JP3086474U - ジューサーの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 果物を丸ごと或いは比較的大きな野菜を直接
投入して搾汁できるジューサーの構造の提供。 【解決手段】 上座体、下座体、フィルタネット、搾汁
盤及び蓋体を具え、下座体に伝動機構が設けられ、搾汁
盤が該伝動機構に螺合固定され、蓋体の筒状フィード口
より果物や野菜等の食品が投入され、搾汁盤の高速回転
により搾汁の目的を達成し、搾汁盤が輻射状配列の多数
の鋸歯状ナイフを具え、並びにその中心に十字状配列の
円弧状ナイフが設けられ、円弧状ナイフの一端が搾汁盤
の中心点を跨ぎ、研磨時の中心死角を無くし、ジューサ
ーのフィード口が蓋中心点位置を含み、ゆえにフィード
口を増大でき、果物を丸ごと或いは比較的大きな野菜を
直接投入して搾汁できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のジューサーの構造に係り、特に、果物を丸ごと或いは比較的大 きな野菜を直接投入して搾汁できるジューサーの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般にジューサーの構造は、機台内に搾汁盤が設けられ、並びに機台上方にフ ィード口が設けられ、野菜や果物等の食品を投入後に搾汁盤の高速回転により研 磨してジュースを得る。このような周知のジューサーは搾汁盤のナイフの設計が 中心研磨死角を有し、そのフィード口が機台の偏心位置にあり、中心点より離れ 、このためフィード口の口径があまり大きくなく、ゆえに使用時には果物や野菜 を小さく切らねばならず、果物や野菜を丸ごと投入できず、使用上、比較的不便 であり、もしフィード口の口径を大きくして果物や野菜を丸ごと投入する方式で 操作するなら、機台の体積を大きくしなければならず、製造コストが増加し且つ 使用者が収納しにくくなり、理想的でなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、一種のジューサーの構造を提供し、搾汁時に果物や野 菜を丸ごと投入できるようにして、予め切削する面倒をなくし、ジューサーの使 用価値を高めることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、上座体、下座体、フィルタネット、表面に輻射状配列の鋸 歯状ナイフを具えた搾汁盤及び蓋体を具え、下座体に伝動機構が設けられて、搾 汁盤がフィルタネットに挿入された後、該伝動機構に螺合固定され、該蓋体の中 央に円筒状で且つ適当な面取りを呈するフィード口が設けられ、果物や野菜を丸 ごとフィード口より投入した後に、押し込みプラグで圧入して高速回転する搾汁 盤により果物や野菜を研磨してジュースとなすジューサーの構造において、 該搾汁盤の中心に十字状配列の円弧状ナイフが設けられ、そのうち一つのナイ フの一端が搾汁盤の中心点を跨ぎ、搾汁盤が回転する時、この中央位置の円弧状 ナイフが研磨死角を消去することを特徴とする、ジューサーの構造としている。 請求項２の考案は、前記押し込みプラグの底縁に十字状の鋸歯が設けられて果 物や野菜の圧入を順調に行うことを特徴とする、請求項１に記載のジューサーの 構造としている。 請求項３の考案は、前記搾汁盤の中央のナイフが並列に配列された鋸歯状ナイ フとされ、且つ十字状の配列とされたことを特徴とする、請求項１に記載のジュ ーサーの構造としている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案のジューサーの構造によると、搾汁盤の中央に、十字状配列の円弧状ナ イフが設けられ、そのうちの一つのナイフが搾汁盤の中心点を跨ぎ、搾汁盤が回 転する時、研磨時の中心死角を無くし、ジューサーのフィード口が蓋中心点位置 を含み、ゆえにフィード口を従来のジューサーの二倍以上に増大でき、果物を丸 ごと或いは比較的大きな野菜を丸ごと投入して搾汁できる。

【０００６】 本考案のジューサーの構造によると、フィード口が円筒状とされ、並びにその 一側に面取り部が設けられ、果物や野菜を丸ごと投入する時に、果物や野菜が搾 汁盤回転により研磨されずに搾汁できないことを防止する。

【０００７】 本考案のジューサーの構造によると、別に押し込みプラグが設けられ、フィー ド口に挿入して食品を圧入するのに用いられ、且つ該押し込みプラグの底縁に十 字状の鋸歯が設けられ、圧入時の果物や野菜の跳動を防止して順調に圧入できる ようにしている。

【０００８】

【実施例】

図１、２に示されるように、本考案は下座体１、上座体２、及び蓋体３を具え 、下座体１に伝動軸１１（モータにより駆動される）が設けられ、上座体２が下 座体１に嵌合されて、搾汁盤４がフィルタネット５に挿入された後、伝動軸１１ に螺合される。該上座体３はその一側に出汁口２１を具えている。該蓋体３は中 央位置に円筒状を呈し且つ適当な面取りを呈するフィード口３１を具え、並びに その一側に残さ桶６が設けられている。

【０００９】 前述の搾汁盤４はその表面に輻射状の鋸歯状ナイフ４１を具え、中央に十字状 配列の円弧状ナイフ４２が設けられ、切削されていない丸ごとの果物や野菜がフ ィード口３１より投入された後、押し込みプラグ７で果物や野菜が圧入され、並 びにその底縁に設けられた十字状鋸歯７１により圧入が順調に行われ、果物や野 菜の跳動が防止され、果物や野菜が丸ごと搾汁盤により研磨されて汁状とされ、 並びに上座体２の出汁口２１より流出し、残さがフィルタネット５の回転遠心力 により残さ桶６内に排出される。

【００１０】 図３に示されるように、本考案の搾汁盤４は、その表面に輻射状配列の多数の 鋸歯状ナイフ４１が設けられ、その中央位置に十字状配列の円弧状ナイフ４２が 設けられ、並びにそのうちの一つのナイフ４２ａの一端が搾汁盤４の中心点を跨 ぎ、搾汁盤４が高速回転研磨する時、中央位置の円弧状ナイフ４２により中心研 磨死角が消去され、丸ごとの果物や野菜が確実に研磨されて搾汁の効果を達成し 、且つ中央位置の円弧状ナイフ４２により機台のフィード口３１を偏った位置に 設ける必要がなく、中心点をカバーすることが可能で、ゆえにその口径を増大で き、機台の体積を増大する必要がない。

【００１１】 図４に示されるように、本考案は組立後に、搾汁盤４がフィード口３１と同等 の垂直位置を呈し、搾汁盤４の鋸歯状ナイフ４１と中央の円弧状ナイフ４２がそ の表面に配列され、これにより、果物や野菜が丸ごと投入された後に、搾汁盤４ がそのナイフ４１、４２により研磨して汁液となし、研磨死角を発生しない。

【００１２】 図５に示されるように、本考案の搾汁盤４の中央位置には十字状配列の鋸歯状 ナイフ４１が設けられ、同様にそのなかの一列のナイフ４１ａが中心点を跨ぎ、 搾汁盤４が同じ研磨効果を達成する。

【００１３】

【考案の効果】

総合すると、本考案のジューサーの構造は搾汁盤の中央に十字状配列の円弧状 ナイフが設けられ、搾汁盤の中心の研磨死角を消去し、これによりジューサーの に果物や野菜を丸ごと投入できる。ゆえに本考案は実用的で新規性を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の分解斜視図である。

【図３】本考案の搾汁盤の構造表示図である。

【図４】本考案の断面図である。

【図５】本考案の搾汁盤のもう一つの実施例表示図であ
る。

【符号の説明】

１ 下座体 １１ 伝動軸 ２ 上座体 ２１ 出汁口 ３ 蓋体 ３１ フィード口 ４ 搾汁盤 ４１ 鋸歯状ナイフ ４２ 円弧状ナイフ ５ フィルタネット ６ 残さ桶 ７ 押し込みプラグ ７１ 鋸歯

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上座体、下座体、フィルタネット、表面
   に輻射状配列の鋸歯状ナイフを具えた搾汁盤及び蓋体を
   具え、下座体に伝動機構が設けられて、搾汁盤がフィル
   タネットに挿入された後、該伝動機構に螺合固定され、
   該蓋体の中央に円筒状で且つ適当な面取りを呈するフィ
   ード口が設けられ、果物や野菜を丸ごとフィード口より
   投入した後に、押し込みプラグで圧入して高速回転する
   搾汁盤により果物や野菜を研磨してジュースとなすジュ
   ーサーの構造において、 該搾汁盤の中心に十字状配列の円弧状ナイフが設けら
   れ、そのうち一つのナイフの一端が搾汁盤の中心点を跨
   ぎ、搾汁盤が回転する時、この中央位置の円弧状ナイフ
   が研磨死角を消去することを特徴とする、ジューサーの
   構造。
2. 【請求項２】 前記押し込みプラグの底縁に十字状の鋸
   歯が設けられて果物や野菜の圧入を順調に行うことを特
   徴とする、請求項１に記載のジューサーの構造。
3. 【請求項３】 前記搾汁盤の中央のナイフが並列に配列
   された鋸歯状ナイフとされ、且つ十字状の配列とされた
   ことを特徴とする、請求項１に記載のジューサーの構
   造。