JP3086911B2 - 床配線用配管材 - Google Patents
床配線用配管材Info
- Publication number
- JP3086911B2 JP3086911B2 JP02405394A JP40539490A JP3086911B2 JP 3086911 B2 JP3086911 B2 JP 3086911B2 JP 02405394 A JP02405394 A JP 02405394A JP 40539490 A JP40539490 A JP 40539490A JP 3086911 B2 JP3086911 B2 JP 3086911B2
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- JP
- Japan
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- main body
- piping material
- cable
- wiring
- floor wiring
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【０１００】
【産業上の利用分野】この発明は、建造物のスラブ内に
配管材を埋設して電線や信号線等のケーブルを配線する
床配線用配管材に関し、詳しくは、スラブ内に埋設され
た配管材の任意の位置からケーブルを引き出せるように
した床配線用配管材に関するものである。
配管材を埋設して電線や信号線等のケーブルを配線する
床配線用配管材に関し、詳しくは、スラブ内に埋設され
た配管材の任意の位置からケーブルを引き出せるように
した床配線用配管材に関するものである。
【０２００】
【従来の技術】従来、床配線には例えば図１３に示すよ
うな配管材２０が使用されている。この配管材２０は、
内部にケーブル等を配線するために本体２１が金属材料
により四角筒状に形成され、その本体２１の上面に雌ネ
ジ２２ａが形成された複数の配線取出口２２が所定間隔
おきに形成されており、その配線取出口２２にインサー
トスタット２３と呼ばれる配線口部材が取り付けられる
ようになっている。
うな配管材２０が使用されている。この配管材２０は、
内部にケーブル等を配線するために本体２１が金属材料
により四角筒状に形成され、その本体２１の上面に雌ネ
ジ２２ａが形成された複数の配線取出口２２が所定間隔
おきに形成されており、その配線取出口２２にインサー
トスタット２３と呼ばれる配線口部材が取り付けられる
ようになっている。
【０３００】そして、このような従来の配管材２０を使
用して電線や信号線等のケーブルＣを配線する場合に
は、図１４に示すように、ワイヤよりなる呼び線３０を
本体２１の端部に設けられたジャンクションボックス１
２の上面開口、又は前記インサートスタット２３の上面
開口から本体２１内に挿入して、他のジャンクションボ
ックス１２又はインサートスタット２３の上面開口から
引き出し、この呼び線３０の端部にケーブルＣを繋いだ
後、呼び線３０を引き戻すことにより、本体２１内にケ
ーブルＣを引き込んで配線するようにしていた。
用して電線や信号線等のケーブルＣを配線する場合に
は、図１４に示すように、ワイヤよりなる呼び線３０を
本体２１の端部に設けられたジャンクションボックス１
２の上面開口、又は前記インサートスタット２３の上面
開口から本体２１内に挿入して、他のジャンクションボ
ックス１２又はインサートスタット２３の上面開口から
引き出し、この呼び線３０の端部にケーブルＣを繋いだ
後、呼び線３０を引き戻すことにより、本体２１内にケ
ーブルＣを引き込んで配線するようにしていた。
【０４００】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の配管材を使用してケーブルを配線する場合に
は、配線取出口が予め定まった位置に形成されているの
で、ケーブルの取出位置が制限され、それによってＯＡ
機器等の室内への設置位置が制限されたり、又、床表で
別の配線を行わなければならなくなったり等、配線に不
便な面があった。
うな従来の配管材を使用してケーブルを配線する場合に
は、配線取出口が予め定まった位置に形成されているの
で、ケーブルの取出位置が制限され、それによってＯＡ
機器等の室内への設置位置が制限されたり、又、床表で
別の配線を行わなければならなくなったり等、配線に不
便な面があった。
【０５００】また、従来の配管材２０はインサートスタ
ット２３等の配線口部材を取り付けるため部品点数が多
くなり、また配線取出口２２には雌ネジ２２ａを形成す
る等、製造が面倒でコストが高くつくという問題があっ
た。
ット２３等の配線口部材を取り付けるため部品点数が多
くなり、また配線取出口２２には雌ネジ２２ａを形成す
る等、製造が面倒でコストが高くつくという問題があっ
た。
【０６００】この発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、配管材の任意の
位置に引出孔を設けて、ケーブルの取出位置を自由に設
定することができる床配線用配管材を提供することにあ
る。
ものであり、その目的とするところは、配管材の任意の
位置に引出孔を設けて、ケーブルの取出位置を自由に設
定することができる床配線用配管材を提供することにあ
る。
【０７００】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の床配線
用配管材は、内部にケーブルを挿通させる筒状に形成さ
れ、スラブ内に埋設される本体と、前記本体の下面中央
に長さ方向に連続して設けられ、電流を流すことによっ
て電磁界を発生し、埋設された前記本体に前記スラブの
上から穿孔具によって前記本体に穿設される前記ケーブ
ルの引出孔の穿設位置を検出せしめる導線とを備えたも
のである。
用配管材は、内部にケーブルを挿通させる筒状に形成さ
れ、スラブ内に埋設される本体と、前記本体の下面中央
に長さ方向に連続して設けられ、電流を流すことによっ
て電磁界を発生し、埋設された前記本体に前記スラブの
上から穿孔具によって前記本体に穿設される前記ケーブ
ルの引出孔の穿設位置を検出せしめる導線とを備えたも
のである。
【０８００】
【０９００】
【作用】上記のように構成された請求項１に記載の床配
線用配管材により、ＯＡ機器等の室内への設置位置に合
わせて、配管材の任意の位置に引出孔を設け、ケーブル
を引き出すことができる。
線用配管材により、ＯＡ機器等の室内への設置位置に合
わせて、配管材の任意の位置に引出孔を設け、ケーブル
を引き出すことができる。
【１０００】また、全体が筒状の簡単な構造であるので
容易に製造することができる。
容易に製造することができる。
【１１００】
【実施例】以下、請求項１に記載の発明を具体化した実
施例を図面に基づいて詳細に説明する。
施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【１２００】図９は配管材１の一実施例を示したもので
あり、この配管材１の本体２は断面が四角の筒状に形成
され、その本体２の一側面中央には長さ方向に連続して
導線３が一体に埋め込まれている。
あり、この配管材１の本体２は断面が四角の筒状に形成
され、その本体２の一側面中央には長さ方向に連続して
導線３が一体に埋め込まれている。
【１３００】このような配管材１の本体２は合成樹脂に
よって作製され、導線３に高周波電流を流すことによっ
て発生する電磁界の探知の妨げとならないようになって
いる。なお、合成樹脂製であるので配管材１の本体２へ
の穿孔具による孔開けを容易に行なうことができる。
よって作製され、導線３に高周波電流を流すことによっ
て発生する電磁界の探知の妨げとならないようになって
いる。なお、合成樹脂製であるので配管材１の本体２へ
の穿孔具による孔開けを容易に行なうことができる。
【１４００】導線３は配管材１の本体２と一体に成形さ
れて埋め込まれる場合の他、別体で後から本体２に取り
付けるようにしたものであってもよい。また導線３の取
付形態として、図１０に示すように端子が本体２の両端
に形成される場合や、図１１に示すように本体２の一端
に両端子が形成される場合であってもよい。かかる導線
３は穿孔具によって傷つけられないようにするため、配
管材１の本体２の外側に配置されているが、図１２に示
すように配管材１の本体２の内側に配置されていてもよ
い。また探知される位置がホルソー等の穿孔具により孔
開けする際のセンタードリルの当接位置となるように、
導線３は配管材１の本体２の外面中央に配置されてい
る。
れて埋め込まれる場合の他、別体で後から本体２に取り
付けるようにしたものであってもよい。また導線３の取
付形態として、図１０に示すように端子が本体２の両端
に形成される場合や、図１１に示すように本体２の一端
に両端子が形成される場合であってもよい。かかる導線
３は穿孔具によって傷つけられないようにするため、配
管材１の本体２の外側に配置されているが、図１２に示
すように配管材１の本体２の内側に配置されていてもよ
い。また探知される位置がホルソー等の穿孔具により孔
開けする際のセンタードリルの当接位置となるように、
導線３は配管材１の本体２の外面中央に配置されてい
る。
【１５００】配管材１の本体２の形状については、とく
に断面が四角には限定されず、円形等の他の断面形状で
あってもよく、また外形状が平滑な筒状に限らず、可撓
性を増すために外面に凹凸のある波付形状としてもよ
く、要するに内部に電線や信号線等のケーブルが挿通し
得るものであればよい。
に断面が四角には限定されず、円形等の他の断面形状で
あってもよく、また外形状が平滑な筒状に限らず、可撓
性を増すために外面に凹凸のある波付形状としてもよ
く、要するに内部に電線や信号線等のケーブルが挿通し
得るものであればよい。
【１６００】次に、このような配管材１を使用して床配
線する方法について説明する。
線する方法について説明する。
【１７００】まず、図１に示すように、床面１１上に調
節ボルト８及び支持金具９を介して本体２を所定の高さ
に調節して設置する。このとき、導線３を下側にして設
置する。次に、図２に示すように、床面１１にコンクリ
ートを打設してスラブ１０を形成し、配管材１を埋設す
る。
節ボルト８及び支持金具９を介して本体２を所定の高さ
に調節して設置する。このとき、導線３を下側にして設
置する。次に、図２に示すように、床面１１にコンクリ
ートを打設してスラブ１０を形成し、配管材１を埋設す
る。
【１８００】次に、スラブ１０内に埋め込まれた配管材
１に電線や信号線等のケーブルＣを配線する場合には、
図３に示すように、導線３に電流を流して電磁界を発生
させ、発生する電磁界を図４に示すように探知器４によ
り探知して、配管材１の中心位置をスラブ１０面上から
検出する。
１に電線や信号線等のケーブルＣを配線する場合には、
図３に示すように、導線３に電流を流して電磁界を発生
させ、発生する電磁界を図４に示すように探知器４によ
り探知して、配管材１の中心位置をスラブ１０面上から
検出する。
【１９００】次に、図５に示すように、ケーブルＣを引
き出す位置において、穿孔具であるホルソー５のセンタ
ードリル５ａを検出位置に合わせて孔開けし、図６に示
すように、スラブ１０面から本体２の上面にかけて引出
孔６を形成し、この引出孔６へは開口金具を固定する。
き出す位置において、穿孔具であるホルソー５のセンタ
ードリル５ａを検出位置に合わせて孔開けし、図６に示
すように、スラブ１０面から本体２の上面にかけて引出
孔６を形成し、この引出孔６へは開口金具を固定する。
【２０００】次に、図７に示すように、呼び線３０を引
出孔６から本体２内に挿入して本体２の端部に設けられ
たジャンクションボックス１２の上面開口、から引き出
し、この呼び線３０の端部にケーブルＣを繋いだ後、呼
び線３０を引き戻し、図８に示すように、引出孔６から
ケーブルＣを引き出すことにより、本体２内にケーブル
Ｃを引き込んで配線する。引き出したケーブルＣはコン
セント等に接続し、この状態でコンセント等を開口金具
７に取り付ける。
出孔６から本体２内に挿入して本体２の端部に設けられ
たジャンクションボックス１２の上面開口、から引き出
し、この呼び線３０の端部にケーブルＣを繋いだ後、呼
び線３０を引き戻し、図８に示すように、引出孔６から
ケーブルＣを引き出すことにより、本体２内にケーブル
Ｃを引き込んで配線する。引き出したケーブルＣはコン
セント等に接続し、この状態でコンセント等を開口金具
７に取り付ける。
【２１００】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
床配線用配管材によれば、配管材の任意の位置を引出孔
を設けて、ケーブルの取出位置を自由に設定することが
でき、したがってＯＡ機器等の室内への設置位置が制限
されたり、又、床表で別の配線を行わなければならなく
なったりする等の不便さがない。
床配線用配管材によれば、配管材の任意の位置を引出孔
を設けて、ケーブルの取出位置を自由に設定することが
でき、したがってＯＡ機器等の室内への設置位置が制限
されたり、又、床表で別の配線を行わなければならなく
なったりする等の不便さがない。
【２２００】また、簡単な構造であるので容易に製造す
ることができ、安価に供給することができる。
ることができ、安価に供給することができる。
【図１】請求項１記載の床配線用配管材を使用した作業
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図２】請求項１記載の床配線用配管材を使用した作業
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図３】請求項１記載の床配線用配管材を使用した作業
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図４】請求項１記載の床配線用配管材を使用した作業
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図５】請求項１記載の床配線用配管材を使用した作業
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図６】請求項１記載の床配線用配管材を使用した作業
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図７】請求項１記載の床配線用配管材を使用した作業
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図８】請求項１記載の床配線用配管材を使用した作業
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図９】請求項１記載の配管材の一実施例を示す斜視図
である。
である。
【図１０】図９に示す配管材の平面図である。
【図１１】配管材の他の実施例を示す平面図である。
【図１２】配管材のさらに別の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図１３】従来の配管材を示す斜視図である
【図１４】従来の配管材にケーブルを配線する作業状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
１ 配管材 ２ 本体 ３ 導線 ４ 探知器 ５ （穿孔具である）ホルソー ６ 引出孔 Ｃ ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02G 3/38 H02G 3/04
Claims (1)
- 【請求項１】内部にケーブルを挿通させる筒状に形成さ
れ、スラブ内に埋設される本体と、 前記本体の下面中央に長さ方向に連続して設けられ、電
流を流すことによって電磁界を発生し、埋設された前記
本体に前記スラブの上から穿孔具によって前記本体に穿
設される前記ケーブルの引出孔の穿設位置を検出せしめ
る導線とを備えたことを特徴とする床配線用配管材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02405394A JP3086911B2 (ja) | 1990-12-04 | 1990-12-04 | 床配線用配管材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02405394A JP3086911B2 (ja) | 1990-12-04 | 1990-12-04 | 床配線用配管材 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27408499A Division JP3151477B2 (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 床配線方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04210716A JPH04210716A (ja) | 1992-07-31 |
| JP3086911B2 true JP3086911B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=18514993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02405394A Expired - Fee Related JP3086911B2 (ja) | 1990-12-04 | 1990-12-04 | 床配線用配管材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3086911B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2645184B2 (ja) * | 1991-01-22 | 1997-08-25 | 株式会社フジタ | 床ダクトにおける配線の取出し方法 |
| CN116572381B (zh) * | 2023-07-13 | 2023-10-31 | 四川公路桥梁建设集团有限公司 | 一种预制混凝土构件生产调控系统和方法 |
-
1990
- 1990-12-04 JP JP02405394A patent/JP3086911B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04210716A (ja) | 1992-07-31 |
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