JP3087324U

JP3087324U - 排水孔付きボールとザルのセット

Info

Publication number: JP3087324U
Application number: JP2002000809U
Authority: JP
Inventors: まち子茨木
Original assignee: まち子茨木
Priority date: 2002-01-16
Filing date: 2002-01-16
Publication date: 2002-08-02
Anticipated expiration: 2008-01-16

Abstract

(57)【要約】【課題】お米の洗浄に手間と時間がかからないようにす
る。お米のとぎ水の切れをよくし、とぎ水を流すときに
お米が一緒に流れ出ないようにする。冷え性の人や、主
婦病などのアレルギー体質の人にとって、長くて辛い水
仕事にならないようにする。【解決手段】側壁上部に排水孔１ａを設けたボール１
と、このボールに丁度はまるザル２とよりなるボールと
ザルのセットを使用する。流水状態のまま、洗浄と排水
を同時進行とし、取っ手２ａでザル２を持ち上げ、同時
にボール１の汚水を開け流すことにより、手間と時間を
省く。ボール１に開けた排水孔１ａより排水すること
で、中身が上縁より溢れ流れるのを防止し、ザルの取っ
手を動かし、攪拌洗浄をする事により、手指を水に浸け
る辛い水仕事を短縮する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、排水孔を設けたボールとこのボールに丁度はまるザルのセットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のボールは、例えば、お米を洗うのに使用し、ザルは、洗った物を受けて、その水切りをするのに使用している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、ボールでお米を洗った時は、とぎ水の切れがわるく手間と時間がかかった。ザルだけでお米を洗うと洗浄水が流出してしまうため、洗浄程度が不明であり、洗浄水の無駄も生じる。ボールとザルを重ねて洗った場合は、洗浄水が上から溢れ出る時、お米も一緒に流れ出る。このためお米の洗浄に時間がかかる。また、冷え性の者や、主婦病などのアレルギー体質者にとっては、長い水仕事となり辛い。本考案は、上記問題を解決することを目的とする。

【０００４】

【考案を解決するための手段】

本考案の排水孔付きボールとザルのセットは、ボールの流し口の反対側の側壁上部に排水孔を設け、このボールに丁度はまるザルとにより構成したものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１は、実施例のボールとザルのセットを示す。１はボールで内径２２５ｍｍ、２はザルで、内径２１５ｍｍである。１ａは、ボール１の流し口１ｃの反対側の側壁上部に設けた排水孔である。この排水孔１ａは、ボール１の上縁より約３ｍｍ下側に設けた縦２５ｍｍ、横４０ｍｍの楕円形の孔である。ザル２は、ボール１の内側にはまる大きさで、底の高台２ｂの高さは７ｍｍ、上縁は、ボール１の上縁に重なるようにやや高く、縁もわずかに広くしてある。なお、１ｂ、２ａは取っ手である。図２は、図１の要部拡大図である。以上の排水孔付きボールとザルのセットを使用して洗う場合は、次の要領で行う。

【第１の方法】（１）先ずボール１の中に、ザル２を重ねて入れる。（２）お米３合をザル２の中に入れる。（３）水を流したままの状態で、手でお米をとぐ。（４）水を流したままの状態で排水孔１ａより洗浄水が溢れてきたら、ザル２を片手でボール１の真上に上げ、他方の手でボール１の汚れ水を空け流す。（５）手で軽く攪拌しながら洗浄水がきれいになるまで（４）を繰り返す。

【第２の方法】（１）先ずボール１の中に、ザル２を重ねて入れる。（２）お米３合をザル２の中に入れる。（３）水を流したままの状態で、手でお米をとぐ。（４）水を流したままの状態で、排水孔１ａより洗浄水が溢れてきたら、ザル２を片手でボール１の真上に上げ、他方の手でボールの汚れ水を空け流す。（５）水を流したままの状態で、片手でザル２の取っ手２ａを左右に、攪拌する程度に動かす。（６）水を流したままの状態で、洗浄水がきれいになるまで（５）を繰り返す。表１は、ボール１とザル２とにより白米３合を洗米し、洗浄水がほぼ透明になるまでの洗浄方法を、実施例の第１の方法及び第２の方法と従来の方法とを比較したものである。

【表１】

【考案の効果】

本考案によれば次の効果が得られる。（１）洗浄時間や手間が省けると同時に、水の節約もできる。（２）手の不自由なときや冷え性で辛いときでも、ザルの取っ手を動かすだけで充分洗うことが出来る。（３）お米などが上から溢れ出る心配がなく、従来のボール機能を損なうこともない。従ってボールとザルをセットにして使用する用途が広がった。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の排水孔付きボールとザルのセットを示
す斜視図である。

【図２】図１の要部拡大図である。

【符号の説明】

１ボール１ａ排水孔１ｂ取っ手１ｃ流し口２ザル２ａ取っ手２ｂ高台

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】流し口の反対側の側壁上部に排水孔を設
けたボールと、このボールに丁度はまるザルとよりなる
ボールとザルのセット。