JP3085202B2 - メモリプライオリティ制御方式 - Google Patents

メモリプライオリティ制御方式

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JP3085202B2
JP3085202B2 JP08204273A JP20427396A JP3085202B2 JP 3085202 B2 JP3085202 B2 JP 3085202B2 JP 08204273 A JP08204273 A JP 08204273A JP 20427396 A JP20427396 A JP 20427396A JP 3085202 B2 JP3085202 B2 JP 3085202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリプライオリ
ティ制御方式に関し、特にジョブ単位にメモリプライオ
リティを設定ないし変更可能とするメモリプライオリテ
ィ制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のメモリプライオリティ制
御方式は、プログラムがその実行時にどれだけのメモリ
を使用して動作するかを制御するために用いられてい
る。
【0003】例えば特開平1−241650号公報に
は、プライオリティを指定したページング方式におい
て、プログラムのメモリ要求処理の中に取得するメモリ
のプライオリティを記述しておくか、オペレーティング
システム(OS)によりプログラムをローディングする
際にOSがメモリのプライオリティを決定するものが提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平1−241650号公報に記載された従来の方式で
は、プログラム作成時にメモリの取得処理が決定されて
しまい、その実行時に動的に変更を行うことができない
ため、プログラム実行時にメモリプライオリティを変更
することができないという問題がある。
【0005】また、前記特開平1−241650号公報
に記載された従来の方式では、プライオリティの指定が
“H”と“L”といった二段階でなされるものであるた
め、メモリプライオリティをきめ細かく設定することが
できないという問題がある。
【0006】従って、本発明は前述した事情に鑑みてな
されたものであり、ジョブ起動時またはジョブ起動後の
実行中に、そのジョブのメモリプライオリティを設定な
いし変更可能とすることにより、プログラム作成時に指
定したメモリプライオリティの値に加え、実行時に動的
に設定ないし変更されたメモリプライオリティの値によ
ってもメモリ制御を行うことができるメモリプライオリ
ティ制御方式を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、ジョブのメモリプライオ
リティをカウンタ制御により2段階ではなく多段階に制
御可能とすることにより、ジョブ単位にきめ細かなメモ
リ制御を行うことができるメモリプライオリティ制御方
式を提供することを目的とする。
【0008】なお、本発明のメモリプライオリティ制御
方式によれば、後述するように、メモリ性能をジョブ毎
にチューニングすることが可能となり、処理の高速化お
よび操作性の向上を図ることができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明は、ジョブ起動時またはジョブ起動後の実
行中に端末等からユーザがジョブのメモリプライオリテ
ィを設定および/または変更可能とし、この設定および
/または変更されたジョブのメモリプライオリティに従
ってジョブが使用するメモリのワーキングセットをジョ
ブ単位に制御することを特徴とするメモリプライオリテ
ィ制御方式を提供する。
【0010】また、本発明のメモリプライオリティ制御
方式は、前記ジョブのメモリプライオリティを数値とし
て管理し(「カウンタ制御」という)、複数段階に設定
および/または変更可能としたことを特徴とする。
【0011】さらに、本発明は、端末等からユーザが指
定したジョブのメモリプライオリティを取得する手段
(図1の1、図2の21ないし23、図3の31ないし
33)と、該手段により取得されたジョブのメモリプラ
イオリティをジョブ管理テーブル(図1の3)の対応す
るエントリ(メモリプライオリティj(図1の4))に
設定する手段(図1の2)と、ユーザがプログラムで指
定したセグメントのメモリプライオリティを取得する手
段(図1の5、図4の41および42)と、該手段によ
り取得されたセグメントのメモリプライオリティをセグ
メント管理テーブル(図1の10)の対応するエントリ
(メモリプライオリティs(図1の11))に設定する
手段(図1の6)と、プログラムからのメモリ要求を受
け付ける手段(図1の7)と、該手段により受け付けた
メモリ要求で要求されたメモリを割り当てる手段(図1
の8)と、該手段により割り当てられたメモリのプライ
オリティを、前記ジョブ管理テーブルに設定されたジョ
ブのメモリプライオリティ(プライオリティj(図1の
4))と前記セグメント管理テーブルに設定されたセグ
メントのメモリプライオリティ(プライオリティs(図
1の11))とから計算する手段(図1の9、図6の6
1ないし65)と、該手段により計算されたメモリのプ
ライオリティをメモリ管理テーブル(図1の13)の対
応するエントリ(プライオリティm(図1の14))に
設定する手段(図1の12)と、所定の時間間隔でジョ
ブのワーキングセットの更新を開始する手段(図1の1
5、図7の71および72)と、該手段により開始され
る更新対象のジョブに属するメモリの現時点でのプライ
オリティを計算し、この計算結果を前記メモリ管理テー
ブル(図1の13)の対応するエントリ(プライオリテ
ィm(図1の14))に設定する手段(図1の16)
と、該手段により設定されたメモリのプライオリティに
基づいてジョブのワーキングセットを計算する手段(図
1の17、図7の73、74および75)と、該手段に
より計算されたジョブのワーキングセットを設定する手
段(図1の17)と、を含むことを特徴とするメモリプ
ライオリティ制御方式を提供する。
【0012】さらにまた、本発明のメモリプライオリテ
ィ制御方式は、前記ジョブのメモリプライオリティ(メ
モリプライオリティj(図1の4))、前記セグメント
のメモリプライオリティ(メモリプライオリティs(図
1の11))および/または前記メモリのプライオリテ
ィ(プライオリティm(図1の14))が、カウンタ制
御により複数段階の値を取り得ることを特徴とする。
【0013】前述した構成のもとで、本発明のメモリプ
ライオリティ制御方式によれば、ジョブのメモリプライ
オリティ取得手段により、ユーザが指定したメモリプラ
イオリティを取得し、ジョブのメモリプライオリティ設
定手段により、対象ジョブのメモリプライオリティとし
て設定する。
【0014】この設定されたジョブのメモリプライオリ
ティの値により、対象ジョブに属するメモリのプライオ
リティの値が計算され、この計算されたメモリのプライ
オリティの値により、メモリがページアウトされるまで
の時間が決定される。
【0015】このため、ジョブ起動時またはジョブ起動
後の実行中に設定ないし変更されるメモリプライオリテ
ィの値により、そのジョブがどの位の時間にわたってメ
モリをページアウトせずに使用できるかが変化する。す
なわち、指定値が大きい場合には、長時間ページアウト
されなくなるため、一般にジョブのワーキングセットは
大きくなり、ページフォルト例外が発生する確率が小さ
くなる。また、指定値が小さい場合には、短期間でペー
ジアウトされるため、ジョブのワーキングセットは小さ
くなり、ページフォルト例外が発生する確率が大きくな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態に係るメモリ
プライオリティ制御方式の全体構成および処理の流れを
示す図である。なお、この実施の形態では、セグメンテ
ーション・ページング方式の仮想記憶管理機能を有する
コンピュータシステムに本発明を適用した場合を例にと
って説明する。
【0018】図1を参照すると、本発明の実施の形態
は、ジョブのメモリプライオリティ取得手段1と、取得
したジョブのメモリプライオリティをジョブ管理テーブ
ル3中の対象ジョブのメモリプライオリティ(j)4に
設定するジョブのメモリプライオリティ設定手段2と、
セグメントのメモリプライオリティ取得手段5と、取得
したセグメントのメモリプライオリティをセグメント管
理テーブル10中の対応するセグメントエントリのメモ
リプライオリティ(s)11に設定するセグメントのメ
モリプライオリティ設定手段6と、プログラムからのメ
モリ要求を受け付けるメモリ要求受け付け手段7と、要
求されたメモリを割り当てるメモリ割り当て手段8と、
割り当てたメモリのメモリプライオリティの初期値を計
算するメモリのプライオリティ計算手段9と、計算した
メモリプライオリティをメモリ管理テーブル13中の対
応するメモリエントリのプライオリティ(m)14に設
定するメモリのプライオリティ設定手段12と、タイマ
により一定時間間隔で起動されるワーキングセット更新
起動手段15と、対象ジョブに属する全メモリに対して
メモリの参照の有無を考慮してそのプライオリティを現
時点での値に更新するメモリのプライオリティ更新手段
16と、全メモリのプライオリティの更新が完了したと
きに対象ジョブのワーキングセットを計算するワーキン
グセット計算手段17と、ワーキングセット更新起動手
段15を次に起動するまでの時間をタイマに設定して処
理を終了するワーキングセット更新完了手段18と、を
含む。
【0019】次に、図2ないし図7を参照して、本発明
の実施の形態の動作について説明する。
【0020】図2は、図1に示したジョブのメモリプラ
イオリティ取得手段1において端末からジョブの実行要
求を受け付ける処理を説明するための図である。
【0021】図2を参照すると、端末21からジョブの
実行要求が行われると、入力されたジョブの実行制御パ
ラメータを解析し(ステップ22)、解析されたジョブ
のパラメータからメモリプライオリティを取得する(ス
テップ23)。
【0022】図3は、図1に示したジョブのメモリプラ
イオリティ取得手段1において端末から実行中のジョブ
の状態変更要求を受け付ける処理を説明するための図で
ある。
【0023】図3を参照すると、端末31から実行中の
ジョブに対してコマンドによりジョブの状態変更要求が
行われると、対象ジョブと変更するメモリプライオリテ
ィとが指定されたコマンドを解析し(ステップ32)、
コマンドの解析結果からメモリプライオリティを取得す
る(ステップ33)。
【0024】図4は、図1に示したセグメントのメモリ
プライオリティ取得手段5における処理を説明するため
の図である。
【0025】図4を参照すると、プログラムのコンパイ
ルまたはリング時等のプログラム作成時にセグメント単
位のメモリプライオリティを指定しておき(ステップ4
1)、プログラム実行時のセグメント作成処理におい
て、この指定されたメモリプライオリティを取得する
(ステップ42)。
【0026】図5は、図1に示したメモリ要求受け付け
手段7およびメモリ割り当て手段8におけるプログラム
実行時のメモリの割り当て処理を説明するための図であ
る。
【0027】図5を参照すると、実行中のジョブ51
は、このジョブ51の中で動作しメモリ割り当て要求を
行うユーザプログラム52およびOS機能53を含み、
一方、メモリ割り当て要求を受け付けるOSメモリ管理
機能54は、その一部機能としてメモリ割り当て要求を
処理するメモリ割り当て機能55を含み、実行中のジョ
ブ51からのメモリ割り当て要求をOS側で受け付けて
メモリの割り当て処理を行う。
【0028】図6は、図1に示したメモリのプライオリ
ティ計算手段9においてメモリのプライオリティを計算
する処理を説明するための図である。
【0029】図6を参照すると、まず、対象ジョブを管
理するジョブ管理テーブルのエントリを求め(ステップ
61)、このジョブ管理エントリ中のメモリプライオリ
ティを取得する(ステップ62)。
【0030】次に、対象メモリが属するセグメントに対
応するセグメント管理テーブルのエントリを求め(ステ
ップ63)、このセグメント管理エントリよりセグメン
トのメモリプライオリティを求める(ステップ64)。
【0031】そして、ステップ62とステップ63で求
めたジョブのメモリプライオリティとセグメントのメモ
リプライオリティよりメモリのプライオリティを計算す
る(ステップ65)。
【0032】図7は、図1に示したワーキングセット更
新起動手段15、メモリのプライオリティ更新手段1
6、ワーキングセット計算手段17およびワーキングセ
ット更新完了手段18においてジョブが使用するメモリ
のワーキングセットを更新する処理を説明するための図
である。
【0033】図7を参照すると、タイマ管理機能71に
より指定時刻になるとワーキングセット更新処理の前処
理であるワーキングセット更新開始処理が行われる(ス
テップ72)。ステップ72のワーキングセット更新開
始処理においては、対象ジョブに属する全メモリについ
て現時点でのメモリプライオリティが計算され、メモリ
管理テーブル中の対応するメモリエントリのプライオリ
ティmに計算結果のメモリプライオリティが設定され
る。
【0034】その後、対象ジョブの使用するメモリのワ
ーキングセットが計算され(ステップ73)、計算した
後のワーキングセットの値が対象ジョブのワーキングセ
ットとして設定される(ステップ74)。なお、ステッ
プ74のワーキングセット更新処理の完了時には、タイ
マ管理機能71に対して一定時間後に次のワーキングセ
ット更新開始処理(ステップ72)の起動を要求して終
了する(ステップ75)。
【0035】
【実施例】次に、前述した本発明の実施の形態をより具
体的に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0036】図8は、本発明の一実施例に係るメモリプ
ライオリティ制御方式の全体構成および処理の流れを示
す図である。
【0037】図8を参照すると、本発明の一実施例は、
ユーザとの間でコマンドの入力等のためのユーザインタ
フェースを提供する端末801と、端末801から入力
されたメモリプライオリティを取得するジョブのメモリ
プライオリティ取得手段802と、取得したメモリプラ
イオリティをテーブルに設定するジョブのメモリプライ
オリティ設定手段803と、ジョブの属性等の情報を管
理するジョブ管理テーブル804と、ジョブ管理テーブ
ル804中で各ジョブ毎のメモリプライオリティを管理
するメモリプライオリティ(j)805と、プログラム
で指定されたセグメントのメモリプライオリティを取得
するセグメントのメモリプライオリティ取得手段806
と、取得したセグメントのメモリプライオリティをテー
ブルに設定するセグメントのメモリプライオリティ設定
手段807と、セグメントの情報を管理するセグメント
管理テーブル808と、セグメント管理テーブル808
中で各セグメント毎のメモリプライオリティを管理する
メモリプライオリティ(s)809と、プログラムから
のメモリ要求を受け付けるメモリ要求受け付け手段81
0と、要求されたメモリを割り当てるメモリ割り当て手
段811と、ジョブのメモリプライオリティ(j)80
5とセグメントのメモリプライオリティ(s)809と
から割り当てたメモリのプライオリティを計算するメモ
リのプライオリティ計算手段812と、計算したメモリ
のプライオリティをテーブルに設定するメモリのプライ
オリティ設定手段813と、メモリの各ページの状態を
管理するメモリ管理テーブル814と、メモリ管理テー
ブル814中で各メモリのページのプライオリティを管
理するプライオリティ(m)815と、タイマにより一
定時間間隔で起動されるワーキングセット更新起動手段
816と、各ジョブに属するメモリのプライオリティを
更新するメモリのプライオリティ更新手段817と、更
新されたメモリのプライオリティに基づいて各ジョブの
ワーキングセットを計算するワーキングセット計算手段
818と、一定時間後にワーキングセット更新起動手段
816が起動されるようにタイマに対して要求するワー
キングセット更新完了手段819と、を含む。
【0038】次に、図8を参照して、本発明の一実施例
の動作について説明する。
【0039】(動作1)まず、端末801からジョブの
実行要求を受け付けた際の処理について説明する。
【0040】ユーザが端末801からジョブ1(メモリ
プライオリティ=10を指定)の実行要求を行うと、こ
の実行要求は、パラメータチェックが行われた後、指定
されたパラメータが各処理機能へ渡される。
【0041】すなわち、ジョブのメモリプライオリティ
取得手段802は、パラメータチェック機能により投入
されたジョブのメモリプライオリティ(=10)を取得
し、指定値である“10”をジョブのメモリプライオリ
ティ設定手段803へ渡す。ジョブのメモリプライオリ
ティ設定手段803は、ジョブ管理テーブル804中の
ジョブ1を管理するエントリを求め、ジョブ1のエント
リ中のメモリプライオリティ(j)805に指定値であ
る“10”を設定する。
【0042】次に、ジョブのローディング等でジョブ1
のセグメントXを作成する場合には、プログラム作成時
に指定されたセグメントのメモリプライオリティ(=
5)をセグメントのメモリプライオリティ取得手段80
6によりプログラムから取得し、指定値である“5”を
セグメントのメモリプライオリティ設定手段807へ渡
す。セグメントのメモリプライオリティ設定手段807
は、セグメント管理テーブル808中のセグメントXを
管理するエントリを求め、このセグメントXのエントリ
中のメモリプライオリティ(s)809に指定値である
“5”を設定する。
【0043】次に、プログラムの要求で作成したセグメ
ントXに対してメモリ割り当て要求があった場合には、
メモリ要求受け付け手段810が起動され、セグメント
Xの状態確認を行った後、メモリ割り当て手段811を
起動する。メモリ割り当て手段811は、メモリの各ペ
ージの状態を管理するメモリ管理テーブル814を参照
して未使用ページを探し出し、取得した未使用ページを
作成したセグメントXに割り当てる。
【0044】次に、割り当てたメモリのプライオリティ
を計算するために、メモリのプライオリティ計算手段8
12が起動される。メモリのプライオリティ計算手段8
12は、ジョブ管理テーブル804中のジョブ1のエン
トリのメモリプライオリティ(j)805(=10)
と、セグメント管理テーブル808中の作成したセグメ
ントXのエントリのメモリプライオリティ(s)809
(=5)と、から、割り当てたメモリのプライオリティ
(m)815(=15)を計算する。なお、この実施例
においては、ジョブのメモリプライオリティとセグメン
トのメモリプライオリティとの和をメモリのプライオリ
ティとしている。
【0045】このようにしてメモリのプライオリティが
求まると、メモリのプライオリティ設定手段813が起
動され、メモリのプライオリティ設定手段813は、求
めたメモリのプライオリティ(=15)をメモリ管理テ
ーブル814中の割り当てたメモリのページのエントリ
中のプライオリティ(m)815に設定する。
【0046】次に、一定時間間隔でワーキングセット更
新起動手段816が起動され、ジョブ1のワーキングセ
ットの更新処理が行われる。ワーキングセット更新起動
手段816は、ジョブ1に属するメモリのプライオリテ
ィを更新するために、メモリのプライオリティ更新手段
817を呼び出す。メモリのプライオリティ更新手段8
17は、メモリ管理テーブル814中のジョブ1に属す
るメモリ(第0ページ)のエントリのプライオリティを
更新し、プライオリティ(m)815に設定する。
【0047】ジョブ1に属する全てのメモリのプライオ
リティの更新処理が完了すると、ジョブ1の更新後のワ
ーキングセットを求めるために、ワーキングセット計算
手段818が起動される。ワーキングセット計算手段8
18は、更新後のメモリの状態をチェックし、必要なメ
モリと不必要なメモリとを切り分け、ジョブ1のワーキ
ングセットを更新する。
【0048】最後に、ワーキングセット更新完了手段8
19が起動され、一定時間後にワーキングセット更新起
動手段816が起動されるようにタイマに対して要求を
上げ、ワーキングセット更新処理が完了する。
【0049】(動作2)次に、端末801から実行中の
ジョブの状態変更要求を受け付けた際の処理について説
明する。
【0050】ジョブ1の実行中に、ユーザが端末801
からジョブ1のメモリプライオリティを“5”に変更す
るジョブの状態変更要求を行うと、この状態変更要求
は、コマンド解析機能により解析された後、解析された
メモリプライオリティがジョブのメモリプライオリティ
取得手段802へ渡される。
【0051】ジョブのメモリプライオリティ取得手段8
02は、取得したジョブのメモリプライオリティ(=
5)をジョブのメモリプライオリティ設定手段803へ
渡す。ジョブのメモリプライオリティ設定手段803
は、ジョブ管理テーブル804中のジョブ1を管理する
エントリを求め、このジョブ1のエントリの現在のジョ
ブのメモリプライオリティの値を“5”に変更する。
【0052】なお、以後の動作は前述した(動作1)と
同様である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ジョブ起動時またはジョブ起動後の実行中にジョブ毎に
メモリプライオリティの設定ないし変更を行うことがで
きるため、同一プログラムでも実行したジョブ毎にメモ
リプライオリティを変更することができ、メモリ性能を
ジョブ毎にチューニングすることができる。
【0054】また、本発明によれば、ジョブのメモリプ
ライオリティをカウンタ制御により多段階に制御するこ
とができるため、同一ジョブでも複数レベルのメモリ性
能を設定することができ、ジョブのメモリ性能のチュー
ニングをきめ細かく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るメモリプライオリテ
ィ制御方式の全体構成および処理の流れを示す図であ
る。
【図2】図1に示したジョブのメモリプライオリティ取
得手段1において端末からジョブの実行要求を受け付け
る処理を説明するための図である。
【図3】図1に示したジョブのメモリプライオリティ取
得手段1において端末から実行中のジョブの状態変更要
求を受け付ける処理を説明するための図である。
【図4】図1に示したセグメントのメモリプライオリテ
ィ取得手段5における処理を説明するための図である。
【図5】図1に示したメモリ要求受け付け手段7および
メモリ割り当て手段8におけるプログラム実行時のメモ
リの割り当て処理を説明するための図である。
【図6】図1に示したメモリのプライオリティ計算手段
9においてメモリのプライオリティを計算する処理を説
明するための図である。
【図7】図1に示したワーキングセット更新起動手段1
5、メモリのプライオリティ更新手段16、ワーキング
セット計算手段17およびワーキングセット更新完了手
段18においてジョブが使用するメモリのワーキングセ
ットを更新する処理を説明するための図である。
【図8】本発明の一実施例に係るメモリプライオリティ
制御方式の全体構成および処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
1、802 ジョブのメモリプライオリティ取得手段 2、803 ジョブのメモリプライオリティ設定手段 3、804 ジョブ管理テーブル 4、805 メモリプライオリティj 5、806 セグメントのメモリプライオリティ取得手
段 6、807 セグメントのメモリプライオリティ設定手
段 7、810 メモリ要求受け付け手段 8、811 メモリ割り当て手段 9、812 メモリのプライオリティ計算手段 10、808 セグメント管理テーブル 11、809 メモリプライオリティs 12、813 メモリのプライオリティ設定手段 13、814 メモリ管理テーブル 14、815 プライオリティm 15、816 ワーキングセット更新起動手段 16、817 メモリのプライオリティ更新手段 17、818 ワーキングセット計算手段 18、819 ワーキングセット更新完了手段 21、31 端末 51 ジョブ 52 ユーザプログラム 53 OS機能 54 OSメモリ管理機能 55 メモリ割り当て機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−95809(JP,A) 特開 平1−46147(JP,A) 特開 平6−236323(JP,A) 高橋、土居、益田・共著、「岩波講座 情報科学16 オペレーティング・システ ムの機能と構成」、株式会社岩波書店・ 発行(1983年初版)、P.248〜266 「ACOSソフトウェア ACOS− 4/MVP XE スーパバイザ解説書 DDA72−3」、日本電気株式会社、 昭和63年第3版,P.21〜23及びP.62 〜69 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/46 G06F 12/02 G06F 12/12 G06F 12/08 JICSTファイル(JOIS) CSDB(日本国特許庁)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端末等からユーザが指定したジョブのメモ
    リプライオリティを取得する手段と、 該手段により取得されたジョブのメモリプライオリティ
    をジョブ管理テーブルの対応するエントリに設定する手
    段と、 ユーザがプログラムで指定したセグメントのメモリプラ
    イオリティを取得する手段と、 該手段により取得されたセグメントのメモリプライオリ
    ティをセグメント管理テーブルの対応するエントリに設
    定する手段と、 プログラムからのメモリ要求を受け付ける手段と、 該手段により受け付けたメモリ要求で要求されたメモリ
    を割り当てる手段と、 該手段により割り当てられたメモリのプライオリティ
    を、前記ジョブ管理テーブルに設定されたジョブのメモ
    リプライオリティと前記セグメント管理テーブルに設定
    されたセグメントのメモリプライオリティとから計算す
    る手段と、 該手段により計算されたメモリのプライオリティをメモ
    リ管理テーブルの対応するエントリに設定する手段と、 所定の時間間隔でジョブのワーキングセットの更新を開
    始する手段と、 該手段により開始される更新対象のジョブに属するメモ
    リの現時点でのプライオリティを計算し、この計算結果
    を前記メモリ管理テーブルの対応するエントリに設定す
    る手段と、 該手段により設定されたメモリのプライオリティに基づ
    いてジョブのワーキングセットを計算する手段と、 該手段により計算されたジョブのワーキングセットを設
    定する手段と、 を含むことを特徴とするメモリプライオリティ制御方
    式。
  2. 【請求項2】前記ジョブのメモリプライオリティ、前記
    セグメントのメモリプライオリティ、および/または前
    記メモリのプライオリティを、数値として管理すること
    により、複数段階に設定および/または変更可能とする
    ことを特徴とする、請求項記載のメモリプライオリテ
    ィ制御方式。
JP08204273A 1996-07-15 1996-07-15 メモリプライオリティ制御方式 Expired - Fee Related JP3085202B2 (ja)

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「ACOSソフトウェア ACOS−4/MVP XE スーパバイザ解説書 DDA72−3」、日本電気株式会社、昭和63年第3版,P.21〜23及びP.62〜69
高橋、土居、益田・共著、「岩波講座情報科学16 オペレーティング・システムの機能と構成」、株式会社岩波書店・発行(1983年初版)、P.248〜266

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