JP2007069297A - 研磨体、その製造方法及びその使用方法 - Google Patents

研磨体、その製造方法及びその使用方法 Download PDF

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達也 清水
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Abstract

【課題】 研磨時に基材と不織布との間に作用するすべり力への抵抗力の大きい研磨体を提供する。
【解決手段】 不織布2と、該不織布2を支持する基材としてのネット4と、該ネット4と前記不織布2との相互接触面間に介在する接着材5と、を備え、前記不織布2の一部7が前記ネット4の網目3の中に押し込まれている。好ましくはさらに、該網目3を形成する糸部材6の少なくとも一部と、前記不織布2の前記網目3への突入部7の少なくとも一部とが、接着材5で接合されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、研磨体及びその製造方法に関する。本発明はまた、前記研磨体の好適な使用方法に関する。
研磨体の一種として、綿布等からなる基材に接着材で不織布を貼り付けたものが知られている。
前記研磨体で対象面を研磨する場合、前記基材と前記不織布との境目に、両部材を互いに逆方向へとすべらせようとする力が作用する。従来の研磨体は、前記接着材の接着力で前記すべり力に抵抗していたのであるが、その抵抗力の持続性には限界があり、前記研磨体の耐久性や研磨性向上の阻害要因となっていた。
本発明は、前記の如き事情に鑑みてなされたもので、研磨時に基材と不織布との間に作用するすべり力への抵抗力の大きい研磨体、及びその製造方法を提供しようとするものである。
本発明はまた、前記研磨体の好適な使用方法を提供しようとするものである。
前記課題を解決するため、本発明に係る研磨体は、不織布と、該不織布を支持する基材としてのネットと、該ネットと前記不織布との相互接触面間に介在する接着材と、を備え、前記不織布の一部が前記ネットの網目の中に押し込まれていることを特徴とする(請求項1)。
前記研磨体によれば、前記ネットと前記不織布は、それらの接触面間に介在する接着材で互いに貼着されている。加えて、前記不織布の一部が前記ネットの網目の中に押し込まれている。このため、不織布と基材の相互接触面のみが接着材で互いに接合されている従来の研磨体に比べて、研磨作業時に前記不織布と前記ネットとの間に作用するすべり力に対して、大きな耐性を有する。よって、研磨体としての強度が高まり、寿命も延び、研磨性も向上する。
好適な実施の一形態として、前記網目を形成する糸部材の少なくとも一部と、前記不織布の前記網目への突入部の少なくとも一部とが、接着材で接合されたものとすることもできる(請求項2)。このようにすれば、前記不織布と前記ネットとの結合がより強固となり、一層好適である。
また、他の好適な実施の一形態として、前記ネットの裏面から突出している前記不織布を前記ネットの裏側において前記ネットに対して接着せしめる接着材を備えたものとすることもできる(請求項3)。このようにすれば、前記不織布と前記ネットとの結合がより一層強固となる。
前記研磨体において、前記不織布は、砥粒を有しない無砥粒不織布であっても良いし(請求項4)、予め砥粒が付着せしめられた砥粒付不織布であっても良い。前者の場合には、砥粒を有しないので、例えば、物品表面の接着物を前記物品表面に損傷を与えることなく除去する等の作業に適することになる。後者のようにすれば、強い研磨力を必要とする場合に適することになる。
次に、本発明に係る研磨体の製造方法は、不織布とネットとを接着材で互いに接合し、該接着材が硬化する前に前記不織布の一部を前記ネットの網目の中に押し込むことを特徴としている(請求項5)。
本発明によれば、前記接着材が硬化する前に前記不織布の一部を前記ネットの網目の中に押し込むことにより、網目を形成する糸部材と前記不織布の前記網目への突入部の少なくとも一部とが、前記接着材で接合される。
好適な実施の一形態として、前記不織布の一部を前記ネットの網目の中に押し込んだ後に、少なくとも前記ネットの裏面に接着材を塗布することもできる(請求項6)。
本発明に係る研磨体の使用方法は、前記研磨体を回転させながら前記不織布を物品表面の接着物に接触せしめるものである(請求項7)。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の一形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る研磨体1の拡大断面図である。図1において、前記研磨体1は、不織布2と、網目3を有するネット4と、該ネット4と前記不織布4との相互接触面間に介在する接着材5と、を備えている。前記研磨体1においては、前記不織布2の一部が前記網目3の中に押し込まれている。また、該網目3を形成する糸部材6の少なくとも一部と、前記不織布2の前記網目3への突入部7の少なくとも一部とが、前記接着材5で接合されている。さらに、前記ネット4の裏面にも、接着材8が塗布されている。この接着材8は、前記ネット4の裏面から突出している前記不織布2を、前記ネット4の裏側においても前記糸部材6に対して接着せしめ、前記不織布2と前記ネット4との結合をより一層強固にせしめる。
前記不織布2は研磨作用を奏し、前記ネット4は、前記不織布2を支持する基材として作用する。前記不織布2の繊維の材料は、天然繊維、化学繊維、無機繊維等、あらゆる繊維の中から、研磨対象物に応じた適宜のものを選択することができるが、一般には、合成繊維を用いることができる。不織布の厚みも適宜の寸法とすることができ、例えば、5mm程度とすることができる。
前記不織布2は、砥粒を有しない無砥粒不織布であっても良いし、予め砥粒が付着せしめられた砥粒付不織布であっても良い。無砥粒不織布を用いれば、例えば、後で説明するように、物品表面の接着物を前記物品表面に損傷を与えることなく除去する等の作業に適することになる。砥粒付不織布を用いれば、強い研磨力を必要とする場合に適することになる。
前記ネット4は、天然繊維、化学繊維、無機繊維等、あらゆる繊維の中から適宜に選択された糸部材で形成されたものを採用することができるが、一般には、合成繊維製のものを用いることができる。前記ネット4は、研磨作業時に前記不織布を強固に支持することができるように、基材としての十分な強度を有することが必要である。前記ネット4の網目の四角開口の大きさは、例えば、一辺1.0mm〜1.5mm程度とすることができる。
前記接着材5,8としては、研磨時の摩擦熱にも耐え得るように、例えば、エポキシ系やフェノール系等の、熱硬化性樹脂接着材を用いるのが好ましい。
前記研磨体1は、次のようにして製造することができる。
ネット4に接着材5を塗布し、ネット4の表面と不織布2とを重ね合わせる。これにより、ネット4と不織布2との相互接合面において、ネット4を形成する糸部材6と前記不織布2を形成する繊維とが、前記接着材5によって互いに接着せしめられる。
次に、前記接着材5が硬化してしまう前に、ニードルを前記不織布2側から前記ネット4の網目3を貫通するまで刺し通すことにより、前記不織布2の一部7を前記網目3の中に押し込む。その結果、前記ネット4に前記不織布2の一部7を打ち込み、又は植え込んだ如き状態となる。同時に、前記網目3を形成する糸部材6の少なくとも一部と、前記不織布2の前記網目3への突入部の少なくとも一部とが、前記接着材5で接合されることになる。前記網目3への前記不織布2の押し込み作業(打ち込み作業)は、それ自体公知のニードルパンチ又はその仕様を適宜に変更したものを用いて行うことができる。
最後に、少なくとも前記ネット4の裏面に接着材8を塗布する。なお、前記ネット4の裏面だけでなく、前記不織布2と前記ネット4の接合体の表裏全面に接着材をコーティングして、強度の向上を図ることもできる。
前記研磨体1は、適宜の寸法及び形状に裁断して、前記不織布2で研磨対象面を擦るようにして使用する。作業者が、前記研磨体1自体、又は、該研磨体1を支持する基台を手に持って対象面を擦ることもできるし、公知の動力式サンダーに取り付けて使用することもできる。
前記研磨体1によれば、前記ネット4と前記不織布2が、それらの接触面に介在する接着材5で互いに貼着されている。加えて、前記不織布2の一部7が前記ネット4の網目3の中に押し込まれ、且つ、該網目3を形成する糸部材6の少なくとも一部と前記不織布2の前記網目3への突入部7の少なくとも一部とが、前記接着材5で接合されている。このため、不織布と基材の相互接触面のみが接着材で互いに接合されている従来の研磨体に比べて、研磨作業時に前記不織布と前記ネットとの間に作用するすべり力に対して、強い耐性を有する。よって、研磨体としての強度が高まり、寿命も延び、研磨性も向上する。
また、前記研磨体1においては、前記ネット4に塗布した接着材5が、前記ネット4の網目3に入り込んでその裏面側にも自然に行きわたるので、前記接着材5によって前記ネット4自体の強度が高められる利点もある。
次に、前記研磨体、特に、無砥粒不織布を用いた研磨体(無砥粒研磨体)の具体的な使用方法の一例について説明する。
自動車の車体表面の補修作業において、取り外されたサイドモールディングを車体に再度装着する前に、前記サイドモールディングを前記車体に取り付けるために使用されていた両面テープを、前記車体表面から除去する作業が行われる。この作業は、従来、刃物のようなスクレーパーを用いて行ったり、あるいは、軟質ゴム製の研磨体をポータブルサンダーに取り付けて行ったりしていた。
しかしながら、刃物状のスクレーパーを用いる場合には、両面テープ除去作業時に車体表面に損傷を与えてしまう可能性があるので、それを避けるために作業者に熟練が要求され、且つ、細心の注意を払う必要から作業者の疲労度も大きい等の問題がある。
一方、軟質ゴム製の研磨体を用いる場合には、大きな摩擦熱が発生し易くて不都合であるほか、剥離力が弱いので、作業効率が悪い等の問題がある。
本発明の実施の一形態に係る無砥粒研磨体は、前記の如き場合に用いると好適である。すなわち、前記無砥粒研磨体を用いると、両面テープの如き接着物を、物体表面に損傷を与えることなく、容易且つ確実に除去することができる。
具体的には、前記無砥粒研磨体を、公知の動力式ベルトサンダーのサイズに合うように裁断し、不織布を外側に向けて無端状の研磨ベルトを作製する。そして、該研磨ベルトを前記動力式ベルトサンダーで動力回転させながら、前記無砥粒不織布を車体表面に残っている両面テープに接触せしめる。前記研磨ベルトは、既に説明したように、前記ネットと前記不織布との間がしっかりと固定されているので、長時間継続しての両面テープ剥離作業にも十分に耐えることができ、しかも、前記不織布が砥粒を有しないので、車体表面に損傷を与える等の心配も少ない。よって、作業者に必ずしも熟練は要求されず、作業による疲労も少なく、好適である。
本発明の一実施の形態に係る研磨体の拡大断面図である。
符号の説明
2 不織布
3 網目
4 ネット
5 接着材
6 糸部材
7 不織布の一部(突入部)
8 接着材

Claims (7)

  1. 不織布と、該不織布を支持する基材としてのネットと、該ネットと前記不織布との相互接触面間に介在する接着材と、を備え、前記不織布の一部が前記ネットの網目の中に押し込まれている、研磨体。
  2. 前記網目を形成する糸部材の少なくとも一部と、前記不織布の前記網目への突入部の少なくとも一部とが、接着材で接合されている、請求項1に記載の研磨体。
  3. 前記ネットの裏面から突出している前記不織布を前記ネットの裏側において前記ネットに対して接着せしめる接着材を備えている、請求項1又は2に記載の研磨体。
  4. 前記不織布が、砥粒を有しない無砥粒不織布である、請求項1,2又は3に記載の研磨体。
  5. 不織布とネットとを接着材で互いに接合し、該接着材が硬化する前に前記不織布の一部を前記ネットの網目の中に押し込むことを特徴とする、研磨体の製造方法。
  6. 前記不織布の一部を前記ネットの網目の中に押し込んだ後に、少なくとも前記ネットの裏面に接着材を塗布することを特徴とする、請求項5に記載の研磨体の製造方法。
  7. 請求項1,2,3又は4に記載の研磨体を回転させながら前記不織布を物品表面の接着物に接触せしめる、研磨体の使用方法。
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