JP3087002U - 按摩ロール装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 体積が小さく、構造が簡単であり、行程範囲
を拡大できる按摩ロール装置を提供する。 【解決手段】 一節の所定の長さの第１硬質筒体１１を
備え、第１硬質筒体１１の外表面に一節の発泡材質の第
１軟質筒体１２がスリーブされ、外軟内硬の第１ロール
構造が形成されている。第１軟質筒体１２の外面は一回
り大きい第２ロール構造の第２硬質筒体１１’の内径に
スリーブされ、より太い第３ロール構造１０”が形成さ
れている。第１軟質筒体１２および第２ロール構造の第
２軟質筒体は、発泡材質で形成されている。したがっ
て、按摩ロール装置は、体積が小さく、携帯が容易であ
る。また、按摩ロール装置は、容易な操作により上半身
又は下肢の按摩に使用できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、按摩ロール装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、按摩器具は、体積が大きい按摩椅子に設置され、人体の休憩とともに 按摩が行われる。しかしながら、前述の按摩椅子は、大きい体積と複雑な機構設 計により価格が高く、市場での受け入れ度が低く、使用は裕福な人に限られ、普 及し難い。また、按摩椅子の操作は、人体が配置され、ボタンが押されると、被 動的に按摩椅子内部の機構により人体に対する各種の按摩が行なわれ、快適に使 用される。しかしながら、身体の主動的ストレッチが欠け、按摩は機構の作動行 程範囲内の局部按摩であり、身体の様々な部位に達しないため、全体の按摩効果 は限定され、全身の血液循環の促進効果は少ない。 したがって、按摩椅子は大きい体積と複雑な構造により高価であり、按摩は機 構の動作行程範囲内の局部按摩のみである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案の目的は、体積が小さく、構造が簡単であり、行程範囲を拡大 できる按摩ロール装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の請求項記載の按摩ロール装置によると、一節の所定の長さの第１硬質 筒体を備え、第１硬質筒体の外表面に一節の発泡材質の第１軟質筒体がスリーブ され、外軟内硬の第１ロール構造が形成されている。第１軟質筒体の外面は１号 大きい第２ロール構造の第２硬質筒体の内径にスリーブされ、より太い第３ロー ル構造が形成されている。第２ロール構造の第２軟質筒体の外表面には、凸粒構 造が凸設分布されている。第１軟質筒体および第２ロール構造の第２軟質筒体は 、発泡材質で形成されている。したがって、按摩ロール装置は、体積が小さく、 スペースを占めず、携帯が容易である。また、按摩ロール装置は、容易な操作に より上半身又は下肢の按摩に使用できる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図１および図２に示すように、本考案の一実施例による按摩ロール装置による と、一節の所定の長さの硬質筒体１１を有し、硬質筒体１１の外表面に一節の軟 質筒体１２がスリーブされ、外軟内硬のロール構造１０が形成されている。

【０００６】 図３に示すように、本考案の他の実施例による按摩ロール装置によると、硬質 筒体１１にスリーブされている軟質筒体１２の外表面は内径が一号大きいロール 構造１０′の硬質筒体１１′の内径にスリーブされ、図４に示すように、一節の より太いロール構造１０”が形成されている。

【０００７】 図５に示すように、平面上（硬質ベッド又は床上）に上半身が配置され、本考 案の一実施例により按摩が行われる。ロール構造１０は平面に配置され、背部を ロール構造１０に臥圧し、両脚を床に立て下肢を支え、上半身の重量により背部 がロール構造１０に押圧される。ロール構造１０は支えとして下肢両脚で往復回 転される。内部の硬質筒体１１により身体の下方向の重量は支えられる。外側の 軟質筒体１２と背部が接触するため、柔軟な触感が形成され、背部に過度な刺激 の疼痛感が発生することが防止される。ロール構造１０が回転されるとき、身体 の重量により背部に軟質筒体１２を介し柔軟性のロール按摩の効果が形成される 。このため、下肢の往復推動に対応する身体の活動ストレッチ効果が得られ、血 液循環を促進できる按摩効果を有する。

【０００８】 図６に示すように、本考案の一実施例で頸部が按摩される。頸部の下にロール 構造１０が配置され、両脚を床に立て下肢を支え、上半身の重量により頸部がロ ール構造１０に押圧される。ロール構造１０は支えとして下肢両脚で往復回転さ れる。ロール構造１０が回転されるとき、身体の重量により軟質筒体１２を介し 頸部に柔軟性のロール按摩の効果が形成され、身体の活動ストレッチに対応する 血液循環を促進する按摩効果を有する。

【０００９】 図７に示すように、本考案の一実施例で下肢が按摩される。腿部下肢がロール 構造１０に配置され、両手で下方向に床を押し支え、下肢の重量でロール構造１ ０に押圧される。ロール構造１０は下肢を支え、両手で往復回転される。ロール 構造１０の回転による下肢の按摩、身体の活動ストレッチ及び血液循環の促進効 果が得られる。

【００１０】 図８に示すように、本考案の他の実施例による按摩ロール装置によると、より 太いロール構造で按摩が行われる。より太いロール構造１０”が設けられ、臥圧 の身体が支えられ、ロール按摩が行なわれる。ロール構造１０′の外表面により 太いロール構造１０”が設けられ、背部はより高い支えのロール按摩が行われる 。さらに、身体は高く配置されることができる。

【００１１】 図９に示すように、本考案の一実施例による按摩ロール装置によると、下肢の 按摩が行われる。うつ伏せ寝状態の下方に腿部下肢ロール構造１０が配置され、 両手で下方向に床を押し支え、下肢の重量でロール構造１０に押圧される。ロー ル構造１０は下肢を支え、両手で往復回転される。回転されるロール構造１０に より下肢の按摩、身体の活動ストレッチ及び血液循環の促進効果が得られる。

【００１２】 図１０に示すように、本考案の他の実施例による按摩ロール装置によると、凸 粒型の按摩装置である。大きな内径のロール構造１０”の軟質筒体１２′の外表 面に凸粒構造１２１′が凸設分布されている。このため、按摩が行われるとき、 局部点および加強按摩の効果が得られる。 軟質筒体２０（２０’）は、発泡材質で製造されている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による按摩ロール装置を示す
分解斜視図である。

【図２】本考案の一実施例による按摩ロール装置を示す
斜視図である。

【図３】本考案の他の実施例による按摩ロール装置を示
す分解斜視図である。

【図４】本考案の他の実施例による按摩ロール装置を示
す斜視図である。

【図５】本考案の一実施例による按摩ロール装置を示す
模式図である。

【図６】本考案の一実施例による按摩ロール装置を示す
模式図である。

【図７】本考案の一実施例による按摩ロール装置を示す
模式図である。

【図８】本考案の他の実施例による按摩ロール装置を示
す模式図である。

【図９】本考案の一実施例による按摩ロール装置を示す
模式図である。

【図１０】本考案の他の実施例による按摩ロール装置を
示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ ロール構造 １０′ より大きいロール構造 １０” より太いロール構造 １１ 硬質筒体 １１′ より大きい硬質筒体 １２ 軟質筒体 １２′ より大きい軟質筒体 １２１′ 凸粒構造

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の長さの第１硬質筒体を備え、前記
   第１硬質筒体の外表面に発泡材質の第１軟質筒体がスリ
   ーブされ、外軟内硬の第１ロール構造が形成されている
   ことを特徴とする按摩ロール装置。
2. 【請求項２】 前記第１軟質筒体の外面は、一回り大き
   い第２ロール構造の第２硬質筒体の内径にスリーブさ
   れ、より太い第３ロール構造が形成されていることを特
   徴とする請求項１記載の按摩ロール装置。
3. 【請求項３】 前記第２ロール構造の第２軟質筒体の外
   表面には、凸粒構造が凸設分布されていることを特徴と
   する請求項２記載の按摩ロール装置。
4. 【請求項４】 軟質筒体は、発泡材質で形成されている
   ことを特徴とする請求項１または２記載の按摩ロール装
   置。