JP3087362B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3087362B2
JP3087362B2 JP03200240A JP20024091A JP3087362B2 JP 3087362 B2 JP3087362 B2 JP 3087362B2 JP 03200240 A JP03200240 A JP 03200240A JP 20024091 A JP20024091 A JP 20024091A JP 3087362 B2 JP3087362 B2 JP 3087362B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、例えば、特開昭6
0−93270号公報に記載のように、除霜運転時等、
圧縮機に吸い込まれる冷媒中に液冷媒が多量に含まれる
場合に、圧縮機構部の圧縮室において、液圧縮等の異常
な高圧が発生するのを避けるために、液冷媒を一時的に
貯溜するアキュムレ−タを熱交換器と圧縮機との間の配
管に取付けたり、あるいは、特公平3−37389号公
報に記載のように、圧縮機のチャンバ内にアキュムレ−
タを内蔵するようになっていた。
【0003】また、冷凍サイクルに接続した従来の圧縮
機を低温の周囲雰囲気中に長時間放置した場合、冷凍サ
イクルに封入されている冷媒が圧縮機内の冷凍機油に多
量に溶け込み、圧縮機のチャンバ内は冷媒が溶け込んだ
冷凍機油で満たされることがある。したがって、圧縮機
の圧縮室内も冷凍機油で満たされるため、この状態で始
動すると、液体を圧縮することになり、モータのトルク
が不足して始動できなかったり、液圧縮が生じ圧縮機の
ラップが損傷する恐れがある。これを解決する方法とし
て、従来の圧縮機の中には、特開昭57−5592号公
報に記載のように、圧縮機の吸込み口に通じる配管にア
キュムレ−タを接続し、始動前に圧縮機を逆回転させ、
圧縮室内に満たされた冷凍機油を一旦アキュムレ−タへ
追い出し、圧縮室内部をガスの状態にした後に始動する
方法が用いられることがある。
【0004】また、従来の圧縮機に付属しているアキュ
ムレ−タには、圧縮機に冷媒と共に流れ込むゴミを除去
するためのフィルタが内蔵されていることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、冷暖兼用空気調
和機は、幅広い能力範囲で使用され、封入する冷媒量も
極めて多くなっている。このため、上記従来技術の空気
調和機では、大きな容積のアキュムレ−タを接続する必
要がある。特に、冷媒を直接圧縮室に吸い込む高圧チャ
ンバ形式の圧縮機を用いた空気調和機では、大きな容積
のアキュムレ−タが必要である。
【0006】本発明の目的は、圧縮機の信頼性を向上さ
た空気調和機を提供することにある。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、圧縮機から
の配管によって接続された四方弁と、この四方弁からの
配管によって接続された室外熱交換器と、この室外熱交
換器からの配管によって接続された膨張弁と、この膨張
弁からの配管によって接続された室内熱交換器と、この
室内熱交換器からの配管によって前記四方弁が接続され
た冷凍サイクルを備えた空気調和機において、前記圧縮
機と前記室外熱交換器とを接続する第1の配管に設けら
れたバイパス弁と、前記室外熱交換器の冷媒出口側に設
けられた冷媒溜め部と、この冷媒溜め部と前記四方弁を
接続する第2の配管とを設け、前記冷媒溜め部内の冷媒
出口部に設けられた板と、前記冷媒溜め部の下部と前記
第2の配管とを接続する第3の配管を設けたことにより
達成される。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【作用】冷媒溜め部内の配管接続部に板が設けらている
ので、室外熱交換器内を流通してきた液冷媒は第2の配
管への流入が阻止され、液冷媒が圧縮機内に流入するこ
とが防止できる。また、冷媒溜め部内に貯溜した油は、
油戻り管によって第2の配管に流入するので、油は、圧
縮機内戻り、冷凍機油不足による圧縮機内に潤滑性能の
低下を防止できる。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【実施例】以下、本発明の第一の実施例を図1から図5
を用いて説明する。図1は、本発明の第一の実施例に係
る空気調和機の冷凍サイクル構成図、図2、図3は、そ
れぞれ図1における室外熱交換器の一部分を詳細に示す
縦断面図と斜視図、図4、図5は、それぞれ図1におけ
る室内熱交換器の一部分を詳細に示す縦断面図及び斜視
図である。
【0033】まず、図1により空気調和機の全体構成を
説明する。図1に示した冷凍サイクルにおいて、スクロ
ール圧縮機1は、密閉容器33内に格納された圧縮機構
部30と電動機31からなる。このスクロール圧縮機に
ついては、例えば特開昭59−203893号公報など
に記載されているものと同様な構成となっている。室外
熱交換器2は、その内部の上下に液溜め10、11を有
し、これら液溜め10、11を連通する複数の流路12
と、この複数の流路12間には放熱フィン13が設けら
れている。室内熱交換器3は、室外熱交換器2と同様に
その内部の上下に液溜め16、17を備えており、これ
ら液溜め16、17を連通する複数の流路50と、この
複数の流路50間には放熱フィン51が設けられてい
る。スクロール圧縮機1、室外熱交換器2および室内熱
交換器3は接続配管によって連結されている。すなわ
ち、スクロール圧縮機1の吐出し口9には吐出しパイプ
5が、吸い込み側には吸込みパイプ6が冷房、暖房運転
の回路の切り換えを行う四方弁4に接続され、この四方
弁4を介して接続配管20aと54、および途中に膨張
弁8を有する接続配管20bによって、それぞれ室内熱
交換器3の液溜め17、および室内熱交換器3の液溜め
16と接続されている。又、室熱交換器2の液溜め1
1、および10とは、それぞれ四方弁4を介して接続配
管53、56により接続されている。又、接続配管56
と四方弁4との間には、バイパス路23が設けられ、そ
の途中にはバイパス路23を開閉するバイパス弁7が設
置されている。た、図1に示す冷凍サイクルの構成図
には、この冷凍サイクルの構成部品の高さ方向の位置関
係も表している。すなわち、スクロール圧縮機1の吐出
し口9に接続される吐出しパイプ5に対して、四方弁
4、バイパス路23、バイパス弁7、室外熱交換器2の
下部設けられた液溜め10およびその入口14のそれ
ぞれが、吐出し口9よりは高くなるものがないように配
置している。
【0034】次に、前述した室外熱交換器2及び室内熱
交換器3の構造を詳細に説明する。図2、図3は、それ
ぞれ図1に示した冷凍サイクルに接続された室外熱交換
器2の上部の一部分を示す縦断面図及び斜視図であり、
暖房運転時の状態を一例として示している。図2及び図
3において、液溜め11は、管状容器45と、この管状
容器45に差し込んでロウ付け、溶接などにより固定さ
れた流路12と、管状容器45の両端を封止する封止部
81a、81bおよびその一方の封止部81aのほぼ中
央部に取り付けられた接続パイプ53とから形成され、
管状容器45と流路12によって囲まれた底部には液溜
り部48が形成されている。この液溜め11は、図1に
も示したように、圧縮機構部30の吸込み口と、吸込み
パイプ6に四方弁4を介して接続される接続パイプ53
によって接続されている。
【0035】又、図4、図5は、図1に示した冷凍サイ
クルに接続された室内熱交換器3の上部の一部分を示す
縦断面図及び斜視図であり、冷房運転時の状態を一例と
して示している。図4及び図5において、液溜め17
は、管状容器49と、この管状容器49に差し込んでロ
ウ付け、溶接などにより固定された流路50と、管状容
器49の両端を封止する封止部82a、82bおよびそ
の一方の封止部82aのほぼ中央部に取り付けられた接
続パイプ54とから形成され、管状容器49と流路50
によって囲まれた底部には液溜り部52が形成されてい
る。液溜め17は図1に示したように、圧縮機構部30
の吸込み口と、吸込みパイプ6に四方弁4を介して接続
される接続配管20aによって接続されている。
【0036】次に、本発明の第一の実施例に係る空気調
和機の動作を図1を用いて説明する。暖房運転時には、
四方弁4によって、冷凍サイクルの冷媒の流路は、実線
で示す矢印に従って流れるように切り換えられる。スク
ロール圧縮機1から吐き出された高圧高温の冷媒ガス
は、四方弁4、接続配管20aを通り、室内熱交換器3
に送られる。この室内熱交換器3において、室内ファン
(図示せず)によって送風される室内の空気によって放
熱し、この室内の空気を温めて室内の暖房を行う。この
時、冷媒は室内熱交換器3の部に設け設けられた液溜
め1に流入され、部に設けられた液溜め1に送ら
れ、冷媒は熱を放熱して凝縮し、高圧の液冷媒になる。
この高圧の液冷媒は、接続配管20bを通り室外側に設
置されている膨張弁8に送られ、この膨張弁8によって
断熱膨張され、減圧されて室外熱交換器2に送られる。
この室外熱交換器2において、室外ファン(図示せず)
によって送風される室外の空気から吸熱して液冷媒は蒸
発し、ガス冷媒になって四方弁4を通り、吸込みパイプ
6から再び圧縮機1に吸込まれる。この時、冷媒は室外
熱交換器2の下部に設置された液溜め10から流入し、
上部に設けられた液溜め11から流出する。このよう
に、上部に設けられた液溜め11から流出するので、液
溜め部48に液冷媒が溜められ、室外熱交換器2で液冷
媒が蒸発しきれなかった場合でも、液冷媒がスクロール
圧縮機1に直接吸込まれることが少なくなる。以上、こ
の動作を連続して行うことにより室内の暖房運転を行う
ことができる。
【0037】一方、冷房運転時においては、四方弁4は
切り換えられ、冷凍サイクルの冷媒の流路は、破線で示
す矢印に従って流れるように切り換えられる。このと
き、スクロ−ル圧縮機1から吐き出された高圧高温の冷
媒ガスは、四方弁4、接続配管53を通り、室外熱交換
器2に送られる。この室外熱交換器2において、高圧高
温の冷媒ガスは、室外ファン(図示せず)によって送風
される室外の空気によって放熱して凝縮し、高圧の液冷
媒になる。この時、冷媒は室外熱交換器2の上部に設け
られた液溜め11に流入され、下部に設けられた液溜め
10に送られ、室外熱交換器2から流出される。この高
圧の液冷媒は、接続配管56、20bを通り室外側に設
置されている膨張弁8に送られ、この膨張弁8によって
断熱膨張され、減圧されて室内熱交換器3に送られる。
この室内熱交換器3において、室内ファン(図示せず)
によって送風される室内の空気から吸熱して液冷媒は蒸
発し、ガス冷媒になって四方弁4を通り、吸込みパイプ
6から再び圧縮機1に吸い込まれる。したがって、この
室内熱交換器3において、室内ファン(図示せず)によ
って送風される室内の空気によって吸熱し、この室内の
空気を冷却して室内の冷房を行う。この時、冷媒は室内
熱交換器3の下部に設置された液溜め16から流入し、
上部に設けられた液溜め17から流出する。このように
冷房運転時にも、室内熱交換器3の上部に設けられた液
溜め17から流出するので、液溜め部52でに液冷媒が
溜められ、室内熱交換器3で液冷媒が蒸発しきれなかっ
た場合でも、液冷媒がスクロ−ル圧縮機1に直接吸い込
まれることが少なくなる。以上、この動作を連続して行
うことにより室内の冷房運転を行うことができる。
【0038】次に、除霜運転時の動作を説明する。外気
温度が低い時、前述した暖房運転を行うと、室外熱交換
器2の表面に着霜が生じ、この着霜が進行すると暖房能
力が低下するため、この着霜が進行したと判断された
時、あるいは予め決められた一定時間毎に除霜運転を行
う。除霜運転時には、バイパス弁7を開放し、スクロ−
ル圧縮機1から吐き出された高温の冷媒ガスの一部をバ
イパス路23に導き、室外熱交換器2に高温の冷媒ガス
を送る。この高温の冷媒ガスは、室外熱交換器2におい
ては、熱交換器のフィン13を一時的に高温化し、熱交
換器の表面に付着した霜を溶かしながら冷媒は放熱して
凝縮する。この冷媒は、接続パイプ53、四方弁4、吸
込みパイプ6を通り、再び圧縮機1に吸い込まれる。こ
のように、構成しているため、除霜運転時にも室外熱交
換器2の上部に設けられた液溜め11から流出するの
で、液溜め部48に液冷媒が溜められ、室外熱交換器2
で液冷媒が蒸発しきれなかった場合でも、液冷媒がスク
ロ−ル圧縮機1に直接吸い込まれることが少なくなる。
【0039】次に、第一の実施例に係る空気調和機の動
作を、特にスクロ−ル圧縮機1への液冷媒の戻りに焦点
をあて説明する。前述した運転状態の中で、スクロ−ル
圧縮機1に、液冷媒が戻る可能性が特に大きいのは除霜
運転時であるが、室外熱交換器2内で凝縮した液冷媒
は、液溜り10、11に溜り、特に室外熱交換器2内の
上部に設けられた液溜り11では、上述したように気液
冷媒が分離され、ガスは、上部に設けた熱交換器出口1
5から流出し、液体は、一時液溜り部48に溜る。した
がって、スクロ−ル圧縮機1に吸い込まれる冷媒は、ガ
スの割合が多い、かわき度の大きい気液混相流となる。
又、液冷媒が戻る可能性が特に大きい除霜運転時でな
く、通常の暖房運転時、冷房運転時においても上述した
ように、同様にスクロ−ル圧縮機1に吸い込まれる冷媒
は、ガスの割合が多い、かわき度の大きい気液混相流と
なる。
【0040】以上述べたように、本実施例によれば、吸
込みパイプ6中に液冷媒が多量に含まれる可能性が高い
除霜運転時において、除霜中に凝縮した液冷媒は、一
時、室外熱交換器2の液溜め11の液溜め部48に貯溜
されるため、吸込みパイプ6を通り、スクロ−ル圧縮機
1に送られる冷媒は、ガスの割合が多くなり、かわき度
が大きい冷媒となる。したがって、スクロ−ル圧縮機1
に吸い込まれる冷媒中に、多量に液冷媒が含まれること
がないため、圧縮機構30内で液圧縮等の異常な高圧力
が発生することが少なくなる。
【0041】一方、冷房運転時においても、頻繁な断続
運転などでは、吸込みパイプ6中に液冷媒が増加する場
合が生じるが、この場合でも、室内熱交換器3には、液
溜め17には液溜め部52を備えているので、蒸発し切
れない液冷媒を一時貯溜し、圧縮機1には、吸込みパイ
プ6を通り、かわき度が大きい冷媒を戻すことができる
ため、圧縮機構部30内で、液圧縮等の異常な高圧力に
なることがない。
【0042】また、スクロ−ル圧縮機1を搭載した空気
調和機を低温の雰囲気中に長時間放置した場合、冷媒が
多量に潤滑油に溶け込んでスクロ−ル圧縮機1の密閉容
器33内の油面が上昇する。この時は、四方弁4を暖房
運転時の回路状態(流路の切り換え状態)にし、バイパ
ス弁7を開放するようにする。このようにすることによ
り、冷媒が多量に溶け込んだ潤滑油は、吐出し口9から
溢れだして、四方弁4、バイパス弁7を通り、室外熱交
換器2の入口14から、室外熱交換器2下部の液溜め1
0へ流れ込む。したがって、密閉容器33内の潤滑油
は、吐出し口9より上には溜らないため、油面は吐出し
口9より上には上昇しないので、圧縮機構部30の圧縮
室には液体で満たされない部分が残る。したがって、こ
の状態で始動することができるので、圧縮室は液圧縮状
態にはならず始動することができるため、高荷重による
軸受や圧縮要素が破損する恐れや、モータトルク不足に
より始動できなくなることが少なくなる。
【0043】なお、本実施例では、除霜運転時、スクロ
ール圧縮機1から吐出される高温高圧の冷媒ガスを、バ
イパス路23を介して室外熱交換器2へ送り除霜する場
合について説明したが、本発明の空気調和機は、このよ
うな除霜方法に限られるものではなく、例えば、除霜運
転時も暖房運転と同様の冷媒流路に切り換えることによ
って、冷媒を流しながら室内熱交換器3における熱交換
量を少なくし、室外熱交換器2へ高温高圧の冷媒ガス
送ることによる除霜方法によっても、室内側、室外側の
各熱交換器に備えた駅溜めによって一時液冷媒を溜める
ことができるため、スクロール圧縮機1へ、かわき度が
高い冷媒を戻ことができ、バイパス路23を介して室
外熱交換器2へ送り除霜する場合と同様の効果がある。
【0044】また、スクロ−ル圧縮機1は、一定の容積
比によって圧縮するため、旋回スクロ−ルと固定スクロ
−ルの半径方向接点がはずれる圧縮終了時点において、
圧縮室の容積は零にはならない。したがって、吸込み冷
媒に多少液冷媒が混入しても液圧縮等の異常な高圧力に
なりにくい利点がある。よって、このスクロ−ル圧縮機
を用いれば室外、室内熱交換器2、3の液溜め10、1
1、16、17の内容積を小さくすることができる。
【0045】以上、本実施例によれば、スクロ−ル圧縮
機に吸込まれる冷媒中に多量の液冷媒が含まれる可能性
がある場合においても、液冷媒を一時的に熱交換器に貯
溜するため、圧縮機に液冷媒が多量に戻ることはなく、
圧縮室に液圧縮等の異常な圧力が発生するようなことが
少なくできる。したがって、従来は、圧縮機に接続して
いたアキュムレ−タ、すなわち、冷凍サイクルからの液
冷媒を一時的に貯溜するためのアキュムレ−タを取り除
くことができる。
【0046】また、これまで、暖房運転時、冷房運転時
において、室外熱交換器2、室内熱交換器3をそれぞれ
蒸発器として用いた場合の効果を説明してきたが、これ
らを凝縮器として用いた場合について図6により説明す
る。図6は、冷房運転時における状態の一例を示す室外
熱交換器2の縦断面図である。熱負荷が小さく、冷媒循
環量が少ない場合などは、冷凍サイクル内の冷媒封入量
は理想的なサイクル封入量に対して過大となるが、この
場合は、過剰な冷媒を一時的に貯溜するレシ−バがある
ことが望ましい。このような場合でも、凝縮器となる室
外熱交換器2の液溜め10や流路12内に液冷媒を溜め
ることができるので、冷媒量の調節を行ない、適正な冷
媒量にて運転できる効果がある。
【0047】なお、第一の実施例では、室外熱交換器
2、室内熱交換器3を管状容器45、49によって構成
した液溜め11、17を備えた構造について説明した
が、本発明の効果は、この構造の熱交換器に限られるも
のではなく、例えばフィンチューブ構造の熱交換器であ
っても同様の効果が得られる。次に、フィンチューブ構
造の熱交換器を用いた場合である第二の実施例について
図7から図10により説明する。図7、図8は、それぞ
れフィンチュ−ブを用いた室内熱交換器3bの構造を示
す正面図及び横断面図であり、図9、図10は、同じく
フィンチューブを用いた室外熱交換器2bの斜視図及び
この室外熱交換器2bを組み込んだ空気調和機の室外機
の横断面図である。
【0048】図7に示すように、室内熱交換器3bは、
チューブ61にフィン60が取り付けられたフィンチュ
−ブを主たる構成要素としているが、本実施例では、前
記チューブ60の内径よりも大きい内径を有する液溜め
パイプ62、64を図8に示すように、上下に配置して
おり、これら液溜めパイプ62、64はそれぞれフィン
を兼ねたプレート63、65によってそれぞれ固定さ
れ、フィンチュ−ブと配管で接続され、それぞれ液溜め
58、59を形成している。又、液溜めパイプ62、6
4は、それぞれフィンチュ−ブの前後に直列になるよう
に接続されている。図7、図8に示す室内熱交換器3b
では、これら液溜めパイプ62、64を室内熱交換器3
bの後部に配置している場合を示しているが、室内熱交
換器3bの前部に設けてもよく、前後に配置してもよ
い。
【0049】図9、図10に示すように室外熱交換器2
bは、室内熱交換器3bと同様に、熱交換器のチューブ
68にフィン69が取り付けられたフィンチュ−ブを主
たる構成要素とし、前記チューブ68の内径よりも大き
い内径の液溜めパイプ70、72は、それぞれフィンを
兼ねたプレート71、73によって固定され、フィンチ
ュ−ブと配管で接続され、それぞれ液溜め66、67を
形成している。又、液溜めパイプ70、72は、それぞ
れフィンチュ−ブの前後に直列に接続されている。図
9、図10に示す室内熱交換器3bでは、これら液溜め
パイプ70、72を室内熱交換器3bの前部に配置して
いる場合を示しているが、室外熱交換器3bの前部に設
けてもよく、前後に配置してもよい。
【0050】本実施例の空気調和機の動作および効果
は、第一の実施例の空気調和機と同様であり、詳細な説
明の繰返しは省略する。図9において、スクロ−ル圧縮
機1へ戻る冷媒中に液冷媒が多量に含まれる可能性が高
い前述した除霜運転時には、高温高圧の冷媒を室外熱交
換器2bに流すことにより、室外熱交換器2bの表面に
付着した霜を溶かすことができ、その結果、冷媒が凝縮
して液化するが、その液冷媒は、室外熱交換器2bの出
口部に設けられている液溜め67に、一時的に溜められ
る。そのため、四方弁4、吸込みパイプ6を通り、圧縮
機1に吸い込まれる冷媒は、かわき度を大きく保つこと
ができる。したがって、スクロ−ル圧縮機1が、多量の
液冷媒を吸い込んで液圧縮等を生じることが少なくなる
効果がある。また、室外熱交換器2bの下部に設けられ
た液溜め66は、冷房運転時の冷媒量調節器として作用
すると共に、過冷却器として作用するため、冷凍機とし
ての効率が向上する効果がある。
【0051】一方、冷房運転における頻繁な断続運転な
ど、吸込みパイプ6中に液冷媒が増加する可能性がある
場合でも、室内熱交換器3bの出口に備えた液溜め58
において、蒸発し切れない液冷媒を一時貯溜することが
できる。したがって、スクロ−ル圧縮機1には、四方弁
4、吸込みパイプ6を通り、かわき度が大きい冷媒を戻
すことができ、圧縮機構部30内で、液圧縮等の異常な
高圧力になることが少ないという効果がある。
【0052】また、前述した実施例では、スクロール圧
縮機を用いた場合について説明したが、本発明の効果
は、スクロール圧縮機を用いた場合のみに限り得られる
ものではなく、レシプロ圧縮機やロータリ圧縮機等を用
いた場合でも同様の効果が得られ、特に、冷媒ガスを直
接圧縮室に吸い込む形式の圧縮機において効果が大き
い。 次に、第三の実施例を図11から図12によって
説明する。図1から図3と同符号を付した部品は、同一
部品を示し、同様の動作を行う。
【0053】図11、図12は、図1に示した空気調和
機と同様のもので、冷凍サイクルに接続した室外熱交換
器2cの一部分を示す縦断面図および斜視図である。本
実施例においては、液溜め11は、管状容器45と、管
状容器45に差し込んでロ−付けあるいは溶接などによ
り固定された流路12、管状容器45の両端を封止する
封止部材83a、83bにより形成され、管状容器45
の底部と、この容器に差し込まれ突出した流路12によ
って囲まれた液溜り部48が形成される。そして、液溜
め11には、管状容器45の上側面に接続パイプ53が
取り付けられ、室外熱交換器2cの暖房時に冷媒の出口
15となる付近には分離板46が設けられており、液溜
り部48と接続パイプ53とを連通する油戻し管47が
設けられている。
【0054】次に、本実施例の動作について説明する。
図1により説明した第一の実施例と同様に、スクロ−ル
圧縮機1に液冷媒が戻る可能性が大きい除霜運転時に
は、室外熱交換器2c内で凝縮した液冷媒は、液溜り1
0、11に溜るが、上部の液溜り11では気液が分離さ
れ、ガスは、上部に設けた室外熱交換器2cの出口15
から流出し、液冷媒は、液溜り部48に溜る。本実施例
では、分離板46を設けているので、分離板46によっ
て、流路12から室外熱交換器2cの出口15へ直接液
体が流出するのを防いでいる。また、通常の暖房運転時
においては、液溜り部48には、冷凍サイクルを冷媒と
共に循環する潤滑油が分離され、取り残されて溜るが、
この液溜り部48に溜った油は、油戻し管47を通し、
吸込みパイプ6に連通する接続パイプ53を流れる冷媒
ガスによって、吸い上げられ、圧縮機1に戻すことがで
きる。
【0055】以上、本実施例によれば、室外熱交換器2
cにおける気液分離効果が大きくできるため、スクロ−
ル圧縮機1に吸い込まれる冷媒のかわき度を大きくでき
る効果がある。さらに、液溜り部48に残った油を油戻
し管47によって接続パイプ53から吸込みパイプ6に
戻すことができるため、熱交換器等冷凍サイクル内に滞
留する潤滑油が少なくなり、スクロ−ル圧縮機1内の潤
滑油が不足することが少なくなる効果がある。
【0056】次に、第四の実施例を図13よって説明す
る。図1と同符号を付した部品は図1と同一部品を表
し、同様の動作を行う。図13は、第四の実施例におけ
る空気調和機の冷凍サイクル構成図である。
【0057】図13に示す実施例は、前述した実施例の
室外熱交換器および室内熱交換器では、液溜りおよび液
溜り部を室外熱交換器および室内熱交換器の上下方向に
設けた場合を示したが、本実施例においては、室外熱交
換器2dに備えた液溜り10d、11dを鉛直方向に配
置している。
【0058】液溜り11dは仕切り板35によって区切
りられ、接続配管53側には上部にガス流路36が設け
られた気液分離部34が形成され、下部には油連通路3
7が設けている。又、室内熱交換器3dには、鉛直方向
に配置された液溜り16d、17dが備えられており、
液溜り17dを仕切り板41によって区切り、上部にガ
ス流路42を設けることによって構成した気液分離器4
2が形成されており、下部に油連通路43を設けてい
る。
【0059】このように構成した冷凍サイクルの動作を
説明する。第一の実施例と同様に、除霜運転時等におい
て、室外熱交換器2dに除霜によって凝縮した液冷媒が
溜る場合、気液分離器34によって液冷媒が分離され、
液の割合が少ない冷媒が四方弁4、吸込みパイプ6を通
りスクロ−ル圧縮機1に吸い込まれる。したがって、ス
クロ−ル圧縮機1の圧縮要素30において液圧縮等の異
常な高圧が発生することは少ない。同様に、冷房運転時
においても、室内熱交換器3に設けた気液分離器40に
よって、液冷媒が分離され、液の割合が少ない冷媒がス
クロ−ル圧縮機1に吸い込まれるため、液圧縮等が発生
することが少なくなる。また、気液分離器34、40に
は、それぞれ下部に油連通路37、43を備えており、
熱交換器に溜った油を接続パイプ53、54へ戻すこと
ができる。
【0060】また、低外気温度中に長時間停止した場合
において、冷媒がスクロ−ル圧縮機1内の潤滑油中に溶
け込み、スクロ−ル圧縮機1内の油面が上昇するが、前
述した第一の実施例と同様に、吐出しパイプ5から油が
溢れ、バイパス路23を通り、室外熱交換器2dの液溜
り10d、11dに溜るため、圧縮要素30の圧縮室内
にはガスの部分が残り、液圧縮の状態にはならないので
始動することができる。
【0061】以上、本実施例によれば、吸込み冷媒中に
多量の液冷媒が含まれる可能性がある場合においても、
液冷媒を一時的に熱交換器に貯溜するため、圧縮機に液
冷媒が多量に戻ることはなく、圧縮室に液圧縮等の異常
な圧力が発生するようなことがない。したがって、熱交
換器と圧縮機との間に接続する液冷媒を一時的に貯溜す
るアキュムレ−タを取り除くことができる効果がある。
【0062】また、長時間低温状態で放置した後始動し
ても、圧縮機吐出し口9から冷媒が溶けた冷凍機油が、
四方弁4、バイパス弁7を通り、室外熱交換器2dの液
溜め10d等に流れ込む。したがって、スクロ−ル圧縮
機1の圧縮機構部30内の圧縮室にはガスの部分が残る
ため、モータトルク不足なく始動できる効果がある。
【0063】次に、本発明の第五の実施例を図14より
説明する。前述の第四の実施例として説明した図13と
同符号を付した部品は同一部品を表し、同様に動作す
る。図14は、室外熱交換器2eの一部分を示す縦断面
図である。図14において、11eは、室外熱交換器2
eの暖房運転時に冷媒出口となる部分に液溜りを鉛直方
向に配置している。上部にガス流路36を有し下部に油
連通路37を有する仕切り板35によって気液分離器3
4が構成され、その気液分離器34内をさらに区切るよ
うにフィルタ39が設けられている。
【0064】本実施例のように、熱交換器内の空間を利
用してフィルタ39を設けることにより、冷凍サイクル
にフィルタを接続する必要がない。したがって、内部に
フィルタを設け、フィルタを兼ねた従来のアキュムレ−
タを除去できる効果がある。また、室内熱交換器3内に
フィルタを備えることにより、冷房運転時においてもゴ
ミの除去ができ、さらに効果がある。
【0065】次に、第六の実施例を図15から図18に
よって説明する。図15から図18において、図1から
図3と同符号を付した部品は同一部品を表し、同様の動
作を行う。
【0066】図15は、第六の実施例の空気調和機の冷
凍サイクルの構成図、図16は、室外機の斜視図、図1
7、図18は、室外機の横断面図および縦断面図であ
る。図15ないし図18においては、シャフトを横に配
置したいわゆる横形圧縮機1bを搭載した場合を例にと
り説明する。横形圧縮機1bと四方弁4との間にはパイ
プ状に成形したフィルタケース18が設けられ、そのフ
ィルタケース18内は二重管状に構成したメッシュ19
が設けられている。図17に示すように、室外機22内
には室外ファン21が設けられ、その下部には、圧縮機
1bを搭載するとともにその空間を圧縮機1bの騒音を
防音するための防音カバー77が設けられている。又、
図18に示すように、防音カバー77の横には、圧縮機
等の運転を制御する電気回路を収納した制御ボックス7
8が設けられている。
【0067】図15、図16に示すように、圧縮機1b
には、吐出し口9がチャンバ33の上部であって、圧縮
機構部30の圧縮室76内壁上端よりは低い位置に設け
られている。また、第一の実施例と同様に、吐出し口9
に接続パイプを介して接続される四方弁4、バイパス弁
7、室外熱交換器2の入口14は、それぞれ吐出し口9
より高くならないように配置されている。また、内側に
2重管状にメッシュ19を配し管状に成形した前述のフ
ィルタケース18は、その長手方向を圧縮機1bの軸と
並行に配置され、コーナ部のスペースを有効に利用して
いる。
【0068】本実施例において、第一の実施例と同様
に、除霜運転時のように液冷媒が戻りやすい場合におい
ても、除霜によって、凝縮した液冷媒を室外熱交換器2
fの液溜り11fに一時的に貯溜し、圧縮機1bに吸い
込む冷媒のかわき度を大きくするため、液圧縮等の異常
な圧力上昇は生じることが少なくなる。また、長時間低
雰囲気状態に放置した後始動しても、圧縮機吐出し口9
から冷媒が溶けた潤滑油が溢れ出し、四方弁4、バイパ
ス弁7を通り、室外熱交換器2fに流れ込んで液溜り1
0に溜るため、圧縮機1bの圧縮機構部30内の圧縮室
76にはガスの部分が残り、モータトルク不足なく始動
でき、また液圧縮による、軸受や圧縮機要素の損傷など
が生じることが少なくなる効果がある。
【0069】したがって、本実施例によれば、従来は熱
交換器と圧縮機との間に設置していたアキュムレ−タを
なくすことができる効果がある。次に、前記アキュムレ
ータをなくしたことによる効果を述べる。図17および
図18に、圧縮機1bおよび圧縮機防音カバー77の寸
法を、圧縮機1bの外径をd、その長さをL、圧縮機防
音カバー77の内法寸法をそれぞれA、B、Hとして表
した。本実施例の圧縮機1bにはアキュムレ−タを設け
る必要がないため、図17に示した防音カバー77の横
断面積A×Bを、圧縮機1bの断面積の3倍以下にする
ことができる。また、図18に示した長さをかけあわ
せ、それぞれの容積を比較した場合、防音カバー77の
容積を圧縮機1b本体の4倍以下の容積でも圧縮機1b
を搭載できる。したがって、空気調和機の室外機22の
容積に対する圧縮機1bの搭載スペースを小さくするこ
とができ、したがって、空気調和機をコンパクトにする
ことができる効果がある。
【0070】次に、第七の実施例を図19を用いて説明
する。図19は、空気調和機の冷凍サイクルの構成図で
ある。図19において、図15と同符号を付した部品は
図15と同一部品を表し、同様に動作する。本実施例に
おいては、暖房運転時、図19に示すように、圧縮機1
bの吐出しパイプ5と室外熱交換器2の入り口14とを
接続するバイパス路23bがバイパス弁7を介して設け
られており、四方弁4および室内熱交換器3をバイパス
するようになっている。
【0071】本実施例において、圧縮機1bを搭載した
空気調和機を低温雰囲気中に長時間放置した場合、冷媒
が多量に潤滑油に溶け込んで圧縮機チャンバ33内の油
面が上昇するが、バイパス弁7を開放し、潤滑油は吐出
し口9から溢れだして、バイパス路23b、バイパス弁
7を通り、室外熱交換器2の入口14へ流れ込むため、
チャンバ33内では油面は、吐出し口9より上には上昇
しないため、圧縮機構部30の圧縮室76内には液体で
満たされない部分が残る。したがって、この状態で始動
するので、圧縮室76は液圧縮状態にはならず、高荷重
による軸受や圧縮要素が破損する恐れや、モータトルク
不足により始動できなくなることが少なくなる。本実施
例によれば、吐出し口9と室外熱交換器2の下部の液溜
り10とを接続しているため、圧縮機1bの吐出し口9
より低い位置に四方弁4を配置する必要が無く、この四
方弁4を配置するスペースを確保できる効果がある。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、圧縮機の信頼性を向上
させた空気調和機を提供できる。
【0073】
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例に係る空気調和機の冷凍サイクル
の構成図である。
【図2】第一の実施例に係る室外熱交換器の一部分を示
す縦断面図である。
【図3】第一の実施例に係る室外熱交換器の一部分を示
す斜視図である。
【図4】第一の実施例に係る室内熱交換器の一部分を示
す縦断面図である。
【図5】第一の実施例に係る室内熱交換器の一部分を示
す斜視図である。
【図6】第一の実施例に係る室外熱交換器の一部分を示
す縦断面図である。
【図7】第二の実施例に係る室内熱交換器の正面図であ
る。
【図8】第二の実施例に係る室内熱交換器の横断面図で
ある。
【図9】第二の実施例に係る室外熱交換器の斜視図であ
る。
【図10】第二の実施例に係る空気調和機の室外機の横
断面図である。
【図11】第三の実施例に係る室外熱交換器の一部分を
示す縦断面図である。
【図12】第三の実施例に係る室外熱交換器の一部分を
示す斜視図である。
【図13】第四の実施例に係る空気調和機の冷凍サイク
ルの構成図である。
【図14】第五の実施例に係る室外熱交換器の縦断面図
である。
【図15】第六の実施例に係る空気調和機の冷凍サイク
ルの構成図である。
【図16】第六の実施例に係る室外機の斜視図である。
【図17】第六の実施例に係る室外機の横断面図であ
る。
【図18】第六の実施例に係る室外機の縦断面図であ
る。
【図19】第七の実施例に係る空気調和機の冷凍サイク
ルの構成図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、1b…横形圧縮機、2、2b〜2f…室外
熱交換器、3、3b〜3f…室内熱交換器、4…四方
弁、5…吐出しパイプ、6…吸込みパイプ、7…バイパ
ス弁、8…膨張弁、9…吐出し口、10、10b〜10
f、11、11b〜11f…液溜め、12…流路、13
…フィン、14…室外熱交換器入口、15…室外熱交換
器出口、16、16b〜16f、17、17b〜17f
…液溜め、18…フィルタケース、19…管状メッシ
ュ、20a、20b…接続配管、21…室外ファン、2
2…室外機、23、23b…バイパス路、30…圧縮機
構部、31…電動機、33…圧縮機チャンバ、34…気
液分離器、35…仕切り板、36…ガス流路、37…油
連通路、39…フィルタ、38…室外熱交換器出口、4
0…気液分離器、41…仕切り板、42…ガス流路、4
3…油連通路、44…室内熱交換器出口、45…管状容
器、46…分離板、47…油戻し管、48…液溜り部、
49…管状容器、50…流路、51…フィン、52…液
溜り部、53、54…接続パイプ、55…管状容器、5
6…接続パイプ、58、59…液溜り、60…フィン、
61…チューブ、62、64…液溜めパイプ、63、6
5…プレート、66、67…液溜め、68…チューブ、
69…フィン、70、72…液溜めパイプ、71、73
…プレート、74…室外ファン、75…室外機、76…
圧縮室、77…圧縮機防音カバー、78…制御ボック
ス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 正昭 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (56)参考文献 特開 昭52−140043(JP,A) 特開 平3−181760(JP,A) 特開 昭55−99563(JP,A) 実開 昭59−189065(JP,U) 実開 昭53−84165(JP,U) 実開 昭62−45646(JP,U) 実開 昭64−19873(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 39/00 F25B 1/00 F25B 13/00 F25B 39/02 F25B 43/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機からの配管によって接続された四方
    弁と、この四方弁からの配管によって接続された室外熱
    交換器と、この室外熱交換器からの配管によって接続さ
    れた膨張弁と、この膨張弁からの配管によって接続され
    た室内熱交換器と、この室内熱交換器からの配管によっ
    て前記四方弁が接続された冷凍サイクルを備えた空気調
    和機において、前記圧縮機と前記室外熱交換器とを接続
    する第1の配管に設けられたバイパス弁と、前記室外熱
    交換器の冷媒出口側に設けられた冷媒溜め部と、この冷
    媒溜め部と前記四方弁を接続する第2の配管とを設け、
    前記冷媒溜め部内の冷媒出口部に設けられた板と、前記
    冷媒溜め部の下部と前記第2の配管とを接続する第3の
    配管を設けた空気調和機。
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