JP2568052Y2 - 流し台、洗面台等のオーバーフロー部の構造 - Google Patents

流し台、洗面台等のオーバーフロー部の構造

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JP2568052Y2
JP2568052Y2 JP1990102820U JP10282090U JP2568052Y2 JP 2568052 Y2 JP2568052 Y2 JP 2568052Y2 JP 1990102820 U JP1990102820 U JP 1990102820U JP 10282090 U JP10282090 U JP 10282090U JP 2568052 Y2 JP2568052 Y2 JP 2568052Y2
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JP
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water
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overflow
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water storage
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義彦 山口
智之 佐野
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Takara Standard Co Ltd
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Takara Standard Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本考案は、キッチン、化粧室その他で使用される流し
台、洗面台等のオーバーフロー部の構造に関するもので
ある。
＜従来の技術＞ 従来の流し台や、洗面台のオーバーフロー部の構造
は、第４図、第５図に示すように貯水ボール２の側部上
縁寄りに溢水口３を開口形成し、該溢水口３の外側にパ
ッキング５を介して該溢水口３の口径に見合った断面積
の溢水管7aをフランジ部６により接続すると共に、該溢
水管7aの下端を、前記貯水ボール２の底部偏寄り位置に
設けた該ボール２の排水管12における分岐管11に、該ボ
ール底面の形状に沿った大きな曲げを有する連結管10a
を介して接続する。
＜考案が解決しようとする課題＞ しかし、上記従来零における貯水ボールの溢水口は、
排水効果を高める目的で大きい口径で設けられており、
その結果排水効果は良いが外観が悪く、又小さい口径の
溢水口とすれば外観は改善されるが排水効率が悪く、蛇
口からの吐水量が多いと貯水ボールの上縁から溢水する
欠点があった。
又、シャワータイプの水栓を使用した場合や、シャン
プー水などを流す場合には溢水効率が悪く、貯水ボール
の上縁から溢れることがあった。
又、使用者の不手際で溢水口が塞がった場合、その原
因を摘除したとしても流速が速くなり定常流となるまで
に時間を要するので、貯水ボール上縁からの溢水を防止
するには、別途に過剰分を汲み取って投棄しなければな
らないなどの面倒があった。
＜課題を解決する為の手段＞ 貯水ボールの上縁寄りに溢水口を形成すると共に、該
貯水ボールの外側に溢水口より内部横断面方向の通水面
積が大きく、しかも該溢水口より小径に一旦絞られた
後、下方で拡大した形状の流出口を有する水室を連設
し、該流出口を一旦略垂直に下行させ、その後略水平に
横行せしめた連結管にて排水管へ適宜接続してなる。
＜作用＞ 貯水ボールの溢水口より溢水した水は、水室内の流出
口が小さいので先ず水室内を満たし乍ら流出口を経て下
部の垂直になった連結管に吸い取られるように急速に流
出することによりオーバーフローした水を溢水口から速
やかに放水する。
＜実施例＞ 以下本考案について図面に示す実施例により詳細に説
明すると、第１図に示すように洗面台１の上面に取付け
た貯水ボール２の上縁寄り側面に溢水口３を開口形成
し、更に第２図に示すように該貯水ボール２の外側部に
該溢水口３と上部一側において通じ、且つ下部に該溢水
口３より小径の流出口８を穿設した水室７を取付け、該
水室７の下方に延びる延長管９の下端部と、前記貯水ボ
ール２の底部偏寄り位置に取付けた排水管12の分岐管11
との間を垂直及び水平に略直角に曲げた連結管10により
接続してなり、又、第３図に示すように水室７の下部に
延長管を設けないで水室７の下端と排水管12とを直接、
連結管10にて接続するようにしても良い。
以上上記構成の動作について説明すると、貯水の増加
量が少ない間は、貯水ボール２内に貯溜した水が溢水口
３の部分からオーバーフローして、通常の排水と特に変
わらないが、貯水増加量が多い時は、オーバーフローに
よる水で水室７が充満して、該水室７内の通水面積より
狭く狭窄された流出口８の部分で流れがベンチュリー管
の作用によって増速され、且つ垂直な連結管10内を流れ
る水量は重力によって増加し、曲がり部分と横行部分の
抵抗により流速が多少減少することがあっても排水管12
に向かって速やかに流出し、該排水管12を経て排出され
る。
＜考案の効果＞ 本考案は、上述のように構成されているので給水蛇口
から貯水ボール内への吐出水量が多く、溢水口を上回る
ような場合でも流出口の口径が絞られている為に流水速
度が速くなり、垂直な連結管により排水量が多くなって
貯水ボール内の水面の上昇を防止し該ボール上縁からの
溢水をなくする。
又、溢水口が異物で塞がった場合でも原因物を除去す
れば排水速度が定常状態へ早期に回復し、しかも排水量
が安定している。
更には、小さい溢水口であり乍ら充分な排水量を得る
ことができ、外観が良くなるなど多くの優れた効果を有
する実用価値の高い考案である。
【図面の簡単な説明】
第１図乃至第３図は本考案実施例を示す。 第１図は、洗面化粧台の斜視図、 第２図は、要部縦断側面図、 第３図は、他の実施例の部分拡大側面図、 第４図乃至第５図は従来例を示す。 第４図は、貯水ボールの縦断側面図、 第５図は、同上部分拡大断面図である。 １……貯水ボール、３……溢水口、７……水室、８……
流出口、10……連結管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】貯水ボール（２）の上縁寄り位置に溢水口
    （３）を開口形成すると共に、該貯水ボールの外側に、
    この溢水口と上部一側において通じるように水室（７）
    を連設し、この水室は、溢水口より横断面方向の通水面
    積が大きく、かつその下部には、溢水口の口径より絞っ
    た流出口（８）が設けられたものであり、該流出口は、
    ほぼ垂直に下行し、かつその口径が一度絞られた後、下
    方で拡大していることを特徴とする流し台、洗面台等の
    オーバーフロー部の構造。
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