JP3085087U - 凸付き瓦桟木及び鼻桟木 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 瓦の隙間から入り込む雨水、結露等によって
生じる少量の水を、軒先へ即座に流し落とし、瓦屋根の
屋根下地を保護する為の桟木を提供するものである。 【解決手段】鼻桟木（１）及び瓦桟木（２）の下端面側
に凸部を施すことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、台風時に瓦の隙間から入り込む雨水による雨漏れ、又結露等によ る各桟木の劣化が引き起こす瓦ずれを防止することを主目的とするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、瓦桟木及び鼻桟木は、防水紙等の上に直接釘打ちする施行方法であった 。又、屋根タルキなりに薄い木片、薄いビニールテープ等を均し、打ち付ける方 法が一般的であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）従来の瓦桟木、鼻桟木は防水紙の上に直接釘打ちするために、台風シー ズン、横殴りの大雨時、瓦のわずかな隙間から入り込む雨水がプール現象を越こ し、雨漏りの原因なり、桟木の腐蝕等によって瓦のずれ落ちが生じた。 （ロ）屋根タルキなりに薄い木片、薄いテープ等を敷き込み、各桟木を打ち付 けても、瓦の荷重によって桟木の隙間は、皆無に等しい状態であり、桟木の腐蝕 劣化は否めない。 （ハ）結露等による各桟木の腐蝕劣化現象。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、それらの欠点を除くために考えられたもので、それを図面について 説明すれば、鼻桟木（１）及び瓦桟木（２）の下端側に４５．５ｃｍピッチ２分 割で、凸部を施したものである。

【０００５】

【実施例】

なお実施に当たっては次の通りである。 （イ） 従来と同様に、防水紙の上から直接釘打ちすることが出来る。

【０００６】

【考案の効果】

（イ） この瓦桟木及び鼻桟木を使用することによって、台風等により、瓦の 隙間から入り込む雨水、結露等によって生じる少量の水等を、即座に軒先へ流し 落とすため、各桟木の給水劣化現象を和らげ、雨漏りを極力押さえることが出来 る。 （ロ） タルキのピッチが瞬時に捕えられ、作業の効率が非常に良くなる。 （ハ） 工業製品化された各桟木を使用する事により、結露等の給水劣化現象 を抑え、瓦のずれ落ちによる雨水の入り込みも和らぎ雨漏れを極力抑える事が出 来る。 本考案は、従来の施行上の欠点を解決するために考えられたものである 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の断面図である。

【図３】本考案の施行図である。

【符号の説明】

１ 鼻桟木 ２ 瓦桟木 ３ 防水紙 ４ 野地板 ５ 野タルキ ６ 広小舞、裏甲 ７ 桁

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年１２月７日（２０００．１２．
７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項２】 木端面に角形、台形、反丸形を設けた瓦
桟木及び鼻桟木。

【手続補正書】

【提出日】平成１３年４月１８日（２００１．４．１
８）

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 瓦桟木及び鼻桟木の木端面に凸部を施す
   ことを特徴とするものである。
2. 【請求項２】 凸部の形状は、角形、台形、反丸形であ
   る。
3. 【請求項３】 工業製品化した「請求項２」の形状であ
   る。