JPH0660669U - 排水管を有する排水口の蓋

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(57)【要約】【目的】流しで洗い物をする場合、蛇口より注水し続け
ても、流しより水を溢れさせることなく、すすぎ洗いが
出来る排水口の蓋を供給することを目的とする。【構成】蓋１に配水管２を設けたことを特徴とする。

【考案の詳細な説明】この考案は、食器等を洗う流しの排水口の蓋に関するものである。

従来の流しの排水口の蓋は、単に水を閉止するためのものであり、次のような欠点があった。

食器等を洗剤で洗った後にすすぎをする場合、流水中に浸しておいた方が洗剤分が流れ落ちて、すすぎが容易になる。

しかし、従来の蓋を流しの排水口に取付て、蛇口より注水していると、すぐに流しより水が溢れてしまうし、蓋を取外すと、水は全て排水口へ流れ出出てしまう。

それ故、食器を水に浸した状態ですすざ洗いが出来なかった。

本考案は、この欠点を除くためになされたものである。

これを図面で説明すると、蓋１に排水管２を設けたものである。

これを流しの排水口に取付る。

蛇口より注水を続けても、水は排水管の先端より排水口へと流れてゆくので、流しより水があふれることなく、食器を水中に浸した状態ですすぎ洗いが出来るようになる。

食器の洗剤分は自然に水中に熔けてゆくので、すすぎに要する時間を短縮でき、その分、節水が可能になる。

冬期であれば、温水を使用することも多く、ガスや電気等のエネルギーを節約できる。

水の吸込口が常に水面にあるので、水と一緒に水面の泡を吸込むため、泡切れが早くなる。

すすぎが終っても、流しに水が残っているので、雑巾等の汚れ物を洗うことができる等の効果があるなお、この排水管２を、スライド式の多重管や、伸縮式の蛇腹管にしてもよい。こうすると、吸込口の高さを変えることができ、水深を任意に調整できるようになる。

また、この排水管２を、フレキシブルホース（自由に曲げることができ、その形状を保持できる可曲管）や、先端に固定用の吸盤を取り付けた、柔軟性のあるホースにしてもよい。こうすると、水深を調整することができると同時に、すすぎの邪魔にならない位置に排水管の先端を移動させることができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の使用中の側面図

【図３】排水管２をスライド式の多重管にした場合の
斜視図

【図４】排水管２を伸縮式の蛇腹管にした場合の斜視
図

【図５】排水管２をフレキシブルホースにした場合の
斜視図

【図６】排水管２を柔軟性のホースにし、先端に吸盤
を取り付けた場合の斜視図

【符号の説明】

１は蓋２は配水管

【実用新案登録請求の範囲】