JP3086211U - リモコン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 体脂肪計を備えたリモコン装置において、体
脂肪率を測定できない状態であってもリモコン機能を損
なわないリモコン装置及び、高電圧が必要となる体脂肪
計の電源に対して電力消費を抑えることが可能なリモコ
ン装置を提供する。 【解決手段】 制御用マイコン３１の体脂肪率算出機能
は、測定回路３２の測定結果及び操作キー１１で入力さ
れた個人データから被測定者の体脂肪率を算出する。リ
モコン用電池２２は赤外線ＬＥＤ２１及び制御用マイコ
ン３１に電力を供給する。体脂肪率測定用電池２３は、
リモコン用電源２２からの電圧よりも高い電圧を測定回
路３２及び制御用マイコン３１に供給する。切替スイッ
チ１４は、リモコン用電池２２と体脂肪率測定用電池２
３との電力供給を切り替える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、リモコン装置、特に体脂肪計を有するリモコン装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

テレビジョン装置等を遠隔操作するリモコン装置は、日常頻繁に用いられるも のであるため、遠隔操作機能と別の付加機能を備えることにより、その付加機能 をも頻繁に利用できることとなる。そのため、リモコン装置の付加価値が向上す ると考えられる。

【０００３】 ここで、リモコン装置に付加機能を備えている装置として、特開平６−１９８ ５１号公報に示された電卓機能付きのリモートコントロール装置がある。この公 報には、リモートコントロール装置において、電卓機能は太陽電池により動作さ せ、リモコン機能は内蔵電池により動作させることが記載されている。これは、 太陽電池でリモコン機能に必要な電力量を得ることができないため、別電源にす る必要があるためである。

【０００４】 また、複数の機能を備えた装置として、特開平１０−２２４７０１号公報には 、ＰＣのマウス及びキー操作を行うことができるテレビジョン受信機が示されて いる。この公報には、テレビジョン受信機において、共通部分であるインターフ ェイス部の電源供給源を切り替えることができることが記載されている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案出願人は、実願２００１−６５６７号において、テレビジョン装置のリ モコン装置に付加機能として体脂肪計を備えた機器を提案している。テレビジョ ン装置のリモコン装置は、日常頻繁に用いられるものであり、これに体脂肪計を 備え付けることによりユーザが手軽に且つ習慣的に体脂肪率を測定できると考え られるため、適切な機器への付加機能であると言える。

【０００６】 ここで、体脂肪率を測定する場合に必要な消費電力量は、リモコン機能に必要 な消費電力量よりも多くなる。これは、体脂肪率を測定する際に、人体に微弱な 高周波電流を流して人体のインピーダンス値を測定するようにしているためであ る。よって、体脂肪率の測定を行うことにより、リモコン装置の電池の消耗が進 み、本来の機能であるリモコン機能が使えなくなるおそれがある。

【０００７】 また、人体のインピーダンス値を測定する際には、約６Ｖ程度の電圧が必要に なる。しかし、通常のリモコン装置は、１．５Ｖの単３形電池１本または２本に より動作している場合が多く、６Ｖの電圧を供給するためには変圧手段が必要と なる。一方、リモコン機能には、高電圧は不要であり、低電圧で動作させる方が 消費電力量が抑えられる。このため、６Ｖの電池のみによりリモコン装置を動作 させると、消費電力量が大きくなり、電池の電力低下が進みやすくなる。

【０００８】 また、リモコン装置を常に体脂肪率が測定できる状態にしておくと、無駄な電 力消費が進むことになり、電池の交換を頻繁に行わなくてはいけなくなる。 本考案の課題は、体脂肪計を備えたリモコン装置において、体脂肪率を測定で きない状態であってもリモコン機能を損なわないリモコン装置を提供することに ある。本考案の別の課題は、高電圧が必要となる体脂肪計の電源に対して電力消 費を抑えることが可能なリモコン装置を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

請求項１に記載のリモコン装置は、テレビジョン装置を遠隔操作するためのリ モコン装置において、被測定者の体脂肪率を測定及び算出する体脂肪率測定・算 出手段を付加するとともに、リモコン用電源からの電圧よりも高い電圧を体脂肪 率測定・算出手段に供給するための体脂肪率測定・算出用電源をリモコン用電源 とは別に設け、体脂肪率を測定及び算出する際には体脂肪率測定・算出用電源か らの電力が体脂肪率測定・算出手段に供給されるように切替手段を設けたことを 特徴とする。

【００１０】 ここでは、体脂肪率測定・算出機能手段のためにリモコン機能とは別の電源か ら電力を供給している。リモコン機能を使用する場合には、リモコン用電源を用 いている。体脂肪率測定・算出機能手段には、リモコン機能への電力供給を行う リモコン用電源よりも高電圧である体脂肪率測定・算出用電源により電力が供給 されている。そして、体脂肪率を測定する場合には、切替手段により体脂肪率測 定・算出用電源から電力を供給することができるので、無駄な消費電力を抑える ことができる。また、体脂肪率を測定して体脂肪率測定・算出用電源の電力が低 下した場合にも、切替手段で電源供給の電源を切り替えることによりリモコン機 能を使用することが可能となる。

【００１１】 請求項２に記載のリモコン装置は、所定の機器を遠隔操作するためのリモコン 装置であって、信号送出手段、測定手段、入力手段、リモコン機能部、体脂肪率 算出機能部、リモコン用電源、体脂肪率測定用電源、及び電源切替手段を備える 。信号送出手段は所定の機器へ操作指示のための信号を送出する。測定手段は被 測定者の体脂肪率を算出するための測定を行う。入力手段は、所定の機器の操作 指示及び、被測定者の性別、年齢、身長、体重を含む個人データが入力される。

【００１２】 リモコン機能部は、入力手段で入力された所定の機器への操作指示信号を信号 送出手段により送出させる。体脂肪率算出機能部は、測定手段の測定結果及び入 力手段で入力された個人データから被測定者の体脂肪率を算出する。リモコン用 電源は信号送出手段及びリモコン機能部に電力を供給する。体脂肪率測定用電源 は、リモコン用電源からの電圧よりも高い電圧を測定手段及び体脂肪率算出機能 部に供給する。電源切替手段は、リモコン用電源と体脂肪率測定用電源との電力 供給を切り替える。

【００１３】 リモコン機能を使用する場合には、入力手段に所定の機器への操作指示を入力 されることにより、リモコン機能部がその入力内容に従って信号送出手段により 所定の機器へ操作指示の信号を送出する。また、体脂肪率算出機能を使用する場 合には、まず入力手段に体脂肪率を算出する人体の性別、体重などの個人データ の入力を受け付ける。次に測定手段により測定を行い、その測定結果と個人デー タとから体脂肪率算出機能部により体脂肪率を演算する。

【００１４】 ここでは、リモコン機能部と体脂肪率算出機能部とにそれぞれ別の電源から電 力を供給している。リモコン機能部はリモコン用電源により電力が供給される。 体脂肪率算出機能部には、リモコン機能部への電力供給を行うリモコン用電源よ りも高電圧である体脂肪率測定用電源により電力が供給される。電源切替手段に より、各電源から必要な電源供給を行うことができるので、無駄な消費電力を抑 えることができる。このため、体脂肪率を測定して体脂肪率測定用電源の電力が 低下した場合にも、電源切替手段で電源供給の電源を切り替えることによりリモ コン機能を使用することが可能となる。

【００１５】 請求項３に記載のリモコン装置は、請求項２に記載のリモコン装置であって、 電源切替手段は、リモコン機能部及び体脂肪率算出機能部のいずれを使用するか を切り替える切替手段である。 ここでは、リモコン機能部と体脂肪率算出機能部との選択を行う切替手段が、 電源供給の切り替えである電源切替手段に相当している。これにより、各機能部 を使用するときには、一方の電源を使用することになる。よって、各電源の使用 機会が明確になり、効率的に各電源を利用することが可能となる。

【００１６】 請求項４に記載のリモコン装置は、請求項２または３に記載のリモコン装置で あって、体脂肪率算出機能部により算出された被測定者の体脂肪率を表示する表 示手段をさらに備える。 ここでは、算出された被測定者の体脂肪率をリモコン装置において表示するこ とができる。これにより、手元で体脂肪率を知ることができるため、体脂肪率と いう個人のプライバシーを保護することができる。

【００１７】 請求項５に記載のリモコン装置は、請求項２から４のいずれかに記載のリモコ ン装置であって、体脂肪率算出機能部により算出された被測定者の体脂肪率を記 憶する記憶手段をさらに備える。 ここでは、体脂肪率を記憶できるため、過去に測定した体脂肪率と比較するこ とが可能となる。これにより、体脂肪率の計時変化を知ることができるため、体 脂肪率のコントロールの参考にしやすくなる。

【００１８】 請求項６に記載のリモコン装置は、請求項２から５のいずれかに記載のリモコ ン装置であって、信号送出手段は赤外線発光部である。 ここでは、信号送出手段が赤外線発光部であるため、所定の機器などに設けら れる赤外線受光部に向けて信号を無線で送ることが可能である。 請求項７に記載のリモコン装置は、請求項２から６のいずれかに記載のリモコ ン装置であって、測定手段は、被測定者に電圧を印加する電極及び検出電圧を読 みとるための電極と、電極間の電圧を検出する電圧検出手段とを有する。

【００１９】 ここでは、被測定者に印加したときに検出される電圧に基づいて被測定者の体 脂肪率の測定を行っている。

【００２０】

【考案の実施の形態】

本考案に係るリモコン装置１を図１に示す。図１（ａ）は、リモコン装置１の 上面図であり、図１（ｂ）は、リモコン装置１の側面図である。また、リモコン 装置１のブロック図を図２に示す。このリモコン装置１は、図示しないテレビジ ョン装置の遠隔操作用リモコン装置であり、ユーザの体脂肪率を測定することが 可能である。

【００２１】 ＜全体の構成＞ リモコン装置１は、操作キー１１、液晶表示部１２、電極１３、切替スイッチ １４を備えている。 操作キー１１は、リモコン装置１の上面に複数設けられており、テレビジョン 装置への操作指示を入力するためのキーである。また、操作キー１１は、体脂肪 率を測定するために必要なユーザの情報を入力するためのキーを兼ねている。ま た、操作キー１１には、電源キー１１ａが設けられている。電源キー１１ａは、 テレビジョン装置の電源の入切を入力するためのキーである。

【００２２】 液晶表示部１２は、体脂肪率を表示するための表示部である。 電極１３は、リモコン装置１の上面及び下面にそれぞれ２ヶ所、計４ヶ所に設 けられており、ユーザの指を所定時間接触させることにより、ユーザの体脂肪率 を算出するための測定を行うことができる。 切替スイッチ１４は、リモコン装置１の機能の切り替え用スライドスイッチで あり、右にスライドさせるとテレビジョン装置への操作指示を行うリモコン機能 、左にスライドさせるとユーザの体脂肪率を測定する体脂肪率測定機能を使用す ることができる。

【００２３】 また、リモコン装置１は、図１に示されているように、その内部に赤外線ＬＥ Ｄ２１、リモコン用電池２２、及び体脂肪率測定用電池２３をさらに備えている 。 赤外線ＬＥＤ２１は、リモコン装置１の側面に設けられており、赤外線により リモコン装置１からテレビジョン装置へ信号を送信する。

【００２４】 リモコン用電池２２は、２個の単３形電池であり、リモコン装置１のリモコン 機能の関係部分に計３Ｖの電圧の電源供給を行う。 体脂肪率測定用電池２３は、２個のコイン形リチウム電池であり、リモコン装 置１の体脂肪率測定機能の関係部分に計６Ｖの電圧の電源供給を行う。 次に図２の内部ブロック図に従ってリモコン装置１の制御関係の説明を行う。

【００２５】 リモコン装置１は、制御用マイコン３１、測定回路３２、赤外線出力回路３３ をさらに備えている。 制御用マイコン３１は、リモコン装置１全体の制御を行う。また、制御用マイ コン３１は、ユーザの体脂肪率の算出を行う。さらに制御用マイコン３１は、記 憶部を有している。

【００２６】 測定回路３２は、電極１３によりユーザの体脂肪率を算出するための測定を行 う。 赤外線出力回路３３は、赤外線ＬＥＤ２１によりテレビジョン装置へ操作指示 の送信を行う。 なお、図２で示されているように、切替スイッチ１４により体脂肪率測定機能 の使用する設定（実線で示す。）である場合、体脂肪率測定用電池２３から制御 用マイコン３１、測定回路３２、及び液晶表示部１２に電力が供給される。また 、切替スイッチ１４によりリモコン機能の使用する設定（鎖線で示す。）場合、 リモコン用電池２２から制御用マイコン３１及び赤外線出力回路３３に電力が供 給される。

【００２７】 ＜リモコン機能における動作＞ 切替スイッチ１４がリモコン機能を使用する設定である場合に、ユーザがテレ ビジョン装置への操作指示を操作キー１１に入力する。その入力に従って、制御 用マイコン３１が赤外線出力回路３３の制御を行う。これにより、赤外線による 操作指示信号が赤外線ＬＥＤ２１により送信される。

【００２８】 ＜体脂肪率測定機能における動作＞ 次に、体脂肪率の測定について説明する。 体脂肪率は、体重に占める体脂肪量の割合をいう。体脂肪率を求めるには、脂 肪組織と除脂肪組織との抵抗値の差異を利用して、脂肪組織の割合を求める。脂 肪組織の割合を求める測定方法として、インピーダンス法がある。これは、人体 に微弱な高周波電流が流れるときの抵抗値を測定するものである。除脂肪組織の 大部分は電解質を含む水分なので、電流の通り易さから除脂肪体重を算出する。 具体的な除脂肪体重の求め方は、除脂肪体重が身長の２乗を人体のインピーダン ス値で割った値に比例することを利用する。

【００２９】 体脂肪率を測定するには、まず切替スイッチ１４が体脂肪率測定機能を使用す る設定である場合に、ユーザの情報の入力受け付けを行う。すなわち、ユーザが 操作キー１１に入力するのを受け付ける。ユーザの情報としては、性別、年齢、 身長、体重などである。入力されたユーザの情報は、制御用マイコン３１の記憶 部に記憶される。

【００３０】 次に、４ヶ所の電極１３にユーザの左手及び右手の親指と人差し指とを所定時 間接触させる。この間、制御用マイコン３１は、測定回路３２に電極間電圧を測 定するよう指示する。この指示により、測定回路３２は、２個の電極に所定の電 圧を印加する。そして、残りの２個の電極により電圧を検出する。制御用マイコ ン３１は、この電極間の電圧値からユーザのインピーダンス値を求める。

【００３１】 ユーザのインピーダンス値と、前もって入力されたユーザの情報とに基づいて 、制御用マイコン３１がユーザの現在の体脂肪率を算出する。制御用マイコン３ １は、算出された体脂肪率を液晶表示部１２に表示させる。これにより、ユーザ は現在の体脂肪率を知ることができる。 なお、算出された体脂肪率は、制御用マイコン３１の記憶部に記憶される。こ の記憶された過去の体脂肪率は、ユーザに操作キー１１を操作されることにより 液晶表示部１２に表示する。

【００３２】 ＜特徴＞ 体脂肪率測定機能において、制御用マイコン３１は、２個の電極１３に電圧を 印加して、人体に微弱な高周波電流を流すことにより求められるユーザの情報と ユーザのインピーダンス値から体脂肪率を算出している。体脂肪率の測定には、 高周波電流を用いるため、リモコン装置１は、リモコン機能に必要な電力よりも 大きな電力及び高い電圧が必要となる。また、体脂肪率の測定を繰り返すことに より、体脂肪率測定用電池２３の消耗が進む。しかし、本実施形態のリモコン装 置１は、体脂肪率測定用電池２３とリモコン用電池２２とが分けられているため 、体脂肪率の測定を行う場合にも大きな電力及び高い電圧を供給することが可能 である。また、体脂肪率測定用電池２３は、体脂肪率測定機能のときにだけ使用 されるので、体脂肪率測定用電池２３の消耗が抑えられる。さらに、体脂肪率測 定用電池２３が消耗した場合にも、リモコン用電池２２が別に設けられているリ モコン装置１の本来の機能であるリモコン機能を損なわれない。

【００３３】 ＜他の実施例＞ （Ａ） 本実施形態のリモコン装置１では、切替スイッチ１４が機械的なスライドスイ ッチであるが、操作キー１１の一つが機能切替キーであって、切替キーを押すと 制御用マイコン３１により体脂肪率測定用電池２３とリモコン用電池２２とを選 択するようなソフトウェア的なスイッチであっても良い。

【００３４】 （Ｂ） 本実施形態のリモコン装置１では、ユーザが一人であることを想定している。 しかし、制御用マイコン３１の記憶部に記憶されるユーザの情報を複数名分記憶 できるようにすると共に、体脂肪率の測定の際にユーザの情報から現在のユーザ の情報を選択できるようにすることで、複数のユーザが体脂肪率を測定すること を可能としても良い。

【００３５】 （Ｃ） 本実施形態のリモコン装置１では、算出された体脂肪率を液晶表示部１２に表 示することによりユーザに示している。これによりプライバシーの保護を図るこ とができる。しかし、リモコン装置１は小型であるため、液晶表示部１２も小型 にせざるを得ない。このため、目の悪い人には表示が見えづらいことがある。ま た、過去の体脂肪率を表示する場合、複数の過去の体脂肪率を表示することがで きないため、体脂肪率の変化が分かりづらい。

【００３６】 そこで、テレビジョン装置が体脂肪率を表示する表示機能を有する場合には、 図３に示されるようにリモコン装置１で算出された体脂肪率を表示することが可 能となる。この場合には、図４に示されるブロック図のように、切替スイッチ１ ４において体脂肪率測定機能を使用するときにも赤外線出力回路３３に電力が供 給されるとともに、液晶表示部１２に表示する内容と同様の表示をテレビジョン 装置に表示させるため、赤外線出力回路３３から赤外線ＬＥＤ２１により赤外線 信号を送信する。テレビジョン装置がこの信号を受けて表示することにより、液 晶表示部１２よりも大きいテレビジョン装置の画面上に見やすく体脂肪率を表示 できる。また、過去の体脂肪率を複数表示しても良い。

【００３７】 さらに、テレビジョン装置にグラフ表示機能が備えられていれば、テレビジョ ン装置が信号を受けることにより、図５に示されるように、横軸を日数、縦軸を 体脂肪率としたグラフを表示して、ユーザの体脂肪率の変化を示すことが可能と なる。これにより、体脂肪率の変化を分かりやすく知ることができる。

【００３８】

【考案の効果】

本考案に係るリモコン装置では、体脂肪率測定・算出機能手段のためにリモコ ン機能とは別の電源から電力を供給している。リモコン機能を使用する場合には 、リモコン用電源を用いている。体脂肪率測定・算出機能手段には、リモコン機 能への電力供給を行うリモコン用電源よりも高電圧である体脂肪率測定・算出用 電源により電力が供給されている。そして、体脂肪率を測定する場合には、切替 手段により体脂肪率測定・算出用電源から電力を供給することができるので、無 駄な消費電力を抑えることができる。また、体脂肪率を測定して体脂肪率測定・ 算出用電源の電力が低下した場合にも、電源供給の電源を切り替えることにより 、体脂肪率測定・算出用電源の電力低下を気にすることなくリモコン機能を使用 することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態に係るリモコン装置の（ａ）
上面図、及び（ｂ）側面図。

【図２】リモコン装置の制御及び電力ブロック図。

【図３】他の実施例に係るリモコン装置により表示指示
されたテレビジョン装置の表示の一例。

【図４】他の実施例に係るリモコン装置の制御及び電力
ブロック図。

【図５】他の実施例に係るリモコン装置により表示指示
されたテレビジョン装置の表示の一例。

【符号の説明】

１ リモコン装置 １１ 操作キー １１ａ電源キー １２ 液晶表示部 １３ 電極 １４ 切替スイッチ ２１ 赤外線ＬＥＤ ２２ リモコン用電池 ２３ 体脂肪率測定用電池 ３１ 制御用マイコン ３２ 測定回路 ３３ 赤外線出力回路

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】テレビジョン装置を遠隔操作するためのリ
   モコン装置において、 被測定者の体脂肪率を測定及び算出する体脂肪率測定・
   算出手段を付加するとともに、 リモコン用電源からの電圧よりも高い電圧を前記体脂肪
   率測定・算出手段に供給するための体脂肪率測定・算出
   用電源を前記リモコン用電源とは別に設け、 体脂肪率を測定及び算出する際には前記体脂肪率測定・
   算出用電源からの電力が前記体脂肪率測定・算出手段に
   供給されるように切替手段を設けたことを特徴とするリ
   モコン装置。
2. 【請求項２】所定の機器を遠隔操作するためのリモコン
   装置であって、 前記所定の機器へ操作指示のための信号を送出する信号
   送出手段と、 被測定者の体脂肪率を算出するための測定を行う測定手
   段と、 前記所定の機器の操作指示及び、被測定者の性別、年
   齢、身長、体重を含む個人データが入力される入力手段
   と、 前記入力手段で入力された前記所定の機器への操作指示
   信号を前記信号送出手段により送出させるリモコン機能
   部と、 前記測定手段の測定結果及び前記入力手段で入力された
   前記個人データから被測定者の体脂肪率を算出する体脂
   肪率算出機能部と、 前記信号送出手段及びリモコン機能部に電力を供給する
   リモコン用電源と、 前記リモコン用電源からの電圧よりも高い電圧を前記測
   定手段及び体脂肪率算出機能部に供給する体脂肪率測定
   用電源と、 前記リモコン用電源と前記体脂肪率測定用電源との電力
   供給を切り替える電源切替手段と、を備えるリモコン装
   置。
3. 【請求項３】前記電源切替手段は、前記リモコン機能部
   及び前記体脂肪率算出機能部のいずれを使用するかを切
   り替える切替手段である、請求項２に記載のリモコン装
   置。
4. 【請求項４】前記体脂肪率算出機能部により算出された
   被測定者の体脂肪率を表示する表示手段をさらに備え
   る、請求項２または３に記載のリモコン装置。
5. 【請求項５】前記体脂肪率算出機能部により算出された
   被測定者の体脂肪率を記憶する記憶手段をさらに備え
   る、請求項２から４のいずれかに記載のリモコン装置。
6. 【請求項６】前記信号送出手段は赤外線発光部である、
   請求項２から５のいずれかに記載のリモコン装置。
7. 【請求項７】前記測定手段は、被測定者に電圧を印加す
   る電極及び検出電圧を読みとるための電極と、前記電極
   間の電圧を検出する電圧検出手段とを有する、請求項２
   から６のいずれかに記載のリモコン装置。