JP3086021U - 自転車前輪ホークの緩衝装置 - Google Patents

自転車前輪ホークの緩衝装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】自転車で走行中に、路面にできた窪みや段差に
因って生じる衝撃が直接的に身体に伝わり、年配者等に
とっては身体のいたるところに痛みが走ったり、ハンド
ルを握った手か外れて危険な場面に遭遇する事もしばし
ばあり、怪我をする場合もある。安全で快適な身体の疲
れない楽しい自転車走行が出来る様にする為に考案した
自転車前輪緩衝装置である。 【構成】自転車前輪ホーク下端に、規定範囲内を上下に
自在に作動する梃を設置して、梃の先端部に前輪を装着
し、梃の後部に引きバネを装置し、乗員の荷重と路面か
らの衝撃のバランスを量り路面からの衝撃を回避する装
置。

Description

【考案の詳細な説明】
【001】
【産業上の利用分野】
この考案は自転車前輪部の緩衝装置に関するものである。
【002】
【従来の技術】
従来、年配者や婦人が常用する自転車の緩衝装置の開発は進んでいない。
【003】
【考案が解決しようとする課題点】
自転車で走行するには余りにも過酷な路面状況でありながら、自転車の性能は 緩衝装置に関しては発明以来進化はあまり見られず、走行中路面の僅かな段差か ら受ける衝撃は厳しく、身体に痛みを感じる事もしばしばである。 路面からの衝撃を感じる事無く自転車で走行できれば、衝撃を受ける事に因り 生じる身体的疲労度が無くなり、自転車の使用頻度や走行距離が増大し、何事に よらず車に依存する生活環境からの脱却を進める事が出来る。
【004】
【課題を解決するための手段】
(イ) 自転車前輪の2本のホーク図1(1)の下部先端に限定角度の範囲内を 上下自在に運動出来る梃(2)図2の支点となるネジ付キングピン(3)をセッ トするピン受座(4)を梃(2)の厚みを内蔵出来る形態に造る。 2本のホークの連結桁下部からピン受座(4)のネジ付キングピン(3)の穴 の位置までの長さは梃(2)を造った後に決定する。 (ロ) 梃(2)図2を造る時、ネジ付キングピン(3)にはまる支点穴(5) 付近を折損防止の為に補強を施し、梃(2)の支点穴(5)の中心から前方水平 線から45度前後を目安に下方に、支点穴(5)の中心から50ミリの位置に前 輪軸をはめるU字切り込み(6)を設ける。 U字切り込み(6)の前輪軸中心から垂直上方30ミリに左右の梃が歪みや作 動ロスが無く作動する為の井桁支柱(7)が自在連結出来るように、ステアピン (8)を設ける。 梃(2)の支点穴(5)から水平後方に80ミリ程度の長さで荷重吊り上げの 引きバネ(9)を懸ける穴を9ミリ程度の間隔で設け専用乗員の荷重に合わせて 引きバネ(9)の位置を変えて丁度良いバランスをとる為の梃の後半部を左右の 前輪ホーク用に対象形の梃(2)を造る。 梃(2)がピン受座(4)の中で作動出来るように梃(2)の上辺鈍角部分の 角を丸め、ピン受座(4)に収納し、ネジ付キングピン(3)で組み合わせピン 受座(4)の後部内側上部の梃(2)が作動して接触する部分にリバウンドショ ックを無くす為の緩衝材を詰める。 自転車を組みあげた時、梃(2)の荷重吊り上げ部分が大体水平形態になるよ うにピン受座(4)とホーク先端接続の角度を決定する。 前輪軸から2本のホークをつないだ上部桁の下側までの長さを前輪半径プラス 泥除の高さプラス35ミリ程度になる様に組みあげる。 (ハ) 左右の梃が歪みや作動ロスが無く作動する為の井桁支柱(7)の下端を 、井桁支柱(7)を連結するステアピン(8)にはめ、ボルト、ワッシャ、ナッ トで自在連結出来るように造り、ステアピン(8)の上方45ミリ前後の位置に 前輪泥除の支持棒を固定するボルト(10)を設置する。 ホーク、ピン受座(4)、梃(2)を組み上げ、ホーク後面に梃(2)の荷重 吊り上げ部から17センチくらいの位置に引バネ(9)を懸けるフック(11) を設け、線径2,3ミリ、巻外径13ミリの引バネで実効部長さ140ミリ程度 になる引バネ(9)を準備して、梃(2)の引バネ(9)を懸ける穴の位置と引 バネ(9)の長さ調節をして、乗員が静止状態の自転車に乗って荷重を架けた時 引バネ(9)が少し伸びたかな、動いたかなと思われるくらいのバランスになる 様に位置と長さを選択する。 バネが1センチ伸びるとバネの耐荷重が2倍になる法則と、梃(2)が衝撃を 受けて作動する場合、梃の支点を中心に前輪軸までの長さを半径とする円周上を 前輪軸が移動するので、前輪もホーク上部の桁に対して前方に移動する為梃(2 )前部が作動前の状態から水平状態まで移行してもホーク上部の桁の下部と前輪 部との間隔は20ミリ程度の収縮で納まり、実際には普通走行の場合梃(2)の 作動範囲は上記の半分以下で作動しており、ホーク上部の桁の下部と泥除上部の 間隔は35ミリ以下に縮めてもよい。 (ニ) 井桁支柱(7)の2本の支柱の間隔は、泥除を挟める間隔にして、支柱 が梃(2)と連動して前後、上下に作動するので、その作動を安定的に作動する ように導くと共に作動に因り生じる金属音を防止するガイド(12)図3をナイ ロン樹脂又は合成樹脂の厚さ20ミリ程度の材料に間隔を決定した支柱がスムー ズにスライド出来る様に穴を開け、側面外周を金属版で巻き両側面にガイド(1 2)が自在に角度を変えられるようにガイド(12)を支持す支持板(13)と 自在連結出来る様にボルト付ピン(14)をもうける。 2本の支柱(7)を固定すると共に泥除の上部を固定する連結桁(15)を造 り、連結桁(15)から下の支柱(7)は梃(2)に設けた井桁支柱を連結する ステアピン(8)に連結する様に開脚させて下端部に穴を設けた金属板を接続し 、ステアピン(8)に連結し、連結桁(15)に取りつける泥除の位置を決定し て、2本の支柱(7)と連結桁(15)を固定する。 2本のホークを接続固定してある横桁側面にガイド(12)のボルト付ピン( 14)を接続するガイド支持板(13)を設ける。 ガイド(12)をガイド支持板(13)に接続する場合、梃(2)と連結した 支持棒(7)のガイド(12)から上に出ている部分は梃(2)の作動に関連し て後部に傾斜し、静止状態でガイド(12)の上に重ねるように2本の支持棒( 7)を連結する桁(16)を設置するので、作動した場合連結する桁(16)が 車体の前パイプに接触しない様にする。 梃(2)が作動する限界を規定する為に2本の支柱を連結した桁(15)の上 面と設置したガイド(12)の下面との透き間が35ミリ程度になる様にすると 共に連結した桁(16)が車体の前パイプに接触しない様に透き間を見極めてガ イド(12)を設置する支持板(13)の長さ、穴の位置、角度を決定して設置 し、ナット、ワッシャで組む。 ガイド(12)の上面に接して2本の支持棒(7)を連結する桁(16)を設 置して2本の支持棒(7)を固定する井桁を組みあげる。 梃(2)は荷重が無い時には荷重吊り上げバネ(9)に依って静止状態にあり 作動する場合は桁(15)の上面とガイド(12)の下面が接する点を上限と して作動するが、実際には吊り上げバネ(9)の作用に依り上限まで作動する事 は無い。
【005】
【作 用】
以上のような構成であるから、前輪緩衝装置を備えた自転車で走行すると路面 から前輪に伝わる衝撃は乗員の身体には全く伝わらない。
【006】
【実施例】
井桁支柱(7)の下端をステアピン(8)に接続する代案として、前輪軸 にはまるワッシャ付ステアピンを造り、井桁支柱(7)の下端をワッシャ付ステ アピンにはめる構造にする事も出来る。 井桁支柱(7)の桁(15)に前輪ブレーキを設置する。 井桁支柱(7)の支柱にステーを設けて発電ランプを設置する。
【007】
【考案の効果】
この自転車前輪緩衝装置を設置した自転車に乗ると、前輪が路面から受ける衝 撃によって、ハンドルを握った手が外れたりそれに起因する転倒事故も発生し無 くなる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本考案の側面図
【図 2】本考案の梃の側面図
【図 3】本考案の井桁支柱のガイドの斜視図
【符号の簡単な説明】 1 は自転車前輪ホーク 2 は梃 3 は梃の支点となるキングピン 4 は梃の支点となるキングピンの受座 5 は梃の支点となるキングピンがはまる穴 6 は前輪軸がはまるU字切り込み 7 は井桁支柱 8 は井桁支柱を連結するステアピン 9 は荷重吊り上げの引きバネ 10 は泥除支持棒を固定するボルト 11 は引きバネを懸けるフック 12 はガイド 13 はガイド支持板 14 はボルト付きピン 15 は2本の支柱を連結する桁 16 は2本の支柱を連結する桁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車前輪ホーク先端部に、規定角度の範
    囲内を上下に運動出来る梃を左右のホークに対象に設置
    し、梃の先端下部に前輪軸を固定し、梃の先端上部に左
    右の梃が同一の運動を確保出来るようにする為の井桁支
    柱を自在連結し、ホーク上端を連結した横桁に設置し角
    度自在に動き井桁支柱がスライドするガイドの穴に井桁
    支柱の上部を連結し、梃の支点後部に設けて、荷重によ
    り引バネの位置を懸け替える複数個の穴の内、荷重と緩
    衝のバランスの合う穴を選定して引バネの下端を懸け、
    引バネの上端をホーク後側上部に設けたフックに懸けて
    作動させる様に構成した自転車前輪ホークの緩衝装置。
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