JP3086071U - 両面起毛布と研磨紙との組み合わせ - Google Patents

両面起毛布と研磨紙との組み合わせ

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松村 茂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基台に研磨紙を取り付けて対象物を研磨する場
合に,基台に薊(あざみ)状の面(面ファスナの一方の
面)を設け,一方,裏面に予め起毛布(面ファスナの他
方の面)を取り付けた研磨紙を,前記薊状の面に取り付
けるものは,研磨紙を取り替えるときに,高価な起毛布
を研磨紙と一緒に捨てるので,不経済だという問題があ
る。 【解決手段】表裏両面を起毛した起毛布と,裏面に粘着
剤を塗布した研磨紙との組み合わせ。両面起毛布5の一
方の面5′が基台2の薊状の面4に,面ファスナの作用
によって接合し,両面起毛布の他方の面5′と研磨紙7
とを,研磨紙のの裏面に塗布した粘着剤8により貼合す
る。研磨紙7がすり減ったときは,研磨紙7だけを捨
て,新しい研磨紙を,同じ起毛布に接合できるので,高
価な起毛布を,研磨紙の取替え毎に捨てなくて済み,経
済的である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この明細書において,「薊(あざみ)状の面」とは,ベルクロ(商標)として 知られる面ファスナを構成する一方の面であって,薊に付いているような,細か い鉤状の多数の突起を林立させた面を言い,「起毛布」とは,上記面状ファスナ の他の一方の面であって,布の表面を起毛したもの,パイル,フェルト等がある 。 本考案はハンドモータ等に取りつけて回転する基台の表面に研磨紙を取りつけ ,上記ハンドモータの駆動によって研磨紙を摺動させて,対象物を研磨するため の道具に関するものであり,特に,薊状の面を有する基台の表面に接合させるた めの,両面を起毛した起毛布と,裏面に粘着剤を塗布した研磨紙との組み合わせ に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハンドモータ等に取りつけて回転する基台の表面に研磨紙を取りつけ,上記ハ ンドモータを駆動させることによって,研磨紙を回転させて,該研磨紙を対象物 に当てて摺動することにより,対象物を研磨するための道具は,従来から広く知 られていた。 従来,研磨紙を基台に取り付けるための構造の一例としては,基台の表面に薊 状の面を取りつけ,研磨紙の裏面に予め起毛布を取り付けたものを用いて,基台 に取り付けた薊状の面を有するシートと研磨紙の裏面に予め取り付けてある起毛 布とを,面ファスナの作用によって接合させて使用するものもあった。
【0003】 従来の,研磨紙の裏面に予め起毛布を取り付けたものは,起毛布は高価なもの であるのに,研磨紙が摩り減って使用できなくなったときに,起毛布の付いた研 磨紙を捨てる他はなかったので,非常に不経済であった。
【0004】
【考案が解決使用とする課題】 前記のような,研磨紙の裏面に予め起毛布を取り付けたものは高価であるのに ,研磨紙が摩り減って使用できなくなったときに,高価な起毛布の付いた研磨紙 を捨てる他はないという欠点をなくし,摩り減って使えなくなった研磨紙を新し い研磨紙に取り替えるときに,研磨紙に取り付けられた高価な起毛布を一緒に捨 てることなく,研磨紙だけを取り替えることができるような,起毛布と研磨紙と の組み合わせを考案することが,本件考案の課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記課題を解決するための手段として,表面に薊状の面を有する基台 に接合させるための,表裏両面を起毛した起毛布と,裏面に粘着剤を塗布した研 磨紙とを組み合わせた構成にすることによって,上記課題を解決したものである 。
【0006】 すなわち,表裏両面を起毛布で構成したから,薊状の面に起毛布の表面を接合 させ,また,該起毛布の裏面も起毛布となっているので,この裏面に,裏面に粘 着剤を塗布した研磨紙を貼付することができるものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1は本考案を実施せる,両面を起毛布とした起毛布と研磨紙との組み合わせ の側面概念図,但し,接合すべき薊状の面と起毛布と研磨紙との三者を,それぞ れ離して表示した側面概念図である。 上記側面概念図において,ハンドモータ1の回転軸に取りつけて回転させる基 台2に,薊状の細かい鉤状の突起3,3,…を無数に設けた,薊状の面を有する シート4を取り付ける。
【0008】 次に,両面を起毛した起毛布5の両面には,6,6,…のように多数の起毛が ある。但し,同図に示す実施例においては,両面を起毛布とした起毛布5として は,それぞれ表面だけを起毛した起毛布2枚,すなわち図示5′,5′を裏側で 背中合わせに貼り合わせて構成したものを示している。
【0009】 図示は省略したが,両面を起毛した起毛布は,上記図面に表示したものに限ら ず,1枚の布の表裏両面を起毛させたものであってもよい。
【0010】 次に,研磨紙7は裏面に粘着剤8が塗布してあり,表面には研磨粒子9,9, …を一面に付けてある。 後に述べるとおり,研磨紙7の裏面の粘着剤8の面には,剥離紙10(図示は 図3,図4)を貼付して保管しておき,研磨紙7を取り付けるに当たって,上記 剥離紙を剥がして粘着剤8を露出させて使用するのが便利である。
【0011】 上記のような構成により,基台2に取りつけた薊状の面を有するシート4と, 両面を起毛した起毛布5との間の,面ファスナの作用による接合力によって,薊 状の面を有するシート4と起毛布5の図示左側の面とが接合される。 次に,研磨紙7の裏面に塗布した粘着剤8によって,前記起毛布5の図示右側 の面と研磨紙7とが貼合される。
【0012】 以上によって,モータ1の駆動力によって基台2が回転し,これによって薊状 の面を有するシート4が回転し,この回転力が起毛布5を回転させ,この回転力 が研磨紙7を回転させ,該研磨紙7の表面の研磨粒子9,9…によって対象物が 研磨されるのである。
【0013】 研磨紙7が摩り減って使えなくなったときは,研磨紙7だけを,粘着剤8の部 分で剥がして捨てて,起毛布5は残しておき,新しい研磨紙7を,その裏面の粘 着剤8によって,起毛布5の図示右側の面に貼付して使用するものである。
【0014】 このように同じ起毛布に,新しい研磨紙を何回も貼付できるから,その工場等 で使用する研磨紙の,研磨粒子の粗さの種類の数に応じた枚数の起毛布5を用意 しておけば,上記枚数の各起毛布5に,各種類の研磨紙を貼付し,研磨紙が摩り 減って使用できなくなったときには,新しい研磨紙を同じ起毛布5に貼付するこ とができるのて,全ての種類の研磨紙を使用することができる。
【0015】 同じ起毛布に研磨紙を何回も貼付できるのは,起毛布の,研磨紙を貼付する側 の面も起毛布となっているためであって,若しこの面が平面であれば,数回の研 磨紙の貼付と剥離の繰り返しによって,上記起毛布の,研磨紙を貼付する側の平 面に付着した粘着剤が劣化して,硬化した平面となり,もはや新しい研磨紙を貼 付するのが困難になるようである。
【0016】 もっとも,両面が起毛布であっても,起毛布の,研磨紙の裏面と貼合する面が ,長期間に亘って多数回の貼合と剥離を繰り返せば,起毛に付着した粘着剤が硬 化したり,埃が付いたりして,もはや研磨紙の裏面の粘着剤と貼合できなくなる という,いほば寿命があることは仕方がないことであるが,起毛布の裏側が平面 である場合と比べれば,はるかに長寿命と言えるものである。
【0017】
【実施例】
図2は,表面だけを起毛した起毛布2枚を,背中合わせにし,両者の間にクッ ションを挿入した起毛布の側面概念図である。 すなわち,それぞれの表面だけを起毛した起毛布5′,5′の2枚の起毛布を ,図示のように背中合わせにして,両者の間にクッション13を挿入して貼り合 わせた構造である。 上記クッション13としては,人造ゴム等の周知の弾力のあるクッション材を 使用すればよい。
【0018】 図3は研磨紙の裏面図であって,10は研磨紙7(図1に記載)の裏面に貼付 した剥離紙であり,11は研磨紙7と剥離紙10とを貫通する集塵孔であるが, 上記剥離紙10の周辺の一端には,摘み片12を設けてあり,該摘み12を摘ん で剥がすことによって,剥離紙10を容易に研磨紙7から剥がすことができるも のである。 剥離紙は,通常は粘着抵抗のあるものを使用する。
【0019】 図4は,上記剥離紙10の一端の摘み片12によって,剥離紙を半ば剥がした 裏面図であって,剥離紙を剥がす状態を図示したものである。 すなわち,摘み片12を摘んで剥離紙10を研磨紙7の裏面の粘着材8から容 易に剥がし取り,粘着剤8を露出させることができるのである。
【0020】 起毛布としては,文字どおり「毛布」である必要はなく,合成繊維等から成る ものでもよいことは言うまでもない。
【0021】 基台についても,前記実施例のような動力によって回転する基台に限らず,動 力によって前後運動をする基台や,さらには木片等による基台であって,手で対 象物に押しつけて摺動させる物であってもよいし,起毛布や研磨紙の形状も,円 板形に限らず,四角形その他の形状の物を用いてもよいことも,また,研磨紙と は必ずしも紙製である必要はなく,研磨粒子を付着させた布またはプラスチック のシート等であってもよこいとは言うまでもない。
【0022】
【考案の効果】
本考案は前記のように構成したから,先ず,研磨紙と基台とを接合するために ,薊状の面を有する基台と,表裏両面を起毛した起毛布とを接合させ,該起毛布 の,基台と反対側の面に研磨紙を,研磨紙の裏側に塗布した粘着剤によって貼合 するものであるから,前記のように,研磨紙を取り替える度ごとに,高価な起毛 布を捨てる必要はなく,同じ起毛布に,新しい研磨紙を何回も取り替えて貼付し て使用することができ,経済的である。
【0023】 なお,研磨紙の裏側の粘着剤と,基台に接合させた起毛布とを接合するのに当 り,起毛布の,基台と反対側の面も平面でなくて起毛布であるから,この側の面 の起毛布は,前に述べた理由によって,何回も新しい研磨紙と,貼付と剥離を繰 り返しても,容易に劣化することがなく,多数回に亘って貼付と剥離を繰り返す ことができる。 作業者の規模が小さいときは,必ずしも研磨紙の粗さの種類に応じた枚数の起 毛布を用意しておく必要もなく,研磨紙の研磨粒子の粗さを変えるために,研磨 紙を取り替えるときに,古い研磨紙を剥がして取り外して,別の研磨紙を起毛布 に貼付するが,上記取り外した同じ研磨紙を,後に再び同じ起毛布に貼付して使 用することもできる。
【0024】 表裏両面を起毛した起毛布の構造として,それぞれ表面だけを起毛した起毛布 2枚を,裏側で背中合わせに貼り合わせて構成したものを用いたときは,2枚の 起毛布を用いているから,該2枚の起毛布がクッションの役目を果たし,研磨の 対象となる物の表面に凹凸がある場合においても,研磨紙が対象物の凹凸に順応 して摺動するから,対象物の凹部までも或る程度研磨することができるだけでな く,研磨紙が対象物の突起部分と過度に強い圧力で接触することが防止されるた め,研磨紙が過度に摩り減るのを防止できる。
【0025】 表面だけを起毛した起毛布2枚を背中合わせにし,両者の間にクッションを挿 入して構成した起毛布を用いて,研磨紙と基台とを接合したものは,前段記載の 研磨紙と基台との間のクッションの役目を一層大にするものであって,前段記載 の効果が一層著しく期待できる。
【0026】 起毛布2枚の間にクッションを挿入したものは,1枚の起毛布よりも一層高価 であるのに,これを使用することができるのも,本考案が,研磨紙の裏に予め起 毛布を取り付けたものではないので,研磨紙を取り替える毎に起毛布を捨てる必 要がなく,何回も使用できるためである。
【0027】 研磨紙の裏面の粘着剤の面に,一端に摘み片を設けた剥離紙を貼付したものは ,研磨紙の裏面の粘着剤が,空気に触れて硬化したり劣化したりすることを防止 し,研磨紙の研磨粒子の粗さを変えるために研磨紙を取り替える場合おいても, 起毛布から剥がした研磨紙の裏面に,再び剥離紙を貼付しておけば,研磨紙の裏 に塗布した粘着剤が劣化するのを防ぐこともできる。 ここにおいて,剥離紙の一端に摘み片を設けてあるので,この摘み片を摘んで 剥離紙を容易に剥離できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を実施せる両面起毛布と研磨紙との組
み合わせの側面概念図。
【図2】 クッションを挿入した2枚の起毛布の側面概
念図。
【図3】 裏面に剥離紙を貼付した研磨紙の裏面図。
【図4】 裏面に剥離紙を貼付した研磨紙の,裏面の剥
離紙を半ば剥がした途中を示す裏面図。
【符号の説明】
1:ハンドモータ 2:基台 3:薊状の面を構成する細かい鉤状の突起 4:薊状の面を有するシート 5:起毛布 5′,5′:表面だけを起毛した,それぞれの起毛布 6:起毛 7:研磨紙 8:粘着剤 9:研磨粒子 10:剥離紙 11:集塵孔 12:摘み片 13:クッション

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薊(あざみ)状の面を有する基台に接合
    させるための,表裏両面を起毛した起毛布と,裏面に粘
    着剤を塗布した研磨紙との組み合わせ。
  2. 【請求項2】 表裏両面を起毛した起毛布としては,そ
    れぞれ表面だけを起毛した起毛布2枚を,裏側で背中合
    わせに貼り合わせて構成したことを特徴とする,請求項
    1に記載の起毛布と研磨紙との組み合わせ。
  3. 【請求項3】 表面だけを起毛した起毛布2枚を背中合
    わせにし,両者の間にクッションを挿入して構成した起
    毛布を用いたとこを特徴とする,請求項1に記載の起毛
    布と研磨紙との組み合わせ。
  4. 【請求項4】 研磨紙の裏面の粘着剤の面に,一端に摘
    み片を設けた剥離紙を貼付したことを特徴とする,請求
    項1に記載の起毛布と研磨紙との組み合わせ。
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