駆動制御
回路58は駆動回路64,66を介してステップモータ
64,66に正、逆に交互に駆動パルスを供給する。従
って、センサ12が受光している区間S1はステップモ
ータ64が駆動し、車輪38が回転駆動される。センサ
14が受光している区間S2はステップモータ66が駆
動し、車輪36が回転駆動される。双方のセンサ12,
14が受光している区間Wではステップモータ64,6
6が駆動し、車輪38,36が回転駆動される。
らの光が視野A1にあると(但し視野A3を除く)光セ
ンサ12はそれを受光し、ステップモータ64がその受
光出力に応じて車輪38を回転させる。このとき、車輪
36は停止状態になっているので、ロボット本体10は
全体が左の方向に向かって旋回移動することになる。ま
た、光源からの光が視野A2にあると(但し視野A3を
除く)光センサ14はそれを受光し、ステップモータ6
6はその受光出力に応じて車輪36を回転させる。この
とき、車輪38は停止状態になっているので、ロボット
本体10は全体が右方向に向かって旋回移動することに
なる。更に、光源からの光が視野A3にあると光センサ
12,14はそれを受光し、ステップモータ64,66
はその受光出力に応じて車輪38,36を回転駆動さ
せ、ロボット本体10は真っ直ぐ移動することになる。
ロボット本体10はこのようにして制御されることによ
り光源に向かって移動することになる。
センサ12,14が受光したときには一定の速度で駆動
する場合の例について説明したが、駆動開始時には加速
度をつけて駆動した方が駆動力が高まる。図9は駆動開
始時に加速制御する場合の基本動作を示すフローチャー
トである。まず、CPUコア40はステップモータ64
の駆動パルスのクロック周波数Rcを16Hzに設定し
(S1)、次にそ駆動パルスを計数するカウンタの値Rcを
リセットする(S2)。次に、センサ12からの受光出力が
あるかどうかを判断し(S3)、受光出力があった場合に
は、上記のクロック周波数Rcの駆動パルスを1パルス
供給してステップモータ64を駆動し、そのときのパル
スを計数する(S4)。その計数値Rnが所定値例えば15
であるかどうかを判断し(S5)、15になっていなければ
上述の処理(S3),(S4)を繰り返す。
パルスで15パルス分駆動すると、次に、駆動パルスの
クロック周波数Rcが128Hz(最大値)に達してい
るかどうかを判断し、その値に達していない場合には、
駆動パルスのクロック周波数Rcを例えば32Hzに設
定して(S7)、上述の処理を同様に繰り返す。そして、駆
動パルスのクロック周波数Rcが128Hz(最大値)
に達すると(S6)、それ以後はその周波数の駆動パルスで
駆動する。センサ12の受光出力がなくなると(S3)、ス
テップモータ64を停止する(S8)。このフローチャート
はセンサ12(Lセンサ)とステップモータ64(Rモ
ータ)との関係を示したものであるが、センサ14(R
センサ)とステップモータ66(Lモータ)との関係も
全く同様である。
容易にするために、センサ12とセンサ14と関係を述
べなかったが、例えばセンサ14が受光状態にあってス
テップモータ66が駆動され、ロボット本体10が光源
の方に向ていくと、センサ12も受光状態になる。この
ように場合にはセンサ12によって駆動されるステップ
モータ64の駆動状態をステップモータ66の駆動状態
に一致させる必要がある。このように駆動状態を位置さ
せなければ、ロボット本体10が光源の方に向いた時点
で直線移動ができなくなる。つまり旋回移動から直線移
動への移行が円滑に行われなくなる。
チャートである。上述の場合と同様に、CPUコア40
はステップモータ64の駆動パルスのクロック周波数R
cを16Hzに設定し(S1)、次にその駆動パルスの数を
計数するカウンタの値Rcをリセットする(S2)。次に、
もう一方の側のセンサ14の受光出力があるかどうかを
判断する(S2a) 。センサ14の受光出力があった場合に
は、センサ14の側の制御系の駆動パルスのクロック周
波数Lc及びカウンタの値Lnをセンサ12側の駆動パ
ルスのクロック周波数Rc及びカウンタの値Rnとして
初期設定する(S2b) 。このようにして設定した後には、
図9のフローチャートと同様に処理される。なお、この
フローチャートもセンサ12の制御系についての動作を
示すものであるが、センサ14の制御系においても同様
である。
が駆動状態にあるとその状態を初期値として取り込んで
始動するようにしたので、一方のセンサにのみが受光し
た場合には加速しながら方向を変え、そして両方のセン
サが受光するようになるとその瞬間に両制御系を同じ駆
動状態にさせて直進させる。従って、旋回移動から直線
移動への移行が円滑に行われ、光に対する応答性が向上
する。
単にするために赤外線や超音波等によるコード信号を発
する発信素子13の動作については説明を省略したが、
次に、この発信素子13の動作について説明する。図1
1は発信素子13の動作を説明するための説明図であ
り、図においてコントローラ80からは発信素子13の
コード信号とは異なる赤外線や超音波等によるコード信
号が放射できるようになっているものとする。以下、発
信素子13として赤外線を照射する発光ダイオードを用
い、コントローラ80からは赤外光によるコード信号を
発生し、センサ12,14は赤外光にも反応するものと
して説明する。
した動作を示すフローチャートである。まず、ステップ
モータ64,66を駆動する(S11) 。次に、発光ダイオ
ード13を一定のコード信号に基いて発光させる(S12)
。その後、センサ12,14の受光信号を入出力制御
回路54が入力し(S13) 、そこで増幅及びフィルタリン
グをした後にCPUコア40に取り込む(S14) 。このと
き、センサ12,14が受光するのは、発光ダイオード
13の光が障害物に当たって反射して戻ってくる光と、
コントロータ80の作業指令による光信号とがある。C
PUコア40は入力信号が障害物コードであるかどうか
を判断する(S15) 。入力信号が障害物のコードではない
と判断されると、センサ12,14どちらへの入力信号
であってもコントローラ80からの信号をデコードし(S
16) 、その内容に基いた作業(走行・作業)をさせる(S
17) 。入力信号が障害物のコードであると判断される、
Rセンサ14に入光があるかどうかを判断し(S18) 、R
センサ14に入光があると判断されるとRモータ64を
所定時間例えば5秒間逆回転させ障害物を回避する(S1
9) 。Rセンサ14に入光がないと判断されると、次に
Lモータ66を所定時間例えば5秒間逆回転させ障害物
を回避する(S20) 。以上のようにして障害物を回避する
と共に、コンローラ80から任意の作業指令を与えるこ
とができる。この様な構成においては、光センサ12,
14により指向性による方向の制御ばかりでなく、コー
ド信号を受光する事により作業の制御をする事もでき
る。
ード13によって発光させることにより障害物を監視す
る例について説明したが、障害物がコード信号を出すの
であればこの発光ダイオード13を省略することも可能
であり、その場合には図13の処理(S12) が省略され
る。また、Lセンサ12及びRセンサ14によりコード
信号を受光させる場合について説明したが、コード信号
を受信する専用のセンサを設けてもよい。さらに、図1
3に示すように、発信素子13の内部に前述の機能を示
す発光ダイオード(LED)13b及びフォトセンサ1
3aを内蔵しても良い。この場合、VDDとVSSの端
子に電圧を与えることにより発光し、受光信号はOUT
端子に現れる。
クロロボットの上面図であり、図15はその正面図であ
る。ロボット本体82の前部及び後部にそれぞれタイヤ
84,86が取り付けられており、タイヤ84はその方
向が自転車の前輪のように左右に舵とりされるものとす
る。ロボット本体82には図4と同様な回路部を内蔵し
ており、一方のモータはロボットを駆動する駆動部に内
蔵され、他方のモータはタイヤ84の方向を制御するた
めの舵とり部に内蔵され駆動制御回路58で制御されて
いる。また、ロボット本体82の上部にはランプ88が
点灯しているものとする。
の制御を示したフローチャートである。まず、Lセンサ
12の受光出力とRセンサ14の受光出力とが同一であ
るかどうかを判定し(S11) 、両者が同一であると判断さ
れるとロボット本体82は垂直に自立しているものとし
てタイヤ84の向きは現状維持とする(S12) 。また、L
センサ12の受光出力とRセンサ14の受光出力とを比
較し、Lセンサ12の受光出力<Rセンサ14の受光出
力の場合には、ロボット本体82が右側へ戻るようにタ
イヤ84の方向を操作する(S14) 。つまり、タイヤ84
の向きを図14のL側に制御する。また、Lセンサ12
の受光出力<Rセンサ14の受光出力の条件を満たさな
い場合には、ロボット本体82が左側へ戻るようにタイ
ヤ84の方向を操作する(S15) 。つまり、タイヤ84の
向きを図14のR側に制御する。以上の処理を繰り返す
ことによりロボット本体82は自立することになる。
例を示すマイクロロボットの正面図である。このマイク
ロロボットにおいては、線材89の中央部分が支点90
としてロボット本体82に取り付けられ、線材89の一
端にランプ92を取り付け、他端に重り94を取り付け
ている。このようにランプ92及び重り94を取り付
け、重り94が常に垂直方向を向くようにしたことによ
り、例えば図示のようにロボット本体82が傾いた場合
にはRセンサ14の受光出力が大となり、図16のフロ
ーチャートに従って制御されることにより、自立制御が
なされる。
境によっては防水・防塵構造を必要とする場合がある。
図18はそのような場合の防水・防塵構造のマイクロロ
ボットの断面図であり、ここでは磁気カップリングによ
る例が示されている。全体が磁気を透過する防水壁10
0により覆われており、防水壁100の内部にはRモー
タ64及びLモータ66が配置されると共にそれらによ
ってそれぞれ駆動される一対の駆動輪102が左右に配
置される。そして、この駆動輪102には永久磁石10
4が分布して取り付けられる。防水壁100の外側に設
けられた窪みの部分にも一対の駆動輪106が配置され
る。この駆動輪106には、永久磁石104と対向した
位置に永久磁石108が取り付けらる。従って、Rモー
タ64及びLモータ66がそれぞれ駆動されると一対の
駆動輪102も回転する。この駆動輪102が回転する
と、その永久磁石102に駆動輪106の永久磁石10
8が吸引されて駆動輪106も回転することになる。こ
の駆動輪106の回転駆動によりロボット本体は移動す
ることになる。
トの他の例の断面図であり、ここでは直接駆動による例
が示されている。全体が磁気を透過する防水壁100に
より覆われており、防水壁100の内部には一対の電磁
石110が左右に配置されている。防水壁100の外側
に設けられた窪みの部分にも一対の駆動輪112が配置
される。この駆動輪112には、電磁石110と対向し
た側に永久磁石114が取り付けられている。そして、
電磁石110及び永久磁石114によりフラットモータ
116が構成されている。従って、電磁石110を適宜
励磁することによりフラットモータ116が回転し、駆
動輪112が回転してロボット本体が移動する。なお、
図19の実施例は電磁力を利用したモータの例について
説明したが、超音波モータも同様に適用することができ
る。
トの他の例の断面図であり、駆動モータとして円環型の
超音波モータを用いている。駆動回路134は振動子1
32を駆動する信号を発生し、防水壁100を介し振動
部131で車輪130と摩擦接触し回転させる。防水壁
100の下部には除振部133が設けられており、これ
は振動の伝達と防水の機能をもっている。この様な構成
においては防水壁100を介して振動を伝える事ができ
る為、防水・防塵が容易である。もちろん、超音波モー
タとしては各種の方式が利用できるし、車輪を駆動する
までもなく、走行面に直接振動を加えて移動する事も可
能である。さらに、液体中であれば、超音波振動による
流れを起こし推進する事もできる。
た平面図であり、図22はその22−22断面図であ
る。基盤118に図示のような凸部120a,120b
を設けると、この凸部120a,120bにより案内壁
が形成される。従って、マイクロロボットに対する光源
による案内を厳密にしなくとも、この軌道120に沿っ
てマイクロロボットを移動させることができる。
図である。この軌道120Aはその全体が突起状になっ
ており、図21の例とは反対にマイクロロボットの移動
が不安定になる。これは例えばマイクロロボットをゲー
ムに使用する場合に有益である。例えば軌道120Aに
沿って終点まで行ったら勝ちであり、軌道から外れてマ
イクロロボットが倒れたら負けとするようなゲームをす
ることができる。図21及び図22,23に示した軌道
は、紙を素材としてそれをプレス加工することにより実
現することができ、例えば雑誌等に綴じ込んでおくこと
もできる。
関係を示す平面図であり、可撓性を有する回路基板23
上にCPU−IC24と指向性を有するセンサ12,1
4を実装している。前述のように検出領域を一部重複さ
せ、かつ、安定した指向特性を保持させるにはセンサの
位置関係が重要であることは言うまでもない。従って、
センサ12とセンサ14とを一体の回路基板で結合して
両者の距離を一定化し、さらに配線を容易にする為にC
PU−IC24を実装した回路基板23とも一体化して
いる。加えて、回路基板23はポリイミド等の材質から
なり可撓性をもたせることにより、図1、図2等で示し
たロボット本体10の目の部分への取りつけを可能にし
ている。この時、ロボット本体10によりセンサ12,
14の方向を定める事により検出領域の指向特性をより
安定化している。
ボットの側面図であり、本実施例においては、ロボット
本体10に図1における尾20の代りに筆記具120を
取りつけている。このような構成においては、ロボット
の走行に伴って軌道が描画されるので、プログラミング
や外部からの指令により文字や絵がかける。従って、超
小型のプロッタが構成される。
ボットの回路図である。本実施例においては上述のマイ
クロロボットの最も簡略化した形態をとっており、セン
サとして非接触で作動し検出領域が相互に一部重複する
スイッチ150,160を用いている。このスイッチ1
50,160のオン・オフにより電源部からR・Lモー
タ64,66に供給する電力を制御する。この場合スイ
ッチ150,160にはR・Lモータ64,66を直接
駆動することのできる電流を供給することができる、例
えばダーリントンタイプのフォトトランジスタやホール
IC等を用いる。本実施例において、例えばスイッチ1
50が被検出物(例えば光)を検出するとオンになり、
Rモータ64は電力が供給されて駆動を開始し、ロボッ
ト本体は左側に向かって移動する。また、スイッチ16
0が被検出物を検出するとオンになり、Lモータ66は
電力が供給されて駆動を開始し、ロボット本体は右側に
向かって移動する。更に、スイッチ150,160の双
方が検出するとR・Lモータ64,66が駆動されて、
前進することになる。
ットによれば、センサの検出領域を重複させたことによ
り、簡単な回路で目標に対して自律的に移動する機能が
得られる。また、駆動部がそれぞれ独立して制御される
ので、簡単な機構で複雑な動作を制御することができ
る。センサに指令入力用検出機能をもたせるようにした
ので、指令入力用センサ無しでも同様な機能を得ること
ができる。
によれば、センサの出力に基いて障害物の有無を判定
し、障害物があれば回避の動作を行わせ、指令入力用セ
ンサの出力に指令信号が含まれているとその指令信号に
基づいた制御動作をさせることができる。
によれば、側部にそれぞれ設けられた一対のセンサの受
光量に基いて一方の駆動部の進行方向を制御するように
したのでロボット本体が細長いものであっても自立制御
することができる。
によれば、防水構造にしたことにより、マイクロロボッ
トを環境の悪い所で稼動させる場合であっても内部の電
源装置、制御部等を適切に保護することができる。
ボットは、2つのセンサとCPU−ICとを可撓性を有
する一体化した回路基板に実装したので、センサが相対
的な位置が予め決められており、検出精度が高められ
る。また、本発明の他の態様によるマイクロロボット
は、ロボット本体を駆動車及び筆記具により支持するよ
うにしたので、ロボット本体を移動させることによって
筆記具で文字等を描かせることができる。また、本発明
の他の態様によるマイクロロボットは2個のセンサと、
一対の駆動部とにより構成したので、簡易な構成のマイ
クロロボットが実現できる。
である。
る。
イミングチャートである。
作を示すタイミングチャートである。
を示すタイミングチャートである。
説明図である。
チャートである。
ットの上面図である。
る。
を示したフローチャートである。
イクロロボットの正面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
ある。
る。
面図である。
路図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 検出領域が一部重複する少なくとも2個
のセンサと、 互いに独立して駆動され、移動方向に対し直角方向に離
れた駆動点を有する少なくとも一対の駆動部と、 CPUを含み、前記センサの出力に基づいて前記駆動部
を制御すると共に、前記センサの出力に指令信号が含ま
れているとその指令信号に基づいた制御動作をさせる制
御部と、 充電可能な電池を含み、前記センサ、前記駆動部及び前
記制御部に電源電圧を供給する電源装置とを有するマイ
クロロボット。 - 【請求項2】 検出領域が一部重複する少なくとも2個
のセンサと、 少なくともコード信号を発する発信素子と、 互いに独立して駆動され、移動方向に対し直角方向に離
れた駆動点を有する少なくとも一対の駆動部と、 CPUを含み、前記センサの出力に基づいて前記駆動部
を制御すると共に、前記センサの出力に前記コード信号
の反射信号が含まれていると障害物が有るものを判定し
て回避の動作を行わせ、前記センサの出力に指令信号が
含まれているとその指令信号に基づいた制御動作をさせ
る制御部と、 充電可能な電池を含み、前記センサ、前記発信素子、前
記駆動部及び前記制御部に電源電圧を供給する電源装置
とを有しているマイクロロボット。 - 【請求項3】 側部にそれぞれ設けられた一対のセンサ
と、 互いに独立して駆動され、移動方向に対して駆動力を得
る一対の駆動部と、 移動方向を制御する舵とり部と、 CPUと、 充電可能な電池を含み、前記センサ、前記駆動部、前記
舵とり部、前記制御部及び前記CPUに電源電圧を供給
する電源装置とを有し、 前記CPUは、前記一対のセンサの出力に応じて前記駆
動部を制御すると共に、前記一対のセンサの出力の差に
応じて前記舵とり部を制御するマイクロロボット。 - 【請求項4】 磁気透過部材をから成り、前記駆動部、
前記制御部及び電源装置を収納した防水筐体と、 前記防水筐体に収納されて前記駆動部により回転駆動さ
れ、永久磁石が分布配置された一対の第1の駆動輪と、 前記防水筐体の外側に配置され、前記永久磁石の回転に
伴って回転し、ロボット本体を移動させる一対の第2の
駆動輪とを有する請求項1、2又は3記載のマイクロロ
ボット。 - 【請求項5】 磁気透過部材から成り、前記制御部及び
前記電源装置を収納した防水筐体を有し、前記駆動部
は、その一部が前記防水筐体に収納され、残りの部分が
前記防水筐体の外側に配置されたものである請求項1又
は2記載のマイクロロボット。 - 【請求項6】 振動伝達部材からなり、前記制御部及び
前記電源装置と、振動子とを収納した防水筐体を有し、
該防水筐体の外側に振動を伝達し駆動力を得る請求項1
又は2記載のマイクロロボット。 - 【請求項7】 検出領域が一部重複する少なくとも2つ
のセンサとCPU−ICとを可撓性を有する回路基板に
一体化して実装してなるマイクロロボット。 - 【請求項8】 前記一対の駆動部に駆動される駆動車
と、筆記具からなる接触部とにより支持される請求項
1,2又は3記載のマイクロロボット。 - 【請求項9】 非接触で作動し検出領域が一部重複する
少なくとも2個のセンサと、 前記センサにより電力が供給されて互いに独立して駆動
され、移動方向に対し直角方向に離れた駆動点を有する
少なくとも一対の駆動部とを有するマイクロロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04346792A JP3087484B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | マイクロロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04346792A JP3087484B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | マイクロロボット |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9074300A Division JP3013805B2 (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | マイクロロボット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06190759A true JPH06190759A (ja) | 1994-07-12 |
JP3087484B2 JP3087484B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=18385850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04346792A Expired - Lifetime JP3087484B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | マイクロロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3087484B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100398269C (zh) * | 2004-09-15 | 2008-07-02 | 索尼株式会社 | 移动设备、以及用于控制该移动设备的方法 |
US20100145511A1 (en) * | 2008-08-18 | 2010-06-10 | Popa Dan O | Microcrawler and conveyor robots, controllers, systems, and methods |
JP2017123715A (ja) * | 2016-01-06 | 2017-07-13 | セイコーエプソン株式会社 | 駆動装置、およびロボット |
WO2019070050A1 (ja) * | 2017-10-06 | 2019-04-11 | 本田技研工業株式会社 | 移動ロボット |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP04346792A patent/JP3087484B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100398269C (zh) * | 2004-09-15 | 2008-07-02 | 索尼株式会社 | 移动设备、以及用于控制该移动设备的方法 |
US20100145511A1 (en) * | 2008-08-18 | 2010-06-10 | Popa Dan O | Microcrawler and conveyor robots, controllers, systems, and methods |
JP2017123715A (ja) * | 2016-01-06 | 2017-07-13 | セイコーエプソン株式会社 | 駆動装置、およびロボット |
WO2019070050A1 (ja) * | 2017-10-06 | 2019-04-11 | 本田技研工業株式会社 | 移動ロボット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3087484B2 (ja) | 2000-09-11 |
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