JP3086093U - 小型ポンプ - Google Patents

小型ポンプ

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JP3086093U
JP3086093U JP2001007518U JP2001007518U JP3086093U JP 3086093 U JP3086093 U JP 3086093U JP 2001007518 U JP2001007518 U JP 2001007518U JP 2001007518 U JP2001007518 U JP 2001007518U JP 3086093 U JP3086093 U JP 3086093U
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JP
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diaphragm
small
pump
housing
pump chamber
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JP2001007518U
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Inventor
重遠 磨墨
Original Assignee
株式会社 榎本マイクロポンプ製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランク軸を短くし、非常にコンパクトに形
成し、耐久性のダイヤフラムを備える小型ポンプにする
こと。 【解決手段】前記ダイヤフラム7の形状を、中心部分7
aが平坦にして楕円形に形成され、その短径側に接する
外周変形部Aを幅広くして面積を大きくし、その長径側
に接する変形部Bを幅狭くして面積を小さく形成して外
周縁部を円形にしてなり、このダイヤフラム7の全体を
ポンプ室9の底面に密着し、このポンプ室9の壁面に前
記ダイヤフラムの往復動によって開閉する弁体11を配
置し、このポンプ室には吸入、排出の給送管12,13
が接続されている小型ポンプの構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、医療機器、理化学機器等に使用される狭い箇所に配置可能な小型 ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
電動モータなどの駆動源の回転軸に接続したロッドの往復運動により弾性板の ダイヤフラムを動作し、ポンプ室に設けた吸気弁と排気弁を動作させることが知 られている。一般的に前記モータの回転軸に連動して上下動するロッドにダイヤ フラムが取付けてあるがこのロッドが所定の長さにないと充分な安定した弁作用 を生じないという問題があった。従って、全体を小形に形成することができず、 モータ軸とダイヤフラムの作動ロッドとを梃子部材等を利用するものが開発され ている。
【0003】 例えば、実開昭62−188572号公報に記載される考案は、全体を小型に するためにモータの横に並べてポンプ室を形成してあり、そのために梃子を必要 とした。 また、 駆動源の回転軸の一端に形成した偏心カムにアームロッドを連接した ものでは、このアームロッドと偏心カムとの間の摺接部分にボールベアリングを 介在してある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
駆動源の回転軸の偏心カムとアームロッドとの間にボールベアリングなどを配 設してあるために全体が嵩張り、この連結機構を小さく形成ことができなかった 。
【0005】 本考案は、ダイヤフラムの変形の大きい部分を小さくして、平坦部分と周縁変形 部分との面積を異ならせることにより充分な耐久性が付与された小型ポンプを提 供することである。 この考案の課題は、クランク軸を短くし、非常にコンパクトに形成し、耐久性 に優れる小型ポンプを提供することである。 この考案の他の課題は、耐久性のダイヤフラムを備えた小型ポンプを提供するこ とである。 この考案の課題は、簡易な構成で、ダイヤフラムの大きさを変更させることな く、筐体を小さく、小型モータを備えた小型ポンプを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を達成するために、この考案に係る小型ポンプは、駆動源を内蔵し 、この駆動源の回転軸に連結した偏心カムにより先端に固着したダイヤフラムを 振動させるロッドを介して吸入・排出の弁体を作動して連続的に気体・液体を給 送する小型ポンプにおいて、前記ダイヤフラムの形状を、中心部分が平坦にして 楕円形に形成され、その短径側に接する外周変形部を幅広くして面積を大きくし 、その長径側に接する変形部を幅狭くして面積を小さく形成して外周縁部を円形 にしてなり、このダイヤフラム全体をポンプ室の底面に密着し、このポンプ室の 壁面に前記ダイヤフラムの往復動によって開閉する弁体を配置し、このポンプ室 には吸入、排出の給送管が接続されている小型ポンプの構成である。
【0007】 前記本考案の課題は、前記ダイヤフラムを底に密着し、ポンプ室との境界部分に 弁体を配置して吸入室・排出室のそれぞれに給送管を接続してある筐体を扁平に 薄く形成してある構成、又は前記筐体に配設した前記ダイヤフラムを先端に固着 したロッドと前記小型モータの回転軸の偏心カムとがこの筐体を支持する枠体内 に配置し、この枠体と前記小型モータ上に前記筐体を載置してある構成によって 達成できる。
【0008】 この考案の小型ポンプは、小型モータに簡易に取付けられるポンプ室を備えた 扁平な筐体を支持できる枠体を断面Π字形にして簡易に構成することができ、特 に、小型モータの回転軸端の軸受をモータ側のみではなく、枠体に軸受を形成し てあるから小型モータの軸受の負担を軽減することができる。
【0009】 この考案の小型ポンプは、ダイヤフラムの中央平坦部を楕円形に形成し、外周 縁部を円形に形成してあるからこの平坦部分と外周縁部の間の変形部分が楕円形 の長径部分と短径部分とでは面積が相違し、ポンプの特性を損なうことなく、変 形の大きい部分のみ応力を小さくするために面積を大きくしてあり、応力の小さ い部分は面積を小さくしてあるから過労によるダイヤフラムの寿命を長くするこ とができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、この考案に係る小型ポンプの実施の形態について図面を参照して説明す る。 図1はこの考案に係る小型ポンプの実施の形態を示す概略斜視図である。図2は 図1の中央要部縦断面図である。図3はこの考案小型ポンプに使用するダイヤフ ラムの平面図である。
【0011】 小型モータ1の回転軸2を貫通する断面Π字形の枠体3の貫通孔3aを軸受にし 、この回転軸2には偏心カム4が固着してある。この偏心カム4はロッド5の下 端の円形の嵌合孔6に嵌合してあり、このロッド5の先端はダイヤフラム7の中 央に接着してある。このロッド5の下端の嵌合孔6をカム状に偏心させた孔で、 円形の回転軸2に嵌合してもよい。
【0012】 このダイヤフラム7は図3に示されるように、中央の平坦部7aが楕円径に形成 してあり、その外周縁は所定の幅で円形に形成し、平坦部7aの短径側に接する 部分を幅広くして変形部Aとし、長径側に接する部分を幅狭くして変形部Bとし てある。このダイヤフラム7全体は四角形に形成してあり、このダイヤフラム7 の周縁に枠体3の上端にねじなどで固着するねじ孔8,8・・を穿ってある。こ の枠体3の天井中央部分が穿ってあり、ダイヤフラム7の円形部分が臨まれてい る。
【0013】 ポンプ室9を形成した筐体10は前記ダイヤフラム7を底に配置し、枠体3に密 着するようにしてある。このポンプ室9のダイヤフラム7との境界壁面に弁体1 1を配置し、このポンプ室9の排出室に給送管12が連結し、13は供給口であ る。14はポンプ室9の蓋である。
【0014】 このように構成されたこの考案の小型ポンプの作動を説明する。 枠体3内に偏心カム4、ロッド5を配置し、この天井部分の円形の孔にダイヤ フラム7を配置してその周縁部分を枠体3上に配置する。このダイヤフラム7の 上に筐体10を載置して、ボルトによって枠体3に固着する。このときダイヤフ ラム7がねじ孔8,8・・を貫通するボルトによって筐体10に密着する。この 筐体10に供給口13や給送管12を接続する。
【0015】 小型モータ1が通電され、回転軸2が回転すると偏心カム4が回転してロッド 5を上下に往復動させる。断面Π字状の枠体3の天井部に穿った円形孔に配置し たダイヤフラム7がロッド5の上下動によって動作し、弁体11を作動させて、 ポンプ室9の気体や液体の媒体を給送管12へ給送する。特に、偏心カム4とロ ッド5の嵌合孔6とが摺動し易いように偏心カム4は軽量金属、例えばアルミニ ウムを使用すると良い。
【0016】 このときダイヤフラム7は平坦部7aと周縁の固定部との間の変形部A,Bが 振動しながら弁体11を動作させる。このとき変形や応力の大きい部分が面積を 大きくしてあり、変形や応力の小さい部分が面積を小さくしてあるのでダイヤフ ラム7の耐久性に優れる。
【0017】
【考案の効果】
この考案に係る小型ポンプは、ロッド短くしてあるのでダイヤフラムを楕円形 にし、変形部分の応力のかかる度合いに応じて調整することができ、ダイヤフラ ムの寿命を長く保つことができる。また、ロッドと偏心カムとの間にボールベア リングを介することが無いので全体をコンパクトに形成することができ、前記ダ イヤフラムの形状により全体の高さを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る小型ポンプの斜視図である。
【図2】図1の中央要部縦断面図である。
【図3】この考案の小型ポンプに使用するダイヤフラム
の平面図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 回転軸 3 枠体 3a 貫通孔 4 偏心カム 5 ロッド 6 嵌合孔 7 ダイヤフラム 7a 平坦部 8 ねじ孔 9 ポンプ室 10 筐体 11 弁体 12 給送管 13 供給口 14 蓋

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源を内蔵し、この駆動源の回転軸に連
    結した偏心カムにより先端に固着したダイヤフラムを振
    動させるロッドを介して吸入・排出の弁体を作動して連
    続的に気体・液体を給送する小型ポンプにおいて、前記
    ダイヤフラムの形状を、中心部分が平坦にして楕円形に
    形成され、その短径側に接する外周変形部を幅広くして
    面積を大きくし、その長径側に接する変形部を幅狭くし
    て面積を小さく形成して外周縁部を円形にしてなり、こ
    のダイヤフラム全体をポンプ室の底面に密着し、このポ
    ンプ室の壁面に前記ダイヤフラムの往復動によって開閉
    する弁体を配置し、このポンプ室には吸入、排出の給送
    管が接続されていることを特徴とする小型ポンプ。
  2. 【請求項2】前記ダイヤフラムを底に密着し、ポンプ室
    との境界部分に弁体を配置して吸入室・排出室のそれぞ
    れに給送管を接続してある筐体を扁平に薄く形成してあ
    ることを特徴とする請求項1に記載の小型ポンプ。
  3. 【請求項3】前記筐体に配設した前記ダイヤフラムを先
    端に固着したロッドと前記小型モータの回転軸の偏心カ
    ムとがこの筐体を支持する枠体内に配置し、この枠体と
    前記小型モータ上に前記筐体を載置してあることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の小型ポンプ。
JP2001007518U 2001-11-16 2001-11-16 小型ポンプ Expired - Lifetime JP3086093U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06312191A (ja) * 1992-10-03 1994-11-08 Hiroyuki Nakagawa 濾過装置及びそれに用いる濾過体
JP5560368B2 (ja) * 2011-03-09 2014-07-23 アルバック機工株式会社 ポンプ装置

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JPH06312191A (ja) * 1992-10-03 1994-11-08 Hiroyuki Nakagawa 濾過装置及びそれに用いる濾過体
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