JP3085441B2 - ハウジング供給装置と端子挿入不良検知機構 - Google Patents

ハウジング供給装置と端子挿入不良検知機構

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JP3085441B2
JP3085441B2 JP06262240A JP26224094A JP3085441B2 JP 3085441 B2 JP3085441 B2 JP 3085441B2 JP 06262240 A JP06262240 A JP 06262240A JP 26224094 A JP26224094 A JP 26224094A JP 3085441 B2 JP3085441 B2 JP 3085441B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタハウジングを
フィーダからチャックでコネクタ受け具に供給して自動
端子挿入を行わせるハウジング供給装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、コネクタハウジング(以下ハウジ
ングと言う)に端子付電線を挿入してサブワイヤハーネ
スを組み立てる工程においては、ハウジングを各種類毎
に手作業で各コネクタ受け具にセットして端子を挿入さ
せていた。コネクタ受け具はハウジングの種類に応じて
多種類が並列に配置される。しかしながら、上記従来の
方法では生産性が悪く、またコネクタ受け具へのハウジ
ングの挿入不良に起因する端子挿入不良等の問題があっ
た。またハウジングへの端子の係止確認工程において端
子付電線を必要以上の力で引っ張って端子を変形させた
りする等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、ハウジングをコネクタ受け具に自動的に供給し
て効率良く且つ確実にサブワイヤハーネスを組み立てる
ことのできるハウジング供給装置及び機構を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ハウジングの端子収容室を上向きにして
該ハウジングを送るフィーダシュートと、該フィーダシ
ュートから該ハウジングを受けるロータと、該ロータの
前方に配置され、ハウジング収容室を上向きにした状態
で垂直に起立したコネクタ受け具と、該ロータから該ハ
ウジングを把持して該コネクタ受け具へ受け渡す昇降及
び進退可能なチャックと、該ハウジングを受けた該コネ
クタ受け具を垂直位置から端子挿入方向に向けて水平位
置に90度回動させる駆動手段と、該コネクタ受け具の
前方に配置され、水平方向に回動した該コネクタ受け具
内の該ハウジングを一対のガイド片の間に挿入位置決め
させるハウジングガイドと、端子挿入を終えた該ハウジ
ングを該コネクタ受け具から水平方向に押し出す払い出
しシリンダとを含む第一の構造を基本とする。そして、
前記ロータ内のハウジングに対して配置された反射式セ
ンサと、垂直に起立したコネクタ受け具のハウジング
容室底部に光を透過させる透過式センサとを備える第二
の構造や、前記駆動手段で回動される台座に前記コネク
タ受け具が嵌め込み固定され、前記ハウジングガイドが
台板に嵌め込み固定される第三の構造、及び、前記フィ
ーダシュートのブラケット板とフィーダ本体の支持板と
が嵌め込み固定され、前記ロータが前記アクチュエータ
との間にアダプタを介して嵌め込み固定される第四の構
造、及び、前記反射式センサないし透過式センサが、雌
ねじを有するスライダに固定され、該雌ねじに螺合する
雄ねじと、該雄ねじを回動自在に保持させ、且つ該スラ
イダを支持する支持ブラケットと、該雄ねじに連結した
ワイヤケーブルとで遠隔作動される第五の構造、及び、
前記チャックが水平なガイドレールにスライド自在に係
合し、且つガイドレール長手方向の一対のシリンダで両
側を支持されて、前記コネクタ受け具に対して移動可能
である第六の構造、及び、コネクタ受け具を支持する可
動基板と、該可動基板を支持するスライドブロックと、
該スライドブロックを係合させるガイドバーと、該ガイ
ドバーを固定した固定基板と、該固定基板に設けられ、
該コネクタ受け具内のハウジングへの端子挿入方向とは
反対の方向に該可動基板を付勢する第一シリンダと、該
可動基板の端子挿入方向への移動を検知するセンサとで
構成され、該第一シリンダの付勢力が端子挿入力よりも
大きく、ハウジングへの端子当接荷重よりも小さい第七
の構造、及び、前記固定基板に設けられ、前記可動基板
を端子挿入方向に付勢する第二シリンダと、該可動基板
の端子挿入反対方向への移動を検知するセンサとを含
み、該第二シリンダの付勢力がハウジング内の端子の係
止確認に要する荷重に設定されている第八の構造も有効
である。また前記固定基板が昇降手段で上下移動可能で
ある第九の構造も可能である。
【0005】
【作用】第一の構造においてフィーダシュートからロー
タ内に供給されたハウジングは、チャックでコネクタ受
け具内に挿入され、端子挿入方向に向けて水平位置に反
転されて、ハウジングガイドで位置決めされる。そして
ハウジング内に端子が自動挿入される。第二の構造にお
いてロータ内のハウジングは反射式センサで検知され、
それによりロータの反転が行われる。透過式センサはコ
ネクタ受け具内にハウジングが完全に挿入されたか否か
を検知する。第三の構造においてコネクタ受け具及びハ
ウジングガイドは抜き差し操作で簡単に着脱自在であ
る。第四の構造においてフィーダシュートは同様の抜き
差し操作で容易に着脱自在である。第五の構造において
上記センサはワイヤケーブルの回動に伴う雄ねじの回動
でスライダと一体に前後ないし上下に移動する。第六の
構造においてハウジングを把持したチャックは一対のシ
リンダで両側を挟まれて自由状態において求心される。
ハウジングがコネクタ受け具に干渉した場合にはチャッ
クが片側のシリンダを圧縮させてガイドレールに沿って
移動し、ハウジングとコネクタ受け具との心ずれを吸収
させる。
【0006】第七の構造において端子がハウジング前端
に干渉した場合には可動基板が第一シリンダを圧縮して
端子挿入方向に移動し、センサをオンさせて装置を停止
させる。第一シリンダは端子挿入時には圧縮されず、端
子干渉時に初めて圧縮される。第一シリンダの圧力は端
子の種類によって各端子の挿入荷重以上に設定される。
第八の構造において端子係止確認のために端子付電線を
端子挿入反対方向に引っ張ると、可動基板が第二シリン
ダを圧縮して移動し、センサをオンさせて端子係止確認
完了を検知させる。第二シリンダの圧力は各端子の係止
力に応じて適宜設定される。第九の構造において固定基
板と一体に可動基板が上下移動し、コネクタ受け具内の
ハウジングの上下方向の位置決めが行われる。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係るハウジング供給装置の一
実施例を示すものである。この装置1は、合成樹脂製の
コネクタハウジング2(以下ハウジングと言う)を溜め
るストックレール3に連続する振動式のフィーダシュー
ト4と、該フィーダシュート4の終端に位置してアクチ
ュエータ(回動シリンダ)5で90°反転可能なロータ
6と、該ロータ6及びアクチュエータ5を支持する支柱
16と、該ロータ6内のハウジング2を把持して前方に
移動させるエアチャック7と、該エアチャック7からハ
ウジング2を受けるコネクタ受け具8と、該コネクタ受
け具8を固定する台座9と、該コネクタ受け具8の前方
に位置してハウジングガイド10を固定する台板11
と、該台座9を起立方向に90°回動させる駆動手段1
2とにより概ね構成される。
【0008】該ロータ6は一方にハウジング収容開口1
3、他方に停止壁14をそれぞれ有して、アクチュエー
タ5の回動軸15に固定される。支柱16上には、ロー
タ6の前方に反射式センサ17が配置されている。該反
射式センサ17は、ロータ6内に入ったハウジング2の
前端面に対向して位置し、図2(a) の如くハウジング2
の収容有無を検知する。それにより図2(b) の如くアク
チュエータ5が駆動され、ロータ6が90°反転する。
図2(a) の如くハウジング2は端子収容室を上向きにし
た状態でフィーダシュート4からロータ6に送られる。
【0009】該反射式センサ17は図3の如く前後方向
移動可能に設けてもよい。すなわちハウジング2の種類
(全長)に応じてロータ6を段取換えした際に、ハウジ
ング前端からセンサ17までの距離Lが変化するため、
距離Lを一定に保つべくセンサ17を前後移動させる必
要があるのである。
【0010】図3の例において反射式センサ17は、雌
ねじ18を有するスライダ19のブラケット部20に固
定され、該スライダ19は雄ねじ21に螺入され、該雄
ねじ21の回動に伴って支持ブラケット22内を移動可
能である。雄ねじ21は可撓ワイヤケーブル23の先端
に固定され、ワイヤケーブル23の基端は例えばフレー
ム外壁24において回動つまみ25に接続される。そし
て回動つまみ25を回すことにより、遠隔操作でセンサ
17を前後に移動させることができる。これにより、例
えばスライダ19を支持ブラケット22の長孔26内で
手操作で移動して図示しないねじでブラケット22に固
定する等の図示しない手段を用いるよりも、狭い供給装
置1内でのセンサ17の移動を簡単且つ確実に行うこと
ができる。
【0011】図2で反転したハウジング2は図1のエア
チャック7の一対のチャック爪27で把持され、コネク
タ受け具8に運ばれる。すなわち、エアチャック7は取
付基板28と共に図示しないアクチュエータの駆動によ
り垂直ラック30上をピニオン31を介して昇降すると
共に、アクチュエータ29の駆動により水平ラック32
上をギヤ33の回動で前後に進退する。ハウジング2は
チャック7で把持されてロータ6から持ち上げられ、コ
ネクタ受け具8の上方まで移動される。
【0012】該コネクタ受け具8は図4の如く起立した
状態でハウジング2を受け取る。すなわち図1に示す駆
動手段12により水平回動軸34を中心として台座9が
垂直方向に回動してコネクタ受け具8を起立させる。コ
ネクタ受け具8は図1の如く回動軸34に連結され、該
回動軸34は軸受板125に支持されてプーリ122へ
連結し、該軸受板125は図14,15で詳述する可動
基板95に固定されている。該駆動手段12はアクチュ
エータ120の回転軸に連結したプーリ121と、前記
回動軸34に連結したプーリ122と、両プーリ12
1,122を繋ぐベルト123で構成される。そして図
4の如く起立したコネクタ受け具8のハウジング収容室
35内に、チャック7で把持したハウジング2を下降さ
せて挿入する。
【0013】該コネクタ受け具8にはハウジング2のロ
ック突起36に対する係止アーム37が設けられてい
る。該係止アーム37は軸38を支点に回動し、先端の
係止爪39とは反対の基端方がばね40でロック方向に
付勢されている。コネクタ受け具8の起立状態において
係止アーム37の基端は外側のストッパ41に当接し、
ばね40に抗して係止爪39を解除方向に離間させる。
【0014】起立したコネクタ受け具8の両側には図
1,図5の如く一対の透過式光電センサ42が配置され
ており、該センサ42によりハウジング2のセットが確
実に行われたか否かが検出される。すなわち図5でコネ
クタ受け具8の両側部には一対の透孔43が設けられ、
該透孔43から進入した光44により図4(a) の如くハ
ウジング2とコネクタ受け具8の収容室底面45との隙
間Sの有無を検知するのである。隙間Sがなくなるとセ
ンサ42がオンし、それを受けて前記チャック7がハウ
ジング2を解放して上昇する。
【0015】該透過式センサ42は図5の如く垂直な板
状ブラケット46に固定される。あるいは図6の如く上
下に移動可能な逆L字型のブラケット47の水平板部4
8に固定してもよい。該ブラケット47の背面には水平
突出部49が設けられ、該突出部49と垂直フレーム基
板50からの突出部51との間に螺挿された高さ調整ね
じ52によりセンサ42を昇降可能である。それにより
ハウジング2の種類(全長)に応じて段取換えしたコネ
クタ受け具8の透孔43(図5)ないし切欠溝53(図
6)の位置に対応してセンサ42を追従させることがで
きる。これは全長の異なるハウジング2の前端面の位置
を常に一定に保って端子挿入を行わせるために必要なも
のである。
【0016】このセンサ昇降手段(52)に代えて図7
に示す如く図3の反射式センサ17と同様にワイヤケー
ブル54を用いて遠隔操作可能なものであってもよい。
この場合、透過式センサ42はブラケット55を介して
スライダ56に固定され、スライダ56は垂直方向の雄
ねじ57に螺合して支持ブラケット58に沿って上下移
動可能である。雄ねじ57はインナケーブル54aに固
定され、インナケーブル54aはフレーム外壁61にお
いてつまみ59に接続し、アウタケーブル54bは支持
ブラケット58とフレーム内壁60との間に固定され
る。なお遠隔操作で移動するセンサ42(ないし図3の
17)の適正位置はランプ表示等で検知することができ
る。
【0017】図6の例においてコネクタ受け具8は台座
9にワンタッチで固定される。すなわち該台座9の一側
壁62には位置決め溝64と該位置決め溝64に連通す
る透孔64a、他側壁63にはスリット65と該スリッ
ト65に連通する係合孔66とがそれぞれ形成されてい
る。またコネクタ受け具8には、一側に該位置決め溝6
4と透孔64aに対する係合突起67aが突出形成さ
れ、他側に該スリット65に対する細軸部68と、該細
軸部68に連続して係合孔66に対する太軸部69と操
作部(つまみ)69aとが突出形成されている。該係合
突起67aと細軸部68と太軸部69及び操作部69a
は、コネクタ受け具8を貫通したスライド軸67に一体
に形成されている。コネクタ受け具8は両側壁62,6
3の間に嵌合され、係合突起67aを位置決め溝64
に、細軸部68をスリット65にそれぞれ挿通させた
後、操作部69aを軸方向に押して、突起67aを透孔
64aに、太軸部69を係合孔66にそれぞれ挿入させ
て固定される。
【0018】また前記ハウジングガイド10も台板11
の溝70に対する嵌合凸部71を形成して、台板11に
ワンタッチで着脱可能とすることができる。溝70の両
端方にはストッパ124が突設され、ハウジングガイド
10は両ストッパ124間で密着固定される。該ストッ
パ124に図示しない係止突起を設け、嵌合凸部71に
該係止突起に対する係合孔を設けてもよい。
【0019】また図8の如くハウジング2を保持するロ
ータ6を回動シリンダ5上にアダプタ72を介して引き
抜き自在としてもよい。該ロータ6はボス部73を有
し、アダプタ72は、該ボス部73に対する係合穴74
と止ねじ孔75とを有する。さらにフィーダシュート4
に垂下させた板状ブラケット(ブラケット板)76にピ
ン部77を突設し、フィーダ本体78に、ピン部77に
対する嵌合溝79を有する支持板80を立設して、フィ
ーダシュート4をワンタッチで着脱自在としてもよい。
これらの構造によりハウジング2の種類に応じて迅速な
段取換えを行うことができ、一台の供給装置1で多品種
のコネクタの生産が可能となる。
【0020】一方、図4においてコネクタ受け具8にハ
ウジング2を挿入する際に、チャック爪27にハウジン
グ2が心ずれして把持された場合には、コネクタ受け具
8へのハウジング2の挿入がスムーズに行われない。そ
こで図9〜10に示す如くエアチャック7を心ずれCの
方向にスライド自在として一対のエアシリンダ82で挟
むように支持してもよい。
【0021】すなわち図1のエアチャック取付板28a
に、心ずれ方向に延びるガイドレール83を設けて、ガ
イドレール83にエアチャック上部のスライド部84を
係合させると共に、該取付板28aから垂下させた一対
の耳板85にそれぞれエアシリンダ821 ,822 をガ
イドレール長手方向に設けて、一対のエアシリンダ82
1 ,822 のロッド86の先端をそれぞれエアチャック
7の側面(前後面)に当接させ、各エアシリンダ8
1 ,822 の伸縮作用によりエアチャック7を心ずれ
方向に移動可能としたものである。
【0022】各エアシリンダ821 ,822 は自由状態
において等しい圧力でエアチャック7を押してセンタリ
ングさせている。そして図9でエアチャック7がハウジ
ング2を心ずれした状態で掴んだ場合には、エアチャッ
ク下降時にハウジング2の下端2aがコネクタ受け具8
の開口面取35aに当接した際に、図10の如くエアチ
ャック7が当接反対側のシリンダ822 を押して心ずれ
Cを吸収させる。なおハウジング2の下端がコネクタ受
け具8の開口面取35aよりも外側に当接した場合に
は、当接側のシリンダ821 を加圧伸長させてハウジン
グ2と収容室35の中心を一致させることも可能であ
る。
【0023】コネクタ受け具8にハウジング2が完全に
挿入されると、図5の透過式センサ42の信号を受けて
図11の如くコネクタ受け具8が水平方向に回動する。
ここで係止アーム37はストッパ41から離れ、ばね4
0の付勢力で係止爪39がハウジング2のロック突起3
6に係合する。そして図12の如くハウジングガイド1
0の間でハウジング2が幅方向にガタつきなく位置決め
固定される。該ハウジングガイド10は図1にも示す如
く、先端内側にガイド面取88aを施した左右一対のガ
イド片88を基板89の溝90内に位置決め固定したも
のであり、ハウジング2は一対のガイド片88の内側面
に沿って挿入される。
【0024】そして図13の如くハウジング2内に電線
付端子91が挿入される。電線付端子91は端子爪92
と電線爪93とで把持され、所要の端子収容室94に案
内される。ここで端子91を挿入する際に万一端子91
がハウジング前端2aに当接してしまう場合を考慮し
て、図14,図16の如く端子の当接異常を検知する機
構を設けてもよい。
【0025】すなわち図14で端子爪92が端子91の
先端部をハウジング2内に挿入する際に端子91が矢印
イの如くハウジング2に当接してハウジング2が押され
ると、コネクタ受け部8を支持した水平な可動基板95
がガイドバー96に沿って押圧方向にスライドし、固定
基板97に固定した一方の近接スイッチ(センサ)98
1 をガイドバー96に対するスライドブロック99でオ
ンさせて、装置1を停止させる。それにより挿入異常が
検知される。
【0026】該ガイドバー96は図16の如く固定基板
97に立設した一対の耳板100の間に固定され、スラ
イドブロック99はガイドバー96に摺動自在に係合し
ている。該スライドブロック99に可動基板95が固定
される。また図14で該可動基板95の下側にはエアシ
リンダ(第一シリンダ)101が平行に配置され、エア
シリンダ101のロッド102は、可動基板95の一端
方に設けた調整ボルト103に当接している。該シリン
ダ101は固定基板97に固定されている。該シリンダ
101の内圧力すなわちロッド圧縮に要する力は図13
のハウジング2に対する端子91の挿入力よりも大き
く、且つチャック爪92によるハウジング2への端子当
接力よりも小さく設定される。
【0027】端子91の挿入は端子先端部を挿入した
後、図15の如く端子爪92が上昇退避し、電線爪93
が端子91を完全に押し込んで完了する。その後、電線
爪93を矢印ロの如く後方に引いて端子91の係止確認
(ハウジング2内の可撓係止ランスに対する端子91の
係止確認)を行うわけであるが、この際、可動基板95
が電線引張方向(ロ方向)に移動しないように、前記シ
リンダ101とは逆向きのエアシリンダ(第二シリン
ダ)104を固定基板97に設けて、可動基板95の他
端方に設けた調整ボルト106に該シリンダ104のロ
ッド105を当接させておく。該シリンダ104には端
子係止確認に必要な内圧が負荷されており、電線を91
a引っ張った際に可動基板95がシリンダ104の圧力
に抗して後退し、スライドブロック99が他方の近接セ
ンサ982 をオンさせて、端子係止OKが確認される。
【0028】図16で107は固定基板97を上下に移
動させるねじ軸を示す。固定基板97の上下移動すなわ
ちハウジング2の上下移動は図13で端子91を上下の
収容室94に入れる際に必要なものである。該ねじ軸1
07には昇降板108が螺合し、該昇降板108は固定
基板97に固定されている。該ねじ軸107は、固定基
板97の下側のフレーム基板109に固定されたモータ
110により回動される。ねじ軸107と昇降板108
とモータ110で固定基板97に対する昇降手段126
を構成する。なお、ハウジング幅方向の位置決めは図1
3で把持爪92,93を横移動することで行う。
【0029】図14〜16の機構によればエアシリンダ
101,104の内圧が各々一定であるので、ハウジン
グ2の押しストロークや端子91の引きストロークが変
化しても、常に一定の力で検査することができる。また
ハウジング2や端子91及び電線91aの強度に応じて
シリンダ101,104の圧力を変化させることで各種
コネクタに対する適正な検査が可能となる。
【0030】端子91を収容し終えたハウジング2すな
わちコネクタ110は図17〜18の如く払い出しシリ
ンダ111でコネクタ受け部8から押し出される。該払
い出しシリンダ111はコネクタ受け部8の後方に位置
する。コネクタ受け部8にはハウジング2と当接する押
し出しシャフト113がばね114を介して設けられ、
該シャフト113の基端はばね付勢により外部に突出し
て払い出しシリンダ111のロッド112に当接可能で
ある。
【0031】またコネクタ受け部8の下方には係止アー
ム37に対するロック解除シリンダ115が配置されて
おり、払い出しシリンダ111の駆動に際して図18の
如く解除シリンダ115のロッド116が伸長して係止
アーム37の基端方をばね40に抗して押圧し、アーム
先端の係止爪39を外側に離間させる。これによりコネ
クタ110のロックが解除され、払い出しシリンダ11
1によりコネクタ110が押し出されて、次のワイヤハ
ーネス組立工程に送られる。
【0032】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、請求項
1においてハウジングがフィーダシュートからコネクタ
受け具に自動供給され、さらに水平位置に反転されて水
平方向からの端子自動挿入を可能とするから、コネクタ
及びワイヤハーネスの効率的な生産が可能となる。また
請求項2において各センサによりロータ内やコネクタ受
け具内へのハウジングの収容状態を確実に検知できるか
ら、ハウジングの収容不良による搬送異常や端子挿入不
良を未然に防止できる。
【0033】また請求項3〜4においてコネクタ受け具
やハウジングガイド及びフィーダシュートをワンタッチ
で着脱できるから、ハウジングの種類変更に伴うコネク
タ受け具等各部の段取換えを短時間で行うことができる
と共に、一つの装置で多品種のサブハーネスの生産に対
応できる。また請求項5において各センサの位置を遠隔
操作で変えることができるから、狭い装置の内部に手を
入れることなく、安全且つ簡単にハウジングの種類変更
に伴う段取換えを行うことができる。また請求項6にお
いて一対のシリンダが、チャックに把持されたハウジン
グとコネクタ受け具との心ずれを吸収するから、コネク
タ受け具へのハウジング供給不良がなくなり、装置の一
時停止による生産性の低下が防止される。
【0034】また請求項7において第一シリンダの作用
で可動基板を移動させずに端子挿入を確実に行うことが
できると共に、端子挿入時の端子とハウジングとの干渉
を可動基板の移動により検知できるから、センサに連動
して装置を停止させることができると共に、可動基板の
移動により干渉荷重を吸収して端子やハウジングの破損
を防止することができる。また請求項8において第二シ
リンダの作用で可動基板が端子係止確認力すなわち端子
付電線を引っ張る力で移動するから、無理な力が端子及
びハウジングに作用せず、端子やハウジングの変形等が
防止される。
【0035】さらに請求項7,8において各シリンダの
圧力は圧縮ストローク中で常に一定であるから、端子挿
入ないし端子係止確認の検査精度が向上する。また端子
やハウジングの種類に応じて各シリンダの圧力を適宜簡
単に変更できるから、多品種のサブハーネスの生産に対
応できる。また請求項10においてハウジングを昇降で
きるから、ハウジングの上下の収容室に選択的に端子を
挿入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハウジング供給装置の一実施例を
示す分解斜視図である。
【図2】フィーダシュートを示し、(a) はロータ回転前
の状態の平面図、(b)は回転後の状態の平面図である。
【図3】ロータ上のハウジングを反射式センサで検知す
る状態の斜視図である。
【図4】コネクタ受け具にハウジングを挿入する状態を
示し、(a) は挿入途中の縦断面図、(b)は挿入完了時の
縦断面図である。
【図5】コネクタ受け具のハウジングを透過式センサで
検知する状態の斜視図である。
【図6】透過式センサの移動機構とコネクタ受け具及び
ハウジングガイドの組付機構を示す分解斜視図である。
【図7】遠隔操作による透過式センサの移動機構を示す
縦断面図である。
【図8】ロータとフィーダシュートの組付構造を示す側
面図である。
【図9】ハウジングチャックの移動機構を示す側面図で
ある。
【図10】同じく作用を示す側面図である。
【図11】コネクタ受け具を回動させる状態の側面図で
ある。
【図12】ハウジングガイドに係合したハウジングを示
す正面図である。
【図13】ハウジングに端子を挿入する状態の斜視図で
ある。
【図14】端子挿入異常を検知させる機構を示す側面図
である。
【図15】端子係止確認を行わせる機構を示す側面図で
ある。
【図16】図14と図15の機構の詳細例を示す斜視図
である。
【図17】コネクタ受け具からコネクタを払い出す状態
の側面図である。
【図18】同じくコネクタを払い出した状態の側面図で
ある。
【符号の説明】
4 フィーダシュート 5 アクチュエータ 6 ロータ 7 チャック 8 コネクタ受け具 9 台座 10 ハウジングガイド 11 台板 12 駆動手段 17 反射式センサ 19,56 スライダ 21,57 雄ねじ 22,58 支持ブラケット 23,54 ワイヤケーブル 42 透過式センサ 72 アダプタ 76 ブラケット板 80 支持板 821 ,822 シリンダ 83 ガイドレール 95 可動基板 96 ガイドバー 97 固定基板 981 ,982 センサ 99 スライドブロック 101 第一シリンダ 104 第二シリンダ 111 払い出しシリンダ 126 昇降手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/00 - 43/02 H01R 43/20 - 43/24

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの端子収容室を上向きにして
    該ハウジングを送るフィーダシュートと、該フィーダシ
    ュートから該ハウジングを受けるロータと、該ロータの
    前方に配置され、ハウジング収容室を上向きにした状態
    で垂直に起立したコネクタ受け具と、該ロータから該ハ
    ウジングを把持して該コネクタ受け具へ受け渡す昇降及
    び進退可能なチャックと、該ハウジングを受けた該コネ
    クタ受け具を垂直位置から端子挿入方向に向けて水平位
    置に90度回動させる駆動手段と、該コネクタ受け具の
    前方に配置され、水平方向に回動した該コネクタ受け具
    内の該ハウジングを一対のガイド片の間に挿入位置決め
    させるハウジングガイドと、端子挿入を終えた該ハウジ
    ングを該コネクタ受け具から水平方向に押し出す払い出
    しシリンダとを含むことを特徴とするハウジング供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ロータ内のハウジングに対して配置
    された反射式センサと、垂直に起立したコネクタ受け具
    ハウジング収容室底部に光を透過させる透過式センサ
    とを備えることを特徴とする請求項1記載のハウジング
    供給装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段で回動される台座に前記コ
    ネクタ受け具が嵌め込み固定され、前記ハウジングガイ
    ドが台板に嵌め込み固定されることを特徴とする請求項
    1記載のハウジング供給装置。
  4. 【請求項4】 前記フィーダシュートのブラケット板と
    フィーダ本体の支持板とが嵌め込み固定され、前記ロー
    タが前記アクチュエータとの間にアダプタを介して嵌め
    込み固定されることを特徴とする請求項1記載のハウジ
    ング供給装置。
  5. 【請求項5】 前記反射式センサないし透過式センサ
    が、雌ねじを有するスライダに固定され、該雌ねじに螺
    合する雄ねじと、該雄ねじを回動自在に保持させ、且つ
    該スライダを支持する支持ブラケットと、該雄ねじに連
    結したワイヤケーブルとで遠隔作動されることを特徴と
    する請求項2記載のハウジング供給装置。
  6. 【請求項6】 前記チャックが水平なガイドレールにス
    ライド自在に係合し、且つガイドレール長手方向の一対
    のシリンダで両側を支持されて、前記コネクタ受け具に
    対して移動可能であることを特徴とする請求項1記載の
    ハウジング供給装置。
  7. 【請求項7】 コネクタ受け具を支持する可動基板と、
    該可動基板を支持するスライドブロックと、該スライド
    ブロックを係合させるガイドバーと、該ガイドバーを固
    定した固定基板と、該固定基板に設けられ、該コネクタ
    受け具内のハウジングへの端子挿入方向とは反対の方向
    に該可動基板を付勢する第一シリンダと、該可動基板の
    端子挿入方向への移動を検知するセンサとで構成され、
    該第一シリンダの付勢力が端子挿入力よりも大きく、ハ
    ウジングへの端子当接荷重よりも小さいことを特徴とす
    る端子挿入不良検知機構。
  8. 【請求項8】 前記固定基板に設けられ、前記可動基板
    を端子挿入方向に付勢する第二シリンダと、該可動基板
    の端子挿入反対方向への移動を検知するセンサとを含
    み、該第二シリンダの付勢力がハウジング内の端子の係
    止確認に要する荷重に設定されていることを特徴とする
    請求項7記載の端子挿入不良検知機構。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の端子挿入不良検知機構を
    備える請求項1〜6の何れかに記載のハウジング供給装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の固定基板が昇降手段で
    上下移動可能であることを特徴とする請求項9記載のハ
    ウジング供給装置。
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