JP3085533U - 電子楽器おもちゃ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 演奏を楽しむことも音色の異なる打楽器音を
出して楽しむこともできる新規の電子楽器おもちゃを提
供する。 【解決手段】 複数の曲を連続で演奏するための曲音デ
ータおよび曲の進行に対応した音の発音データを記憶す
る第１記憶部と、多数種の打楽器音を出すための音デー
タおよび各打楽器音データの発音データを記憶する第２
記憶部と、第１記憶部から読み出された発音データに対
応する音および第２記憶部から読み出された各打楽器音
データに対応する音を出すための音出力部と、第１記憶
部から発音データを読み出すための第１操作子と、第１
記憶部から出力される発音データを途中で停止するため
および当該停止直後に第２記憶部から各打楽器の音デー
タを個別に読み出すための多数個の第２操作子と、を備
えたことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、演奏を楽しむことおよび音色の異なる打楽器音を出して楽しむこと のできる電子楽器おもちゃに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の電子楽器おもちゃとしては、例えば異なる音を出す多数個の鍵盤を備え た電子楽器おもちゃが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし乍ら、この種の電子楽器おもちゃは、鍵盤を打つことで異なる音を出し て楽しむだけのものであって、飽きが生じやすいという問題があった。

【０００４】 本考案は、かかる問題点に鑑みなされたもので、長く楽しめる電子楽器おもち ゃを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係る電子楽器おもちゃは、複数の曲を連続 で若しくは１曲終了ごとに停止する状態で演奏するための曲音データおよび曲の 進行に対応した音の発音データを記憶する第１記憶部と、多数種の打楽器音を出 すための音データおよび各打楽器音データの発音データを記憶する第２記憶部と 、第１記憶部から読み出された発音データに対応する音および第２記憶部から読 み出された各打楽器音データに対応する音を出すための音出力部と、第１記憶部 から発音データを読み出すための第１操作子と、第１記憶部から出力される発音 データを途中で停止するためおよび当該停止直後に第２記憶部から各打楽器の音 データを個別に読み出すための多数個の第２操作子とを備えたものである。

【０００６】 ここでは、「曲音データ」とは、曲を構成する多数の音のうちの１つの音（単 音または単音が合成された音等）に対応する音データを言うものとする。なお、 第１記憶部に記憶されている曲音データは、例えば、自動的に読み出されて曲が 自動演奏されるものである。

【０００７】

【実施例】

図１に示す実施例は、外形的には、動物を模した形状のプラスチック製中空ケ ース１の正面に外形デザインの一部を形成する形とされた鍵盤形式の第１操作子 ２の１個と押しボタン形式の第２操作子３，４，５、６の４個を設けた構成とな っている。

【０００８】 また、上記ケース１の裏面に裏蓋開閉式の電池ボックス８を設けると共に同ケ ース１内には、複数の曲を１曲終了ごとに自動的に停止する状態で演奏するため の曲音データおよび曲の進行に対応した音の発音データを記憶する第１記憶部と 、多数種の打楽器音を出すための音データおよび各打楽器音データの発音データ を記憶する第２記憶部と、第１記憶部から読み出された発音データに対応する音 および第２記憶部から読み出された各打楽器音データに対応する音を出すための 音出力部からなる電子回路構成部９を内蔵してあるものである。

【０００９】 すなわち、上記の実施例は、第１操作子２を押したときに複数の曲を連続で演 奏し、また曲の演奏中に上記各第２操作子３〜６の押し操作を行ったときには当 該演奏を中断してから「ドラム音」「シンバル音」「木琴」および「カスタネッ ト」を発音し、更に曲の演奏を行っていない場合において各第２操作子３〜６を 押したときには各々の操作子に対応して「ドラム音」「シンバル音」「木琴」お よび「カスタネット」を発音するようにしてあるものである。

【００１０】 本考案は、太鼓、シンバル、ドラム等狭義の打楽器のみならず、拍手等のよう な手同士を打つ音や、鍋ややかん等を打つ音等の全てを含むような、打音（単音 又は連続音）を出力することのできるものであればよく、より楽しい電子楽器お もちゃを提供できる。

【００１１】 以上、本考案の実施例について説明したが、本考案は、かかる実施形態に限定 されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であること は言うまでもない。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は、上記したように、複数の曲を連続で演奏するための曲音データおよ び曲の進行に対応した音の発音データを記憶する第１記憶部と、多数種の打楽器 音を出すための音データおよび各打楽器音データの発音データを記憶する第２記 憶部と、第１記憶部から読み出された発音データに対応する音および第２記憶部 から読み出された各打楽器音データに対応する音を出すための音出力部と、第１ 記憶部から発音データを読み出すための第１操作子と、第１記憶部から出力され る発音データを途中で停止するためおよび当該停止直後に第２記憶部から各打楽 器の音データを個別に読み出すための多数個の第２操作子とを備えたことを特徴 とするので、操作子の操作により曲の演奏を楽しむこと、別の操作子の操作によ り種々の打撃音を自分好みで楽しむことができるものであって、所期の目的を完 全に達成できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の電子楽器おもちゃの平面図である。

【図２】同じく側面図である。

【符号の説明】

１ ケース ２ 第１操作子 ３、４、５、６ 第２操作子 ８ 電池ボックス ９ 電子回路構成部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の曲を演奏するための曲音データお
   よび曲の進行に対応した音の発音データを記憶する第１
   記憶部と、多数種の打楽器音を出すための音データおよ
   び各打楽器音データの発音データを記憶する第２記憶部
   と、第１記憶部から読み出された発音データに対応する
   音および第２記憶部から読み出された各打楽器音データ
   に対応する音を出すための音出力部と、第１記憶部から
   発音データを読み出すための第１操作子と、第１記憶部
   から出力される発音データを途中で停止するためおよび
   当該停止直後に第２記憶部から各打楽器の音データを個
   別に読み出すための多数個の第２操作子と、を備えたこ
   とを特徴とする電子楽器おもちゃ。