JP3086250B2 - A型肝炎ワクチン - Google Patents

A型肝炎ワクチン

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、肝炎の予防に関するものであり、特に、A
型肝炎の予防用のワクチン中に導入するのに適当な新規
材料の製造に関するものである。
A型肝炎ウィルス(HAV)の感染は、A型肝炎が風土
病である国および一般的に突発性である産業国の両方に
おいて、罹患率および特には死亡率の重要な原因となっ
ている。衛生環境が先進国では改善されてきているの
で、HAVの特異抗体が血清中に存在する(HAVセロポジテ
ィビティ(seropositivity))有病率が減少しており、
感染しやすい人を多くためることができるようになっ
た。保育所のスタッフ、このような場所に行くよちよち
歩きの子供の親や兄弟、相手を選ばない同性愛者および
風土病のある地域にいる軍人および旅行者のような感染
の危険性の高い人々は、効果的なHAVワクチンによって
利益を享受することができる。
A型肝炎ウィルスは、構造および非構造タンパク質中
に連続してプロセッシングされるシングルポリタンパク
質をコードしている1本鎖のポジティブセンスなRNAゲ
ノムを有するピコルナウィルスとして分類される。構造
タンパク質は、例えば、ウィルスのキャプシドポリペプ
チドを形成するVP1、VP2、VP3およびVP4等のポリペプチ
ドに分類される。また、血清型は1つしかないと考えら
れており、重要な抗原変異は異なるHAV株中で認められ
ていない。
組織培養におけるウィルスの複製は遅く、また産生も
悪いため、ワクチンの大量生産は難しい上、高価であ
る。ホルマリン不活化ワクチン(プロボスト(Provos
t)ら、ジェー メディ ヴィロル(J.Med.Vilol.)、1
986年、19巻、ページ23〜31。ビン(Binn)ら、ジェー
インフェクト ディス(J.Infect.Dis.)、1986年、1
53巻、ページ749〜756。)および生弱毒ウィルスワクチ
ン(プロボスト(Provost)ら、プロク ソサ エック
スプ バイオロ メディ(Proc.Soc.Exp.Biol.Med.)、
1982年、170巻、ページ8〜14。カロン(Karron)ら、
ジェー インフェクト ディス(J.Infect.Dis.)、198
8年、157巻、ページ338〜345。)が生産され、霊長類お
よびヒトの有志者の両方において防御が示された。大量
生産およびヒトにおけるこれらのワクチンの安定性の問
題は解決される必要があり、また、免疫の安全性および
持続性がさらに確立されなければならない。さらに、こ
れらのワクチンの欠点の1つとして、3投与量のワクチ
ンが適当な抗HAV反応を作り出すのに必要であることが
挙げられる。
VP1の構造ポリペプチドを基礎としたサブユニットの
ワクチンの候補株を大腸菌(E.coli)内で組換えDNA技
術によって生産し、ウサギに免疫化するのに用いた(ジ
ョンストン(Johnston)ら、ジェー インフェクト デ
ィス(J.Infect.Dis.)、1988年、157(6)巻、ページ
1203〜1211)。このようにして得られた抗体は変性した
VP1にのみ反応し、完全なHAVには反応しないことから、
構造上のエピトープは大腸菌(E.coli)によっては発現
しないことが分かった。
組換えDNA技術を用いてワクシニアウィルスに少なく
とも一部のHAVゲノムを導入することによって様々なワ
クチン材料を製造できることが知られている。ワクシニ
アウィルスによって発現されるポリペプチドは、この材
料を1回投与するだけで感染防御免疫反応を引き起こす
ことができる。
本発明の第一の概念によると、少なくとも1つのHAV
のエピトープの実質的な抗原性部位からなり、感染材料
を有しない単離されたポリペプチドを提供することであ
る。
単離されたHAVポリペプチドは、VP1のすべて若しくは
一部、上記のみ若しくはVP3と共に、またはVP3のみのす
べて若しくは一部からなる。または、ポリペプチドは、
VP4、VP2及びVP3およびVP1のすべて若しくは一部からな
る、または、VP1からVP4から選ばれる少なくとも2つの
HAV構造ポリペプチドからからなってもよい。
本発明の第二の概念によると、少なくとも1つのHAV
構造ポリペプチドの全部または一部分を実質的にコード
しているヌクレオチド配列からなるDNA分子を提供する
ことである。
DNA分子のヌクレオチド配列は、HAVのVP1のすべて若
しくは一部、上記のみ若しくはVP3と共に、またはVP3の
みのすべて若しくは一部をコードしている。または、こ
のヌクレオチド配列は、VP4、VP2及びVP3およびVP1のす
べて若しくは一部をコードしている。または、VP1からV
P4から選ばれる少なくとも2つのHAVの構造ポリペプチ
ドコードしていてもよい。
このDNA分子は、また、ヌクレオチド配列に効果的に
連結されたウィルスのプロモーターを有していてもよ
い。
本発明のさらなる概念によると、少なくとも1つのHA
V構造ポリペプチドの全部または一部分を発現するため
に遺伝子操作されたウィルスを提供することである。
遺伝子操作されたウィルスは、ワクシニアウィルス、
ヘルペスウィルス、SV40等のパポバウィルス、乳頭腫ウ
ィルス、アデノウィルス、レトロウィルスおよびバキュ
ロウィルスから選ばれる。ただし、ここで挙げなかった
他のウィルスも使用できる。
このように遺伝子操作された組換えウィルスを、A型
肝炎の感染に対して哺乳類、特にヒトを免疫化するのに
適当なワクチンに導入することができる。または、この
ワクチンは、このようなウィルスによって発現するタン
パク質からなるものでもよい。
例えばVP4、VP2、VP3および少なくとも一部のVP1(ア
ミノ末端から57アミノ酸)の構造タンパク質をコードし
ているHAVのcDNA断片をウィルス、特にワクシニアウィ
ルスへ挿入する方法としては、例えばティセハースト
(Ticehurst)らのピーエヌエーエス(PNAS)、1983
年、80巻、ページ5885〜5889に記載されている方法を用
いて目的とするcDNAを調製することが挙げられる。また
は、目的とするcDNAを、制限酸素による消化を用いてテ
ィセハースト(Ticehurst)(上記参照)によって記載
された組換えプラスミドの1つから誘導してもよい。こ
のような方法で、構造ポリペプチドをコードしているHA
Vの1742塩基対のcDNA断片をBamH Iによる消化によって
容易に得ることができる。バロウディ(Baroudy)ら、
ピーエヌエーエス(PNAS)、1985年、82巻、ページ2143
〜2147の遺伝子地図部位を用いると、HAVゲノムの611か
ら2353の部分をカバーしている断片が得られる。
しかしながら、本発明は、必ずしもワクシニアにHAV
のBamH I断片を導入することに制限されず、VP1、VP2、
VP3およびVP4領域の一部若しくは全部をコードしている
さらに小さな断片または異なる断片を導入することまで
広げてもよい。VP1およびVP3領域はウィルスの免疫的に
優性なエピトープを含んでいると考えられているため、
特に有益な組み合わせの一つとしてはこれらの両方の領
域をコードしているDNAが挙げられ、また、細胞毒性の
あるT細胞のエピトープを有していてもよい。このよう
なDNA断片は、適当な制限酵素を用いてDNAのより大きな
部分から調製することが可能であり、または、適当なプ
ライマーを用いて特異的遺伝子増幅(polymerase chain
reaction)によって合成してもよい(ベル(Bell)、
イムノロジー ツデイ(Immunology Today)、1989年、
10(10)巻、ページ351〜355)。
調製後、選択されたHVAのcDNAを、ウィルスゲノムと
相同組換え(homologous recombination)が可能なプラ
スミドベクターに挿入する。適当なプラスミドは、マケ
ット(Mackett)ら、ジェー ヴィロル(J.Virol)、19
84年、49(3)巻、ページ857〜864に記載されている。
異種のDNAをワクシニアウィルスへ導入する方法はす
でによく知られており、このような方法は本発明中で用
いられている(マケット(Mackett)ら、DNAクローニン
グ(DNA cloning)、グローバー(Glover)著(アイア
ールエル プレス、オックスフォード(IRL Press,Oxfo
rd))、第II巻、ページ191〜211、1985年参照)。簡単
にいうと、これらは、例えば、ワクシニアのTK配列の側
にあるようにするためにワクシニアのプロモーターの下
流のワクシニアのプラスミドベクターに目的とするHAV
エピトープをコードしている異種のDNAを導入し、さら
にワクシニアウィルスに感染した細胞中にこのようにし
て得られた組換えベクターを導入することを意味するも
のである。HAV配列を含むベクターとワクシニアゲノム
内の相同性のある配列との間で組換えることによって、
異種遺伝子を発現できるTK組換えウィルスを産生するこ
とができる。他の異種の遺伝子をワクシニアウィルスに
導入するために使用される技術は、例えば、キーニー
(Kieny)ら、ネイチャー(Nature)、1984年、312巻、
ページ163〜166(1984年);ウィクター(Wiktor)ら、
ピーエヌエーエス(PNAS)、81巻、ページ7194〜7198
(1984年);モス(Moss)ら、ネイチャー(Nature)、
311巻、ページ67〜69(1984年);マケット(Mackett)
ら、サイエンス(Science)、227巻、ページ433〜435
(1985年);エランゴ(Elango)ら、ピーエヌエーエス
(PNAS)、83巻、ページ1906〜1910(1986年)およびマ
ケット(Mackett)ら、ビー ジェー ビロル(B.J.Vir
ol.)、48巻、ページ857〜864(1984年)に記載されて
おり、また、さらにガイドとしてこれらのどの書類をも
参考にすることができる。
特に便利な方法としては、ワクシニアウィルスに感染
した哺乳類の細胞のトランスフェクションが挙げられ
る。記載された組換え技術を使用することによって、野
生型のワクシニアウィルスの機能的なTK遺伝子の一部が
HAVのエピトープをコードしているDNAが導入された非機
能的なTK遺伝子におきかわる。この組換えウィルスはTK
−であり、したがって、5−ブロモデオキシウリジンで
選択することができる。
少なくとも1つのHAV構造ポリペプチドをコードして
いるHAVのcDNA断片がワクシニアのプロモーターの制御
下で発現する際には、発現したポリペプチドは単に目的
とするHAVキャプシドポリペプチドであるばかりでな
く、目的とする方法で折りたたまれ、高次構造のエピト
ープを形成していると考えられるポリペプチドである。
ほとんどの組織細胞系は、ワクシニアウィルスの成長
を支持することができ、例えば、CV1細胞やベロ細胞(V
ero cells)、ヒトリンパ球系で2倍体の細胞およびTK
細胞(ヒトおよびマウス)を使用することができる。ウ
ィルスの大量培養には、HeLa S3スピナー細胞(HeLa S
3 spinner cells)が最も産生すると考えられる。
本発明による組換えワクシニアウィルスは、融合産物
としてHAVポリペプチドを発現することができる。1.7kb
のHAV断片の末端には終結コドンがない。終結コドンに
出会うまで、中断されたTK遺伝子中で転写し続ける。こ
の中断されたTK遺伝子はHAV挿入物とインフレイム(in
frame)にあるので、融合タンパク質の予想された長さ
は約65,000ダルトンである。翻訳はTK遺伝子の終結コド
ンで終わる。このことは、ウェスターンブロット分析
(western blot analysis)によって、ワクシニア感染
細胞の単分子層の免疫染色(immuno−staining)によっ
て、およびラジオイムノアッセイ(放射性同位元素標識
免疫測定法)によって確認された。後者の場合では、ネ
ガティブに対するポジティブの割合は5であった。組換
えワクシニアウィルスによって発現されたHAVタンパク
質は、HAVによる次の免疫反応テストに対して十分に防
御できることが示された。遺伝子操作されたまたは組換
えワクシニアウィルスによって発現されたHAVタンパク
質によって提供された免疫性は、感染宿主に投与した
際、両方の細胞を介在し、つまりT細胞を介在し、体液
性である。したがって、このようなHAVタンパク質は、
防御ワクチンとして利益である。したがって、本発明
は、不活化ワクチンまたは生ウィルス問わず、本発明に
よる組換えワクシニアウィルスからなるワクチン構成物
を含むものである。また、本ワクチンは以下に記載する
単離HAVからなるものであってもよい。このようなワク
チンは、通常、例えば皮下、皮内、静脈内および筋肉内
の経路によって、または乱刺等によって、非経口投与用
に発熱因子を含まない(pyrogen−free)滅菌された水
溶性の溶媒中で処方される。
組換えウィルスによって組織培養において発現された
精製された(ウィルスを含まない)組換え抗原タンパク
質もまたワクチンとして使用できる。同様にして、ワク
チン製造のための同様の遺伝子産物は(下流にTK配列が
あってもなくても)原核生物細胞における発現用の適当
な発現ベクターまたは昆虫細胞における発現用のバキュ
ロウィルス中に挿入できる。
本発明の組換えタンパク質は、また、単一クローン性
または多クローン性を問わず、抗体の製造に有用であ
り、既知のハイブリドーマまたは血清生成物(serum ra
ising methods)によって得ることができる。このよう
な抗体は受動免疫においてまたは診断薬として有用であ
る。
添付した図において: 図1は、実施例1による組換えワクシニアウィルスの
構築物を示すものであり; 図2および図3(a)、(b)および(c)は、以下
の実施例2で記載した動物試験における防御ワクチンと
しての本発明の組換えHAVの試験結果を示すものであ
り; 図4は、構造ポリペプチドのコード配列を有するHAV
ゲノムおよびキメラの構造領域をを示すものである。
本発明を以下の実施例を参考にしながらさらに記載す
る:実施例1 組換えワクシニアウィルスの調製 挿入ベクターである、ワクシニアウィルスの初期プロ
モーター(7.5K)を有するpGS62(ティセハースト(Tic
ehurst)ら、ジェー クリニ マイクロバイオロ(J.Cl
in.microbiol.)、1987年、25巻、ページ1822〜1829)
をBamH I制限酵素による消化、さらにホスファターゼ処
理することによって、直鎖化した。プラスミドpHAV/J
(カライアニス(Karayiannis)ら、ブァイラル ヘパ
ティティス アンド リバー ディジーズ(Viral Hepa
titis and Liver Disease)、ズッカーマン(Zuckerma
n)著(アラン アール リス ニューヨーク 1988年
(Alan R.Liss New York 1988))、ページ117〜120)
からとり、HAVゲノムの611から2353の部位をカバーして
いるBamH I断片を、7.5kのプロモーターの直後に直鎖化
されたpGS62に連結し、キメラプラスミドpGS 62/HAVを
形成した。クローニング部位とポリタンパク質(polypr
otein)をコードしているHAVの読み取り枠(open readi
ng frame)のATGとの間にHAVゲノムの5′非翻訳領域の
101ヌクレオチドがある。残りのゲノムは、構造ポリペ
プチドVP4、VP2、VP3およびVP1のアミノ末端の初めの57
アミノ酸をコードしている。キメラプラスミドを有する
形質転換された細菌から、大腸菌(E.coli)コロニーを
32PでラベルしたHAVのcDNAプローブへのハイブリダイゼ
ーションによって同定し、ワクシニア7.5kプロモーター
に関して、挿入部の目的とする配向(orientation)を
ジデオキシヌクレオチド配列(dideoxynucleotide sequ
ence)によって決定した。
キメラの構築物を添付した図1に詳細に記載してい
る。このようにして得られたキメラプラスミドを、一般
的な方法を用いて組織培養においてベロ細胞(Vero cel
ls)にトランスフェクションさせた。次に、同様の培養
物を野生型のワクシニアに感染させた。プラスミドにお
ける相同領域とチミジンキナーゼ(TK)遺伝子が中断し
ている野生型のワクシニアウィルスDNAとの間で遺伝子
の組換えを行った。マケット(Mackett)ら、チャプタ
ー7、DNAクローニング(DNA cloning)、第II巻(ディ
エム グローバー(D.M.Glover)著、アイアールエル
プレス オックスフォード(IRL Press Oxford)、19
85年、ページ191〜211)に記載されているようにして、
このようにして得られたTK組換えウィルスを選択した。
組換えワクシニアウィルスにおける異種遺伝子の存在
は、ドット−ブロットハイブリダイゼーション(カライ
アニス(Karayiannis)ら、ブァイラル ヘパティティ
ス アンド リバー ディジーズ(Viral Hepatitis an
d Liver Disease)、ズッカーマン エー ジェー(Zuc
kerman A.J.)著(アラン アール リス ニューヨー
ク(Alan R.Liss New York))、ページ117〜211)およ
び32PでラベルしたHAVのcDNAプローブを用いたサザンブ
ロット分析(Southern blot analysis)(マケット(Ma
ckett)ら、上記参照)によって確認した。
HAVポリペプチドの発現は、細胞の溶解産物の固相RIA
(solid phase RIA)(カライアニス(Karayiannis)
ら、ジェー メディ ビロル(J.Med.Virol.)、1986
年、18巻、ページ261〜276)によっておよびヒト抗HAV
を用いたウィルス感染単分子層の免疫染色(immunostai
ning)によって確立された。HAVポリペプチドを発現す
るプラークの検出は、ウサギ抗−ヒトおよびブタ抗−ウ
サギ抗血清を順次用いることによって、行われた。後者
は、ビオチンおよびアルカリホスファターゼでラベルさ
れた(ダコパット(DALOPATTS)、エービーコンプレッ
クス・エーピー(ABComplex.AP)、デンマーク)。
実施例2 HAVワクチンの調製および試験 ワクチンを実施例1に記載されたようにして得られた
組換えウィルスを用いて調製した。0.1mlのワクチンあ
たり108プラーク形成ユニット(plaque forming unit)
(PFU)を含むように、このワクチンをギブコービーア
ールエルズ アールピーエムアイ(Gibco−BRL′s RPM
I)培地1640(ウシ胎児血清を含まない成長培地)中に
懸濁した組換えウィルスと配合した。試験は3タミリン
(tamirin)、サクイナス ラビアタス(Saquinus labi
atus)で行った。2動物には背中の上部に108PFUを皮内
に接種し、3番目の動物には野生型のワクシニアウィル
スを107PFU含んだ同様な配合物を接種した。
ワクチンを接種する前のすべての3動物からの血清サ
ンプルは抗HAV抗体に対してネガティブであった。ワク
チンを接種してから9週間後、すべての3動物からの血
清を再度抗HAV抗体で試験した。その結果、本発明のワ
クチンを接種した2動物の抗HAV抗体力価は、1/40およ
び1/100で検出された。
ワクチンを接種してから10週間後、すべての3動物に
組織培養で生育した0.4mlの生HAV株HM175を静脈内で感
染させた。この接種による病気の概要(profile)は4
番目のタマリン(tamarin)において予め決められ、結
果は添付した図の図2に示されている。添付した図の図
3によると、野生型ウィルスでワクチンを接種されたタ
マリン(tamarin)125は図2に示されたものと同様の予
想された変化が起こっていることが分かる。ALT(アラ
ニンアミノトランスフェラーゼ(alanine aminotransfe
rase))の上昇は1から3週間持続した、一方、本発明
のワクチンを接種した2動物はALTの上昇を示さなかっ
た。これらのALT量は大体感染前の値のあたりを変動し
ていた。本発明のワクチンで防御された2動物は、感染
してから3週間後に行った肝臓の生検でなんら組織学上
の変化は認められなかった。接種前の生検ではすべの3
動物は正常であった。しかしながら、防御されていない
動物125の肝臓の生検は、肝炎の急性期にとったが、か
なり細胞障害の変化が認められた。
IgM 抗HAV抗体を、コントロール動物125で2から6
週間検出した。本発明のワクチンによって防御された動
物ではIgM 抗HAV反応が検出されなかったが、生ウィル
スの感染による第二の反応はあった。防御された動物の
感染1週間以内での力価は、それぞれ102および103まで
上がり、このレベルは引き続いて維持された。コントロ
ール動物125では、抗HAVの力価が6週間までプラトーで
なかった。
これらの結果から、本発明のワクチンはHAVの構造ポ
リペプチドに対する免疫反応を誘導するのみでなく、さ
らに2つの防御されていない動物において示されたよう
に肝炎を誘導することができる生HAV株を感染した際に
も、動物を防御することができることが示された。
実施例3 HAVの構造ポリペプチドの調製 A型肝炎ウィルスの4つの構造ポリペプチド(VP1、V
P2、VP3、VP4)が免疫反応を誘起する役割を測定するた
めに、実施例1に記載された方法を用いてキメラをさら
に調製し、関連した組換えウィルスを生産した。
図4に示されるように、キメラは個々の構造ポリペプ
チドまたはこれらの組み合わせをコードしている配列を
有するように構築された。コード配列は、適当なプライ
マーを用いた特異的遺伝子増幅(polymerase chain rea
ction)によって作製された。5′末端プライマーは、
関連ポリペプチドのインフレイム(in frame)翻訳が生
じる開始コドン(ATG)を含んでいた。
キメラ1)、2)および5)を用いて、組換えワクシ
ニアウィルスを作製し、ウサギに投与することによっ
て、また、多クローン抗体を用いた放射性同位元素標識
免疫測定法(ラジオイムノアッセイ)によって免疫抗原
性を測定した。
組換えワクシニアウィルスを接種する前のすべてのウ
サギからの血清サンプルは抗HAV抗体に対してネガティ
ブであった。すべてのウサギからの血清について、再度
抗HAV抗体を測定したところ、すべてについて量の異な
る抗HAV抗体が検出された。
実施例4 細胞が介在する免疫の検出 細胞系を、タマリン(tamarin)の繊維芽細胞若しく
はリンパ芽球細胞を問わず、既知の方法によって確立
し、さらに、この細胞系を形質転換した。確立後、この
細胞系を図4に示す様々な組換えウィルスで感染させ
た。
毒性のあるHAVウィルスに感染したタマリン(tamari
n)のリンパ球を得て、上記の細胞系の培養物に添加し
た。ターゲットとなる細胞から放射性のクロムが放出さ
れていることから、細胞毒性のあるT細胞が機構を介在
していることが分かった。細胞が介在する免疫の存在を
検出するために、細胞障害性細胞(キラー細胞)を探し
たところ、放射性のクロムの放出によって確認された。
感染したタマリン(tamarin)のリンパ球を殺すこと
は、組換え体1、2、3、4および5で感染された細胞
系によって様々な量で検出された。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI //(C12P 21/02 C12R 1:92) (72)発明者 カライアニス,ピーター イギリス国 ロンドン エヌ14 7エッ チジェー,タウンセンド アヴェニュ ー,54 (56)参考文献 特開 昭60−210989(JP,A) 特表 昭64−500485(JP,A) Biological Abstra cts,Vol.90(1990)Abs. 28501 Virus Res.,Vol.10, No.2−3(1988)p.273−280 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07K 14/10 C12N 15/51 C12P 21/02 C12N 7/01 A61K 39/29 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A型肝炎ウィルス(HAV)のVP4、VP2、VP3
    およびVP1の少なくとも一部分からなり、該VP1の少なく
    とも一部分はVP1全体ではなくかつVP1のアミノ末端から
    少なくとも57アミノ酸を含むものである、感染性の材料
    を含まない単離ポリペプチド。
  2. 【請求項2】該HAV由来の配列がウィルス由来のチミジ
    ンキナーゼの少なくとも一部に結合している請求項1に
    記載のポリペプチド。
  3. 【請求項3】該チミジンキナーゼがワクシニアウィルス
    由来のものである請求項2に記載のポリペプチド。
  4. 【請求項4】A型肝炎ウィルス(HAV)のVP4、VP2、VP3
    およびVP1の少なくとも一部分からなる単離可能なポリ
    ペプチドをコードするヌクレオチド配列からなり、該VP
    1の少なくとも一部分はVP1全体ではなくかつVP1のアミ
    ノ末端から少なくとも57アミノ酸を含むものである、DN
    A分子。
  5. 【請求項5】該ヌクレオチド配列に効果的に連結された
    ウィルスのプロモーターを有する請求項4に記載のDNA
    分子。
  6. 【請求項6】該ウィルスのプロモーターがワクシニアウ
    ィルス由来である請求項5に記載のDNA分子。
  7. 【請求項7】請求項1から3のいずれかに記載のポリペ
    プチドを発現するように遺伝子操作されたウィルス。
  8. 【請求項8】請求項4、5または6のいずれかに記載の
    DNA分子を含むように遺伝式操作されたウィルス。
  9. 【請求項9】A型肝炎ウィルス(HAV)のVP4、VP2、VP3
    およびVP1の少なくとも一部分からなる単離可能なポリ
    ペプチドを発現することができ、該VP1の少なくとも一
    部分はVP1全体ではなくかつVP1のアミノ末端から少なく
    とも57アミノ酸を含むものである、組換えウィルス。
  10. 【請求項10】請求項2または3のいずれかに記載のポ
    リペプチドを発現できる請求項9に記載の組換えウィル
    ス。
  11. 【請求項11】ウィルスのプロモーターの制御下で宿主
    細胞内のポリペプチドを発現することができる請求項9
    または10に記載の組換えウィルス。
  12. 【請求項12】ワクシニアウィルスからなる請求項9、
    10または11のいずれかに記載の組換えウィルス。
  13. 【請求項13】請求項4、5または6のいずれかに記載
    のDNA分子からなる組換えウィルス。
  14. 【請求項14】ワクシニアウィルスからなる請求項13に
    記載の組換えウィルス。
  15. 【請求項15】請求項1から3のいずれかに記載のポリ
    ペプチドを薬学上許容できる担体と組み合わせてなるHA
    Vに対する免疫用ワクチン。
  16. 【請求項16】請求項7または8に記載のウィルスを薬
    学上許容できる担体と組み合わせてなるHAVに対する免
    疫用ワクチン。
  17. 【請求項17】請求項9〜14のいずれかに記載の組換え
    ウィルスを薬学上許容できる担体と組み合わせてなるHA
    Vに対する免疫用ワクチン。
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