JP3086388B2 - マトリクス型表示装置 - Google Patents

マトリクス型表示装置

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JP3086388B2
JP3086388B2 JP06311748A JP31174894A JP3086388B2 JP 3086388 B2 JP3086388 B2 JP 3086388B2 JP 06311748 A JP06311748 A JP 06311748A JP 31174894 A JP31174894 A JP 31174894A JP 3086388 B2 JP3086388 B2 JP 3086388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マトリクス型表示装置
に関し、より詳細には、バス配線の断線修正機能を有す
るマトリクス型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CRT(Cathode Ray Tube)に代わ
る画像表示装置として、液晶、EL(Electro−Lumin
escence)発光体、プラズマ発光体等を用いたマトリク
ス型表示装置が注目されている。中でも液晶表示装置は
携帯用テレビやワードプロセッサ、パーソナルコンピュ
ータ等に広く用いられている。これらに用いられる表示
装置には、より精細で表示部の大きいものが望まれてい
る。
【0003】マトリクス型表示装置を用いて精細な画像
を表示するためには、マトリクスを構成する絵素の大き
さを非常に小さくし、しかも、非常に多くの絵素を用い
る必要がある。絵素数が増大すると、それに伴って走査
線及び信号線として機能するバス配線の数も多くなる。
バス配線の数が多くなるに従い、断線による表示不良が
生じ易くなる。そのうえ、表示部の大型化に伴ってバス
配線の長さは長くなり、断線の無いバス配線を製作する
ことは益々困難となっている。このため、バス配線の断
線を修正する機能を備えたマトリクス型表示装置が提案
されている。しかし、表示装置全体としては小型化、軽
量化が望まれるため、バス配線への信号入力のためのド
ライバICを、各バス配線のそれぞれ片側にのみ配置す
る場合がある。この表示装置では、従来の方法では、バ
ス配線の断線が修正されない場合がある。
【0004】図3は、従来のマトリクス型表示装置の構
成図で、図中、41,41a,41bはソースバス配
線、42はゲートバス配線、43a,43bはソースバ
ス配線の一端、44はゲートバス配線の一端、45a,
45bは予備配線、46は予備配線、47,48a,4
8bは引き出し線、49は断線部、50,51は交差
部、52,53は切断部である。
【0005】すなわち、図3のマトリクス型表示装置
は、表示電極基板上に形成されたゲートバス配線及び
ースバス配線から成り、両バス配線の端部のぞれぞれ片
側にのみ、信号入力のためのドライバフィルムが接続さ
れているマトリクス型表示装置において、バス配線の断
線による不良を修正する機能を備えたマトリクス型表示
装置の一例を示している。一方向に並行する多数のゲー
トバス配線42と、それに直行して、一方向に並行する
多数のソースバス配線41が設けられている。ソースバ
ス配線41はソースバス配線41a,41bからなる。
ソースバス配線41a,41bの一端43a及び43
b、ゲートバス配線42の一端44は、それぞれ異なっ
たドライバICに接続されている。ゲートバス配線42
及びソースバス配線41は、絶縁膜を介して非導通状態
で交差している。
【0006】ゲートバス配線42及びソースバス配線4
1に囲まれた矩形の各領域には、絵素電極と、スイッチ
ング素子としてTFT(Thin Film Transistor)が
それぞれ設けられているが、図3では簡単のため記載を
省略してある。絵素電極と対向電極とのあいだに液晶が
封入され、マトリクス型液晶表示装置が構成される。
【0007】ソースバス配線41の両端部には、ゲート
バス配線42に平行に設けられた予備配線45a,45
b並びに予備配線46が絶縁膜を介して交差している。
予備配線45a,45bの端部には、引き出し線48
a,48bが電気的に接続されている。引き出し線48
a,48bは、それぞれ表示電極基板の外部へ引き出さ
れている。同様に予備配線46のゲートドライバフィル
ム側の端部には、引き出し線47が電気的に接続されて
いる。該引き出し線47は、表示電極基板の外部へ引き
出されている。
【0008】図4(a),(b)は、図3の基板に接続
されるソースドライバフィルム及びゲートドライバフィ
ルムの一例を示す平面図で、図中、61はソースドライ
バフィルム、62はソースドライバIC、63はソース
バス接続線、64は引き出し線、65は引き出し線の一
方の端部、66は引き出し線の他方の端部、67はゲー
トドライバフィルム、68はゲートドライバIC、69
はゲートバス接続線、70は引き出し線、71は引き出
し線の一方の端部、72は引き出し線の他方の端部であ
る。
【0009】ソースドライバフィルム61上には、ソー
スドライバIC62が設けられ、ソースドライバIC6
2からは、ソースバス配線41aの端部43aに接続さ
れるソースバス接続線63が設けられている。該ソース
バス接続線63に並行して引き出し線64が設けられて
いる。フィルム上の引き出し線64の一方の端部65
は、表示電極基板上の引き出し線48aに接続される。
フィルム上の引き出し線64の他方の端部66は、回路
基板上に導かれた引出し線64に接続される。
【0010】図3の表示電極基板上のもう一組のソース
バス配線41b、引き出し線48bは、図4(a)に示
すものと同様の図4(b)に示す他のドライフィルムに
接続されている。引き出し線48bは、ドライフィルム
を介して、上記の回路基板上に導かれる。
【0011】ゲートドライバフィルム67上には、ゲー
トドライバIC68が設けられ、該ゲートドライバIC
68からは、ゲートバス配線42の端部44に接続され
るゲートバス接続線69が設けられている。該ゲートバ
ス接続線69に並行して、引き出し線70が設けられて
いる。フィルム上の引き出し線70の一方の端部71
は、表示電極基板上の引き出し線47に接続される。フ
ィルム上の引き出し線70の他方の端部72は、回路基
板上に導かれた引き出し線70に接続される。引き出し
線48a,48bと引き出し線47とは、上記の回路基
板上で、それぞれ接続できるように配されている。
【0012】表示電極基板において、ソースバス配線上
に断線部49が発生している場合の修正方法を以下に示
す。断線部49を生じている不良ソースバス配線41b
が予備配線45b,46と交差部50及び51において
それぞれ電気的に接続される。更に、予備配線45bの
一方の端部に接続された引き出し線48bと、予備配線
46の一端に接続された引き出し線47とが、上記の回
路基板上で電気的に接続される。このように、3箇所で
電気的接続を行うことにより、不良ソースバス配線41
bの断線部49の両端部が回路基板を介して電気的に接
続される。さらに、付加容量を発生させないために、予
備配線45bを切断部52で、予備配線46を切断部5
3で切断する。このようにして修正を行えば、断線によ
る不良部分を修正することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マトリクス型表示装置においては、ソースバス配線上の
断線部が、引き出し線47から離れた場所で発生してい
る場合、上記のように修正を行うと、この断線部を修正
できないことがある。引き出し線47の接続部から断線
が発生しているソースバス配線との接続部までの距離が
長くなり、予備配線46のこの間の電気抵抗が大きくな
る。また、ソースバス配線との交差部が多くなり、予備
配線46のこの間の容量も大きくなる。また、修正を行
う際、配線の容量及び電気抵抗が大きいと不良ソースバ
ス配線上の信号遅延が生じる。このため、引き出し線4
7の接続部から離れたソースバス配線で生じた断線は修
正されない場合がある。
【0014】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、ソースバス配線、ゲートバス配線とも信号入
力が片側入力であっても、バス配線の断線部を修正した
不良ソースバス配線での信号遅延を低減し、断線修正を
行うことができるようにしたマトリクス型表示装置を提
供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)マトリクス状に配列された絵素電
極と、該絵素電極の間にそれぞれ一方向に列をなして縦
横に配線されたゲートバス配線及びソースバス配線とを
有し、該ゲートバス配線及びソースバス配線のそれぞれ
一端にのみ信号入力のためのドライバフィルムが接続さ
れる表示電極基板を備えたマトリクス型表示装置におい
て、一方向に並行する多数の前記ゲートバス配線と、該
ゲートバス配線に直行した一方向に並行する多数の前記
ソースバス配線と、該ソースバス配線の両端部におい
て、前記ゲートバス配線に平行に設けられ、前記ソース
バス配線と交差している複数の予備配線と、該複数の予
備配線のうち前記ソースバス配線のドライバフィルムが
接続されている側の端部で、前記ソースバス配線と交差
する予備配線の端部に電気的に接続されている一方の引
き出し線と、前記複数の予備配線のうち、前記ソースバ
ス配線の他方端部で、前記ソースバス配線と交差する予
備配線の両端部に電気的に接続されている他方の二本
引き出し線とを有し、該二本の引き出し線のうち一本の
引き出し線はソースバス配線と交差しないように配置
し、電気抵抗を下げるように線幅を広げてあり、前記ソ
ースバス配線を挟んで対向する前記一方の引き出し線及
び前記他方の二本の引き出し線それぞれドライバフ
ィルム上に設けられた引き出し線を介して回路基板上に
導かれ、表示電極基板の外部で互いに接続可能に配され
ていること、或いは、(2)マトリクス状に配列された
絵素電極と、該絵素電極の間にそれぞれ一方向に列をな
して縦横に配線されたゲートバス配線及びソースバス配
とを有し、該ゲートバス配線及びソースバス配線のそ
れぞれ一端にのみ信号入力のためのドライバフィルムが
接続される表示電極基板を備えたマトリクス型表示装置
において、前記ゲートバス配線及びソースバス配線の列
の少なくとも一方の列の少なくとも一部の配線の両端部
において、該一部の配線と絶縁部の膜を介して交差する
予備配線が形成され、前記一部の配線に信号入力のため
のドライバフィルムが接続されている側の端部で交差す
前記予備配線の少なくとも一方の端部に、引き出し線
が電気的に接続され、該引き出し線は、前記一部の配
に接続されたドライバフィルムを介して、表示電極基板
の外部へ引き出され、前記一部の配線の他方の端部で交
差する前記予備配線の両端部に、それぞれ引き出し線が
電気的に接続され、該それぞれの引き出し線は、表示電
極基板の外部へ、前記ゲートバス配線及びソースバス配
線の列の他方の列に接続されたドライバフィルムを介し
て引き出され、前記それぞれの引き出し線のうち、予備
配線のドライバフィルムが接続されていない側の端部に
接続された引き出し線は、前記ゲートバス配線及び前記
ソースバス配線と交差しないように、前記ゲートバス配
又は前記ソースバス配線端部より表示基板の端側に配
線され、前記一部の配線を挟んで対向する前記各引き出
し線が、ドライバフィルム上に設けられた引き出し線を
介して回路基板上に導かれ、表示電極基板の外部で互い
に接続可能に配されていることを特徴としたものであ
る。
【0016】
【作用】(1)請求項1に対応する作用:マトリクス状
に配列された絵素電極と、該絵素電極の間にそれぞれ一
方向に列をなして縦横に配線されたゲートバス配線及び
ソースバス配線とを有し、該ゲートバス配線及びソース
バス配線のそれぞれ一端にのみ信号入力のためのドライ
バフィルムが接続される表示電極基板を備えたマトリク
ス型表示装置において、一方向に並行する多数のゲート
バス配線2と、該ゲートバス配線2に直行した一方向に
並行する多数のソースバス配線1と、該ソースバス配線
1の両端部において、前記ゲートバス配線に平行に設け
られ、前記ソースバス配線1と交差している複数の予備
配線5a,5b並びに6と、該複数の予備配線のうち一
方の予備配線5a,5bの端部に電気的に接続されてい
る一方の引き出し線9a,9bと、前記複数の予備配線
のうち、他方の予備配線6の両端部に電気的に接続され
ている他方の複数の引き出し線7,8とを有し、該複数
の引き出し線7,8のうち一方の引き出し線7はソース
バス配線1と交差しないように配置し、電気抵抗を下げ
るように線幅を広げてある。
【0017】一部のソースバス配線に断線部が生じた場
合、まず、不良バス配線の一方の端部において、不良バ
ス配線と予備配線とが電気的に接続される。さらに、付
加容量を発生させないために不良バス配線との接続部よ
り、引き出し線から遠い部分の予備配線を、不良バス配
線とそれに隣接するバス配線との間で切断する。同様
に、不良バス配線の他方の端部において、不良バス配線
と予備配線とが電気的に接続される。また、引き出し線
との接続部と不良バス配線の接続部間の予備配線の電気
抵抗及び容量が大きい側を、不良バス配線とそれに隣接
するバス配線との間で切断する。バス配線の両端部の予
備配線に接続された各引き出し線は、表示電極基板外部
の接続可能に配されている部分で電気的に接続される。
このように接続することにより、不良バス配線の断線部
の両端は、外部の引き出し線により電気的に接続され、
断線部が修正される。ゲートバス配線のドライバフィル
ムが接続された側の端部から遠いソースバス配線上で断
線部が発生している場合でも、予備配線7を用いること
で、以下の理由により、修正した不良ソースバス配線で
の信号遅延が増加せず、断線修正が可能となる。すなわ
ち、不良バス配線と予備配線の交差部から、予備配線の
引き出し線との接続部までの距離が短縮されるため、予
備配線の電気抵抗が低く、またソースバス配線との交差
部の数が減少するため、交差部で発生する付加容量が少
なくなる。さらに引き出し線7はソースバス配線と交差
しないよう配されており、交差部での容量が発生しない
ため、線幅を任意に広げることができ、抵抗値を充分下
げることができる。
【0018】(2)請求項2に対応する作用:信号入力
のためのドライバフィルムが、表示電極基板上に形成さ
れたゲートバス配線及びソースバス配線から成る両バス
配線1,2の端部のそれぞれ片側にのみ接続されてい
る。バス配線1,2のうち、少なくとも一方のバス配線
1の少なくとも一部のバス配線1の両端部のそれぞれに
おいて、予備配線5a,5b並びに6が該一部のバス配
線と絶縁膜を介して交差している。前記一部のバス配線
1の両端部における各予備配線5a,5b並びに6のそ
れぞれ少なくとも一方の端部に引き出し線9a,9bが
接続されている。前記一部のバス配線1の端部のうち、
ドライバフィルムが接続されている側の端部3a,3b
に配された予備配線5a,5bに接続された引き出し線
9a,9bは、表示電極基板の外部、例えば、回路基板
へ前記一部のバス配線1に接続されたドライバフィルム
を介して引き出される。前記一部のバス配線1の他方の
端部で交差する予備配線6の端部に接続される引き出し
線7,8は、2種類配線され、予備配線6の両側の端部
にそれぞれ接続される。これらの引き出し線は、表示電
極基板の外部へ、他方のバス配線2の一端に接続された
ドライバフィルムを介して引き出される。これらの引き
出し線のうち、ドライバフィルムが接続されていない側
の端部に接続された引き出し線7は、バス配線1と交差
しないようにバス配線1の端部より表示基板の端側に配
置され、電気抵抗を下げるため、線幅が広げられてい
る。前記一部のバス配線1を挟んで対向する引き出し線
7,8並びに9a,9bは、後に表示電極基板外部で接
続できるように配されている。不良バス配線と予備配線
の交差部から、予備配線と引き出し線の接続部までの距
離が矩縮され、電気抵抗を下げることができる。また、
ソースバス配線との交差部が少なくなるため、交差部で
発生する容量が低下する。
【0019】一部のバス配線1に断線部が生じた場合、
まず、不良バス配線の一方の端部において、不良バス配
線と予備配線5aまたは5bが、交差部で電気的に接続
される。さらに、付加容量を発生させないために、不良
バス配線との接続部より、引き出し線との接続部から遠
い部分の予備配線を、不良バス配線とそれに隣接するバ
ス配線との間で切断する。同様に、不良バス配線の他方
の端部において不良バス配線と予備配線7または8とが
電気的に接続される。また、引き出し線との接続部と不
良バス配線との接続部間の、予備配線の電気抵抗及び容
量が大きい側を、不良バス配線とそれに隣接するバス配
線との間で切断する。バス配線の両端部の予備配線に接
続された各引き出し線は、表示電極基板外部の接続可能
に配されている部分で電気的に接続される。このように
接続することにより、不良バス配線の断線部の両端は、
外部の引き出し線により電気的に接続され、断線部が修
正される。ゲートバス配線のドライバフィルムが接続さ
れた側の端部から遠いソースバス配線上で断線部が発生
している場合でも、予備配線7を用いることで、以下の
理由により、修正した不良ソースバス配線での信号遅延
が増加せず、断線修正が可能となる。すなわち、不良バ
ス配線と予配線の交差部から、予備配線の引き出し線と
の接続部までの距離が短縮されるため、予備配線の電気
抵抗が低く、またソースバス配線との交差部の数が減少
するため、交差部で発生する付加容量が少なくなる。さ
らに引き出し線7はソースバス配線と交差しないよう配
されており、交差部での容量が発生しないため、線幅を
任意に広げることができ、抵抗値を充分下げることがで
きる。
【0020】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1は、本発明によるマトリクス型表示装置の一
実施例を説明するための構成図で、マトリクス型表示装
置に用いられる表示電極基板の平面図である。図中、1
はソースバス配線、1a,1bはソースバス配線の端
部、2はゲートバス配線、3a,3bはソースバス配線
の端部、4はゲートバス配線の端部、5a,5bは予備
配線、6は予備配線、7は引き出し線、8は引き出し
線、9a,9bは引き出し線、10は断線部、11,1
2は交差部、13,14は切断部である。
【0021】一方向に並行する多数のゲートバス配線2
と、それに直行して一方向に並行する多数のソースバス
配線1が設けられている。ソースバス配線1はソースバ
ス配線1の端部1a及び1bからなる。ソースバス配線
の端部1a及び1bの一端3a及び3b、ゲートバス配
線2の端部4はそれぞれ異なったドライバICに接続さ
れている。ゲートバス配線2及びソースバス配線1は絶
縁膜を介して非導通状態で交差している。
【0022】ゲートバス配線2及びソースバス配線1に
囲まれた矩形の各領域には、絵素電極、スイッチング素
子としてTFT(Thin Film Transistor)がそれぞ
れ設けられているが、図1では簡単のため記載を省略し
てある。絵素電極と対向電極のあいだに液晶が封入さ
れ、マトリクス型液晶表示装置が構成される。
【0023】ソースバス配線1の両端部には、ゲートバ
ス配線2に平行に設けられた予備配線5a及び5b並び
に予備配線6が絶縁膜を介して交差している。予備配線
5a及び5bの端部には、引き出し線9a及び9bが電
気的に接続されている。引き出し線9a及び9bは、そ
れぞれ表示電極基板の外部へ引き出されている。同様に
予備配線6の両端部には、引き出し線7及び8が電気的
に接続されている。引き出し線7及び8は表示電極基板
の外部へ引き出されている。引き出し線7はソースバス
配線1と交差しないよう配置され、電気抵抗を下げるた
めに線幅を広げてある。
【0024】表示電極基板において、ソースバス配線上
に断線部10が発生している場合の修正方法を以下に示
す。断線部109を生じている不良ソースバス配線1b
が予備配線5b及び6と交差部11,12においてそれ
ぞれ電気的に接続される。更に、予備配線5bの一方の
端部に接続された引き出し線9bと予備配線6の両端に
接続された引き出し線7,8とが、上記の回路基板上で
電気的に接続される。このように、3箇所で電気的接続
を行うことにより、不良ソースバス配線1bの断線部1
0の両端部が回路基板を介して電気的に接続される。さ
らに、予備配線5b及び6を、切断部13,14でそれ
ぞれ切断する。このようにして、ソースバス配線の断線
部を修正することができる。
【0025】図2(a),(b)は、図1の基板に接続
されるソースドライバフィルム及びゲートドライバフィ
ルムの平面図で、図中、21はソースドライバフィル
ム、22はソースドライバIC、23はソースバス接続
線、24は引き出し線、25は一方の端部、26は他方
の端部、27はゲートドライバフィルタ、28はゲート
ドライバIC、29はゲートバス接続線、30,31は
引き出し線、32,33は一方の端部、34,35は他
方の端部である。
【0026】ソースドライバフィルム21上には、ソー
スドライバIC22が設けられ、ソースドライバICか
らは、ソースバス配線1aに接続されるソースバス接続
線23が設けられている。ソースバス接続線23に並行
して、引き出し線24が設けられている。フィルム上の
引き出し線24の一方の端部25は、表示電極基板上の
引き出し線9aに接続される。フィルム上の引き出し線
24の他方の端部26は、回路基板上に導かれた引き出
し線に接続される。
【0027】図1の表示電極基板上のもう一組のソース
バス配線1b、引き出し線9bは、図2(a)に示すも
のと同様の他のドライバフィルムに接続されている。引
き出し線9bは、ドライバフィルムを介して上記の回路
基板上に導かれる。ゲートドライバフィルム27上に
は、ゲートドライバIC28が設けられ、該ゲートドラ
イバIC28からは、ゲートバス配線2に接続されるゲ
ートバス接続線29が設けられている。該ゲートバス接
続線29に並行して引き出し線30,31が設けられて
いる。フィルム上の引き出し線30,31の一方の端部
32,33は、表示電極基板上の引き出し線7,8にそ
れぞれ接続される。フィルム上の引き出し線30,31
の他方の端部34,35は、回路基板上に導かれた引き
出し線に接続される。引き出し線9a及び9bと引き出
し線7,8とは、上記の回路基板上で接続できるように
配されている。
【0028】本実施例では、ソースバス配線の両端部
に、それぞれ1本の予備配線を配置した例を示したが、
複数の予備配線を配置することにより、2カ所以上の断
線部を修正することができる。また、ゲートバス配線の
両端部にも同様の予備配線を設けることでゲートバス配
線の断線部も修正することができる。
【0029】このように、本発明のマトリクス型表示装
置は、マトリクス状に配列された絵素電極と、該絵素電
極の間にそれぞれ一方向に列をなして縦横に配線された
ゲートバス配線及びソースバス配線とを有し、該ゲート
バス配線及び該ソースバス配線のそれぞれ一端にのみ信
号入力のためのドライバフィルムが接続され、かつ、以
下の配線を有し、そのことによって上記目的が達成され
る。該ゲートバス配線及び該ソースバス配線の列の少な
くとも一方の列の少なくとも一部のバス配線の両端部に
おいて、該一部のバス配線と絶縁膜を介して交差する予
備配線5a,5b並びに6が形成される。該一部のバス
配線に信号入力のためのドライバフィルムが接続されて
いる側の端部3a,3bで交差する該予備配線5a,5
bの少なくとも一方の端部に引き出し線9a,9bが電
気的に接続される。該引き出し線9a,9bは、該一部
のバス配線に接続されたドライバフィルムを介して表示
電極基板の外部へ引き出される。
【0030】該一部のバス配線の他方の端部で交差する
該予備配線6の両端部に、それぞれ引き出し線7,8が
電気的に接続される。該引き出し線7,8は、表示電極
基板の外部へ、他方の(又は予備配線と並行する)バス
配線に接続されたドライバフィルムを介して引き出され
る。これらの引き出し線のうち、ドライバフィルムが接
続されていない側の端部に接続された引き出し線7は、
ゲートバス配線及び該ソースバス配線と交差しないよ
うに、該ゲートバス配線又は該ソースバス配線端部より
表示基板の端側に配線される。該一部のバス配線を挟ん
で対向する該引き出し線7,8並びに9a,9bが、表
示電極基板の外部で、互いに接続可能に配されている。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:ソースバス配線及び
ートバス配線とも信号が片側入力のマトリクス型表示装
置でもバス配線の断線部が以下の理由で確実に修正され
得る。このため、表示装置の歩留りが低下することがな
く、表示装置のコストダウンが可能となる。不良バス配
線のドライバフィルムが接続されていない側の端部と交
差する予備配線の引き出し線との接続部から不良バス配
線との接続部までの電気抵抗及び容量の最大値は従来の
方法と比較して、不良バス配線と予備配線の交差部か
ら、予備配線と引き出し線の接続部までの距離の最大値
が1/2に短縮されるため、電気抵抗の最大値が1/2
になる。また、ソースバス配線との交差部の最大個数が
1/2になるため、交差部で発生する容量が1/2にな
る。さらに、引き出し線は、バス配線と交差しないた
め、交差部での容量が発生しない。また、容量が発生し
ないため、線幅を任意に広げることができ、引き出し線
の電気抵抗を、十分小さくすることができる。このよう
な引き出し線が接続された予備配線を用いて修正を行え
ば、修正後の不良ソースバス配線の容量及び電気抵抗の
最大値が従来より小さくなり、不良ソースバス配線での
信号遅延の最大値が低減できる。このため、信号入力側
から離れたバス配線で発生した断線でも修正することが
できる。 (2)請求項2に対応する効果:不良バス配線と予備配
線の交差部から、予備配線と引き出し線の接続部までの
距離が矩縮され、電気抵抗を下げることができる。ま
た、ソースバス配線またはゲートバス配線との交差部が
少なくなるため、交差部で発生する容量が低下する。さ
らに引き出し線はソースバス配線と交差しないよう配さ
れており、交差部での容量が発生しないため、線幅を任
意に広げることができ、抵抗値を充分下げることができ
る。このような引き出し線が接続された予備配線を用い
て修正を行えば、修正後の不良ソースバス配線での信号
遅延が低減できる。このため信号入力側から離れたバス
配線で発生した断線でも修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマトリクス型表示装置の一実施例
を説明するための構成図である。
【図2】図1に接続されるドライバフィルムの一例を示
す平面図である。
【図3】従来のマトリクス型表示装置に用いられる表示
電極基板の概略平面図である。
【図4】図3に接続されるドライバフィルタの一例を示
す平面図である。
【符号の説明】
1a,1b…ソースバス配線、2…ゲートバス配線、3
a,3b…ソースバス配線の端部、4…ゲートバス配線
の端部、5a,5b…予備配線、6…予備配線、7…引
き出し線、8…引き出し線、9a,9b…引き出し線、
10…断線部、11,12…交差部、13,14…断線
部、21…ソースドライバフィルム、22…ソースドラ
イバIC、23…ソースバス接続線、24…引き出し
線、25…一方の端部、26…他方の端部、27…ゲー
トドライバフィルタ、28…ゲートドライバIC、29
…ゲートバス接続線、30,31…引き出し線、32,
33…一方の端部、34,35…他方の端部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−123333(JP,A) 特開 平3−85525(JP,A) 特開 平4−324428(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1345

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された絵素電極と、
    該絵素電極の間にそれぞれ一方向に列をなして縦横に配
    線されたゲートバス配線及びソースバス配線とを有し、
    ゲートバス配線及びソースバス配線のそれぞれ一端に
    のみ信号入力のためのドライバフィルムが接続される表
    示電極基板を備えたマトリクス型表示装置において、一
    方向に並行する多数の前記ゲートバス配線と、該ゲート
    バス配線に直行した一方向に並行する多数の前記ソース
    バス配線と、該ソースバス配線の両端部において、前記
    ゲートバス配線に平行に設けられ、前記ソースバス配線
    と交差している複数の予備配線と、該複数の予備配線の
    うち前記ソースバス配線のドライバフィルムが接続され
    ている側の端部で、前記ソースバス配線と交差する予備
    配線の端部に電気的に接続されている一方の引き出し線
    と、前記複数の予備配線のうち、前記ソースバス配線の
    他方端部で、前記ソースバス配線と交差する予備配線の
    両端部に電気的に接続されている他方の二本の引き出し
    線とを有し、該二本の引き出し線のうち一本の引き出し
    線はソースバス配線と交差しないように配置し、電気抵
    抗を下げるように線幅を広げてあり、前記ソースバス配
    線を挟んで対向する前記一方の引き出し線及び前記他方
    の二本の引き出し線それぞれドライバフィルム上に
    設けられた引き出し線を介して回路基板上に導かれ、表
    示電極基板の外部で互いに接続可能に配されていること
    を特徴とするマトリクス型表示装置。
  2. 【請求項2】 マトリクス状に配列された絵素電極と、
    該絵素電極の間にそれぞれ一方向に列をなして縦横に配
    線されたゲートバス配線及びソースバス配線とを有し、
    ゲートバス配線及びソースバス配線のそれぞれ一端に
    のみ信号入力のためのドライバフィルムが接続される表
    示電極基板を備えたマトリクス型表示装置において、前
    ゲートバス配線及びソースバス配線の列の少なくとも
    一方の列の少なくとも一部の配線の両端部において、該
    一部の配線と絶縁部の膜を介して交差する予備配線が形
    成され、前記一部の配線に信号入力のためのドライバフ
    ィルムが接続されている側の端部で交差する前記予備配
    線の少なくとも一方の端部に、引き出し線が電気的に接
    続され、該引き出し線は、前記一部の配線に接続された
    ドライバフィルムを介して、表示電極基板の外部へ引き
    出され、前記一部の配線の他方の端部で交差する前記予
    備配線の両端部に、それぞれ引き出し線が電気的に接続
    され、該それぞれの引き出し線は、表示電極基板の外部
    へ、前記ゲートバス配線及びソースバス配線の列の他方
    に接続されたドライバフィルムを介して引き出さ
    れ、前記それぞれの引き出し線のうち、予備配線のドラ
    イバフィルムが接続されていない側の端部に接続された
    引き出し線は、前記ゲートバス配線及び前記ソースバス
    配線と交差しないように、前記ゲートバス配線又は前記
    ソースバス配線端部より表示基板の端側に配線され、前
    記一部の配線を挟んで対向する前記各引き出し線が、ド
    ライバフィルム上に設けられた引き出し線を介して回路
    基板上に導かれ、表示電極基板の外部で互いに接続可能
    に配されていることを特徴とするマトリクス型表示装
    置。
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