JP2006085369A - 移動体装置及びその制御方法 - Google Patents

移動体装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006085369A
JP2006085369A JP2004268601A JP2004268601A JP2006085369A JP 2006085369 A JP2006085369 A JP 2006085369A JP 2004268601 A JP2004268601 A JP 2004268601A JP 2004268601 A JP2004268601 A JP 2004268601A JP 2006085369 A JP2006085369 A JP 2006085369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
obstacle
obstacle detection
mobile device
moving means
obstacles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004268601A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Kokubo
亘 小久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004268601A priority Critical patent/JP2006085369A/ja
Priority to US11/224,869 priority patent/US20060069507A1/en
Priority to CNB2005101039014A priority patent/CN100398269C/zh
Publication of JP2006085369A publication Critical patent/JP2006085369A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0268Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means
    • G05D1/0272Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means comprising means for registering the travel distance, e.g. revolutions of wheels
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0231Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means
    • G05D1/0246Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means using a video camera in combination with image processing means
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0212Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles with means for defining a desired trajectory
    • G05D1/0225Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles with means for defining a desired trajectory involving docking at a fixed facility, e.g. base station or loading bay
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0227Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using mechanical sensing means, e.g. for sensing treated area
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0231Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means
    • G05D1/0242Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means using non-visible light signals, e.g. IR or UV signals
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0255Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using acoustic signals, e.g. ultra-sonic singals

Abstract

【課題】 移動手段を備え、障害物を検出して障害物を回避しながら移動やその他の自律的な動作を行なうことができるロボット装置を提供する。
【解決手段】 ロボット装置は、独立並行して駆動される2輪からなる移動手段を備えており、両輪を逆回転させることにより自分中心の回転動作を行なうことができる。また、ロボット装置は、前方の障害物を検出するセンサを備えており、両輪の逆回転により1回転させながら、障害物検出センサを作動させ、周囲の障害物の有無を判断する。そして、障害物がないと判断できた領域を自由に動き回ることができる領域と判断する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、脚式ロボット又は車輪型ロボットのように移動手段を持つ移動体装置及びその制御方法に係り、特に、移動手段を用い自律的な移動作業を行なう移動体装置及びその制御方法に関する。
さらに詳しくは、本発明は、障害物を検出して障害物を回避しながら移動やその他の自律的な動作を行なう移動体装置及びその制御方法に係り、特に、障害物を確実に検出し効率よい回避動作を行なう移動体装置及びその制御方法に関する。
電気的若しくは磁気的な作用を用いて人間の動作に似せた運動を行なう機械装置のことを「ロボット」という。ロボットの語源は、スラブ語の“ROBOTA(奴隷機械)”に由来すると言われている。わが国では、ロボットが普及し始めたのは1960年代末からであるが、その多くは、工場における生産作業の自動化・無人化などを目的としたマニピュレータや搬送ロボットなどの産業用ロボット(industrial robot)であった。
例えば、車輪や可動脚などの移動手段を備えたロボット装置は、住環境下で人間と共存し、移動やその他の自律的な動作を行なうことができる。
車輪型のロボット装置は、移動速度や効率の面で優れている。車輪を利用した移動ロボットとして、例えば、災害現場への進入を行なう極限作業用の6脚走行車(例えば、非特許文献1を参照のこと)や移動体(例えば、非特許文献2を参照のこと)、またクローラも連続的な無限軌道を用いるという観点から広義の車輪と捉えれば、地雷撤去を目的として開発されたCOMET−III(例えば、非特許文献3を参照のこと)などが挙げられる。
一方、脚式移動ロボットは、高い対地適応性を備えており、不整地や障害物など作業経路上に凹凸のある歩行面や、階段や梯子の昇降など不連続な歩行面に対応することができるなど、柔軟な移動作業を実現することができる。最近では、ヒトやサルなどの2足直立歩行を行なう動物の身体メカニズムや動作を模した脚式移動ロボットに関する研究開発が進展し、実用化への期待も高まってきている(例えば、特許文献1を参照のこと)。
ところで、上述したような移動型のロボット装置が自律的に動作し、人間との共存することを考えた場合、人間の住環境下に散在するさまざまな衝突物を検出し、これらを回避しながら移動やその他の作業を行なう必要がある。
障害物の回避のために、例えば超音波センサや赤外線センサなどからなる障害物検出手段を自律移動装置に設けるのが一般的である。
例えば、検出した障害物の回避動作を行ないつつ目的地への移動を行なう自律移動装置について提案がなされている(例えば、特許文献2を参照のこと)。この自律移動装置は、進行方向の水平面内をスキャンして障害物の位置を検知するスキャン型センサと、スキャン面と異なる空間の障害物を検出する非スキャン型障害物センサを備えており、常時はスキャン型センサの出力に基づいて障害物を検出し、スキャン型センサによる障害物検出出力により非スキャン型センサを可動状態として両センサの出力に基づいて障害物の位置若しくは存在領域を推定し、障害物検出出力に基づいて目的物への走行制御を行なうことができる。
しかしながら、障害物の検出並びに回避を行なう移動ロボットの多くは、進行方向のみを障害物の検出を行なう領域としている。
例えば、2足の脚式移動ロボットは、左右の脚を交互に支持脚・遊脚に切り替えていくことで歩行による移動動作を実現することができるが、基本的には、その進行方向が前方となるように、左右の各脚の股関節、膝関節、及び足首関節にはピッチ軸回りの自由度がそれぞれ与えられている。このような場合、進行方向のみを障害物の検出領域としても、何ら問題はないであろう。
ところが、ロボットが後退するような場合、後向きでは障害物の検出処理を行なうことができない。このため、ロボットを180度旋回させて進行方向を変更し、進行方向と障害物の検出方向を一致させなければならない。
また、最近では、ダンスのようなさまざま形態の全身協調運動などを実現するロボット装置について提案がなされている(例えば、特許文献3を参照のこと)。このような場合、前後左右の任意の方向が進行方向に切り替わるため、360度周囲の障害物を認識する必要がある。ところが、単一の進行方向でのみ障害物の検出を行なうシステムにおいては、衝突回避のための十分な情報が得られない可能性が高い。
特開平13−129775号公報 特開2002−202815号公報 特開2004−181613号公報 N.Kimura, T.Kamigaki, N.Suzuki, A.Nishikawa and N.Yamamoto: "Locomotion Mechanism and Control Architecture for Disaster Preventing Robot" '91 ISART pp.375-380(1991) H.Adachi, N.Koyachi, T.Arai, A.SHimizu and Y.Nogami: "Mechanism and Control of a Leg-Wheel Hybrid Mobile Robot", International Conference on Intelligent Robots and Systems Proc., pp.1792-1797(1999) http://mec2.tm.chiba-u.jp/~nonami/
本発明の目的は、脚式ロボット又は車輪型ロボットのように移動手段を備え、自律的な移動作業を行なうことができる、優れた移動体装置及びその制御方法を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、障害物を検出して障害物を回避しながら移動やその他の自律的な動作を行なうことができる、優れた移動体装置及びその制御方法を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、障害物を確実に検出して、効率よい回避動作を行なうことができる、優れた移動体装置及びその制御方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、前後を含めた移動動作を行なう移動手段と、周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、障害物がないと判断できた領域を自由に動き回ることができる自由領域と判断して前記移動手段による移動動作を制御する制御手段とを具備することを特徴とする移動体装置である。
ここで、前記移動手段は、例えば、複数の可動脚や車輪などで構成することができる。例えば、独立並行して駆動される左右の車輪からなる独立駆動輪型の移動手段であってもよい。この場合、該左右の車輪の等速回転により直進し、該左右の車輪の回転速度差に基づいた旋回動作を行ない、該左右の車輪の逆回転により自分中心の回転運動を行なうことができる。
移動体装置は、例えば、前方の障害物を検出するための、超音波センサや赤外線センサなどのセンサを備えている。そして、前記障害物検出手段は、前記移動手段の動作により自分中心の回転動作を行なっているときに、前記センサを作動させ、周囲の障害物の有無を判断することができる。
勿論、移動体装置は全方位の障害物を検出するために複数のセンサを搭載するようにしてもよいが、この場合はセンサ数に応じてコストが増大する。これに対し、上述したように自分中心の回転動作を利用して周囲の障害物検出を行なうようにすれば、移動体装置は自らの前方の障害物を検出するセンサだけを備えていれば十分である。
本発明に係る移動体装置によれば、障害物がないと判断できた領域を自由に動き回ることができる自由領域と判断する。そして、このようにして獲得した自由領域では、障害物検出手段による動作を起動することなく、移動やその他の所定の動作を実行する。すなわち、一旦自由領域を確保した後は、障害物を検出するセンサを使わず、自由に前後左右に移動することができる。
前記障害物検出手段は、自分中心の回転動作を行なって周囲の障害物を検出する場所を移動させ、場所毎に周囲の障害物の認識を行なうことができる。そして、前記制御手段は、各場所で検出した障害物を地図情報として管理するようにしてもよい。
本発明によれば、脚式ロボット又は車輪型ロボットのように移動手段を備え、自律的な移動作業を行なうことができる、優れた移動体装置及びその制御方法を提供することができる。
また、本発明によれば、障害物を検出して障害物を回避しながら移動やその他の自律的な動作を行なうことができる、優れた移動体装置及びその制御方法を提供することができる。
また、本発明によれば、障害物を確実に検出して、効率よい回避動作を行なうことができる、優れた移動体装置及びその制御方法を提供することができる。
本発明に係るロボット装置は、独立並行して駆動される2輪からなる移動手段を備えており、両輪を逆回転させることにより自分中心の回転動作を行なうことができる。また、ロボット装置は、前方の障害物を検出するセンサを備えており、両輪の逆回転により1回転させながら、障害物検出センサを作動させ、周囲の障害物の有無を判断する。そして、障害物がないと判断できた領域を自由に動き回ることができる領域と判断する。
本発明に係る移動体装置における障害物検出に基づく障害物の回避動作は、例えばダンスのように前後左右に細かく移動や回転をする動作を行なうために、360度周囲の障害物を認識する必要があるときに、特に有効である。
本発明によれば、移動体装置はあらかじめ障害物のない領域を把握しておくので、一度把握してしまえば、以後は前後左右に細かく移動や回転をする度に障害物検出の処理を行なう必要がないので、移動などの所定の動作を円滑に行なうことかできる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
本発明は、移動手段を備え、自律的な移動作業を行なうことができるロボット装置に関する。ここで言う移動手段は、例えば、複数の可動脚や車輪などで構成することができる。本明細書では、独立並行して駆動される左右の車輪からなる独立駆動輪型の移動手段を持つロボット装置を具体的な実施例として説明する。勿論、脚式移動ロボットに対しても同様に本発明を適用することができる。
図1には、本発明の一実施形態に係るロボット装置100の機能構成を模式的に示している。同図に示すように、ロボット装置100は、全体の動作の統括的制御やその他のデータ処理を行う制御部120と、入出力部140と、駆動部150と、電源部160とで構成される。以下、各部について説明する。
入出力部140は、外部環境を検出する入力部としてロボット装置100の目に相当するCCD(Charge Coupled Device)カメラ115や、耳に相当するマイクロフォン116、触感に相当するタッチセンサ118、あるいは五感に相当するその他の各種のセンサを含む。また、ユーザ・フィードバックを行う出力部として、口に相当するスピーカ117、あるいは点滅の組み合わせや点灯のタイミングにより顔の表情を形成するLEDインジケータ119などを装備している。これら出力部は、四肢などによる機械運動パターン以外の形式でロボット装置100からのユーザ・フィードバックを表現することができる。
ロボット装置100は、カメラ115を含むことで、作業空間上に存在する任意の物体の形状や色彩、さらには障害物を認識することができる。また、ロボット装置100は、カメラのような視覚手段の他に、赤外線、音波、超音波、電波などの発信波を受信するタイプの障害物検出センサ114をさらに備えていてもよい。この場合、各伝送波を検知するセンサ出力に基づいて発信源からの位置や向きを計測し、伝送波の進行方向に存在する障害物を認識することができる。
駆動部150は、制御部120が指令する所定の運動パターンに従って移動ロボット1の機械運動を実現する機能ブロックであり、例えば独立駆動車輪における車輪毎の駆動ユニットで構成される。あるいは、脚式移動ロボット装置であれば、首関節や、股関節、膝関節などのそれぞれの関節におけるロール、ピッチ、ヨーなど関節回転軸毎に設けられた駆動ユニットで構成される。図示の例では、ロボット装置100はn個の関節自由度を有し、したがって駆動部150はn個の駆動ユニットで構成される。各駆動ユニットは、所定軸回りの回転動作を行なうモータ151と、モータ151の回転位置を検出するエンコーダ152と、エンコーダ152の出力に基づいてモータ151の回転位置や回転速度を適応的に制御する駆動制御回路153の組み合わせで構成される。
電源部160は、ロボット装置100内の各電気回路などに対して給電を行なう機能モジュールである。本実施形態に係るロボット装置100は、バッテリを用いた自律駆動式であり、電源部160は、充電バッテリ161と、充電バッテリ161の充放電状態を管理する充放電制御部162とで構成される。
充電バッテリ161は、例えば、複数本のニッケル・カドミウム電池セルをカートリッジ式にパッケージ化した「バッテリ・パック」の形態で構成される。
また、充放電制御部162は、バッテリ161の端子電圧や充電/放電電流量、バッテリ161の周囲温度などを測定することでバッテリ161の残存容量を把握し、充電の開始時期や終了時期などを決定するようになっている。充放電制御部162が決定する充電の開始及び終了時期は制御部120に通知され、脚式移動ロボット100が充電オペレーションを開始したり終了したりするためのトリガとなる。
制御部120は、「頭脳」に相当し、例えばロボット装置100の頭部ユニットあるいは胴体部ユニットに搭載される。
既に述べたように、本発明に係るロボット装置100は、独立並行して駆動される左右の車輪からなる独立駆動輪型の移動手段を持つ。この場合、該左右の車輪の等速回転により直進し、該左右の車輪の回転速度差に基づいた旋回動作を行ない、該左右の車輪の逆回転により自分中心の回転運動を行なうことができる。
図2には、独立駆動輪型の移動手段の構成を模式的に示している。以下、同図を参照しながら、ロボット装置が旋回する場合の回転半径について考察してみる。
左右の車輪の回転数をそれぞれ与えると、ロボット装置の進行方向の速度vと回転角速度ωを得ることができ、これから回転半径あるいは曲率を導出することができる。ここで、左右の車輪の回転角速度をそれぞれωl及びωrとし、左右の動輪の間隔をTとし、動輪の半径をRwとすると、以下の式が成立する。
Figure 2006085369
なお、独立駆動輪型の舵取り機構については、例えば、米田外著「はじめてのロボット創造設計」(講談社、15頁、2001年9月20日発行)を参照されたい。
上述したように、左右の車輪の逆回転により自分中心の回転運動を行なうことができる。ロボット装置は、前方の障害物を検出するための、超音波センサや赤外線センサなどで構成される障害物検出センサ114を備えている。そして、自分中心の回転動作を行なっているときに、障害物検出センサ114を作動させ、周囲360度にわたり障害物の有無を判断することができる。
勿論、ロボット装置100は全方位の障害物を検出するために複数のセンサを搭載するようにしてもよいが、この場合はセンサ数に応じてコストが増大する。これに対し、上述したように自分中心の回転動作を利用して周囲の障害物検出を行なうようにすれば、移動体装置は自らの前方の障害物を検出するセンサだけを備えていれば十分である。
制御部120は、障害物検出センサ114に基づいて、現在位置の周囲360度にわたり障害物の有無を判断する。そして、障害物がないと判断できた領域を自由に動き回ることができる領域と判断し、以後はこのようにして得られた障害物の位置情報に基づいて移動手段による移動動作を制御する。
図3には、ロボット装置が自分中心の回転動作により周囲の障害物を検出する様子、並びに障害物の検出結果に基づいて障害物の回避動作を行なう様子を示している。
また、図4には、障害物の検出結果に基づいて障害物の回避動作を行なうための動作手順をフローチャートの形式で示している。
まず、独立駆動車輪などの移動手段を駆動して、ロボット装置100は自分中心に回転動作を行なう。そして、1回転しながら障害物検出センサ114の出力に基づいて障害物の検出を行なう(ステップS1)。
ここで、障害物を検出した場合には(ステップS2)、ロボット装置100は現在位置から少し移動する(ステップS3)。例えば、数センチから数十センチ程度移動する。そして、ステップS1に戻り、新しい場所で障害物の検出を改めて行なう。
このような障害物の検出及び移動動作を、ロボット装置100が周囲で障害物を検出できなくなるまで繰り返し行なう。そして、障害物か検出しない領域を自由領域と判断して、ダンスなど所定の動作を開始する(ステップS4)。この自由領域では、ロボット装置100は、障害物を検出するセンサを使わず、自由に前後左右に移動することができる。
なお、上述したフローチャートのステップS1〜S3で構成されるループにおいて、ロボット装置100が自分中心の回転動作を行なって周囲の障害物を検出する場所を移動させ、場所毎に周囲の障害物の認識を行なうときに、各場所で検出した障害物を地図情報として管理するようにしてもよい。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本発明の要旨は、必ずしも「ロボット」と称される製品には限定されない。すなわち、電気的若しくは磁気的な作用を用いて人間の動作に似せた運動を行なう機械装置あるいはその他一般的な移動体装置であるならば、例えば玩具などのような他の産業分野に属する製品であっても、同様に本発明を適用することができる。
また、本明細書では、独立2輪駆動型ロボットに本発明を適用した実施形態について説明してきたが、勿論、脚式移動ロボットに対して本発明を適用することも可能である。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係るロボット装置100の機能構成を模式的に示した図である。 図2は、独立駆動輪型の移動手段の構成を模式的に示した図である。 図3は、ロボット装置が自分中心の回転動作により周囲の障害物を検出する様子、並びに障害物の検出結果に基づいて障害物の回避動作を行なう様子を示した図である。 図4は、障害物の検出結果に基づいて障害物の回避動作を行なうための動作手順を示したフローチャートである。
符号の説明
100…脚式移動ロボット
114…障害物検出センサ
115…CCDカメラ
116…マイクロフォン
117…スピーカ
118…タッチセンサ
119…LEDインジケータ
120…制御部

Claims (10)

  1. 移動動作を行なう移動手段と、
    周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、
    障害物がないと判断できた領域を自由に移動できる自由領域と判断して前記移動手段による移動動作を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする移動体装置。
  2. 前記移動手段は、独立並行して駆動される左右の車輪を備え、該左右の車輪の等速回転により直進し、該左右の車輪の回転速度差に基づいた旋回動作を行ない、該左右の車輪の逆回転により自分中心の回転運動を行なう、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動体装置。
  3. 前方の障害物を検出するセンサを備え、
    前記障害物検出手段は、前記移動手段の動作により自分中心の回転動作を行なっているときに、前記センサを作動させ、周囲の障害物の有無を判断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動体装置。
  4. 障害物検出手段による障害物の検出処理に基づいて獲得された自由領域内では、前記制御手段は、前記障害物検出手段を起動させずに、前記移動手段による所定の移動動作を実行させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動体装置。
  5. 前記障害物検出手段は、自分中心の回転動作を行なって周囲の障害物を検出する場所を移動させ、
    前記制御手段は、各場所で検出した障害物を地図情報として管理する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の移動体装置。
  6. 移動手段を備えた移動体装置の制御方法であって、
    周囲の障害物を検出する障害物検出ステップと、
    障害物がないと判断できた領域を自由に移動できる自由領域と判断して前記移動手段による移動動作を制御する制御ステップと、
    を具備することを特徴とする移動体装置の制御方法。
  7. 前記移動手段は、独立並行して駆動される左右の車輪を備え、該左右の車輪の等速回転により直進し、該左右の車輪の回転速度差に基づいた旋回動作を行ない、該左右の車輪の逆回転により自分中心の回転運動を行なう、
    ことを特徴とする請求項6に記載の移動体装置の制御方法。
  8. 前記移動体装置は前方の障害物を検出するセンサを備え、
    前記障害物検出ステップでは、前記移動手段の動作により自分中心の回転動作を行なっているときに、前記センサを作動させ、周囲の障害物の有無を判断する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の移動体装置の制御方法。
  9. 障害物検出ステップにおいて障害物の検出処理に基づいて一旦獲得された自由領域内では、前記障害物検出ステップによる処理を起動させずに、前記移動手段による所定の移動動作を実行させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の移動体装置の制御方法。
  10. 前記障害物検出ステップでは、自分中心の回転動作を行なって周囲の障害物を検出する場所を移動させ、
    前記制御ステップでは、各場所で検出した障害物を地図情報として管理する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の移動体装置の制御方法。
JP2004268601A 2004-09-15 2004-09-15 移動体装置及びその制御方法 Pending JP2006085369A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004268601A JP2006085369A (ja) 2004-09-15 2004-09-15 移動体装置及びその制御方法
US11/224,869 US20060069507A1 (en) 2004-09-15 2005-09-13 Mobile device and method for controlling the same
CNB2005101039014A CN100398269C (zh) 2004-09-15 2005-09-15 移动设备、以及用于控制该移动设备的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004268601A JP2006085369A (ja) 2004-09-15 2004-09-15 移動体装置及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006085369A true JP2006085369A (ja) 2006-03-30

Family

ID=36100322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004268601A Pending JP2006085369A (ja) 2004-09-15 2004-09-15 移動体装置及びその制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20060069507A1 (ja)
JP (1) JP2006085369A (ja)
CN (1) CN100398269C (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104090575A (zh) * 2014-07-11 2014-10-08 大连理工大学 一种自动巡线机器人控制系统及自动巡线机器人
CN105955256A (zh) * 2016-04-28 2016-09-21 四川九鼎智远知识产权运营有限公司 一种侦查机器人及其控制系统
CN106272482A (zh) * 2016-08-23 2017-01-04 宝鸡文理学院 一种机器人红外线壁障控制器
JPWO2019111671A1 (ja) * 2017-12-05 2020-11-26 日本電産株式会社 回転制御装置、移動体、および搬送ロボット

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI388956B (zh) * 2009-05-20 2013-03-11 Univ Nat Taiwan Science Tech 行動機器人與其目標物處理路徑的規劃方法
US9606542B2 (en) * 2012-01-12 2017-03-28 International Business Machines Corporation Discovery and monitoring of an environment using a plurality of robots
CN103584798A (zh) * 2012-08-17 2014-02-19 乐金电子(天津)电器有限公司 智能吸尘器控制系统及智能吸尘器清扫方法
US9623560B1 (en) * 2014-11-26 2017-04-18 Daniel Theobald Methods of operating a mechanism and systems related therewith
DE102017210747A1 (de) * 2017-06-27 2018-12-27 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren zum Vorwärmen einer Batterie eines elektrisch betriebenen Kraftfahrzeugs sowie Ladevorrichtung
FR3108459B1 (fr) 2020-03-20 2022-04-01 Somfy Activites Sa Procédé de détection d’un obstacle, actionneur électromécanique et installation de fermeture ou de protection solaire

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2038615B (en) * 1978-12-31 1983-04-13 Nintendo Co Ltd Self-moving type vacuum cleaner
JPH01180010A (ja) * 1988-01-08 1989-07-18 Sanyo Electric Co Ltd 移動車
JP3087484B2 (ja) * 1992-12-25 2000-09-11 セイコーエプソン株式会社 マイクロロボット
DE4408328C2 (de) * 1994-03-11 2002-09-26 Siemens Ag Verfahren zum Aufbau einer zellular strukturierten Umgebungskarte von einer selbstbeweglichen mobilen Einheit, welche sich mit Hilfe von auf Wellenreflexion basierenden Sensoren orientiert
DE4408982C1 (de) * 1994-03-16 1995-05-18 Deutsche Forsch Luft Raumfahrt Autonomes Navigationssystem für einen mobilen Roboter oder Manipulator
SE502834C2 (sv) * 1994-03-29 1996-01-29 Electrolux Ab Förfarande och anordning för avkänning av hinder vid självgående anordning
EP0766846B1 (de) * 1994-06-22 1998-03-04 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur orientierung, fahrwegplanung und steuerung einer autonomen mobilen einheit
JP3346513B2 (ja) * 1994-07-01 2002-11-18 ミノルタ株式会社 マップ記憶方法及びそのマップを使用する経路作成方法
US5942869A (en) * 1997-02-13 1999-08-24 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Mobile robot control device
GB2344745B (en) * 1998-12-18 2002-06-05 Notetry Ltd Vacuum cleaner
WO2001037060A1 (en) * 1999-11-18 2001-05-25 The Procter & Gamble Company Home cleaning robot
US6539284B2 (en) * 2000-07-25 2003-03-25 Axonn Robotics, Llc Socially interactive autonomous robot
US6496754B2 (en) * 2000-11-17 2002-12-17 Samsung Kwangju Electronics Co., Ltd. Mobile robot and course adjusting method thereof
US6883201B2 (en) * 2002-01-03 2005-04-26 Irobot Corporation Autonomous floor-cleaning robot
US6809490B2 (en) * 2001-06-12 2004-10-26 Irobot Corporation Method and system for multi-mode coverage for an autonomous robot
AU767561B2 (en) * 2001-04-18 2003-11-13 Samsung Kwangju Electronics Co., Ltd. Robot cleaner, system employing the same and method for reconnecting to external recharging device
US6512976B1 (en) * 2001-04-27 2003-01-28 Honeywell International Inc. Method and system for terrain aided navigation
GB0126499D0 (en) * 2001-11-03 2002-01-02 Dyson Ltd An autonomous machine
USD474715S1 (en) * 2002-01-30 2003-05-20 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Modular robotic sensor platform
JP3945279B2 (ja) * 2002-03-15 2007-07-18 ソニー株式会社 障害物認識装置、障害物認識方法、及び障害物認識プログラム並びに移動型ロボット装置
JP3902551B2 (ja) * 2002-05-17 2007-04-11 日本ビクター株式会社 移動ロボット
KR100466321B1 (ko) * 2002-10-31 2005-01-14 삼성광주전자 주식회사 로봇청소기와, 그 시스템 및 제어방법
KR100468107B1 (ko) * 2002-10-31 2005-01-26 삼성광주전자 주식회사 외부충전장치를 갖는 로봇청소기 시스템 및 로봇청소기의외부충전장치 접속방법
JP2004237075A (ja) * 2003-02-06 2004-08-26 Samsung Kwangju Electronics Co Ltd 外部充電装置を有するロボット掃除機システム及びロボット掃除機の外部充電装置の接続方法。

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104090575A (zh) * 2014-07-11 2014-10-08 大连理工大学 一种自动巡线机器人控制系统及自动巡线机器人
CN105955256A (zh) * 2016-04-28 2016-09-21 四川九鼎智远知识产权运营有限公司 一种侦查机器人及其控制系统
CN105955256B (zh) * 2016-04-28 2019-02-26 石家庄求实通信设备有限公司 一种侦查机器人及其控制系统
CN106272482A (zh) * 2016-08-23 2017-01-04 宝鸡文理学院 一种机器人红外线壁障控制器
JPWO2019111671A1 (ja) * 2017-12-05 2020-11-26 日本電産株式会社 回転制御装置、移動体、および搬送ロボット

Also Published As

Publication number Publication date
CN100398269C (zh) 2008-07-02
US20060069507A1 (en) 2006-03-30
CN1748957A (zh) 2006-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060069507A1 (en) Mobile device and method for controlling the same
US7568536B2 (en) Omni-directional robot cleaner
Schwarz et al. Hybrid driving-stepping locomotion with the wheeled-legged robot Momaro
JP2005296512A (ja) 自走式掃除機
JP7323652B2 (ja) 移動ロボットセンサ構成
Russo et al. Design of a robotic module for autonomous exploration and multimode locomotion
KR20130020107A (ko) 차륜구동과 4족보행을 동시에 취할 수 있는 하이브리드형 구동 로봇의 주행 알고리듬과 그 로봇.
US9821461B1 (en) Determining a trajectory for a walking robot to prevent motor overheating
KR20230126711A (ko) 통합 로봇 차량 시스템 및 제어 방법
Karakurt et al. Design of six legged spider robot and evolving walking algorithms
Billah et al. Walking hexapod robot in disaster recovery: developing algorithm for terrain negotiation and navigation
Ylonen et al. Workpartner-centaur like service robot
JP2008134904A (ja) 自律移動体
Kundu et al. A fuzzy approach towards behavioral strategy for navigation of mobile agent
Frémy et al. Force-guidance of a compliant omnidirectional non-holonomic platform
Singh et al. Design and implementation of Omni-directional spherical modular snake robot (OSMOS)
JP2002307340A (ja) 脚式移動ロボット及びその制御方法
IL227088A (en) Collaborative automated mobile platform
JP2005131756A (ja) 移動ロボット
JP2009151382A (ja) 移動体
Ahmed et al. Walking hexapod robot in disaster recovery: developing algorithm for terrain negotiation and navigation
JP2005066810A (ja) ロボットのための関節装置
Liao et al. Design and implementation of a snake-like robot with biomimetic 2-D gaits
Li et al. The development on obstacle avoidance design for a humanoid robot based on four ultrasonic sensors for the learning behavior and performance
Calisi et al. A semi-autonomous tracked robot system for rescue missions

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080916

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090127