JP3086790U - 樹脂製のメガネフレーム及びその部品 - Google Patents

樹脂製のメガネフレーム及びその部品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂製メガネフレームであって、他の物体と
接触した際、又は他の物体が当った場合に、表面にキズ
が付かないようにしたメガネフレームの提供。 【解決手段】 樹脂製メガネフレームの表面をホーニン
グ加工し、しかも凹凸した表面の凸部先端が尖らないよ
うに、概略平坦面9又は曲面に成るようにホーニング加
工を施している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はホーニング加工が施された樹脂製のメガネフレーム及びその部品に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
メガネフレームには金属製のフレームと樹脂製のフレームがあり、夫々に特徴 があって人の好みにより選択されている。近年の金属製フレームはチタン等の材 質が使用されて、軽くてスリムなデザインと成って、その表面にはメッキやその 他色々な装飾が施されている。又樹脂製フレームはその構成部品が射出成形され る為に製造コストが安くなると共に掛け心地が良い等の利点がある。
【0003】 樹脂製フレームを構成するフロント部及びツルは所定の金型に樹脂を流し込ん で成形され、又大きな樹脂製板材を所定の形状に削り出して製作することが出来 る。何れの方法で製作してもその表面は光沢面となり、光輝くメガネフレームは 好まれないことから、該光沢面を除去する為にホーニング加工が施される。
【0004】 ホーニング加工とは角張った無数の細かい石を高速で吹付けることで、表面に は微細な凹凸が形成される。表面が凹凸化することで光が当っても乱反射するこ とで、表面の光沢は解消される。ただし、ホーニング加工した表面凸部は先が尖 っている為に、メガネフレームが物と接触したり、又は物に当るならば、凸部の 先が潰れてキズが付く。
【0005】 勿論、潰れる箇所は僅かであるが、光の反射が変化してキズとして表面化して しまう。しかし樹脂製部品の表面をホーニング加工しない光沢面の状態では、一 段とキズが付き易く、接触キズを防止する為にもホーニング加工が必要となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 このように、樹脂製のメガネフレーム部品はホーニング加工が施されてツヤ消 しが行なわれているが、上記のごとき問題がある。本考案が解決しようとする課 題はこの問題点であり、接触してもキズが付かない樹脂製メガネフレーム及びそ の部品を提供する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本考案の樹脂製メガネフレーム及び該フレームを構成する部品は、従来と同じ ようにホーニング加工が施され、その表面は細かい凹凸面を形成している。しか し、本考案の凹凸面を構成する凸部先端は従来のように尖っておらず、概略平坦 な面又は滑らかな凸面となっている。すなわち、凸部の先端部が平坦面又は曲面 となっている為に、物に当っても又は物と接触しても、凸部先端が潰れることは なく、キズは付かない。
【0008】 そこで、本考案では、先端が平坦面又は曲面となる凸部を有す凹凸面をホーニ ング加工する具体的な方法は限定しないことにするが、例えばアルミ粉末などを 従来と同じように高速で吹付ける。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて 詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
図1は一般的な樹脂製メガネフレームを示している外観図であり、1はフロン ト部、2はツルを表わしている。ツル2,2はフロント部1の両サイドに継手を 介して折畳み出来るように取付けられている。そして、フロント部1は材質を樹 脂として成形され、両リム3,3が連結部4にて連結され、フロント部1の両サ イドにはヨロイ部5,5が外方向へ突出した形状と成っている。又、リム3,3 の内側には鼻当てパット6,6が形成されている。
【0010】 実際のフロント部1の形状は、デザイン化されるために円形のリム3,3を形 成することは殆どないが、本考案はフロント部1及びツル2の形状は限定せず、 その表面に特徴を有す。金型に樹脂を流し込んで成形されるフロント部1及びツ ル2の表面は面粗度が極めて小さく成っていて、光沢面を呈している。
【0011】 そこで、この光沢面を解消する為にホーニング加工が施され、該表面は細かい 凹凸面と成っている。しかし本考案の表面は図2に示すごとく、凸部7,7…と 凹部8,8…が交互に連続して形成されるが、凸部7,7…の先端は平坦面9, 9…と成っていて、尖っていない。
【0012】 従来のホーニング加工は角張った細かい石を使用していたが、本考案ではアル ミ粉を使用することで凸部先端が尖ることなく概略平坦面と成る。勿論、正確な 平坦面になる必要はなく、物が接触したり、物が当った際に潰れるような形状に 尖っていなければよい。従って、凸部先端が丸みを帯びた曲面形状であってもよ い。凸部が概略平坦面又は曲面化することで凸部に当る面圧は小さくなり、従っ て該凸部先端が潰れることはない。
【0013】 そして、ホーニング加工に際して使用する粒子は上記アルミ粉に限るものでは ないが、該アルミ粉末を使用して高速で吹付けることで、樹脂の表面は滑らかな 凹凸面となり、凸部先端に物が当っても潰れ難く、結果的にキズとなって現れな い。
【0014】 ホーニング加工は部品の段階で行なう場合、又は該部品を組み立ててメガネフ レームとして完成した状態で行う場合の何れでもよい。そして、部品又はフレー ムの一部にのみホーニング加工を行なう場合であれば、ホーニング加工しない領 域をマスキングした状態で行なう。
【0015】 以上述べたように、本考案の樹脂製メガネフレームはその表面をホーニング加 工して微細な凹凸面にすると共に、凸部先端は概略平坦面又は曲面を形成したも のであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0016】
【考案の効果】 本考案の樹脂製メガネフレームは表面がホーニング加工されている為に、成形 後の光沢面は解消されて鈍い光を放つ表面と成る。そして、ホーニングされた表 面は微細な凹凸面を形成しているが、該凸部先端は尖っておらず、概略平坦面又 は滑らかな曲面となっている。従って該樹脂製フレームが物に当った場合、又は 物に接触した場合に凸部先端が潰れてキズが発生することはない。すなわち、何 時までもキズが付かない安定した表面が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂製メガネフレームの外観図。
【図2】本考案の部品表面拡大図。
【符号の説明】
1 フロント部 2 ツル 3 リム 4 連結部 5 ヨロイ部 6 鼻当てパット 7 凸部 8 凹部 9 平坦面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製のメガネフレームにおいて、その
    表面の少なくとも一部をホーニング加工して微細な凹凸
    面とし、そして凸部先端を尖らすことなく概略平坦面と
    したことを特徴とする樹脂製のメガネフレーム。
  2. 【請求項2】 上記凸部を滑らかな曲面にて形成した請
    求項1記載の樹脂製のメガネフレーム。
  3. 【請求項3】 メガネフレームの樹脂製部品において、
    その表面の少なくとも一部をホーニング加工して微細な
    凹凸面とし、そして凸部先端を尖らすことなく概略平坦
    面としたことを特徴とするメガネフレームの樹脂製部
    品。
  4. 【請求項4】 上記凸部を滑らかな曲面にて形成した請
    求項3記載のメガネフレームの樹脂製部品。
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